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(4)サークル活動の進め方

スピリチュアリスト・サークルは、人生のすべて、日常生活のすべてをスピリチュアリズムのために捧げ、人間関係においてもサークルのメンバーとの交わりを最優先する「大人の霊」の集まりです。スピリチュアリズムの発展を心から願うスピリチュアリストの集まりです。そうしたスピリチュアリスト・サークルでは、どのような活動をするのでしょうか。メンバーはサークルの中で、どのような活動に参加することになるのでしょうか。

ここではスピリチュアリスト・サークルでの活動について学んでいきます。

1)スピリチュアリスト・サークルでの活動内容と、活動回数・活動場所

2種類の活動内容

スピリチュアリスト・サークルにおける活動の目的は――「メンバー全員の霊的成長を促すこと」と「スピリチュアリズムの発展に寄与すること」です。サークルのすべての活動は、この2つの目的に集約されます。

1つ目の「メンバー全員の霊的成長を促すための活動」とは、具体的には「霊的真理の学習会」と「祈りの会(瞑想会・祈祷会)」です。また、お互いの愛情関係(親睦)を深めるためのさまざまな交流やレクリエーションなどもこれに含まれます。

2つ目の「スピリチュアリズムの発展に寄与するための活動」とは、具体的には「霊的真理の伝道」です。ネットなどのメディアを利用したスピリチュアリズムの啓蒙活動や、シルバーバーチの霊訓の読書会の開設などもこれに含まれます。

サークル活動の回数と場所

スピリチュアリズムの普及をライフワークと考える「大人の霊」との出会いが得られたなら、週に1度くらいをメドにして集まるようにします。大切なことは、「あらかじめ日時を決めておいて定期的に集まる」ということです。サークルの集まりを持つ回数については、最初は週に1回が適当と思われます。メンバー間の信頼関係が密接になり、サークル活動の内容が充実するにつれて回数を増やすようにします。何よりも重要なことは、参加者の一人一人がサークルでの集まりを最も価値あるものと位置づけし、「サークル活動への参加を実生活の中で最優先する」ということです。

スピリチュアリスト・サークルでの活動は、最低、週に1回は維持するようにします。読書会が月に1回をメドにしているのとは異なります。生計のために仕事を持っている人のことを考えると、週ごとの集まりは普通、土曜日か日曜日ということになります。

サークルの集まりを開く場所は、公共の施設を利用してもかまいませんが、可能であれば、一般の人々が出入りしない場所(家庭の一室など)を確保する方がずっと好ましいでしょう。集まりを持つ場所自体が聖別されることになるからです。時間と場所が決まっていれば、霊界サイドも働きかけやすくなります。

2)霊的真理の学習会について

「学習会」の目的

メンバーの霊的成長のための活動としては、「霊的真理の学習会」や「祈りの会(瞑想会・祈祷会)」が中心となります。祈りの会については、先の7章「祈りの実践」を参考にして進めるようにします。ここでは霊的真理の学習会について説明します。霊的真理の学習会を開くことは、スピリチュアリスト・サークルの活動として最も大切なことです。サークルでの学習会は、メンバーの霊的真理に対する理解を深めると同時に霊的意識を高め、スピリチュアリズムに参加することの意義と価値を再確認させることになります。

この内部向けの学習会は、伝道の一環として行う外部向けの「読書会」とは目的が異なります。読書会は、参加者に霊的真理の基本を理解してもらうことを主な目的としており、スピリチュアリズム人生を歩み始めるための準備段階の集まりと言えます。それに対してサークルでの学習会は、すでにスピリチュアリストとして歩んでいる人が、さらなる霊的成長と人類への奉仕を求めて行う、より次元の高い活動です。

サークルのメンバーを対象とした「学習会」と外部向けの「読書会」では目的が異なりますが、両者には霊的真理の理解を深め、スピリチュアリズムの歴史的使命を確認するという共通性もあります。学習会も読書会も、人々が集まって霊的真理を学び、霊的成長を目指すという点では同じです。

以下では、サークルの「学習会」を中心に述べていきますが、その内容の多くが「読書会」にもそのまま当てはまります。読書会を主催するうえで、参考にすべき内容が含まれています。

学習会では無駄話をしない

サークルで行う学習会は世俗から切り離された聖なる特別な時間ですから、世間話や日常的な話はしないようにします。参加者が世俗の話題に巻き込まれるなら、この世の“井戸端会議”と同じレベルに堕ちてしまい、せっかくの聖別された時間が台なしになってしまいます。

学習会の間は、スピリチュアリズムに関すること以外は、あまりしゃべらないようにするのがよいのです。久しぶりに会った人とは、つい世間話をしたくなるものですが、慎むようにします。神・霊界と触れ合う聖別された時間を優先すべきです。スピリチュアリストの集まり(サークルや読書会)は、世間一般の仲良しグループとは異なることを肝に銘じておかなければなりません。

学習会のカリキュラム

学習会は、「瞑想(祈り)」から始めるようにします。そのあと「霊訓」を輪読したり、各自で読んだりして霊的真理を学習します。真理の学習には、輪読形式・読書形式・講義形式・質疑応答形式というように、さまざまな方法があります。これらを上手に組み合わせて学習を進めていきます。時には、スピリチュアリズムに関する体験談などを語り合うのもよいでしょう。また、ヨーガなどをして心身のリフレッシュをはかるのもよいでしょう。

学習会は必ず瞑想で始め、瞑想で締めくくるようにします。

「読書会」の場合は、学習後はそのまま解散するようにします。真理を学んだあとで、おしゃべりを楽しむための食事会などを設けるのは、あまり好ましいことではありません。せっかく高まった「霊的意識」が、たちまち失われてしまうことになるからです。その日は、霊的真理の余韻を少しでも長く保つようにします。

当サークル(スピリチュアリズム普及会)では、これから全国各地で開かれるようになる「学習会」や「読書会」のために、さまざまな教材を作成しています。その一部をネット上で無料公開していますので、それを利用することによって学習会や読書会をスムーズに進めることができるようになります。

学習会と読書会の違い

霊的真理の学習会は、真理を深く理解して霊的向上を促すために行うものです。真理を学ぶことによって「霊的意識」が引き上げられ、日常生活における“実践意欲”が高まるようになります。学習会では、神と霊界の高級霊に意識を向けることが大切です。

サークルのメンバーを対象とした「学習会」と、外部に広く門戸を開いた「読書会」とでは、霊的真理の学習の内容が違って当然です。前者ではより深い真理の理解を目指すのに対して、後者ではスピリチュアリズムの基本的な真理の理解を促すことが主な目的です。前者は“スピリチュアリズムへの奉仕の意欲”を喚起し、決意を再確認することを意図しています。後者はスピリチュアリズムの卓越性を実感し、“スピリチュアリズム人生”を歩み出せるようにすることを目的としています。

学習後の感想を記録する

真理の学習が終わったときには“霊的エネルギー”に満たされ、スピリチュアリズムに導かれたことへの感謝と喜びの思いで心が一杯になっていることが大切です。霊的真理の学習を通して、「人間は物質的存在ではなく霊的存在である」というスピリチュアリズムの原点を確認し、日常意識を払拭して「霊的意識」を取り戻すことができなければなりません。神と高級霊を身近に感じられるようになっていなければなりません。それができたとき“学習会は成功した”と言えます。毎回、学習会に参加して心が引き上げられたかどうか、霊的意識を呼び戻すことができたかどうかを確認すべきです。

また、学習会に参加する際には“信仰ノート”を持参し、感想を書き留めておくようにします。真理の学習を通して霊的意識が高まったときの、自分の心境を記録しておきます。霊的エネルギーに満たされたとき、自分の心がどの程度まで引き上げられるようになるのかを記録しておくことによって、「自分の心(霊的意識)の上限レベル」を知ることができます。自分自身の心を客観視する力を養うことができます。“信仰ノート”とは、学習会での感想や、日常の実践における感動・反省・気づきなどを記したノートのことです。)

日常生活に埋没して霊的エネルギーが失われてしまったときに“信仰ノート”を読むと、自分の心がいかに低い状態に落ちてしまっているのかがよく分かります。そして学習会に参加して霊的エネルギーに満たされ高い霊的意識を取り戻すと、心が明るく、すがすがしくなることを実感し、学習会に対して積極的に臨むことができるようになります。

3)スピリチュアリズムの普及活動について

スピリチュアリスト・サークルでは、メンバー全員が自分たちの霊的成長のための活動(学習会や祈りの会など)に参加するだけでなく、「スピリチュアリズムの普及活動」に参加することになります。スピリチュアリスト・サークルは、霊界主導のスピリチュアリズム運動の地上の“前線部隊”です。サークルは霊界の大軍団の地上サイドの足場であり、メンバーの一人一人は前線部隊の兵士としての役割を果たさなければなりません。スピリチュアリズムの普及に貢献することを通して、地上人類の救済計画に参加するということです。

スピリチュアリズムの発展のために行うサークル活動とは、「霊的真理の伝道」です。他の人々に先駆けて霊的真理を手にしたスピリチュアリストは、今度はそれを一人でも多くの人に伝えていく使命と責任を担っています。したがってスピリチュアリストの集まりである「スピリチュアリスト・サークル」は、必然的に霊的真理の伝道を使命とすることになります。

一人で行う伝道も、霊界の応援を背景にしたとき大きな成果がもたらされるようになりますが、信念に燃えた複数のスピリチュアリストが協力して伝道に携わるなら、霊界から何倍、何十倍もの応援を得て、さらに大きな成果をあげることができるようになります。各自が得意な技術や能力を出し合えば、地上サイドに強力な陣地・足場が築かれ、霊界側はそれを用いてよりいっそう大きな働きかけができるようになるのです。

サークルで行う伝道活動には、さまざまな方法が考えられます。読書会を設けることも、その一つです。また、インターネットを用いて広くスピリチュアリズムの存在と意義を知らせることも有効な手段です。伝道以外にも、人類の霊性進化を促し、地球上の悲劇を駆逐するのに役立つ多くのボランティア活動があります。「無私無欲の利他的奉仕」がスピリチュアリズムの活動の原則であり、ヒーリングボランティア、動物愛護ボランティア、霊性教育普及ボランティア、貧困者への支援ボランティアなどがこれに含まれます。こうしたボランティア活動を通して、地球上から少しでも悲劇をなくすために貢献することができるのです。

ただし、「スピリチュアリズムの普及」に直接的に結びつかないようなボランティア活動、スピリチュアリズムからかけ離れたボランティア活動には参加しないようにします。時間とエネルギーの無駄づかいになるからです。スピリチュアリストは、一般の人々ができないボランティア、スピリチュアリストでなければできない奉仕活動に優先的に携わるべきです。