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2.霊界における宗教の状況と、スピリチュアリズムによる人類史上“最大の宗教革命”

(4)スピリチュアリズム運動の目的は、“霊界の宗教”を地上にもたらすこと

――スピリチュアリズムとは、霊界主導の人類史上“最大の宗教革命”

ここでは別の観点から、スピリチュアリズムとは何かについて見ていきます。スピリチュアリズムに関してはさまざまな定義がありますが、ここではスピリチュアリズムを宗教の視点から見ていきます。結論を言えば、スピリチュアリズムとは「霊界における唯一・共通の宗教を地上世界にもたらし、それを展開しようとする人類史上、最大の宗教革命」ということになります。

スピリチュアリズムは“霊界の宗教”のミニ版――スピリチュアリズムは「超宗教」

霊界の宗教には教祖(創始者)は存在せず、宗教組織も儀式も布教活動も宗教施設もないことを述べてきました。こうした霊界の宗教の信仰対象は、「大霊である神」と「神が造った摂理」だけです。霊界における信仰とは、神の利他性の摂理を日常生活で実践することに他なりません。日常における利他的な生き方が霊界の宗教であり、本当の信仰なのです。それによって人間にとって最も大切な「霊的成長」が促され、最高の幸せがもたらされるようになります。

私たちが関わっている“スピリチュアリズム”とは、地上の宗教を霊界の宗教に置き換えようとする運動です。スピリチュアリズムは“霊界の宗教”のミニ版であり、それが今、地上で展開しているのです。スピリチュアリズムの内容は、霊界の宗教と同じものなのです。

スピリチュアリズムでは、神(大霊)を信仰対象とし、たえず神に祈りを捧げます。また、死後の世界の存在を信じています。こうした点から見れば、スピリチュアリズムは明らかに“宗教”と言えますが、その本質はこれまで述べてきたように従来の宗教とは全く異なっています。その意味でスピリチュアリズムは、「超宗教」と呼ぶべきものなのです。

スピリチュアリズムは、霊界から「霊的真理」をもたらし、それを地球上に広める運動

スピリチュアリズムは、霊界から「霊的真理・霊的知識」を地上世界にもたらして、地上人の意識と考え方に根本的な変革を起こすことを目的としています。霊界人にとって常識となっている“唯一・共通の宗教”を地球上に広め、地上人の生き方を霊界の人々の生き方に近づけようとする運動です。地上の人間に摂理に一致した生き方を教え、それによって「霊的成長」という真の救いを得させようとする運動なのです。

スピリチュアリズムは、霊界の宗教を地上世界に展開しようとする人類史上“最大の宗教革命”です。霊界の宗教を地上に根づかせ、地球人類に“真の霊的救い”をもたらそうとする霊界主導の大計画なのです。

スピリチュアリズムの広がりは、地球上のすべての宗教にとって大きな脅威

霊界で常識となっている「霊的事実・霊的知識」を示すことで、地上の宗教の間違いが浮き彫りにされるようになります。スピリチュアリズムの霊的知識が地球上に広まるにともない、地上の宗教の間違いは誰の目にも明らかになり、人々はそこから離れていくようになります。こうした状況は従来の宗教、特に多くの信者を抱える組織宗教にとって大きな脅威となります。それは伝統宗教ばかりでなく、新興宗教にとっても同じことです。

そのため地上の宗教は、なり振りかまわずスピリチュアリズムに反対するようになります。スピリチュアリズムの進展を阻止しようと画策し、卑劣な妨害行為に出るようになります。欧米では、スピリチュアリズムはキリスト教会から“サタン”呼ばわりされ、徹底的に妨害されてきました。

しかし、そうした妨害にもかかわらずスピリチュアリズムは時とともに拡大し、反対にキリスト教会は衰退の道をたどることになりました。

欧米では現在、キリスト教会に足を運ぶ人の数が急速に減少し、多くの教会が建物を維持できなくなっています。教会を売りに出すような事態に至っています。ヨーロッパではイスラム教の移民や難民の増加にともない、かつてのキリスト教会が次々にイスラム教のモスクに替わっています。イスラム教徒の流入が、キリスト教の衰退に拍車をかけることになっています。

“真の宗教革命”とは――霊界の宗教を地上にもたらし、地上の宗教と置き換えること

宗教の歴史上、さまざまな改革や刷新がなされてきました。それによってそれまでの宗教や宗教組織(教団)のあり方に反省が加えられ、少しずつ方向が変更されてきました。その代表的な出来事が、近世に起こったキリスト教の“宗教改革”です。

カトリック教会の支配と信仰のあり方に異を唱えたプロテスタントが反旗を掲げ、カトリック教会を打破して新しいキリスト教を確立しようとしました。その結果、キリスト教会は旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)に二分されました。そして宗教改革に対抗してカトリックサイドが反撃に出たため、悲惨な宗教戦争が引き起こされることになりました。そうした新旧のキリスト教の対立の流れは現在にまで続き、世界各地で紛争が起こっています。キリスト教の宗教改革は果たして人類にとって良いものであったのか、人類を真の幸福に近づける出来事であったのか、これについては大きな疑問が残ります。

霊的観点から見たとき“真の宗教革命”とは――「霊界に存在する唯一の宗教を地上にもたらし、地上の宗教と置き換えること」です。霊界の宗教を手本にして地上の宗教をそれに近づけることが、本当の意味での“宗教改革”なのです。そのためには、「霊的無知」の上に築かれてきた地上の宗教を一掃することが必要になります。霊的観点から見たとき地上の宗教は、あってもなくてもどちらでもいいといったものではなく、人類の霊的進化と幸福のためには存在しない方がいいのです。

霊的無知から間違った教えを説く宗教は、いかに努力しても人類を悲劇から救い出すことはできません。救いをもたらすどころか、悲劇を増幅するだけです。本当の宗教改革とは、地球上のすべての宗教を「霊的事実」に立脚した霊界の宗教に置き換えることなのです。霊界の宗教には、教祖はおりません。教義も宗教組織も儀式も布教活動もありません。そこにはただ、「利他性の摂理を日常生活において実践する」という、きわめてシンプルな信仰生活があるだけなのです。霊界の宗教をそのまま地上に展開することによって、地球人類は真の救いと幸福を手にすることができるようになるのです。

スピリチュアリズムによって、人類史上“最大の宗教革命”が静かに進行中!

スピリチュアリズムは霊界主導の地球人類救済計画ですが、それを宗教的視点から言えば――「万人に共通する霊界の宗教を地球上にもたらし、それを広めていく運動」「地球上のすべての宗教を霊界の唯一の宗教に置き換えていく運動」ということになります。地球人類の根本的救済は、霊界からもたらされた「霊的真理・霊的知識」を普及し、宗教革命を起こすことによって達成されていきます。

19世紀半ばから地上展開を始めたスピリチュアリズム運動は、170年の歳月を経て21世紀に至っています。その間ずっと、霊界から地上世界に向けて働きかけがなされてきました。その働きかけは常に、地球人類の“霊的救済”と“宗教革命”という点に向けられてきました。

今、スピリチュアリズムは『シルバーバーチの霊訓』という最高次元の「霊的真理・霊的知識」を地球上に広めていく段階に至っています。『シルバーバーチの霊訓』の登場によって地球人類は、「霊的成長」という真の救いへの道しるべを手にすることになりました。今後は、それをすべての地球人に伝えていくことが重要な目標になります。

真っ先に最高次元の霊的真理を知った私たちスピリチュアリストには、その真理を忠実に実践すること、そして一人でも多くの人に真理を伝えるという大きな使命が与えられています。今、地球上では人類史上“最大の宗教革命”が静かに進行しています。それにともない、地上の間違った宗教は徐々に姿を消していくことになります。

人類史上“最大の宗教革命”は、今後の永い期間を通して達成

スピリチュアリズムの「霊的真理・霊的知識」に基づく宗教革命は、静かではあっても着実に進行していきます。その動きに大衆の目を引くような派手さはありませんが、「時期のきた人」を通して徐々に霊的真理は広まっていきます。

スピリチュアリズムの拡大は、従来の宗教にとっては自らの存在を否定することになる恐ろしい出来事です。人々が「霊的真理」を知って宗教の教えの間違いに気がつくようになれば、信者の足は遠のき、宗教組織(教団)を維持することができなくなります。このようにゆっくりではあっても確実に、スピリチュアリズムによる宗教革命は進んでいきます。そして永い時をかけて、地球上のすべての宗教が霊界の宗教に置き換わることになるのです。

スピリチュアリズムによる“宗教革命”の規模は、人類史上最大級であり、その変化の程度もこれまでの歴史にはなかったものです。そのためスピリチュアリズムによる宗教革命が達成されるまでには、永い期間が必要となります。スピリチュアリズムの「霊的真理・霊的知識」が地球上に行きわたり、それが地上人にとっての常識となるまでには、気の遠くなるような時が必要となります。人類史上“最大の宗教革命”は、一人一人の考え方と生き方が変化し、地球人類全体の思想と人生が根本から変わったとき初めて達成されることになるのです。

では、この宗教革命を成し遂げるためには、今後どのくらいの期間が必要になるのでしょうか。結論を言えば、何百年から千年もの時がかかるものと思われます。スピリチュアリズムが進めている人類史上“最大の宗教革命”は、こうした息の長い救済計画なのです。今はその遠大な計画が始まって、わずか170年が経っただけです。私たち現在のスピリチュアリストには、そうした遠大な計画における初期段階の開拓の使命が託されているのです。

私たちは、宗教革命の達成を地上人生の間に見ることはできません。宗教革命が成就するのは遥か先のことであり、霊界からその様子を見ることになります。地上での使命を果たして霊界入りした私たちは、霊界から地上に働きかけ、地球上に“真の宗教”を定着させるために力を尽くしていくことになります。死後も霊界の大軍団の一員として、スピリチュアリズム発展のために働き続けていくことになるのです。