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スピリチュアル・ヒーリングと気功治療との違い

よく、「スピリチュアル・ヒーリングと気功は、どこが違うのですか」とか、「スピリチュアル・ヒーリングと気功では、どちらの方が病気を治せるのですか」というような質問を受けます。スピリチュアル・ヒーリングも気功も、治療風景を傍(はた)から見る限り、とても似ています。

最近では、気功に関する多くの本が出版されたり、テレビで取り上げられたために、「気功」という言葉は日本人の中でかなり知られるようになってきました。また気功はこれまで、日本と中国の科学者によって研究が進められてきた経過もあり、少しずつその実態が科学的に解明されるようになってきました。

それに対して「スピリチュアル・ヒーリング」は、日本人の間では、その名前さえまだ十分に知れわたってはいません。気功を知っている人はいても、スピリチュアル・ヒーリングを知っている人はあまりいません。しかし、それは日本や中国に限ってのことであって、欧米では逆に、気功よりスピリチュアル・ヒーリングの方がよく知られています。

スピリチュアル・ヒーリング(心霊治療)は、その名前が示しているように、スピリットすなわち“霊”と深い関係があります。スピリットとか霊は、従来、純粋な宗教上のテーマとされてきたために、スピリチュアル・ヒーリングや心霊治療は、とかく宗教臭いイメージでとらえられがちです。心霊治療という言葉を初めて聞いた多くの人々が、違和感を持ちます。気功が現代科学を用いた研究の対象とされてきたのに対して、スピリチュアル・ヒーリングについての科学的なアプローチは、これまでほとんど行われてきませんでした。そうしたことから、日本の知識者の中には、気功は科学的だが心霊治療は非科学的であると考えるような傾向が見られます。

ここでは、「スピリチュアル・ヒーリング」と「気功治療」の違いについて学んでいきたいと思います。

1.気功治療と「気エネルギー」

内気と外気

中国には何千年という“気の医学”の伝統があります。今さら言うまでもないことですが、鍼灸や漢方などの中国の医学は、すべて「気」という体内を流れるある種のエネルギーによって理論づけられています。気の通路を「経絡」と言いますが、気が経絡をスムーズに流れるなら健康が保たれ、経絡に気の滞りが生じると、その経絡に関連する臓器が病むようになるとされます。そして鍼や灸、あるいは導引などによってその流れを正常化することで、病んだ臓器は健康を回復することになります。これが“気の医学”の基本的な考え方です。

気の医学で言われている気は、人間の体内を流れるエネルギーのことであり、これは身体内部を巡る気ということで、「内気」と呼ばれます。それに対して、身体の外部に放射される気は「外気」と呼ばれます。気功治療は、この外気というエネルギーを患者に投射することによって病気を治そうというものです。

「手当療法」と気功は同じもの

こうした身体から放射されるエネルギーについては、これまでもよく知られていました。皆さん方もよくご存じの、「オーラ」がこれに相当します。仏像や聖人画などの背後に描かれる光背(こうはい)は、このオーラを示したものです。

身体から放射されるエネルギーを病人に当てて病気を治すことは、昔から行われてきました。痛いところに手を当てるという「手当療法」は、そうした治療法の中で、最もシンプルで原初的なものです。日本の新興宗教における「浄霊」や「お清め」の類いも同じものと言えます。そして「気功治療」も、実はこの手当療法と同じものなのです。

それが、さも独自で特殊な方法のように思われるようになったのは、中国政府の後押しにより、中国国内で積極的に気の研究が進められてきたことや、日本のマスコミが気功治療の様子を大きく取り上げたためです。また気功師のパフォーマンスが派手で、見る人に強いインパクトを与えたことや、日本国内で多くの本が出版されたり、健康ブームに乗って普及したことなどの理由が考えられます。

「気功」という名前は、意外に思われるかも知れませんが、今からわずか45年前(1955年)に、中国人気功師、劉貴珍(りゅうきちん)によって命名された全く新しい言葉です。中国の気の医学の歴史が何千年に及ぶことを考えれば、気功という名称による治療の歴史は、まだ始まったばかりなのです。

2.スピリチュアル・ヒーリングと「霊的エネルギー」

人体を巡るさまざまなエネルギー

気功のキーワードが「気エネルギー」であるとするなら、スピリチュアル・ヒーリングにおけるキーワードは「霊的エネルギー」です。スピリチュアル・ヒーリングについては、ニューズレター(7号「本物のスピリチュアル・ヒーリングを目指して」)ですでに述べましたが、ここでもう一度、復習してみましょう。

スピリチュアル・ヒーリングを理解するには、私達地上人が、目に見える肉体だけでなく、目に見えない霊体というもう一つの身体を持っていることを知る必要があります。人間は、この二つの異質の身体が重なり合って形成されているのです。そして、それぞれの身体にはエネルギーの流れがあります。

【図1】 身体エネルギーの循環

この図は、私達地上人の身体における「エネルギーの循環」を示したものです。以下、図にそって説明していきます。

まず私達の心の最も高次の部分である霊的部位、これは一般に“霊”と呼ばれていますが、そこに、環境中に遍在している「霊的エネルギー」が取り込まれます。そしてその霊的エネルギーは霊体の内部を巡り、霊体を活性化させることになります。さらにその霊的エネルギーの一部が、霊体と肉体の接触点である“チャクラ”を経由して、肉体に流れ込みます。肉体に入った霊的エネルギーは、そこで「肉体エネルギー」という物質次元のエネルギーに転換されます。そしてそれが肉体を巡ることになります。この肉体を巡るエネルギーは、気功でいう内部の気、すなわち「内気」と同じものです。

一方、肉体には、大気や食べ物・水などを通じて、物質次元のエネルギーが取り入れられます。そしてその物質次元のエネルギーも肉体を巡ることになります。その「肉体エネルギー」の一部が、“チャクラ”をへて霊体へも流れていくことになります。そこで、肉体エネルギーは「霊的エネルギー」に転換されることになります。

このように私達地上人においては、チャクラを媒介にして、霊的エネルギーが霊体から肉体に流れ込む一方、肉体エネルギーが肉体から霊体にもたらされるという、エネルギーの相互交流がなされています。そのエネルギーの交流については一定の法則があり、霊体から肉体に流されるエネルギーが、肉体から霊体に流されるエネルギーより強くなっているとき、身体全体としてのエネルギーバランスが保たれることになります。そして身体の健全さが維持されることになります。すなわち霊体と肉体では、常に“霊”が優位にあることが重要なのです。「霊主肉従」についてはニューズレターで何度も述べてきましたが、それを身体エネルギーの観点から見ると、このようになるのです。

霊体と肉体の二つの身体からは、外部に向けてエネルギーが放射されています。そして、それぞれのエネルギーは、一般にはただ「オーラ」としてひとまとめに考えられています。しかし現実には、「霊体オーラ」と「肉体オーラ」の2種類があるのです。これら2種類のオーラは重複して一つの場所に存在しているために、1種類のオーラだけがあるように勘違いされているのです。

スピリチュアル・ヒーリングは、「霊的エネルギー」の充電による治療

さて、スピリチュアル・ヒーリングにおける最も重要なことは、霊界の医者(霊医)から発せられる「霊的エネルギー」が、地上のヒーラーを通過して患者にもたらされるということです。ヒーリングの出発が、霊界にいる医者からなされるということが、スピリチュアル・ヒーリングの最大の特徴なのです。

患者に届けられた霊的エネルギーによって、患者の霊的部位(霊)が充電されると、次に、霊から下位の霊体へとエネルギーが一気にもたらされることになります。それに伴い、霊→霊体→肉体という本来の霊的エネルギーの流れが取り戻され、人間全体のエネルギーバランスが正されることになります。このように、スピリチュアル・ヒーリングによって、人間の最も根源的なエネルギーの流れに調和がもたらされることになるのです。

霊的エネルギーは、私達の生命活動における根源的エネルギーなのですが、大半の現代人においては、それが枯渇し、不足状態に陥っています。そのため上から下へエネルギーを流すことができず、全体がアンバランスとなり、病気が引き起こされているのです。スピリチュアル・ヒーリングは、この「霊的エネルギー」を頂上部分に投入し、上位の部分を充電・活性化することによって全身のエネルギー状態を調整し、バランスを取り戻させ、「自然治癒力」の働きを最大限に引き出そうとするものです。

以上のようなスピリチュアル・ヒーリングのメカニズムは、「スピリチュアリズム」によって明かされた“人間存在”についての正しい知識があって、初めて理解されることなのです。私達人間における体内エネルギーの流れが詳細に明かされたことで、可能となったのです。

それに対して気功では、人間の身体の構造やエネルギーの流れについては、ほとんど明らかにされていません。昔ながらの肉体内におけるエネルギーの流れ(経絡)が明らかにされているだけです。気功師の生体エネルギーを用いる気功治療の及ぶ範囲は、主として肉体次元に限られます。ときには霊的次元にまで及ぶこともありますが、それはごく一部です。)

気功では、スピリチュアル・ヒーリングのように、人間の最も根源である“霊”の次元にまで影響を及ぼすことができないために、本質的な治療はできないのです。そのため気功治療によって一時的に病気が良くなることはあっても、時間がたつと、また病気がぶり返すようになります。気功では、スピリチュアル・ヒーリングのような根本的な治療はできません。

スピリチュアル・ヒーリングの結果は、患者の「霊的エネルギーの受容性」とヒーラーの内容によって決定する

スピリチュアル・ヒーリングの素晴らしさを知れば、誰もが、すぐにでも治療を受けたいと思うようになります。スピリチュアル・ヒーリングを受けさえすれば、病気はたちどころに治りそうに思われます。しかし実際には、同じヒーラーの治療を受けながら、奇跡的に治る人と、何の変化もない人に分かれてしまいます。

そうした結果を生み出す原因は、患者サイドの「霊的エネルギーの受容性」にあります。スピリチュアル・ヒーリングが功を奏して病気が治るためには、患者に、霊的エネルギーを取り入れるための「霊的な窓」が開いていることが絶対的に必要とされます。霊的な窓が開いている人がヒーリングを受けるならば、奇跡的な治癒が間違いなく起こります。しかし、いまだ霊的な窓が閉ざされている人は、どれだけヒーリングを受けても、霊的エネルギーが身体の深部(霊)に入っていかないのです。このため同じスピリチュアル・ヒーリングを受けても、奇跡的に治る人と治らない人に分かれてしまうのです。

良心的なヒーラーは、常に患者の病気が癒されることを願ってヒーリングに臨みますが、その結果については、ヒーラーの力の及ばない部分があるのです。ヒーラーはどこまでも、霊的エネルギーの通過する道具に過ぎないのであって、結果については関与することができません。

このようにスピリチュアル・ヒーリングの結果は、患者の霊的エネルギーの受容性、つまり「治る時期がきているかどうか」によって、その大半が決定されます。そしてこの患者の霊的要因以外に、ヒーラーサイドの条件も影響を与えることになります。ヒーラー自身の霊的能力・体調・さらには霊的進化のレベルや、その日の精神状態によって、流される治癒エネルギーの量と質が変化するのです。とは言っても、一番重要な要因は、患者サイドにあることは変わりありません。

このようにスピリチュアル・ヒーリングの結果は、患者サイドの要因とヒーラーサイドの要因が影響を及ぼし合って決定されることになります。

3.スピリチュアル・ヒーリングと気功治療の比較

スピリチュアル・ヒーラーと、気功師

初めに、スピリチュアル・ヒーラーと気功師の違いについて見ていくことにしましょう。スピリチュアル・ヒーリングと気功治療における最大の違いは、「治療の主役」にあります。スピリチュアル・ヒーリングの出発は、どこまでも「霊界の医者」です。治療の主役は霊界の医者であり、地上のヒーラーはその道具にすぎません。それに対し、気功治療の主役は、「気功師」という地上の人間なのです。

スピリチュアル・ヒーリングでは、地上のヒーラーは、霊医の「良き道具」になることが求められます。優れたスピリチュアル・ヒーラーとは、自分から治療エネルギーをつくり出せる人のことではなく、霊界から送られてくるエネルギーを、できるだけ純粋なまま患者に届けられる人のことなのです。治療に臨むに際しては、自分が治すのだというような力みがあってはなりません。スピリチュアル・ヒーラーに求められるのは、「自分のすべてを用いてください」と委ねる、道具としての受動的で謙虚な姿勢なのです。

一方、気功治療における気功師の役割は、自分でできるだけ多くのエネルギーをつくり出し、それを患者に与えることです。気功師は自分の持っているエネルギーを与えるため、渾身(こんしん)の力を振り絞ることになります。そしてもっとパワーを上げるにはどうしたらよいのかと、さまざまなテクニックの開発に知恵を絞ることになります。こうした自力的で積極的な姿勢が気功治療師に共通しています。

元気になるスピリチュアル・ヒーラーと、疲労困憊(こんぱい)に陥る気功師

スピリチュアル・ヒーリングでは、ヒーラーが治療に用いる霊的エネルギーは「霊界の医者から与えられます。外部から次々とエネルギーが補給されます。ヒーラーはエネルギーの通過体という道具にすぎないため、気功師のように自分のエネルギーを消耗することはありません。疲れを感じることもありません。それどころか霊的エネルギーが自分のうちを通過する際にヒーラー自身も充電され、元気になるのが普通です。そのため本物のスピリチュアル・ヒーラーは、全身から透明感と清涼感が漂うようになります。

気功では、スピリチュアル・ヒーラーのように「霊界の医者」から、エネルギーが与えられることはありません。したがって気功師が患者に与える投射エネルギー(外気)は、結局は、気功師の身体内部にあらかじめ存在しているエネルギーに限定されることになります。気功師が投射する外気の大半は、自分の体内に存在するエネルギー(内気)から引き出してきます。そのため外気としてエネルギーを患者に与えれば与えるほど、気功師自身は気を奪われて、疲れ果てることになります。多くの気功師が、治療の後、生気を失い疲労困憊(こんぱい)するのはこのためです。治療後は自分で気を練って(練功)、気を取り入れる必要性が生じるのは、こうした理由があるからです。

治療の及ぶ領域と、病気のぶり返し

スピリチュアル・ヒーリングでは、エネルギーの流れが、霊→霊体→肉体というプロセスをへる中で、身体のすべての部分に及びます。したがってスピリチュアル・ヒーリングが功を奏したときには、身体のアンバランスが根本から正され、肉体の自然治癒力が最大限に引き出されることになります。そして長年の病気が奇跡的に治癒することになります。

それに対して、気功治療におけるエネルギーの流れは、その大半が肉体次元・物質次元に限られるため、身体の一部分にしか働きかけることができません。当然、身体全体における霊と肉のアンバランスを正すことはできません。肉体エネルギーを与えることで一時的に自然治癒力が引き出され、病気が治ったかのような現象が起きることがありますが、時間がたつと再び病気がぶり返すことになります。気功治療では、その効果が霊的次元にまで及ばないために、このような結果が生じるのです。

【図2】 スピリチュアル・ヒーリングと気功治療におけるエネルギーの流れ

【図3】 治療エネルギーから見たスピリチュアル・ヒーリングと気功治療

2種類の心霊治療――使用するエネルギーの違い

一般的に「心霊治療」と言われているものは、用いられるエネルギーの違いによって、大きく2種類に分けられます。霊界から送られてくるエネルギーを患者に与えて病気を治そうとするものと、ヒーラー(治療師)自身の持っているエネルギーを患者に与えて病気を治そうとするものの2つです。そして前者に属するのが、これまで述べてきた本当のスピリチュアル・ヒーリングなのです。

後者のヒーラー自身のエネルギーを与える心霊治療は、生体磁気治療とも言われます。生体エネルギーを枯渇させていた患者は、治療師からの生体エネルギーが届けられると、一時的に体が軽くなり、時には病気が奇跡的に癒されるようなことも起こります。現在、スピリチュアル・ヒーラーや心霊治療師を名乗る大半の人々が、この種のヒーラーに属します。

こうした心霊治療は、本当のスピリチュアル・ヒーリングとは言えません。なぜならスピリチュアル・ヒーリングにおける最も重要な要素である、「霊界からのエネルギー摂取」というプロセスが全くないからです。霊界の医者によってではなく、すべてヒーラー自身によって、治療が進められているからです。

したがって、こうした治療をあえてスピリチュアル・ヒーリングの名称で呼ぶとするなら、次元の低いスピリチュアル・ヒーリング、本物でないスピリチュアル・ヒーリングということになります。「気功治療」は、まさにこうした次元の低いスピリチュアル・ヒーリングに含まれます。

*2種類の心霊治療のまとめ

・霊界から送られてくるエネルギーを使用するもの
――本当のスピリチュアル・ヒーリング
・ヒーラー(治療師)自身のエネルギーを使用するもの
――低次元のスピリチュアル・ヒーリング(気功治療・生体磁気治療)

スピリチュアル・ヒーリングか気功治療かを決定するのは、ヒーラーの「霊性」

とは言っても、気功治療や生体磁気治療が悪いということではありません。本当のスピリチュアル・ヒーリングと組み合わせることによって、いっそう治療範囲が広がり、治療能力が強化されることになります。

さらに重要なことを言えば、本人が本物のスピリチュアル・ヒーラーだと思っていても、霊界の医者の協力を得られるだけの霊的内容を持っていない人、霊的進化の未熟な人では、結果的にスピリチュアル・ヒーリングはできないということです。それとは逆に、本人は気功師であると思っていても、一定の霊的成長レベルに達した人の場合、気功の域を越えて、本当のスピリチュアル・ヒーリングと同じことをしている場合があるのです。

要は、ヒーラー(治療師)の霊的レベルによって、スピリチュアル・ヒーリングにまで至れる人と、気功治療のレベルにとどまる人に分かれるということなのです。霊界の働きかけを得られる人ならば、気功師を名乗っていても、本当のスピリチュアル・ヒーラーであることが実際あるのです。

中国の「法輪功」の動きについて

数年前から、中国国内で「法輪功」という気功グループの動きが大きな問題になっています。中国政府は、法輪功拡大の動きに危機感を感じ、反体制活動として徹底した弾圧を行っています。

実は、この法輪功が急激に拡大している背景には、スピリチュアリズムの末端における霊界からの働きかけがあるのです。それによって、これまで社会主義体制の中で徹底して弾圧されてきた霊的・宗教的エネルギーが、一度に噴き出し、従来の唯物思想の支配状況を覆そうとしているのです。

物質主義・唯物主義の動きがあまりにも大きくなりすぎると、霊界側は地上に働きかけ、さまざまな心霊現象を引き起こしたり、あるいはインスピレーションを特定の地上人に送って、地上の思想的堕落に歯止めをかけてきました。法輪功の当事者達は、霊界のこうした働きかけを自覚しているわけではありませんが、一連のすべての動きは、霊界から興されているのです。スピリチュアリズムが、アメリカにおいて「ニューエイジ」という形で展開してきたように、今、中国大陸では「気功」という形を通じて、低次元の霊的活動が展開を始めているのです。

現在の法輪功は、あくまでスピリチュアリズムの底辺部における動きにすぎませんが、物質主義・利己主義一色に覆われてしまった中国人の心霊を啓発するためには、今後、大きな影響力を持つことになるでしょう。たとえ法輪功が弾圧によって押し潰されることになったとしても、これに代わるサイキックレベルの動きが、必ず生じてきます。

法輪功に代表されるサイキックレベルの動きが拡大するに伴い、その中から純粋な霊的現象が頻発するようになります。それによって人々は否応なく、霊的世界のあることを知っていくようになるでしょう。唯物思想に基づく現在の中国国家が、危機感を募らせるのは当然のことなのです。法輪功拡大の先には、現体制の崩壊があり、スピリチュアリズムの展開があるからです。