第116回

顔面の違和感で来院した68才男性

01.2.14

68才男性が顔面の違和感をふらつきを訴えて外来を受診しました。
CTスキャン上右の小脳の前方に腫瘤を認めMRI検査を施行しました。
MRI上やはり右の小脳前方に腫瘍を認め、造影検査で著明に増強されました。
腫瘍の存在部位MRI上の信号の特徴から三叉神経から発症した神経梢腫という脳腫瘍と思われました。
かなり大きく、脳幹部の圧迫があるため、手術にて摘出の予定です。
良性の脳腫瘍ですが出来ている場所が悪くけっこう大変な手術になりそうです。
S病院にて手術施行予定です。

MRI 造影

右の小脳及び脳幹部の前に著明に造影される腫瘍を認める。


MRI造影  前額断

脳幹部と腫瘍の位置関係が良く分かる。

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