第139回

めまいで受診し偶然未破裂動脈瘤が発見された60歳女性

01.6.15

めまいで受診し偶然未破裂動脈瘤が発見された60歳女性

60歳女性がめまいがしたため精密検査を希望し受診しました。
MRIを施行しましたが、めまいの原因は認めませんでした。
しかし、MRA(MRIを使った血管撮影)で左の内頚動脈に異常を認めました。3D- CTを施行しましたところ、骨に隠れるようにして動脈瘤を発見しました。MRIだけでははっきりしませんでしたが、3D-CTのお陰で未破裂動脈瘤を発見することが出来ました。この患者さんは近いうちに手術をされることになりました。最近の画像診断の進歩は目覚ましいものがあります。あまり辛い検査ではなく精密な検査ができる様になりました。
この患者さんも別の症状で検査された別件逮捕でした。

MRAです。

はっきり動脈瘤として見えません


3 D- CTです。

骨と重なってやや見えにくいですが、

動脈瘤がありそうです。


3 D-CTの原画像です。

動脈瘤の存在が良く分かります。

かえって3次元より原画像の方が良く分かります。

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