刹那の探偵
第三話・笑い死ぬ
「先生?」
様々なことを思い出してきた。
僕はあの時・・・
担任の名賀西が突如目の前にいた。
保健室のベットに寝ていたはずだったのにいつのまにかどこか違う場所にいた。
「目が覚めたようね。」
「先生、死んだんじゃ・・・」
「ええ、戸籍上はね。」
名賀西はさも当然のように言い放った。
「大変なんです。喜多島がみんなを・・・」
「予定のうちよ。」
・・・
「と言うより私がやらせたの。」
!!!
「安心して殺しはしてないわ。」
「えっ?」
「先生!」
その時、聞こえた声に僕は聞き覚えがあった。
「昭太郎!!」
「ふー、・・・早くやりましょう。」
まるで僕はモノのようだった。
「何をする気だ?」
「ふふっ。」
「あなたには、効きづらかったようね。」
「???」
「この学校のカリキュラムは、全て、あんた達を洗脳するためのモノだったの。」
??????????????何を言ってるんだ?
「例えばラグビーは、体の頑丈さの測定、凶暴性、筋力アップ、走力などをはかるため。」
?????????
「英語の授業は、集中力、忍耐力、記憶力の測定。」
?????????
「そうそう、日本史が眠かったのはα波による睡眠誘導、その後に洗脳実験をしたわね。」
?????????
「その中で全てにおいてトップだった昭太郎を私の片腕にしたの。」
?????????
「そうそう、お前の空き時間によく遊んだだろ。」
「あっ、ああ。」
「分厚い本で殴って気絶させようとしたり、髪の毛を燃やしたり・・・」
・・・
「本で殴って気絶するようじゃ使えないからな。」
「髪の毛を燃やした結果、あなたはパニックしやすいってわかったの。」
「その割に、洗脳は全然効かないから困ったもんだよ。」
「それで今日の卒業式であんな事をしたわけ。」
「ははは、下級生と保護者全員の記憶を消すのは手間だったけどな。」
何をこいつらは・・・・・・
「ちょっとおしゃべりが過ぎたな。」
一体、何を???
「そうね。」
・・・・・・・
「彼で6年は最後だからね。」
何を言っているんだーーーーーー!!!!!!!!!!!!
「本当に彼には効きにくいわね。」
「ああ、これで3度目だからな。」
「でも、この計画には一人の欠員も許されない。」
「ああ、全ては復讐のため。」
プシューーーー
「おお、終わったか。」
僕は・・・
「おい、お前は何だ?」
ワタシ・・・?
「ワタシハ、IDナンバー00010、アナタサマノシモベデス。」
昭太郎は満足そうにうなずいた。