長崎県人会御用達

浜  浪

 

今回は、矢の認識を大きく変えたお店である。

見ての通り、この店は長崎ちゃんぽんを売り物にしている。

さてここで、これまでの矢の長崎ちゃんぽんの認識はと言うと

「野菜の沢山入った、ボリュームの有るとんこつラーメン」

程度の物で有った。

要するに、「五目ラーメン」の域を出ていなかったのだ。

関西で食べられるちゃんぽんは、「リンガーハット」

「長崎ちゃんめん」のチェーン店が代表的な物なので

やむを得ない所であろう。

 

しかし以前より長崎出身の師匠より

「きちんとした長崎ちゃんぽんが食べれる店が、関西にもあるよ」

と聞いていたので、この度取材してきました。

今回は場所は秘密である。

写真を見て貰えば解るのだが、正直こじんまりしたお店だ。

店内は小さいながらも非常にコンパクトに作られていて、意外に人数が入れる。

そして今回の目玉、本場長崎ちゃんぽんを食して見る。

一見すると、関西で一般的に食べられる物と大差は無いようだが…。

スープをレンゲで一口飲んで見る、すると…。

「旨さが全然違うやん!! いままでのは一体なに!!! 」

と叫びたくなる程、コクが違う。

一般的なものは、豚骨スープにコショウやラー油でアクセントを付けた物だが…。

ここのスープは、とても一口では言い表せない。

野菜もタップリ入っているが「具」として入っていると言うより、どちらかと言うと麺が脇役だ。

ちゃんぽんと言うものは、ラーメンとは全く違うものと言うのが正しいと思う。

「この店は材料も長崎から取り寄せているんだよ、作る時も2・3人分まとめて作るし。

沢山一度に作ったほうが、美味しいだろ?」とは師匠の談。

確かに、それだけの旨さは有る。腹持ちも良いし。

 

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