― PT12型 オースターユーロフォルマ ―



 第2回目の今回は英国輸出仕様として「ブルーバード」の名を持つ
T12型オースターを取り上げてみる事にします。

T12型オースターは国内ではチェリー店(現在その多くはプリンス店に
統合になって殆ど見かけなくなりました)向けのブルーバードといった感じの
位置づけで、サニー店(現在のサティオ店)扱いのスタンザと兄弟車でした。

ラグジュアリーなイメージのデザインを基調とするスタンザに比べてオースター
は欧州調のデザインとグレード展開を行っていたので、当時のボクはどちらか
というとオースターの方に目が行きがちだったんですよね(^-^)
でも、無論当時本当にボクが興味があったのはU11型ブルーバードSSS
だったわけですが(笑)

そんなオースターの中でとりわけ欧州調だったのがこのユーロフォルマです。


< カタログの画像より抜粋 >


ユーロフォルマはSi(CA18iエンジン搭載)とRtt(CA18DETエンジン搭載)
の2つのグレードで展開されていました。



上記のような専用装備を与えられていた訳ですが、当時としては標準でここまで
エアロが装備されるのは珍しかったのではないかと思われます。

元々直線基調のフォルムにさらにシャープなエアロをまとったユーロフォルマは
今見ても新鮮な魅力があると思いませんか?(^v^)

う〜む、これもかなり心に響くものがありますねえ。。。

もし今このクルマが新車で買えるなら、必ずボクの選択肢の
一つにあがるでしょうね(笑)←またかよ


主要緒元
●グレード名 Si ユーロフォルマ Rtt ユーロフォルマ
●車名型式 ニッサン E−PT12 ニッサン E−PT12
●運転タイプ 5速フロアシフト 5速フロアシフト
OD付4速フルロックアップオートマチック OD付4速フルロックアップオートマチック
●寸法
全長 4515mm 4515mm
全幅 1690mm 1690mm
全高 1390mm 1390mm
ホイールベース 2550mm 2550mm
トレッド 前 1460mm 1460mm
トレッド 後 1460mm 1460mm
最低地上高 150mm 150mm
●重量・定員
車両重量 1150(1190)kg 1210(1230)kg
乗車定員 5名 5名
車両総重量
●性能
最小回転半径 5.0m 5.4m
燃料消費率(カッコ内AT車) 10モード 13.6(11.2)km/L 10モード 12.0( 9.8)km/L
60km定地走行 22.1(19.6)km/L 60km定地走行 19.6(17.2)km/L
●エンジン形式 CA18i CA18DET
●諸装置
ステアリングギヤ形式 パワーアシスト付ラック&ピニオン式 パワーアシスト付ラック&ピニオン式
懸架方式 前 独立懸架ストラット式 独立懸架ストラット式
懸架方式 後 独立懸架ストラット式 独立懸架ストラット式
主ブレーキ 前 ベンチレーテッドディスク式 ベンチレーテッドディスク式
主ブレーキ 後 リーディングトレーリング式 ディスク式
タイヤ 前・後 185/70SR14 195/60R15 86H

エンジン主要諸元
型式 CA18i CA18DET
種類・シリンダー数 OHC 水冷直列4気筒 DOHC 水冷直列4気筒
シリンダー内径×行程
総排気量 1809cc 1809cc
圧縮比 8.8 8.5
最高出力 ネット値 145ps/6400rpm
グロス値 110ps/6000rpm
最大トルク 16.3kgm/2800rpm 20.5kgm/4000rpm
燃料供給装置 ニッサンEi(ECCS) ニッサンEGI(ECCS)
使用燃料・タンク容量 無鉛ガソリン・60L 無鉛ガソリン・60L

変速比・最終減速比
グレード Si ユーロフォルマ Rtt ユーロフォルマ
トランスミッション 5速フロアシフト(OD付4速フルロックアップフルオートマチック) 5速フロアシフト(OD付4速フルロックアップフルオートマチック)
第1速 3.063(2.785) 3.285(2.785)
第2速 1.826(1.545) 1.850(1.545)
第3速 1.270(1.000) 1.272(1.000)
第4速 0.902(0.694) 0.954(0.694)
第5速 0.733(  −  ) 0.795(  −  )
後退 3.417(2.272) 3.428(2.272)
最終減速比 4.167(3.876) 4.167(4.133)

なお、このページで使用した画像の著作権は日産自動車(株)に属します。


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