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after silence”

ペインティングの可能性を考えるとき、その特徴とされる時間と空間の関係をイメージの中でどう捉えるか、また、事物を見るとはどういうことか、という二つの問題に重点を置きつつ、他のメディアである写真や映像などとの対話や関連の中で探求しています。実際、日々見慣れた建物の内部や自然のありさまを観察し、それが何であるか認識できるぎりぎりのところまで突き詰めて、特定の場所や立場にとらわれることなく表現したいと思います。これによって、見る人は知覚と認識の間を揺れ動くことになると考えるからです。と同時にそうしたことは、あたかも不確かな私たちの人生(生と死)を見定めようとすることと似ているのではないかと思います。
Artist’s writing

−描かれた図像は、いずれもよくある部屋の内部を吉峯の視線によって切り取ったものですが、何かモノにフォーカスをしているというよりは、壁や窓などむしろ余白の部分を切り出し、しかもぼんやりと陰影のみで描き出したものです。これは、映像作品などに見る「持続的な時間と導かれる帰結」、また写真作品に見る「切り取られた瞬間と呪術的な意味」と比較して、「持続しているか止まっているか決定できない曖昧な時間」を表しているといえるでしょう。また、それは、鑑賞者によって自由に想像を膨らませることのできる時間と空間となり、図像に立ち会う人は、しばしそこから想起される記憶への旅にいざなわれます。 吉峯の意識によって切り取られ、決定的な時間の感覚を剥奪されたペインティングは、記憶を呼び起こす鏡となり、見る者の過去や現在、そして未来をも映し出すことでしょう。−

“ press release “Time of painting 2006”より

 



吉峯 和美略歴

1953 愛媛県に生まれる
1974 青山学院女子短期大学卒業
1995 ロイヤルアカデミーLinnen Society 美術史、ロンドン
1996チェルシー・カレッジオブアート修了、ロンドン
1998ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ ファインアート修士課程研究科修了、ロンドン

主な個展

2000 ‘My presence on this planet’ 麹町画廊、東京
2001 ‘Image: Crossing’ レストラン初(ubu)、東京
2002 ‘Yours,’ 麹町画廊、東京
2004 ‘Into the new life’ Space Kobo & Tomo、東京
2005 ‘rosemary’ Space Kobo & Tomo、東京
2006 ‘Time of Painting’ Space Kobo & Tomo、東京
2008‘Passage’ art space kimuraASK?、東京

主なグループ展
1998Degree Show、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ、ロンドン
1999NOPEウイークエンド、オープンスタジオNOPE、東京
       第28回現代日本美術展入選、東京都美術館/京都市美術館、東京/京都2000New Order Arts、オープンスタジオNOPE、東京
2000オープンウィークエンド、オープンスタジオNOPE、東京
2001  オープンウィークエンドat NOPE、東京
2001Bits’n pieces from the past year、麹町画廊、東京
2003 Tokyo Open Studio Network @NOPE、東京
2004 Depositors meeting、art & river bank、東京
2008Art Osaka 2008、ギャラリーアルテ、大阪
   北京プロジェクト“JOY”、パックスアートアジア、北京、中国 (〜2009)
    琴平プロジェクト2008こんぴらアート、ギャラリーアルテ、香川

所蔵
(財)石橋財団 東京

 


                              






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