美凛々
トップの絵画は、松本竣介の「Y市の橋」です。
2003.08.23。12チャンネルの「美の巨人たち」で、取り上げられました。
松本竣介は、私の敬愛する画家です。 モーツァルト。芥川と同じで、
35・6歳で、亡くなっています。・・・だから「絵」は青臭い。
青臭さは、病的・異常な・・・しかし、純粋な「愛」を感じます。
物凄い迫力のある「愛」です。ゾクゾクする「愛」を感じます。
テレビでは、若者の恋愛ストーリーを重複させていましたが?
うーーーん。あの「純粋な人間愛」は、判らんだろうなー。
その道では、かなり有名で人気のある人です。・・・タッチがいい。
ですから、作品が日本中に散らばっている。訪ね歩くのが大変。笑)
佳作のある美術館には、ほとんど足を運びました。
・・・まっ、あんまり有名になって欲しくない人なんです。
・・・彼の写真(なかなかの美男子)と、私の子供時代の写真が、
どことなく似ているんです。・・・【嘘言えーッ!!!】ホント。笑)
次は、人の手による?自然の美。
庭園などが典型例なのでしょうが。
よく、判らないので。
◇『ダマスカス鋼のナイフ』・・・不思議な文様です。
文様には数種あります。
◇『窯変天目』・・・一番有名な奴ですね。笑)
天目というのは、器の形・すり鉢型のことなんですよ。
天目山=中国・すり鉢型の山
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◇『ヴラマンク・雪道』・・・12チャンネルの「美の巨人たち」で見て
「サン・モーリス・レ・シャランセー」を探しましたが、
近来の人なので無理でした。
どこか、私の好きな岸田劉生の「切り通しの道」に共通するものがあります。
◇『フェルメール・ターバンの女』・・・まさしく青の魔術師。芭蕉と同世代ですね。
実は、前から知っていた絵なんですが、大して気にしていなかった。
テレビで見て「なるほど、凄い。」って。
権威主義的な感覚というより、「美」に対して鈍感になっていた自分に愕然としました。
まっ、あの番組のディレクターが、なかなかの人なんでしょうね。くやしい。大笑)
【他人の作品ばかりでは・・・。昔、書いた詩を。笑)】
『 ヒ ト 』
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
ヒトは哀しみを背負っている
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
ヒトは必ず死ぬのだけれど
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
想い出は ヒトより少し長生きしてくれる
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出 想い出
「こんな季節には」
●「こんな季節には」 詩・山本虎風
誰かが 呼んでいる 遠い 遠い 思い出の向こうから
心の底に居る あの人々が 私を呼んでいる
その声に 誘われて 私は彷徨い 見知らぬ街へ迷い込む
トンチンカンな デジャブ
誰も知らない 誰にも知られない 建物と建物の隙間で
私は 土ぼこりの上に茂る 苔類の輝く緑と 柔軟さに驚く
沈黙し続ける 命の前では 私は単なる詐欺師だ
自分を欺く 無様な道化師 卑屈な笑い
私は 恐ろしくて 悔しくて 白昼の三日月で 喉を切り裂く
私が私を 呼んでも 叫んでも 私は応えられない
しゃべれない私は 時間の正体を見たくなって 時計を潰してみる
すると 銀色の屍から 泣きじゃくった子供の声がする
死に向かう時間が恐いと 死に向かう変化が恐いと
判らない未来が恐いと 遠去かる想い出にすがりたいと
私は 壊れた時計を背負ったまま 苦しくて 苦しくて
季節を止めようと決意して ブルースを一曲 チクタク・チクタク
風が舞い降りる 声がする 生まれたまま死ぬつもりか と
木の葉が変色する 輝く黄色に 充血の赤色に
私は選曲を間違えたことに気付く そして 深いヴァイオリンの曲に
大空を走る 筋雲のような 弦の戦慄 これだ この音だ
私は壊れた時計を 空に向かって投げる あれは あれは
赤色と黄色の木の葉が渦を巻く あれは時計より 心臓に見える
ドクッ ドクッ ドクッ やがて冬が来る ドクッ ドクッ ドクッ
喉の傷口が 木の葉で塞がり 数枚が口から舞出る 木の葉の声
声が見える 思い出の人々の声も見える 乱舞する声 声 声
そして 赤色と黄色の球体と化した風が 私を解放する
止まらない こんな季節には・・・ヴァイオリンだ
・・・by虎風
【自評・タハー、下手ですね。それよりも、このワープロ機能を使って
新しい形式の詩って書けないですかね。面白いかも。?】