うるう秒 Leap second
現在、時間はセシウム133の振動周波数(9,192,631,770Hz)を使用した原子時計で決められています。
3億年に1秒しかずれない正確な時計です。
一方、我々が生活で使っている時刻は地球の自転に基づいています。
しかし地球の自転速度は一定ではないため原子(セシウム)時計が刻む正確な時間(国際原子時)と
地球の自転に基づく時間との間に誤差が生じます。
この誤差が0.9秒以内になるように、原子時計の時刻に1秒の調整をした時刻を協定世界時(UTC)と言います。
この調整のため挿入される1秒が「うるう秒」です。
うるう秒は1月1日か7月1日の 00:00UTC (日本時間 09:00) の直前に挿入されます。
現在、セシウム原子時計のさらに100倍の精度を持つという光格子時計の開発が進められています。
これを使うとアインシュタインの相対性理論による重力が強いところでは時間の進みが遅くなることを測定できるそうです。
今までに実施されたうるう秒の一覧は以下のとおりです。
2022年はうるう秒の実施予定がありません。
年 | 月日 | うるう秒 | 協定世界時-原子時 | |
2024年 | ||||
2023年 | ||||
2022年 | ||||
2021年 | ||||
2020年 | ||||
2019年 | ||||
2018年 | ||||
27回 | 2017年 | 1月1日 | +1秒 | -37秒 |
2016年 | ||||
26回 | 2015年 | 7月1日 | +1秒 | -36秒 |
2014年 | ||||
2013年 | ||||
25回 | 2012年 | 7月1日 | +1秒 | -35秒 |
2011年 | ||||
2010年 | ||||
24回 | 2009年 | 1月1日 | +1秒 | -34秒 |
2008年 | ||||
2007年 | ||||
23回 | 2006年 | 1月1日 | +1秒 | -33秒 |
2005年 | ||||
2004年 | ||||
2003年 | ||||
2002年 | ||||
2001年 | ||||
2000年 | ||||
22回 | 1999年 | 1月1日 | +1秒 | -32秒 |
1998年 | ||||
21回 | 1997年 | 7月1日 | +1秒 | -31秒 |
20回 | 1996年 | 1月1日 | +1秒 | -30秒 |
1995年 | ||||
19回 | 1994年 | 7月1日 | +1秒 | -29秒 |
18回 | 1993年 | 7月1日 | +1秒 | -28秒 |
17回 | 1992年 | 7月1日 | +1秒 | -27秒 |
16回 | 1991年 | 1月1日 | +1秒 | -26秒 |
15回 | 1990年 | 1月1日 | +1秒 | -25秒 |
1989年 | ||||
14回 | 1988年 | 1月1日 | +1秒 | -24秒 |
1987年 | ||||
1986年 | ||||
13回 | 1985年 | 7月1日 | +1秒 | -23秒 |
1984年 | ||||
12回 | 1983年 | 7月1日 | +1秒 | -22秒 |
11回 | 1982年 | 7月1日 | +1秒 | -21秒 |
10回 | 1981年 | 7月1日 | +1秒 | -20秒 |
9回 | 1980年 | 1月1日 | +1秒 | -19秒 |
8回 | 1979年 | 1月1日 | +1秒 | -18秒 |
7回 | 1978年 | 1月1日 | +1秒 | -17秒 |
6回 | 1977年 | 1月1日 | +1秒 | -16秒 |
5回 | 1976年 | 1月1日 | +1秒 | -15秒 |
4回 | 1975年 | 1月1日 | +1秒 | -14秒 |
3回 | 1974年 | 1月1日 | +1秒 | -13秒 |
2回 | 1973年 | 1月1日 | +1秒 | -12秒 |
1回 | 1972年 | 7月1日 | +1秒 | -11秒 |
1972年 | 1月1日 | -10秒 |