アメリカ軍がアフガニスタン向けに実施しているパシュト語とダリ語による放送は
軍用機(COMMAND SOLO)とアメリカ空軍の心理戦部隊がアフガニスタンを離れた後も
続いています。
また、放送のスケジュールが変更されたようで日本時間の夜中から朝方に受信した
と言う報告があります。現在、日本では聞こえないか聞こえても以前に比べて信号が
かなり弱くなっています。当初、短波(8700kHz)による放送は飛行機から送信
されていると考えられていましたが、実際には地上から飛行機への中継用に使われていた
というのが事実のようです。 短波の送信地についてはディエノガルシア、CIS諸国、
カタールなどいろいろな情報が流れましたが事実は明らかではありません。 複数の
送信所が使われている可能性もあります。
Voice of Afghanistan
Voice of Afghanistanは3月31日から次のスケジュールで
放送している。
22:30−23:30 15480kHz パシュト語とダリ語
5月13日から周波数を17870kHzへ変更している。
アフガニスタンでは6月11日から緊急ロヤジルガ(Loya Jirga)「国民大会議」が
ザヒルシャー(Zahir Shah) 前国王を議長として始まった。 6月15日、暫定政権の
議長にカルザイ(Hamid Karzai) 現暫定行政機構議長が選出された。
今後正式なロヤジルガを経て選挙による新政府の樹立に進むことになる。
この番組はアフガニスタンのジャーナリストによりロンドンで制作され、ヨーロッパから
送信されていると伝えられていますが、信号の強さなどから考えて、旧ソビエト、CIS
諸国のどこかの送信機(Samaraか?)を借りて放送されているものと思われます。
同局の住所は
Afghan Broadcasting Company
P.O. Box 36467, London, EC2A 2DW, United Kingdom
TEL +44-207-382-9610 FAX 207-382-9608
email afghanbroadcasting@hotmail.com
アフガニスタンの放送
アフガニスタンでは一部の都市で中波とFMによる放送が再開されたと伝えられています。
また、国連平和維持軍を派遣している各国が放送局を開設している。
短波による海外向け放送は残念ながらまだ再開していない。
Radio Free Afghanistan
Radio Free Afghanistanの放送が開始された。
伝えられところによると開始日は1月30日、番組は前半30分がパシュト語で
後半30分がダリ語。 VOAの送信所から放送されている。
日本でも受信できる。
3月31日からのスケジュール(日本時間)は次のとおり。
12:00−14:00 17560 15705 11705kHz
21:00−23:00 17685 15370 15355
02:00−03:00 15210 12030 11835 9845kHz
03:00−03:30 9845kHz
04:30−05:00 15340 9575 7285kHz
同局は、まだ、アフガニスタンをタリバン政権が支配していた昨年秋に、アメリカ議会で
予算が認められていたものだが、その後タリバン政権が崩壊したためアフガニスタンは
Freeになってしまった。 予算が付いてしまったので(?)放送が始まった形だが
今後はアフガニスタンの復興支援を目的に放送を続けるものと思われる。