Radio Prague

 チェコの国際放送局であるRadio Pragueは今年8月31日で創立65周年を迎えた。これを記念して8月31日から9月9日までの受信報告に特別に発行されたのが この「SPECIAL」カードである。左から黒人、黄色人種、白人が描かれており、人種や民族の融合を願ったものである。皮肉にも発 行期間が終了した11日に米国でイスラム過激派によるテロ事件が発生しこのことの難しさを改めて認識させられた。記念QSLと一緒に 26ページの歴史ブックレット(こちらは60周年記念用!)も発行され、波乱の歴史が述べられている。同局は第二次大戦直前の 1936年に放送を開始したが、2年半後の1939年3月15日にはナチスに占領されてしまった。古いカードを探して見たら1966 年8月のものが出てきた。この頃のカードも赤・青・黒の3色ながら味のあるものである、特に当時のコールサイン「OLR」が入ってい るのが嬉しい。関係のないことだが、この頃はロゴが流行っており、小田急の電車には「OER」、京王の電車には「KTR」、新幹線に は「JNR」などのロゴが書いてあったのを思い出した!1966年は東京オリンピック(1964年)でチャスラフスカが活躍した後 で、チェコは「プラハの春」と言われた民主化を謳歌していた時期であった。その丁度2年後の1968年8月ソ連軍が侵入して「プラハ の春」は終わりになった。2001年と1966年のカードの裏面を比較して見ると、1966年のものはタイプで綺麗に印字してある が、2001年のものは手書きである。パソコンの普及でタイプライターがなくなってしまった影響である。確認の文言も若干変わってい る「当局のログと照合の上...」と昔の方が厳しい文章である。受信時間は1966年には夕方の13mbで、同局のアジア方面のター ゲットエリアは日本であった、2001年の場合は早朝の25mbで、ターゲットエリアは主として東南アジアに移っていることがわか る。現在良好なのは05:00-05:27と06:30-06:57に11600kHzで行われている英語放送である。何故か 07:30-07:57の北米向英語放送も同周波数で受信できる。
 昔からサービスの良い局として有名であるが、21世紀に なってもその伝統は変わっていない。国際放送廃止の話も今のところ聞かれない。頑張って欲しいものである。

 受信報告の宛先: Vinohradska 12, 12099 Prague, Chech

  URLはhttp://www.radio.cz、E-mailはenglish@radio.cz、FAXは+420 2 21552932。
 

65周年記念カードとその裏面(104×147mm)

     

60周年記念ブックレット(A5版26ページ)         ↓1966年のQSLカー ド(3色刷り、100×137mm)

     
 

1966年のカード裏面


 
 

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