FEBA-Seychelles

 FEBA(Far East Broadcasting Association)はFEBCと同じキリスト教団体(FEBC International)が経営する宗教局で、1970年にインド洋上の当時は英国領だったSeychellesから短波放送を開始 した。放送のターゲットエリアはインドと東アフリカであった。Seychellesから見てインドの延長上に日本が位置するため日本でも 常連局となった。放送の大半はインド系の諸言語であったが、英語放送もあり中でも民間局には珍しい「Special English」の放送は日本人にもわかり易く人気があった。送信所はMahe島の海岸にコンクリートの柱を立てて建設され、「海中アン テナ」として珍しがられた。アンテナはビーチからも良く見え、あるBCLなどは新婚旅行にFEBAのアンテナを見に行ったほどだ!元々 Seychellesは英国領だったこともあり、この局は英国的な性格を持ち、受信報告の確認は極めて厳しい事で有名であった。テスト送 信中は世界中にQSLカードを発行したものの、本放送開始後はターゲットエリア外からの受信報告には正式のQSLを発行しなかった。 Seychellesは当時は本当に「南の楽園」であったが、最近はインド系の電話会社Telecom Seychellesが同社を通じて不正接続させるプログラムをアダルトサイト等を介して世界中にばらまき、「不正接続の国」として有名 になった。そのため日本の国際電話各社は同国へのダイヤル自動通話を止めてしまったほどだ。この国は「タックスヘブン」としても有名で あったが、最近は放送局についても重税を課してきたため、FEBAでは送信所の更新を諦め、3月末で送信を打ち切り、4月中にアンテナも 撤去してオフィスも閉鎖してしまった。現在は番組は従来通り出ているがすべてCIS諸国等からの中継である。また本部は英国に移転した。 英国移転後は「FEBAは自前の送信所を持っていないので受信報告を確認することが出来ない」(確かにその通りだ!)との理由でQSLを 発行しないポリシーとなった。この辺も英国的だ。
 それでも受信報告を出して見たい人は以下のアドレスに;
 FEBA, Ivy Arch Road, Worthing, West Sussex, BN14 8BX, England
  URLは; http://www.feba.org.uk
  E-mailは; info@feba.org.uk

 QSLカードは放送開始時の1970年に試験送信を受信した時のものと、2003年3月の閉局直前のも ので、「初め」と「終わり」のものである。なおSeychellesにはまだBBCの中継局が残っているので今のところは珍カントリーと はいえない。

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左:1970年放送開始時のQSLカード(当時は直通航空路がなくケニアのモンバサ経由で郵便が送られていたことが分かる)  137×90mm
右:海中送信アンテナ
    
 

左:2003年放送放送終了時のQSLカード(表) 149×105mm
右:ステッカー
    

左:2003年放送放送終了時のQSLカード(裏) オフィスは閉鎖された
右:アンテナ支柱点検中のダイバー
 
 
 

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