Lyngby Radio

  今月も先月に続きデンマークの短波局である。既報のようにデンマークには短波放送局はなくなってしまったが、短波の無線局はまだ残っている。デンマークを代表する短波無線局は海岸局Lyngby Radio(メインコールOXZ)で、無線の父と呼ばれるデンマーク人ポールセン博士が新式の火花送信機を1908年に設置して以来運用を続けている世界で最も由緒ある海岸局の一つである。1929年にRadio Denmarkの短波送信が開始された時もLyngby Radioの500W送信機が使用されたことが記録に残っている。
 Lyngby(日本語では「リンビー」)という地名はデンマークにはいくつもあり、何れも海岸に近いところなので同局は本当はどこにあるのかという質問を受けるが、海岸局のあるLyngbyはコペンハーゲンの北約15kmのところにある町でKongens Lyngbyとも呼ばれる。有名なデンマーク工科大学もここにある。なお現在は他の海岸局の運営もすべて同局の名称で行っている。
 短波通信の中心であった同局も衛星通信化の影響で1999年1月でCW通信を全廃、かろうじて残っていたSITOR通信の周波数も毎年減少しており、現在は1波のみ、若干のSSBによるHF通信を残すのみとなったため、早く受信しておかないとHF全廃の恐れは十分ある。
 以前はアンテナのデザインの公式QSLカードを発行していたが、1999年の受信報告に対するものは写真に示したようにOZ1コールのアマチュア無線局3局の交信証を兼ねたもので、同局のアマチュア無線に興味を持つオペレーターが善意で発行していることが分かる。従って彼らがリタイアしてしまうと発行も停止されることが予想されるし、切れてしまえば追加印刷は行われないかも知れないので、これから受信報告を送る場合にはPFCを同封しておいた方が宜しいかも知れない。
 現在SSB通信用に使用している周波数は次の通り; (カッコ内は予備または臨時周波数)
 4408 (4429) 8740 (8770) 13116 (13143) 17344 (17293) (22777) (25145)
  SITOR通信に使用している周波数は22394kHzである。

 受信報告の宛先; Lyngby Radio, Bagsvaerd Moellevej 3, DK-2800 Lyngby, Denmark
  URL;   http://www.lyngbyradio.com
  E-mail;  lyra@post4.tele.dk
  FAX; +45 4588 2485

QSLカードの表 Valdemar Poulsen博士の最初に作った火花送信機と当時の研究室、最近の局舎の写真 大きさ139×90mm

 

QSLカードの裏 3アマチュア局の交信証と兼ねている コールは同局(OXZ)と同局の管理するBaavand Radio(OXB)にちなんだ特別コール

 

左:1980年代まで発行されていた公式QSL(1月号のRadio Denmarkのアンテナをデザインしたカードに似ている) 
右:Lyngby RadioのHP(デンマーク語のみ)

 
 
 

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