HF Marine Weather Service (オーストラリア)

 オーストラリアでは既存のCWを扱う海岸局が全滅した後、沿岸船舶向に新しい気象短波局が2002年に建設され運用を開始した。オーストラリア気象庁(Bureau of Meteorology)の経営により船舶向に短波で気象警報・予報放送(音声、FAX)を行っている。短波の送信所は2カ所あり、主としてインド洋向は西オーストラリア州WilnaにあるVMW局から、主として太平洋向はQueensland州CharlevilleにあるVMC局から発信されている。コールサインは両地点の頭文字をつけている。何れの局も海岸からかなり内陸に入った地点に立地している。音声は出力1kWのSSB(USB)で無指向性アンテナからの送信だが効率が良く、日本、英国、ベルギー、スイスにまで電波が届いている。送信所に放送施設がある訳ではなく、音声、FAXともに入力されたデータに基づき自動的に情報が送信される仕組みになっている。
 音声放送は両局ともに同時に4波を使用して行われている。
 VMC局 現地時間の07:00-18:00 4426 8176 12365 16546 18:00-07:00 2201 6507 8176 12365
  VNM局 現地時間の07:00-18:00  4149 8113 12362 16528 18:00-07:00 2056, 6230, 8113, 12362
 警報及び予報の放送は毎時00分及び30分に出る。音声放送について詳しいスケジュールは
http://www.bom.gov.au/marine/voice_services.shtmlを参照のこと。なおオーストラリアには時間帯が3つあり、しかも北半球の冬期に夏時間となるので注意が必要である。またFAX放送のスケジュール及び周波数はhttp://www.bom.gov.au/nmoc/rad_sch/vmc_guide.shtml#freqを参照のこと。
 受信報告に対しては手書きのQSLカードが気象庁より発行される。

 受信報告の宛先; Bureau of Meteorology Service Policy Branch - Marine,  GPO Box 1289K, Melbourne 3001, Australia

開局当時の責任者Brendon McMahon氏発行の手書きQSLカード(郵便料金節約のため政府の郵便物ながらシンガポールから配送された!)

 
 

VMC/VMW局のサービス範囲図

 
 
 

左:VMC局(Charleville) 右:VMW局(Wilna)
  
 
 

1kW送信機(両局とも同じ)

 
 

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