Radio Free Asia (U.S.A.)
 
  Radio Free AsiaはRadio Free Europe/Radio Libertyのアジア版として1994年に議会の承認を得た東・東南アジア地域向の政治的目的を持った放送で、アジア各地に資本主義と民主主義の考え方 を啓蒙する事を目的としている。最初の放送は1996年9月29日に中国語の1.5時間番組で開始された。同年12月1日からはチベット語、1997年2 月からはビルマ語、ベトナム語、3月からは韓国語、4月からはクメール語、ラオス語放送が相次いで開始され、ほぼ現在の放送体制が整備された。現在は更に 広東語、ウイグル語が加わり9カ国語の放送体制となっている。資本主義と民主主義を標榜しているため、当然のことながらこれに反対する、中国、北朝鮮、ベ トナム、ミャンマー等からは反発や妨害を受けている。妨害電波に対応して同局は「ジャミング防止アンテナ」の作り方を指南しているほどである。
 謀略放送的な色彩を有するためか放送開始当初は正式な受信証を発行せず、「お礼レター」のみの返信であったが、1997年にダライラマを描いた政治色の 濃い最初のQSLカードを発行、長らくこの状態が続いた後、2004年8月にアテネオリンピック記念カード、更に9月には創立8周年記念カードを発行し更 に受信報告専用ページを創設するなど、昨年からQSLポリシーが大幅に変更されている。ターゲットとする中国にもBCLが増加したことに対応する措置で あろう。
 今年の春節(旧正月)は2月9日だが、これを記念して1月と2月に発行されるのが初の干支QSLで、同局としては4番目のQSLカードとなる。この干支 QSLは今後毎年発行される可能性がある。同局のHPから受信報告を送 ろうとしたがWindowsXPSP2に対応していない不具合があるようでうまく動作せず、受信報告専用のE-mailアドレスで受信報告を送付した。す ぐ に係のAJ Janitschek氏よりお礼の返信がE-mailで届き、数日後に今年の干支のQSLカードが送られてきた。QSLカードを見ると「酉年」は米国では 「The Year of the Rooster」という事が解る。和英辞典を引くと「The Year of  the Cock」と出ているが、米国では「Cock」という言葉が「鶏」以外の意味で広く使われているため、誤解を防ぐために「Rooster」という言葉を 使っている。鶏の絵の横に「雞年」(jinian)とい見慣れない漢字が記述されているが「雞」は旧字体で 「鶏」の事を意味する。簡体字では「鸡」で あり、「雞」と「鶏」の区別はない。日本や韓国では元々中国語から来た十二支を表す字を使って「酉年」(中国語読みでyounian)が一般的だが、中国 では「酉年」の他にに「雞年」(「鸡年」) も使用されている。本来東アジア全体に通用する「酉年」か、メインターゲットの中国で使用される「鸡年」にすべきだが、RFAの局員に繁体字地域の出身者が多いからであろう か? 1枚のQSLカードでこんな事まで分かってしまう点はさすがにRFAである。

 受信報告の宛先;  Reception Reports, Radio Free Asia, 2025 M. Street NW, Suite 300, Washington DC 20036, U.S.A.
  受信報告専用E-mail:   qsl@rfa.org
  URL:    http://www.rfa.org  または http://www.techweb.rfa.org

2005年記念QSL(表面) 左には歴史が書いてある、1996年3月とあるのは組織の成立日であろう。 151× 101mm。


QSLカードの裏面 送信地の記述はなし。


放送開始直後に送られてきたステッカー


左:RFA推奨の「ジャミング防止アンテナ」 小型指向性短波アンテナである! 右: 現在の放送言語は9言語
 


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