Radio Telelfís Éireann (Ireland)


 アイルランドは長らく短波放送とは無縁であったが、一時期RTE(
Radio Telelfís Éireann)がVT Merlin社の送信所を使用して世界各地域向に短波放送を行っていたことがあった。日本ではアジア・太平洋向のシンガポール中継の電波が非常に良好に受 信できたものであった。しかし短波放送の中継料が高いという議論が出て、VT Merlin社からの中継は2003年いっぱいで中止となり、以降はWRN(World Radio Network)による衛星放送一本となった。それでもWorldSpace衛星からの放送は無料で受信できたが、今年の4月15日より WorldSpace衛星放送の有料化(元々第三世界に無料で良質の番組を届けるのが使命であった筈だが!)で料金を支払わないと受信できなくなってし まった。結局空中波では同国の放送を受信することができなくなり、ハシゴを外された形となってしまった。外国人だけなく海外在留のアイルランド人やアイル ランド出身者からの批判もあり、同局は短波放送の再開や、一部リスナーへのWRN衛星放送無料受信も考えていると言われている。
 最初のQSLカードの方は国際放送を実施していた頃のシンガポール中継の受信に対するものである。表は絵葉書だが、裏は印刷されている。次のQSLレ ターは最近ロンドンで受信した252kHzの長波放送に対するものである。252kHzはRTE Radio 1の放送で、Summerhillにある500kW送信機から出ている。長波の強みでロンドンでは昼間の室内でもかなりの強さで聞こえるが、音質はあまり 良くない。この252kHzの送信機はマン島から放送していた有名な英国民間局「Atlantic252」が受信品質の悪さからリスナーに見放されて倒産 した後RTEが引き取った曰く因縁のあるものである。面白いことに電波が伝わりやすい夜間は同周波のアルジェリアとロシアが強くて使い物にならず、2つの 混信局の空間波が入ってこない昼間だけ直接波が受信できる訳である。
 RTEの放送は現在もWRNでは1日5回放送されている。この内毎日03:00の放送はWRNのwebサイト(http://www.wrn.org) 上で過去5日間のものをオンデマンドで聴くことができる。またRTEのwebサイト(http://www.rte.ie)上ではRadio 1の放送を24時間ライブで聞くことが可能である。
   また1年に1-2回フットボールの試合の特別放送を短波で中継することがあるので、日本に住んでいても短波で聞くチャンスは残されている。2005年には 9月に放送された。

 連絡先:  Donnybrook, Dublin 4, Ireland

短波放送のQSLカード (大きさ 150×105mm)



 

ロンドンで受信した252kHzに対するQSLレター





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