SW Radio Africa

  SW Radio Africaはジンバブウェ向の秘密局で、2001年12月に英国を本拠地にジンバブウェからの亡命者であるGerry Jackson女史が設立して放送を開始したものである。同氏は以前はZimbabuwe Broadcasting Coroprationsの職員であったが、1997年に同国に食料暴動が起きた時、聴取者からの電話による意見をそのまま放送に流したことで局を解雇さ れ、2000年に独立局Capital FMを設立したが、これも政府の弾圧を受けて閉鎖させられ、英国に亡命した。ジンバブウェでは少数の白人が富の大部分を所有するという状態が続いていた が、これに業を煮やしたムガベ政権は白人農園主を殺害して農地を奪うという強行策をとり、その結果農地が荒れ果て深刻な食糧危機を招いた。その後同政権は 強権的な姿勢をとり続け野党や野党の支持者に弾圧を加えるようになって欧米諸国からの援助停止という事態を招き、経済、食料状況ともに混迷を深めている。 番組は国民に真実を伝えるための英語のニュース番組とアフリカ音楽が中心で、当初は6145kHzで01:00-04:00と1日3時間の放送であった。 今年になって放送は1日2回に増強されたが、ジンバブウェ政府は中国に援助を要請、中国はジンバブウェ政府に得意のジャミング送信機を提供し、強力なジャ ミングを発射によって同局を受信不能とした。それに対抗して3月より周波数や時間を増やしたがジャミング送信機の威力はすざましく受信不能の状況が続いた 上、ついに資金が枯 渇し5月には深刻な事態に陥った。何とか資金は確保し、短波ジャミングを回避するため中波の1197kHzに周波数を変更して放送することが決まったが、 短波放送はその後も02:00-03:00に15145kHzで7月9日まで継続した。送信地は未発表だがMeyertonにあるSentech社の 100kW送信機であるとされている。
 閉局間近に送った受信報告に対してごく最近QSLカードの返信があった。コンピュータで打ち出したデータと図柄に手書きでサイン(Kefler Farglresと読める)がしてある。現在同局は12:00-14:00に1197kHz(事実上MW Radio Africa)となってしまい、日本での直接受信は絶望的となった。インターネットでの放送は受信できる。
 QSLカードの上部の図柄は同局のHPに使用されているものと同じだが、よく見ると右の方の子供の写真が入っていないことが分かる。
 ジャミング送信機を持て余したジンバブウェ政府は他の秘密局にジャミングをかけだしたとのことである。

 局の連絡先:  P.O.Box 243, Borehamwood, Herts, WD6 4WA, U.K.
  URL  http://www.swradioafrica.com
  E-mail   tech@swradioafrica.com
  FAX      +44 20 8387 1416


コンピュータ打出しにサインをしたQSLカード

現在のHPのヘッダー(QSLカードの図案と微妙に異なる)


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