Radiodifsão de Timor (東チモール)

 チモール島は1859年以来東はポルトガル領、西はオランダ領となり、インドネシアがオランダから独立した後も東チモールはポルトガル領のままであっ た。しかし1976年同地域内の右派勢力と結んだインドネシアによって一方的に併合された。その後独立の動きが加速し1999年には国連に統治が移され、 住民投票の結果2002年5月20日にチモール民主共和国として独立し現在に至っている。放送局もポルトガル領時はEmissora de Radiodofus
ão de Timor、インドネシア占領時(国際的には併合は認められていない)はRRI-Dili、現在はRadiodofusão de Timor Lesteとなっている。
 周波数は当初3268kHz、RRI-Diliの時代は3120、2456kHzが使用されていたがRRI時代に短波は廃止され、現在は中波とFMのみ の放送で日本国内での受信は絶望的となっている。
 掲載したのは
Emissora de Radiodofusão de Timor時代のQSLカードで、今から33年前の1972年10月の受信に対するものである。番組はポルトガル語で、受信報告もポルトガル語で書いた。 返信料は同封しなかったが、5ヶ月後にQSLカードによる返信があった。返信者は当時のDirectorのJaime Joaquim Neves氏でポルトガル人である。周波数は3268kHzの筈が3668kHzと記入してあり、ご丁寧に波長まで82m(3268kHzならば92m) と対応して間違えている。当時の公称周波数が3668kHzであった可能性もある。カードの表中央にポルトガルの紋章とその下に「PROVINCIA DE TIMOR」とあるがこれは植民地時代の同地域がポルトガルの一地方の扱いであることを示したものである。勿論現在は東チモール独自の紋章が制定されてい る。現在も同国の公用語はポルトガル語で、インドネシアの占領を認めない立場からは現在のRadiodofusão de Timor Lesteが直接の後継局となる。
 独立して3年、産業もなく苦しい国であるが、カードの図案にもなった高床式の家や美しい海岸は健在である。観光などを振興して是非頑張って
短 波放送も復活して欲しいものである。
 
 現在使用中の周波数は次の通りで、AM放送は1波(1kW)のみである。
  Dili 684kHz 91.5MHz Alieu 90.9MHz Ainaro 96.3MHz Bacau 105.1MHz Bobonaro 88.7MHz Ermera 90.1MHz Liquisa 99.5MHz Lautem 97.1MHz
  Manatuto 94.5MHz Oecusse 92.1MHz Same 96.3MHz Suai 93.1MHz
  

 連絡先: Rua Caicoli, Dili, Timor Leste
   E-mail:   radiotimorleste@hotmail.com  または radio@rttl.org
   電話:   +670 332 1826
   URL:      http://www.rttl.org

QSLカード(表) 高床式の家と海岸、ヤシの木の図案 中央上はポルトガルの紋章    大きさは139×86mm



QSLカード(裏) 浮き出し式の印が押してある 周波数は3268kHzの間違い 文章は英語



左:カードの図案と同じ高床式の家(East Timor Photo Galleryより) 右: 美しい海岸(政府観光局)




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