WWRB (米国) 

 米国は第二次大戦の戦勝国であるため豊富なコールサインが割り当てられておりWWRB局も正式名称「World Wide Religious Broadcaster」にちなんだコールサインを割り当てられている。 敗戦国日本はコールサインを削られてしまい、こんな贅沢はできない。JOBKを「JapanのOsakaのBanbachoのKado」と洒落る位が関の 山である。この局は当初1995年Georgia州にコミュニティ短波局(コミュニティFM局ではない!)WGTGとして誕生したが、送信施設を強化する 過程で、電力供給や電話線の数が足りなくなり、2000年6月に
Tennessee州 Manchesterに移転し、コールサインと局名も変更して現在に至っている。
 局名から分かるようにキリスト教伝導を目的とした宗教放送局である。ポリシーとしては全世界をカバー可能な送信機とアンテナを保有しているのを「売り」 として、米国内の宗教放送団体に30分刻みで放送時間を貸すというビジネスモデルとなっている。現在はOvercomer Ministryの番組が比較的多いが、空きスロットとなり買い手がつくのを待っている時間帯も多い。原則として番組間にWWRBのアナウンスが出る。周 波数は3185、5050、5085、5745、6890、9320、11920、15250kHzが使用されており、60mbやバンド外れ等変則的な周 波数が多い ためWWRBは「We Waste Radio Bandwidth」の略だという悪口まで囁かれている!しかし混信が少ない分だけ聞きやすい事も確かである。
 極東・太平洋向放送は秋口までは13:00-21:00に5085kHz(500kW)で行われていたが、現在この時間の周波数はもっとマニアックな 3185kHzという周波数に変わっている。番組の合間や終了時にWWRBのアナウンスがある。
  WGTG当時はQSL発行条件が連続5時間以上受信であったのが、WWRBになると更に厳しくなり更に連続7日間という条件が追加され事実上受信報告拒否 状態であった。最近になってこの条件は緩和されたらしく1回の受信報告でもカードが発行されるようになった。WWRB Listener's Club発行という形式をとっており超特大のカードである。左側には送信モードがAM、SSB、DRM、RTTY、PSK-31、SSTV、FAXの7 モード記述され、右側には受信報告欄が7つあり、1回の報告毎に金色のシールを貼ってくれることになっている。七福神巡りの色紙のようなもので両側に7つ づつ金色シールが貼られると「満願」という事になり、御利益が更に倍加するものと思われる。しかし左側の7モードは実際には使われていないものもあり達成 困難であろう。発行者の Angela Frantz氏はWGTGの創始者Dave Frantz氏の家族と思われる。Airline Transport Communications社経営の傍らこの局も運営しているのであろう。
 経営的に苦しいらしくURLも長らく休眠状態であったが、このところ復活した。URLの中に「Shortwave Listener's Club」のページがあり、小生は389番に登録されている。

 受信報告の宛先: Radio Station WWRB, c/o Airline Transport Communications, Inc., Box 7 Manchester, Tennessee 37349, U.S.A.
  電話: +1 931 841 0492
  URL:      http://www.wwrb.org


特大QSLカード 大きさは280×215mm 中央下にはマルコによる福音書の一節「全世界を巡りて凡ての造られしものに福音を宣べ伝え よ」が記述されている



左: 送信所のアンテナ群  右: 極東向ロンビックアンテナ(方向340度)のカバー範囲 日本も入っている (同局のHPより)
   
 


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