Pakistan Naval Radio (Pakistan)

 無線電信(CW)による船舶通信は商用ではすっかりすたれてしまったが、最終的な通信手段として軍用では まだ健在である。 パキスタンはアラビア海沿いに数百kmの海岸線を持っている国で、隣国インドと比べると海軍力は小さいがそれでも24,000人 の海軍を有している。海軍の中心はKarachi近くのOrmaraでここにドック等もある。アラビア海等に展開する海軍の通信 基地もここにあり、AQPのコールサインで船舶とCW通信を行っている。これがPakistan Naval Radioで、海 軍通信隊が運用に当たっている。局はOrmaraだが、本部は首都の Islamabadにあり、受信報告に対して本部からQSLカードが発行される。軍のユーティリティ局には珍しく、盛り上げイン クでちゃんと印刷したカー ドである。なおパキスタン海軍ではOrmaraが手狭であるため、西部のGwadarに中国の援助で新軍港を建設中であるとい う。

 現在のAQPの周波数は次の通りである。 2457.5 4325 6390 8490 13011 17093.6kHz、通信モードは昔ながらのA1である。

 受信報告の宛先:  Director of Signals, Naval Headquartes, Islamabad, Pakistan


印刷されたQSLカード(一緒に担当者のサイン入りの手紙も送られてきた、中央にパキスタン海軍のマークがある) 盛り上げインクによる印刷 大きさ 143×112mm



(左)Ormara基地に停泊中の日本の軍艦を警備するパキスタン海軍兵士 (www.pakistandefence.comより)
(右)パキスタン海軍の軍旗
 


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