All India Radio - Shimla (インド)

 
 インドにはAll India Radioの国内向短波局が多数あるが、受信報告に体するレスポンスはあまり期待できない。良くてもDelhiの本局に転送されて、Delhiから海外放 送用のQSLカードで返信という事が多い。しかし中には個別に返信を行ってくれることもある。その条件としては、責任者(局長director、または技 術部長engineering director)がBCLやアマチュア無線に理解があり、増力や周波数変更等で受信報告に興味を持っており、その個人宛に直接受信報告を出した場合であ る。インドでは近年BCLが盛んであるためその確率は高まりつつあると言える。日本で「BCLブーム世代」が中堅となっている放送局からは返信率が良いの と同じ理屈である。

 All India Radio-Shimlaも長らく返信の全く来ない局であったが、最近BCLに理解のあるSunil Bhatia氏が技術部長に就任し、2012年10月に送信機を再調整して周波数を4965kHzから4860kHzに変更してから、受信報告を歓迎する ようになった。周波数変更が行われた間もない昨年(2012年)11月に新周波数4860kHzで同局を受信し、IRC1枚同封で同 氏に直接受信報告を送ったところ12月末になって氏から文書番号付の正式なQSLレターが届けられた。
 Shimllaはインド北部Himachal Pradesh州(ヒマラヤに近いインド領土というような意味)の州都である。同州は北はカシミール、東はチベットに接して標高が高く、Shimlaは英 国植民地時代には「夏の首都」として使われていたこともあり、現在も避暑地として人気の高い場所である。植民地風の木造建物(局舎もそんな建物で味があ る!)が 多く残っている点も魅力である。東京にも同じ地名(地下鉄三田線で行ける)があり何となく親しみがある!

 「夏の首都」であった割には放送局の開局は比較的遅く1955年6月16日である。現在は100kW中波送信機2基(1基は日本NEC製、もう1基は Thales社製)、50kW短波送信機1基(BEL社製)、FM送信機1基を有している。2005年秋までの短波放送は周波数3223kHz・出力 2.5kWでWindecliff送信所から行われていたが、現在は出力50kWの新送信機よりBaldian送信所から行われている。中波中継局が Kullu、Kasauli、Dharamshala、Himarjurに設置されているが、Himachal Pradesh州の面積は日本の1/6もあるので山がちな全土をカバーするには短波放送が威力を発揮している。

 現在(2013年1月)のスケジュールは以下の通り。番組はヒンズー語である。日本で受信できるのは22:00-02:40に行われる4860kHz (50kW)の放送である。
 短波放送: 平日・土曜 09:25-11:00 4860 11:15-13:10 6020 16:00-18:30 6020 20:30-21:30 6020 22:00-02:40 4860
         日曜 09:25-11:00 4860 11:00-19:00 6020 20:30-21:30 6020 22:00-02:40 4860
  中波放送:  平日・土曜 09:25-18:30 19:50-02:40  日曜 09:25-02:40 774
  FM放送:   09:25-02:40 103.7MHz

 受信報告の宛先:  All India Radio Shimla, Shimala 171004, Himachal Pradesh, India  (Director of EngineeringのSunil Bhatia氏宛にすること)

 E-mail: shimla @ air.org.in

 電話: +91 177 2811355

 URL: http://www.airshimla.com 



QSLレター
文書番号が振ってある、サインはdirector of engineeringのSunil Bhatia氏、氏専用の便箋である!




(左)コロニアル風木造3階建ての局舎(国鉄Shimla駅から西に約800mのChaura Maidan通り沿いにある) (中)主調整室 (右)インド音楽番組の録音 (何れも同局のwebサイトより)
    




(左)局のロゴ (右)山の斜面に家がぎっしりのShimla市内(Wikipediaより)

  


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