Catholic Radio Network Radio Maria of Papua New Guinea (パプアニューギニア)

  パプアニューギニアで放送中のカトリック系放送局である。放送の歴史は比較的新しく2003年5月に放送団 体Catholic Radio Network of Papua New Guinea(CRN PNG)が設立されて、同月パプアニューギニア政府からRabaulにFMコミュニティラジオの放送免許を得たのが局の始まりである。その後Port Moresby、Vanimo、Aitape、Mt.HagenでもFM放送免許を得た。同時にパプアニューギニア最北東部でインドネシアとの国境近くの 太平洋岸の町サンダウン州Vanimoには2003年10月短波放送局の免許も下 り、2004年6月4日に4960kHzで24時間の宗教放送を開始した。各地方都市はFMでカバーし、地方及び全土は短波でカバーするという戦術であ る。4960kHzの放送は出力1kW、アンテナはPOD330型Deltaであった。この短波放送は日本を含む世界各地で比較的良好に受信され、日本で は夜間に受信でき、NBC系以外で最初のパプアニューギニア短波局として注目された。カトリック系ということてVatican Radioとの関係が強く、Vatican Radioの番組を中継し、ISやIDもVatican Radioのものが出ることもあった。

 最初のCRN PNGは経営上の問題から2005年10月にはイタリアに本拠地を置く世界的カトリック放送ネットワークRadio Mariaに配下に入ることになっていた。しかし内部の確執から実現せず、2006年11月にはCRN PNGを解散し、同じカトリック系のThe Voice of Blessed Peter TaRotの配下に入った。更に最終的には2007年3月25日にRadio Mariaの配下に入り、放送団体はCRN Radio Mariaという名称となった。その時にVanimoの短波局はローカル局Radio St.Gabrielと改名した。 ところが
Radio St.Gabrielは2008 年5月に電源部分が故障して放送不能となり停止してしまった。2011年頃までは復旧に努力しているという報告があり、2013年6月現在も廃止宣言は出 されていないが、本家Vatican Radioの短波放送廃止計画の影響かCRN Radio MariaはローカルFM局(現在10局ある)やインターネット(ストリーミング放送が実施されている)、携帯電話放送(既にiphone/iPad用受 信アプリがiTunes上で提供されている)に力を入れるようになりこのまま廃止されてしまう公算が大きい。パプアニューギニア は領土が広大で、都市のFM局だけではごく一部しかカバーできず、また携帯電話の電波も都市近郊しか届かないので、短波放送の復活を望みたいものである。

 局の本拠地は開局時から首都Port Moresby近くのBorokoに設けられたが、受信報告に対しては全く反応がなかった。運営母体が数年おきに変わる事態では海外からの受信報告に 返信している暇などなかったのであろう。今年になって米国のDXerが数年前の受信報告に対して返信を受け取ったというニュースがもたらされた。そこで 2006年5月に送った受信報告の写しをE-mailで現在の局長に送ったところ、数日後に局長Martin We-en神父の代理Paul Kote神父からE-mailで確認の返信を受け取ることができた。組織が継続していれば昔の受信に対しても確認が得られる可能性があるという訳である。 結局受信報告後7年にして受信証を受け取ったことになる。

 このようにE-mail上での平文で受け取った受信証をどのように保存すべきかであるが、米国のGlenn Hauser氏はURL等から取得したロゴや局名を用いてレターヘッドを作成し、その下にメールの内容を印刷して保存することを提唱している。確かにそう することで見栄えは良くなり、PFCと同様の効果をもたらす。そこでレターヘッドを自作してメール文面をA4用紙に印刷して見た。

 現在CNR Radio Mariaは
Port Moresby(103.5MHz)、 Lae(103.7MHz)、Mt. Hagen(98.1MHz)、Rabaul(91.3/88.1MHz)、Aitape(92.9MHz)、Vanimo(91.5MHz)、 Wewak(103.5Mhz)、Wabag(103.1Mhz)、Alotau(103.3MHz)、Kimbe(103.1MHz)で放送している。
The Voice of Blessed Peter TaRotの方も全土で別にFMネットワークを形成して放送を行っている。
 パプアニューギニアでは郵便物が届く確率が低いためE-mailでの連絡の方が効果的である。WRTH2013には4960kHzのRadio St.Gabrielの連絡先としてP.O.Box 205, Vanimo, WSP, Papua New Guineaが掲載されているが機能していない可能性が高い。


 受信報告の宛先: Radio Maria Papua New Guinea Inc., P.O.Box 8719, Boroko, N.C.D, Papua New Guinea

 E-mail: director.png @ radiomaria.org (下記のURL上から送付することもできる)

 URL:  http://www.radiomariapng.org/



レターヘッドを自作したE-QSL Paul Kote神父の発行 「短波局は過去にあった」、「Radio Mariaの方針でFM化を進めている」と記載されている
右下はパプアニューギニアの国旗



現在のPort Moresby局(103.5MHz)の(左)スタジオ風景、(中)中継用衛星アンテナ−赤道直下なので真上を向いている、(右)ポスター
    


短波送信機が設置されていたVanimoの航空写真 人口約19万人




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