REE Cariari Relay Station (コスタリカ)

  スペイン海外放送REE(Radio Exerior de España、旧RNE Radio Nacional de
España) は中南米・北米の受信状態を改善するために1990年中米コスタリカのCariari de Pocosí(首都San Joseの北東、カリブ海沿岸)に大規模な短波中継局を開設した。この局はREE Cantro Emisor de Cariari(カリアリ送信センター)と呼ばれ、3基のContinental社製100kW短波送信機418-Dを導入して南北米州を強力にカバーし た。100kWの高出力のため、夕方の49mbの放送等が日本でも良好に受信された。21世紀に至りコスタリカの短波局はこの局とCahuitaの旧 AWR送信所(現在休止中)だけになってしまったためコスタリカからの貴重な短波放送となっていた。
 2008年11月にREEの中南米向放送を受信し、PFCと返信料($2)を同封してスペイン語でこの中継局に直接受信報告を送ったところ約1ヵ月後に 速達でPFC利用のQSLを送ってきた。米国のGlenn Hauser氏によると、Cariari中継局から直接返信が来るのは結構珍しいことらしい。また同時にコスタリカの絵葉書も送られてきた。
 その後スペインの財政危機が顕在化し、そのあおりでREEも放送縮小を余儀なくされ、2011年には北米向放送を廃止した。Cariari中継局では持 て余した送信機でDRM放送等を試みたが成果は上がらなかった模様である。メンテナンス費用も削減される中昨年(2012年)には送信機の調子が悪くなり スプリアスをまき散らす事態になった。そしてついにREEは10日27日付けで同中継局からの送信を打ち切り、すべて本国からの送信でまかなうという決定 を行った。10月28日以降は同中継所は運用されておらず、送信機も老朽化しているので恐らく解体され、従業員は解雇されるのであろう。そんな訳で同局か らのQSLは貴重な一枚となってしまった。
 もしログが残っていたらまだ間に合うかも知れないので同局に送って見よう。

 受信報告の宛先:  REE Centro Emisor de Onda Corta, 500 Oeste Palí Cariari, Cariari de Pococí, Limón, Costa Rica


(左)PFC利用のQSLカードRNEの印が押してある サインは達筆で読めない
(右)封筒に貼られていた切手

 


RNE制作のビデオから
(左)制御棟とパラボラアンテナ (中)短波送信用アンテナ (右)Continental社製短波送信機

  

同封されていた絵葉書
(左)Arenal火山(1633m、活火山で1968年に大噴火した)  (中)Braulio Carrillo国立公園内の熱帯雨林  (右)コンゴウインコ(Lopa Loja)

  


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