旧ソ連が崩壊し、ウズベキスタンが独立した1991年以降は同国の正式国際放送Radio Tashkent
Internationalの送信拠点として使用されたが、過剰設備となった送信所の管理は国家による単一企業体RRTM(Radioaloqa
Radioeshittirish va Televideniye
Markkazi、ラジオ・TV放送・通信センター)に移管され、他の放送局の中継もビジネスとして行うようになった。
Radio Tashkent
Internationalは2006年初めまでに中国語、ドイツ語、パシュトン語、トルコ語を加えた11カ国語で1日15時間放送していたが、費用負担
が重荷となったウズベキスタン政府は同年3月末で短波放送をすべて廃止し、インターネットに切り換えた。現在ではインターネット放送も消滅し、Radio
Tashkentは完全に過去のものとなった。長波、中波も廃止され、現在ウズベキスタン国内向にはFM放送しか存在しない。
Radio Tashkent時代は結構サービスの良い局であった(10通以上受信報告を出すとペナントがもらえた)。QSLカードも各種発行されたが、1960~70年代に発行された「Chimes Tower」(実際にTashkentにある)のQSLカードが有名であるため、小生が持っているものを掲載する。
Radio
Tashkent廃止以降は馴染みがなくなってしまったが、送信所を管理するRRTMからは返信が期待できる。掲載したレターは2019年8月31日に行
われたIBRA Radioの中継に対するもので、ロシア語の受信報告をIRC1枚同封で送ったところ37日後に国際宅急便にて送られてきたものである。
受信報告書の宛先: Tashkent Shortwave Transmitting Station, c/o RRTM, Amir Timur Street 109a, 100202 Toshkent, Uzbekistan
ロシア語では Узбекистан, Ташкент 100202,
д 109 "А", ул.Амир Темир, c/o
Радиоэшнттириш ва Телевидения марккази ДУК,
Ташкентская Коротковолновая Передающая Станция