月刊短波2008年8月号(第2版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎BBCが北京五輪向特別DRM放送 2版新規
 
BBC/WSは、北京五輪向けDRM放送(英語)を行っている。時間は8/4-8/24の15:00-18:00、周波数は 21640kHzで、良く受信できる。送信地はNakhon Sawan中継局で出力は60kWである。(静岡県 伊藤氏)

◎北京に「国境無き記者団」の秘密放送局 2版新規
 北京五輪の開催に合わせて「国境無き記者団」の秘密放送局が北京から20分間104.4MHzのFMで放送された。放送は現地時間8月8日08:08に 開始され、英語、フランス語、中国語で放送され、中国政府に「言論の自由」を認めるように要求した。同団体のスポークスマンによると、これは「共産中国で 初めての非国営放送」であり、「この放送の事を海外の短波放送は報道するだろうが、必ずジャミングをかけられる」としている。放送内容はhttp: //www.rsf-persan.org//chine/ANG.mp3で聞くことができる。(Media Network)
  kimandrewelliott.comによると、その時の番組内容は英語がhttp://www.rsf- persan.org//chine/ANG.mp3、フランス語がhttp://www.rsf- persan.org//chine/FRA.mp3、中国語がhttp://www.rsf-persan.org//chine/CHIN.mp3で 公開されている。(DX Listening Digest 8091)

◎JSWC今年も国際放送講演会開催

 日本短波クラブ(JSWC)は今年も8月23-24日に東京ビッグサイトで開催される「ハムフェア」に出展する。また昨年好評であった「国際放送講演 会」を今年も開 催する。時間は14:00-16:30で場所は東京ビッグサイト会議棟の702号室。入場券を持っていなくても聴講可能である。
 講演内容は;
 1.BCL用受信機・アンテナの傾向と対策(赤林隆仁)
 
2.最近の(主として日本語)放送事情(山田耕嗣)
 
3.最近のQSL事情とBCL復活者へのヒント(岩沙一 彦)
 今年は質疑応答の時間を確保して、BCL関係の疑問・質問に広く対応する予定にしている。
 「ハムフェア」内ブースでは「HCJBグッズ」の提供の他、24日PMにはAWR日本語放送スタッフの参加も予定されている。(JSWC 大武逞伯氏)

◎アジア放送研究会が第30回近隣諸国放送フォーラム
 アジア放送研究会では8月24日(日)に「第30回近隣諸国放送研究フォーラム」を開催する。このフォーラムは、近隣諸国の放送を調査研究するために必 要な知識を共有することを目的に、日本を含めた東アジア地域の放送事情に関する研究発表やパネルディスカッションを中心に構成しているもので、1998年 からは一般にも公開している。30回目となる今年も、事前登録制にて広く一般の参加を求める。日頃から近隣諸国の放送に関心を持つBCLには良い参加の機 会である。通常は会員の一般募集を行っていないが、フォーラム参加者には入会の案内をする。参加費は予稿集、「アジア放送研究月報」、印刷資料、CD等の 資料代と昼食代として2,000円。参加要項はhttp://www.abiweb.jp/act/forum2008.htm参照のこと。
(アジア放送研究会 山下 透氏)

◎電波新聞社から「電子工作マガジン」出る!
 かってラジオ少年憧れの的であった雑誌「ラジオの製作」を出版し、BCLにも多大な影響を及ぼした電波新聞社から、新しいラジオ少年(中年?)向季刊雑 誌「電子工作マガジン」が発刊された。内容は「ラジオの製作」を彷彿とさせるもので、No.1の特集は「チャレンジ!! 電子工作大作戦」、「特集 電波 のしくみを知ろう!!」、「メカトロ技術への挑戦」、「電子工作スーパー・テクニック」(管球式ステレオアンプまである!)と盛り沢山で、計17本の製作 記事が掲載されている。大きな活字、見やすい二色刷多用と時間の余った中高年(元ラジオ少年)に優しい内容である。ネット連動付録として「抵抗器 カラー コード早見版」までついている。また全国パーツショップリストとともにパーツショップの広告が沢山掲載されているのも自作派には嬉しい。B5版155ペー ジで価格は\1,260。同誌専用のURLはhttp://www.denkomagazine.net。(赤林)




◎セントヘレナ2007年送信QSL状況

 2007年の「セントヘレナデー」受信報告に対して「第一次カード」として最初の100枚が既に発送されたが、その後一向に発行が行われていない。この 状況についてプロジェクト支援者のRobert Kipp氏(ドイツ)に問い合わせたところ、以下の回答を得た。局では送られた正確な受信報告書への返信はすべて準備した、島と外部を結ぶ唯一の連絡船で ある「RMS St.Helena」が修理でCape Townのドックに入っており、郵便を発送できない状況である。同船は修理終了後、Cape Townを8月末頃出航しSt.HelenaからAscensionに荷物を運ぶ。郵便はAscensionから航空便で英国に送られ、そこから世界各地 に送られる。従って第二次便以降の発送は早くて8月末〜9月初めとなる。
 また2008年のセントヘレナデーの準備も開始されており、日本向は11月中の日曜日早朝になる予定である。(JSWC 大武逞伯氏) 不便かも知れま せんが、こういう場所は残しておいてもらいたいですね。でも近々St.Helenaにも空港がで きるらしいですが。

◎Abkhaz Radioのスケジュール
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、Abkhaz Radioは6月に次のようにモニターされた。
 毎日 13:00-14:00 16:00-16:20(日曜以外)20:00-20:20 9495 9535 1350
  毎日 23:00-24:00(日曜は23:30)9495 1350
  またRadio Rossiiの中継を次のように行っている。
 月−金曜 14:00-16:00 火−日曜 00:00-02:25 9495 1350
  但し時間は変動することがある。(DX Listening Digest 8075)

◎イラン秘密局時間変更
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、イラン秘密局Voice of the Communist Party of Iranは新しい時間00:59-02:44に3881 4366kHzで出ている。双方の周波数ともにジャミングがかかっている。(DX Listening Digest 8075)

◎RFE/RLもルーマニア語放送を中止に
 Radio Free Europe/Radio Libertyは過去60年近く続いたルーマニア語放送を来る8月1日で中止する。但しMoldovaとTransdnester地域向は継続する。ルー マニア語放送は1950年7月14日より試験放送が、翌年5月1日より本放送が開始された。ルーマニアが共産主義体制であった時期にはルーマニア政府の喉 に突き刺さる骨のような役割を果たし、その中で3人の局員が当時のルーマニア政府に殺害された。映画監督のAlexandru Solomon氏によれば、チャウシェスクの時代には、夜になるとそっとRFEの放送に耳をかたむけ、政府のプロパガンダと事実との違いが日に日にひどく なる事を実感したという。ルーマニアがNATOやEUに加盟し、民主化が達成され、もはや共産主義の脅威が無くなった事が中止の最大の理由である。(DX Listening Digest 8076)




◎Westlist最新版発行

 米国のCraig Healy氏によると、西半球の中波局を網羅した「Westlist」の最新版が7月1日に発行された。FCCのデータベース等を元にしているため実際に オンエアしていない局も含まれている。http://www.am-dx.com/fcclist.htm よりダウンロードできる。(DX Listening Digest 8076)

◎HCJB 21455kHz送信を中止
 HJCBのPifo送信所のSiemens社製30kWDRM送信機から出ていた21455kHzの波は6月29日の16:30で中止された。 (WWDXC Topnews 867)

◎Media Broadcast社はE-mailで受信報告に対応
 ドイツのMedia Broadcast社(旧DTK-T Systems)は次の担当者がE-mailによる受信報告を受け付ける。
 Walter Brodowsky - <Walter.Brodowsky @ media-broadcast.com>
 Behling, Volker  - <Volker.Behling @ media-broadcast.com>
 Puetz, Michael   - <Michael.Puetz @ media-broadcast.com>
 Gawol, Sabine    - <Sabine.Gawol @ media-broadcast.com>
 更に汎用の受信報告受付アドレス<QSL-SHORTWAVE @ media-broadcast.com>も設置している。同社の設備から中継された放送の受信報告を歓迎する。(WWDXC Topnews 867)

仏TDF社の配下に入ったため同じロゴである



◎ナイジェリアに新たな地方局建設

 ナイジェリアEkiti州のEfon-Alaayeに新たな独立系放送局「Ekiti-Scope Radio Television Ekiti Kete」が設立される。予算は1億5000万ナイジェリアドル。この地が選ばれたのは地形上の理由で、市内の丘の上から送信すれば市内は勿論のこと、周 辺3カ国以上でも放送を聴取可能である点が評価された。FRCNの職員が事前調査を行い地元のサルタンにも根回しをして合意にこぎつけたとのことである。 (Media Network)

◎RAIとVaticanが短波DRM放送
 DRM Software Radio ForumsのAndrea Borgnino氏によると、イタリアRAIの設備子会社Raiway社とVatican Radioは7月1日より、Vatican領内の送信機より26060kHzでDRMの試験放送を開始した。出力は200W以下、3素子八木アンテナを使 用し、帯域幅20kHzで、次の番組を送信する。Raiway Roma モノラル 20.24kbps Vatican Radio モノ 20.24kbps Radio Vatican Woroldservice モノ 5.26kbs。(Media Network)

◎BBCはバングラデッシュでFM中継を強化
 BBCベンガル語部はバングラデッシュの6都市で新たにFM中継を開始する。それらはComilla 101.2MHz Khulna 102MHz Chittagong 105.4MHz Rajashahi 105MHz Rangpur 105.4MHz Sylhet 105MHzである。これら6局は既にDhakaで行われている「BBC 100 FM」のサービスを全国的に補完する。またオンラインではhttp://bbcbengali.comでも聞くことができる。(Media Network)

◎厳しくなるSLBCの財政事情
 Sri Lanka Broadcasting Corporationに対する報告書がスリランカ政府より出された。それによると同局には1,037人の従業員がいるがこの内400人は余剰人員である ため自主的に退職させる事が必要としている。また現在行っているサービスの内子供向け放送と1日6-18時間行われている各地方放送局のローカル番組は不 要としている。特にRajarata、Kanthurata、Ruhunaなどでは各局15人で済むところに40人以上が雇用されていて無駄が多いとして おり、Colomboの本局に資源を集中させるべきとしている。また局の使用する電力料金が今年は80%以上も増加した事も問題視し、40%以上の削減を 求めている。SLBCがBBCを中継する中継料も値上げすべきとしており現在1時間当り35ドルの中継料を8月に125ドルに改訂する。また現在無料で中 継している「Tamil Osai」や「Sandeshay Sinhala Service channel」についても、前者に1日150ドル、後者に100ドルを課金すべきとしている。
  SLBC会長のHudson Samarasinghe氏は、10年以上働き、52歳以下の職員には推奨退職をしてもらうことにしている。もし400人の余剰人員が推奨退職した場合4 億ルピーの退職手当が新たに必要となるが、月間の人件費は240万ルピーかかっていたのが150万ルピーで済む。余剰職員は運搬・警備部門に集中してい る。スリランカの公的部門では、政治家の口利きによる採用が多く、余剰人員が出やすい体質となっている。(Media Network)

◎ビルマでは中国から提供のラジオを「北朝鮮化」
 ビルマ反政府局「The Democratic Voice of Burma」の報道によると、ビルマ政府はサイクロンNargisの見舞いとして中国から贈られた2000台の短波受信可能ラジオに対して、受信周波数を 政府の中波放送に固定する措置をとっている。ビルマ政府は中国政府に対して贈呈されたラジオをイラワジ川デルタの住民に配布した事を示す証拠写真を示した が、住民が受信できるのは政府の中波放送だけとのことである。(Media Network)

◎ポーランドは海外放送に長波を利用
 Polish Radioの海外放送は7月1日より長波の198kHzを使用開始した。この周波数はポーランド議会と共用で、議会開催中は議会中継に使用されるが、他の 期 間は海外放送に使用することになった。198kHzの放送時間は16:00と21:00である。(Media Network)

◎Myanmarの放送局新首都へ
 ドイツのDXerはRadio Maynmarからの返信を新アドレスから受け取った。新アドレスは次の通り。
 Ministry of Information, Myanma Radio and Television, Nay Pyi Taw, Myanmar
(DX Listening Digest 8077) ハリケーンの2週間前に引っ越しを行ったらしいです。中波の576kHzと短波はまだYangonから出ていると言われています。

◎Radio FardaがRFE/RLに統合
 米国のBBG(Broadcasting Board of Governors)は7月7日よりRadio FardaをRFE/RLに統合した。Radio Fardaは2002年12月以来RFE/RLとVOAとで共同運用されてきた。今回の経営一本化で今までの二重管理体制が合理化されるが、 「Everning Magazine」のような人気番組に変化はない。またVOAは1日7時間放送されている「VOA Persian News Network」のTV番組のみを制作するが、その内4時間は音声がラジオ放送(VOAペルシャ語放送)としても送信される。BBGではRadio FardaとVOAのラジオ・TVを合わせたイランでの視聴率は31.3%と発表している。(Media Network)

◎World Radio Networkがモスクワで24時間中波放送実施
 World Radio Network(WRN)は6月28日より、モスクワで24時間の中波放送を738kHzで開始した。放送されるのは世界各国のロシア語放送の他、ロシア 国内のローカル放送も含まれる。以前は現地時間の06:00-24:00の放送であったが、24時間放送の要求が強く今回の措置となった。(Media Network)

◎エチオピア秘密局Addis Dimtsが新周波数
 デンマークのAnker Petersen氏によると、エチオピア秘密局Addis Dimtsは7月7日より旧周波数21585kHzに替えて新周波数17875kHzを使用している。送信所はSamara。01:03(開始)-01: 59(終了)。アムハリ語プロ、放送は月曜日のみ。URLはhttp://www.addisdimts.com。(DX Listening Digest 8078) QTHはADDIS DIMTS RADIO, P.O.BOX 21745, Washington DC 20009, USA、電話はTel +1 240 472 4439、E-mailはabelewd @ yahoo.com。

◎Voice of Russiaがオンラインレポートサイト
 Voice of Russiaは英語のオンライン受信報告を受け付けるサイトを開設した。http: //www.vor.ru/dxreport/report.html。(DX Listening Digest 8078) 送信ボタンを押すと全く関係ない画面に飛んでしまうようです。

◎香港に新広東語局
 香港政庁の商業経済開発部は広東語の24時間局に新たに12年間の放送免許を交付した。周波数は810kHz。(Media Network)

◎南スーダンに通信放送組織 〜ケニアが援助
 ケニア政府は南スーダンに通信放送組織を援助・設立する事に意欲を示している。ケニアの通信相は設備や経験を提供したいとしている。南スーダンにはスー ダン政府との合意で「南スーダン政府」(Government of South Sudan: GOSS)が設立され、通信放送省の大臣も決まっている。通信放送大臣のGabriel Chan Gsun氏はケニアに代表団を派遣し、KBC及びSudan Radio Serviceとの番組交換を含めた援助と提案を要請した。これに対しケニアの情報相Samuel Poghisi氏は支援を約束し、放送局の建物に350万ドル支出することになった。(Media Network)

GOSSの旗 本部はWashingtonにある



◎「ふるさとの風」スケジュールを増強
 日本政府が北朝鮮向に送信している「ふるさとの風」に7月14日より22:33-23:00 9585kHz(台南 100kW)の放送が追加された。月・水・金・日曜が日本語の「ふるさとの風」(他に23:30-24:00 11775kHz Darwin 翌、火・木・土曜が韓国語の「日本の風」。(NDXC 長谷川清一氏)

◎SSIRIの新スケジュール
 南スーダン向Southern Sudan Interctive Radio Instruction(SSIRI)の新スケジュールは次の通り。すべて英語。
 15:00-15:30 月−金 15215D 15757M
  15:30-16:00 月−金 11905K 15760S
  15:30-16:00 月・水・金 15530D 17660M
  22:00-22:30 月・水・金 12070K 15390M 15760M
(D:Ghabbyayya M:Meyerton K:Kigali S:Skelton)   (WRTH Update)

◎オーストラリアにもう一局
 オーストラリアではSydneyのSt.Marysに1kWのローカル短波局が誕生し3210kHzで今年中に電波を発射する予定である。(WRTH Update)

◎海峡之声31mb使用
 中国の海峡之声広播電台は09:00-21:00に11590kHzに替わり9505kHzを使用している。(WRTH Update)

◎ペルーに新局
 ペルーのSan Juan Bautistaに新局Radio San Juanが4805kHzで誕生した。(WRTH Update)

◎WRTH夏期補充版発行
 WTRHの夏期補充版が発行された。http://www.wrth.comよりpdf形式でダウンロード可能。ボリュームは6ページで、国際法及び秘 密放送のスケジュール変更についての情報が掲載されている。(HCDX)

◎ジンバブウェに中国から新ジャミング送信機提供
 Harare Tribune誌によると、ジンバブウェ政府は5月17日に中国より新たなジャミング送信機の提供を受けた。このジャミング送信機はVOAのStudio 7とSW Radio Africaへの妨害に使用される。これに対応して両局は切り替え可能な複数周波数での同時放送を開始した。(Media Network)

◎「World Space」が「1worldspace」に 2版追加
 財政危機に陥っているWorld Space社は7月より「1worldsapce」社という名称に改名され、webサイトも一新された。海外支局の名称も変更されたが、古いままの部分 もある。(Media Network)
 8月1日に副社長を務めていたGreg Armstrong氏が退社、同僚だった副社長のAlex Brown氏にも辞職勧告が出されている。(DX Listening Digest 8092)



◎Radio SymbanからE-QSL
 ニュージーランドのBryan Clark氏によると、オーストラリアのRadio Symban(2368.5kHz)は6月に<symban @ radiosymban.com.au>宛にE-mailで出した受信報告に対してE-mailによるQSLで返信があった。それによると「まだ元 の出力が出ていないし、変調も浅い状態で、改善を続けている。もっと良くなったら受信報告がほしい」とのことであった。(WWDXC Topnews 869)

◎ブルガリアがDRM放送のテスト
 Radio Bulgariaはブルガリア語によるDRM試験放送を行ってる。スケジュールは次の通り。
 18:00-21:00  毎日 11900
  15:00-18:00  金−日曜 11900
  22:00-01:00   月−木曜 9700
  欧州向で送信所はsofia。(WRTH Update)

◎アラスカのオーロラ観測局に広帯域高出力短波試験送信許可
 米国のBenn Kobb氏によれば、FCCはアラスカDelta JunctionにあるDigital Aurora Radio Technologies (DART) に対して実験局WE2XRHの免許(有効期間は2010年7月15日まで)を交付した。目的は高緯度地域での短波DRM伝送の研究で、アラスカ全域で良好 に受信できる信号のレベルを測定する。免許によれば7.1-7.6MHzで660kW、9.25-9.95MHzで110kW、4.4-5.1MHzで 1090kWが許されており、混信等が生じた場合には電波を停止することが条件になっている。(DX Listening Digest 8082)
  Digital Radio Mondiale Consortium (DRM)はFCCがDARTに対してアラスカで5,7,9MHzを使用した2年間のDRM送信試験を許可したことを歓迎している。この送信試験が成功し た場合には、10-20kHz幅を占有するがFM並みの音質を有するDRM放送で同時に4チャンネル程度を放送を実施する免許を申請する。アラスカでの試 験は厳しい伝搬状況で行われるので、多くの改善点が発見されると期待されている。(Media Network) アジア向に大規模なDRM短波を行う準備だという見方もあります。

◎AIR-Kolkataに非公式サイト
 インドのAlokesh Gupta氏によると、All India Radio Kolkataに非公式サイトhttp://www.freewebs.com/airkolkata/が出現した。サイトには既に取り壊された Garstin PalceのAIRビルなどの写真が掲載されている。(DX Listening Digest 8082)



◎米国上院VOAに予算認めるも「時間切れ」
 kimandrewelliott.comによると、2008年10月1日から始まる米国の2009会計年度(FY2009)について、上院外交委員会 はBBGに対して6億9300万ドルの予算を承認した。これは前年度より2300万ドル多く、予算要求よりは600万ドル少ない値である。この予算が認め られた事で2009会計年度に予定されていたロシア語、カザフ語、ウズベク語、チベット語等の放送廃止は予算上は回避可能となった。またVOAの予算を 削っ て増額されるとされたアラビア語TV放送「Alhurra」の予算増額は認められなかった。(DX Listening Digest 8082) 
 米国の上院予算小委員会は来る9月30日にVOAが予定している7カ国語放送の廃止に対して、廃止を是認できないとしてBBGに予算措置を認めるとの結 論を出した。しかし議会承認手続に必要な時間から見て廃止予定までに間に合わず時間切れとなるという見方が一般的である。小委員会は政府から Alhurra TVの増強に要求されていた1億1240万ドルの予算の内840万ドルをVOAに割り振るべきだとしている。(Media Network)  7月初めの報道では米国政府は来年度予算でVOA分を1000万ドル削減し、VOAは今年9月いっぱい7カ国語の放送を廃止し、削減分はAlhurra の増強 に使用する要 求を出していました。VOA分の予算は年間2億ドル弱ですが、アラビア向Alurra TVとRadio Sawaには5億ドルが費やされているとのことです。米国政府の意向としては報道の公平にこだわるVOAは縮小して純粋な宣伝放送に力を入れたいようで す。

◎VOAロシア語放送7月26日突如で終了
   VOAは、人権派NGOや一部国会議員の反対にも拘わらず、7月26日に突如ロシア語放送を中止した。ロシア語放送は60年の歴史があるが、事前に何の公 式発表も行われなかった。7月26日のVOAロシア語サイトに「明日からはインターネットで聞ける」と発表されただけであった。ロシア語放送廃止ついては 7月初めに上院歳出委員会で批判され、ロシアでは言論の自由が不十分であるとして2009財政年度に継続のための予算を認める評決がなされていた。BBG では批判に対してRFE/RLのロシア語放送は残り、VOAにロシア語のwebsiteも残るので問題ないとしている。(Media Network)(DX Listening Digest 8086)

◎4800kHzの周波数をシェアか?
 NASWAのRobert Wilkner氏によると、4800kHzのグアテマラRadio Buenas NuevasとメキシコのXERTA局は周波数をシェアしているらしく、19:30頃までグアテマラが出ていて、19:40頃にメキシコに入れ替わる。少 なくともこの時間帯に2局が同時に出ていることが無いようである。(DX Listening Digest 8083)

◎Radio Sweden70周年記念ビデオ募集
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Radio Swedenは放送開始70周年を記念して、リスナー自作のビデオを募集している。内容はRadio Swedenが生活の一部になっているところを説明したもので、YouTubeなどに投稿・登録しそのリンク先をradiosweden70 @ sr.seに連絡する。良い作品はRadio SwedenのHP上で紹介し、優秀作品には賞も用意されている。(HCDX)

◎アルゼンチンで日系人向け番組開始
 ブエノスアイレスのRadio Palermo FM 2(89.1MHz)で6月よりJapon Hoy(今日の日本)という日系人向け番組が始まった。毎週水曜日の現地時間1700-1800(日本時間木曜日0500-0600)の放送で、担当は Ricardo HokamaおよびMidori Graham Nakamura。基本的にスペイン語の番組ではあるが、CMの一部に日本語が聞かれるほか、7月16日にはアルゼンチン訪問中のタンゴ歌手冴木杏奈への 日本語インタビューが流された。また、RAE日本語放送の高木一臣氏へのインタビュー(スペイン語)もあり、戦前からアルゼンチン移住までの話をされてい た。番組担当者は高木氏に対して今後も番組への出演を要請していた。http://www.radiopalermo.com.ar/で聴取可能。(平原 哲也氏)

番組宣伝ロゴ(http: //www.centronikkei.org.ar/notasemanal/194especial.htm#2)


◎カンボジアで日本紹介番組

 カンボジアで日本を紹介する"Svaeng yol Proteh Capon" ("Discover Japan!")が毎週日曜日の現地時間14:00-15:00に、プノンペン(Municipality Radio FM103)、シェムリアップ(Provincial Radio Station FM100.5)、バッタンバン(Sweet FM 103.25)の3都市で放送されている。内容は、日本の文化と社会紹介、日本人・カンボジア人へのインタビュー、歌やクイズ、簡単な日本語レッスン等 で、楽しみながら日本を学べる番組を目指している由。番組制作はTeam "Voice of Japan" Cambodia(代表門倉若菜さん)で、英語で台本を作り、それをクメール語に翻訳して放送している。番組ブログ(http: //blogs.yahoo.co.jp/radio_css)では各回の番組内容を記録している。また、番組CMやジングルはhttp: //geocities.yahoo.co.jp/gl/radio_cssで聴ける。(平原哲也氏)

番組のポスター


◎HCJB Australiaが新サイト

 インドのAlokesh Gupta氏によると、HCJB Australiaは新サイトhttp://www.hcjb.org.auを立ち上げた。このサイトから「HCJB News」がpdf形式でダウンロードできる。(DX Listening Digest 8084)

◎Radio Italia dell'IRIB新新周波数に
 イタリアのDario Monferini氏によると、IRIBのイタリア語サービスであるRadio Italia dell'IRIB は7月21日より周波数を変更した。
 新周波数は次の通り。
 15:30-16:30 9770 13770 15085
  04:30-05:00 5910 7380
(DX Listening Digest 8084) QTHはTehran, Iran 19395/6767、E-mailはitalianradio @ irib.irIndirizzo、電話は+98-21-22162894。 

◎まだ直らないPMAの短波送信施設
 米国のAlex Vranes氏がGuamにあるPMAの本部に問い合わせたところ、「まだアンテナを取り替えるための技術支援を待っている状態が続いている」との回答で あった。要するに以前からの送信停止状態は変わっていない事になるが、まだ短波放送を諦めた訳ではなさそうである。(HCDX)

◎ブラジル局5870kHzに出現
 ブラジルDX Clube do ParanaのMarcelo Vilela氏によると、FlorianopolisにあるRadio Voz Missionariaは5870kHz(10kW)、9665kHz(10kW)、11750kHz(1kW)を使用してる。同氏が局に電話して見たと ころ、coodenator da emissoraのLuis Carlos氏が出て、局のアドレス等を教えてくれた。それによると住所はCx. Postal 2004, Rua Joaquim Nunes, 244
Centro - Camboriu', SC, Brasil、E-mailはprogramavozmissionaria @ hotmail.com、電話番号は+ -47-3261-3232である。この局はRadio Marumbyという局が改名したものであるが、webサイト(http://www.gmuh.com.br/radio/sintonia.htm) はまだ元のままである。5870kHzは追加周波数である。(DX Listening Digest 8085) 5870kHzは放送バンド外れのため日本も含めて世界各地で受信され話題になっています。

◎Democratic Voice of BurmaのwebサイトにDDoS攻撃
 オスロの本拠地のあるビルマ民主派局Democratic Voice of Burma(DVB)のwebサイトに7月20日DDos(Distrubuted Denial of Service: 乗っ取ったサイト等から同時に大量のデータを送りつけてコンピュータを麻痺させる妨害)攻撃が仕掛けられた。データ量は1GB/秒程度であったため限界を 超えることがあったが、siteの機能は維持できた。同局では「攻撃の目的は同サイトをダウンさせることにあり、ビルマ政府が後ろで糸を引いている可能性 が高い」とコメントしている。DVBのwebサイトはビルマに関する情報源として活用されており1日に1万件のアクセスがあるという。(Media Network)
  米国のGlenn Hauser氏によれば、7月30日現在同局のwebsite http://www.dvb.noはアクセス不能の状態が続いている。(DX Listening Digest 8086)

 
◎英国で電灯線インターネット反対運動
 Yahoo!Group「UKQRM」が英国で立ち上がった。このグループは英国での室内向電灯線インターネット(BPL:Broadband over Power Lines)に反対して意見を交換することを目的としている。屋内の電灯線を通信線として利用する英国のBPLでは3-30MHz帯が利用され、家から数 百フィート離れても短波受信が不可能となることが知られている。同グループではYouTubeに反対ビデオを掲示するなどしている。(Media Network)

◎Voice of the People元のスケジュールに戻る
 
総選挙のために特別スケジュールで放送していたジンバブウェ向秘密局Voice of Peopleは8月1日より1日2回の下のスケジュールに戻る。スケジュールは13:00-14:00 9895、02:00-03:00 7120kHzである。RNWのMadagascar中継局からの送信。(Media Network)

◎スイスBeromunsterの中波は今年いっぱいで停波 
 スイスのBeromunsterから出ている中波の531kHzが2008年いっぱいで停波することになった。これは電磁気放射に対する規制によるもの で、元々600kWで送信していたものが、規制により180kWに減力していた。2003年にフィーダーケーブルが雷で破損したため、交換を計画していた が、周辺住民の反対で送信を止めることになった。(Media Network) 1930年代にBeromunster局をEindhovenで受信すると、周波数の異なるLuxembourg局が混信して受信されたことから、電離層 伝搬中の非直線性により空中でも相互変調が起こることが観測され、Luxembourg効果として有名になりました。

◎フランスでQRPのDRM放送試験
 オーストリアのPatrik Robic氏によると、フランスのGraseeより「AGORA FM」と称する局が25775kHzでDRMの試験放送を7月29日の00:45-00:55に実施した。http: //drmcotedazur.canalblog.comにその詳細が記述されている。米国のGlenn Hauser氏によるとDRM協議会のスケジュールには記載されていない。25775kHzのDRM試験放送には「TDF Radio F 」が1000Wで登録されている。(DX Listening Digest 8086)1

◎Guamで中波2局に免許
 米国のDoug Smith氏によると、Guam島のAganaで新たに2局の中波局に免許が与えられた。
 1017kHz 4kW 無指向性送信 北緯13度34分27秒 東経144度51分56秒
 1170kHz 250W 無指向性送信 北緯13度27分24秒 東経144度40分20秒
(DX Listening Digest 8086)

◎Bangkok Meteorological Radioのスケジュール
   オーストラリアのPatrik Robic氏によると、Bangkok Meteorological Radioは7月22日現在次のスケジュールで放送している。
09:00-11:00 12:00-14:00 15:00-17:00 18:00-20:00 21:00-23:00 00:00-02:00 03:00-05:00 06:00-08:00 6765.1 8743KHz。(DX Listening Digest 8086)


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