月刊短波2008年9月号(第5版)
編集 赤林隆仁   時間 JST

◎「BCLの神様」山田耕嗣氏逝く
 日本のBCLの「神様」、「仙人」といわれた山田耕嗣氏が、8月19日肝臓癌のために死去した、67歳であった。氏は1940年に東 京浅草に生まれ、1955年頃BCLを開始、長らく日暮里で活動を行った後最近は千葉県袖ヶ浦市の久留里線横田駅近くに移住し、500mの Biverageアンテナを敷設して 活動を行っていた。立教大学文学部でロ シア語を修め、学生時代の1960年には当時内幸町にあったNHK国際局でアルバイトを開始した。大学卒業後1963年にキングレコードに就職しディレク ターを勤めたが、その後独立してBCL専門ライターの道を歩んだ。1964年5月1日にHCJBが日 本語放送(南米向)を開始した時、日本から初めて届いた受信報告(1964年5月20日 15115kHz)が氏からのものであったことは有名である。 1970年代の中頃から始まったBCLブームの時代に著 した「BCLマニュアル」(1975年 電波新聞社)、「新BCLマニュアル」(1978年 電波新聞社)、「入門BCLブック」(1977-1982年 毎 年発行 実業之日本社)は当時の少年達の間で大ヒットとなり、この本をきっかけに活動を始めたBCLは数知れない。その後も「Radio around the World ラクラクわかる世界の英語放送」(1984年 アルク 西里扶甬子氏と共著)等BCLに関する数多くの著作を残した。ラジオの製作、CQ HAM RADIO、ランラジオ、アクションバンド、ラジオライフなど多くの雑誌に精力的に連載記事を掲載して「BCLの神様」と言われるようになった。また KBSワールドラジオ日本語放送の「ラッコのいき いき週末」には直接出演してBCL情報を提供した。日本語放送を中心に世界各国の放送局に知り合いが多く、今年7月にも訪韓するなどしていた。また JSWC (日本短波クラブ)の会誌「SW  DX Guide」には「今夜もわらいかわせみ」を連載し、入院後に執筆し絶筆となった9月号「この連載はまもなく終了か?」まで掲載回数は265回(22年 1ヵ月)に及ん だ。また最近は今年 3月に発行された三才ブックスの「再び始めるBCL」を執筆、同社の「ラジオライフ」誌に連載記事を再び掲載開始するなど不断の活躍を続けていた。訪韓か らの帰着後体調の不 良 を感じ、8月11日に君津中央病院に入院、当初は電話で各BCLと連絡をとるなどしていたが、容態が悪化し19日23時に息を引き取った。8月23日には 「HAMフェア」の「JSWC講演会」で講演を予定しており、病院の許可を得て出席することにしていたが、この日が告別式となってしまった。同氏の死去に 対してKBS、VOR日本語放送が追悼番組を放送し、RTI日本語放送は訃報を詳しく伝えた。(赤林) レ コード会社に一時勤めていたので作曲家の山田耕筰の子息(同姓同名)と間違えられた事がありますが別人です。 戒名は「空翔院導耕淡波信士」、我々が聞けばすぐBCLと分かります。空の上からこの記事を見ておられるのかな?

(左)愛猫「悟空」と 左側のラック最上部には愛機英国SI-TEX製NAV-FAX200が PCはemachine J3042  (2008 年6月大武逞伯氏撮影)
(中)1970年代初めの山田氏 シャックにはパラノミックアダプタとCollins 51J-3(当時「なかなか良いBCLラジオだ」と語っていた)
(右)愛用の氏名印 下はヒンズー文字
   


◎ニュージランドが短波放送開始60周年 〜 記念ベリも  5版新規
 9月27日にRadio New Zealand Internationalは短波放送開始60周年を迎える。同局は1948年の同日(現地では「自治記念日 Dominion Day」)に米軍用の中古送信機2基を利用してRadio New Zelandの名称で太平洋向の短波放送を開始した。現在では太平洋の18局が番組を中継するようになり、そのための高品質DRM放送も行っている。
 これを記念して27日より「MAILBOX SPECIAL VERSION」と題した特別番組が39分または18分放送される。その予定は次の通り。
 9月26日 20:20  27日 14:06  28日 21:05  29日  02:10  07:35  16:30  20:30  22:30  30日 01:30 07:35  10月4日  05:30
 また60周年記念SLカードが現地時間で9月27日以降年内の受信報告に対して発行される。 (DX Listening Digest 8105)

◎HCJB Ecuadorの送信鉄塔撤去に 5版新規
 HCJBのPifo送信所のアンテナが9月限りで撤去される。最終の送信は9月30日16:00-16:30のドイツ語放送9740kHzである。撤去 されたアンテナはオーストラリアのKununura送信所で再利用される予定。(DX Listening Digest 8107) 「その後のHCJB Ecuadorは超DX局のLa Voz de los Andes(ローカル向3220kHzのみ)に変身か」と思っていましたが、どうもKununuraに使うために最新型の遠隔アンテナを取り外したらし く、他のアンテナは残っているようです。

◎ラジオ NIKKEI 15日に山田氏追悼番組放送 3版新規

 ラジオNIKKEIは来る9月15日(月)に2時間にわたる山田氏追悼番組「
BCLの世界〜山田耕嗣さんを偲んで」を放送する。
 時間は09:00-11:00  再放送が15:45-17:45 周波数は3925  6055 9595(第一放送)
 同時にインターネット、モバイル(ドコモのみ)でも放送し、放送後はポッドキャストでも提供する。
 出演予定者は、大橋太郎(電波新聞社)、山下透(アジア放送研究会、日本短波クラブ)、羽根田新(元三才ブックス)の各氏の他、大武逞伯氏(日本短波ク ラブ)が電話出演する。
(JSWC 大武逞伯氏) mp3形式のファイルはhttp: //blog.radionikkei.jp/webmaster/からダウンロードできます。

◎Mighty KBCが31mbで試験放送  3版新規
  ニュージーランドのMark Nicholls氏によると、オランダ のMighty KBC( KBC International, Argonstraat 6, 6718 WT Ede, The Netherlands)が豪州・インド向にリトアニアの送信所より、試験放送を実施する。
 スケジュールは9月20日、9月27日、10月3日(すべて土曜日)の19:30-19:59で、周波数は9770kHzである。(WWDXC Topnews 877)

◎RTEが短波で特別放送    4版追加
 アイルランドのRTÉ Radio 1は9月7日の「All-Ireland Hurling final」Waterford対Kilkenny戦、及び21日の「All-Ireland Football fina」 Kerry対Tyrone戦を短波で生中継する。
スケジュールは次の通り。
 欧州向 22:00-22:30 11715  22:30-24:00 9850
  その他地域向 22:00-24:00  西中央アフリカ向 11695  東中央アフリカ向 11960  南アフリカ向 7295
(Media Network)
 9月21日の放送は次のように行われる。
 22:00-22:30  11715 WOF 035 kW / 103 deg 欧州向 DRM
 22:30-24:00  9850 WOF 035 kW / 103 deg 欧州向け DRM
 22:00-24:00  7295 MEY 250 kW / 290 deg 南アフリカ向
 22:00-24:00 11695 MEY 250 kW / 335 deg  西中央アフリカ向
 22:00-24:00 11960 MEY 250 kW / 100 deg to 東中央アフリカ向
(DX MIX News)

◎「マイコミジャーナル」でBCLコラム連載中  2版新規
 毎日コミュニケーションズの寺田祐子氏によれば、同社のWEBニュースサイト「マイコミジャーナル」(http: //journal.mycom.co.jp/)にBCLに関するコラム「ラジオのはなし〜ストリーミング時代のBCL」を連載中である。これは再び BCLを始める人向に7月19日より開始され、隔週の木曜日に掲載される。執筆は上杉さくら氏、既に「BCLがひそかに流行っているって知っていました か? 」、「海外の日本語放送ってまだあるんですかね? 」、「復活BCLは朝の常連局から始めてみましょう 」、「ジャミングと地下放送あとさき 」が掲載されている。直接にはhttp://journal.mycom.co.jp/column/bcl/index.htmlでアクセスできる。 (赤林)

◎ラジオマニア2008発売 〜故山田耕嗣ベリーカードコレクションが付録に
 
三才ブックスより「ラジオマニア2008」が発行された。毎年発売されている「ラジマニア」シリーズの最新版である。全部で5章からな り、第1章は「ラジオの裏側」で民放局の製作現場の実態を伝える、「支局独自のローカル番組」、「ベリーカードについての疑問」がBCLには面白い、第2 章は「最強の受信術」、国内AM・FM局の受信テクニック、海外日本語放送の聞き所、中国製vsソニーBCLラジオ対決(ソニーのBCLラジオも中国製な のだが!?)、第3章は「「BCLラジオとともに」で東芝Try Xを中心とする古いBCLラジオを紹介、古いラジオの電池液漏れ、清掃方法等実践テクニックも紹介、第4章は「作ってみよう!試してみよう」ループアンテ ナなど5種類の製作・改造を紹介、第5章は定番の「全国AMラジオ番組」。完全保存版特別付録がまたもの凄く、「山田耕嗣 ベリカードコレクション 民放 ラジオ編」、「ベリカードは小さな表彰状」という故山田耕嗣氏の昭和30年代を中心とする国内民放QSLコレクションを原寸大カラーで紹介している。今後 「NHKラジオ編」も出るらしい。中高年のラジオマニア・おたく垂涎の内容だ。本誌A5版186ページ、付録B6版68ページ、価格\1,500。(赤 林) 付録の表紙裏に記述された山田氏の言葉はBCLに対する氏の遺言になってしまった。

(左)本誌 (右)完全保存版特別付録
  



◎CQ出版社より制作キット本2種類 〜ΔLoop7もこれで製作できる!
 CQ出版社より「プリント板付電子工作解説書シリーズ」の一環として2冊のBCL関連書籍が発売される。
 受信用ループ・アンテナの実験(影山 敦久 著、B5判 32ページ、基板付き、定価2,310円)は、BCL界でその名も高い「ΔLoop7」の発明考案者影山敦久氏自らが1年以上の際月をかけて準備・執筆し た解説・製作作書。BCL受信に定評のある受信専用のアクティブ・アンテナ「ΔLoop7」を制作する。1辺1mの三角形のループ・アンテナとFET差動 増幅型プリセ レクタの組み合わせで,ノイズを押さえ高利得な受信システムの実現を目指す。プリセレクタとプリセレクタのコントロール回路,そしてもう一つ汎用のプリセ レクタ(こちらはFETを使った普通の増幅器)の合計3種類の専用プリント基板が付属している。今まで二の足を踏んでいたファンも部品さえ集めれば比較的 容易にΔLoopが制作できるよう になるし、また色々なループアンテナの実験ができるようになる点も嬉しい。
 エアバンド受信機の実験(鈴木 憲次 著、B5判 64ページ、基板付き、定価2,730円)は、要請の高かったラジオの制作本。航空機のパイロットと管制官の通信を聞くことができるエアバンド・ラジオ、 海外放送を聞くことができる短波ラジオ、そして中波ラジオを制作できる基板が付属しているので、これだけでも充分な価値がある。ストレート方式の短波/中 波ラジオ,スーパーヘテロダイン方式の短波ラジオとストレート方式の中波ラジオ,エアバンド受信機と中波ラジオ,エアバンド受信機調整用回路の合計4枚種 類の専用プリント基板が付属している。(赤林)

   


◎Radio Swedenが70周年記念特別放送
 Radio Swedenは来る9月3日の放送開始70周年を祝って記念放送を行う。当日の最初の英語放送では21:30よりStockholmの放送会館第5スタジ オよりの生放送で、過去の録音やゲストの話で同局の歴史をふり返る。その後文化人や報道人によるパネルディスカッションを01:30まで放送する。この放 送は北米向に15240kHzで放送されるほかhttp://www.sr.seよりインターネットでも放送される。(Media Netowork)

◎IBB Kuwait中継局の第二期強化計画

 BBGはIBB Kuwait中継局の第二期強化として、送信機を収容する新しい建物とその付随設備を建設することになり業者選定に入っている。ドイツのKai Ludwig氏によると、新しい建物に収容される送信機はKavala、Gloria、Holkirchenの旧中継局で使用されていた Continental 419送信機で、現在はどこかに格納されているものである。「付随設備」とはアンテナを示し、特にアフガニスタンとその周辺地域向に複数の送信機を束ねて 集中的に電波を発信する狙いがある。アフガニスタン向アンテナは方向を逆に使用すればアフリカ向送信にも使用できて都合が良い。(DX Listening Digest 8087)

◎中波・長波の周波数データベースMWLIST提供
 世界中のFM周波数のデータベースFMLISTを提供しているGunter Lorenz氏が、今度は中波・長波の周波数データベースMWLISTの提供を開始した。http://www.mwlist.org上で無料で参照で き、色々なデータ形式で取り出して利用することもできる。またこのプロジェクトに参加してデータを提供できるDXerや団体を求めている。(DX Listening Digest 8087)

◎ナイジェリア地方局が新たに短波放送を計画
 ナイジェリアのBorno州政府はBorno Radio Television(BRTV)放送局用に新たなAM/FM用の放送設備をイタリアから購入した。AM/FM放送設備はすぐに稼働して同州の85%をカ バーするが、ラジオ放送は更にカバーエリアをナイジェリア北部全域とカメルーン、ニジェール、チャドに拡大する事を目指しており、NBCより免許を受けて 短波で放送する予定であるという。(Media Network)

◎ルーマニアが短波新送信機使用開始
 ルーマニアのRadio Romania International(RRI)は8月4日よりGalbeni送信所の300kW新短波送信機を使用開始する。これに伴いTiganesti送信所 にある旧送信機からの送信は2ヶ月以内にすべてGalbeni送信所からの送信に置き換えられる。周波数やスケジュールは不変である。但しGalbeni 送信所のアンテナ自動切替システムが現在不調であり、うまく電波が出ない可能性もある。8月初めに稼働する新送信機は2台設置されたものの内1台のみとな る。(Media Network)
 ドイツのKai Ludwig氏によると、Galbeni送信所の旧形式送信機は今年の5月18日で使用が中止され、米国Continetal社の新製品と置き換える準 備に 入った。そのため、それ以降Tiganesti送信所の2台の送信機しか使用できなくなった。Tiganesti送信所には他に4台古い送信機があるが既 に運用中止状態になっていたためである。
 8月4日にGalbeniの新しいContinental社製送信機が稼働を開始したため、Tiganesti送信所の現用送信機も置き換え手続きに 入った。約2ヶ月で撤去・入れ替えを行う予定である。Galbeniに新規設置されたContinetal社製送信機の1台は直後に故障してしまったが、 その時点でTiganesti送信所の送信機は既に使用できない状態となっていた。仕方なくTigenesti送信所から道路一つ隔てたところにある Saftica送信所にある旧式の50kW程度しか出ない送信機1台を使用することになり、イタリア語、アルメニア語、セルビア語、ウクライナ語の放送は この送信機から出ている信号の質が悪化ている。Tiganesti送信所に新規設備が入るまでは当面この体制が続くものと思われる。(WWDXC Topnews 873)

◎コンゴ駐在ベルギー軍が放送を計画

 コンゴ民主共和国の西Kasai州に駐在しているベルギー軍は、現地住民にベルギー軍駐在の意義を知らせるために放送局を設立することを計画している。 この種の放送局としてはコンゴ東部のRadio Rafikiが既に存在する。西Kasai州の州都Katangaには約30のベルギー軍部隊が駐留して、コンゴ軍の訓練に当たっている。(Media Network)

◎RFE/RL新本部は世界最堅固
 RFE/RL本部は今年末に現在のPrague市内Wenceslas広場から同市内のHagiborに移転するが、Hagiborに通じる門の周辺に は堅固なコンクートブロックが多数設置されている。建設責任者のOrco社Stepa'n Jirout氏によれば「あれはベンチだよ。建物が爆破されても飛ばされないように重いやつを置いたんだ。」とのことである。新本部は欧州最堅固の地にな りそうである。(Media Network)

RFE/RL新本部(ORCO社のHPより)



◎Africa Nr.1で従業員がストライキ

 ガボンのAfrica Nr.1の従業員は民営化を巡るトラブルにより7月31日の21時よりストライキに入り放送が中断した。ガボン政府は民営化委員 会に1500万ドル相当の費用を渡して同局の民営化とリストラを実施しようとした。民営化委員会が組合との合意を無視して10年勤続の職員を3,638ド ル(40万円)で解雇しようとしたのが発端。(Media Network)

◎WRNOが放送再開
 米国のDavid Zanton氏によると、放送を中断していたWRNOが8月4日の10:00に7505kHzで放送を再開した。再開のアナウンスは「This is WRNO, Worldwide, beginning its test broadcast from its transmitter site in New Orleens, Louisiana. We welcome reports of reception and comments of our test programming, which can be sent to: WRNO Worldwide at Post Office Box 895, Fort Worth, Texas, 76101, in the USA. Or e-mail us at wrnoradio @ mailout.net」であった。(DX Listening Digest 8089)

◎欧州ラジオ歴史サイト
 ベルギーのHerman Boel氏によると、同氏の制作する「EUROPEAN RADIO HISTORY SITE」の情報が更新され、LW/MW局の57サウンドクリップが新たに追加された。URLはhttp: //radiohistory.hermanboel.eu。(DX Listening Digest 8089)

◎米国76-87MHz帯はAM DRM放送用に?
 米国のHarry Helms氏によると、米国の技術者団体「Broadcast Maximization Committee」はTVのデジタル化によって開くch.5とch.6の周波数帯76-87MHz(日本ではここがFM放送バンドとなっている)につい て、現行のAM放送をここに移してDRMモードで放送すべきとの提言を発表した。詳しくはhttp: //www.rwonline.com/pages/s.0100/t.14794.htmlないしはhttp: //www.radioworld.com/pages/s.0100/t.14795.htmlを参照のこと。(DX Listening Digest 8089)

◎Radio VisionとRadio Atlantida
  ルーマニアのRumen Pankov氏によると、4790kHzのRadio Visionの周波数で時々Radio Atlantida(何れもペルー)のアナウンスが聞こえるので、Radio AtlantidaがRadio Visionの放送時間を買っているのではないかと推測される。米国のGlenn Hauser氏によると両局は場所が異なっており、そんな事はあり得ない、8月1日にモニターした結果では19:15-19:20にRadio Visionの信号が途切れ、その時にRadio Atlantidaが顔を出したのが確認された。(DX Listening Digest 8088) 別の意味では「一粒で二度美味しい」ですね!

◎結局Media Corporationは短波放送全廃
 シンガポールのMedia Corporationは8月1日限りでRadio Singapore Internationalだけでなく国内向放送の短波中継も含めて、Kranji送信所からの短波放送のすべてを中止した。
同時にRSIのwebページも閉鎖された。番組はインターネット上(http://www.mediacorpradio.sg/)では継続している。 (kimadnrewelliott.com) 

◎モーリタニアの反乱軍放送局を占拠
 モーリタニアの大統領警備隊が反乱を起こし、首都Noualchottにある大統領官邸と国営放送局の建物を占拠した。大統領、副大統領、内務大臣は反 乱軍に拘束された模様。大統領警備隊長の解任に不満を持つ警備隊が反乱を起こしたもの。TV放送は停止しているが、15:30-17:30 02:00-10:00 4845kHz、17:30-02:00 7245KHz に行われている短波放送は継続されており、新政府の発表を放送している。(Media Network)

◎Palstarより新型短波受信機R30A発売
 米国Palstar社はR30/R30C通信型受信機の後継機種としてR30A受信機を発売した。R30A受信機は機能的にはR30/R30Cを受け継 いでいるがキャビネットが大きくなり、周波数表示部分が見やすく、またチューニングノブに窪みがつけられている等操作性が向上している。
  周波数は100Hzまで表示でき、20、100、500Hzステップで周波数を変化できる。100kHz単位での周波数up/downも可能。メモリーは 100メモリー。RF入力部は7種類のフィルターで切り替えている。Sメータはアナログ式を採用、RF減衰器、AGC速度切替、455kHz外部取出端 子、外部オーディオ端子等もついている。45MHz用4極クリスタルフィルターと455kHz用Collins社メカニカルフィルターを装備している。主 な仕様は以下の通り。
 受信帯域: 100kHz-29.9999MHz
  受信モード: AM USB/LSB
 感度: AM2MHz以下 2μV AM2MHz以上 1μV
  選択度: 2.5/4/5.8kHz(-6dB)
  ダイナミックレンジ: 90dB以上(50kHz離調)
 アンテナ入力: 50ΩM型コネクタ/500Ω端子 切替
 形式:ダブルスーパーヘテロダイン 第一中間周波数 45MHz 第二中間周波数 455kHz
  三次インターセプトポイント: +18 dBm
 オーディオ出力: 2W (スピーカー内蔵)
 消費電力: DC12-14V 300-600mA (専用ACアダプタ付属)電池駆動可(単二10本使用)
 大きさ: 幅232×高さ100×奥行225 mm
  重量: 1.8kg
  価格は$695.00(送料別)、Palstar社(http://www.palstar.com)から直接購買できる。オプションとしてSP30ス ピーカー($69.95)がある。(Palster Inc.) SP30スピーカーのデザインは往年のDrake社MS-8にそっくりです!

(左)シンプルな前面 (右)背面 455kHzが取り出せる
 


◎ドイツからRadio Maarifa

 英国のMichael Ford氏によると、Radio Maarifaという局が出現し05:00-06:00に9565kHzでアラビア語放送を行っている。「maarifa」とはアラビア語で「知恵」の事 である。この局のURLはhttp://www.maarifa.orgであるが、すべてアラビア語である。米国のRon Howard氏によると、この放送はドイツMediaCorporation(旧DTK)のJuelich送信所より100kWで送信されており(CVC が借用していることになっている)、米国に本拠地を置くArab World Ministriesにより制作・運用されている。目的はアラブ地域へのキリスト教の布教である。(WWDXC Topnews 872) Arab World MinistriesのQTHはP.O. Box 96, Upper Darby, PA 19082, U.S.A.、電話は+1 800 447 3566。E-mailはawmusa @ awm.orgである。

◎インド カシミールから妨害電波発射へ
 ギリシアのZacharias Lianga氏がDaily Timesの報道として伝えるところによると、インド防衛省はパキスタン側のカシミールにあるMuzaffarabadの放送をインド側カシミールの Poonch地区とRajouri地区で受信できなくするために、AIRに対して妨害電波の発射を命じた。これに応じてAIRからは5人の技術者と諜報機 関の職員が現地に派遣され、国境に沿った9箇所から妨害電波を発射する準備にとりかかった。AIRは妨害電波用の鉄塔を建設しており、実施されれば同地域 ではパキスタンの放送でけでなく、BBC、VOA、DWの受信も不可能になるという。(WWDXC Topnews 872)

◎BBC.engのサイトに続々新資料
 英国のMike Barraclough氏らによると、BBCの技術関係の歴史的資料を公開しているbbc.engのサイトで新たに次の資料が公開された。
 A visit to Woofferton - Davi Porter氏らによる同送信所訪問記2編
 Wonderful Woofferton - 2003年10月同送信所開設60周年を記念したShort Wave誌(現Radio User誌)の記事
 Diamond Jubilee - Practical Wireless誌掲載の同送信所の歴史に関する記事
 サイトはhttp://www/bbceng.infoで、この他にも英国の放送についての貴重な資料が閲覧できる。(WWDXC Topnews 872)

◎BBC Droitwich長波局建設ビデオ公開
 BBCがDroitwichに1934年に建設した長波送信所5XX(200kHz)のプロモーションフィルムが公開されている。http: //www.southgatearc.org/news/august2008/droitwich_video.htmを参照のこと。同局は Daventryにあった古い長波局の代替用に建設され1934年9月1日に送信を開始した。(WWDXC Topnews 872)

◎「2008年トロピカルバンド放送の傾向」公開
 「2008年トロピカルバンド放送の傾向」が米国Gayle Van Horn氏のblogである「Shortwave Central Blog」(http://mt-shortwave.blogspot.com/)で公開されている。(HCDX) 「北京五輪記念QSLの動向」もあります!

◎コーカサス放送局の最新スケジュール
 ルーマニアのRumen Pankov氏によると、ロシアのコーカサス地方放送局はA08スケジュールで次のように放送している。周波数は双方とも7325kHz。
 Kabardino-Balkar Radio, Nalchik: 木 金 月 02:30-03:00
 Adygey Radio, Maykop: 火 02:00-03:00 Adygey語 トルコ語 アラビア語
                       土 02:00-03:00 月 03:00-04:00 Adygey語
(DX Listeing Digest 8090)

◎セルビアのインターネットドメイン変更
 セルビアのDragan Lekic氏によると、同国のインターネットドメインが.rsに変更される。それに伴い各放送局のURLも変更になる。既に変更した主な局は次の通り。
 http://www.radiobeograd.rs
 http://www.rts.rs  [RADIO TELEVIZIJA SRBIJE (TV Beograd)]
 http://www.rtv.rs  [RADIO TELEVIZIJA VOJVODINE (Radio Novi Sad & TV
Vojvodine)]
 http://www.radiosubotica.co.rs
(DX Listening Digest 8090)

◎BBC Enginneringの活動に関する動画公開
 米国のKevin Redding氏によると、YouTube上でBBC Enginneringの活動に関する動画が公開されている。
 Droitwich Longwave:http://www.youtube.com/watch?v=7hr4xwpZYJ0
 Glencairn and Divis stations : http://www.youtube.com/watch?v=2yd3_zcCfZg&feature=related
  BBC Aiming at the future: http://www.youtube.com/watch?v=K2ukPx6y9-Q&feature=related  http://www.youtube.com/watch?v=k1-LqoDhUDk&feature=related
  BBC Equipment Department: http://www.youtube.com/watch?v=X5pMURlJ0SQ&feature=related
(DX Listening Digest 8090)

◎Hawaiiの中波局復活
 昨年7月に閉局していた、HawaiiのHiloにある「Honu 62」(コールサインKHNU)局(620kHz)が送信を復活した。経営者が替わり、現在のオーナーはアリゾナ州に本拠地を置くMahalo Broadcasting LLCで、米国本土のニュースショー番組を時間遅れで放送している。同局は前オーナーのSkynet社が送信機のリース料を支払えなくなったために閉局し ていた。(Media Network) QTHは74-5605 Luhia St., B-7 · Kailua-Kona, HI 96740,U.S.A、電話は+1 808 329 8090、 Faxは+1 808  443 0888 。
 
◎アフガニスタン国際治安支援部隊の放送局攻撃される
 アフガニスタンの北西部Badakhshan地方の首都Faizabadにある国際治安支援部隊ISAFの放送局Radio Saday-e Azadi(自由の声)が8月8日、5基のロケット弾で攻撃を受けた。この攻撃で送信機の警備員が負傷し、警備員の詰め所が破壊された。地元治安当局によ るとこれはタリバンの仕業で、最近外国の軍隊の駐留場所にロケット弾による夜襲攻撃を繰り返している。タリバンのスポークスマンによればこの攻撃で送信機 が破壊され、放送が出来なくなったとしている。Radio Saday-e AzadiはKabulに本局があり、Faizabadにある支局からは北部地域に駐在する国際治安支援部隊向放送を行っていた。(Media Network)

◎米国グルジア向放送を強化〜VOAグルジア語放送廃止は延期 RFE/RLは短波 放送復活
 ロシア軍とグルジア軍の直接交戦開始を受けて、VOAのグルジア語放送は放送時間を1日30分から1時間に倍増して対応している。VOAの Executive DirectorであるSteve Redisch氏によるとこの措置でグルジア人は現在起きている事の全容を知ることができるとしている。グルジア語放送は短波の他、グルジア国内ではFM で中継されており、またhttp://www.VOANews.com/georgian/でも聞く事ができる。 (Media Netowork)
 米国のBBG(Broadcasting Board of Governors)はロシア軍のグルジア侵攻に伴いグルジア語の放送を一時的に強化する方針を明らかにした。8月11日よりRFE/RLのグルジア語放 送は1日1時間増えて計4時間となり、現地のFM局での中継とインターネット放送のに短波放送を復活した。webサイトではblogを開設しロシア軍が本 当に撤収するかどうかをリ アルタイムで監視することにしている。またグルジアの公共TVを通じて週1時間のTV番組も放送する。VOAは8月9日より1日30分の放送を1時間に倍 増しFM中継も開始し、更に8月19日より02:00-03:00に再放送も開始した。政府予算ではVOAのグルジア語放送は9月30日に廃止される予定 であったが、BBGは諸般の事情を考慮して当面廃止を延期することに決定した。(Media Network) 
 VOAのグルジア語放送スケジュール(拡充後)は以下の通り;
 00:00-06:00 15460 LAM 100kW 11945 IRA 250kW 12130 KWT 250kW
 01:00-01:30 12105 LAM 100kW 12130 KWT 250kW 15460 LAM 100kW
 02:00-03:00 7420 UDO 250kW 11955 BIB 100kW
 RFE/RLの短波復活後のグルジア語放送スケジュールは以下の通り;
 14:00-15:00 9725 BIB 100kW 11960 LAM 100kW 17770 IRA 250kW
 20:30-20:45(月−金曜) 12070 IRA 250kW 15130 BIB 100kW 15460 LAM 100kW
 23:00-24:00 13615 LAM 100kW 15460 BIB 100kW
 03:00-04:00 7370 UDO 250kW 9370 BIB 100kW
 05:00-05:45(日・月) 7480 IRA 250kW 9840 BIB 100kW
(DX MIX NEWS) 「ロシアでは民主化が不十分であるためVOAのロシア語放送中止は時期尚早」という米国議会の結論は正しかったのでは?



◎モーリタニア新政府放送局責任者を解任
 Mohamed Ould Abdelaziz氏率いるモーリタニアのクーデターで成立した新政府は、Radio Mauritania局長のMohamed Kaber Ould Hammoudi氏を更迭し、後任にはMohamed Salem Ould Bouk氏が就任した。更にTV Mauriyania局長Hammoud Ould Mohamed氏はImam Cheikh Ould Ali氏に入れ替えられた。国家メディアがクーデター新政府を認めなかったことに対する報復措置。(Media Network)

◎Africa Nr 1が時間貸しの相手探し
 Africa Nr 1はwebサイトでMoyabi送信所の宣伝とともに、送信時間を貸す相手を募集し始めた。同局のwebサイトでは過去数年間短波放送の事には何も触れら れていなかったが、今回も現在の短波放送の存在(14:00-08:00 9580 16:00-01:00 17630 01:00-04:00 15475)についての言及はない。(Media Network)
   米国のColin Miller氏によると、MoyabiのAfrica Nr.1のプロモーションスライドはhttp: //www.africa1.com/diapo_moyabi.phpで参照することができる。(DX Listening Digest 8093)

◎KBS社長解任
 KBSの理事会は8月8日、韓国政府から提案のあったKBSの鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)社長の退任要請を承認する決議を行った。これにより李明博 大統領から罷免されることになった。KBS理事会は理事10人によって形成され、投票の結果賛成6反対4で鄭淵珠会長を解任することにした。理由は膨大 な赤字を放置したこと、偏向人事を行ったこと、KBSの政治的中立を犯したこと、経営能力と責任感の欠如などである。政府からの退 任要求に対して鄭社長は「言論の自由への挑戦」として真っ向からこれを拒否していた。
 8月11日に李大統領は鄭淵珠社長を解任し、翌日鄭氏は背任の疑いで自宅で検察に逮捕された。ジャーナリスト団体や市民団体は政府による言論 統制だとして批判している。
(Media Network)
 韓国の李明博大統領は11日、偏向放送や放漫経営などで問題になっていたKBS(韓国放送公社)の鄭淵珠社長を解任した。KBS問題は李明博政権 下の政治的左右対立の象徴になっていたもので、李政権は盧武鉉前政権時代に任命された鄭社長に対し、「放送正常化」を理由に退任を要求。鄭社長は「政権の 不当な人事介入」として拒否し対立が続いていた。KBS内部でも社長支持派と反対派が対立していたが、理事会が社長支持派退場の中で解任を決議したため、 任命権者の大統領が解任を発表した。近く新社長が任命されるが、野党や左派・革新系など反政府勢力は解任は無効として反対している。
 韓国最大の放送メディアであるKBSは主に視聴料で運営される公共放送だが、政府が全額出資し首脳人事も政府の影響が強いため、政府系メディアとされて きた。しかし左派盧武鉉前政権下では野党勢力だった保守勢力批判に力を入れ、国会での大統領弾劾決議に反対するなど左派政権擁護の姿勢となり、保守派の 李明博政権に対しては、米国産牛肉輸入反対をきっかけにした大規模な反政府デモを積極的に支持するなど政権を揺さぶってきた。(産経新聞 8/12)
 韓国の李明博大統領は8月26日、KBS新社長に李炳淳(イ・ビョンスン)氏を任命した。同氏は現在KBSビジネスの社長であり、解任された前社長鄭淵 珠 氏の残余任期である2009年11月まで社長を務めることになる。李炳淳氏は1977年にKBSに入社し昌原放送局長、大邱放送総局長、ニューメディア本 部長、KBSメディア社長を経て2005年にKBSビジネス社長に就任した。KBS理事会が前日4人の社長候補の面接審査を行って同氏任命を要請した。 (YONHAP NEWS)
 これに対しKBS社内の反対派や反政府市民団体は「違法な手続」だとして就任を断固拒否する構えである。(Media Network)


(左)鄭淵珠元社長  (右)李炳淳新社長
  


◎Sagalee Bilisummaa Oromoo新スケジュールに

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、エチオピア/エリトレア秘密局Sagalee Bilisummaa Oromooは8月1日より毎週月・木曜日の02:00-03:00に13380kHz(MediaCorp Juelich送信所 100kW)で放送する。従来はWertachtal送信所(500kW)より同周波数で週4回放送していた。(DX Listening Digest 8091)

◎Radio Habana Cubaが周波数変更
 Dxers Unlimitedによると、Radio Habana Cubaの10:00-16:00 北米・中米向英語放送は周波数が6140kHz(旧6180kHz)に変更された。また20:00-24:00の南米向スペイン語放送は新周波数 15120及び15360kHzで放送されている。(Media Network)

◎南オセチアではロシアが放送開始
 ロシアが占領した南オセチアでは早くもロシアの放送が開始された。8月13日には首都のTskhinvaliで、ロシア国営のVesti FMが中波とFMで放送を開始した。翌14日にはMayak Radioも106.3MHzで放送を開始した。(Media Netwrok)

◎中国がジンバブウェに強力な放送援助
 中国はジンバウェ経済再建の一環として放送援助を積極化することが両国間で取り決められた。それによると中国はジンバブウェの存在を世界に知らしめるた めの新しい放送(Voice of Zimbabweと思われる)の設備と計画を全面的に支援する。そのため放送番組と放送人材を派遣し、ジンバブウェの放送人材を訓練する組織も設立する。 (Media Network)

◎Voice of Nigeriaが新言語サービスを追加
 Voice of Nigeriaの局長Abubakar Jijima氏は雑誌とのインタビューで、同局が新たに3カ国語放送を開始する予定であることを明らかにした。それらは中国語、ヒンズー語またはウルドー 語、ポルトガル語である。ポルトガル語はアフリカの旧ポルトガル領諸国向であり、また中国語はCRIがハウサ語放送を行っていることと、中国から多くの英 語の手紙が寄せられていることから始めるものである。(Media Network) 日本は同国に放送機器援助しているのでは?

◎今年のラマダン
 今年のラマダンは9月1日から10月1日になる。この期間回教国の放送局は放送時間の延長等を行う事がある。(DX Listening Digest 8092) 国によって若干異なります。

◎VOAウルドー語時間変更
 インドのAlokesh Das Gupta氏によると、パキスタンでは9月1日より夏時間を平常時間に戻すため、VOAウルドー語放送も同日より1時間遅いスケジュールに変更される。
 新スケジュールは次の通り。
 23:00-11:00 972 10:00-11:00 7135 11805 23:00-24:00 9510 11690
(WWDXC Topnews 873)

◎アラスカに中波新局KXLJ
 アラスカのJuneauに中波の新局KXLJが開局する。周波数は1330kHz(昼間10kW、夜間1kW)で、過去3ヶ月間試験送信を 行っ ており、8月末より本放送を開始する。なお昼間の電力は当面1kWで放送する。Air America Radio系列で「new progressive talk station」のニックネームでトーク中心の番組編成である。現在はインターネットで番組を中継しているが本放送開始後は衛星回線に切り替える予定であ る。QTHは1105 West 9th Street, Juneau, AK 99824, U.S.A.、電話は+1 907 796 133である。(DXing.in)




◎Radio Solhの制作元は米国

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、英国VTC(旧Merlin)社の送信所から放送されている、アフガニスタン向短波放送Radio Solhは現在次のスケジュールで出ている。
 11:00-15:00 11665 Dhabbayya 250kW 
  15:00-21:00 11675 Dhabbayya 250kW
  21:00-03:00 17700 Rampisham 500kW
 この局の連絡先(制作元)は長い間不明であったが、ドイツのThomas Kamp氏によると、制作元は第1903米特殊部隊で、そのQTHは次の通りである。
 193rd Special Operations Group, Harrisburg IAP, Middletown, Pennsylvania, PA 17057, U.S.A.  または Air Force Special Operations Command, Public Affairs Office; 229 Cody
Ave, Ste 103; Hurlburt Field FL 32544-527, U.S.A. (DX Listening Digest 8093)




◎ARDSは依然QRT中

 米国のAlex Vranes氏らが、局から直接聞いたところのによると、豪州Humpty Dooのアボリジニ向放送局ARDSは2007年7月より技術的な問題が生じて5050kHzの電波を出していない。いつ回復するかについての言及はな かった。(HCDX)
 
◎イラク・クルド秘密局QRTか?
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、7月以降イラク・クルドの秘密局Radio Voice of Kurdistan(12:45-16:00 01:00-04:00 英語01:00-02:00 6335kHz)は聞こえていない。QRTしたのか、それともQSYか?(DX Listening Digest 8093)

◎メキシコ中波局リスト公開
 米国のJohn Callarman氏によると、メキシコ政府の公式中波局リストの最新版(3月15日版)が公開されている。州、市別にコールサイン、周波数(昼間・夜 間)、免許の種類、免許条件が記載されている。http://www.cft.gob.mx: 8181/cofetel/radio_tv/doctos/infra_am.pdf。(DX Listening Digest 8093)

◎セルビアで「放送局浄化」
 セルビアのDragan Lekic氏によると、同国の放送を統括するRepublican Broadcasting Agency (RRA) とRepublican Telecommunications Agency (RATEL)は8月末で国内のすべてのラジオ・TV局を閉局させる決定をした。公的な審査の上一部の局には8年間の再免許がその後与えることになる。更 に無免許で放送している放送局にも8月末までに放送を終了させないと警察力に訴えると警告した。これにより一部の局を除いてすべての放送局が8月31日の 晩には放送を停止するすることになり、放送を強行する局は法的制裁を受ける。これに先立ち首都Belgradeの放送局には7月31日限りで放送停止措置 がとられた。一連の措置で消える放送局は全土で300局を越える模様。9月1日以降も放送を強行すると約6000-20000ドルの罰金となる。 (Media Network)
 
◎ウクライナは国内向に短波放送を活用
 ウクライナのAlexandr Yegorov氏によると、ウクライナ国営放送には国内各地より長波・中波放送の受信状況が悪いとの苦情が寄せられている。ウクライナでは1996年まで は国内向放送が短波の6020、4940kHzで中継されていた経験から、同局は国内向短波放送でこれに対処するとこになった。9月1日「より第一放送が Brovary送信所より無指向性アンテナを使用して5970kHz(100kW)で出る、ターゲット地域は長波・中波の届きにくい外縁地域や近隣諸国で ある。なおこれとは別に「Radio Kultura」放送をTaranivka送信所の150kW送信機(837kHz)で新たに中継し、10月1日よ りはDokuchaevsk送信所の40kW送信機(1242kHz)からも中継する対策もとる。(DX Listening Digest 8093)

◎VT Communications社がZimbabwe向放送枠販売
 NASB Newsletter8月号によると、英国のVT Communications社は政治的混迷の深まるZimbabwe向の短波放送枠を確保しており関連機関に販売する。
 現在販売中なのは以下の放送枠である。
 12:00-13:00 Ascension 250kW、14:00-16:00 Meyerton 100kW、17:00-18:00 Ascension 250kW、05:00-07:00 Dhabbayya 250kW。
 希望の団体は同社のBusiness Development Manager for BroadcastであるTim Ayris氏に連絡をとる。E-mailはtim.ayris @ vtplc.com、電話は +44 (0)7515 333 142である。
(DX Listening Digest 8093)

◎VORがグルジア向放送を強化
 ロシアはグルジアに対して放送でも攻勢をかけている。グルジア向送信にはMoscow、St Petersburg、Krasnodar、Samara送信所にある計7台の送信機が新たに動員されている。またVORのロシア語放送はアブハジア地区 でも107.9MHzで1日10時間中継されるようになった。8月9日にグルジア政府は同国内でのロシアの放送中継の禁止とロシアのサイトの閲覧禁止を布 告した。そのためTbilisi市内では同日以降1日6時間行われていたVORのFM中継が停止された。VORのグルジア語放送は放送時間を1日14時間 として対抗してグルジアその存在を強化しようとしている。同局では「ロシアの(正しい)立場をグルジア人に伝えられる唯一のメディアである」と自賛してい る。(Media Network)

◎ルワンダがBBCとVOAのFM中継に不快感
 リワンダ情報省はVOAとBBCのKigali FM中継局が現地向に「ルワンダ人の連帯を破壊する」内容の放送を行っていると非難し、このような内容の放送を継続するのであればFM中継を禁止すると両 局に警告した。2局に同時に雇われているルワンダ人ジャーナリストが偏向的な番組を制作しているのが原因であり、ルワンダの言語以外の放送ではそんな事は 起きていないとしている。ルワンダ政府は抗議のため両局からのインタビューと拒否している。(Media Network) 現地FM中継は短波にとって替わるものではないことの証明ですね。

◎中国は北京オリンピック中もジャミング継続
 国境なき記者団によると、中国政府は北京オリンピック中の自由な報道と情報の自由な伝達を保証したにも拘わらず、多くの中国語、チベット語、ウィグル語 の国際放送にジャミングをかけ続けている。同団体によると、国際社会からの非難でwebサイトのブロックは解除されたが、BBC、VOA、RFA、 Voice of Hope、Voice of Tibetへは相変わらずジャミングをかけ続けている事が確認されている。Voice of Tibetによれば、現在使用中の3周波数に対するジャミングは増加している。中国政府は北京、西安、烏魯木斉、喀什、海南、福州の6カ所に8つのジャミ ング送信拠点を設け、合計100基のアンテナでジャミング攻勢を強めている。同局の周波数は国際的に登録されているにも拘わらず、中国のジャミングに対し てはこれを防止する手だてが国際的にないと批判している。(Media Network) 中国では短波を聞くのはBCLに限られつつあるのにこの力の入れようは異常とも言えます。

◎EMRが9月からは9290kHzも使用
 European Music Radioによれば同局は9月よりMedia Broadcastの6140kHzに加えてLatviaの9290kHzも使用する。期日は9月21日22:00-23:00(22:00 Colin King Radio Jackie History  22:20 Mike Taylor Mail Box live)、10月19日23:00-24:00(23:00 Tom Taylor  23:20 Colin King Radio Jackie History)である。(HCDX)

◎Media Broadcastに受信報告用メルアド
 インドのAkbar Indra Gunawan氏によると、Media Broadcast社は受信報告専用メルアドを設定した。QSL-Shortwave @ media-broadcast.comである。同局のスケジュールはhttp://www.media- broadcast.com/en/radio/kurzwelle.htmlで参照できる。(HCDX)

◎Radio RenascencaがAM放送分離
 ポルトガルのFernando de Sousa Ribeiro氏によると、同国のカトリック放送局Radio RenascencaはRadio Simという別放送局を設立し、従来使用していた中波の周波数をすべてRadio Simの管轄として、本体はFM放送のみを行う。Radio Simが受け継ぐのは次の周波数である。576 kHz - Braga; 594 kHz - Muge; 891 kHz - Vilamoura; 927 kHz - Evora; 963 kHz - Seixal; 981 kHz - Braganca, Coimbra, Guarda, Vila Real; 1251 kHz - Castelo Branco, Chaves, Porto, Viseu。Radio Simは中波を聞く中高年層向けに1960年代以前の古い音楽を中心に放送する。Radio SimのURLはhttp://www.radiosim.pt/Default.aspx。(HCDX) Radio Simの所在地はRadio Renascencaと同じです。中波の他FMでも放送しています。欧州では中波は老人が聞くものらしいです。

◎ITUから中波・長波局変更リスト
 セルビアのDragan Lekic氏によると、ITUから今年上半期に変更のあった世界の長波・中波局のリストが公表されている。http://www.itu.int/ITU -R/publications/brific-
ter/files/ge75/2008/GE75_120.pdfよりダウンロードできる。10ページ。(WWDXC Topnews 874)

◎ブラジルのリベイロンピーレス市で日系人向け番組
  ブラジルのRireirão Pires市のRádio Pérola da Serra FM(92.5MHz)が日系人向番組 "Programa Nikkei"を現地時間土曜日の07:00-09:00(日本時間:土曜日19:00-21:00)に放送している。なお注:8月下旬よりは地方選挙広 報のため、07:30開始となっている。担当者は日系二世の丹治幹男氏。歌謡曲を流しながら、日系人の話題や地元企業のコマーシャルを放送している。8月 下旬よりオンラインでも聞こえるようになった。Websiteはhttp://www.peroladaserrafm.com.br/。(平原哲也氏)




◎三菱自動車がFM局を開局

  ブラジルのSão Pauloサンパウロに三菱自動車工業と地元局Radio Bandeirantesが共同でFM局「Mitsubishi FM」(92.5MHz)を開局した。4輪駆動車の魅力を伝える番組をベースとしている。URLはhttp: //www.mitsubishifm.com.br/である。 (平原哲也)




◎今年も長波JJY一時停波

 情報通信研究機構のプレスリーリース(http: //www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h20/080730/080730.html)によれば、送信施設の定期 保守のため、JJYの長波電波が以下のように停止する。
  おおたかどや山送信所(40 kHz、福島県)
   8/29 13:00〜17:00、 9/1〜9/5 08:00〜17:30、9/8〜9/9 08:30-17:00
  はがね山送信所(60 kHz、佐賀県・福岡県 県境) 
    10/17 13:00〜17:00、 10/20-10/24  08:00-17:00、10/27-10/28  08:30-17:00
 両送信所の定期保守実施時期をずらし、どちらか一方の送信所からは電波送信を行っているので、40/60kHz共用の時計には影響はない。また、停波は 日中だけなので、深夜に時刻修正を行うようになっている電波時計には影響はない。(平原哲也氏)
 
◎カナダで日本語番組「Radio Wasabi」
   カナダのアルバータ州エドモントン市で日本語・英語番組"Radio Wasabi"が放送されている。放送しているのは同市のエスニック放送局World FM(101.7MHz)で現地時間毎週日曜日の23:00-24:00に放送している。番組内容はオリコンチャートのベストテン紹介と読売新聞ニュース である。担当者はBig O氏で、ニュースは日本人女性が担当している。 Websiteはhttp://www.worldfm.ca/。オーディオ・アーカイブから前週日曜日23:00からの日本語番組を聴くことができる。 番組表ではこの時間はアラビア語と表示されているが、これは誤りである。(平原哲也氏)

◎ブラジルの日本語番組webで聴取可能に
   ブラジル・サンパウロ州のRegente FeijóにあるRadio Paulista(1330kHz)からの日本語番組"Melodias Niponicas"がインターネットでも聞こえるようになった。現地時間月曜日〜金曜日の08:00-09:00(日本時間20:00-21:00)に 放送されている。担当は橋永パウロ氏。この番組は1970年に開始され、ブラジルの日本語番組としては最長のものとなっている。Websiteは http://www.ademprudente.com.br/radio.asp。(平原哲也氏)

◎Tom Kneitel氏死去
 米国のCQ Communications社によると、Popular Communications誌の創刊者Tom Kneitel氏(W4XAA、旧K2AES)が8月22日、フロリダ州DeLandで死去した。75歳であった。この数年間健康を害していた。同氏は PopeyeやBetty Boop cartoonsを世に出したアニメの創始者Max Fleischeを母方の祖父とし、アニメーターのSeymour Kneitelを父として1933年にNew YorkのBrooklyn生まれた。当然アニメーターを志しPopular Electronics誌に1950年代から挿絵を掲載した。これが縁で同誌公認の短波受信番組を担当することになった。そして1982年に Popular Communications誌を創刊し、同年から1995年まで自ら編集長を務め、その後は名誉編集長として内容のアドバイスなどを行っていた。主な著 書としてはAir Scan Guide to Aeronautical Communications、Tomcat's Big CB Handbook: Everything They Never Told You、103 Simple Transistor Projects、National Directory of Survival Radio Frequencies、CBers' SSB Handbook、Radio Station Treasury 1900-1946、Air-Scan Directory of Aero Band Scanner Frequencies、101 Easy Audio Projects、Rail-Scan Directory of Railroad Scanner Frequencies、The "Top Secret" Registry of U.S. Government Radio Frequencies: 25 to 470 MHZ、Understanding and Using Citizens Band Radio、Electronic Circuits Handbook and Tune In On Telephone Callsなどがある。54年間連れ添ったJudy夫人との間に2人の息子、4人の娘がいる。(Media Network)(ARRL)

◎名古屋シティーFM別名で復活
 名古屋市で6月に廃局になった名古屋シティFMの再開局としてMID-FM 761が、テスト放送の後、8月20日より正式放送を開始した。局のQTHは名古屋市中区新栄二丁目18番4号 、ドコモ東海名古屋ビル上のアンテナより76.1MHz 20Wで放送、コールサインはJOZZ6AX-FM。聴取対象地域は東区を中心とした名古屋市とその近隣地域で対象人口は300万人。URLはhttp: //761.web.co.jp/。(赤林)

◎VOAが大統領選挙専用web開設
 VOAは大統領選挙専用webを立ち上げた。http://www.USAVotes2008.com で外国のリスナーが大統領選挙の情報を共有できる場所を提供する。web上では大統領選挙のすべてのプロセスを紹介しその結果が表示されるだけでなく、選 挙の課程や結果についてVOAや他のリスナーと対話できるようにもなっている。(Media Network)

◎日本国際放送の社長に高島肇氏
 9月1日付で日本国際放送の社長に元NHK外交委員長、外務省参与でNHKチーフコメンテータの高島肇氏が就任することになった。同社は海外在住外国人 向国際TV放送を運営する目的で今年4月に、NHKが2億円を出資して設立した会社だが、10月に民間企業からの出資を受けて約2倍に増資し、来年2月に 英語による本放送を開始する予定。(Media Network)(毎日新聞)

◎RAEがQRT 2版追加
 アルゼンチンのGabriel Ivan Barrera氏によれば、RAEの短波放送は8月22日で送信を中止しており、インターネットでのみ聞くことができる。ドイツのChristian Milling氏によれば理由は送信機の老朽化による故障で、補修部品を購入する予算がないためである。(HCDX)
 同氏によれば送信停止の理由は2本の真空管の不良である。取替用の2本は既に入手されており、更に予備用の2本を手配している。しかし何時短波放送を復 旧するのかは不明である。それまではインターネットで受信することになる。(WWDXC Top News 876)

◎BBC World Serviceがアフガニスタン向に特別ニュース番組
 アフガニスタン情勢が悪化しているため、BBC World Serviceは8月29日に30分間の新たなパシュトン語特別ニュース番組「Stasu Narray」を開始した。BBCのパシュトン語サービスの中で毎日01:30に放送される。BBCによれば同局のアフガニスタン向放送は数十年の実績が あり、成人の2/3が週に1回は聞いており、またアフガン人が最も信頼を寄せている放送である。放送は短波の6100、7295、9913kHzの他、現 地FM中継でKabul 89.0、 Kandahar 90.0、Lashkar-Gah 89.2、Jalalabad 89.0、Gardez 87.9、Ghazni 88.3、Khost 90.1、Kunar 87.5、Herat 89.2、Bamian 89.0、Jabal os Saraj 92.2(周波数はMHz)で聞くことができる。(Media Network)

◎Sam NueaがQSY
 米国のRon Howard氏、カナダのWalt Salmaniw氏によるとLao National RadioのSam Nuea局(Hou Phan地方)が4412.6kHz付近にQSYしている。21:31にs/offする。Vientianeの6130kHzとは別番組で終了時に国歌が 出る。(WWDXC Topnews 875)

◎ELWAが6070kHzに
 米国のBob Hill氏によると、リベリアのELWAが6070kHzで聞こえている。08:00に国歌でs/offする。青木茂紀氏によれば出力わずか1kWとのこ と。(WWDXC Topnews 875)

◎Voice of Peopleの新スケジュール
 マダガスカルからジンバブエに向けて放送している人権派の放送Voice of Peopleの最新スケジュールは次の通りである。出力は250kW、13:00からの放送のみ無指向性送信。
 13:00-13:57 9895 (11610kHzから変更)
 02:00-02:57 7120
(DX MIX NEWS)

◎日本経済新聞にBCL記事
 8月28日の日本経済新聞の「文化」覧に愛知県岩倉市のBCL杁本直正氏が「中国国際放送と”親交”24年」という記事を掲載した。BCL関係の記事が 同紙に 載るのは久しぶりである。(赤林)

◎ボリビアのRadio Vigen復活
 ブラジルのLúcio Otávio Bobrowiec氏によると、ボリビアのRadio Viegenが4111kHzで放送を再開した。時刻は07:30から09:30頃まで。(DX Listening Digest 8094)

◎VOAヒンズー語放送廃止に  5版追加
 1955年より行われているVOAのヒンズー語放送が9月30日で廃止されることになった。これに伴いNew Delhiの現地スタッフ6名が解雇される。但しwebサイトは残し、TVでの放送は継続する予定。(kimandrewelliott.com)
 最終送信は10月1日の01:00-02:00 7430 (UDO 250kW/300deg)  9320 (PHL 250kW/283deg) である。(DX MIX NEWS) 同時にセルビア語、マケドニア語、ボスニア語も廃止されます。グルジア語も本当は同日で廃止される予定でした。



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