月刊短波2009年1月号(第2版)
編集 赤林隆仁  時間 JST

■ 謹 賀新年

 
毎年毎年「厳しい年」と言っています が、今年は厳しさがピークに達する年になりそうです。でも米国の如く欲望のままに必要以上の消費を続けて行けば何時かはこのような帰結になるとも言えま す。少 しずつ(poco a poco)でも心 の歪みを直す良いチャンスかも知れません。大統 領の交代で、縮小一方であったVOAなどにも一筋の光が見えて来た感があります。受信機の世界でも上流(100万円以上の過剰機能受信機)・下流(1万円 前後の外国製ラジオ)の二極分化が進行しつつある中で、PERSEUSなどの今まで考えられなかった性能をもつソフトウェア受信機が本格的な立ち上がりを 見せそうです。不況の年はじっくりと短波でも聴いて正しい判断を心がけることが肝要。迷った時はGNHのブータンなど聴いて見ましょう。

◎RTÉが短波の試験放送実施 2版新規
 WRNによると、アイルランドのRTÉは1月29日の04:30-05:30に6220kHzで短波の試験放送を実施する。アフリカ、中東、欧州からの 受信報告を求めている。受信報告はfreqdept @ wrn.org  へ。(Media Network) WRNとしての送信かも知れません。

◎旧KPH・KSMが新年特別送信
 
米国の旧海岸局であるPoint Reyes Radio(KPH、KSM)は1月1日に特別送信を行う。これはMaritime Radio Historical Society(MRHS)がARRLの大晦日行事に合わせて行うもので、KPHについてはアマチュア局K6KPHの開設し3550、7050、 14050kHzで実際にCW交信を実施する。特に7050kHzの送信には1950年代のRCA製「Lセット」と呼ばれる機器を使用する。またKSM局 は旧海岸局設備を使用してCWでは426、500、4350.5、6474、8438.3、12993、16914kHz(この内4及び6MHz帯は 1950年代のRCA製「Kセット」、12MHz帯は1940年代のPress Wireless社製PW-15を使用)、RTTY(Baudot 70cps shift 45baud /FEC 170cps shift 100baud)では8433、12631kHzを使用する。何れも送信は2009年1月1日の09:00に開始される。受信報告は次のQSLマネー ジャーに送付する。Ms. Denice Stoops, QSL Mistress, Maritime Radio Historical Society, P.O. Box 381, Bolinas, California 94926, U.S.A.。(DX Listening Digest 8132)

◎Radio Racjaが75mb使用
 デンマークのAnker Petersen氏によると、ベラルシ向放送のRadio RacjaはリトアニアのSitkunai送信所より新周波数3960kHzを使用開始した。02:30に終了する。(DX Listening Digest 8124)

◎SIBSが31mbにQSY 〜局は財政困難状態〜
 オーストラリアのCraig Seager氏らによると、Solomon Islands Broadcasting Corporation(SIBC)は5020kHzの替わりに9541kHzに出ている。15:00頃から05:00過ぎまで強力に受信できる。(DX Listening Digest 8124)
 同氏がSIBCのWalter Nalangu氏に確認したところ数週間ダウンしていた短波送信機が復活し、公称9545kHzで放送を再開した。また5020kzでも近々に復活すると のことである。(HCDX)
  オーストラリアのCraig Seager氏がSolomon Starの報道として伝えたところによると、Honiaraにある3軒の家具屋(Hocking建設、SA&Sons産業、Tropical Quality家具)がSIBCに新しい椅子を12脚寄付した。これは同局からの要請に応えたもので、寄付された椅子は録音スタジオと番組制作部門で使用 される。これらの部署には今まで椅子がなかった。同局は昨年8月には料金の不払いで電力供給を止められたこともある。(DX Listening Digest 8125)
  RNZIのAdrian Sainsbury氏によると、同局の短波技術者であるSteve White氏はSIBCの昼間用短波受信機の修理を終えてこのほど帰国した。この送信機は9540kHzで出ていたが故障により過去3年間オフエアーして いた。滞在期間中の同氏は5020kHzの夜間用送信機の修理も行った。なおSIBCに渡る途中で同氏はVanuatuにも立ち寄り2009年初頭に運用 を予定しているRadio Vanunatuの新短波送信機の支援も行った。(DX Listening Digest 8132)

◎Star Radio/Cotton Tree Radioの周波数変更
 VT Communications社のAscension中継局から9525kHzで出ていたStar Radio / Cotton Tree Radioは11875kHz(250kW 27deg)にQSYした。時間は16:00-17:00、言語は英・仏・現地語である。(DX MIX NEWS)

◎Radio Kanoには最新型DRM送信機
 ナイジェリアのKano州政府によれば、同州のRadio Kanoに最新型のDRM中波送信機購入の予算が認められた。これは同国中央政府による放送のデジタル化方針の一環である。Andy Sennit氏によれば同州の中波放送はTukan Tawa(549kHz 50kW)とJogana(729kHz 25kW)で実施されている。一般的にAM放送のネットワークを形成するのと比べるとFMやDRM放送のネットワークの方が割高になる。DRM受信機がナ イジェリアのような国でも普及されば無駄な投資にはならないだろうが。(Media Network) 普通の短波放送が一番割安だと思いますが。DRM用送信機を拡販したいというメーカー側の思惑もあるようです。

◎CFRX短波放送を再開
 AWRのAdrian Petersen氏によると、長らく6070kHzで出ていたカナダのCFRX局(在Toronto)がkW送信機とアンテナを新調して放送を再開した。 親局CFRB(1010kHz)の番組を中継している。550マイル離れたIndianapolisでの受信状況から見ると以前無指向性アンテナから出て いた時代と比べて信号は弱く、カナダを広くカバーするために東西方向にビームを向けているのではないかと思われる。(DX Listening Digest 8125)
  カナダのSteve Canney氏によると、1kWで復活したCFRX局は、ニューヨーク州のSyracueseにあるArmstrong社で送信機の修理と試験を行い、フ ルパワーが出る事を確認した。
(DX Listening Digest 8129)

◎2009年のEDXC会議はアイルランドで
 2009年のEDXC会議は8月28-30日にアイルランドのDublinで開催されることになった。会場はGrand Canal Hotel(住所:Grand Canal Street, Ballsbridge, Dublin 4, Ireland、電話:: + 353 1 646 1000. FAX:: + 353 1646 1001、 E-Mail: reservations @ grandcanalhotel.com、URL: http://www.grandcanalhotel.comである。このホテルは星3つであり、シングルルームもダブルルームも一泊115ユーロで ある。ホテルの予約には「EDXC CONFERANCE 2009」というパスワードを使用すること。主催クラブはIrish DX Club、担当はEdward Dunne氏(E-mail: edunne @ iol.ie またはedxc2009 @ live.ie)、EDXC側の担当はTibor Szilagyi氏である。講演の他、Dublin市内観光、北部Howthにある「Ye Olde Hurdy-Gurdy Museum of Vintage Radio」への訪問が計画されている。晩餐会は同ホテルで29日夜開催される。会議への参加料は1名115ユーロで、上記のオプショナルツアーと晩餐会 参加料を含むが、晩餐会の酒のみは別料金となる。参加費の支払いや参加の問い合わせはEDXC事務局のTibor Szilagyi氏(国籍はスウェーデン)へ。電話は +46 8 500 264 83、E-Mailは tiszi2035 @ yahoo.com。 (DX Listening Digest 8125)

会議開催予定のConference Room



◎モンゴルがストリーミング放送開始
 Interval Signals OnlineのDave Kernick氏によると、Mongolian National Broadcastingはこのほどhttp://www.mnb.mn上でラジオ、テレビ放送のストリーミング送信を開始した。配信されているのは MNB TV(テレビのアイコン)、Monglian Radio 1(「FM 106.0」と表示)と2(「FM100.9」と表示)である。国際放送Voice of Mongoliaへのリンクも設けられているが、現在のところmp3形式で音楽のファイルが用意されているだけである。(Media Network)

上からTV、国際放送(実際には機能していない)、ラジオ2波の聴取ボタン



◎Klingenfuss Publicationsより新出版物4点発行

 ドイツのKlingenfuss Publicationsより次の4点の出版物が新たに発売された。
 2009 Super Frequency List CD : 世界の短波放送局8400波(国際放送、国内向放送、秘密放送)と、2009/2010Guide to Utility Stations掲載のユーティリティ局9800波を収録。更に920語の略語集、21,500波の過去に使用実績のある周波数をダーターベース化。 Windows用検索ソフト付で、周波数、国、局名、言語、コールサイン、時間をキーに検索可能。付録としてユーティティ局のスクリーンショットも数百枚 掲載している。船便送料とも30ユーロ。
 2009 Shortwave Frequency Guide: 第13版。Super Frequency List on CDのデーターベースにある放送局(8,400波)、ユーティリティ局(9,800波)を周波数帳として冊子にまとめたもの。付録としてDRM技術の詳 細、短波モニターの動向、局名索引付。460ページ。船便送料とも40ユーロ。
 2009/2010 Guide to Utility Radio Stations : 28年間連綿として発行されている短波ユーティリティ局のすべてがわかるハンドブックの最新版。航空、外交、国際赤十字、船舶、気象、軍事、NGO、 警察、通信社、電話局、テロリスト、国連などあるとあらゆるユーティリティ局の分野をカバーしている。また地域的には各国の他、紛争地域もすべてカバーし ている。カバーする周波数範囲は短波以下、中波、長波、超長波帯も含む。またすべての送信タイプに言及し、スクリーンショットも掲載している。周波数リス トには9,800局分を掲載。250ヵ国1,400局分の索引付。その他無線FAX局、無線Telex局、NAVTEX局のスケジュールもカバーし、付録 としてコールサイン規則、地名略語集、各種コード集、用語集を収録している。600ページ。船便送料とも50ユーロ。
 Decorder Screenshots CD 2009: ユーティリティ局のデータをスクリーン上の表示したスクリーンショト6,000枚を収録したCDの最新版。1997年以来のスクリーンショト がすべて掲載されており、これを採るのに要した工数はゆうに3,600人時間を超える。最新のスクリーンショト600枚が新たに追加されている。すべて gifまたはjpg形式で収録されているので、どのようなPCでも参照できる。スライドショーのできるWindows用ソフト付き。船便送料とも90ユー ロ。
 組み合わせて購入すると割引価格となる。購入の詳細はhttp://www.klingenfuss.org参照のこと。

 


◎RFAが年末年始休暇記念QSLカード

 Radio Free AsiaのA.J. Janitschek氏によると、同局は2008-2009年の年末年始休暇を記念して、第26回目の記念QSLカードを発行する。カードは平和の促進を イメージしたデザインで、RFAが過去に使用した同テーマのカードの中から選択されたもので、平和を象徴するハトの図柄を中心にしてRFAが使用している 8カ国語で「平和」を意味する言葉を周囲に配している。カード発行対象期間は2008年12月1日から2009年1月31日までの受信報告。RFAに手紙 で送るか、受信報告専用のE-mailアドレス qsl @ rfa.orgに送付する。(DX Listening Digest 8126)
チベット語はともかく、中国語では「和平」、韓国語では「平和(평화)」位は覚えておきましょう。




◎その後のSt.Helena報告

 Radio St.Helena Day 2008 TeamのRobert Kipp氏によると、2008年のSt.Helenaデーに同局が受け取ったE-mailは295通、繋がった国際電話は2通(インドと米国)であった。 英国からアセンション島を経由する郵送ルートの指定は功を奏しているようである。11月26日現在アセンション島には米国からの2通の受信報告が届いてい る。12月7日にアセンション島から郵便船(St.Helenaに着くのは12月9日)が出港するまでにはもう少し届くであろう。QSLカードの発送は 2009年7月以降になる予定で、現在はカードのデザインをしているところである。2008年の送信は日本を除いて受信状態が不調で、欧米ではかなり大き な指向性アンテナがないと受信不能であった。短波の受信状態は「箱の中の飴」と同じで実際に開けて嘗めて見ないと甘いかどうか分からないものだ。局長の Gery Walters氏からは「短波聴取者の皆様、良い新年をお迎え下さい」とのことであった。(DX Listening Digest 8126)

◎TWR-Africa送信機を更新強化
 TWR-Newslettterによると、Trans World RadioはTWR-Africa(Swadiland)にある35年前に製造されたContinental社の100kW送信機を2008年10月22 日に新型のHC100に置き換え、同時に送信所の建物も改修した。新型送信機はHCJB Global Center(インディアナ州Elkhart)で設計製作されており、現用のContinental社製送信機と比べると送信効率が優れておりTWRの遠 隔モニターシステムにも良く適合する規格のものである。また電力消費量も非常に少なくなっている。(WWDXC Topnews 890)

◎CHUの7MHz波が70年振りにQSY
 カナダ時報局CHUのRaymond Pelletier氏によると、同局は70年前から使用されている周波数7335kHzを2009年1月1日の09:00より7850kHzに変更する。 これは2007年4月にITUが7300-7350kHzの周波数帯を固定局用から放送局用に変更し、7335kHzに対する他の放送局の混信が問題化し た事に伴う措置である。(DX Listening Digest 8127)

◎クロアチアがシンガポール中継開始に
 米国のGlenn Hauser氏によると、Voice of Croatiaは2009年1月1日よりシンガポール中継を開始する。時間は15:00-19:00 17655kHz(豪州向 100kW 135度)。現在Wertachal送信所から送信されている11690kHzを置き換えるものと思われる。(dxld via WWDXC Topnews 890)

◎南方に進出する中国
 China Radio Internaitonal(CRI)はマレイシアのRadio Television Malaysia(RTM)との間で相互協定を締結した。それによると両局は番組の相互交換を行う他、CRIの番組をRTMのネットワークを利用してマレ イシア国内で放送する。マレイシア側はRTMの職員1名をCRIのマレー語部に派遣する。(Media Network)
 新華社電によると、中国国際放送(CRI)とRadio National of Kampuchea(RNK)の共同事業である中国・カンボジア友好ラジオ(CCFR)が、12月11日よりPhnom PenhでFM放送を開始した。これは中国との外交関係樹立50周年記念として設立されたもので、96.5MHzで08:00-02:00にカンボジア人 と同国駐在の中国人を対象にカンボジア語、中国語、英語で放送を行う。(Media Network) 確かPhnom Penhには日本大使館のFM放送もあった筈。

◎ノキアの携帯でBBC-WSが聞ける

 ノキアの携帯電話サービスでBBCの英語とアラビア語の海外放送が聴こえるようになる。12月10日より「Internet Radio」のアプリを搭載したノキア携帯ではBBC-WSの英語放送とアラビア語放送がmp3ストリーミング放送の形で24時間聴取可能となる。これは 世界で初めての試みであり、国際放送の新たな聴取方法としても注目される。(Media Network) Internet Radioの機能はNokia N78に搭載されているようです。

◎Radio Shack Catalogのアーカイブ
 
米国のHarry Helms氏によると、過去数十年間にわたる米国Radio Shack社のカタログを公開するweb「RADIO SHACK CATALOG LIBRARY ON-LINE」が開設されている。http://www.radioshackcatalogs.com/index.html。年配のラジオファンに は懐かしい内容である。(DX Listening Digest 8127) 日本にも支店があった(東京では新宿と小金井)時代もあります。短波受信機SX-190を購入した覚えがあります。

◎2009年VOAカンレンダーはオンラインでも提供
 VOAは2009年用「VOAカレンダー」を作成した。今年は「VOAスタッフの生き様」がテーマで、ビルマ、ハイチ、アフガニスタン、ルワンダ、チュ ニジア、インドネシア、イラン、チベット、ウクライナ、ウズベキスタン、パキスタンから来ているスタッフの活動を紹介している。紙のカレンダーは欲しい場 合はlettersuser @ voanews.comへE-mailで請求する。またオンライン版はhttp: //www.VOANews.com/english/About/2008-11-21-2009-calendar.cfmよりダウンロードできる。 (VOA Press Release) 今までは伝統的に米国の風景写真でしたが、2009年からは趣が異なるようです。




◎Radio TV Martíが新webサイト

 米国のRadio TV Martíは新しいスペイン語webサイトを開設した。http://www.martinoticias.comで、キューバ及びラテンアメリカ他に関 するニュース及びストリーミング放送も提供する。RSSにも対応しており、近い将来には興味のある分野に関してメールで知らせるサービスも実施する。 「キューバで今日何が起こっているか」を知りたい人は是非サイトを訪れて欲しいとdirectorのPedro Roig氏は語っている。(Media Network)




◎HCJB Pifo送信所の回転アンテナ撤去
 ドイツのStephan Schaa氏によると、HCJBのPifo送信所にあった回転アンテナ(高さ127m)が11月9日に撤去された。この模様を撮影したビデオがHCJBの Herman Schirmacher氏より12月11日に公開された。マストや導波器が切断されて行く様子が詳細に写されている。このアンテナは最終的にはHCJB- Australiaで再利用される。http://www.hschirma.blogspot.com/参照のこと。(WWDXC Topnews 891)

解体直後の倒れた鉄塔(上記webより)



◎AIR-Port BlairのE-mailアドレス

 アフガニスタンのAlbert Muick氏によると、4760kHzのAIR-Port Blairからは郵便による受信報告に対してE-mailで返信が来た。返信者はP.P.Babby氏で多分Station Enginnerであろう。E-mailアドレスはairportblair @ rediffmail.comであり、AIRの公式webサイトに掲載されているものとは異なる。(HCDX)

◎Radio Libertyキルギス語放送を再開
 Radio Libertyは中断していたキルギス語の短波放送を12月16日より再開した。同放送は衛星とローカル局の中継で伝えられていたが、同国政府放送機関が 中継を拒否したため、国の北部では放送が聞けなくなっていた。(Media Network)
  キルギス政府はRadio Libertyのキルギス語放送について、番組内容について政府の承認を得ない限り国内での中継を認めないことを決定した。理由は同局の番組内容が「あま りにもキルギス政府に否定的かつ批判的」だからとしている。この措置により同局はソ連崩壊以降初めて短波放送に切り替えることを余儀なくされることになっ た。(DX Listening Digest 8128)
  Radio Libertyが12月16日より再開したキルギス語の短波放送は以下の通りである。
  21:00-21:30 9465 13755 IRA 250kW/348 deg
  00:00-00:30 7150 WER 250kW/75deg 11790 LAM 100kw/75deg
(DX MIX NEWS) 短波を軽視すると恐ろしい事になる見本です。

短波の周波数が紹介されたRadio Libertyキルギス語でサイト(キルギス語ではRadio Azattyk )



◎中国 国際放送等のwebサイト閲覧を再禁止

 中国は国際放送等のwebサイトの閲覧を再び禁止した。禁止されたのはBBC中国語、VOA中国語などのサイト。これらのサイトは北京五輪の際にジャー ナリストからの抗議で一旦解放されていた。BBCはこれに対して失望の意を表明した。中国側のスポークスマンは中国の法律に違反する条項が掲載されている 事を禁止の理由としている。他に閲覧が禁止されているのはAsiaweek、国境なき記者団、いくつかの香港や台湾のサイトである。中国では大量の人員を 導入してサイトやブログの内容を監視しており、問題があると判断されると即時に閲覧停止措置がとられる。(Media Network) インターネット放送などすぐブロックされてしまいますので、短波放送の価値は大きいのです。

◎国際放送5局の首脳がパリで会議
 BBC-WS、DW、RFI、Radio Nederland、VOAの5国際放送局の首脳が12月18日パリで会談し、より情報の伝わりやすい世界を目指すことで一致した。会談はRFI本部で行 われ、「誰もが言論・表現の自由を持っている。意見を持つことについて詮索されたり妨げられたりすることなく、国境を越えたいかなるメディアからでも情報 や考えを得ることができる。」との宣言を採択した。そしてこの宣言に基づいて高い報道基準と正確な報道を維持するために5局が組織的に活動すると発表し た。それによると世界にはジャーナリストを殺害・脅迫したり、ジャミングを発射したり、webサイトをブロックしたりして報道の自由に反する行いをする国 が存在するが、5局は共同でこれらに立ち向かい、インターネット、ラジオ、TVを含めたすべてのメディアを通じて最大の聴取者を獲得するように努力すると している。特にインターネットやデジタル放送は国境を越えて対話が可能であり、この宣言の精神を実現するのに有効であるとしている。(HCDX)

◎チェコが2009年QSLカードシリーズ
  インドのGautam Kumar Sharma氏によると、Radio Pragueは2009年の新QSLカードシリーズを発表した。8枚組で蒸気機関車、ディーゼルカー、車を描いたものである。詳細はhttp: //www.radio.cz/es/html/qsl2009.html参照のこと。(DX Listening Digest 8130) 鉄道ファンのBCLには興味のあるものです。
 
◎カシミールにインド側秘密局
 デンマークのAnker Petersen氏によると、6100kHzでRadio Sadye Kashimir(カシミールの声)が受信できる。カシミール語。スケジュールでは23:30-00:30に出ることになっている。これはAIR- DelhiKhampur送信所が使用している周波数である。(DX Listening Digest 8129)

◎QSLコレクションサイト案内
 PATRICK MARTIN QSLs KGED局のQSL ManagerをつとめるPatrick Martin氏のコレクション http://www.am-dx.com/qsls.htm
 ERNEST COOPER QSL COLLECTION [中波DX] http://nrcdxas.org/ERC_Veries/index.html
 Patrick Griffith AM Collection(中波DX)http://community.webtv.net/N0NNK/
 Joe Miller SW QSL http://www.cumbredx.org/content/qsls-old-andor-exotic
 Glenn Hauser QSL http://www.worldofradio.com/QSL.html
(DX Listening Digest 8130)

◎Worldspace社の負債は20億ドル
 破産法11条の手続きに入っているWorldspace社の債権者が200社に上り、負債総額は20億ドル近くになることが明らかになった。同社では負 債は100-500万ドルと発表して来たがそれを大きく上回った。対象はWorldsapce本社、Worldspace Systems社、Afrispace社3社に対してで、Asian Satellite社等は入っていない。(Media Network)
  英国のDave Kenny氏によると、現在Worldspace用の受信機は$229、また年間聴取料は$120でiPodや3G Phoneが普及した今日価格競争力がなくなってしまった。また第三世界でこの価格では殆ど聞く人はいないのが現状である。Worldspaceに続いて 同じようなビジネスモデルであるSirius/XM(現在負債は1.1億ドル)も将来が危ぶまれており、10月には50-80人を解雇したと言われてい る。(WWDXC Topnews 892)

◎Falklandがインターネット放送
 Falkland Islands Radio Service(530kHz)は毎日19:00-01:00にインターネット放送を開始した。http: //asx.abacast.com/falkland_islands_radio-live-24.asx
このインターネット放送で流されているのは530kHzの中波放送ではなく、FM放送の番組のようで、速度は32kbsである。近々に放送時間を延長し、 podcastのサービスも開始する予定。(Media Network)

◎Radio Fanaは旧王宮より放送
 エチオピアのハイレセラシエ旧皇帝が使用していたJimma宮殿をRadio Fanaが局舎として使うことになった。同宮殿は1940年に建てられ、最近は地方行政長官が官邸として使っていた。宮殿内のGibe Hallは1.5haの広さがあり、同局はラジオ用のスタジオとして使うことにしている。また宮殿はJimmaの町を見下ろす高台にあるため、放送電波に は好適だが、隣には教会があり放送の妨げになる懸念がある。また周辺住民には博物館、図書館、宿舎にすべきとの意見もある。(HCDX)

◎中国中波局変更情報
 タイのAlan Davis氏によると、中国の湖北人民広播電台経済台は新周波数1053kHz(長沙50kW)で放送している。東南アジア一帯で夜間受信可能である。ま た遼寧人民広播電台文芸台は10月末より900kHzから1053kHz(瀋陽近くの033番遼寧送信所)で出ている。(WWDXC Topnews 892)

◎アムハリ語の新局出現
 英国のChris Greenway氏がケニアで受信したところによると、アムハリ語の新局Amhara Regional State Radioが出現した。スケジュールは12:00-15:00、18:00-20:00、23:00-02:00に6090、7264、9740kHzで あるが、確認されているのは6090kHzのみである。放送ではE-mailアドレスを<AMMAwebmaster @ yahoo.com> または<ammawebmaster @ yahoo.com>のようにアナウンスしている。この地域で既に放送しているAmhara State Radio(801kHz)とは放送内容が異なる。(WWDXC Topnews 892)

◎エチオピア/ソマリ秘密局変更情報
 TDP仲介の以下の秘密局のスケジュールが変更された。
  Ginbot 7 Radio アムハリ語(12/3より) :
   02:00-02:30 月・水・金 NF  9880 SAM 250 kW / 188度 東アフリカ向 旧12120kHz
   02:00-02:30 月・水・金  NF 11530 SAM 250 kW / 188度 東アフリカ向 旧15350kHz
  Radio Xoriyo Ogadenia  ソマリ語(12/11より):
   02:00-02:30 木・土 NF  9485 SAM 250 kW / 188度 東アフリカ向
  02:00-02:30 木・土 NF 11720 SAM 250 kW / 188度 東アフリカ向
 火・土の23:00-23:30 21585kHzの放送はなくなった。(DX MIX NEWS 12/23)

◎2008年の秘密局状況
 ドイツのMathias Kropf氏が1986年以来毎年行っている秘密局の総括結果によると、2008年には前年と比べて世界の秘密局の週放送時間数は5.3%減少して 1251時間となった。
 対象地域別に見ると、アジア向は2.6%減少して915時間、南北アメリカ向は前年と変わらずで215時間、アフリカ向は27.5%減少して121時間 となった。対象国別で一番多かったのは北朝鮮(これは調査開始以来初めて)で前年より49時間増の245時間、二番目が中国で16時間減の224時間、三 番目がキューバで前年と変わらずの215時間であった。
 対象地域数は前年の18地域からセネガルが抜けて17地域となった、また新たに対象地域になった場所はなかった。(WWDXC Topnews 892)

◎ITUの最新モニタリングリスト公表
 セルビアのDragan Lekic氏によると、ITUの最新短波モニタリングリスト(2008年12月12日版)が公表されている。http: //www.itu.int/ITU-R/terrestrial/monitoring/files/pdffiles/320.pdfよりダウンロー ドできる。(DX Listenign Digest 8129)

◎PetropavlovskのローカルID
 米国のRon Howard氏によると、PetropavlovskのKamchatskii Radioはローカル番組で局名を「Radio Rossii Kamchtka」と称している。ローカル番組は17:10-18:00に6075kHzで行われている。(DX Listening Digest 8131)

◎韓国教育放送公社の予算カット
 韓国の教育科学技術部は韓国教育放送公社(한국교육방송공사 EBS)の 予算を大幅に削る方針である。会計検査院により、教育放送公社は自分で教科書を売って収入を得れば良く、国の予算を投入するのは不適当とされたためであ る。予算が削減された場合、同局は番組の削減を余儀なくされる。韓国政府は個人の教育コストを削減するために教育放送の利用を促進してきただけにこの措置 は国民の間で論議を呼びそうである。また予算削減により大学修学能力試験(대학수학능력시 험)突破に必要な番組が放送されなくなる懸念もあり、真剣に自立の道を歩まざるを得なくなりそうである。同公社は年間130億ウォンの政府 支出を受けている。(Media Network)




◎Ho Chi Minhで外国語放送強化

 ベトナムのVoice of Ho Chi Minh City People Radioは2009年1月より英語、仏語、中国語による外国語放送を強化する。同地域にいる外交官がベトナム経済について知ることができるようにするの が目的で、将来的には韓国語、日本語、クメール語でも放送する。1月1日より中波610kHzでは放送時間数を1日18.5時間から20時間に延長、FM の99.9MHzは1日19時間から24時間放送となる。またメコンデルタでもFM放送が受信できるようにSoc Trang県に中継局を設置する。ベトナムではインターネットやCATVも普及しているが、多くの国民はラジオをメディアとして好む傾向にある。 (Media Network) オンラインでも聞けますが、短波で放送して欲しいですね。



◎北朝鮮でラジオとDVDを「打ち壊し」

 北朝鮮当局は韓国ドラマのDVDと韓国の放送が受信できるラジオの没収・破壊に乗り出した。韓国のTVドラマは中国で大量にDVDにコピーされて北朝鮮 で出回っており、国境でも見逃されている。北朝鮮ではIT技術の進展を誇示するため2006年に国産のDVDプレヤーを開発したが、皮肉なことにこれが韓 国TVドラマの流布につながった。また北朝鮮では平壌放送に周波数が固定されたラジオしか許可されないが、中国から大量のラジオが持ち込まれ秘密裏に韓国 の放送を聞くことは日常化していた。(Media Network)

◎チャド6165kHzを使用開始
 デンマークのAnker Petersen氏によると、Radio Chadは新周波数6165kHzを使用している。07:33のs/offする。この時間に使われてきた4905kHzは一時現地時間の朝の放送のみに なっていたが、米国のBrian Alexander氏が12月27日に確認したところ現地時間の夜の放送も6165、4905kHzのパラで出ていた。(DX Listening Digest 8132)

◎Ulbroka送信所からの100kW放送は12月30日で終了
 Tom Taylor氏によると、ラトビアのUlbroka送信所からの100kW送信(9290kHz)は12月30日22:00のRMRC Radio Clubの放送で終了する見込みである。これは100kWの送信免許が切れるためで、送信再開は2月の予定だが出力は10kWに落ちる。ドイツのKai Ludwig氏によると、アンテナ、建物等が老朽化しており、ロケーションも悪いため現地の自治体から撤去を求められているとのことでり、そのまま廃止の 可能性もある。(DX Listening Digest 8132)

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コロンビア La Voz tu Conciencia / Marfil Stereo のRafael Rodoriguez氏からの年賀状



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