月刊短波2009年7月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎ラオス7145kHz復活  4版追加
 米国のRon Howard氏、イタリアのMauno Ritola氏らは聞こえなくなっていたLao National Radioの7145kHzが復活しているのを確認した。22:26からは英語放送、それ以前は仏語放送で23:00にs/offしている。(DXLD via WWDXC Topnews 918)
 復活した7145kHzの海外向放送のスケジュールは次の通り。何れも東南アジア向。
 英語 15:00-15:30 22:30-23:00、仏語 14:30-15:00 22:00-22:30、クメール語 09:00-09:30 21:30-22:00、タイ語 20:30-21:00、ベトナム語 21:00-21:30 08:30-09:00
(WRTH Update 7/22)

◎RNWがツールドフランスの特別放送  3版新規
 Radio Nederlandは世界的に有名な自転車レースTour de Franceの特別放送を7月4日-27日に実施する。スケジュールは以下の通り。
  7235 21:00-01:00 ISS 250kW 60度 仏語
  9595 21:00-01:00 WER 100kW 300度 蘭語
 13700 21:00-23:59 NAU 500kW 230度 蘭語
 13700 21:00-23:59 NAU 500kW 140度 蘭語
 13825 21:00-01:00 ISS 250kW 30度 仏語
(WWDXC Topnews 920)

◎Radio Free Asia新QSLカード 3版 新規
 Radio Free AsiaはRadio Pioneer QSLカードシリーズの第3弾として、セルビア系米国人Nikola Teslaのカードを発行する。Teslaが1891年に発明したテスラコイルは今でも多くの電子装置に使用されている。また同氏は1896年には無線シ ステムの特許を取得、当時描いた無線送信機の回路図は後にマルコーニによって実用化された。発行は7月1日-8月31日の間。(Shortwave Central)

◎HCJB日本語放送に特別QSL 2版新規
 日本人宇宙飛行士毛利衛氏を宇宙へ駆りたてたのは、BCLだった事はあまり知られていない。氏は中学から高校にかけて、ラジオをよく作ってい た。その手作りラジオでオーストラリアや南アメリカなど、地球の反対側から聞こえてくる放送に胸をときめかせていたのだ。エクアドルに滞在した時には当時 の.『アンデスの声』放送にも出演したことがある。星の季節である7月にちなみHCJB日本語放送では7月4日に「毛利衛さんと語る(1)」、11日に 「毛利衛さんと語る(2)」を放送、この2回の放送に対する受信報告には毛利氏の写真入りの特別QSLをHCJBから発行する。また7月18日の放送には 「宇宙をめぐる人工衛星」と題して4月に放送して反響の大きかったJSWCの大武逞伯氏出演の放送を再放送する。7月18日の放送に関してはJSWCから も特別QSLを発行する。希望に応じてJSWC5周年記念(1957年)、JSWC50周年記念(20022年)、2009年丑年のいずれかを選択でき る。受信報告は、SASE(返信切手を貼った返信住所記入の封筒)同封で、〒248-8691 日本郵便鎌倉支店私書箱44号 日本短波クラブQSL係ま で。(JSWC 大武逞伯氏)

◎KBS国際放送が試験放送実施
 KBS国際放送は、7月3日(金)から5日(日)までの3日間、試験放送を行実施する。これは現在放送中の17:00からの 6155kHzについて、金堤送信所でチェックした結果音質がよくないと判断されために改善する目的で行われる。時間は18:00-19:00に当日放 送予定の内の60分を放送する。周波数は6155kHz。この試験放送に対する受信報告を 7月17日(金)到着分まで受け付ける。(KBS国際放送)

◎米国旧海岸局が「NIGHT OF NIGHTS」
 米国のMaritime Radio Historical Societyが毎年実施している旧海岸局の復活「NIGHT OF NIGHTS」が今年も7月12日に実施される。米国の旧海岸局がこの日は旧送信設備を使ってモール送信を行う。中心となるのはサンフランシスコの KSM・KPH局で中波・短波で信号を出す、他にKFS、NMC、NOJ、NMNの各局も参加する見込である。また船舶局からもCW信号を出し当時のCW 更新を再現する。同時にアマチュア局K6KPHも開設され、3550、7050、14050kHzで受信報告を受ける。詳細はhttp: //www.radiomarine.orgを参照のこと。(DX Listening Digest 9049)

◎アイルランドRTÉ秋にも賃金不払い状態に
 Irish Independent紙によると、アイルランドの公共放送RTÉは毎週100万ユーロの損失を出し続けており、賃下げ・首切りをすぐ行わないと10月で 給与原資が底をつく状況である。このような状況でも経営幹部には高額な月給・賞与が支払い続けられていることに職員は怒っている。経営側によれば今すぐ 300人の人員整理を行わないと会社が危ないという。(Media Network)

◎Zimbabwe Broadcasting Corporationでも賃金不払い
  聴取者から法外な受信料を徴収しているとして評判の悪いZimbabwe Broadcasting Corporation(ZBC)では、職員に対する給与の支払いが滞っているにも拘わらず、経営幹部が自家用の発電機、プラズマTV、高級乗用車等を公 費で買いまくっているとして非難が高まっている。特に非難されているのは会長、番組編成局長、財務局長の3人で「横領御三家」と言われている。ある職員 は、経営陣は受信料収入を懐に入れてしまい、放送局に必要なものを購入しない、ろくな内容の放送をしないのでコマーシャル収入がも減り続けていると非難し ている。ZBCは地方で月10ドル、都市で20ドルのラジオ受信料、個人でのTV聴取には月50ドル、企業の場合には月100ドル、カーラジオの自家用車 で の受信には月30ドル、業務用車での受信には月80ドル、車内でのTV聴取には月100ドル(何れも米ドル)という途方もなく高い受信料を徴収している。 (Media Network)

◎西蔵人民広播電台オンラインで聴取可能に
 6月3日より中国の西蔵(チベット)人民広播電台は中国語、チベット語、英語のオンライン送信を開始した。URLはhttp: //tibetancn.chinabroadcast.cnで、チベット自治区の文化や音楽、ニュース等を伝える。中国語、チベット語番組は一日中、英 語番組は人員の制約上毎日1時間のみ行われている。(Media Network)



◎自由の声放送放送時間拡張

 脱北者による北朝鮮向放送「自由の声放送」(자유의소리방송)はVT Communications社のTashkent送信所からの放送時間を6月2日より30分延長して毎日01:00-02:00(以前は01:00- 01:30)としている。周波数は7520kHz、出力100kW、60度。(DX MIX NEWS 6/2)

◎Somali Interective Radioの送信キャンセル
 VT Communications社はDhabayya送信所から15200kHz(200kW、225度)で行われていたSomali Interctive Radio Instruction Program(SIRIP:旧Radio Mustaqbal)の放送(14:45-15:15及び15:20-15:50)を6月1日より停止した。(DX MIX NEWS 6/2) SIRIPの期限は2005-2009となっています。

◎Radio Tanzania Zanzibarが独自英語ニュースを放送
 Radio Tanzania Zanzibarは、03:00-03:10に以前はFM局「Spice FM」の英語ニュースを中継していたが、最近これを中止し、独自の英語ニュースに切り替えた。英語ニュースが放送される日は火・水・木・土・月曜日で、 金・日曜日は放送されない。周波数は11735kHz、他はスワヒリ語。(WWDXC Topnews 915)

◎VOA旧Bethany送信所の博物館化には1400万ドル程度必要
 英国のMike Terry氏によると、1940年代の送信施設を「The National Voice of America Museum of Broadcasting」として保存・展示する計画が進行中の、米国Ohio州のVOA旧Bethany送信所について、施設が完成するば、ピーク時に は年間3万人が訪れて地域に対して170万ドルの経済効果があると関係者が公表した。但し建設には12百万〜14百万ドルかかる。関係者は資金の目処がつ けば2011年には完成したいとしている。(WWDXC Topnews 915)

◎ODXA会誌をweb・無料化
 カナダODXAのHarold Sellers氏によれば、Ontario DX Association(ODXA)は予告通り6月より会誌「Listening In」のweb化、無料化を行った。会誌はhttp://www.odxa.on.ca上にて無料で閲覧可能となった。 過去の会誌のアーカイブも同時に 無料提供される。(WWDXC Topnews 915) DXクラブの会費は殆どが会誌の印刷と発送に使われますので、これを止めてしまえば会費も不要、スタッフも大変楽になります。そこで出てくる課題が「クラ ブの存在価値は?」ということになります。

◎米国パキスタン向Deewa Radioを強化
 事実上の戦闘地域となっているパキスタンとアフナニスタンの国境地域向に、VOAのDeewa Radioは放送時間を6月7日より1日3時間長くして9時間に強化した。パキスタン北西部の国境地域ではDeewa Radioが事実上信頼できる唯一の情報ソースとなっているためとしている。Deewa Radioは2006年に創立されパキスタンでの聴取者は4000万人と推測されている。北西部国境地域の聴取者数は250万人。(Media Network)
  セルビアのDragan Lekic氏によると、追加されたのは以下のスケジュール; 09:00-11:30 12015 KWT 078 09:00-10:00 11535 KWT 078 09:00-11:230 9380 IRA 334 10:00-11:00 11535 IRA 332 11:00-12:00 11535 UDO 300 11:30-12:00 12015 UDO 297 11:30-12:00 9380 IRA 332。(DX Listening Digest 9047)




◎BBGアフガン・パキスタン国境地域向放送を更に強化

 BBGはVOAとRFE/RLのアフガン・パキスタン国境地域向放送に、新たに認められた戦時緊急対応予算1060億ドルの一部を振り向ける。この地域 ではイスラム過激派のラジオ放送が台頭し、外部からニュースを供給しているのはVOAのDeewa Radioのみである。そこでBBGではこの地域でパシュトン語を話す人々を対象にVOAのRadio Deewa、RFE/RLのRadio Azadiの放送を強化し、短波、FM、インターネットでこの地域をカバーすることにした。(Media Network)

(右)Deewa Radioの番組編成チーム
   


◎DWがアフガニスタン向教育放送実施

 今年末にDWはアフガニスタン向のパシュトン語及びダリ語のラジオ教育放送を実施する。番組の柱は対話型番組「Learning by Ear for Afghanistan」で教育、民主化、国家再建などの話題を取り上げる。DWは2008年からアフリカ向に同様の放送を行い効果をあげた。放送はラジ オ(短波、衛星、Kabulや各都市の提携FM局)とインターネットで行われ、学校にはCDや教科書が配布される。(Media Network)

◎希望之広播電台・Voice of Tibet送信地を変更
 NDXCの長谷川清一氏によると、希望之広播電台とVoice of Tibetが6月5日より送信地を変更している。新しい送信地はTajikistanのYangiyul送信所である。
 希望之声広播電台(中国語); 21:30-22:00 15740 23:00-23:30 15750
   Voice of Tibet; 22:00-22:15 15427 中国語 22:15-22:30 15429 中国語 22:30-22:35 15429 チベット語 22:35-23:00 15414 チベット語
(DX Listening Digest 9047)

◎AIR各局独自URL保有
 Moscow Information DX Bulletinによると、インドのAIR地方局で独自のURLを有しているのは次の局である。
 AIR Ahmedabad - http://www.airahmedabad.in/
 AIR Bhawanipatna - http://www.airbpn.org/
 AIR Cuttack - http://www.airctc.com/
 AIR Imphal - http://cicmanipur.nic.in/html/air_imp.htm
 AIR Panaji - http://www.airpanaji.gov.in/
 AIR Rohtak - http://rohtakakashvani.com/
 AIR Thiruvananthapuram - http://www.airtvm.com/
 AIR Kolkata (非公式) - http://www.freewebs.com/airkolkata/
(DX Listening Digest 9047)

◎ドイツのアマチュアがナイジェリアの新短波送信施設建設に
 ドイツのアマチュア無線家Bodo Fritsche氏(DL3OCH)はナイジェリアのAbuja新短波送信所の建設に携わるため現地に行っている。同氏の撮影した4×4ダイポールアンテ ナアレイの写真がhttp://www.qrz.com/detail/5N0OCHに掲載されている。アンテナは15m、17m、20m、30mb用に 使用される予定だがまだ同調していない。同氏はこのアンテナを使用してハムの40mbと12mbの電波を出して見たところ好結果を得た。(DX Listening Digest 9047)

Abujaの送信鉄塔


◎ミャンマー受信規制を強化 〜ラジオ受信に免許制
 秘密局Democratic Voice of Burma(DVB)の報道によると、ミャンマー政府は反政府放送の聴取を防止するため、受信免許なしで放送を受信している聴取者に対する取り締まりを強 めて いる。政府は6月7日「New Light of Myanmar」紙に「受信免許なくラジオを聞くと無線法規によって処罰(逮捕拘禁)される」という警告を出した。何故処罰されるのか、何故「無免許受 信」が増えてい るかには言及していない。中国国境で取材に当たっている記者によればラジオ聴取者の増加は国内での政治的危機と連動しており、過去では2007年 の僧侶による抗議デモ、2003年の米国ミャンマー制裁発動の時にも見られた。政府メディア以外の外国の放送を聞くために中国製の短波ラジオが売れてい る。(Media Network)

◎ミャンマー政府少数民族向放送を強化
 ミャンマー政府は少数民族向放送を強化している。NaypyidawにあるMyanmar Broadcasting Serviceは国内の7つの少数民族向けにアラカン、モン、カチン、シャン、カレン、カヤ、チンの各言語でそれぞれ毎日1時間の放送を実施している。例 えばアラカン語放送は現地時間の15:30-16:30の行われており、アラカン族の民族音楽中心であるが、一曲毎に政府の政策を賛美するメッセージが入 りそれだけで30分程度をかけている。元来政府は少数民族を弾圧しており、アラカン族の音楽を放送することさえ禁止していたのだが、ここに至って同民族に ラジオ放送を聞かせる戦術に転換している。現地メディアによればアラカン族は政府の放送よりはBBC、VOA、RFAの方を信頼できる放送している。政府 はまたアラカン族の多い西部ラカイン州の州都SittweにFM局や新聞の印刷所を作りアラカン族を懐柔しようとしているが支持を得るには至っていないよ うである。(Media Network)
 
◎CRIフィンランド中継局開局
 中国国際広播電台(CRI)のフィンランド中継局が6月4日開局し同日開局式が行われた。これは同局にとって20局目の海外中継局となる。周波数は 963kHzで、1日10時間、CRIの ロシア語、ドイツ語、ポーランド語、チェコ語、リトアニア語、エストニア語放送を中継する。カバー範囲は欧州中・東部、ロシア西北部、バルト海沿岸地区で ある。(耳聴八方広播快報第166期) 現地中波中継局なのにCRIにはフィンランド語放送がない点が注目されます。Poliの国際放送用高出力中波送信所の借用という訳です。

◎Voz Crista周波数変更
 チリのVoz Crista/La Vozは6月3日より北米向スペイン語放送の周波数と放送時間を変更した。新スケジュールは次の通り。
 08:00-11:00 11665 (旧17680)  21:00-08:00 17680
 送信所はSantiago、出力100kW、無指向性。(DX MIX NEWS 6/9)

◎漢声広播電台ジグゾーパズル型QSL発行
 英国のChris Stacey氏によると、台湾の漢声広播電台は9745kHzで放送中の「光華之声」の受信報告に対して216日後に3枚の紙を合わせると台湾の地図のな るジグゾーパズル型QSLカードを送って来た。返信にはIRC2枚が必要。(WWDXC Topnews 916)

◎米国本土のTV放送デジタル化
 6月13日の米国ではアナログTV放送が停止され、TV放送はすべてデジタル化された。ニールセン社の調査によるとこの時点でデジタル化の準備が出来て いなかった世帯は全世帯の2.5%に当たる280万世帯で、黒人とヒスパニックに偏っている。高齢者世帯ではあまり問題はなかった。FCCではこの280 万世帯には週末にアプローチを行い、6月15日からの週の初めには全世帯でデジタル放送が聴取できるようにする予定である。切替が不調であった放送局は全 米でわずか数局で、テネシー州Memphisでは竜巻の影響で切替が遅れた。FCCの「お助け電話」のは切替直後に31万7千件の問い合わせが寄せられた が、切替を知らなかった人はその内3%、知っていたが準備していなかった人は10%であった。アナデジ切替は当初2月17日に実施される予定であったが、 オバマ政権の意向この日に延期されていた。米国政府はデジタルコンバータの購入費用としてクーポン券として40ドルを援助することにしている。FCCによ れば今までに5900万枚のクーポン券が発行され、今後も7月31日までは発行が継続される予定である。(Media Network) 日本で放送されているAFNのTV放送(沖縄A8ch、岩国・三沢A66ch)は対象外のようで、海外の米軍施設のTV放送がデジタル対応になるのは太平 洋地区が2013年、欧州地区が2014年とされています。
 
◎エチオピアVOAの国内中継を禁止
 エチオピア政府はAddis Ababaにある民間FM局Sheger FM(102.1MHz)にVOAの中継禁止命令を出した。同時に「機器の不正所持」で2週間逮捕拘禁されていたVOAのAddis Ababa通信員Meleskachew Amaha氏を保釈金の支払いを条件に保釈した。問題とされた機器はMeleskachew Amaha氏が株主であるABC放送社が放送免許を得るためにノルウェイから数年前に輸入されたABC社の放送機器で、会社は解散させられ、関係者はすべ て逮捕されていた。(Media Network)

◎Luxembourgの短波送信機は送信依頼主頼み
 ドイツのKai Ludwig氏によると、Luxembourgでは6095、5990、1440kHzでDRM送信が行われているが、出力は経費削減のために30kWに 抑えられている。また5990kHzは送信機が老朽化して送信管が入手不能なためこのところ使用されていない。1440kHzと6095kHzは送信依頼 者がいる限りは今後も出る見込だが、いなくなった時には廃止されるものと思われる。(DXLD via WWDXC Topnews 917)

◎第二次大戦時のFBISの活動資料公表
 「NZL DX Time」によると、第二次大戦中の米国FBIS(Foreign Broadcast Intelligence Service)の活動を記述した資料「枢軸国に対抗したFBIS 1941-1945」がCIAのwebサイト(https: //www.cia.gov/library/center-for-the-study-of-intelligence/kent-csi/docs/v45i5a04p.htm に掲載されている。(WWDXC Topnews 917)

◎HCJBドイツ語部門が「Vozandes Media」を立ち上げ
 エクアドルHJCBのドイツ語部門はこのほどNGO「Vonzades Media」を設立し引き続きドイツのリスナーに番組を供給し続けることになった。これに伴いHCJBドイツ語放送の指揮権はラテンアメリカ部から HCJB 本部に移管される。HCJBエクアドルは現在ドイツ語放送を米州向けに4kWでDRM送信しているが、欧州、米州から受信報告が届いている。 「Vonzades Media」は欧州においても短波、衛星放送、podcast、インターネットでドイツ語放送が受信できるようにする。新空港建設に伴いHCJBエクアド ルの国外向短波放送は2010年末に廃止されることになっているが、電話でも放送が聴けるPhonecastサービス等も開始して事態に対処することにし ている。またエクアドルからの短波放送廃止後も「Die Stimme der Anden」(アンデスの声)の名称を継続使用する。(Media Network)

◎IRIBのwebサイトにDDos攻撃
 Wikinewsによると、イランIRIBのwebサイトが6月19日にDDos(denial-of-service)攻撃を受けた。攻撃を行ったと 見られるグループがイラン国内のインターネット掲示板に犯行声明を発表して明らかになった。この攻撃でwebサイト上のページの一部が「イラン人民により ハックされた」というメッセージと改革派の抗議行動のビデオや写真に置き換わった。イラン国内では政府によるインターネットブロックをバイパスするための 私設サーバーが設立されており、攻撃はそこから行われたと見られる。(Media Network) 6月末現在IRIB日本語放送のwebは閲覧可能ですが、ペルシャ語サイトはアクセス不能です。

◎BBC-WSイラン向ペルシャ語放送を増強
 イラン情勢の緊迫化に伴い、BBC-WSはペルシャ語放送の時間、周波数を増強した。増強された分は以下の通りである。  
  10:30-11:00 6095 RMP 500 kW 095 deg  7410 CYP 250 kW 090 deg
  11:00-11:30 6095 DHA 250 kW 345 deg  7410 RMP 500 kW 095 deg
  12:30-13:30 9565 DHA 250 kW 345 deg
  17:30-18:30 11860 DHA 250 kW 345 deg  15725 CYP 250 kW 097 deg
  21:30-23:00 15650 RMP 500 kW 095 deg  17530 RMP 500 kW 095 deg
  23:00-00:00 15215 RMP 500 kW 095 deg  17530 RMP 500 kW 095 deg
  00:00-01:00 13840 RMP 500 kW 095 deg  15550 RMP 500 kW 095 deg
  02:00-03:00 9810 SNG 250 kW 315 deg  13845 RMP 500 kW 095 deg
  03:00-04:00 6125 DHA 250 kW 345 deg  13845 RMP 500 kW 095 deg
  04:00-06:00 5975 NAK 250 kW 305 deg  7270 CYP 250 kW 097 deg
  06:00-07:00 5875 CYP 250 kW 097 deg
  07:00-07:30 6185 CYP 250 kW 097 deg 
(DX MIX NEWS 6/29) 衛星で行われているBBC-WS TVのペルシャ語放送には直接ジャミングが発射されて衛星を切り替えるまでの3日間イラン国内では聴取不能となったそうです。

◎BBGがイラン向放送大幅強化
 米国BBG(Broadcasting Board of Governors)はイランからのジャミングに対抗してVOAペルシャ語TV放送(PNN)及びRadio Fardaの送信を強化する。PNNに関しては5月からは衛星へのアップリンク信号、衛星からのダウンリンク信号の双方にジャミングがかけられるように なったため、5つの衛星に対して同時に6周波数で送信を行いジャミングの影響を排除している。イラン政府は6月14日より短波放送にもジャミングをかけ始 めたたため、Radio Fardaの短波放送については6月21日よりジャミングに対抗するために周波数を増加し、朝と夕方には少なくとも5波、最大10波で受信できるようにし た。放送が妨害されているためイランではインターネットが重要な情報収集手段になりつつある、6月20日にはVOA及びRadio Fardaのペルシャ語webサイトへのアクセスが月初めに比べて4倍に増加するに至った。イラン政府は外国ニュースメディアのサイトブロックも開始して いるが、ブロック回避措置をしたプロキシーサーバー経由のアクセスが大統領選挙後は更に2倍に増加しており、アクセスが多すぎてVOA及びRadio Fardaのペルシャ語webサイトが閲覧不能になるほどである。BBGではトラッフィクの増加に対して対策を実施中である。また番組・インターネット サービス面で以下の増強を行った。@VOAは朝1時間、夕方2時間のTV番組をすべて選挙関連の特別情報放送にした、ARadio Fardaは夕方と深夜のニュースマガジンショーの時間を30分から90分に拡張し、番組途中でも随時ニュースを入れるようにした、Bイランからインター ネットでビデオ情報や意見を集めて表示するweb機能を充実させた(Twitterには瞬く間に3500人が参加した)。BBGのTV、ラジオ放送のイラ ンでの聴取率は30%と推定されている。(Media Network) 何故か短波で行われているVOAペルシャ語放送(これが正当派の国際放送ですが)は強化されていません。VOAのラジオ放送いじめが続いているのでしょう か?




◎中国「火龍」ジャミングの音楽を変更か?

 台湾のKeith Perron氏が北京の中国筋から聞いた話によると、中国政府は「火龍」ジャミングに使用している音楽を変更した。しかしどの音楽がどのように変更された かは確認できていない。(DX Listening Digest 9049)

◎中国がキューバの短波放送施設援助
 台湾のKeith Perron氏によると、6月に行われたキューバと中国の通信官庁当局同士の会合で、中国はALLISSタイプの短波用回転アンテナをキューバに提供する ことになった。これはフランスのThalès社が2002年から2003年に中国に納入した同型のアンテナをもとに中国が製造したものであり、中国国内で もジャミング用に広く使われている。またCRIがキューバ国内で中継用に使用していた250kW送信機2台もキューバ側に提供することになった。更に Tescun社製の短波ラジオ数百台をキューバに贈ること、キューバにモニターサイトを設置すること等も合意された。(DX Listening Digest 9049)

◎RNW-BonaireがDRM試験放送
 米国のGlenn Hauser氏によると、Radio Nederlandは来る8月21-23日の02:00-06:00に9710kHz(120kW 350deg)にBonaire中継局からスペイン語によるDRMの試験放送を実施する。これは同期間にドミニカで開催されているHFCC会議に向けたデ モンストレーションである。(DX Listening Digest 9049)

◎ユーティリティ周波数表公開
 イタリアのAndrea Borgnino氏によると、短波の周波数別ユーティリティ局のリストがhttp://www.shortwavemonitor.com/上で公開され ている。(DX Listening Digest 9049)

◎NHKラジオ設備の省エネ化でCO削減
 NHKは放送局から排出される二酸化炭素(CO2)量の削減に取り組んでいる。これまで テレビ放送設備の省エネ化に取り組んで来たが、それに加え、ラジオ放送設 備の省エネ化も大詰めを迎えている。新たに省エネ設備に切り替えたのは、埼玉県の菖蒲久喜ラジオ放送所のラジオ第2放送(R2)の設備で、関東地方のほ か、宮城県や愛知県 の一部を含む、約2000万世帯に電波を送信しており、ラジオとしては、日本最大級の500kWの送信電力で放送している。従来の真空管方式では、信号を 切り替える際に大きな電力が必要になる上、真空管を通過する間に、電力が熱として外部に放出されるため、使用した電力のうち60%程度しか、電波に変換さ れておらず電力効率が低かった。 新しく導入した設備は、半導体素子を利用したデジタル処理の送信機で、半導体を使って音声信号を切り替えることで、真空管方式に比べて、信号切り替えにか か る時間を短縮する。切り替え時にも余分な電力を使用しないため、設備に送り込んだ電力の約85%を電波として送信することが可能になった。 昨年12月の 更新時から今年3月までに消費した電力消費量を年間の消費量に換算し、CO2排出量を試算 したところ、2006年、2007年の平均値に比べて15%減の1,000tのCO2排出 量 の削減効果があった。これは東京ドーム約60個分の森林のCO2吸収量に相当する。他には ラジオ第1放送(R1)で50kW以上の送信電力を持つ5放送所 の設備で省エネ装置への切り替えを完了した。今後、R2の大阪放送所と福岡放送所の設備を刷新することで、すべてのラジオ局の設備が省エネ型になる。(産 経新聞 6/14)

◎ハワイ・マウイ島のKNUIが日本語放送
 マウイ島KahuluiのKNUI(900kHz)では月曜日の14:00-15:30に日本語番組を放送している。番組内容は日本の話題と新旧ヒット 曲が主体で、月に一度仏教番組もある。このほど番組のwebsiteができ、番組の録音が聞けるほか、パーソナリティ紹介、放送曲名リスト等が掲載されて いる。http://mauijapaneseradio.com/  (平原哲也氏)

日本語放送担当のYumi Takedatsu氏



◎Family RadioがBoniareより試験送信

 Family RadioはRadio NederlandのBonaire中継局から、6月27日より次のように英語の試験放送を行う。
 07:29-10:00 15315 ブラジル向 133deg
 09:01-09:58 15580 南米西部向 182deg
(Media Network)

◎CRIセルビアにも進出
 International Radio Serbiaは中国のCRIとの間で相互に短波・衛星・インターネットを使用して番組を交換することで合意した。(Media Network) CRIはセルビアにも中継拠点を持ったことになります。

◎スウェーデンが白ロシア語放送中止
 Radio Swedenは2004年から試験的に実施してきベラルシ向白ロシア語放送を来たる9月1日で中止する。中止の理由は短波・中波放送以外のメディアが発達 してきたこと、ベラルシの人々は同局のロシア語放送も理解できること、他地域向放送に予算を差し向ける必要が出てきたことである。(Media Network)

文字も発音もロシア語には似ている (ロシア語ではРадио Швеция)


◎BBC-WSがインドでは携帯で聞こえる
 インドのReliance Mobile社はBBCと協力して、同社の「R-World VAS」サービスを利用すればインド全国でBBC World Serviceの内インドで使われている5言語(英語、ヒンズー語、タミール語、ウルドー語、ベンガル語)の放送を定時に携帯電話で聴取できるサービスを 開始した。利用者は51234378をダイヤルする。(Media Network) 昨年9月に合意したもので、BBC-WSのライブ放送を同時に受信できるものです。

◎海峡之声広播電台のスケジュール
 NDXCの長谷川清一氏によると、中国福建省の海峡之声広播電台は次の新スケジュールで放送中である。
 新聞節目 07:30-01:00 (旧07:25-02:00) 9505 (水曜13:00-18:55 停波、月曜00:00-00:25 英語放送「Focus on China」)
 娯楽節目 07:30-01:00  (旧07:25-02:00) 7280 (水曜13:00-19:00  停波)
 廈門節目 07:30-01:00  (旧07:25-02:00) 6115 (水曜13:00-19:00  停波)
(WWDXC Topnews 918)

◎新アマチュアバンドからまだ出ないAIR-Delhi
 インドのJose Jacob氏によると、40mアマチュアバンドの拡張で7100-7200kHzを使用していたAll India Radio各局が周波数を変更した中で、Delhi局(Kingsway送信所)のみは6月末現在も7150kHzで電波を出している。この局は 7370kHzに変更されることになっているが同周波数は現在インド向のFEBAが使用中である。(WWDXC Topnews 918)

◎マダガスカルの宗教局よりQSL
 南アフリカのVashek Korinek氏によると、マダガスカルのキリスト教局Radio Feon'ny Filazantsara(3215kHz)はE-mailによる受信証明を送ってきた。発行者はStation DirectorのJean de Dieu Rakotoniaina氏である。それによれば同局の連絡先は次の通り、住所: 20 I 40 Andranomadio, 110 Antsirabe, Madagascar、私書箱: B.P. 95, Antsirabe, Madagascar、E-mail: jdrlcc @ yahoo.fr。(WWDXC Topnews 918)

◎Radio Pakistan送信所情報
 英国のNoel Green氏が受け取ったRadio Pakistanの送信所リストによると同局の送信所の内、PeshawarとQuettaには短波の記載がなくなり、短波送信が停止されたものと思われ る。IslamabadのRewat送信所(API-8 100kW)はRawalpindi第三放送を09:45-11:15 4790 23:45-03:15 7265で中継している。Rawalpindi局自体では同じ番組を10kWにて11:30-13:25 22:35-23:30 4790にて放送している。バローチー語やSheena語の放送はなくなっている。(DX Window via Shortwave Central)


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