月刊短波2009年9月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎IMG社がWRNよりサッカーの試合を短波中継 〜中国語でも実施! 4版新規
 米国に本拠地を置くスポーツメディアIMG社<http://www.imgworld.com>はWRNより次の日に英国のフットボール (蹴球) の試合を短波にて中継する。送信所はTashkentで周波数は7485kHz。
 9/19 22:55-01:00 Arsenal対Wigan
 9/20 21:25-23:30 Manchester Utd 対Manchester City
  9/26 22:55-01:00 Wigan対Chelsea
  9/27 23:55-02:00 Sunderland対Wolves
  10/4 01:25-03:30 Manchester Utd対Sunderland
  10/4 23:55-02:00 Chelsea対Liverpool
  10/17 20:40-22:45 Aston Villa対Chelsea
  10/18 23:55-02:00 Wigan対Manchester City
  10/24 22:55-01:00 Spurs対Stoke
  10/25 23:55-02:00 Liverpool対Manchester Utd
(WWDCX Topnews 930)
  IMGは9月12日より中国語のプレミアリーグのライブ中継も開始し、同日22:55-01:00に12180kHzでCity vs Arcenal、翌13日は19:55-22:00にBirmingham vs Aston Villaが放送された。(NDXC 長谷川清一氏)

今夜はアイルランド! 2版新規
 
DSWCIのDX Window 384にBDXCのAlan Penninton氏が寄せた情報によると、年に一度のアイルランドRTEの短波スポーツ中継(6日はハーリング、20日はフットボール)が放送される。 スケジュールは次の通りで、何れもDublin のCroke Park競技場からの国内最終戦生中継である。
 9月6日(日) All-Ireland Hurling Final
 9月20日(日) All-Ireland Gaelic Football Final
 南部アフリカ向:  7265kHz 22:00-02:00
 東アフリカ向:  17505kHz 22:00-02:00
 西アフリカ向:  12050kHz 23:30-01:30
  なお放送は海外在住のアイルランド人向けであるため、英語でなく、アイルランドで使用されているゲール語である可能性がある。
(神奈川県 加藤信哉氏) 送信地は南アフリカMeyerton送信所。

夜のワライカワセミ 〜2009年多摩動物公園夜間公開より(上記の記事とは関係ありません)


◎チリよりHCJBが南米向送信試験 3版新規
 
HCJBは9月8-12日にチリのChristian Visionの第6アンテナ及び第7送信機から次の試験放送を実施する。
 08:00-09:00 9865kHz ドイツ語
 09:00-10:00 11755kHz ポルトガル語
(WWDXC Topnews 928)
 
ドイツのKai Ludwig氏によると、9月30日のPifo送信所閉鎖に伴い、ドイツ語部門は、他の機関の送信施設を借用 して南米向放送を継続する意向のようである。スペイン語、ポルトガル語、他の現地語についても同様の措置が取られる筈であ る。(DXLD via WWDXC Topnews 927) 中南米向はChristian Vision Chileの送信機を借用して放送継続の可能性がありますね。

◎イタリアのSWLクラブが創立30周年記念コンベンションとコンテスト  3版新規
 2009年10月20日にイタリアのSWLクラGARS(Gruppo Ascolto Radio dello Stretto)は創立30周年を迎える。これを記念してクラブではコンテストを実施する。これは8つの質問に答えるもので、質問はクラブのサイト http://www.polistenaweb.it/garsに掲載されている(イタリア語)が、GARS c/o Giovanni Sergi - Via Sibari 40 - 98149 Messina - Italy、またはE-mailでgsergi5050 @ hotmail.comに請求すれば紙に書いたリーフレットを送付する。〆切は9月20日。また10月17-18日にはNapoliのHotel Nuovo Rebecchinoでコンベンションを開催する、開催要項、参加要項はhttp: //www.polistenaweb.it/gars/gars_a_napoli.htmlにイタリア語で掲載されている。詳細は上記メールのコー ディネータGiovanni Sergi氏に。(WWDXC Topnews 927) コンテストは8つの質問の内2問はクラブの歴史、他の6問は世界の歴史についてでかなりの難問、しかもイタリア語!

◎2009セントヘレナデーの詳細発表 〜今回のQSLは日本で製作
 ドイツのRobert Kipp氏によると、2009年の「St.Helena Day」は11月15日(日)となる。特別放送「Party On-The-Air」の放送予定は次の通り。
 05:00-06:00 インド・東南アジア向 06:00-07:00 日本・アジア向 07:00-08:30 欧州向 08:30-10:00 北米・中米・カリブ海向
 周波数は従来通りの11092.5kHzUSBである。
 大武逞伯氏よりの提案で、2009年セントヘレナデーのQSLカードは日本のJSWCがデザインして提供することとなった。受信報告は3米ドル以上の返 信料を同封してRadio St. Helena, P. O. Box 93, Jamestown, St. Helena, STHL 1ZZ, South Atlantic Ocean, via AIRMAIL, via United Kingdom & Ascension へ送付する。最後の部分を必ず記述しないと届かないことがあるので注意すること。E-mailでの受信報告は受け付けないが、放送中のE-mailや電話 でのメッセージは大歓迎である。メッセージ用の特別E-mailアドレスは10月に発表の予定。(DX Listening Digest 9060) 日本向の部分では日本語の特別アナウンスも入る見込です。

◎広西対外広播電台が拡大 〜「北部湾之声」に改名  3版追加
 広西人民広播電台は対外短波放送「広西対外広播電台」を拡大して「北部湾之声」(The Voice of Beibu Bay Radio、略称BBR)という名称に改名することとなり、8月18日より試験放送を開始した。番組は「BBR朝、晩のニュース」、「北部湾の情 報」、「中国広西」、「今日の中国」、「陽光と砂浜の北部湾」、「中国劇場」、「健康の路」、「中国人の世界」、「TOP MUSIC」、「中国語を話そう」、「北部湾夜の航海」など。毎日19:00よりベトナム語、英語、タイ語、標準中国語、広東語の5カ国語で放送する。試 験放送期間の短波の周波数は広西対外広播電台と同じ5050、9820kHz。短波の他国境の防城、東興、凭祥などの12都市にFM送信所を設けて直接 FMでも放送する。正式放送開始は今年の10月。既に8月23日天津で「北部湾之声」の名称の試験放送が19:27に9820kHzで受信確認された。こ の件に関する正式発表はhttp://news.gxradio.com/news/2009/0817/rdtj/190858.htmを参照のこと。 (中国天津 王 立氏)
 実際にモニターしたところ8月25日には19:00から広東語放送、20:00からはベトナム語放送でニュースは中国国際広播電台のものを流していた。 毎正時に中国語による時刻アナウンスに続いて中国語、広東語、ベトナム語、英語のアナウンスが出ていた。翌8月26日には19:00から広東語、20: 00からタイ語、20:30からベトナム語であった。朝の放送は聞こえていない。(NDXC 長谷川清一氏) 
  NDXCの長谷川清一氏によると、8月26日の以降のフルスケジュールは次の通り。08:00-10:00 5050 9820 +FM 10:00-19:00 FMのみ 19:00-01:00 5050 9820 +FM
  月−金; 08:00-09:00 中国語・ベトナム語 10:00-11:00 中国語 11:00-12:00 中国語・ベトナム語 12:00-17:00 中国語 17:00-19:00 英語「Hot Pot Show」19:00-20:00 広東語  20:00-20:30 タイ語 20:30-22:30 ベトナム語 22:30-00:00 中国語 00:00-01:00 ベトナム語
 土・日; 08:00-11:00 中国語 11:00-13:00 中国語・ベトナム語 13:00-17:00 中国語 17:00-19:00 英語「Hot Pot Show」19:00-20:00 広東語 20:00-22:30 ベトナム語 22:30-00:00 中国語 00:00-01:00 ベトナム語 (WWDXC Topnews 927)  従来ベトナム語、広東語のみで放送していた広西対外広播電台を拡張・改名するものです。19:00開始で毎正時に英語を含 むアナウンスが出ており、今までなかった中国語やタイ語の番組も出ていることから本格再編と見て良いようです。中国の情報南進政策の一環と思われます。 「北部湾」は「トンキン湾」のことです。漢字で書くと「東京湾」となり、お台場のある東京湾と混同する恐れがあるため中国側では「北部湾」、ベトナム側で は「灣北部」と呼ぶようになっている模様です。

BBRのポスター 広西人民広播電台と中国国際広播電台とのジョイントであることが分かる


◎中国の情報万里長城を打破る新兵器FOEを米国BBGが開発

  米国のBBGは中国、イランにおける政府のインターネットブロックを打破るニュース提供ツール「feed over email」(FOE)を開発中である。中国の「情報万里長城」(Great Firewall)は政府にとって好ましくないIPアドレス(サーバまたはプロキシ・サーバ)を巨大なデーターベースで検索して、該当するアド レスへのアクセスをブロックする仕組みになっている。聴取者がgoogle、microsoft、yahooにメール登録してニュースフィードを利用する と、利用者にはメールアドレスブロック対応済で必要なニュースが閲覧できるメールが送付され、しかもその閲覧に関してどのIPアドレスを見ているか分から ない状態(proxy-less RSS reader)になる仕組みである。ニュースはテキストベースだけでなく、動画ベースでも送付されるので事実上外部のニュースサイトを閲覧しているのと同 様の状態となる。既に中国、イランで秘密裏に効果が確かめられている。米国政府はこれら2ヵ国に続いてミャンマー、タジキスタン、ウズベキスタン、ベトナ ムにもこのサービスを普及させて行く予定である。(Media Network)

◎アルゼンチン中波送信機18台を購入
 カナダのNautel社はアルゼンチンのRadio Nacional de Argentinaに18台のNX25型中波送信機を納入することになった。NA25型は小型ながら最大27.5kWの出力を持つ。2010年までに Bariloche、 Santa Rosa、 Esquel、 San Juan、 Santo Tome、 Viedma、 Santa Fe、 Tucuman、 Bahia Blanca、 San Salvador de Jujuy、 Rio Turbio、 Catamarca、Rio Grande、 Salta、 La Rioja、 Formosam Mendoza、 Santiago del Esteroの各地方放送局に配備される。(Media Network)

◎オーストラリアRadio Symban復活
 オーストラリアのIan Baxter氏によると、同国のギリシア語局Radio Symbanが復活した。周波数は2368.5kHzで24時間放送。同局は送信所をGosford近郊のPeats RidgeかSydney近郊のMarrickvilleに移した模様で、7月現在は50Wの送信である。米国のRon Howard氏が同局から受け取ったE-mailによると、7月現在は50W送信のみだが、今後新アンテナと新送信機に切り替えるので、もっと受信状態が 良くなるだろうということである。(DX Listening Digest 9055)
  Ian Baxter氏が実際に見に行ったところによると、同局の送信所はSydney郊外Marrackville、Victoria通りのDanas Timberにあった。アンテナはローディングコイル付きの垂直アンテナで、材木置き場に使用されているビルの屋上に設置されていた。送信機は屋上にある 空調付きの小さな金属箱の中に設置されているようである。詳しい場所は南緯33度54分30.90秒、東経151度09分44.42秒である。 (WWDXC Topnews 924)
  ARDXCのJohn Wright氏によると、Radio Symbanは8月4日より短波放送を中止している。電話に混信したのが原因で、交換機内のどこかで復調が行われてしまっているらしいが、解決までは放送 が出せない。50Wならば大丈夫そうだが、400WにするとNGなようである。アンテナの設置された材木置き場に出入りする人間が多いのも気掛かりで ある。(DX Listening Digest 9058)

◎TWR-Beninの短波送信準備停滞
 米国のBrandobn Jordan氏がTWR AfricaのJames Burnett氏から聞いたところによると、1566kHz(100kW)の中波送信機の稼働状況は良好であるが、短波放送の準備はあまり進んでおあら ず、そもそも政府から放送免許が下りていない状況である。今後の進展を神に祈るだけであるという。(HCDX)

◎ブータン短波送信が旧送信機に戻る
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Bhutan Broadcasting Service(6035kHz)の導入した最新型短波送信機が早々と故障し、現在同局は低出力で旧送信機から出ている状況である。インドでも弱い信号が 確認されている。(WWDXC Topnews 923)

◎イラン向に米国から新たな短波放送計画
 イランの政治改革を目指すArash Irandoost氏らはイラン向に新たな短波放送Radio Nedaを計画している。氏によればイラン向には短波放送が効果的である。まずイランには中国製の短波ラジオが多数普及しており、国土が広いことから車載 用の短波ラジオも普及している。短波放送はインターネットなどのように聞いている人が特定出来ないので、政府の好まない内容の放送は行い易い。1979年 のイラン革命の時もホメイニはフランスから王政に反対する放送を短波で流して成功したという実績がある。(Media Network)

◎中央アフリカがサイトを一新
 英国のDave Kernick氏によると、中央アフリカのRadio Centrafriqueは新webサイトを一新した。http://www.radiocentrafrique.orgでフランス語で記述されてい る。ストリーミング放送の提供はないが、2008年1月以降のフランス語、サンゴ語のニュースなど主要番組のアーカイブが提供されている。但し最近の使用 周波数(1440/7220kHz、106.9MHz)は記載されていないようだ。(Media Network)
 
50周年記念ロゴの右はコマーシャル


◎ジンバブウェは放送設備の更新が必要

 ジンバブウェ政府は国営放送の設備更新に今後1000万米ドルが必要としている。情報広報相が議会に報告したところによれば放送設備全体が老朽化してお り更新を必要としている。送信機は通常8年間で取り替えるものを34年間も使用し続けており、国内で使用されているすべての送信機はとっくに寿命が過ぎて おりすぐに取り替えなければならないとしている。またネットワークも老朽化しており、ラジオ網の更新に400万米ドル、TV網の更新に500万米ドルかか るとしている。更新は今年いっぱいに行う必要があるとされているが、放送を管理しているZimbabwe Broadcasting Holdingsにはここ数年予算が全くつけられていない状態であり、徐々に送信機やネットワークが麻痺して行くことになる。既に同国南部では農村地区は 勿論のこと都市部でも多くの地域で放送が受信できなくなっているのが実状である。(Media Network) 国内向ラジオ放送は短波を強化するしかないのでは。住民は国を逃げ出すか周辺諸国からの放送を聞くしかありませんね。

◎TWR-Malawi短波放送実施
 米国のBrandon Jordan氏が、TWR AfricaのRegional EngineerであるJames Burnett氏に聞いたところではTWRはMalawiにも短波中継局を建設中で、今年中にはオンエアできる見込である。(HCDX)

TWR Malawiのスタッフ


◎ギニアの7125kHz復活
 ポルトガルのCarlos Goncalves氏によると、停波していたギニアの7125kHzが復活しているのが8月4日の07:00頃に確認された。信号強度、変調度、音質とも に以前より改善しているように感じられた。(DX Listening Digest 9055)
  英国のNoel R.Green氏によると、15:30頃には殆ど毎日聞こえているが、信号は非常に弱い。8月5日には聞こえなかった。(DXLD via WWDXC Topnews 924)

◎RFI米国で携帯電話放送開始
 Radio France Internationalは米国のAudioNow社との間で仏語の携帯電話放送実施で合意し、8月1日より同社の携帯網を使用して米国5都市で24時 間放送サービスを開始した。各地の電話番号は次の通り。聴取希望者は通話料金のみの負担で受信可能である。
    Boston 617.963.1545
    Chicago 312.646.7684
    San Francisco 415.200.0603
    Miami 786.228.5543
    New York 不明
(Media Network)



◎Radio TV Martíで人員リストラ
 Office of Cuba Broadcasting(OCB)は予算カットに伴いRadio TV Martíの人員削減を行うこととなった。削減されるのは35の仕事で、全体の21.8%に当たる。これに伴いTV部門の技術者、ニュース司会者など22 名が解雇される。OCBによれば解雇による放送への影響は殆どない。(Media Network)
  10月1日から始まる米2010会計年度でのOCBの予算が420万ドル削られる。従業員は同局の請負業者を先に切るべきだ抗議としている。予定では高齢 者から順次解雇される。(Media Network blog)

◎ポーランド長波海外放送中止
 Polish Radioは7月31日の09:00で、長波198kHzで永年行われてきた海外向放送を停止した。(Media Network)

◎Palstar LA30室内アンテナ発売
 米国短波受信機メーカーのPalstar社から新型室内アンテナLA30が発売された。回転式フェライトループを備えた増幅型アンテナで、高 選択度、高利得が特徴である。Qの高いループ部分のコイルとバリコンの組み合わせ、15dbの増幅器(FET使用の差動増幅器)でこれを実現している。高 電界地域での使用も考慮して 15dBの減衰器も装備している。標準で410-2050kHzの中波帯用ループが付属するが、オプションで長波用110-550kHz、短波用1480 -7500kHzも用意されている。単三電池8本またはACアダプター(別売)で動作する。受信機との接続は背面のM型コネクタより50Ω同軸ケーブルで 行う(ケーブルは付属しない)。米国での販売価格は本体 が$324.95、オプションループは各$59.95である。日本ではApexRadioで扱っており販売価格は本体が送料込で\33,800。大きさは コントロール部が幅210×高さ120×奥行286mm、ループ装着時の高さは108mm、重量2.3kgである。(Universal Radio)(ApexRadio)

LA30 アンテナ素子には周波数帯の他に「MADE IN USA」と大書 パネル右面はダイヤルの100分目盛と長波・中波・短波周波数の対照表



◎Marfil Estereo/La Voz de tu Concienciaの施設を改善
 コロンビアのRafael Rodríguez氏によると、同国のMarfil Estereo(5910kHz)とLa Voz de tu Conciencia(6010kHz)は8週間かけて施設の改善を行っている。La Voz de tu Concienciaの6010kHz用アンテナシステムを交換して、コロンビア国内だけに効率的に信号が届くようにして、その他の方向には電波が飛びに くくする作業を先ず行った。新システムはカナダの技術者の設計によるのもので、メキシコのRadio Milでも実施されて効果のあったものである。これには15人ががりで作業に当たった。Marfil Estereoの5910kHzの方は現在使用中のアンテナでラテンアメリカの広い範囲に電波を到達させるようにするもので、まだ作業中のため結果は出て いない。両局の改善結果に対する受信報告を世界中から求めており、新QSLカードとステッカーを発行している。(DX Listening Digest 9055)

◎HCJBはPifo送信所からの送信を予定より早く停止
 HCJBはエクアドルPifo送信所からの短波放送を予定より早く停止しすることを発表した。2010年4月1日までに全面廃止の予定であったものを 2009年9-11月に早めて廃止する。既に14基のアンテナをとり外しており廃止作業は順調に進展している。Pifo送信所の完全閉鎖で同局の ケチュア語放送はほぼ完全にAM/FMに移行し、その関係で過去37年運用してきたGuyayaquil市のFM局HCJB-2も現地パートナーの運営に 任せる方針である。米国本部の方針ではこれを機会に伝達手段を短波からAM/FMやインターネット/podcastingに移行したいとしている。 (Media Network)   Pifo送信所廃止後もエクアドルの他の送信所から近隣向短波送信が行われることになっていると伝えられています。また後述のようにVOA送信所を借りた 送信も試行されており、 本当に本部の方針が貫徹されるのかは不明です。Pifo送信所からの国際放送送信の停止いうことだと思われます。

◎「Fine Tuning Proceeding」をCD版で復刻
 1988-1995年にわたり6冊発行された程度の高いDX技術出版物「Fine Tuning Proceeding」がカナダのODXAよりCD版で復刻されている。6册に収録された128アイテムの記事すべてが1枚のCDに納められている。価格 は送料別で10カナダドルである。詳細はODXAのHP参照のこと。(DX Listening Digest 9056)

◎CFRX短波止まる
 カナダのJulian Smith氏がTrontoの短波局CFRXの技術者に聞いたところによると、6070kHzの同局の短波放送は8月初めより停止されている。垂直アンテ ナの基部にあるアンテナ同調ユニットが故障したために、SWR(定在波比)が異常に高くなり送信機に高い負荷がかかったためである。送信機の修理とアンテ ナ同調回路の部品を取り替えが必要で、現在送信機を修理に出しているとのことである。(DX Listening Digest 9056)

◎中国のジャミング送信スケジュールわかる
 ドイツのWolfgang Bueschel氏がモニターした中国のジャミング送信は以下の通りである。
 火龍型; 16:00-20:00 17855 18:00-20:00 15665 21:00-22:00 12040 15150 21:00-22:00 17555(対Voice of Tibet)
  CNR第一節目を使ったエコー型; 16:00-20:00 13610 15250  19:00-20:00 17750  19:00-02:00 9680 11665(対台湾) 20:30-22:15 11840 15795 17705 (対AIR中国語) 21:00-22:00 15495  21:00-23:00 11605  22:00-23:00 15265  22:00-00:30 15285(対BBC中国語) 01:00-02:00 15330  02:00-03:00 7260 7280
  火龍とエコーの組合せ; 19:00-00:00 12040  20:00-22:00 15255  20:00-00:00  11990  21:30-00:00 11805  22:30-23:00 15405 17560(対Voice of Tibet)
 エコーとバズ音の組合せ; 20:00-23:00 11785 15375
(WWDXC Topnews 924)

◎ドイツからDRM放送送信
 米国のTerry Wilson氏によると、ドイツのMedia Broadcast Nauen送信所から07:05-08:05に9530kHz(200kW)でDRM放送が出ている。前半30分が「Echo des Tages」、後半30分が「WAZ Nachrichten」という番組である。「Echo des Tages」はNorddeutscher Rundfunk (NDR) とWestdeutscher Rundfunk (WDR)の共同製作ニュース番組、「WAZ Nachrichten」はWAZ(Westdeutsche Allgemeine Zeitung )という新聞社によるニューステキスト放送である。(DX Listening Digest 9056)




◎VOA送信所よりHCJBがDRM送信試験

 インドのGAlokesh Gupta氏によると、米国IBBとHCJBが共同でDRM試験放送を開始した。使用されているのはIBBのGreenville送信所で、HCJB側 の用意したエキサイター(8kW)を使用して8月17日より次のスケジュールでDRMの試験放送を行っている。
 09:00-13:00 9405 ログペリアンテナ 306度 北米向
 05:00-07:00 15475 ロンビックアンテナ 45度  欧州向
 受信報告はibbhcjb @ gmail.comで受け付ける。
(HCDX)
 ドイツのKai Ludwig氏、米国のMel Whittenらによれば、これはPifo送信所閉鎖に伴いHCJBが従来行ってきたDRM試験放送を継続する目的で行われ、数週間程度実施される。 Greenvilleの設置されている旧式の送信機ではなく、Pifo送信所でDRM試験放送用に使用されていたSSB送信機が使用されると思われる。 (WWDXC Topnews 924)

◎Radio Verdadインターネットから先に復活
 グアテマラのRadio VerdadのdirectorであるÉdgar Amílcar Madrid氏によると、同局は送信を停止しているが、インターネットで放送を再開したURLは http://www.radioverdad.org で以前と比べて安全対策が施されている。このページから番組を聞くことができる。また短波放送も近日中に再開するが、当初は小電力のものとなる予定。 (DX Listening Digest 9056)



◎Radio Australiaビルマ語放送を復活に
 オーストラリアのKevin Rudd首相は、ビルマの軍事政権がアウンサン・スー・チー女史を18ヶ月の自宅軟禁にしたことに反発して、同女史からかねて要請のあったRadio Australiaのビルマ語放送を復活する方針であることを明らかにした。(Media Network)




◎Benelux DX Clubがサイト一新
 オランダのHan Hardonk氏によると、同国のBenelux DX Clubはwebサイトを一新した。URLはhttp://www.bdxc.nl、毎月会誌の一部を無料サンプルとして公開する。8月は 「Tropical SW Report」を掲載している。(Shortwave Central)

◎モーリタニアの短波放送中断
 ポルトガルのCarlos Gonçalves氏、ドイツのRobert Foerster氏によれば、7月25日を最後に7245kHz、4845kHzのRadio Mauritanieが受信できていない。元々スケジュールは不安定であるが1日中全く出ていないようである。7月下旬には信号が弱く、変調が浅い状態で あっ た。(DX Listening Digest 9058)

◎AM Radio Logの第30版発行
 米国・カナダのAM局のデータを集めて好評な「AM Radio Log」の第30版がNational Radio Club(NRC)より9月1日に発行される。290ページで、前版と比べて4000項目が更新されている。価格は送料込でUS$33.0。詳細は http://www.nrcdxas.orgを参照のこと。(DX Listening Digest 9057)

◎Radio Burundiがストリーミング放送実施
 英国のDave Kernick氏によると、ブルンジの国営局Radio Burundiはwebサイトhttp://www.rtnb.bi上でストリーミング放送を開始した。時間は12:00-06:00で仏語、17: 00、19:00、20:00、23:00には仏語ニュースがある。英語ニュースは20:30、16:00、スワヒリ語ニュースは20:45にある。 webサイトには局名を「RTNB Radio」と称しているが、放送では「Radio Nationale」、「Radiodiffusion Nationale de Burundi」、「Radio Burundi」と称している。これは第二放送の番組で、第一放送はすべてキルンジ語でFM放送のみである。同局は昔6195kHzで1日6-7時間の国 内向短波放送を行っていたことがあった。(Media Network)

Live Broadcastingの聴取ボタンがついた


◎サウジアラビアがトルコ語放送を開始

 サウジラビア文化情報相のAbdulaziz bin Mohieddin Khojah氏は8月22日よりRadio Saudi Arabiaにトルコ語放送の実施を許可した。無線情報省はそれに基づきJedda送信所より03:00-06:00に9675kHzでトルコ、イラン北 部、シリア南部、ギリシア、キプロス向にトルコ語放送を開始する。(Media Network)

◎台湾も41mbの周波数変更
 NDXCの長谷川清一氏によると、遅れていた台湾の41mb周波数が変更になった。8月15日には19:00-02:00に行われている台湾国際放送大 陸向放送が7185kHzから7385kHzに変更された。また8月16日には中央広播電台の国内向第二放送が7130kHzから6075kHzに変更さ れた。7130kHzには中央広播電台第一放送とジャミングのみが出ている。(DX Listening Digest 9061)

◎連結短波スケジュール出る!
 NASWA(North American Shortwave Asscociation)のDan Ferguson氏によると、NSAWAではAOKI、EiBi、HFCC、DBS等発行されている各種最新短波周波数表を連結したスケジュール 「Combined Schedule File」を作成・公表した。Excel形式で120mb-11mb間の約29万波強を収録、収録した周波数の出所と最新更新日時も表示されていて使い易 い。http://www.hfskeds.com/A09_Combined_090817.zipからダウンロードできる。(DX Listening Digest 9061)

◎台湾の旧中波送信所台風の避難所に
 オーストラリアのIan Baxter氏によると、台風8号(モラコット台風)で大きな被害を受けた台湾では屏東県の長治郷旧中波送信所が被災者の避難所になっている。この旧送信 所は7haの広さがあるが、そこに300家族が避難生活を送っている。この送信所は昨年まで台湾国際放送のの中波送信所として使用されていた。(DX Listening Digest 9062)

◎ExcelでNRD545をコントロールするソフト完成
 米国のBill Carney(WC8GOP)氏によると、同氏はExcelシートと連動してNRD545受信機をコントロールできるソフトを開発した。他の周波数表等か ら取り入れた周波数をクリックするだけで簡単に受信状態にすることができる。また同機のメモリーとの連動もできる。詳細、ダウンロードはhttp: //www.billcarney.com/shortwave.htmより。(DX Listening Digest 9062)

◎Zimbabwe Community Radio 4865kHzで試験放送実施   3版 追加
 米国のGlen Hauser氏によると、Zimbabwe Community Radioは現在のUAEの送信所からでは全土がカバーできないため、南アフリカのMeyerton送信所から3955kHzで02:55-03:55に 試験放送を行っていたが、8月下旬になって周波数を4865kHzに切り替えた。フィンランドのJari Savolainen氏によると、8月25日の 02:52より同周波数で開始するのが確認された。(DX Listening Digest 9063)
 試験放送は8月25-27日の02:55-03:55にMeyerton送信所から100kWで行われた。本放送は従来通り05:00-06:00に Dhabbayya送信所から5950kHz(250kW)。(WWDXC Topnews 928)

◎WRTH2010は予定通り出版
 WRTHのNicholas Hardyman氏によると、PWBR(Passport to World Band Radio)は出版中止となってしまったが、World Radio TV Handbookの2010年版は予定通りの編集作業に入っており、12月初めには出版できる。昨年はAmazonの不手際で同社経由での入手は2ヶ月遅 延したが、今年は改善されるかどうかは定かではない。(DX Listening Digest 9063) 日本アマゾンの予約価格は\3,421、WRTHからの直販価格は昨年と同じとすると£23(約\3,500)となります。12月初めに即時入手したい場 合は直販の方が良いかも知れません。


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