月刊短波2009年10月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST



◎Radio Vlaanderen International A09限りで短波放送中止 4版新 規 
 米国のGayle Van Horn氏が同局のEls Vandererre氏より受け取った手紙によると、ベルギーのフレメッシュ語系国際放送Radio Vlaanderen Internationalは10月24日限りで短波放送を中止する。(WWDXC Topnews 934) 
   Radio Vlaanderen Internationaalは10月24日で短波放送を打ち切ることを公式に確認した。同局は南欧に在住するフレメッシュ人向短波放送を細々と続けてき たが、短波の聴取者数が急激に減少し、衛星放送やインターネット放送に取って代わられ、費用効果が認められないというのが理由である。(Media Network)  ベルギーの場合は過去にもう一つのフランス語系国際局RTBF Internationalが復活したという事例もありますが!

◎米国IMG社による中国向サッカー中継続く
 4版新規
 米国IMG社による中国向の英国サッカー試合中継(中国語)は10月下旬には次のスケジュールで実施される。
 10/17 20:40-22:45 Aston Villa対Chelsea
 10/18 23:55-01:00 Wigan対Manchester City
 10/24 22:55-01:00 Spurs対Stoke City
 10/25 23:55-02:00 Liverpool対Manchester United
送信所はTashkent 7485kHz 100kW、送信方向90度。(DX MIX NEWS 10/1)

◎アジア放送研究会が創立30周年記念特別放送実施 3版追加
 アジア放送研究会は、今年設立30周年を迎えたが、これを記念して、特別短波放送を以下のように実施する。
 期日:    2009年10月8日(再放送10月9日)
 時刻:    22:00〜22:30
 周波数:   12085kHz
 言語:    日本語 (開始・終了時は、日本語の他、韓国語、中国語、英語の4ヶ国語)
 この放送に関する受信報告に対して、特別受信証(ベリカード)を発行する。受信報告の方法については、番組の中でアナウンスする。(アジア放送研究会)  
  この放送の送信所はTashkentで出力は100kW、方向は65度であり、21:30-22:00に北朝鮮向に出ているRadio Free Chosunに続いて送信される。但し同一時間・同一周波数でRNWのオランダ語放送がフィリピンTinang送信所より出ているので混信を生じる恐れが ある。このところ日によってはRadio Free Chosunの終了頃にはSがかなり下がる日もあるので伝搬に関しても若干懸念される。(NDXC 長谷川清一氏)
 Andy Sennit氏によると、Tashkent送信所のこの時間・周波数はHFCCスケジュールではWRNのユーザー向に予約されているが、現実には使用 されていないものである。RNWの放送は22:27に終了する。(DXLD via WWDXC Topnews 932) 8日、9日の放送共にRNWはスキップして良好に受信できました。受信報告は10月中に番組指定のメールアドレスに送付します。

◎FEBC台風被害で送信を一時停止 3版新 規
 フィリピンを襲った台風OndoyでBacaueになるFEBCの短波送信所が浸水被害を受け一時送信不能となったが、スタッフが徹夜で泥を取り除き、 送信機を乾かす作業を行った結果復旧し10月1日よりは正常送信に戻った。(Media Network)

◎「1970年代のBCL」が社会学研究の対象に 3版新 規
 
10月17日(土)14:00より日本大学三崎町キャンパスで開催されるメディア史研究会の月例研究会において立教大学 社会学部の井川充雄教授が「1970年代における海外短波放送の
リスナー −BCLブーム研究序説−」という題名で発表を行う。メンバー以外の人が受講できるかどうかは不明だが、詳細は次のサイトを参照のこと。 http://www.geocities.jp/media_shi/getsurei.html  (平原哲也氏) ついにBCLもこういう研究の対 象になったのですね。

◎Radio Sweden A09シーズン限りでQSL発送中止 2版新規
 Radio Swedenの局長Ingemar Löfgren氏の発表によると、10月25日からのB09シーズンから同局は今まで発行していた紙のスケジュール表の発送を中止しweb上のみに掲載す る。これは放送のプラットフォームを短波・中波からインターネットに移行する中で行われる措置であり、同時に海外向スウェーデン語放送も廃止される。また マーケティング及びリスナー対応部門も縮小する。以後リスナーはwebページをアクセスして“Frequencies/Tider och frekvenser”をクリックしてスケジュールを確認して欲しい。どうしても紙のスケジュールが欲しい人はListener Service Departmentに請求すれば一応は送付することができる。また同時に受信報告に対するQSLカードの発送も中止する。(中国天津 李萌氏) 電子 メール による発行という意味に理解できますが。 

◎RNWインドネシア地震特別送信 2版新規
 インドネシアのスマトラで起きた大地震に鑑み、Radio Nederlandでは10月2日より、以下のスケジュールでインドネシア語放送の特別送信を行う。
 15:00-18:00 7325 Sigapore
  15:00-20:00 21480 Dhabbaya
  15:00-22:00 21730 Madagascar
(Media Network)

◎RNZIの秋スケジュールは10月17日より 2版新規
 Radio New Zealand Internationalは来る10月17日より秋スケジュールに移行する。それに伴いアンテナ切替のため10月16日の07:35-13:00にすべ ての送信を停止する。その後新周波数7440、17675kHzが使用されることになる。新スケジュールはhttp: //www.rnzi.com/pages/listen.phpにて確認のこと。(Media Network)

◎HCJBはPifo送信所閉鎖後もエクアドルからの 短波放送続行 〜Pifo送信所からの最終送信は11月15日 3 版追加
 ドイツのWofgang Bueschel氏によれば、HCJBはエクアドルのPifo送信所を9月末で廃止するが、Mount Pichincha送信所に10kW短波送信機とLazy-H型送信アンテナを設置し、6050kHzで国内・近隣向短波放送を続行する。6050kHz は以前はPifo送信所から50kWで出ていた。当初はAM/FMのみにすることも検討されたが、ケチュア語やコファン語の放送をエクアドルの僻地まで AM/FMで届けるのは不可能な上、6050kHzに周波数を固定した短波ラジオが無償で配布されていることを考慮して短波放送を継続することになった。 ドイツ語及び中南米言語部門が続行の提案を行いHQも承認した。Mount Pichincha送信所への送信施設設置はボランティアによって行われ、11月には電波が出る予定で、1日16時間程度の放送が行われる。(WWDXC Topnews 931)(DX Listening Digest 9073) 
 その後Mount Pichincha送信所のアンテナ建設工事は終了し、11月9日からこの新しいアンテナで送信を行う予定である。(NDXC 長谷川清一氏)
 米国のKen MacHarg氏によると、Pifo送信所の正式閉鎖宣言日は9月30日であったが、実際には同日より短波送信の時間を1日64時間から23時間に削減し て運用している。10月31日には1日7時間に削減、そして11月15日にポルトガル語、ドイツ語、クリナ語で最後の送信が行われる。(DXLD via WWDXC Topnews 932)

(左)「Project6050」と名付けられたMount Pichincha送信所への短波送信施設設置作業を行うボランティアの人々(HCJBドイツ語webサイトより)
(右)その後完成した
Mount Pichincha送信所の鉄塔(長谷川清一氏提供)
   


◎ベトナム 「北部湾之声」に対抗措置  3版追加
 Radio Voice of Vietnamは8月28日より新たな「トンキン湾(中国側では北部湾という)向放送」を開始した。送信機はHanoiのSon Tayに設置された第一放送用のもので、開局式ではNguyen Tan Dung首相が送信開始ボタンを押した。放送目的はトンキン湾上で操業する漁民や島の住民に天候や災害情報を含めた正確な情報を伝えることで、公式には革 命64周年記念、ホーチミン没後40周年記念のためとされている。この放送は農業地方省と国家防衛省と共同で行われ、中越国境の海を守る兵士や漁民のため に(中国側に)「信頼できて忠実な友人」を作ることが求められているという。今後8ヶ月の内に沿岸から3500kmの地域をカバーできる放送体制を構築す る予定である。(Media Network)
  NDXCの長谷川清一氏によると、上記の新サービスは06:45-00:00 9635、07:50-21:00 7435で行われている。(DX Listening Digest 9071)
 「トンキン湾向け放送」が7435、9635kHzのほかにも11720kHzでも行われているのが確認できた。まだスケジュールが不安定だ が06:45-02:00のフルスケジュールで放送している日もあった。10月1日には台風被害の臨時放送なのかオールナイトで放送が行われていた。 (NDXC 長谷川清一氏)  中国の南部拡張政策は周辺諸国に脅威を感じさせているものと思われます。特に中越は犬猿の仲ですので。

VOV新放送開始セレモニー



◎EDXC2009開催される
 今年のEDXC年次総会はアイルランドの首都Dublinで8月29日・30日に開催された。会場は空港よりバスで45分のGrand Canal Hotelであった。正式会議は8月29日9時に開始、地元DXerのEdward Dunne氏の開会宣言の後、第一セッションが開始され、「災害時の短波放送とスーツケース型スタジオ」(FEBC Mike Adams氏)、「バルト3国独立時のメディアの役割」(Jonathan Murphy氏)、「放送新技術、DAB、DRM他」(Simon Maher氏)、「Radio Free Asiaの現状」(Andrew Janitschek氏)等の講演があった。来年のEDXC総会は初めて欧州から出てトルコで行うことが決まっているが、この件について「トルコの声。来 年のEDXC開催の件」と題したUfuk Gecim女史の講演もあり、放送局幹部の異動で招致ムードが薄れてきているので再度正式申し入れを行って欲しいとの要望があった。その後市内観光、 Radio Vintage Museumの見学があり、夜には晩餐会が開催された。翌30日には「欧州と主要国でのDXクラブの現状」(Risto Vahakainu氏)、「クラブ・ミーティング」(JSWCを含む出席各クラブからの報告)、「2009年夏のFM DX」 (Jukka Kotovirta氏)、「米国政府海外放送管理部門 IBBの現状」(Arto Mujunen氏)の講演があり、EDXCのTibor Szilagyi氏による閉会宣言で幕となった。参加クラブがIDXC(アイルランド)、FDXA(フィンランド)、SDXF(スウェーデン)、 DSWCI(デンマーク)、BDXC(英国)、HDXC(ハンガリー)、そしてJSWC(日本)であった。出席者は10カ国43名で、フィンランドからの 15名が最大であった。(JSWC 大武逞伯氏)近い将来日本で開催したらどうでしょうか?

Grand Canal Hotel前での集合写真



◎バングラデッシュの4750kHz復活
  インドのJose Jacob氏によると、4750kHzのBangladesh Betarが現地時間の朝と夕方の放送を復活しているのが8月15日に確認された。(WWDXC Topnews 926)
 インドのSupratik Sanatani氏が、Bangladesh BetarのSenior Enginneerから受け取った情報では、4750kHzの短波送信が再開されたということである。同氏は8月24日23:00に4750kHzが出て いるのを確認した。(WWDXC Topnews 927)

◎コロンビア短波局情報 〜計画中の短波局も
 ニュージーランドのBryan Clark氏によると、コロンビア政府のラジオwebサイトに2009年5月17日付の短波局一覧表が掲載されている。それによると、アサインされている 周波数は次の通り。
 Turbo  HJTF 6085 kHz 5 kW
 Bogota HJGC 9635 HJGR 9700  HJGT 11795  HJGV 15335   HJGY 17865 kHz  すべて20kW
 San Juan Guaviare HJOY 6035kHz 5kW
  Villavicencio  HJHZ 5975  HJKW 5955 kHz 何れも5kW
 Puerto Lleras  HJDH 6010 HJDH 5910 kHz 何れも10kW
 Tumaco HJOW 6015 kHz 5 kW
 また計画中のものとしてはBahia Solono HJAO 6015kHz 5kWがある。実際に受信できているのはVillavicencioの2局のみである。(DXLD via WWDXC Topnews 926)

◎AIR Kolkataの送信機を更新 〜外国向送信所に
 インドのSanjay Sutradhar氏によると、AIRはKolkata(旧カルカッタ)局の送信機を短波送信機も含めて更新することになった。拡張を続けるChina Radio Internationalに触発されたもので、政府の方針では外国の放送団体にもインド国内の仲介者を通じて免許を与え、送信機の時間貸しを行う予定で ある。(WWDXC Topnews 928) CRIの拡張政策はインドでも脅威と見られているようです。

◎Radio Pakistanが北部向Balti語放送等を再開 〜Skardoに新短波送信機設置
 Radio Pakistanは近日中に北部地域とラダック向のBalti語及びShina語放送を再開する。Balti語放送は12:15-13:15、Shina 語放送は13:15-14:00に行われる。放送はRawalpindiからで、北部地域の住民に再開の要求が強いための措置。また政府はRadio Pakistanに対してSkardo局(現在のカバー範囲は昼間20マイル、夜間50マイル程度)に100kW短波送信機と100kW中波送信機を新た に設置すると共に、現用の送信機の出力を上げてKargil、Ledakh、Srinagar、Gilgit、Baltistanの広範囲な地域をカバー するように命じた。(Media Network)

◎ウガンダUBC QSL発行に100ドル要求!
 NDXCの長谷川清一氏によると、日本のあるDXerはUganda Brodcasting Corporationに受信報告を送ったところ、E-mailで同局のRubagasira Richard氏から「受信報告は参考にはしている。しかしQSLカードは100ドルで販売する。受信報告に100ドル同封してRubagasira Richard, UBC Radio, P.O.Box 2038に送ればすぐに発行する。質問は rrugasira @ yahoo.comにして欲しい。」との連絡があった。(DX Listening Digest 9064) 各国のDXerの意見、米国人「こいつ本当にUBCの奴か?郵便局員が私書箱の手紙くすねているのでは?」、ドイツ人「公的支援受けているのに高給受け 取っている米国金融界の経営者と比べれば100ドル位は可愛いもんだ」、中国人も「猜想此人在假公济私」(公事にかこつけて私腹を肥やすなんてね)。

◎ペルー のRadio Atlántida短波撤退
 アルゼンチンのR.Rodriguez氏によると、ペルーIquitosにある
Radio Atlántidaは4790kHzの短波放送を中止し、現在はFMの106.5MHzで「Ribereña」という名称で放送してい るとのことである。(DSWCI DX Window #584)

◎Radio Biafraがwebサイト開設
 英国のDave Kenny氏によると、ロンドンに本拠地を置くナイジェリア向秘密局Radio Biafra(04:00-05:00 12050 Skelton送信所)がwebサイトを開設した。http://radiobiafraonline.comで、短波放送のアーカイブ、局の情報、 ニュース、連絡先などが掲載されている。(DX Listening Digest 9068)




◎エリトレア・エチオピア局の考察

 ブルガリアのRumen Pankov氏は、エリトレア、エチオピア間で行われている電波戦争について次のように考察している。
 1.エリトレアの国内向放送VOBMEは7175、7120kHzで出ている。
 2.エチオピアの国外向放送は7165、9561kHzで、国内向放送は5990、7110、9704kHzで出ている。
 3.局名に「民主」の入った複数の局が01:00頃から3つの周波数(7165、7175、9561kHz)で出ている。9561kHzは以前は 8000kHzであった。
 4.ジャミングは旧ソ連で使用されてた「ホワイトタイプ」のものが使用されている。
 5.エチオピアの7110kHzの国内向放送は、「民主」の名前がついた放送が出て来るとしばしば停波してしまう。
 6.「民主」の名前がついた放送が出ている時にエリトレアの7175kHzは受信できない。
 7.「民主」の名前の入った放送は多分エリトレアから出ていて、Radio Ethiopiaの国外向放送の英仏語放送(01:00-03:00)の7165kHzにぶつけて出されている。
(DX Listening Digest 9068) かっては同じ国でしたが、分裂した最貧国同士で戦争を行っており悲惨です。国民への電力普及率20%以下の国でジャミング合戦など行っていて良いのでしょ うか?

◎ブルンジ現地受信報告
 ノルウェイのRolf Lovstrom氏はアフリカ・ブルンジのタンガニイカ湖畔に8月上旬にDXペディションを行った。ブルンジは最貧国の一つで国中がほこりっぽく、気温は 日陰でも35度、首都Bujumburaの近くでも道路をワニが横切るというような国である。受信機はSONY7600を使用したが、電力事情が悪く電池 運用となった。短波各局の受信結果は以下の通り。(朝、夕刻、晩は現地時間)
 3980 R Hage, Galkayo: 聞こえず
 4750 R Dunamis 毎晩01:00頃受信可能、SudanのRadio Peaceらしき局と混信していた日もあり
 4828 Voice of Zimbabwe 夕刻受信できるが弱い
 4880 SW Radio Africa MEY ?? 強い
 5010 R Nasionaly Malagasy, 01:00頃良好
 5066 R Tele Candip, Bunia 13:00-18:00の朝の放送大変協力、夕方の放送も強い
 6025 Nigeria Enugu 聞こえず
 6030 R ICDI, Sudan: 聞こえず
 6110 R Fana, Addis Abeba 朝の放送は協力
 6210 R Kahuzi 16:00-05:00 普通〜強い
 アフリカではFM化が進展して短波局は減る一方であるが、VOA Sao Tome、VO Botswana、SW Radio Africa、Meyertonの6220kHzは強力であった。現地中波局はあまり聞こえずフランスのNice局などが受信できてしまった。(DXW via WWDXC Topnews 929)

◎Radio Netherlands Worldwideの活動に関する独立委員会報告発表
 Radio Netehrlands Worldwide(RNW)より2004-2008年の同局の活動についての評価委託を受けていた独立委員会より報告書が発表された。国内向放送と国外 向放送について評価されているが、国外向放送については次のように評価している。
 それによると、RNWは他の国際放送局とは異なり、人権、報道の自由、問題のある地域に重点を置いた姿勢を取ってきているが、これにこだわりすぎてむや みに放送言語やターゲットエリアの数を増加することは適切でないとしている。むしろそういう姿勢の報道が何故なされたかの理由をもっと明らかにして行くべ きであると結論している。更に伝達プラトフォームとしては短波放送の役割が少なくなりつつあるので、放送局機能よりもむしろマルチメディア媒体としての機 能を今後重視すべきであるとしている。
 これに対しRNW局長のJan Hoek氏は、短波放送の重要性が少なくなっていることは認めるが、他の伝達方法がなくなるような危機的状況が起きた場合には重要な手段であるし、現在も 伝達手段に乏しいアフリカや南アジア地域については重要性が高いとしている。(Media Network)

◎ナイジェリアKadunaからの短波送信止まる?
 ナイジェリアのJames MacDonnell氏によると、9月11日現在地方局Kadunaからの短波放送は4770、6090kHzともに放送されていない。過去にも放送が止 まることはあったが、両方の周波数が同時に停止するのは異例のことである。(DX Listening Digest 9069)

◎WRTH本社11月より2010年版の予約開始
 インドのJaisakthivel氏がWRTHのSean Gilbert氏より聞いたところによると、WRTH社は11月1日より同社のwebサイトhttp://www.wrth.comにて2010年版 WRTHの予約を開始する。(DX Listening Digest 9069)

◎Christian Vision Juelichからの送信を停止 〜Juelich送信所は閉鎖か?
 Christian VisionのJames Serpell氏によると、同局はドイツのJuelich送信所から行われている送信をA09シーズン(10月25日)限りで打ち切ることを決定した。停 止の理由は財政上の他、人々がメディアを利用するパターンが変化したしているためとしている。HFCC議長のOldrich Cip氏は、財政上の理由から多くの国際放送局が短波放送を打ち切りインターネットへの転換を図ったが、短波放送バンドは依然として混雑しており、近い将 来に短波放送がなくなることはなく、世界的な周波数調整の必要性はずっと生じるとしている。
 Chrisitian Visionは2006年に当時Juelich送信所を管理していたDTKより100kWのアナログ及びデジタル送信機及びアンテナを借り受け2007年 まではアフリカ、西アジア、欧州、ロシア、中近東向送信にそれらを独占的に使用していた。(Shortwave Central)
  ドイツのKai Ludwig氏によると、Christian VoiceはJuelich送信所を時間借用しているのではなく、施設全体の使用権を取得しているので、このことがJuelich送信所の閉鎖を意味する 可能性が強い。国際放送等への時間貸し送信所としては他にWertachtalとNauenがあり、それで充分需要をまかなえない分はMedia Broadcast社のIssoudunやFontbonne送信所を使えば良いからである。(WWDXC Topnews 930)

◎Radio Australia開局70周年
 Radio Australiaはこの12月で開局70周年を迎える。これを記念して同局では次のテーマを含んだ作文やメーッセージをリスナーから募集する。
 ・どれ位の期間聞いているか?
 ・どんな手段で聞いているか? 〜短波・インターネット・WRN・他局による中継等
 ・短波から他のメディアに重点を移している中で聞き方が変わったか?
 ・他の国際放送局と比べた意見
 ・Radio Australiaでのみ得られたオーストラリアに関する情報はあったか?
 ・今後も聞き続き放送を聞くために何をして欲しいか?
 ・今までRadio Australiaを聞いて来た中で特に伝えておきたい話
 Q&A形式でなく口語による「作文」かmp3形式での「口述」が望ましい。昔からのリスナーは当時のQSLカードや写真をスキャンして送って欲 しい。Radio Australiaでは開局70周年websiteを開設してこれらの作文、口述、資料を掲示する予定であるし、放送にも使用する。E-mailでの宛先 はradioaustralia @ radioaustralia.net.au、郵便での宛先は、English Service 70th Birthday, Radio Australia, GPO Box 428G, Melbourne, 3001,  Victoria, Australiaである。(Media Network)




◎TWR Bonaire中継局を引き続き使用

 Trans World RadioはBonaire中継局の送信鉄塔等に根本的な修理を行い今後も維持して行く方針である。同中継局は厳しい環境条件の上に塩害もあり、鉄塔類は ほとんど錆びてしまい、交換が必要な状況である。鉄塔の完全な交換に必要な費用は60万ポンドとされているが、事態が悪化する前に支柱単位で修理を施す方 法で1/10程度の費用で済ませる予定である。Bonaire送信所は短波の他800kHzの中波でも放送しておりブラジル、ベネズエラ、ギアナ、キュー バをカバーしている。 (Media Network)

◎CRI Onlineに新たに6カ国語追加
 China Radio Internationalのwebsiteである「CRI Online」に9月23日より新たに6カ国語が追加された。これで同サイトは59カ国語対応となった。新たに追加されたのは白ロシア語http: //belarusian.cri.cn)、オランダ語(http://nl.radio86.com)、ギリシア語(http: //greek.cri.cn)、ヘブライ語(http://hebrew.cri.cn)、アイスランド語(http: //is.radio86.com)、ノルウェイ語(http://no.radio86.com)である。中国でこれらの言語のニュースサービスが行わ れるのは初めてである。同局は2008年にはウクライナ語とクロアチア語のサービスを立ち上げている。(Media Network)

◎ドイツ長波局が特別記念送信
 マルコーニとカール・ブラウン博士(ブラウン管の発明者)のノーベル賞受賞を記念して、ドイツのDDH47局(Pinnebergに設置の気象予報用送 信機)は来る12月11日の08:00-10:00に特別送信を行う。周波数は147.3kHz、出力20kWで、RTTYで「QRSS 3」という語句を繰り返す。なおDDH47局はそれ以外の時間帯でも24時間電波を出しているので伝搬可能かどうかのチェックはできる。 (BCLNEWS) DDH47はDeutscher Wetterdienst(http://www.dwd.de/en/en.htm)管理の送信所。

◎WR Internationalが12MHzで放送
 英国のDave Kernick氏によると、同国のWR Internationalは毎週日曜日の16:00-20:00に12257kHzで放送している。放送はhttp: //radio.wrinternational.co.ukよりステレオで聞くこともできる。同局のwebsiteはhttp: //www.wrinternational.co.uk、E-mailはradio @ wrinternational.co.ukである。(DX Listening Digest 9072)

局のHPでは12256kHzとなっている



◎International Radio Serbiaオーストラリア向放送開始

 スロベニアのDragan Lekic氏によると、International Radio Serbiaは新たにオーストラリア向のセルビア語放送を開始した。スケジュールは06:30-07:00 7230kHzで、ボスニアの送信所から 250kW、100度で送信されている。(WWDXC Topnews 931)

◎VOAクルド語放送周波数変更
 RNWのMadagascar中継局より送信されているVOAのクルド語(14:00-15:00)は10月1日より周波数が現行の15380kHzよ り17770kHzに変更される。(Media Network)

◎AIRの国際放送開始70周年
 インドのJose Jacob氏によると、2009年10月1日でAll India Radioは国際放送開始70周年を迎える。同局の国際放送は1939年の同日に当時インドを支配していた英国政府が、ナチの宣伝放送に対抗してアフガニ スタン向パシュトン語放送を開始したのが最初である。その後ダリ語、ペルシャ語、アラビア語、英語、ビルマ語、日本語、中国語、マレー語、フランス語の放 送が開始された。現在は27言語(16カ国語+11のインド国内言語)で1日70.25時間の放送を行っている。現在放送時間が最も多いのはウルドー語放 送で1日12.15時間、次いで英語で8.15時間放送している。国際放送の番組は主としてDelhiの新放送会館で制作されているが、一部は Bengaluru、 Chennai、 Hyderabad、Jalandhar、Kolkata、Mumbai,、Thiruvanthapuram、Tuticorinでも制作されている。 現在AIRの放送に妨害電波を発射しているのは中国で、中国語放送、チベット語放送に対してジャミングがかけられている。世界的には短波聴取者が減少し、 国際放送を止めてしまう国も相次いでいるが、AIRは現在の体制を業務として維持して行く方針である。(DX Listening Digest 9073) 最初の放送が現在も紛争地域となっているアフガニスタン向とは国際放送の役割を象徴していますね。

◎ドミニカのRadio Amancer復活!
 米国のRon Howard氏によると、ドミニカのRadio Amancer(6025kHz)は2008年初めよりQRTしていたが、9月24日に放送を再開しているのが確認された。9月25-26日には米国の Brian Alexander氏も確認sている。時間は08:45から11時頃。(DX Listening Digest 9073)

◎インドAIRの送信所が独自webサイト
 インドのAlokesh Gupta氏によると、All India Radioの高出力送信所であるMumbaiのMalad送信所が独自webサイトを開設した。http: //www.airhptmalad.org.in。(DX Listening Digest 9073)

鉄塔の前の雲が不自然!


◎ナイジェリアのAso Radioが短波送信停止
 ナイジェリアのAso RadioはTDP仲介でロシアのArmavir送信所から行っていた短波送信(14:30-05:00 9680 01:00-01:30 15215)を停止した。(DX MIX NEWS 9/25) 日本のAso政権の退陣に合わせたのか?

◎WRMIがドイツの送信所より中継
 ベラルシのAlexey Zinevich氏によると、米国のRadio Miami International(WRMI)はB09スケジュールで国内送信所の他、ドイツの送信所からも中継を行う。
 国内送信所: 24H 9955kHz
 ドイツ送信所:  火・木・金 01:00-01:30 11805  月 01:00-02:00 9650  日 02:30-03:00 9660
(DX Listening Digest 9073)

◎ジンバブエ向VOP短波送信停止
 RNWのMalagasy中継局より送信されていたジンバブエ秘密局Voice of People(02:00-02:55 7395kHz 英語/ショナ語/デベレ語)は7月16日より停止している。02:30-03:00にモルドバ送信所からの行われていた送信(7510kHz)も同時に停 止した。(DX MIX NEWS 9/25)

◎Radio Pakistan Lahore局中波復活
 Radio PakistanのLahore局からの630kHz(100kW)の中波送信は、送信機の改修とFMへの切替という名目で停止されていたが、9月21日 にFMの93.0MHzとともに元の630kHzで再開された。時間は現地時間の07:00-24:00で、改修によりインドのパンジャブ州まで電波が届 くようになると期待されている。同波は送信機の老朽化で出力が低下し、放送時間の縮小を余儀なくあれていた。なおNational Broadcast Serviceの方は1332kHz(100kW)で07:00-24:00で従来通り出ている。(Media Netowrk)

◎Buenos Airesに中波局続々誕生
 Marcelo A. Cornachioni氏によるとBuenos Airesでは1230kHzで新局Radio Creativaが放送を開始した。この局はRadio Onda Latina(1010kHz)と同じ住所(Avenida Callao 441, 17º Piso "G", (C1022AAE) Ciudad Autónoma de Buenos Aires)である。電話は+54 11 4372 5863/5867、E-mailはam1230creativa @ yahoo.com.ar、局長はSr. Aníbal Honorato Guerrero氏で同氏はRadio Onda Latinaの局長も兼任している。
 Marcelo A. Cornachioni氏によると、更に新局Radio Amancerが1540kHzで放送を開始した。この局はBuenos Aires近郊ののBarrio de Villa Luganoにある。また同じく近郊のSan Justoには無免許のRadio Libreが誕生、890kHzで放送を開始した。同局のQTHはCalle Juan Florio 3573, (B1754AJK) San Justo, Partido de La Matanza, Provincia de Buenos Airesである、E-mailはradio @ am890.com.ar、電話は+54 11 4651 1694/2828である。(DXing.info)

◎エジプトにDRM送信機設置
 Egyptian Radio & Television Union(ERTU)はThomson社製50kW中波DRM送信機TMW 2050Dをアンテナシステムとともに2基発注した。これはCairoにある現用のAM送信施設の置き換えのためで、今年10月には運用に入る。システム インテグレーションはGrass Valley社に委託した。但しエジプトにはDRM受信機がないためすぐにDRM信号を出すことはなさそうである。(WWDXC Topnews 931)


◎ドイツのDRM放送スケジュール更新
 ドイツのニュース局「Echo des Tages」のDRM音声放送(03:02-03:32)とそれに続くN-TVの画像DRM放送(03:32-04:02)が03:02-04:02に 7330kHzで受信されている。N-TVではjpg形式の ニュース画像を送っている。(NDXC 長谷川清一氏)
 9620kHzでは04:05-05:05に受信出来る。前半30分が「Echo des Tages」のDRM音声放送、後半30分が「WAZ Nachrichten」のDRMテキスト放送であった。(東京都 林輝久氏)
 
N-TVの短波受信画像(長谷川清一氏提供) - 正に「ラジオでテレビを見る」だ!
 


◎開かれた北韓放送から返信 〜10月より放送時間短縮

 開かれた北韓放送(열린북한방송、 Open Radio for North Korea)のリスナー担当張哲秀(장 철슈)氏からの日本語の返信によると、10月1日より同放送は内部的な事情により、夜の放送時間を30分短縮して放送する。新放送時間は以下の通り。
 22:00-22:30 11640kHz、06:00-07:00 7510kHz
  また同局はProgram DirectorのHan Gwang Hee氏よりレター形式のQSLを発行している。受信 報告書を送るときはE-mailアドレスを書いて欲しいと言っている。これは北朝鮮内部の情報員から の情報をニュースレター(韓国語版は週2回、英語版は週1回)として送るためである。QSLの他、英語の番組表、英語のCD-ROMも送られて来た。宛先 は:大韓民国121-600 서울 特別市麻浦郵便局私書箱158号である。URLはhttp://www.nkradio.org、E-mailはnkradio @ naver.com。(JSWC 白石晋一氏)

◎民主5局がベルリンの壁崩壊20周年記念共同宣言
 民主主義国を代表する国際放送局5局−VOA、BBC、DW、RFI、RNW−はベルリンの壁崩壊20周年にあたりBerlinで世界中の政府がメディ アに対する制限を撤廃するように求める共同宣言を発表した。そして世界人権宣言第19条「すべて人は、意見及び表現の自由を享有する権利を有する。この権 利は干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びにあらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、受け、伝える自 由を含む。 」の遵守をを改めて求めた。
 事務局に寄れば共同宣言は次のような背景の元に作成された。
 ・共産主義が崩壊した後も世界の1/3の地域では情報の自由な流通が許されておらず、特に昨年の世界同時不況以降報道の自由にこだわる小さな放送局の経 営が困難となり事態が悪化している。
 ・インターネットその他の新しい伝達手段で情報が伝わりやすくなった反面、情報技術を利用して政府に好ましくない情報を排除する傾向も著しい。例えば中 国広東省では「藍盾」という強力なフィルタリングソフトを開発し、海外のニュースサイトの閲覧が困難になっている。
 ・この5局の関係者を含め世界中で報道関係者に対する嫌がらせ、逮捕、監禁、拉致、殺害が常態化している。
(Media Network) このような意図に賛成するVOAはどうして前政権から冷遇されたのでしょうか?

◎RFIに対してリストラ見直し判決
 パリ高裁は9月28日Radio France Internationalに対して職員206人の解雇計画を見直すように求める判決を下した。組合が提訴していたものだが、206人の解雇計画の中に不 当な解雇が含まれていることを認めた。組合は同じようなリストラを計画している他の放送機関に対しても警鐘になるとして評価している。経営側は206人の 解雇自体が無効になった訳ではないので、不当解雇とされた人員を除いて予定通りリストラを実行(ドイツ語、アルバニア語、ポーランド語、セルボクロート 語、トルコ語、ラオ語放送を1月で打ち切り)するとしている。組合は5月に続いて9月初めから再度ストライキに突入している。フランス社会党は政府に対し て争議を解決するように要請した。(Media Network) 世界人権宣言では23条で勤労者の保護も定められています。フランスでは新自由主義的政策の下で過酷なリストラが相次いでおり、同国を代表する大手電話会 社では24人の社員が自 殺したそうで す。

◎韓国英語3局効果今一つ
 韓国で旗揚げした英語専門局3局について、外国人リスナーに対する調査を行ったところ大したインパクトを与えていないことが分かった。放送ができたおか げで生活が豊になり「素晴らしい」と評価したのは11.7%に過ぎなかった。評価する人のポイントは天気予報や交通情報、文化・スポーツのイベント情報が 入手し易くなったというもの。但し49.8%の人は生活に対するインパクトは大したことはないと回答している。(Media Network) 在韓外国人100万人の内、中国人が44万人、米国人12万人、日本人は2万人程度です。韓国人向英語教育の役割の方が大きいのでは?


トップページ