月刊短波2009年11月号(第4版)
                                      編集 赤林隆仁  時間 JST


◎オランダ海賊局15日・22日に特別放 送 4版新規
 
オランダで1980年より放送している海賊局FRS(Free Radio Service)-Hollandは来る11月15日(日)の16:52-21:35に7600、5810kHzで特別放送を行う。内容は
FRS Magazine、ドイツ語放送、 FRS Goes DX、FRS Golden Showなどである。5810kHzは小電力の送信である。放送は22日(日)の19:52-00:35に5810kHz(他の周波数に変更されるかも知 れない)で再放送される。受信報告には新デザインのQSLカードが発行される。宛先はFRSH, P.O.Box 2702, 6049 ZG Herten, The Netherlands、E-mailはfrs.holland @ hccnet.nlである。10月初旬に行った送信には欧州などから100通の受信報告が寄せられた。放送はオランダ語、ドイツ語、英語で行われる。 (BCLNEWS) 11月15日の朝はセントヘレナ、夕方はFRS!

◎RTBFも短波放送中止を計画  〜年内いっぱいか? 4版追 加
 フランスのJean-Michel Aubier氏によると、ベルギーのフランス系社会の放送RTBFは今後3年間の内に2400万ユーロを削減するリストラ計画を発表した。その一環として 短波 放送、衛星放送を中止する。中止の時期は明らかにされていない。(WWDXC Topnews via DX Listening Digest 9077) 
 RNWのAndy Sennit氏がRNWの関係者から聞いたところによると、RTBFはHFCCに対して短波放送を年内で廃止すると通告している。(DX Listening Digest 9080) 仲が悪いフラマン系とフランス系も、こういう事では意気投合!

◎IRRSよりRadio Joystickの特別送信   3版新 規
 IRRS(Italian Radio Relay Service)は去る11月7日(土)にRadio Joystickの特別送信を行う予定であったが、デジタル中継回線とMilano本局のRAIDディスクが同時に故障し、所定の送信が出来なかった。そ のため11月14日(土)の18:00-19:00に9510kHzで所定の番組を再送信する。(BCLNEWS)


◎KBS欧州で中波中継 2版新規  3版追加
 KBS Worldは11月1日からルクセンブルグRTLのMW送信機 1440kHz(600kW)を使用して09:00-10:00に中部ヨーロッパ向けの英 語 放送を開始した。同時にhttp://www.rtl1440.comでもインターネット放送が行われる。受信報告をenglish @ kbs.co.kr へ送付すると粗品が進呈される。この送信機ではCRIのユーロ向け独語、仏語、英語の放送も04:00-09:00に行われており、KBSの番組はこの放 送に続いて行われる。日本では04:00にCRI-独語の開始が受信できることがある。(NDXC 長谷川清一氏)
  英国のMike Terry氏によると、ターゲットは英国、ドイツ、フランス、デンマーク、オランダで、http://www.rtl1440.com上で同時放送され、 またインターネット上のみ次の日の05:00より再放送される。ドイツのKai Ludwing氏によれば、09:00に「Hier ist RTL-Radio. Im Rahmen einer Kooperation übertragen wir ein Programm von KBS World.」というRTLのアナウンスが出た後英語放送が開始される。KBSは2008年に一時1440kHzで02:30よりドイツ語放送を中継した が、すぐに中止された経緯がある。09:00は英国では午前零時であり、遅すぎる時間帯である。(DX Listening Digest 9079)

◎Radio Prague年内で短波放送廃止に

 Radio Pragueの前英語部長のDavid Vaughan氏によると、チェコ外務省は2009年いっぱいでRadio Pargueの短波放送を中止することをもくろんでいる。その場合、現在のLitomysl短波送信所はRadio Pragueのみが使用しているため、同送信所も閉鎖・解体されることになる。同局は1936年に海外放送を開始 し、ドイツ占領期を除いて放送を継続してきた。同局の予算はすべてチェコ外務省の国家予算から支出されており、2010年の予算は20%カットとなること が決まった。20%カット(約60万ユーロ)ならば放送を継続できる筈だが、外務省内では「短波は時代遅れ」という見方があり、2010年1月以降の短波 放送を完全に中止するように求めてきた。Radio Pragueの聴取者数はチェコ国内のどんなラジオ局よりも多いが、年間300万ユーロの予算は十分に効果があると思われるが、リスナーは世界中に分散し ているため、圧力団体になり得ない弱さがある。同局の職員も解雇される恐れがあるので、表だった反対運動を起こしずらい状況であり、世界中からの反対意見 で 政 府に思いとどまらせるしかない。 短波放送廃止に対する意見をcr @ radio.czの同局、またはチェコ外務省podatelna @ mzv.cz、あるいは最寄りのチェコ大使館へ寄せて欲しい。(神奈川県 加藤信哉 氏) 
  Radio Pragueのスポークスマンによれば外務省からは2010年1月7日で短波放送を打ち切るように勧告を受けている。(WWDXC Topnews 936) 同局の冬スケジュールは12月31日までとなっています。論点は「カネがない」ということよりむしろ「短波は時代遅れ」というものの見 方で、予算カットは口実のように思われます。RNWのAndy Sennitt氏も短波を止めてしまった場合、同数のリスナーを衛星放送やインターネットでは確保できないとしています。

12月31日限りと表示された同局のB09周波数表


◎Radio Austria Internationalも年内で短波放送廃止か? 3版追加
 Radio Austria Internationalの短波放送予算は年内の12月31日までしか認められておらず。1月以降どうなるのか見通しが立たない状態である。従って短波 放送のスケジュールは当面12月31日までとなっている。最悪の場合短波放送が中止され、インターネット放送とpodcastのみになる。(ORF) 
 Harald Süss氏によると、ORFから数年前に分離独立した送信所管理会社ORSに対して、国内向第一放送(OE1)を短波中継する費用を12月以降ORFが支 出しないことになったのが発端である。(DX Listening Digest 9079) 同局の海外放送の大半はOE1の中継です。しかし一部海外放送独自の番組は残っています。こちらの方の中継費はどうなっているのでしょうか?

◎Radio Slovakia Internaitonalへの受信報告にADXBより期間限定QSLカード発行 3版修正
 Austrian DX Board(ADXB)はRadio Slovakia International(RSI)と共同で同クラブの創立40周年記念として、2009年11月1日〜2010年1月31日の間の同局向受信報告に対 して特別QSLカードを発行する。 このカードは期間中の受信報告にについて1周波数に1枚発行される。希望者は受信報告をADXB, P.O.Box 1000, A-1081 Vienna, Austriaに送付する。その際返信料としてIRC1枚、または$1.00、€1.00の同封が必要である。この発行条件に合致しない受信報告には通常 のRSIのQSLカードが発行される。なおQSLカードの発送はBratislavaにあるRSIから直接行われる。(Media Network) Radio Prague、Radio Austria Internationalの短波放送廃止への皮肉あるいはこれらの局と同時に廃止をもくろんでいると言われるRadio Slovakia Internaitonalへの牽制かも知れません。

◎11月15日はセントヘレナデー
 Robert Kipp氏によると、今年のセントヘレナデー(Radio St.Helena Day 2009)は11月15日である。お馴染みの「Party On-The-Air」は次のように放送される。
 05:00-06:00  インド・東南アジア向
 06:00-07:00   日本・アジア向
 07:00-08:30   欧州向
 08:30-10:00   米州向
 周波数は例年通り11092.5kHz USBである。
 今年のセントヘレナデーのQSLカードは日本短波クラブ(JSWC)が作成・提供する。2006年のセントヘレナデー復活に大きな役割を果たしたのも JSWCである。QSLカード取得のためには欧州各国のリスナーは5ユーロ以上、他の国にリスナーは3ドル以上の現金を同封して、航空便で以下のアドレス に受信報告を送付すること。E-mailによる受信報告は受け付けない。
 Radio St. Helena, P.O. Box 93, Jamestown,  St. Helena STHL  1ZZ, South Atlantic Ocean, via AIRMAIL via United Kingdom & Ascension
  最後の「via United Kingdom & Ascension」を必ず付記すること、さもないと南ア経由になり途中で消えてしまう恐れがある。勿論不足のない金額の切手を貼る必要がある。放送中の メッセージを受け付ける特別E-mailアドレスはradio.announcements4669 @ msn.com。今年の太陽活動がセントヘレナデー に味方することを祈るのみである。(Media Network) 

◎BBC Ascension中継局存続の危機 〜セントヘレナにも影響? 3版修正
 The Times紙によれば、英国国防省のアフガニスタン関連予算削減措置によりBBCのAscension中継局は存続の危機に陥っている。同省は米国と共同 使用している Ascension島の空軍 基地の共同利用を止めて英軍を撤退させる決定をした。これにより同島では国防省が空軍基地に支払っている税金がなくなり、島の全予算 に対する予算600万ポンドの内90万ポンドが不足し、6月には財政が破綻する見通しとなった。このままでは学校・病院等の運用が不可能となり同島の計 900人の 住民は生活が成り立たなくなる。当然50人いる中継局の維持スタッフも島を離れざるを得なくなる。同島の電力と水は、独自に供給されている米軍用以外は すべて中継局用の発電所と海水淡水化施設でまかなわれているため、もし中継局がなくなれば住民生活自体が事実上不可能となる。住民が居なくなった後の自然 (渡り鳥の中継地となっているため)を守るため野良猫の駆逐が計画されているが、物議をかもしている。(Media Network) 米国の費用で維持するしかありませんね。St.Helenaへの手紙も安全なAscension経由では送れなくなり、届きにくくなります。

Radio Vlaanderen Internationaal短波廃止
 ベルギーのフラマン系社会の放送機関
Vlaamse Radio- en Televisieomroep (VRT)の国際放送Radio Vlaanderen Internationaal (RVI) は10月24日(A09シーズンの最終日)をもって短波放送を停止した。同局は南欧の在留邦人向に1日2時間のオランダ語による短波放送を行っていた。廃 止の理由は短波放送にコストがかかること、音質が悪いことである。同局によればリスナーは短波からインターネットや衛星放送に移ってしまった。 (DXing.info) 以前は極東中継もあり、日本でも聞きやすかった局です。予算削減で放送を縮小して行った結果そうなったとも言えます。国際放送は受信料を徴収できませんの で経営上の利益が出る筈がなく、採算の観点からだけ見ればすべて廃止になってしまいます。

インターネットと衛星ではまだ残っているが(オランダ語のみ)?
  


◎RNWのアラビア語放送パレスチナ等で中継に
 10月よりRadio Nederlandのアラビア語放送(05:00-06:00)の番組がパレスチナ・イスラエルの共同放送であるRadio All for Peaceによってイスラエル中部、ヨルダン側西岸、カザ地区北部、ヨルダン西部に中継されることになった。RamallahよりFM107.2MHz、 北イスラエルよりFM89.3MHzが使用される。同局は既にVoice of Russia、Polish Radio、Radio Japanの中継を行っている。(Media Network)

◎グリーンランドの短波健在
 GreenlandTasiilaqのKNR局が健在であることが確認されている。スウェーデンのStig Adolfsson氏、デンマークのAnker Petersen氏がともに06:10頃の終了時にデンマーク語放送を3815kHzUSBで受信した。何れも北極横断伝搬モードと推測されている。今年 5月以来欧州では確認されていなかった。(WWDXC Topnews 932)

◎ウルグアイのSODRE復活
 ニュージーランドのBryan Clark氏によると、6125kHzでウルグアイのSODREが復活している。「Radio Uguguay 1050 AM Montevideo Uruguay」という中波のIDが18:10に確認できた。出力は350Wにすぎない。(WWDXC Topnews 932)

◎アルゼンチン海賊局27MHzに出現!
 アルゼンチンのArnaldo Slaen氏によると、「La Voz de Mataderos」(在Barrio de Mataderos, Ciudad Autónoma de Buenos Aires)と推測される局が27615kHzUSBで00:00過ぎに受信されている。同氏の友人のEnrique Wembagher氏が9月20日に発見・確認した局である。(DX Listening Digest 9074) 太陽活動が盛んな時期にはこういう局の電波が日本にまで伝わってくるのですが!

◎Mighty KBCが短波撤退
 米国のMike Rohde氏によると、オランダのMighty KBCは10月1日06:30からのLithuania中継短波放送(6055kHz)を以て短波放送から撤退した。今後はAM放送を実施する見込である という。(DX Listening Digest 9074)

◎パキスタン11月に冬時間復帰
 インドのJose Jacob氏によると、パキスタン政府は11月1日に時計を1時間遅らせて冬時間に戻ることを決定した。同国では今年4月1日より時間を1時間進めてい た。これで同国では4-10月に夏時間が実施されるということになる。冬時間(通常時間)はUTC+5時間。(DX Listening Digest 9074)

◎HAARPが人工電離層形成技術を開発
 米国アラスカ州にあるHAARP(High Frequency Active Auroral Research Program)は、過去20年間研究を重ねた末、ついに人工的に電離層を形成する技術を確立した。これにより短波放送局は太陽黒点等自然現象に左右され ず自由に目的地域に電波を伝搬させることができるようになる。この技術は極めて高いエネルギーを持った電磁波を大気圏の上方に集中的に放射して人工電離層 を形成させるものである。(Media Network) コスト的に見合うのですかね、地球環境に悪影響を及ぼさないのでしょうか?

◎VOAが携帯電話受信の新たな方法「Stiitcher」を提供
 VOAは携帯電話による新たな受信方法を提供する。これは携帯電話(iPhoneまたはBalckberry)に「Stitcher」 (Stitcher社製)というプログラムをダウンロードすることで、自分の好きな番組を自動的にダウンロードしておいて聴取することができ、また facebookやTwitterを通じて友人・知人と共有することもできるようになる。VOAは45ヶ国語放送すべてでこのサービスを実施する予定であ る。Stitcher社は2年契約でこのサービスを実施する予定で、来年の夏にはiTunesのApp Storeからソフトをダウンロードできるようになる。(Media Network) Stitcher社(http://www.sticher.com)は他局とも「Smart Radio」という名称でこのサービス契約を結んでいます。同社のサイトからもソフトのダウンロードができます。

◎Radio Libertyがアブハジア・南オセチア向放送を開始 2版追加
 ロシアとグルジアの係争地域であるアブハジア及び南オセチア向にRadio Liberyが新たな放送を計画している。放送は短波で1日1時間実施される、チェチェンにおけるロシア批判報道で名高いAndrey Babitskiy氏が放送ヘッドとなる。放送はグルジア向、南オセチア向、アブハジア向の3セグメントに分けられる。放送の目的は以下の通りである。
 ・南オセチア、アブハジアでの反グルジアの動きを抑える。
 ・グルジア−オセチア間、グルジア−アブハジア間の紛争内容を正しく伝える。
 ・紛争地域におけるロシアの宣伝活動に惑わされないようにする。
 基本的にはグルジアからロシアへの帰属を求めているこの地区の人々にグルジア側の立場から民主的な働きかけを行う。この放送は12ヶ月間試みられ、効果 があれば更に1年間延長される予定である。(Media Network)
  RFE/RLは公式にグルジアのアブハジア及び南アセチア向放送を11月より開始することを確認した。放送は1日60分で、プラハ本部にいるジャーナリス ト、グルジア、ロシアの通信員により制作される。言語はロシア語で、現地時間の夕方に短波で放送されるが、FM中継も行われる。放送はニュース・解説の 他、website「Caucasas Echo」(現地で主流のダイヤルアップ接続に最適化してある)と連携した対話型放送も実施する。放送の狙いは地域内部で(ロシアから)政治的に伝えられ ている情報とは違った観点からの情報によって地域内の人々の和解を促進するというのものである。(Media Network) 
 R.Liberty のコーカサス・南オセチア向け放送Radio Ekho Kavkaza(Эхо Кавказа)は11月2日から03: 00-04:00に9525 9780kHzで放送されている。9525kHzがよく聞こえている。URLは http://www.ekhokavkaza.com/  (NDXC 長谷川清一氏) かって反共を目的としていたREF/RLの目的は、ロシアやイスラム勢力の拡張を抑えるという目的に変わっています。

新設されたEkho KavkazaのHP


◎Palstarより上位スピーカーSP30H発売
 米国Palster社より通信用高級スピーカーSP30Hが発売される。同社は普及型スピーカーであるSP30を発売していたが、上位機種となる もので、「H」はhigh quality、high powerを表わしている。SP30Hは金属製エンクロージャだが、SP30Hは大型木製キャビネット(28×21×26cm)を採用、ス ピーカーユニットは16cm、最大25W(SP30は10W)のものを採用、330gの強力なマグネットを使用しており、聞きやすく豊かで柔らかな音 となることが期待されるという。再生帯域は55Hz-8kHz。なおSP30の方の生産も継続される。現地価格は$179.95、(送料別)、日本では Apex Radio社が送料共で\21,800で販売する。(Palstar Ltd.)(Apex Radio) 受信機の出力も同時にチェックする必要があります。オーディオフイルタ(影山氏のAudioBoxなど)とアンプを組み合わせるのも一法か と思いますが。




◎RF Space社高級機SDR-IPを発売
 米国RF Space社はソフトウェア受信機の高級機SDR-IPを発売する。カバー周波数は10kHz-32MHz、最新のFPGA(プログラミング可能LSI) 技術とAD変換技術が採用されており、ファームウェアは更にアップグレード可能になっている。
 AD変換は80MHz16bitで行っており、PCとの接続は100BaseTによるLAN接続で、Windows、MacOS、Lunuxの各OS上 では特別なドライバなしで接続可能である。IPプロトコルを採用しているため宅内LAN(イントラネット)に受信端末として接続することも可能である。ダ ウンコンバータにはFGPAであるXilinx社のXC3S500E(Spartan 3E)を採用、フロントエンド(アナログ部)には高ダイナミックレンジ(ダイナミックレンジは105db)の増幅器と10組のプ リセレクタ、2段階の減衰器を内蔵常に最良のIMDが得られるように設計されている。また雷等から回路を保護するためのスパークギャップ(避雷装置)も内 蔵されている。80MHzのクロックはGPSやルビジウム標準器に50ns以内に同期して校正できる他、自走時も±1ppmのの高精度を保つ。更に高 性能を保つための種々のオプションが用意されており、コンバータの付加でVHF帯でも使用できる。
 製品にはWindows版ソフトウェアSpectraViewが同梱される。大きさ210×70×180mm、電源DC5V1.5A、ディスプレイ、基 本価格$2,999または€1,999。出荷は今年末か来年の予定。(RF Space Ltd.)

(左)正面 (右)内部ボード
   

◎RFI欠損を計上予定
 Radio France Interntionaleは今年の決算で200〜400万ユーロの欠損を計上する見込みである。同局社では206人の解雇、6カ国語放送廃止を含むリス トラを実施すればこれを回避できる見込みがあるとしている。RFIの聴取者はこの4年間で4400万人から3560万人と、800万人も減少しており、聞 く人がいなくなった放送を廃止するのは当然であると同局は主張している。また新たなマーケットとしてアフリカの英語・ポルトガル語地域を狙っておりスワヒ リ語放送を計画するなど新規市場の開発も怠ってはいないとしている。なおRFI、France24、TV5Mondeを含むフランスの対外放送事業全体と しては今年中に6000万ユーロの削減を目指している。また同局ではリストラで浮かせた分を株主に配当するのではなく来年度以降の投資に回すとしている。 (Media Network)

◎Voice of Russiaも大幅な人員・メディアシフトか?
 Voice of Russiaの局長Andrei Bistritsky氏は、同局をマルチメディアの発信源にするための変革が必要としている。氏によれば、webサイトを見ただけでもこの面での同局の遅 れは明白である。その原因しては1,100人いるスタッフの大半がリスナーよりも高い年齢層であることで、これを是正する。またインターネット、携帯電話 を中止とした情報提供体制にシフトするとともに、米国ではFM局を買収しそのためにWashingtonに支局を開設する予定である。またイラン北部でも 数局のFM局を立ち上げた。そのため金額は国家機密であるため言えないが、今までの3倍の予算を要求している。(Media Network) 要するに給料の高くなった中高年をリストラし、短波のラジオ放送を縮小するということらしいです。

◎Voice of Vietnamがコチュ語放送開始
 Voice of Vietnamは10月12日に少数民族語コチュ語の放送を国内向に開始した。1日3回(現地時間06:30-07:00 11:20-11:50 19:30-20:00)30分番組がVOV第一放送100MHzで放送される。この地域向けの少数民族語放送としては最初のものである。コチュ語を話す 人々はトロンサン山地にもおり、その人々への効果も期待されている。目的は少数民族に党と国家の政策を徹底すること、農業技術の指導、文化の維持、貧困の 解消、そして国境地域の治安維持である。(Media Network) コチュ族はユエ近くの山間部に住むモン族系の少数民族です。放送の本当の目的は最後の「国境の治安維持」と思われ、ラオスを通じて中国の影響が少数民族に 及ぶのを防止することと考えられます。

◎Vatican RadioとRVAが送信時間の交換
 B09スケジュールでVataican RadioとRadio Veritas Asia(RVA)は初めて定例的に相互中継を実施する。Vatican RadioはRVAの送信所より11:00-12:30に15460kHzで印度向のヒンズー語、タミル語、マラヤム語、英語放送を中継送信する。この放 送は以前はロシアの送信所から行われ、最近はSanta Maria di Galeria送信所から行われていた。Philippinesからの送信で南アジア地域での受信状態が改善されることが期待される。その見返りにRVA はSanta Maria di Galeria送信所から23:30-23:57のパキスタン向ウルドー語放送9585kHzと00:00-00:53の中東向フィリピン語放送 11715kHzを中継送信する。(Media Network)

◎AFN-Napoliが5ヶ月振りに復活
 AFN-Napoliは4月27日より、Collina dei Camaldoliの山上にあるアンテナ周辺での電磁気密度が高く環境に悪影響を与えるという理由でイタリア政府から送信を禁止されてきたが、イタリア政 府との交渉の結果、新送信機にすれば環境基準以下であることが認められ放送を再開した。周波数は従来と同じ106MHz。(Media Network) ナポリで聞ける唯一の英語放送です。

◎Radio Free Asia 6送信所についてはQSLに記入
 英国のAlan Pennington氏によると、Radio Free AsiaのAndrew Janistschek氏は6つの送信所についてはQSLカードに明記することをDublinで開催されたEDXC総会で明らかにした。記載されるのは Biblis、Kuwait、Saipan、 Lampertheim、 Tinian 、Sri Lankaの6送信所である。しかし他の送信所は明記されないか「Asia」とのみ記入される。(DX Listening Digest 9076)

◎Radio KahuziがQSL発行
 オーストラリアのDavid Sharp氏によると、コンゴのRadio KahuziがQSLカードを発行した。同氏の送付した受信報告に対して数ヶ月前に送られてきたE-mailによるQSLに引き続き送られてきたもので、 Bukavuの絵葉書を利用したものと、バナナの皮を利用した手作りのものの2枚が同封されていた。QSLの投函地はコンゴではなくフロリダ州の Bradentonであり、そのアドレスは BESI/ Radio Kahuzi, P.O. Box 110173, Bradenton, FL 34211, U.S.A.であった。(DX Listening Digest 9076)

◎VOAパキスタン向放送を更に強化
 パキスタン政府はPakistan Broadcasting CorporationがVOAのパキスタン向パシュトン語放送を中波で、またウルドー語放送をFMで中継することを初めて認めた。VOAはこの措置でパ キスタンのあらゆる地域にVOAのニュースや情報を伝えることができるとしている。具体的には、VOAのアフガニスタン・パキスタン国境地域向パシュトン 語放送Deewa RadioがPeshawarにある送信所より540kHzで現地時間の18:00-22:00に短波・インターネット・FM(アフガニスタン領内に送信 機設置)と同時に出ている。VOAのウルドー語放送Radio Aap Ki Dunyaaは現地時間の09:00-09:30及び18:00-18:30にIslamabad、Lahore等11のFM局より中継されている。 VOAによればパキスタンの民衆の12%が何らかの形でVOAのウルドー語放送を聴取しているという。(Media Network)

◎VORもモバイルサービス開始
 Voice of Russia局長のAndrei Bystricky氏は、Voice of Russiaの番組が世界中でこでも携帯電話で聴取できるようになったと発表した。使用できる携帯電話はWindows MobileをOSとする「スマートフォン」で提供されるのはまず17カ国語の放送である。ユーザーはまず同局のwebサイト(http: //www.ruvr.ru)にアクセスしてVOR受信専用ソフト(無料)をダウンロードする必要がある。同局では提供可能な言語を2010年中には現在 放送中の全言語(39言語)にする予定である。(Media Network)




◎Polish Radio B09は存続
 Polish Radioの英語部Slawek Szef氏によると、同局はポーランド国内の短波送信所の廃止でRadio Pragueと同様に存続が危なくなっているが、B09シーズンについてはVT Comminications社の送信所を確保して短波放送を継続する。英語放送のスケジュールは以下の通りである。
 22:00-23:00 11675(Moosbrunn 100kW) 11860(Woofferton 125kW)
  03:00-04:00 9650(Dhabbaya 250kW) 6130DRM(Woofferton 100kW)
(Media Network)
 Polish Radioは今まではDTK/M&B系のブローカーを使っていたがB09シーズンからは完全にVTC系に乗り換えたようだ。(WWDXC Topnews 934) 英仏の放送ブローカー戦争ですね。

◎VOA HergeisaにFM中継局
 VOAは10月14日にソマリランドのHargeisaにFM中継局「VOA Hargeisa」を開局した。同局は88.0MHzでVOA番組を1日24時間中継する。中継するのはVOAのソマリ語番組の全部とアフリカ向英語番組 である。(Media Network)
  VOAのB09スケジュールにも記載されています。ソマリ語放送は12:30-13:00 88.0 5960 11780 15430、22:00-23:00 88.0 13580 15620、01:00-01:30 88.0 1431 13580 15620、01:30-03:00 88.0 1431 13580 15620となっています(88.0MHz以外の中波・短波は他中継局)。混乱の続く旧ソマリアでも旧英国領のソマリランドだけは平穏が保たれています。

VOA Hargeisaの開局式



◎Radio Mada Internationale放送再開
 マダガスカルの前大統領Marc Ravalomanana派の秘密放送であるRadio Mada Internationaleが放送を再開した。Glenn Hauser氏によればMoldovaの送信所より毎週日・月曜の00:30-01:001に15640kHzで出ている。周波数はB09より 15670kHzに変更される。これはマダガスカルの現政権を認めないGTT(Gasy Tia Tanindrazana) という組織の資金によるもので、同局はGTTの放送局であると自称している。(Media Network)

◎Family Radioがマダガスカル送信の試験 4版追加
 米国の宗教放送Family Radioは10月27日よりマダガスカルのRNW中継局からの送信試験を実施する。試験期間は不明だが、次のスケジュールで英語放送が出る。
 21:00-22:00 21480 250kW 55度
 02:00-03:00 9515 50kW 265度
(Media Network)
 21:00-22:00の放送は11月12日で終了した。02:00-03:00の放送は当面継続される。(Media Network)

◎HCJB Australiaの機関誌ダウンロード可能
 インドのAlokesh Gupta氏によると、HCJB-Australiaの機関誌「Voice  & Hands」がpdf形式でダウンロードできる。10月号はhttp: //www.hcjb.org.au/docs/134_Aus_Oct09.pdfよりダウンロード可能。(HCDX)

◎Radio Quito復活
 オーストラリアのDavid Sharp氏によるsと、エクアドルのRadio Quitoが4919kHzで復活している。17:00頃より受信可能。「Radio Quito, La Voz de la Capital」とのIDが確認できる。(WWDXC Topnews 934) HCJBのPifo送信所撤退に合わせたような復活ですね。

◎Radio Hoyyaal復活
 ソマリア向秘密局Radio HoryaalがB09スケジュールで復活する。02:30-03:00 9885kHz VTC Dahabayya送信所 250kW 215度 東アフリカ向ソマリ語。(WWDXC Topnews 934)

◎Radio Bulgariaが新URL
 Radio Bulgariaはwebサイトを全面更新し、URLも変更した。新URLはhttp://bnr.bg/で、旧UR(http: //www.bnr.bg)からは自動転送される。(Media Network)

新サイトの英語ページ



◎オーストラリアXバンドリスト発行

 Radio Heritage Foundationは「Australia 1611-1701 Radio Guide」を発行した。オーストラリアで放送中に約70局のXバンド(1611-1701kHz)局の詳細リストで、http: //www.radioheritage.netより無料でダウンロード可能。(HCDX)

◎Digital Radio Guide無料配布
 デジタルラジオ放送の原理、最新のデジタル受信機を紹介した「Digital Radio Guide」(World Broadcasting Unions技術委員会編纂、A4版118ページ)が無料配布されている。IBIQUITY HD, DRM, DAB Eureka 147, ISDB-TSB(日本), Worldspace ITU-R, Serius, XMなどの各国デジタルラジオ放送システム、受信機が網羅されている。pdf形式で http://www.abu.org.my/public/documents/DRG-2007-Final.pdfより無料でダウンロード可能であ る。(DXing.com)

◎アフガニスタンに英軍放送局続々開局
 British Forces Braodcasting Service(BFBS)はこのほどフガニスタンのCamp Bastonに新放送局を開局した。BFBSは2007年に初めてアフガニスタンにローカル局を開設したが、これで7局となった。放送局はBSBF Afghansitan、BFBS UK、BFBS Gurkaの3チャンネルをFMで以下のように放送している。
 Camp Souter, Kabul  102.4  104.9  103.5
  HQ ISAF, Kabul  102.1 104.1 ----
  Camp Alamo, Kabul   102.1  104.6  103.2
  Kandahar  102.4  104.9  106.3
  Camp Bastion  102.4  104.9 106.3
  Lashkah Gar  102.4  104.9 106.3
  FOB Price  102.4  104.9  106.3
(Media Network)

◎Radio Dialogue SENTECHより放送
 ジンバブエ向秘密局Radio DialogueはB09シーズンでは南アフリカSENTECHの送信所より02:55-03:55に3955kHz(100kW)で英語放送を行う。 (HCDX)

◎「VOAの歴史 〜その起源と回想」発行
 ブッシュ政権の下でUSIS(United States Infromation Agency)のAssociate Directorを務めたWalter R. Roberts博士がVOAの初期の歴史と、当時の自分の回想を記述した「VOAの歴史 〜その起源と回想(The Voice of America Origins and Recollections)」が発行された。 http://www.unc.edu/depts/diplomat/item/2009/1012/fsl/roberts_voice.htmlよ り無料で購読できる。(Media Network)

◎アルメニアweb上では13カ国語で放送
 Radio Armeniaは国際放送では6カ国語でしか放送していないが、Public Radio of Armeniaはこのほどweb上で13カ国語放送を開始した。英語、仏語、独語、西語、露語、グルジア語、アラビア語、トルコ語、ペルシャ語、アゼリ 語、クルド語。アッシリア語、Ezid語(クルド地方の方言)である。英語は早口の上訛りがあり殆ど理解できない、仏語はネイティブスピーカが話している ようである。 http://int.armradio.am/live.php?d=2610。(Media Network)

◎新PAL AM Guide発行 〜30%は中国局
 新版のアジア・太平洋(PAL) AM Radio GuideがニュージーランドのRadio Heritage Foundationより発行された。この地域の長波・中波帯で受信できる4,800局、50,000波が掲載されている。新版に掲載の長波・中波 4,800局の内実に1,400局が中国局である。また中国、日本、インドネシア、オーストラリア、フィリピンの5ヵ国の局だけで全体の70%を占めた。 中国では若い世代を中心にFMやデジタル放送も人気があるが、依然としてAM放送の需要が根強いことが感じられる。掲載対象55ヵ国・地域の内国内にAM 局が1局しかない国や地域が13あり、それらはクック諸島、仏領ポリネシア、キリバティ、マリアナ諸島、マーシャル諸島、ノーフォーク島、パラウ、トンガ 等であった。米領サモアのように1局しか残っていないAM局が休止中のところもある。またミクロネシア、ニューカレドニア、サモア、ヴァヌアツにはAM局 は2局のみであった。このところ多発している地震、津波、台風の時には強力なAM放送が威力を発揮するのだがその点からはお寒い限りである。小さな島国の 放送局は石油価格の高騰や設備の老朽化で出力を落として放送せざるを得なくなっている。ソロモン諸島では少ない電力を家庭に供給するのか、放送用に使うの かで選択を迫られている。(BCLNEWS)

◎Radio Australiaビルマ向放送を開始
 10月26日よりRadio Australiaはビルマ(ミャンマー)向ビルマ語・英語放送を開始した。Cox Peninsula(CVC Darwin)送信所より01:00-02:00に11980kHz 250kW(314度)で行われる。ビルマも民主化支援のための措置。(Media Network) 同局のスケジュールに記載はなく、webページ等も開設されていません。

◎HFCC B09リスト公開
 米国のDan Ferguson 氏によると、HFCCのB09リストが公開された。10月26日開始のB09シーズンに登録された短波放送の周波数が記述されている。但しアジアの放送局 の大半は記載されていない。http: //www.hfcc.org/data/index.htmlよりB09を選択することにより無料でダウンロードできる。(BCLNEWS)

◎WRNがwebサイト一新
 インドのAlokesh Gupta氏によると、World Radio Networkはwebサイトを一新した。http://www.wrn.org参照のこと。(BCLNEWS)

◎ブラジルのRadio Capital放送再開
 ポルトガルのCarlos Gonçalves氏によれば、6070kHzでブラジルRio de JaneiroのRadio Capitalが放送を再開した。10月17日の07:00台に確認した。(DX Listening Digest 9078)

◎Radio OkapiのB09スケジュール

 Hirondelle Foundationによるコンゴ向Radio Okapiの放送はSENTECH社の送信所よりB09は以下のスケジュールで行われる。
 13:00-15:00 11690 250kW
01:00-02:00 9635 250kW
(DX Listening Digest 9078)

◎SW-Radio e.V.がSitkunai送信所から短波放送
 ドイツのWolfgang Büschel氏によると、同国の放送団体SW-Radio e.V.はチェチェン向チェチェン語放送を月曜日の01:30-02:30にリトアニアのSitkunai送信所より3960kHzで行っている。同局の URLはhttp://www.sw-radio.com/radio/index.php、受信報告の宛先はPostfach 8025, 32736 Detmold, Germanyである。 (DX Listening Digest 9078)

◎MaliのCRI中継局QSYか?
 ドイツのRobert Foerster氏によると、MaliのChina Radio International中継局は長年7170kHzで出ていたが、10月23日には17:00よりハウサ語(それ以前には仏語)の放送が 7295kHzで受信された。試験送信かQSYかは不明。どちらもCRIの公式スケジュールには掲載されていない。(DX Listening Digest 9078)

◎B09暫定版青木リスト出る
 NDXCの長谷川清一氏によると、B09シーズンの暫定版「青木リスト」が公開された。テキスト版はhttp: //www.geocities.jp/binewsjp/bib09.txt、Excel版はhttp: //www.m2.mediacat.ne.jp/~binews/bib09.zip、Perusus用はhttp: //www.geocities.jp/binewsjp/userlist.txt。長谷川氏らは日々是更新を行う。(DX Listening Digest 9078)

◎Yakutskは7230kHzにQSY
 
ドイツのRobert Foerster氏によると、GTRK Yakutskは従来使用してきた7345kHzに替わり7230kHzを使用している。パラレルの7200kHzはそのまま。(DX Listening
Digest 9078)

◎2010版QSLカレンダー発行

 ドイツのRhein-Main-Radio-Club とADDXは過去5年間継続しているQSLカレンダーの2010年版を発行する。これは過去30年間に獲得された珍局QSLカードを原寸大カラーで壁掛け カレンダーとしたものである。2010年版の表紙は1960年代のCBCと1964年のRAIのカードである。価格は送料とも€21.0、 http://www.rmrc.deより問合せ・注文できる。(DX Listening Digest 9078)

2010年版QSLカレンダー



◎広西北部湾之声が正式開局
 8月より試験放送を実施していた広西北部湾之声広播電台の正式開局式が10月23日午後に南寧の同局で開催された。開局式には中国国家電影電視総局の田 進福局長、中国国際広播電台の王庚年局長ら中国政府幹部のほか南寧駐在のベトナム、タイ、カンボジアの領事なども出席した。祝辞の後田進副局長が「ここに 広西対外広播電台と中国国際国際広播電台との共同事業である広西北部湾之声の開局を宣言する」と開局を宣言して正式開局となった。放送は短波2波 (5050、9820kHz)とFM15波で08:00-01:00(短波は17:00より)に中国語、広東語、ベトナム語、タイ語、英語で行われる。開 局式は同地で開催された第6回中国ASEAN Expoに合わせて開催された。新URLhttp://www.bbrmedia.com上ではインター ネット放送も行う。(Media Network他)

(左)多くの垂れ幕が掲げられた局の玄関 (右)開局ボタンを押す田進氏(中央) 何れもwww.bbrmedia.comより
  



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