月刊短波2010年2月号(第6版)
編集 赤林隆仁  時間 JST



◎Radio CityがNexusから20日に短波放送 5版新規
 Tom Taylor氏によると、Radio Cityが来る2月20日(土)の18:00-19:00にNexus(IRRS)より9510kHz(Sofia送信所 150kW)で放送を行う。連 絡先は citymorecars @ yahoo.ca。
(DXLDyg 2/18)

◎ Radio Öömrangが22日に500kW送信 6版追加
 ドイツのKai Ludwig氏によると、2006年に誕生し、年1回短波放送を行うドイツの Radio Öömrang(最近Amrum島でのFM免許を取得したらしい)が来る2月22日(月)の01:00より北米向にWertachtal送信所より 500kW送信を行うことになった。周波数は15245kHz。この送信にかかる費用は300ユーロとのこと。(DXLDyg 2/18) 
 米国のJohn Fisher氏によると、最初の送信は予定通り15245kHzで受信できた。ドイツ語放送だが、英語のIDも入った。(DXLDyg 2/21)

◎CVCがインド向DRM試験放送 5版新規
 インドのAlokesh Gupta氏によると、CVC(Christian Voice)はNew Delhiで開催中のRadioAsia会議を記念して、DRMの試験送信を以下のように実施する。受信報告歓迎。
 2月22-24日 16:30-21:30 17590kHz Juelich送信所 ヒンズー語
(DXLDyg 2/17)

◎SIBCの短波送信機故障 6版追加
 オーストリアのPatric Robic氏が現地ボランティアのMin Sun氏から受け取ったメールではSolomon Islands Broadcasting Corporation(SIBC)の5020kHz用短波送信機は周波数発振部の真空管が切れてしまったため送信不能状態となっている。現在修理中であ る。(A-DX 2/9)
 NDXCの長谷川清一氏によれば、2月19日夕方には5020kHzで復活した。(WWDXC Topnews 952)

◎CVC Asia Pacificlの2月からのスケジュール 4版 新規
 CVC Asia Pacificの2月からのスケジュールは次のようになっている。
 ヒンズー語 すべてTashkent送信
  09:00-13:00 6260 10:00-13:00 9425 20:00-23:00 9500 23:00-05:00 6260
 インドネシア語 Palau送信
  月−金のみ 16:00-19:00 15725
(WRTH B09update)  全く短波から撤退した訳ではないようですが、短波は上記の2言語だけになり、中国語はインターネット・衛星放送のみになりました。HP http: //www.CVC.tvも事実上廃止状態となり、中国語(http://www.cvcradio.cn/)、インドネシア語(http: //www.cvc.tv/indo/index.html)のストリーミング放送へのジャンプのみとなっています。中国語ページには短波放送中止の通告 「感谢您在过去八年来对CVC中文广播电台的支持!但由于达尔文发射台的合约到期,因此,我们深表歉意的通知您:CVC中文广播电台的短波广播将从 2010年2月1日起停止播出,不便之处敬请原谅。」(8年間にわたりCVCの中国語放送を支持して下さり有り難うございます。 ダーウィン送信所の契約 満了に伴い残念ながら2010年2月1日より中国語の短波放送を停止致します。ご不便をおかけしますがご了承下さい。)が載っています。

◎WRTH2010用 国際放送サプリメント発行   3版新規
 World Radio Tv handbookの編集チームはWRTH2010の補充版として国際放送09スケジュールの改訂版を発行した。http://www.wrth.comよ り無料でダウンロード可能である。容量は234kbで、3局の新局が追加されている。(WRTH)

◎HCJB Kunnunnura送信所嵐で被害  2版新規
 1月末にHCJB-AustraliaのKununurra送信所が激しい暴風雨に襲われ、東アジア向送信用のアンテナ2機が被害を受けた。修復までに は3週間かかる予定であり、その間日本・中国向の送信は停止される。(HCJB-Australia)

◎「ふるさとの風」周波数を変更 〜Darwin送信の使用止める 2版新規
 NDXCの長谷川清一氏によると、北朝鮮向放送「ふるさとの風」は2月1日より周波数を変更した。新スケジュールは次の通り。
 日本語 ふるさとの風 22:33-22:57 9775 (台湾、旧9950)
                                 23:30-24:00 9950 (パラオ、旧Darwin 9880)
               01:00-01:30 9780(台湾)
 韓国語 日本の風 (일본의 바람) 22:00-22:30 9655(台湾)
                       00:00-00:30 9975(パラオ、旧Darwin 9690)
                                                 00:30-01:00 9965(パラオ)
(DXLDyg 2/2)

◎VOAハイチ大地震対応体制確立
 米国VOAの発表によると、同局は1月12日おきたハイチの大地震を受けて同国向短波・衛星のクレオール放送で緊急対応体制を確立した。同国では国際放 送ではVOAが最も聴かれており、聴取率は50%に達する。大地震直後の1月12日には90分の特別番組を組み、オバマ大統領・クリントン国務長官の声明 や米国政府機関、国際赤十字、国連等の調査結果をハイチ国民に伝えた。地震関連情報はクレオール語webサイトhttp: //www.VOANews.com/creole上で24時間提供されている。またメッセージ伝達用の特別電話(+1-202-205-9942)も開 設し離ればなれになった人がメッセージを交換できるようにした。またメッセージ交換用のFacebook、Twitterも特設した。大地震の被害は甚大 で、VOA放送を現地中継しているFM局Radio Guinenも送信アンテナが倒壊して放送できない状況となっている。VOAのDanforth Austin.氏は「危機の時こそ情報生命線としてVOAが重要となる」と語っている。(DXLDyg 1/13)
 ハイチ大地震に鑑みVOAは平日1日3回90分行われていたハイチ向クレオール語放送を1日4回300分に大幅増加し、周波数も3波追加した。1月14 日以降のスケジュールは以下の通り。
(GB Greenville送信所、BON Bonaire送信所、出力はすべて250kW、*新周波数)
 21:30-22:30 月−金 6135BON*  9660GB
  02:30-04:30 毎日 15390GB 17565GB
  07:00-08:00 毎日 11905GB 13725GB 15390GB
  10:00-11:00 毎日 5960GB* 7465GB*
(DX MIXNews 1/14)
  デンマークのAndy Sennit氏によると、21:30-22:30のBoniare中継の周波数(6135kHz)は当初一時的なものであったが、長期に渡り使用されるこ とになった。当初ビームは341度であったが、1月25日よりアンテナ保守の都合で無指向性アンテナに切り替えられている。(DXLDyg 1/25)
 VOAのプレスリリースよると、02:30、07:00、10:00の放送はフロリダ州MarathonにあるRadio Marti用送信所より中波の1180kHzでも行われている。 (DXLDyg 1/14) ネットワーク寸断、地元放送局壊滅−こういう事態となった時短波は唯一の情報メディアとなります。どこが「時代遅れ」なのでしょうか?  Radio Marti用の1180kHzでハイチ向放送を流した背景には同波に対するキューバのジャミングを牽制する意味もあるかも知れません。   

◎ハイチで米国が空中放送開始 〜米心理部隊「Commando Solo」機導入
 米国はハイチ大地震復旧支援のため空軍193特殊部隊の戦略放送用航空機「Commando Solo」(C-130)からの空中放送を開始した。周波数はAMの1030kHzとFMの92.4 104.1MHzである。ハイチ・米国連合復旧部隊 (JTF-Haiti)製作の健康・安全・支援に関するニュース・情報、国外脱出を思いとどまるための説得放送等を行う。AMの周波数1030kHzはPort-au-PrinceにあるRadio Ginenと同一周波数だが、同局は大地震で破壊され、放送が出ているのか定かではない。フィンランドのDXerであるJim Solatie 氏が1030kHzでモニターしたところ1月19日にはVOAの番組をそのまま中継していた。193特殊部隊にはC-130型機は3機あるが、内2機は輸 送用で放送用「Commando Solo」は事実上1機しかない。キューバのGuantánamo基地ないしはPuerto Ricoの基地を拠点に活動しているものと思われる。また米空軍はJTF-Haitiと協力して大地震の生存者に向けて電池不要の手巻き・太陽電池併用ラ ジオ5万セットを配布した。(DXing.info 1/24)
  CNNの報道では、
「Commando Solo」に搭載された中波送信用アンテナは500ポンドの重さの垂直アンテナである。VOAのクレオール語放送を中継しているが、放送の無い時間には予 め録音してある衛生上の注意事項、死体の処理方法、海を渡って外国に逃げ出してはいけないという注意事項などを放送している。最初の週は1日8時間飛行し ていたが、2週目からは14時間の飛行で10時間放送するようになった。飛行時間が長いため空中で給油を行っている。1月23日(土)には飛行距離が 3,200マイルに達した。(Media Network) イラクやアフガニス タンで有名になった「Commando Solo」が今度は災害用に活躍しています。

Command Solo (Media Networkより)



◎RCIハイチ向(?)特別放送開始
 カナダのRCIは1月16日より各国語による特別放送を開始した。ハイチ向と思われる。
 21:00-05:00 15260  05:00-09:00 9510
  何れも送信地はSackvilleで出力250kW、送信方向は189度である。(DX MIX News 1/18)

◎RFIがハイチ向特別放送開始
 Radio France Internationaleは1月18日よりハイチ向にフランス語とクレオール語による特別放送“Ansanm ansanm avek Ayiti” (ハイチと一緒)を開始した。時間は22:10-23:00。ハイチ国内で次のようにFM中継される。
 Port-au-Prince  89.3  Cap-Haïtien  105.5  Gonaïves  90.5  Las Cayes  106.9  Jacmel : 96.9  Jérémie  92.7
(Media Network) 一応フランスは旧宗主国です。短波で行われているのかは不明です。

◎BBCカリブ海向短波放送を再開
 ハイチ大地震を受けてBBCは一旦廃止していたカリブ海向短波放送を再開した。言語は仏・英・西語。BBCのパートナーFM局であるRadio Lumièreからも放送される。番組はアフリカ向仏語部門、全世界向西語部門及び英語のWorld Service部門で制作する。放送だけでなくhttp://bbccaribbean.comでTwitterサイトも開設し情報受け付ける。 (Media Network)
  再開されたカリブ海向短波放送のスケジュールは以下の通り。(HRI: 米国Furman送信所、GUF:仏領ギアナMontsinery送信所)
 21:00-22:00 9410(HRI 250kW 152度) 11860(GUF 250kW 305度)
(DX MIX NEWS 1/18)

◎BBCがクレオール語放送開始 〜3週間で廃止 5版追加
 BBC World Serviceは1月23日より、ハイチ向クレオール語放送を開始する。BBCがクレオール語放送を実施するのはこれが初めてである。新放送は1日20分 放送され、大地震救援に関する最新情報の提供の他、尋ね人放送、伝言放送を実施する。放送時間は23:10-23:30。衛星、現地FM局(Port- au-Prince 89.3 Cap-Haitien 105.5 Gonaives 90.5 Las Cayes 106.9 Jacmel 96.9  Jeremie 92.7)、インターネット(bbccaribbean.com)及び短波で放送される。(Media Network)
 この放送は2月12日で廃止された。(Media Network) 英国は意思決定が早いですね! 

◎TWRがハイチ4VEHを中継 〜ただし中波
 Trans World Radioは1月14日より、ハイチにあるキリスト教局Radio 4VEHの中継を開始した。Bonaireの100kW送信機より800kHzで12:15-16:00に行われている。ハイチにあるもう一つの重要な局 であるRadio Lumièreが送信不能に陥ったこと、Radio 4VEHはハイチ北部にあり、現地の直接波は首都のPort-au-Princeに届きずらいことがその理由である。(Media Network) Radio 4VEH(HPはhttp://radio4veh.org/)はかってはハイチ唯一の短波局として日本でも受信されていました。

Radio 4VEHのHPに掲げられたスローガン



◎オランダがハイチ向「連合放送」

 1月21日よりオランダの各放送局はハイチ大地震の被害者を救済するための連合を組織し、14:00-05:00に連合放送「Radio555」の放送 を開始した。「555」はオランダでの寄付のための口座番号である。この試みは2005年のインド洋大津波の際に初めて行われた。Radio Netherlands Worldwideはこの放送の一部を次のように中継する。
 15:00-03:00 5955
  15:00-02:00 9895
  18:00-02:00 1296(英国Orfordness送信)
 なお特別web(http://www.actie555.nl/)が開設され、web上では24時間放送する。内容は各局提供の音楽番組、NOS提供 のニュース(読み手は各局のアナウンサー)などである。(Media Network)




◎オランダからハイチにミニ放送局2局提供  2版 新規
 
Radio Netherlands Worldwideはハイチにミニ放送局2局を提供した。先の大地震で多くの放送局が倒壊し、局員にも多くの死傷者が出て放送機能が麻痺している事態に対 処するためで、
このような事態では生存のためにラジオによる情報提供が必須との考えによるもの。(Media Network)

 ◎WRMI縮小送信ながらハイチ向放送 3版追加
 WRMIのJeff White社長によると、同局は送信機の不調で予備送信機による低電力送信を余儀なくされている。送信機のオーバーヒートを防ぐため24時間送信も行えな い状況にある。その中で同局は1月28日よりハイチ向放送を開始する予定である。現在フランス語放送用に使用している月−金曜の21:00-22:00の Radio Prague、Vatican Radio, UN Radioの中継枠を、クレオール語による宗教番組に置き換える。故障したメイン送信機及びアンテナ系はパナマから技術者が修理に戻るのを待っている状態 である。(DXLDyg 1/25)
 WRMIのJeff White社長によれば同社の50kW送信機は不具合を修正し2月4日より9955kHzにて元の運用に戻っている。(DXLDyg 2/4)

◎ビルマ政府民間FM局の増加で短波の歯止めを狙う
 ビルマ(ミャンマー)では民間のFM局が各都市に設立されている。2009年に情報省は8局の民間FM局の開設を許可した。民間FM局は毎日7〜21時 に放送することができ、広告放送も行うことができる。ビルマ人の多くは中国製の安価なラジオを持っているが、短波で政治的内容が多いBBC、VOA、 RFAを聴くよりも娯楽番組の多い民間FM局を好む人も多い。年配の人でもニュースは短波で聴き、他の番組はFMで聴くという。民間FM局隆盛の裏には、 人民 に娯楽を与えることにより、外国の放送、特にBBC、VOA、RFA、Democratic Voice of Burmaを短波で聴くことを止めさせる狙いもある。例えば現地時間で05:30--08:30、19:00-22:00に放送している 「Padaukmyay」局はポップスで若者を引きつける一方、他の短波局がニュース放送を行う時間にぶつけてビルマ政府の政策宣伝番組をしっかりと放送 している。(Media Network)

◎VOAがイラン向新番組配信戦術
 VOAはイランの聴取者向に新しいサービスを開始した。これはiPhoneのユーザーであればVOAのペルシャ語ニュースネットワーク(PNN)の番組 の配信が受けられるアプリケーションを提供するもので、番組の情報やファイルをFacebookやTwitterで他の聴取希望者に送ることもできるし、 自分で撮ったビデオ等をVOAに送ることも可能である。アプリケーションはWashingtonにあるIntridea社が開発したもので、アップル社の オンラインストアまたはPNNのwebサイト(http://www1.voanews.com/persian/news/)からiPhoneにダウン ロード可能である。VOAではこの方法でイランの情報統制に風穴を開けるとしている。(Media Network) 石油で潤っておりiPhoneユーザーも多いイラン向ならではの戦術ですね。

◎中国政府が「希望之声」放送で台湾に圧力
 中国の気功集団「法輪功」による反政府放送「希望之声」(SOH)は台湾の送信所より放送してきたが、このほど台湾の中央広播電台(CBS)より 2010年1月11日に切れる送信契約の延 長を行わないことを通告された。同局は2004年にCBSと6年間の送信契約を締結し、年々送信時間を増加させて来た。「希望之声」によれば2008年に 中国政府がCBSに対してVOHの短波中継を止めるよう圧力がかかり、CBS幹部もそれを認めたという。(WWDXC Topnews 945)

◎Radio Sarandi情報
 ウルグアイのHoracio A. Nigro氏は同国のRadio Sarandiが公称周波数6045kHzより2kHz下にずれているのを発見し、同局の技術者Fernand Egopar氏に通報したところ、同氏は送信機を調整しすぐに6045kHzの戻った。出力は公称300Wだが、L. Batlle BerresにあるInverted Vアンテナとのミスマッチがあり実効出力はもっと低い。24時間放送を行っており、受信報告を求めている。宛先はfgopar34 @ gmail.comに。(WWDXC Topnews 945)

◎2009年の秘密局活動状況
 ドイツのMathias Kropfが毎年発表している秘密局活動状況によれば、2009年の秘密局の短波による放送時間は前年より13.4%減の1088時間(一週間当たり、以 下同じ)となった。これは1986年に統計を取り始めて依頼最低の放送時間数であった。今までの最低は1999年の1116時間であった。ターゲット地域 別では、アジア向は18.7%減の744時間、南北米州向は8.4%減の197時間であったが、アフリカ向は21.5%増えて147時間となった。対象 国別では北朝鮮向が前年比7時間増の252時間で一位、続いて中国向が2時間増の226時間、キューバ向が18時間減の197時間であった。ターゲット国 数は17で不変だが、内容的にはラオス、イランが外れ、マダガスカルとスーダンが新たに追加された。(WWDXC Topnews 945)

◎中国CRI米国中波局を事実上買収?
 デンマークのAndy Sennit氏によると、米国テキサス州GalvestonにあるKGBC局(1540kHz)は1月1日より中国CRIに放送時間をリースすることに なった。同局は1947年に設立され、2009年3月まではローカル番組を放送していたが、広告収入の減少から経営難に陥っていた。そこに目をつけた CRIが放送局のオーナーに非常に有利な条件を示し電撃的に今回の措置となった。同局の旧webサイトhttp://www.kgbc1540.comは 現在機能しておらず、CRIが事実上全部の放送時間を買い取ったと見られる。セルビアのDragon Lekic氏によれば出力は昼間2.5kW、夜間250W。同局のライブストリーミングは機能しておりmms: //nyc04.egihosting.com/105105で聴くことができる。(DXLDyg 1/5)
  Houston Chronicle紙の記事によると、KGBC局の経営母体はSiga Broadcasting Corpで、その経営者のGabriel Arango氏は(CRIでなく)カリフォルニア州の放送仲介業者と5年契約を結んだだけで、キリスト教の放送が行われると思っており、CRIが放送する ことは全く知らなかったと弁解している。(Media Network)  ライブストリーミングを聴くと確かにCRIの英語番組が流れています。テキサスの田舎町でローカル局から急に中国音楽が一日中流れ出せばリスナーはびっく り仰天したものと思います。 

◎RFI無期限ストに突入
 フランスRadio France Internationale(RFI)の4組合は経営側のリストラ計画に反発して1月6日より無期限ストライキに突入した。闘争がRFIのサービスに与 える影響は今のところ不明である。組合側が反発しているのはドイツ語、アルバニア語、ポーランド語、セルボクロート語、トルコ語、ラオ語放送の廃止に伴い 当初1000人の内201人(最初は206人であったが5人が退職したため201人となった)を解雇するとしていた経営側が解雇予定人数を270人に増加 させたことで、69人の追加解雇分の再就職補償を求めている。スト中止に向けた第1回の交渉は1月8日にフランス文化省で行われる予定。(Media Network)

◎BBC-WSアフリカでは携帯電話サービスを重視
 BBC World Serviceはアフリカ向には今後携帯電話サービスを重視して行く方針を明らかにした。同局によればアフリカでの携帯電話ユーザーが今後4年間で7億 9000万人に達すると予測されていることが理由である。同局はまずケニアのNairobiにマルチメディア放送拠点を設立して英国プレミアサッカーリー グの試合放送を24時間携帯電話で提供するサービスを開始する。(Media Network)  アフリカの人口は8億5000万人(内半分程度が極貧人口)ですが、そんなに携帯電話が普及するのでしょうか? 英国プレミアリーグの中継は短波でも WRNが行っていますが、英国の新たなる外貨獲得戦術なのですね。その内中国でも始めることになるのでは?

◎EDXP14周年記念特別QSLカード発行
 Austlarian Shortwave Journalによると、オーストラリアのDX Press Radio Monitoring Association (EDXP) は2010年1月4日に創立14周年を迎えた。これを記念して2010年中のEDXPによるDX番組「The Australian DX Report」の受信報告に対して特別QSLカードを発行する。対象となる番組の放送時間はは次の通り。
  - Worldwide Christian Radio (WWCR) - Nashville, Tennessee, USA.  毎週日曜日12:00-12:15 月曜日 21:45-22:00
  - HCJB-Ecuador HCJB-Australia WWCR WRMI  IRRSで放送される 英語の「DX Party Line」 の中で月1回放送
  - World Harvest Radio International(WRHI) で放送される「DXing with Cumbre」の中で月1回
   - Adventist World RadioWRMI で放送される「Wavescan」の中で月1回
 受信報告はUS$1またはIRC1枚を同封して、 Radio EDXP, 404 Mont Albert Road, Mont Albert, Victoria 3127, Australiaに。EDXPのHP(http://edxp.org)からも送付できるが、その場合はE-QSLによる返信となる。(DXLDyg 1/10) 「Radio EDXP」という名称でインターネット上(http://airm.edxp.org)でも放送していますが対象になるかどうかは不明です。

◎スウェーデンは違法PLCモデムを駆逐
 EUROCOM News Letterによると、既報の通りスウェーデンは市販のPLC(電灯線ネットワーク)用モデムのいくつかを販売停止にした。販売停止の理由はこれらのモデ ムが雑音基準を満たしておらず電波環境を汚染する恐れがあるというものである。国際通信法規によって電波の受信は基本的な権利として認められており、これ を侵犯する恐れがあるものは違法という解釈である。この記事を書いたドイツのThilo Kootz氏(DL9KCE)はこの例を挙げて各国政府に違法PLCモデムの販売禁止を呼びかけて欲しいと言っている。(DXLDyg 1/9)

◎元HCJBのHelen Howardさん死去
 HCJB-Ecuadorに42年間出演して親しまれたHelen Howardさんが1月3日に米国オクラホマ州TahlequahのGo Ye Villageで死去した。89歳であった。両親がHCJB創設者Clarence Jones氏と知り合いであったことから、1942年にイリノイ州のWheaton Collegeを卒業後、枢軸国チリの攻撃の危険の中エクアドルに渡航しHCJBの活動に身を投じた。そこで学生時代の友人であったClayton Howard氏と再会し、同年12月に結婚、結婚式の模様がHCJBより短波で実況放送された。二人は短波放送が縁で結婚した世界初のカップルとなった。 夫Clayton Howard氏はその後人気DX番組「DX Party Line」や英語の「お便り」のホストとなったが、Howardさんはアシスタンス役として出演し世界中のDXerから好評を得た。またHCJBがリス ナーのクラブAndes DXers International(ANDEX)を立ち上げた時にはその事務局を務めた。二人は1984年までHCJBに勤務した後引退し米国フロ リダ州に戻り、その後はオクラホマ州で余生を過ごしていた。3人の子供(3人とも宣教師となった)、11人の孫、20人の曾孫に恵まれた。葬儀は1月8 日にGo Ye Villageの教会で営まれた。(Media Network)

◎新局WTWW局短波各波で試験放送開始
 米国テネシー州Lebanonに開設された新局WTWW局が1月14日の04:30よりContinental社製送信機(CEI 418F)の試験を5755kHzで開始 した。最初の試験は30分間であったが、その後現地時間の昼間の時間にも試験電波が出た。送信機は以前Dallasに設置されてコールサインKAIJで使 用されていた100kW送信機の転用である。http://www.wtww.usにその写真やビデオが公開されている。(DXLDyg 1/14)
 1月24日に同局は以下の3周波数で試験放送を行った。
  01:00-04:00 9480
  04:00-07:00 9475
  07:00-09:00 9480
  09:00-13:00 5755
 (DX Listening Digest 1003)
 WTWW局はLeap of Faith, Inc.が所有しており、テネシー州Lebanonに100kW短波送信機2台、50kW短波送信機1台の設置が認可されている。第1回目の試験送信は1 月1日に5755kHz、出力15kWで行われた。他に9480、9475kHzが使用された。経営者はGeorge McClintock氏で、この人は以前WWCR局も経営していた。局の連絡先はLeap of Faith, Radio Station WTWW, 6611 Ormond Dr, Nashville, TN 37205、U.S.A.である。(DXing.info) 送信機は当面旧KAIJ局の1台のみで周波数を切り替えているのでしょう。

WTWWのHPヘッダー 左はスタジオ機器 右は旧KAIJの100kW送信機CEI 418F



◎VOVトンキン湾向24時間放送か 
 NDXCの長谷川清一氏によると、Voice of Vietnamのトンキン湾向放送が年初より24時間放送を実施している模様である。7435、9635kHzで確認されている。5975kHzは02: 00で終了、9530、11720kHzは不明である。(DXLDyg 1/13)

◎Voice of Orthodoxy周波数変更
 Voice of OrthodoxyはCRIパシュトン語放送の混信を避けるために水・土曜日の00:30-01:00に行われている放ロシア語放送の周波数を 7435kHzから7430kHz(送信地はAlmaty 出力200kW)に変更した。(DX MIX News 1/14)

◎KBS国際放送も携帯分野に進出
 インドのMd. Salahuddin Dolar氏によると、韓国のKBS国際放送は1月13日に世界各地で携帯電話放送サービスを開始した。Nokia社携帯のインターネットラジオサービス を利用したものであり、ユーザーは世界どこにいてもKBS国際放送の11カ国語番組のいずれをも聴くことができる。例えば「Lets's Learn Korean」という語学番組にもアクセスできる。携帯電話市場ではApple社のiPhoneが人気機種だが、Nokia携帯も一般携帯の37%、 PHSの45%のシェアを有しており、BBC、DW、RFIが既にインターネットラジオサービスを利用している。(DX Listening Digest 1002)

◎RFE/RLがパキスタン/アフガニスタン国境地域向Radio Mashaal開始
 APによると、1月15日より、RFE/RLはパキスタン/アフガニスタンの国境地域向新放送Radio Mashaalを開始すると発表した。この地域で話されるパシュトン語方言で放送される。「mashaal」とはパシュトン語で「たいまつ」の意味。パキ スタンに新たに設置された部署のレポーターにより番組を制作して放送する。(DXLDyg 1/14)
  放送予定は20:00-22:00 9395(Udon Thani) 11605(Iranawila) 13700kHz(Iranawila)  となっている。 Kimandrewelliot.comによると、この放送の開始は米国BBGではなく上院から提案され予算化されたものであるとのこと。(DXLDyg 1/15) この地域でのアルカイダ系謀略放送に対抗するのが主目的としています。パキスタン、アフガニスタン向には既に専用の放送がありますので、若干 奇異な感じも致します。専用webとしてhttp://www.mashaalradio.comが開設されています。

番組制作中のスタジオ(RFE/RLのHPより)



◎Radio Prague2月以降も存続  〜国外送信所も使用 3版追加
 Czech Radioとチェコ外務省との交渉の結果、Radio Pragueは現在2月以降も短波放送を継続する見込である。放送時間等の減少はあるが、聴取者に大きな影響を与えることはないと思われる。縮小された予 算で何とか生き延びる手段を探しているところである。(Radio Prague mailbag)
 Radio Pragueのwebsiteに掲載された情報によれば、チェコ政府による今年の海外放送予算は昨年比15%削減された。これは 予想よりも多かったが、短波放送を継続することは可能な値である。そのためLitomysil送信所にある2基の短波送信機の内1基を廃止せざる得なく なった。残りの1基で欧州、北アフリカ、中東、南米、北米をカバーできると思われるので、カバーエリアの大幅縮小は考えていない。(Media Network)
 2月1日からRadio Pragueは以下の放送にVT Communications社の送信所の利用を開始した。
 09:00-09:27 7420 Ascension 250kW 245度 南米向スペイン語
 02:30-02:57 7285 Sines 250kW 40度 欧州西部向ドイツ語
(WWDXC Topnews 950)

Radio PragueのHPでは2月1日〜3月27日までのスケジュールが掲示された



◎BBCインドネシア語放送インターネットにシフト

 BBCインドネシア語放送は情報伝達手段の基本をインターネットとすることになり、websiteであるhttp: //bbcindonesia.comを全面的に改定しすべての情報をマルチメディアでここから入手できるようにした。また国内で放送を中継するFMパー トナー局を増やすようしした。BBCによれば若い世代を中心に情報はネットや携帯電話から得る指向が強まっており、ラジオもFMが好まれると言う。経営資 源をこの方向に集中すすてまに、従来の(短波)ラジオ放送は放送時間が削減され、22:00の放送は30分だったのが5分に短縮され、また土日は放送がな くなった。(Media Network) パキスタンでは今年を「ラジオ年」としてラジオ放送の普及を図るとしていますが...

◎JSWCより新QSLカード
 Japan Shortwave Club(JSWC)の大武逞伯氏によれば、同クラブは2010年が寅年であることにちなんで、寅の図柄のQSLカードを発行した。毎月第4日曜日に放送 されるHCJBのDXPartyline、第1日曜日に放送されるAWRのWavescanに対する受信報告に対して発行される。 (WWDXC Topnews 947) 送り先は当HPの「日本短波クラブ」参照、返信料 またはSASEが必要です。

◎TokyoFM iPhoneラジオ受信にQSLを発行
 TokyoFMではiPhoneで聴くラジオに対してQSLカードを発行する。受信報告での必要事項を以下の通りである。
 ・受信場所(なるべく詳しく)
 ・電波の種類(3G回線、自宅のWi-Fi、公衆無線LANなど)
 ・受信に使用した端末(iPhone 3G、iPhone 3GS、iPod touch)
 ・受信に使用した端末のiPhone OSバージョン(例:iPhoneOS 3.0)
 ・アプリのバージョン(現在はv1.0)
 ・受信日時
 ・受信した番組の内容、あるいは受信できなかった場合その状況
 ・バッファ状況(右上の音量アイコンの色で判別できます。青>黄>赤)
 ・番組の遅延状況(わかれば遅延秒数を記載)
 ・アプリに対する要望など
 ・受信証明書の送付先住所、氏名
 通常の受信報告書と同様返信料(50円)同封が必要。(岩手県 伊藤甲一郎氏) 昨年末からiPhoneとiPod touch向けに始まった実験放送です。専用アプリを必要とします。詳しくはTokyoFMのHPを参照のこと。今後の携帯放送における受信報告項目とし ては参考になります。

◎Radio Isrealの名称が乗っ取られる!?
 イスラエルのIBA(Isreal Broadcasting Authority)は同国の民間放送団体「Judea and Samaria Radio」が名称を「Radio Isreal」に変更することに異議を唱えて裁判所に提訴することにした。Judea and Samaria RadioはGal Hadarom社が運営しており、1月21日よりRadio Isrealの名前を使っている。IBAによれば「Radio Israel」の名前を許されているのは「Kol Isreal」だけであり、世界的にも周知の事実になっているとしている。(Media Network) ラジオ関東がラジオ日本に名称変更した時も同様の論争がNHKとの間に起きたと記憶しています。IBAがちゃんと海外向短波放送を行っておればこんな事に ならなかったのでは?

◎SIBCがBBC中継を中止 〜電気代節約のため21:00終了
 Solomon Islands Broadcasting Corporation(SIBC)は過去ずっと継続されてきた現地時間23:00-06:00のBBC World Serviceの中継を中止した。理由はこの時間をカバーする電気代が払えないからで、SIBC自体の放送が終了する現地時間23:00(21: 00JST)でサインオフする。この措置で同国におけるBBC WSの聴取者は激減することが予想される。SIBCは年間US$11,471(約100万円)の電気代が節約できるとしている。(Media Network)

◎TWR-Sri Lanka継続
 TWR-Asiaは1月12日にSri Lanka Broadcasting Corporationとの間でPuttalam送信所からの中継(882kHz)を2010年2月1日より今後3年間(更に2年間延長可能)継続する契 約を行った。TWR-Asiaは33年前から中継を行っている。(Media Network) 当初はTWR-Asiaの拠点はスリランカで、短波で放送していた事もあります。

◎RRI-Jambi放送再開
 NDXCの長谷川清一氏によると、昨年11月19日以来停波していたRRI-Jambiが4925kHzで1月20日より放送を再開した。開始時間は 07:00、終了時間は01:08であった。(DXLDyg 1/21)

◎AR7070は夏頃の発売か?
 英国AOR社が1月10日に発表したところによると、同社製のAR7030及びAR7030Plus受信機は既に製造が終了している。後続機 AR7070は価格が高くなるが現在開発中で2010年の中頃にはリリ−スされる予定である。量産前のプロタタイプ機は出来ているが、量産化前のファーム ウェアの最終調整が残っている段階である。(Universal Radio) 英国AOR社では現在は通信型受信機としてRX340を販売しています!

◎オーストラリアのDXer Ted Carter氏死去
 オーストラリアのRobin Harwood氏によると、1960-1990年代にオースオラリアのDX界で活躍したTed Carter氏が長い病の後死去した。氏はVK7ECのハム免許も持っていたが送信よりはBCLに興味を持ち、RN、DW、VOAのモニターも務めてい た。ARDXC、Southern Cross DX ClubやニュージーランドのDXクラブの会員であった。地元の看護学校の講師を長年務めていた。長い病の上に亡くなったため密葬の上火葬にされた。お悔 やみ等は不要。(DX Listening Digest 1003)

◎ブータン旧送信機で復活
 インドのJose Jacob氏によればBhutan Broadcasting Serviceの短波放送(6035kHz)は新送信機の故障で一時停止していたが、1月中旬復旧した。Alokesh Gupta氏によれば現在の放送は50kWの旧送信機から出ており、100kWの新送信機の方はメーカーのThomson社から修理技術者が到着するのを 待っている状態である。(DX Listening Digest 1003)

◎パラオのT8WHがRadio Australiaの中継を開始 2版修正
 NDXCの長谷川清一氏によると、パラオにあるT8WH局は1月下旬よりAngel4送信機(100kW)を利用してRadio Australiaの中継を開始した。2月21日にモニターしたAngel4のスケジュールは次の通り。
 07:00-09:00 12040 Radio Australia 英語
 09:00-09:30 15225 Radio Australia インドネシア語 //15335, 15415
 10:00-10:30 15655 Radio Australia ビルマ語
 13:00-13:30 15780 Radio Australia インドネシア語 //11550, 15415
 14:00-14:30 15590 Radio Australia インドネシア語 //11745, 15415
 16:00-19:00 15725 Radio Australia インドネシア語
 22:00-23:30 9890 Radio Australia 中国語 //9475, 11660, 11760
 23:30-00:00 9950 JCIC ふるさとの風 日本語 (旧Darwin 9880)
 00:00-00:30 9975 JCIC  日本の風 韓国語 (旧Darwin 9690)
 00:30-01:00 9965 JCIC  日本の風 韓国語
 01:00-01:30 9965 Radio Australia 中国語
(DXLDyg 2/2)  Radio Australiaが隣国インドネシア向もパラオ中継にシフトし、JCICもDarwin送信を停止したことで、1月末のCVC撤退に伴うDarwin送 信所の閉鎖の噂が現実味を帯びてきました。

◎Radio Australia Al-Dhabbaya中継局も使用開始
 Radio AustraliaはVT Communications社のAl-Dhabbaya中継局の使用を開始した。スケジュールは以下の通り。出力は250kW。
 07:00-08:30 5935 東南アジア向 インドネシア語
 08:00-08:30 5955 東南アジア向 ビルマ語
 20:00-22:00 17880 東南アジア向 英語
(DX MIX NEWS 1/25)

◎1960年代ノスタルジックwebサイト
 英国のMike Barraclough氏によると、米国のDoug Garlinger 氏が十代であった1960年代のインターバルシグナル及びQSLカードが公開され、懐かしさをさそっている。
 1960年代の懐かしい短波放送のインターバルシグナル録音集40局分 http://garlinger.com/QSL/montage.mp3
 1964-1965年に獲得したQSLカード http://www.garlinger.com/QSL/qsl.html
(DXLDyg 1/25) 「普通の少年がメンコ集めに興じていた時自分はQSLカードを集めていた」と書いています。

◎Radio Pakistan周辺諸国向言語サービスを強化   2版追加
 Radio Pakistanは2月1日より海外向サービスにネパール語、シンハリ語、タミール語の放送を新設する。各30分間でニュース、解説、経済、文化番組で編 成する。同局の海外向はこれまでベンガル語、ヒンズー語、中国語、グジラート語、パシュトン語、ダリ語、ペルシャ語の7ヵ国語で行われてきた。 (Media Network)
 上記にともないRadio Pakistanは2月1日より以下のようなスケジュール変更を行った。新スケジュールは以下の通り。
 ベンガル語 18:00-19:00 9375 11570
  ヒンズー語 19:45-20:45 9375 11570
  グジラート語 20:45-21:15 9375 11570
  パシュトン語 22:45-23:45 4835 6235
 ダリ語 23:45-00:45 4835 6235
  ネパール語 19:00-19:30 9375 11570
  シンハリ語 21:30-22:00 11525 15630
  タミール語 22:00-22:30 11525 15630
(DX MIX NEWS 2/1)

◎Radio TV Martíに上院議員が疑問の声
 これまで暗黙のタブーとされてきたRadio TV Martíの存在価値に関する議論が米国上院議員Russell Feingold氏(ウィスコンシン州選出、民主党)によって提起された。氏はオバマ大統領への公開書簡で「キューバにおける言論の自由、人権の保護は非 常に重要だが、そのために『無駄で逆効果しかないような』方法を使うのは容認できない」とRadio TV Martíの存在価値に疑問を投げかけた。氏によれば、2009年の米国会計監査院(GAO)の報告でRadio TV Martíはキューバでほとんど聴取されておらず、電話調査による聴取率は2003年以来2%以下であり、この値も確かではないと指摘している。また GAOではキューバからの受信妨害に対し行っている対策が効果的なものかどうかも不明であるとしている。同氏はRadio TV Martíの経営母体であるOffice of Cuba Broadcastingを廃止してしまえば今後10年間で3億ドルの節約になるとしている。(Media Network)

◎HCJB-Ecuadorのスケジュール
 スペインのManuel Méndez氏によると、HCJB-Ecuadorからの直接短波放送(6050kHz 10kW)のスケジュールは最終的に次のようになった。
 17:00-20:30 ケチュア語
 20:30-00:00 スペイン語
 04:00-09:00 スペイン語
 09:00-09:30 Waodani語
 09:30-10:00 Cofán語
 10:00-14:00 スペイン語
(DX Listening Digest 1004)


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