月刊短波2010年4月号(第3版)
編集 赤林隆仁  時間 JST

◎三才ブックスより「BCLライフ2010」発売
 三才ブックスより本格的BCLノウハウ本「BCLライフ2010」が3月29日に発売された。同社は2008年、2009年に「再び始めるBCL」を発 行し、最 盛時に300万人いたと言われる往年のBCLファンに再開を呼びかけたが、それが功を奏しBCL復活組が増加したことから、更に深くBCLを追及して楽し んでゆく という意味で今回から「BCLライフ」という名称となった。今後も年1回発行の予定。今回発行される「BCLライフ」は実践的なBCLの極め方を中心とし た内容で初心者から超マニアま で幅広いBCL層にアピールする内容である。内容は以下の通りで実践的な聞き方を徹底的に伝授する。
 ■巻頭カラー: 現役最強クラスの受信機PERSEUS活用術、マンションでのBCLライフを考える、スモールループアンテナの製作現場に密着!、 NHKワールド ラジオ日本をもっと知りた
   い!、コラム:OM BCL随想
 ■第1章 実践型BCL受信講座!: アンテナ持って家を出よ!“チョイペ”のススメ、 BCL周辺機器実践大研究、 海外での受信でBCLを200% 楽しむ!コラム:BCLは魚釣りの如し!?
 ■カラー企画!: BCLラジオ クーガ2200は現在も楽しめるラジオか?、中国製ラジオカタログ、FM/TVDXでゲットしたベリカード&受像画面集、ドキュメント! St.Helrena Day、短波DRM  放送受信入門、憧れの軍用無線機(受信機)
 ■第2章 新たな世界へ踏み出そう!: 北米中波DXの魅力、FM/TVDXに挑戦してみよう!、アンテナの威力を初体験してみる!
 ■第3章 オススメ海外放送: ●日本語放送編 朝鮮の声(朝鮮民主主義人民共和国)、中国国際放送(中華人民共和国)、RAE(アルゼンチン)、モン ゴルの声(モンゴル)、
  FEBC/HLAZ(大韓民国)、FamilyRadio/WYFR(ロシア送信)、ラジオ・タイランド(タイ)、AWR希望の声/KSDA(グア ム)、ベトナムの声(ベトナム)、KBS WORLD Radio(大韓民国)、
  HCJB GLOBAL VOICE(オーストラリア)、ロシアの声(ロシア)、台湾国際放送(台湾)、●外国語放送編 HCJB(オーストラリア)、ロンドンBBC(イギリ ス)、Deutsche Welle(ドイツ)、
  RCI(カナダ)、Radio Australia(オーストラリア)、Radio Slovakia International(スロバキア)、Radio Aparecida(ブラジル)、Radio Habana Cuba(キューバ)、RCI/Africa No.1ほか
 本体はA5版160ページ、更に別冊付録として海外ラジオ放送の周波数データ3300波掲載のB6版64ページの「BCLラジオ周波数データブック 2010」(表紙・裏表紙には山田耕嗣氏蔵のベリカードも掲載)が付 き資料としての役割も果たすように工夫されている。三才ブックス発行、価格\1,500。書店にない場合はアマゾンより入手できる(送料無料)。(三才 ブックス)  日本BCL界 の底力が如実に現れた深い内容です。

(左)「BCLライフ2010」本体 キャッチフレーズは「波ヲ掴メ。」 (右)付録「BCLラジオ周波数データ2010」
        


◎Radio Sweden10月いっぱいで短波放送を廃止
 Radio Sweden(Sveriges Radio)は10月31日で短波・中波の放送を廃止し、インターネット放送に切り替える事を3月16日発表した。現在の国際状況から見てこれが最適な資 源利用の姿と判断したという。英語放送はインターネット上と国内向放送上に残る。ロシア語放送は、現行のドイツ語放送と同様インターネット上のみで継続す る。アルバニア語、アッシリア語、セルボクロート語放送は同日に廃止されるが、同国への移民が多く使っているアラビア語、ソマリ語、ロマニ語、ペルシャ 語、クルド語の放送もインターネット上と国内向放送上には残る見込。(Media Network)
  ドイツのKai Ludwig氏によれば、(BCLしか聞いていない)短波放送にカネをかける根拠がなくなったための措置である。インターネット上では毎日15分の放送と なり、podcastで提供される。30分もののラジオ番組など過去のものとなり制作スタッフも不要になってしまう。(DX Listening Digest 1011)
 ドイツのMathias氏によると、同局は1938年から短波放送を実施しており、短波・中波放送の全廃は歴史的な出来事となろう。欧州で良く聞こえる 高出力(600kW)の中波(Sölvesborg送信所 1179kHz)での受信でさえもう過去のものになろうとしているのだ。(DXLDyg 3/22) Radio Swedenよお前もか! これで北欧からの短波放送は全滅です。他局の例からSveriges Radioも国内向を含めて解体に向かうのでしょう。海外向短波放送の消滅は結局ラジオ放送の消滅につながっているような気がします。

◎青木リストA10版出る 3版新規
 米国のSteve Lee氏によると、4月3日、青木リストのA10版が発表された。http: //www.geocities.jp/binewsjp/bia10.txtより無料でダウンロードできる。(DXLDyg 4/3)

◎HFCCのA10周波数リスト出る  3版 新規
 HFCC(High Frequency Co-ordination Conference)はA10シーズンの短波周波数計画を発表した。http://hfcc.org/data/a10/a10allx2.zipより 無料でダウンロード可能。(Media Network)

◎4月1日DX雑誌BLANDXの2010年版発行される!
 The BLANDX CorporationのCEOであるBill Kyle氏によると、毎年4月1日版しか発行されないオンラインDX雑誌BLANDXの2010年号が公開された。http: //www.blandx.comで無料で閲覧できる。(DXLDyg 3/29)  2007年版以降が閲覧できます。2010年版には怪しげな日本の写真に怪しげなRJのQSLカードが!「The DXer's Bible」など付録も充実!〜4月1日版ですからね。三才ブックスからこういうのも出ないかな?

◎中国がジャミング送信機を増備

 台湾のKeith Perron氏によると、中国は6月までに新たなジャミング送信拠点を整備し、ジャミング体制を強化する。新たに青海(西寧市より約 100km地点)と貴州(貴陽市より約70km地点)に送信拠点を設ける。2つの拠点共にそれぞれ4基のジャミング送信機が配置され、アンテナはフランス Thales社が他のジャミング送信所に納めたALLISSアンテナの国内複製品が使用される。出力は300kWとも500kWとも言われている。ジャミ ング形式は「火竜」と中央広播電台第一節目を使用した「回声」(エコー)が併用される。なお海南ジャミング送信所では「回声」のソースとして新たに中国国 際放送の中国語番組も使用するそうである。(DXLDyg 3/1)

MediaExplorer制作の「火竜」用音楽サンプルCD



◎Radio Vanuatuの内幕
 Radio VanuatuのJamie Labadia氏によると、同局の新たな周波数5055kHzは現在3.5kW、従来からの3945kHzは7kWで出ているが、電源電圧が不安定なため 送信機保護装置の設置も考えざるを得ない状況である。AC電圧が急激に落ちたときに出力を自動的に2kWに低下させる装置である。2基の送信機はそれぞれ ダイポールアンテナから同一位相で送信されている、方向は北−北西と南−南東方向で、米国は丁度ヌルの方向になってしまう。太陽黒点数が回復しないため 7260kHzは来年の1-2月位までは使用しない予定である。新しいQSLカードを今デザインしているところである。(DXLDyg 3/1) 日本でも昭和20年代には電圧が落ちたときに90Vに切り替えて受信できるラジオがありましたね。

◎パプアニューギニアから短波が消える
 パプアニュギニア通信省はNational Broadcasting Corporation(NBC)各局のFM化を推進しており、最後までFM局のなかったCentral Provinceにも18万2000ドルを投じて最近95.5MHzのFM局が設立された。同局は早期に中波・短波放送を全廃してすべてFM放送に切り替 える予定で、FM局整備予算として2009年には760万ドルを投じた。2015年までに全国に20局のFM局を整備し、同時にTV放送も開始する予定 だ。(Media Network) 現在も20局近くある短波でも全土をカバーできないのにFM局に置き換えてカバーできる筈はない(農村地域では一切受信できなくなる)のですが。計画通り 進むとは限りませんが、短波放送は出て いる内に聞いておきましょう。短波・中波を廃止しFMに置き換えて失敗した一部アフリカ諸国と同じ轍を踏むようです。

放送局は各州に一つ程度


◎VT社がRadio Australiaと番組中継契約
 英国VT社は同社の保有送信所からRadio Australiaの番組を送信する契約を締結した。同社は既に40局と同様の契約を行っているが、今回東南アジアの聴取者向に1日10時間の英語・イン ドネシア語・中国語・ビルマ語放送を中継することになった。送信は同社のDhabbayaとPalau送信所から行われ、Radio Australiaから衛星リンクでロンドンのVT本社Media Management Centre に送られた番組を更にGlobal Media Netowrkの回線網を通じて両送信所に配信する仕組みをとる。契約期間は1年間である。VT社は既にPolish Radioの送信を担当する契約も行っており、それに続く大規模短波局の送信引受である。なおVT社は2006年までRadio Australiaの一部番組の送信を請け負った実績がある。(Media Network)

◎エチオピア新秘密局出る
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、TDP仲介のエチオピア新秘密局「EOTC Holy Synod Radio」がSamara送信で新たに毎週火曜日の01:00-02:00に15195kHzにて開始された。宗教的な番組だが、エチオピアはジャミン グを発射している。(DXLDyg 3/1) エチオピア正教会(Ethiopian Orthodox Tewahedo Church: ETOC)の放送で、同局のURLはhttp://www.eotcholysynod.org/です。

同局のロゴ



◎大地震後のチリ短波事情 〜
Calera de Tango送信所は復旧
 チリVoz Cristiana(CVC)の Gerente Generalである Antonio Reyes氏が3月3日に伝えたところによると、大地震後は一時的に送信所(Santaingoの Calera de Tango)スタッフとも連絡が取れなくなったが、すぐに通信は回復した。スタッフの一部は自分自身や家族が被災したため仕事に戻ることが出来なかったが 個人的被害は小規模で済んだ。また送信所内ではガラスの破片が散乱するなどの被害が出たが、近くに住んでいるスタッフ4名がすぐに駆け付けて復旧に当た り、3月2日の現地時間午後10時には通常の送信ができるようになった。自分も含めてスタッフは送信所に詰め切りでCVCとHCJBの送信に当たってい る。(ドイツ Wolfgang Bueschel氏)

◎World DX Clubが電子化会誌を発行
 英国のWorld DX Club(1968年創立、毎月56ページの会誌を発行)は会誌「Contact」の電子化(pdf形式)を実施し、電子化会誌のみ必要な会員は会費を安 く(日本の場合航空 便年間£20.00のところを£6.00)することになった。詳細はhttp://www.worlddxclub.org.ukを参照のこと。 (DXLDyg 3/3)




◎1980/90年代のMedia Networkアーカイブを提供
 Radio Nederlandで1980/90年代にMedia Networkのホストを務めていた英国のJonathan Marks 氏が「Media Network Vintage Vault」(http://jonathanmarks.libsyn.com/)を開設し、この期間に放送された同番組のアーカイブ提供を開始した。 3月下旬現在Wartime Deception、BFBS Falklands、Latin American Clandestine Special、Search for Tokyo Roseなど14本が公開されている。(Media Network)

◎日本 放送法を60年振りに改正
 Mainichi Daily Newsによれば日本政府は3月2日、通信と放送の融合を進める放送法改正案など関連法案を公表した。インターネット経由の番組配信など、通信と放送の垣 根を越えたサービスに対応するため、現在の通信・放送関連の8法を4法に再編する。1950年の放送法施行以来、60年ぶりに通信・放送分野の法体系が抜 本的に見直されることになる。法案によると、複数の放送局への出資を制限する省令「マスメディア集中排除原則」の一部を法制化する。出資比率の上限につい ては、広告収入の減少と地上デジタル放送への移行対応で経営難の地方放送局に配慮して、現在より緩和して出資を受けやすくする。同一資本が新聞社、テレビ 局、ラジオ局を支配する「クロスオーナーシップ」の規制については、3年以内に制度のあり方を検討する。ラジオやテレビの放送局開設時に、新聞社が出資し て開局を支援した経緯もあり、規制は事実上、新聞社に対する出資規制の意味を持つ。原口一博総務相は「新聞社と放送が密接に結びついて、言論を一色にして しまえば、民主主義のもとである批判も生まれない」と発言し、今後規制を強化する意向を示している。このほか、放送設備を保有して番組制作をする事業者し か地上波放送に参入できない仕組みを、共同で設備投資ができるようにして負担を軽減するため設備を持たない番組制作事業者も参入できるように改める。通販 番組の増加が問題視されたことを踏まえ、地上テレビや一部の衛星(BS)放送に教養、教育、報道、娯楽、広告など種別ごとの放送時間の公表も義務づける。 (Media Network)

◎ミャンマーに高出力中波局
 インドのJose Jacob氏によると、2月27日にRadio Maynmarが新周波数693kHzで出ているのが確認された。Sarath Werakoon氏が調査したところ香港のBroadcast Technology社(易達視訊科技有限公司)のHP上で同社が中国の北京広播器材廟と共同でMyanmar National Radioに中波送信機とアンテナを3月に納入完了していたことが判明した。それによると出力400kWの中国製中波送信機と高さ130mの送信鉄塔を建 設設置した。なお同一周波数に隣国Bangaldesh (1000kW)が出ているが、同局へのジャミング目的との見方もある。(Media Network) ミャンマー・バングラデッシュ両国は南部のイスラム難民問題で対立しています。

◎VOAアムハリ語放送にジャミング

 VOAのアムハリ語放送にジャミングが発射されていることが明らかになった。アムハリ語はエチオピアの公用語である。エチオピアのVOA代表部には国内 のリスナーからアムハリ語放送に雑音が混じり聞きにくいとの苦情が寄せられている。バリバリという雑音で放送内容が殆ど聞き取れないという。この現象は2 月23日以降VOA東アフリカ向放送(03:00-04:00 9320 9485 9860  11675 11905kHz)の他DWのアムハリ語放送でも起こっている。その前後に同一周波数で行われているアファンオロモ語、ティグリナ語(これらもエチオピア で話されている言語である)の放送は正常に聞こえている。VOAとDWは2005年の議会選挙の時と2008年の地方選挙の時にも妨害電波を受けた。今年 は議会選挙の年で投票は5月23日に行われる。ジャミングがエチオピア国内から発射されたものかどうかは現在同定されていない。エチオピア政府のスポーク スマンはこの件についての関与を否定しているが、政府高官からはしばしばVOAアムハリ語放送を反政府的であると批判しており、昨年にはAddis AbabaでVOAの現地記者が違法な放送器材の所持で逮捕拘禁されたこともある。2008年の聴取率調査ではエチオピア人の内11%がVOA放送を聴い ている。(Media Network)

◎エチオピア政府がジャミング発射を公言
 エチオピアのMeles Zenawi首相は3月18日、同国がVOAのアムハリ語短波放送に対してジャミングを発射する準備を進めていることを公に認めた。その中で同首相は VOAアムハリ語放送について、政情不安定につながる宣伝をまき散らしており、1994年のルワンダ内戦で大量虐殺を扇動したHate Radio「Radio Télévision Libre des Mille Collines」と同じだと非難した。これについてVOAはそんな局と比較すること自体不当だとしている。これは記者会見で2月下旬以降VOAアムハリ 語放送が聴きづらくなっているとの質問への答えの中で明らかになったもので、2月以降新ジャミング送信機の試験を行って効果を試しているとのことである。 同首相によれば本格的にジャミングをかけるかどうかはまだ決定されておらず、効果の評価待ちとのことである。評価結果が良ければ直ちにジャミング発射を命 令する予定であるとしている。これより2週間前政府のスポークスマンはそのようなジャミングは恥ずべきものであり憲法違反だとして政府の関与を全面的に否 定していた。5月の総選挙を控えて政府は情報統制を強めており、その一環であるとされている。(Media Network)

◎VOAアムハリ語を衛星放送
 VOAは同局のアムハリ語放送にエチオピア政府がジャミングを発射していることに対応して、同放送を衛星からも行うことにした。03:00-04:00 の短波放送と併行してインド洋上の「New Skies 57」衛星を利用して、ダウンリンク周波数  4055MHz、FEC 3/4、ネットワークID  3、チャンネル 438/2R で実施される。(Media Network)

◎VOAのwebサイトをエチオピア政府がブロック 2版新規
 VOAは3月29日、エチオピア政府が同局のwebサイトをブロックしている可能性があると発表した。エチオピアでは5月23日の総選挙を控えてジャー ナリストに対する迫害が日に日に厳しくなっている。VOAによればエチオピア国内ではVOAのwebサイトが3月28日早朝以来アクセスすることが出来な い状況で現在正確な原因を調査中とのことである。この件に関してエチオピア政府は何も発表していない。エチオピアではVOAに対してジャミングの発射され ており、聴取者はVOAのアムハリ語放送を聴けない状態が続いている。(Media Network)

◎米国の田舎局を誤って衝動買いした中国
 中国CRIは米国テキサス州のGalvestonの中波局KGBC(1540kHz)を買収して1月1日より米国初のCRI24時間放送を開始して地元 を驚かし たが、これはこの局のサービスエリアに大都市Houstonが含まれるとの間違った判断から行われたことが明らかになった。CRIの旧コンサルタントで最 近退社した英国の Mark Shorey氏が暴露したところによると、CRI幹部はこの局でHoustonをカバーできると勘違いして衝動買いしたが最近までそれに気づかなかったと いう。 Mark Shorey氏はFCC発行のサービスエリアマップを見せてHoustonがカバーエリアに入っていないことを説得しようとしたが無視されたという。この 買収にはカリフォルニアの中国系メディア機関 が関与したという。(Media Network) 実際にはコミュニティー放送局なのですが、Houstonの郊外南東50kmですから中国の大出力送信所(KGBCの認可電力は日中2.5kW、夜間 250W)の感覚ではカバーエリ アと思ってしまうかも知れません。仲介者に騙されたのか?



◎アラスカDARTの試験放送
 米国のGlenn Hauser氏によると、アラスカのDART(Digital Aurora Radio Technology: アラスカ上空のオーロラを利用した短波放送の実験プロジェクト)実験局WE2XRHの送信所は青木リストではNinilchik(151°34′W、 60°06′N)、出力100kW、無指向性となっている。B09では次のスケジュールで放送することがある。
 DRM放送; 7505 09:00-17:00
         4850 01:00-09:00(昨年11月18 19 24日に4845kHzで放送)
         9295 17:00-01:00(今年1月に放送)
(DX Listening Digest 1009)  他にCW放送は4851、7511、9301kHzで出る場合があります。

◎Guyanaの短波再開進行状況 〜周波数誤って発注?
 Guyanaで短波放送再開のプロジェクトを行っているJamie Labadia氏によると、3290、5950kHzでの電波をオンエアする予定で間もなく現地に赴く。Guyana政府は周波数を誤って 5290kHz  で注文してしまい、現在この周波数で出るようになっているが、数ヶ月の内に5950kHzに修正する予定。(DX Listening Digest 1009)
  SW Bulletin 3月7日号によると、Energy-Onix社は昨年11月前に新型のPulsar HF10000送信機(短波用、ソリッドステート、10kW)をGuyana Broadcasting Corporationに発送した。この送信機はDRM送信もできるものである。12月初めには現地に到着し、今年2月15日に3290kHz及び 5290kHzでオンエアするためのアドバイスが局より要請されたとのことである。(DX Listening Digest 1010) 送信開始が遅れているのは5950kHzに変更するためなのでしょうか? 5290kHzのままの方が混信が少なそうですが!Energy- Onix社は米国New Yorkにある小出力放送用送信機の会社です。

Palsar HF10000送信機



◎AIR2短波局の送信機に障害
 インドのPartha Sarathi Goswami氏によると、AIR Kurseong(4895kHz)はBEL社製送信機の電源トランスの線をまき直したところ焼けてしまい短波送信が数日ストップした。予備用に1kW短 波送信機があるが、周辺地域しかカバーできない。AIR Kohima(4850kHz)も送信機電源の具合が悪いが、技術的に対応できるスタッフがおらず、時々送信が停止する。それでもノルウェーや米国から受 信報告が届いており、QSLを発行している。(DX Listening Digest 1009) 短波放送が徐々に弱って止まって行く一因が良くわかります。

◎Darwin送信所は早期に撤去 〜CVCの短波からの撤退はない
 英国Christian VisionのAndrew Flynn氏によると、1月31日に運用が停止されたDarwin送信所は借用期限の6月が来る以前に解体撤去される予定である。CVCは短波放送を止め てしまった訳ではなくラテンアメリカ向にSantiago、アフリカ向にLusakaの送信所は引き続き使用する。Tashkentから送信している CVC Asiaに対しては毎月多くの反響がある。要は最も効果的な方法に集中的に資金を投入すべきということだ。世界には新しいメディアにアクセスできない人々 もおり、ラジオは重要な情報伝達手段だが、携帯世代の若い人々はラジオに殆ど反応しなくなっていることも確かである。なおCVCは送信設備の所有権を有し ており、自由に売却、改造、撤去することが可能である。(WWDXC Topnews 954)

◎Sokhmiの短波送信機故障
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、3月初めにロシアのSokhumiにある短波送信機が故障し9495kHzの発射ができなくなったため、これを使用していた Abkhaz Radioは急遽送信所を切り替えて9535kHzで放送している。音声は電話伝送している。時間は月〜土曜の14:00-15:00、月〜金曜の17: 00-18:08である。中波の1350kHz(Sokhumi)は通常通り出ている。ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、 9535kHzの送信地はSotchiまたはArmavirで出力は5kW、何れも旧ソ連時代ジャミング用に使用されていたもの。(WWDXC Topnews 954)

◎Denge Mezopotamya止まる 〜警察が捜索
 3月初めベルギー警察はトルコ政府の要請により、トルコからの分離独立を主張しているクルド人グループPKKに関連する国内拠点(Brussels、 Antwerp他)を一斉に捜索した。そのためクルド人グループによる秘密短波放送Denge Mezopatamyaは3月5日より放送を停止している。同局はTDPの仲介で7540 11530kHzにてウクライナMykolaiv Posadpokrovskoe送信所から長らく放送を行っている。なお放送は3月7日には正常に戻った。(WWDXC Topnews 954) 放送内容が話中心から歌中心に変わったとのことです。

◎Ukrainian Radio放送規模を縮小 〜MW/LWの第一放送は1日1時間のみ
 ウクライナのAlexander Yegorov氏によると、Ukrainian Radioは経済事情の悪化から2月22日より放送規模を縮小した。
  国内向で廃止された主な周波数は以下の通り
  第一放送 短波5970kHz(12:30-08:00 Brovary 100kW )
   第三放送 中波1431kHz(Mykolaiv)
    第一放送 中波936kHz(Lviv)
 更に中波・長波の第一放送は1日1時間のみ(07:00-08:00、A10では06:00-07:00)になった。
 国外(北米)向短波放送(周波数7440kHz LviV)は13:00-14:00の英語放送1時間を削減、他の時間(09:00-13:00 09:00 ウクライナ語 10:00 英語 11:00 ウクライナ語)は残存。なお夏スケジュール(A10)では1時間早くなる。(DXLDyg 3/7) 欧州ではAM放送(長波・中波・短波)は消えゆく運命にあるらしいですが、アフリカやパプアニューギニアがこれを真似る必要はありません。

◎VOAがスーダン大統領選挙を支援
 スーダンでは4月に1986年以来初めての自由投票による大統領選挙が行われるがVOAはこの選挙が公正に行われるように支援する「スーダン選挙特集 (Sudan lections in Focous)」という特別のwebsite(http://www.voanews.com/sudan)を開設した。また3月中の毎週土曜日、4月に 入ってからは英語番組で毎日大統領候補者の経歴、分析、解説、影響等を伝える特別番組を01:45と03:45に6080、15580kHzで放送する。 スーダン大統領選挙は南部の非アラブ系Salva Kir氏と北部のアラブ系現職Omar al-Bashir氏との一騎打ちとなる予定である。(Media Network) スーダン大統領選挙は南部の非アラブ系Salva Kir氏、北部のアラブ系現大統領Omar al-Bashir氏、前大統領のSadiq al-Mahdi氏が立候補しています。2011年には南部地域独立の是非を問う国民投票が行われることになっています。

◎AWR「Wavescan」がDXコンテスト2010実施
 AWRの人気DX番組「Wavescan」は2010年の「DXコンテスト」を実施する。今年の主題は「Station Profiles」である。コンテスト要領は次の通り。
 @5つの異なった短波放送局(異なった国、異なった都市など)を選択する、A各局に対して選択した理由を簡単に記述する、B各局のQSLのコピーを用意 する(QSLがなければその理由を記述)、CAWRの放送(短波・中波・FM)に対する受信報告を3通用意する、CIndianapolis Heritage Collectionに登録可能な3つの短波放送局のカード(QSLカード、局の絵葉書、受信報告カードなど)のコピーを用意する。期限は2010年7月 末で、@〜Cを返信料同封の上Station Profile DX Contest, Box 29235, Indianapolis,  Indiana 46229, U.S.A.に送付する。各大陸別での一等賞にはJerry Berg氏著のラジオの歴史本とWRTH2011が贈られる。(DXLDyg 3/11)

◎Indonesian Stationsのwebsiteを改善
 米国のGlenn Hauser氏によると、愛知県の石田敦敬氏の「Indonesian Stations」(旧N-1通信)のwebページがリニューアルされ見やすくなった。URLはhttp://www.max.hi- ho.ne.jp/a-ishida/ins/ である。(DX Listening Digest 1010)

◎DWがアフガン全土にFM放送番組提供
 DWがアフガニスタンのAriana FMに3月5日より「耳で学ぶ」というドラマ番組を提供開始した。15分間のこの番組は全部で50エピソードあり、公用語であるパシュトン語とダリ語で放 送される。若年層に聞かれることを意図した番組、ドイツ政府の戦略に基づき政治、健康、女性の権利、麻薬等を主題に制作されている。資金はドイツ外務省か ら支出される。番組はAriana FMを通じてアフガン全土に流れるとともに、インターネット、DWの衛星放送、短波放送、KabulのFM中継局の他CDの形でも配布され、学校でも教材 として使用される。(Media Network) 日本も国家戦略に基づく施策を行うと良いですね。

◎米国議会RFA強化のために立法措置
 米国の上院外交委員会はRadio Free Asiaがターゲットとしている諸国の民主化が進展していないとして新たな立法措置を取り強化する方針である。これは3月10日の創立14周年式典で上院 外交委員長の共和党Richard Lugar議員が明らかにしたもので、今後年間予算ではなく長期の期間予算を配分できるようにする方針であるという。同局は下院の提案で1996年にカン ボジア、中国、ラオス、ミャンマー、北朝鮮、チベット、ベトナムの民主化を目的に設立されたが、NGO「Freedaom House」によると、これらの国では経済は発展したが民主化は進んでおらず、政府はRFAのAM放送にジャミングを発射し、またwebサイトやサーバー にハッカー攻撃を繰 り返している。これを打破して米国政府が世界の隅々まで言論の自由を支援するという強い信号を送るべきだとしている。(Media Network)

◎キルギス首都でRFE・BBC再送信停止 3版追加
 キルギスの首都Bishkekでは3月10日キルギス政府の圧力で突如Radio Free Europe/Radio LibertyのTV及びラジオ放送が停止された。RFE/RLを中継している「Echo of Mans」局はRFE/RLの人気番組「Inconvenient Questions」と「Azattyk Plus」を継続する限り放送免許の更新を拒否すると当局から警告され、Bishkekだけでなく北部のNarynからの送信も停止された。
この停止措置は3月24日の「チューリップ革命」(前アカエフ政権を現バキエフ政権が打倒した)5周年記念行事の前に行われた。米国国務省は年次報告の中 で同国について「法律では言論の自由が保障されているが、実際には大幅に制限されており放送やジャーナリストに対する締め付けが強化されている」としてい る。キルギスでは2008年にもRadio Azattykが反政府的番組を放送したという理由で放送停止になり、事前検閲を条件に放送禁止が解除になったことがある。現地中継が禁止された後の RFE/RLの放送は短波(21:00-21:30 9465 13755、00:00-00:30 7480 11790)で受信できる。(Media Netowork)
 キルギスの首都Bishkekでは3つのローカル局からBBCのキルギス語放送の中継が行われているが、中継が予告なく中断される事態が発生している。 特に現地時間の夜8時からの30分番組は聞くことができなくなっている。(Media Network) 4月7日に現政権が崩壊したので事態が動く可能性もあります。

◎英国海賊局South Herts Radio A10からは短波でWorld Service!
 英国の海賊局South Hetrs Radioは3月より放送を復活、FMは90.0 97.9 102.5MHz、AMは666 999kHzで24時間放送を行っているが、A10シーズンより短波放送(SHR Internatioal、World Service)(!)も行う。短波放送のスケジュールは次の通り。
 火−土 04:00-07:00 日 07:00-09:00 3935
  日 17:00-23:00 6255
  日 23:00-05:00 5835
(DXLDyg 3/14) HertsとはHertfordshireのことでロンドン北部にある州のことです。同局のURLはhttp: //www.southhertsradio.com/index.html。

◎パキスタンの膨大な放送録音が危機に
 Pakistan Broadcasting Corporation(PBC)が保有する、放送初期からの200万分にのぼる放送番組の録音が保存予算の不足で危機に瀕している。この中には歴史的に 非常に貴重なスピーチや演説もある。しかしPBCの予算が1億ルピーも削減される中で保存が不可能になった。これらの録音は歴史的文化財としてだけでな く、パキスタン現代史の研究者にも重要である。本来これらは即時にデジタルアーカイブ化して永久保存すべきであるが、予算不足でそれが出来ない場合はオー クションにかけてBBCやAIRに売り払うのも保存の一方法だという意見もある。(Media Network) 同国はGDPの30%以上を軍事費に支出しています。

◎ソマリア暫定政府がRadio Bar-Kulanを非難
 ソマリア暫定政府の司法長官であるAbdirahman Janaqow氏は3月に放送が開始された国連による放送Radio Bar-Kulanを違法な放送だとして非難した。同政府はこの局に正式免許を与えていないし、放送内容がソマリア内戦状況に偏っており、不法に国内の情 報を収集してソマリアの平和と安全を損なうというのがその理由。(Media Network) 外国の送信所から放送されている短波放送が「違法」とは!半月でこんな反応が出るのは効果があった証拠では。

◎SIBC送信復活
 SIBCは地元の電力供給公社がHenderson送信所に電力を正常供給できるようになったたため、1035及び5020kHzの放送を3月17日よ り復活した。この波は同国の離島地域で受信できる唯一のメディアであり、長らく送信が中断したことで大きな影響があった。電力が途絶えた原因はサイクロン で倒壊した樹木がLunga発電所からHenderson送信所への送電線を切断したため。(Media Network)

◎Radio New Zeland救済キャンペーン開始
 財政危機で存続の危機にあるRadio New Zelandを救済するためのキャンペーン集団の集会がWellingtonで開催された。キャンペーン集団は150人で開始されたが、インターネット上 で公開した結果メンバーは2万人となった。彼らの主張では同局の運営費用は20%程度不足しており、そのために費用削減やコマーシャル放送の導入を行うの は公営放送としてふさわしくないとしている。参加者の一人はコマーシャルが導入されれば広告主の言いなりの放送が行われニュージーランド流の民主主義が破 壊されるとしている。また労働組合関係者によれば過去数十年間予算の締め付けが続いており、もはや絞るものがないと主張している。放送相の Jonathan Coleman氏はこの集会には参加しなかったが、Radio New Zelandは存続した方が良いと述べた。政府は最終的に同局を完全民営化して国費の投入を停止するつもりであるとされている。(Media Network) RNZ自体の存続が危ういとなると海外放送どころではないですね。海外向短波放送廃止→国内向中波放送廃止→放送局自体の廃止というシナリオが一般的で す。同キャンペーンの facebookはhttp://www.facebook.com/pages/Save-Radio-New- Zealand/312651831782。20XX年には「NHK救済キャンペーン」や「CRI救済キャンペーン」も行われることになるのでは?

救済キャンペーンのロゴ


◎バングラデッシュ夏時間を廃止
 インドのSupratik Sanatani氏によると、バングラデッシュ議会は3月22日夏時間を廃止することを決議した。夏時間は昨年6月19日から12月31日まで導入され今 年は3月31日から実施されることになっていた。BBCやRadio Bangladeshの国外向放送は放送時間を1時間進める準備を行っていた。(DXLDyg 3/22) 熱帯の国に夏時間はおかしいですね!

◎Passport to World Band Radioのwebサイト閉鎖に
 Passport to World Band Radio(PWR)の発行者Lawrence Magne氏によると、廃刊後も「継続されてきたwebサイト(http://www.passband.com)が3月末には閉鎖される。一番売れたと きで年間8万部出たPWRが大幅に採算ポイントを割り込んでしまい廃刊となる過程や回想が、3月分サプリメントに「Moving On」として記載されている。(PWR website)

◎新Happy Station米国からの短波放送を終了
 Keith Perron氏による新Happy StationのWBCQによる短波放送は3月25日(11:00 9955kHz)で終了することになった。番組自体は一部のパートナー局及びインター ネット上で存続する。昨年3月 12日にスタートしたこの番組は結構聞かれるようになり、1年間でAF/FM中継に対して2074通の手紙が来たし、インターネットのダウンロード数は 13306件(英国、オランダ、ドイツ、南アフリカ、インドネシア、日本、インド、ロシア、香港、イスラエル、フランス、マレイシア、ベルギーなど)に達 した。しかし南北アメリカ向短波放送に対する手紙はわずか92件であった。費用対効果が悪いためと、短波放送中継に費用が掛かりすぎるため 今回短波放送を中止し、その費用を光回線とサーバーに振り向けることになった。(DXLDyg 3/18) 
 台湾のKeith Perron氏によると、交渉の結果南アフリカのSentch社の送信所からアフリカ向に短波放送は継続されることになった。(DXLDyg 3/27) URLはhttp://www.pcjmedia.com/home。更に欧州の海賊局から5835kHz(日曜 22:00-22:55)で一応短波はあります。

◎Radio Habana Cubaが60mb使用開始 3版追加
 Radio Habana Cubaは3月23日の08:00より60mbの新周波数5040kHzの使用を開始した。放送時間は毎日08:00-20:00で英・仏・西の3カ国語 放送が出る。この放送はVaradero Beach、Cayo Largo、Jardines del Rey、Guardalavacaなどのキューバ国内の外国人向リゾートに滞在している外国人である。これらの外国人の数は年間230万人にのぼる。この 放送用のアンテナはNVIS(Near Vertical Incidence Skywave)と呼ばれるもので、打ち上げ角度が高く近距離送信に適している。(Media Network)
 「DXers Unlimited」によれば更に06:00-08:00に西語の「magazine show」が追加された。(Media Netwotk)

◎DRMコンソーシアム30MHz以下用受信機の最低規格策定
 DRMコンソーシアムの技術委員会は30MHz以下用のDRM受信機の最低技術要件(MMR: Minimum Receiver Requirement)を決定した。これによって受信機メーカーはDRM用受信機が製作し易くなるという。また高品質のDRM+の規格も新たに設定し た。(Media Network) 今までに出された受信機は「見切り発車」だった訳ですかね?

◎VOAロシア語も携帯電話対応
 ロシアでの携帯電話利用増加に対応してVOAは携帯専用サイトhttp://ru.voa.mobiを新設した。どの携帯電話からも、インターネットサ イトで提供されているニュースや情報は勿論のこと、音声放送やビデオ、ブログにアクセス可能となる。ロシアの携帯ユーザーは2008〜2009年の1年間 で57%と急増しており、Moscowでは3Gサービスも開始されている。(Media Network)

◎ブルガリア中波放送を削減
 国営局Radio Bulgaria(Bulgarian National Radio)は経済危機の影響で予算が7億5000万ユーロも削られた影響で、FM放送が聞こえる地域での中波放送を廃止することになった。(Media Network) 東京郊外でもFM放送は良く聞こえないのですが。

◎UniWave社Di-Wave100の使用レポート掲載される
 インドのAlokesh Gupta氏によると、初めてフランスから市場に出た中国製の短波対応DRM受信機DniWave社Di-Wave 100の使用レポートが米国のアマチュア無線家David W. Zantow氏(N9EWO)によってhttp://n9ewo.angelfire.com/diwave100.html上で公開されている。 (DXLDyg 3/24)

◎WTWWまた5755kHzに戻る
 英国のNoel R. Green氏によると、3月下旬になり5080kHzを使用していた米国WTWW局は再び元の5755kHzに戻っている。(DXLDyg 3/24)

◎KBS日本語放送A-10の変更
 KBSワールドラジオ日本語放送での3月28日からの周波数変更について、19日の放送で放送時間と周波数変更のアナウンスがあった。詳細は
http://world.kbs.co.kr/japanese/about/about_notice_detail.htm?No=10939 を 参照のこと。夜の放送は20時からの7275kHzが廃止となり、19時からの9805kHzに変更される。また20-22時まで1170kHzのみで連 続して放送する。現在、廃止されている1時間丸ごと聴ける、AOD(オーディオ・オン・デマンド)サービスは今年下半期に再開する予定である。(岩手県  伊藤甲一郎氏)

◎フィリピンDavaoで日本語放送
  フィリピンのダバオ市にあるDXYS Easy Rock(105.1MHz)が2010年1月25日に日本語番組“MKD Nihongo Radio”を開始した。日本のNGOの支援により設立されたミンダナオ国
際大学(MKD)主催で、日本語教師および学生が番組制作を行っている。放送は月曜から土曜日まで22:00-22:30で、日本の音楽と日本語や日本文 化のレッスンが主体となっているが、お話(日本語・フィリピン語)、Q&A、音楽、ニュース(日本語・英語)、なども流されるという。日本語によ る情報発信を通じて、ダバオ市周辺での日本語学習者のすそ野を広げることを目的としている。以下に番組宣伝の写真がある。http: //blogs.yahoo.co.jp/jpva_davao/7269814.html (東京都 平原哲也氏)




◎故山田耕嗣氏の無線機類が盗難 2版追加

 故山田耕嗣氏の無線機類機4台が2月26日盗難にあった。家人の留守を狙い、かなりの重量のある無線機4台を白昼持ち去るという計画的な犯行であった。 盗難にあったのは以下の受信機。
 米軍用トランシーバー RT-662/GRC  シリアルナンバー 00090-S
  米国標準電波受信機 WWV Receiver Model 905  シリアルナンバー 396
 コリンズ受信機 R-388 フロントパネル上部に「3953」と「JR3RMJ」印字
 ハマーランド受信機 SP-600 シリアルナンバー 3226
  このうち米国標準電波受信機はオークション市場に流出しているのが発見されて落札者から遺族に返還されたが、犯人は逮捕されていない。(Kampf我流ラ ジオライフ) 他の機器はヤフーオークションに同一出品者の名前で出品され落札されているのが確認されました。

◎2009年St.Helena DayのQSLカード完成 〜発送は7-8月頃
 2009年のSt.Helena Day(RSD2009、2009年11月15日早朝)のQSLカードはJSWC(Japan Shortwave Club)が制作することになっているが、このほど図案が決定しサンプル印刷が行われた。カードの基本的なデザインは2007年、2008年のものと同じ で、コールサインZD7RSDを表示しているが、挿入されている写真は島にある Prince Andrew学校と学校のアマチュア無線クラブメンバーの写真である点が異なる。この学校ではJSWCが寄贈したICOM社のトランシーバーで海外交信を 行っている。2009年St.Helena Dayの統計数字は発表されていないが、計画の中心メンバーであるRobert Kipp氏が局長のGary Walter氏に聞いたところでは日本からの受信報告が一番多かったとのことである。St.Helena行きの郵便船はドックで修理中のため日本で印刷し たQSLカードが現地に届くのは6-7月頃、現地から発送されるのは7-8月頃となる予定である。(JSWC 大武逞伯氏)
 ドイツのRobert Kipp氏によると、郵便船は4月いっぱいは修理のためにドック入りしていることと、QSLカードが3月末現在Cape Townに届いていないこと、現地のGary Walters氏がCape Townで5-7月に長期休暇(帰りの便がないのでとらざるを得ないらしい!)をとるため、発送が7-8月頃になる。1月25日にGary Walters氏から受け取った情報ではRSD2009に同日現在で寄せられた受信報告は300通で、最終的には400通程度になる見込。これは RSD2008と同じ数だが、RSD2009では大半の受信報告が日本からであった。(DX Listening Digest 1012)

2009年St.Helena DayのQSLカード



◎ロシアが標準時を簡略化

 世界最大の領土を持つロシアは現在11ある標準時を今年の夏時間より9に 減らす。これはメドベージェフ大統領の方針によるもので、他の大国(米国、中国)の標準時が少ないか一つであることに合わせたもの。これによりウラル山脈 西側地域などモスクワ時間より1時間進んでいた標準時の地域等が消滅し、またアラスカに面する
Chukotka地域やカ ムチャッカでは隣接のMagadanと同じ標準時になる。シベリアで唯一Moscowより4時間進んでいたKemerovo地区は隣接の3時間進んでいる 地域に統合される。大統領は最終的に標準時を5つに減らし、夏時間制度の是非も検討することにしている。(Media Network) ロシアの夏時間は3月28日より実施。11あった標準時間帯の内、第3標準時のサマラ時間(モスクワ時間+1時間)と第11標準時のカムチャッカ時間(モ スクワ時間+9時間)が廃止され、前者はモスクワ時間に、後者はモスクワ時間+8時間になった。日本と関係の深い沿海州や樺太はモスクワ時間+8時間。

◎ITUがイランにジャミング発射停止勧告
 国際通信連合(ITU)は3月26日、イランに対して外国のラジオ・TV放送へのジャミングを中止する勧告を出した。これは欧州諸国から出ていた苦情に よるもので、ジャミング発射は国際法違反と認定した。しかし勧告のみで強制的措置はとることができないとしている。イランは放送波だけでなく、衛星やイン ターネットに対するブロックも強化しており、Eutelsat衛星を使用している70ヵ国の放送に対して今年2月11日の革命記念日以降衛星ジャミングを かけ始めた。(Media Network)

◎RFAの新QSLカードはAlexander Popov 
 RFAのAJ Janitschek氏によると、同局は4/1〜6/30までの受信報告に対して「Radio Pioneer」シリーズQSLの一環としてロシアの無線発明家Alexander Popov(放送の送受信にアンテナを使用することを考案した)のQSLカードを発行する。受信報告は郵便の他、http: //www.techweb.rfa.org 上またはE-mailでqsl @ rfa.org でも受け付ける。(DX Listening Digest 1012) 敵国の発明家も取り上げる度量の広さが感じられます。

◎ブータンの短波送信機の状況
 インドのPartha Sarathi Goswami 氏によると、故障したBhutan Broadcasting Serviceの新型短波送信機(Thompson社製100kW)は2月に修理を終え、3月初めより不定期の慣らし送信に入ったが、このところフルパ ワーが出るようになり10:00-24:00に6035kHzで強力に受信できるようになった。同氏宅(送信所より350km離れている)ではBCLラジ オでロッドアンテナを立てなくても入ってくる。(DX Listening Digest 1012)

◎FCCのA-10スケジュール出る 2版新規
 米国のJim Moat氏によれば、米国の民間短波放送局のA-10スケジュールが、FCCより公開された。 http://www.fcc.gov/ib/sand/neg/hf_web/A10FCC01.TXTより無料でダウンロードできる。(DXLDyg 3/30)

◎ウガンダ向秘密局出る 2版新規
 米国のGlenn Hauser氏によると、ウガンダ向新秘密放送 ABA Radiyo Y'Abaganda (Ababaka)がMedia Broadcast社のIssodun送信所より毎週日曜日の02:00-03:00に15410kHz(250kW)で出ている。Bugandaという 部族による反政府放送である。(DXLDyg 3/30)

◎Miraya FM 実際は15710kHzに変更 3版追加
 英国のMike Terry氏によると、Miraya FMはIRRSのA-10スケジュールでは00:00-03:00に15650kHzとされていたが、実際には23:20頃15710kHzで出ている のが3月30日に確認された。(DXLDyg 3/30)
 米国のGlenn Hauser氏によると、22:57にRadio Cairoのインドネシア語が終了した後、22:59よりMiraya Radioが開始している。(DX Listening Digest 1013)



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