月刊短波2010年6月号(第3版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎JVUDXCが「TV-FM受信ガイド2010」を発売 3版新規
 JVUDXCが長年発行している 「TV-FM受信ガイド2010」(通称
「VHF DXingのバイブル」)が発行された。判型が従来のA5からB5と大きめとなり、文字が大きくなり、見やすくなっている。1984年版から1990年版まではB5版であったので、元に戻ったと言えるが、中高年DXerに配慮したといえる。特別寄稿は「国内民放FM全局制覇 顛末記」で、全QSLのデータ欄も紹介している。全224頁、定 価は1,700円(送料込)。希望者はTV-FM受信ガイド blog (URL http://tvfmjusinguide.at.webry.info/) を参照の上申込む。 (JVUDXC 福永光洋氏)

今年のカラーはピンク色


◎Sri Lanka Broadcasting Corporation UADXと共同でQSL発行  2版新規

 スリランカのVictor Goonetilleke氏によれば、Sri Lanka Broadcasting Corporation(SLBC)はUADX(Union of Asian DXers)と共同で6月中の受信報告に対してQSLを発行する。好評ならば更に継続する場合もある。対象になる海外向放送は以下の通り実施されている。
 09:55-13:20(日13:30) 6005 9780 15745 アジア向英語
 09:20-14:00 17:30-21:30 11905 7185
  00:30-01:30 11905
  01:15-03:30 11750
  宛先はEngineer AM Services, Sri Lanka Broadcasting Corporation, P.O. Box 574, Colomboである。
 なおDW中継局から行われていた19:30-20:30 15120kHzの韓国向放送は6月4日で中止された。代わりに00:30-01:30 11905kHzのインド向ヒンズー語放送が追加された。
(Media Network 6/4)

◎パプアニューギニアに新局Radio Fly出現
 日本の長谷川清一氏は5月18日の18:30頃〜20時過ぎに5960kHzでパプアニューギニア局を受信した。同時に日本各地のDXerも同じ局を受 信した。夜間は中国局に潰されるが03:00以降はまた受信できた。番組中に「Radio Fly FM 103.8」のジングルが入るのでWestern provinceのTabubilを本拠地とする鉱山会社Ok Tedi Mining社が2004年開局したコミュニティFM局Radio Flyに間違いない。 (DXLDyg 5/22 5/23)
 ニュージーランドのBryan Clark氏によれば同局は現在3915kHzと5960kHzで放送しており、ニュージーランドでは17:00頃両周波数で受信確認できた。また 5960kHzは05:00頃にも受信できた。E-mailによる受信報告に対して夜の放送のアナウンサーであるJobby Paiva氏から返信が届いた。同氏は17:00-21:00の夜の放送を担当しているという。(WWDXC Topnews 965)
 フィンランドのJari Savolainen氏によれば、この短波放送は5月初めに開始され、送信所はTabubilとKungaのある。3915/5960kHzがどちらにあ るかは不明である。(DXLDyg 5/26)
  ニュージーランドの Radio Heritage Foundationによれば、同局は鉱山会社Ok Tedi社の運営になるもので、Tabubilは首都Port Moresbyの西800kmにある。放送局はTabubilとそこから90km離れたKiungaにありTabubilからは103.8MHz、 Kinungaからは95.3MHzでFM放送が行われる。毎日の放送時間は05:00-21:00である。同局のQTHはPO Box 1, Tabubil, Western Province, Papua New Guinea、局の代表者はMichael Miise氏、電話は+675 649 3924、FAXは+675 6493023。カバー人口は両都市周辺の25000人である。アナウンサーであるJobby Paiva氏のE-mailは jobby.paiva @ oktedi.comである。(DX Listening Digest 1021)

Radio Flyのスタジオ風景(Ok Tedi社のwebサイトより)



◎台湾より中国大陸向道教放送開始
 NDXCの長谷川清一氏によると、中国大陸向道教放送が5月1日より、台湾中央廣播電台の送信機を使用して開始された。スケジュールは次の通り。
 20:00-20:57 7460kHz 中国東北地方向  21:00-22:00 1098kHz 華南・華中向 (DXLDyg 5/30)  NDXC長谷川清一氏がその語調査された結果等を総合すると、これは台湾の新興道教団体「一貫道」(IKT)の制作による番組で、番組名は「打開心靈的 鎖匙」(心の開く鍵)で、これが放送名になっています。同番組のHPはhttp://www.ikttv.org/、同団体のHPはhttp: //ikt.webu.com.tw/。出力 は 短波が100kW(虎尾送信所)、中波は300kW(口湖送信所)。住所は中華民國台中縣太平市東平路766號、電話は+886 4 2278 2091です。この団体はネット上のTV局白陽電視台を以前から運用していたとのことです。短波の信号は良好で、中国からのジャミングはかかっていませ ん。



 

◎Liberiaの「Star Radio」試験放送開始   2版追加
 リベリアの放送局Star Radioがリベリア本国での短波放送を再開する。局長のJames Morlu氏によると、既に4025kHzで試験送信を開始した。内戦からようやく復旧しつつある同国全体に有用な情報を送るのが主目的という。同局は国 連高等弁務官により開設され、リベリア外部から短波放送を行っていた。国連は同局に局財産を譲渡、James Morlu氏は譲渡された3台のオートバイが通信員の活動に役立っていると感謝した。(Media Network 5/23)
  国際ラジオ技術者のJamie Labadia氏によると、送信所には小さな建物しかなく、出力は2.5kWである。アンテナ利得が出るように工夫して国全体をバーできるようにしてい る。送信設備はは「キット」の形式で順次工場から出荷されてきるので、同氏がその都度少しづつ組み立てて行くと完成する仕組みになっている。送信機はE級 Pulse Width変調のソリッドステート式で出力は0-2500Wまで可変である。アンテナは高さ50フィートで東西にビームが向く「Bow-Tie」型ダイ ポール型である。(DXLDyg 5/23) 
  オーストラリアのIan Baxter氏によると、スタジオの住所は12 broad Street, Monroviaである。(DX Listening Digest 1021)
 Star Radioのwebサイトによると、同局はFMの104.1MHz及び短波4025kHzで14:00-18:00、03:00-06:00に放送中であ る。(Media Network 6/1)

Star Radioのマウスパッド



◎4900kHzでギニア新局のFamilia FMが放送開始
 フィンランドのJari Savolainen氏によると、ギニアのFamilia FM(105.3MHz)が短波の4900kHzで放送を行っている。最近欧州や米国で4900kHzのアフリカ不明局が受信されているが、この 局である と思われる。同局のURLはhttp://www.familiafm.com。ギニア全土で放送を聴いてもらうのが目的だそうだが、正式に認可されたも のではなさそうである。(DX Listening Digest 1019)
 Jari Savolainen氏にRadio FamiliaのDirectrice GénéraleであるBaudais女史から届いたE-mailによると、短波放送は3月に開始されたが、送信機のトラブルがあり、5月初めにようやく 夜間にも安定した送信ができるようになった。使用している送信機は米国のHCJBより提供された1kWのもので、同様の送信機は世界中で3局が使用してい るという。40mと60mbのアンテナを使用して夜間に400km程度の地域をカバーできる。局としては全国放送として、仏語の他、Pular語、 Maninka語の放送を行う予定である。現在の放送時間は03:00-09:00である。送信所近辺には電力が供給されてないため、太陽光発電と風力発 電を併用して電力を確保している。(DXLDyg 5/17)
  Jari Savolainen氏によれば短波送信所は首都Conakryから内陸に400km入った地点に設置されている。スタジオはConakryにあり、音声 はインターネット回線で一度カナダに送られ、そこから衛星回線で送信所に送られている。短波放送のスケジュールは03:00-09:00だが、風力発電・ 太陽光発電のため、風が吹かない日や日照のない日には終了時間が早まる。現在放送終了時間を12:00にするべく風量発電機の増備を計画中である。 (DXLDyg 5/26)  天気によって終了が早まるなどというのは将来の「エコ」の姿を先取りしていますね!


◎Digital Radio MondialのHP一新

 Digital Radio MondialはHP(http://www.drm.org)を一新した。DRM放送一覧表は地域別に閲覧できるようになり利用し易くなったが、北米や 南米を選択してもDRM放送が行われていないため何も表示されない。FAQのページも詳細になった。(Media Network 5/2)

◎RFAより報道の自由度調査
 Radio Free Asiaは2010年の報道の自由度調査の結果を発表した。それによればRFAの放送対象となっている6カ国はすべて「自由でない」国とされている。 RFA局長のLibby Liu女史によると、アジアでは経済発展に伴い報道の自由はかえって損なわれているため、RFAは引き続きこれらの国に正確な情報を届ける使命があると 語った。世界196の国と地域を対象とした調査の結果、RFAの放送対象となっている中国、北朝鮮、ビルマ、ラオス、ベトナム、カンボジアでは報道関係者 が抑圧され、政府検閲済みの情報しか人々に渡らない状況であるため「自由でない」とされた。前回の調査と比較すると、北朝鮮は世界最悪の座を維持し、また カンボジアは最近政府が反政府的なジャーナリストを相次いで訴えているため順位を6つ落とした。(Media Network 5/2)

◎Radio Mariaの26MHz放送再開
 イタリアの Giampiero Bernardini氏によると、Radio Mariaは26000kHzで24時間放送を再開した。(DXLDyg 5/1)

◎メキシコXEXQ局復活
 メキシコのJulián Santiago Díez氏によれば、メキシコの大学局XEXQ(Radio de la UASLP)は6045kHzで復活したが、局を運営するUniversidad Autónoma de San Luis PotosíのFrancisco Moreno Cuélla氏に電話で聞いたところ、送信機の部品が調達できたので4月28日より放送を再開したとのことである。出力は最大450W、アンテナはV型、 放送時間は21:00-13:00とのことであった。同氏のE-mailはfjmcuellar @ gmail.comである。(DXLDyg 5/1)




◎米国上院でRadio MartiとVOA合併論議 〜OCBを仕分け
 米国上院外交委員会ではRadio TV MartiとVOAの合併が論議されている。4月29日に発表された委員会報告では、Radio Martiのキューバでの聴取率は2%以下、TV Martiに至っては聴取者の存在が疑わしい状況であり、同局がキューバ社会を通じてキューバ政府に影響を与えているとは言い難いとされ、同局を運営する Office of Cuba Broadcasting (OCB) を厳しく批判した。そしてRadio TV Martiを存続させるかどうかを早急に決め、存続の場合もVOAと同じレベルの報道姿勢が必要なため、OCBは廃止してVOAに合併し番組水準を高めつ つスタッフを削減すべきとの結論が出された。(Media Network 5/4)
 
◎世界報道の自由の日に国際放送局5局が共同声明発表
 5月3日は「世界報道の自由の日」と定められているが、BBC、DW、RFI、RNW、VOAの国際放送局5局は、これまでの1年間にジャミング、放送 やインターネットのブロック、通信員に対する迫害等を受けたとして共同声明を発表した。
 それによれば、妨害目的の混信、ジャミング、webサイトのブロック、ジャーナリスト対する迫害が起きれば起きるほど国際放送局はこれらを排除して正し い情報を届ける努力を懸命に行うようになっている。中国は永年に渡り海外の特定の報道機関の放送やwebサイトをブロックしている一方で、多大な資金を投 じて自らの国際放送の拡大を図っている。イランは短波放送だけでなく、衛星放送へのアップリンク信号にまでジャミングを掛けて来ているし、webサイトも ブロックしている。このような事はジンバブウェ、キューバ、北朝鮮、ウズベキスタンでも公然と行われているし、最近ではエチオピアの首相がジャミング強化 を命じたことを報道陣に明らかにした。またジャーナリストへの脅迫、嫌がらせ、逮捕拘留もアフガニスタン、アンゴラ、エチオピア、ギニア、パキスタン、ソ マリア、イェメンで起きている。ここで上げられた国の共通点として、正しい情報が外部から伝えられてもそれに対して手を打てないために、これを握りつぶし てしまおうという姿勢である。(Media Network 5/3)

◎トルクメニスタンの5015kHzが復活
 フィンランドの Jari Savolainen氏によると、5月6日の02:50に5015kHzUSBとトルクメニスタンが復活しているのが確認できた。信号強度、変調ともに良 好であった。(DXLDyg 5/5)

◎ブラジル26MHz帯でDRM試験放送
 ブラジルのBrazilian Telecommunications Agency (ANATEL) は教育用放送番組制作団体のPadre Anchieta Foundationに委託して、São Pauloから26040kHzにてDRMの試験放送を実施する。帯域幅は10-20kHz。試験放送は今後1年間継続され、DRM放送が同国に受け入れ 可能かどうかを判断する。もし他局に有害な現象が見られた場合は中止される。これは3月末にブラジル通信省が出した、AM/FM共通のデジタルラジオ放送 標準採用の方針に基づくものである。同省は標準として欧州のDRM方式と米国のIBOC(In-Band-On-Channel)方式を検討したが、 IBOC方式はライセンス料が高い上に中波や短波での採用は困難であるあため、より柔軟なDRM方式を試験することになった。(Media Network 5/6)
 米国のGlenn Hauser氏によると、Padre Anchieta FoundationはSão PauloでRadio Cultura(9615kHz)を経営している団体である。26MHzの出力は1kW以下の低出力となるだろうが、状態さえ良ければDXingの対象と なるかも知れない。(DX Listening Digest 1018)
 São Pauloからの26040kHzの放送は既に開始されている。現地での受信状態の調査が目的だが、信号は米国や欧州でも受信されている。 (kimandrewelliott.com)





◎アラスカで最も高いアンテナ鉄塔撤去

 セルビアのDragon Lekic氏、米国のMike Cooper氏によると、高さ411mとアラスカで最も高いアンテナ鉄塔が4月29日爆破により撤去された。この鉄塔はSeward半島にあった LORAN C用鉄塔で、1961年に建設されたが、LORANシステムの廃止で無用となり、倒壊の危険があるため今回の撤去となった。(DX Listening Digest 1018)

◎Radio KrasnoyarskのA10スケジュール
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、ロシアのRadio KrasnoyarskのA10スケジュールは次のようになっている。周波数は6085kHz。
 06:00-07:00 Radio Rossi 4
  07:00-02:00 Radio Rossi 3
  ローカル番組は以下の時間に放送される。
 月〜金曜 08:15-09:00 14:10-15:10 18:10-19:10
  土日 10:10-11:10
(DX Listening Digest 1018)



◎BDXC出版物更新
 英国のDave Kenny氏によると、British DX Club(BDXC)は以下の出版物を5月10日までに更新する。
 *Guide to DX & Media Programmes
 *Africa on Shortwave
 *Middle East on Shortwave
 *UK on Shortwave
 *South Asia on the Tropical Bands
 *External Services on Mediumwave 
 何れも http://www.bdxc.org.uk上より無料で入手できる。また有料の「 Broadcasts in English」のA10版も更新する。詳細はHP上を参照のこと。
(DX Listening Digest 1018)

◎Radio Sarandi復活
 ニュージーランドの Bryan Clark氏によると、2月以降放送を中止したウルグアイのRadio Sarandiが6045kHzUSBで短波放送を復活した。4月29日に復活しているのに気づき、30日にも確認した。(DXLDyg 5/5)




◎Bayerischer Rundfunk短波放送を中止か

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、ドイツMunichのBayerischer Rundfunkは予算削減で6085kHzで行われていたDRM放送を中止した模様である。(DXLDyg 5/7)

◎パキスタン北西部地域の送信増強を米国援助
 米国政府はパキスタンとの間で北西部のPeshawar、Dera Ismail Khan、Khyber Pakhtunkhwa、Tribal Areasをカバーするラジオ送信所の強化に800万ドルを支出するすることを合意した。これに基づきUS Agency for International Development (USAID)はPakistan Broadcasting Corporation (PBC)に対して2基のAM送信機を供与することになった。(Media Network 5/8)

◎日本の石田氏インドネシア局の毎日の受信状況表示
 米国のRon Howard氏によると、日本・愛知県の石田敦敬氏は5月に入ってからのインドネシア局の受信状況をhttp://www.max.hi- ho.ne.jp/a-ishida/ins/上に掲載しており、非常に役立っている。(DXLDyg 5/9)

◎コスタリカからELCOR社が短波送信試験
 コスタリカの送信機メーカーELCOR社は5954.2kHzで09:00頃Guápiles送信所から試験電波を出していることがある。内容はスペイ ン語によるアナウンスやラ テン音楽である。コロンビアのラテン歌手Shakira の歌やメキシコのラテングループManaの歌などが多くかかる。コスタリカから出ている現時点では唯一の短波放送である。(DXLDyg 5/9)
 米国のTerry L. Krueger氏が確認したところによると、開始時刻は一定していないようで、07:00とも言われているが、5月13日、14日では07:58であっ た。開始直後は周波数が若干高く、送信機が暖まると低くなって安定する。 (DXLDyg 5/13) 温度が高くなるとコイルが伸びてLが大きくなるためでしょうか!
  米国のJerry Lenamon氏によれば、この周波数近辺(5954kHzは以前はPuerto LimonのRadio Casinoが使用しており、QSLも発行されていた。当時は中波の1200kHzとパラであった。短波放送免許が同じ Limon(GuápilesはLimon近郊にある)の誰かに譲渡されたのかとも思われる。Raúl Saavedra氏によれば、確かに5954kHzと1200kHzはRadio Casinoの社長であるLuis Grau Villalobos氏に免許されているが、現在はFMの98.3MHzでのみ放送しており、短波免許の譲渡先は不明である。(DXLDyg 5/17)

(左)ELCOR社のロゴ (右)同社製造のSW-50H型50kW短波送信機
  
 

◎中央アフリカRadio ICDIの周波数決まる
 フィンランドの Jari Savolainen氏によると、中央アフリカに建設中であった宗教局Radion ICDIは現地時間の夜は3390kHzで放送する予定である。また現在HCJBの技術者によりBangui-Bimboに2台目の送信機が設置されてお り、そちらからは5035kHzで出る予定である。送信出力は双方とも1kWである。(DXLDyg 5/8)

同局の短波送信所とアンテナ



◎ペルーに新局
 常に新局が誕生し続けるペルーにRadio Frecuencia Popularが誕生した。周波数は5485.6kHz、所在地はOlmosである。11:00にs/offするのが確認されている。コロンビアの Rafael Rodriguez氏によれば1320kHzでも放送しているとのこと、そうだとするとコールサインOBU1Sで放送している「Radio 1320」と同一局ということになる。「Radio 1320」のQTHは Jirón San Francisco 239, Olmos, Provincia de Lambayeque, Peruである。(DXing info 4/26) OlmosのRadio 1320はニックネームを「Freqeuncia Popular」と言っています。

◎オーストラリアの拡張中波バンドに新局
 西オーストラリア州のBusseltonに拡張中波バンドの新局 3ABN (Three Angels Broadcasting Network) が誕生した。周波数は1629kHzで1月7日に放送を開始した。同一周波数でPerth市の市街地でも放送を行う予定である。出力400Wだが、既に南 アフリカのGary Deacon氏が初受信している。(DXing info 4/26)

◎RRI-Fak Fakが復活
 NDXCの長谷川清一氏によると、このところQRTしていたRRI-Fak Fakが4790kHzで5月12日に復活した。気づいたのは17:55頃で23:55にs/offした。ジャカルタからのニュースが21:00、22: 00、23:00に出る。またIDは20:00に出た。(DXLDyg 5/12)

◎雲南人民広播電台も海外放送実施
 英国のDave Kernick氏によれば中国の雲南人民広播電台は海外向短波放送「Voice of Shangri La」(香格里拉之声)を公式に開始した。HPには6035kHz(50kW)で一日5時間ベトナム語と中国語で放送するとしている。時間は18:00- 23:00であろうと推定される。なおアナウンスは中国語ではなくベトナム語と英語で出ている。昆明では2005年よりFMの99.0MHzで同名の放送 が行われているが、これは中国語のみの放送で短波放送とは別番組である。(WWDXC Topnews 964)    「Shangri La」はホテルの名前にも使われていますが、英国の作家がチベット語から創り出した言葉でヒマラヤの奥にあるとされる「桃源郷」のことです。2001年に 中国政府は雲南省の迪慶西蔵族自治州に香格里拉県を設置し、ここがShangri Laであるとしました。

「国際頻率」の名称が使用されている


◎VOA英語放送が新番組
 インドの
Alokesh Gupta氏によると、VOAは5月17日より、1100万人いるとされる英語リスナー向に新番組を放送すると発表した。アジア向に新設されるのは 「Daybreak Asia」、「Crossroads Asia」、中東向には「Middle East Monitor」で、ニュースやレポートだけでなく、それに対するweb上などのリスナーの反応も紹介する双方向型番組である。更に全世界向に世界ニュー ス「International Edition」と米国の生活を紹介する「American Café」も新設される。(DXLDyg 5/18)
 5月17日よりの新番組のアジア向放送時間等は以下の通りである。
 
Daybreak Asia: 月−金 07:05 08:05 10:05
  Crossroads Asia: 月−金 21:05 22:05 23:05
  International Edition: 月−金 07:30 08:30 10:30 21:30 22:30 23:30
 
American Café: 土 08:05 21:05  日 08:05 23:05
kimandrewelliott.com)

◎Radio Bar-Kulan放送強化
 ケニアに本拠地を置くソマリア向民主派放送のRadio Bar-Kulanは5月14日より放送時間を1日16時間(12:00-04:00)に増強した。同局では3月1日より現地でFM(Mogadishu 98.0MHz)でも放送し、また4月にはインターネット放送(http://www.bar-kulan.com)も開始した。局長のDavid Smith氏によると、放送増強による反響は大きく、webサイトにはアクセスが集中し、ソマリアからは短波・FMの聴取者から多くのE-mailや電話 が寄せられているという。同局を聞いているのは主として35歳以下の若いソマリア人である。なお短波放送は14:00-15:00 15750、01:00-02:00 9930と従来通りである。(Media Network 5/20)

◎RNWがオランダ総選挙特番
 Radio Nederland Worldwideは6月9日に行われるオランダ総選挙の特別番組を以下の時間に短波で放送する。内容は国内向第一放送の中継で、欧州向である。
 6月10日 02:00-08:00 1296 ベネルクス諸国向 5950 西部・中部欧州向 9895 欧州南西部向
       05:00-08:00 6040 欧州中部・南東部向 6125 欧州南西部向
 放送は同時にインターネット、衛星、モバイル上でも行われる。(Media Network 5/21) 連立政権崩壊による下院選挙です。多数をとる政党が出なければまた連立政権となり、組閣に数ヶ月かかるとされています。

◎イスラエルGalei ZahalがSSBで出る
 ギリシアのZacharias Liangas氏、イタリアのMauno氏は4:00頃5104kHzUSBでイスラエル軍放送Galei Zahalを受信した6973kHzの正常放送と同一内容であった。(DX Listening Digest 1020)
 米国のBrian Alexander氏は6821kHzUSBで同じ放送を09-10時過ぎに受信した。(DXLDyg 5/23) 軍の送信機から出ているものと思われますが、組織的に出ているのかは不明です。

◎「FM ATLAS」第21版発行
 WTFDA(Worldwide TV FM DX Association)のBruce Elving氏によると、同氏は第21版の「FM ATLAS」を発行した。北米にあるFM放送局とその中継局について、ステレオ/モノラルの別、データ 放送の有無に至るまでの詳細データを掲載している。288ページで、価格は送料別で$19.95。注文は"FM ATLAS", P.O.Box 336, Esko, MN 55733-0336, USAまたは電話で+1 800 605 2219に。PayPalによるクレジットカード決済可。(DX Listening Digest 1020) 2005年発行の20版以来実に5年ぶりの更新です。北米に滞在したり、各地を旅行して歩くDXerには便利な資料です。今時モノラルのFM局もあるので すね!WTDFAでは中米及びカリブ海のFM局情報をまとめた「2010 Emisoras de FM」も電子ファイルの形で販売しています。

◎BBC World Service短波放送の利用者激減 〜短波放送は5年以内に廃止
 英国のMike Barraclough氏によると、BBCはBBC World ServiceとBBC World News Televisionの聴取者が2010年の調査で昨年より300万人増の2億4100万人に達したと発表した。しかしその中で短波放送の聴取者は1年で 2000万人と激減した。ラジオ放送聴取者の減少が激しかった国は、バングラデッシュ(700万人減)、インド(820万人減)、ナイジェリア(290万 人減)で、何れも短波放送の聴取者が一挙に減少した。逆にタンザニアでは140万人、米国では60万人ラジオ聴取者が増加したが、これは現地のFM局や中 波局による中継の効果である。アラビア語サービスの聴取者は2200万人にのぼり、内1200万人はTV聴取者である。ペルシャ語放送はイラン政府の妨害 にあっているがそれでも340万人の聴取者があり、内310万人はTV聴取者である。BBCが強いインパクトを持っているいる国はアフガニスタン(聴取者 数1000万人)、イラク(同450万人)など、またビルマでは昨年より140万人増の850万人となった。Global News DirectorのPeter Horrocks氏は「ラジオのメディアがFMにシフトしており、短波は使われなくなっている。受信機が入手し易くても短波受信機など買う人はいない。 従って短波放送は無駄であり、ビルマやソマリアなど他に伝える手段がない地域向を除いて今後5年以内に廃止する方向である。」としている。(DXLDyg 5/24) BBC WorldのTV放送は大きな収入源(日本でもスカパーで見えますが当然有料)なので、収入にならない短波放送は予算削減の中でカットという訳です。 BBCでも「反短波派」が力を持ってきたようで「先に結論ありき」ですね。

◎Radio Symban送信所を移転
 オーストラリアのIan Baxter氏によると、同国のコミュニティ短波局Radio Symbanは6月に送信所をMarrickvilleからSydneyの南東部に移転する。過去2年間で3度目の送信所移転であるが、隣接の録音スタジ オに妨害波が入るのを防止できないための策である。なおMarrickvilleのはまだ短波用アンテナは残されたままである。(DXLDyg 5/24)

◎ロシアの「山田耕嗣」 Pavel Mikhailov氏死去
 米国のSergei Sosedkin氏によると、ロシアの有名なDXerであるPavel Mikhailov氏(Павел Григорьевич Михайлов、アマチュアコール RV3ACC)が去る5月23日モスクワの下町で心臓発作により死去した。63歳であった。氏は長年に渡りRadio Moscow、後にはVoice of RussiaのDX番組「Klub-DX(Клуб DX)」のホストを務めた。DXingを始めたのは1960年代で、ロシアでは知らぬ人のいないDXerであり、氏の薫陶でDXerになったロシア人は数 知れない。氏は2004年には健康上の理由でVoice of Russiaの番組から降りたが、その後も月刊の「Radio Magazine」誌にコラムを掲載、また電子メディア「MediaCom Digest」を毎週発行し、また雑誌記事も執筆し、ロシアのDXerとも活発に交わっていた。氏はラトビア生まれで、ソビエト時代の教育を受けた筋金入 りの技術者で、はっきりとものを言う性格であったため信奉者も多かったが敵も多かった。自分のことを「フルシチョフの『雪解け政策』の申し子」と自称して Voice of Russiaの担当番組名を「雪解け(Оттепель)」として 1960年代のポップスなどをよくかけていたこともあった。死の直前までメールのやりとりをしており、死の4日前に送られた最期のメールには「死んだ後に 人を褒め称えるより、生きている内にきちっと世話をする方がずっと重要だ」と書いてあった!(DXLDyg 5/25)

Pavel Mikhailov氏(MediaCom Digestによる)



◎エチオピアDWにもジャミング 2版追加
 DW局長の
Erik Bettermann氏は同局のラジオ放送にエチオピアがジャミングをかけていると非難した。ジャミングは5月23日のエチオピア議会選挙の前後を中心に かえられ同局のアムハリ語短波放送は聴取不能に陥った。同氏によれば、これは明らかに国際法違反であり、報道の自由に対する権利侵害行為である。エチオピ アでは選挙の正しい情報は外国メディアを通じてしか国民が得られない状況である。エチオピア政府は過去数ヶ月にわたり多くの外国放送局にジャミングを発射 してきた。同局はVOAとともにエチオピア国内で100万人規模の聴取者を有しており、ジャミングは看過できない人権侵害行為であるとしている。DWは 2007年にも数ヶ月にわたりエチオピア政府からジャミングをかけられドイツ政府が抗議したことがあった。(Media Network 5/26)
  DWはジャミングをかけられたアムハラ語放送を従来の9880, 11965kHz に加え4波増波して対抗している。
 この増波は多分5月27日に15460, 15540kHzを確認しているので同日からと思われる。
      23:00-00:00 11755 11965 15540kHz スリランカ中継
      23:00-23:57 9865 9880 15460kHz ルワンダ中継
(NDXC 長谷川清一氏)


◎REEのコスタリカ中継局もDRM電波発射
 米国のGlenn Hauser氏によると、コスタリカのCariariにあるRadio Exterior de Espanaの中継局が中米・北米向に09:00-11:00に9630kHz(100kW)でDRM放送を開始した。既に15170、17850kHz で以前に試験放送を行っていたが、こちらは通常のAM放送に戻っている。DRM向に新調した送信機を使用してるらしい。(DXLDyg 5/25)

◎CRIバングラデッシュでもFM放送実施
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Bangladesh BetarはChina Radio International(CRI)との間で5月17日、今後3年間に渡りCRIのベンガル語放送を21:30-22:30にDhaka 103.2MHz、Chittagong 105.4MHz、英語放送を20:30-21:30にDhaka 103.2MHzで中継放送する契約を結んだ。その対価としてCRIは年間5万ドルの中継料を支払うとともにBangladesh Betarに対する技術援助と要員教育を無償で行うこととなった。(DXLDyg 5/25)

◎Abkhaziaの短波復活
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、SoukhimiのAbkhaz Radioが再び9535kHzに出現した。16:30に現地言語、17:00にロシア語の放送があった。(DX Listening Digest 1021)

◎Ascension島内の放送局
 AWR WavescanのAdrian Peterson氏によると、VT社の中継局がある英国領Ascension島内では以下の局が放送している。以前にあった2局の中波放送局は電波を出し ていない。
  * BBC   ZD8RA Radio Ascension 1485 kHz 500W 93.2 MHz 15W
 * AFRTS ZD8VR Volcano Radio   1602 kHz 100W   98.7MHz 400W
  * C&W   Saint FM   91.4MHz  25W
  * BFBS  BFBS Radio  97.3 & 105.3 MHz
 (DX Listening Digest 1021)

◎ハワイのAFRTS短波停波
 米国のRon Howard氏によると、ハワイのAFRTS短波中継10320kHzUSBはこのところ停波しているが、AFRTSのwebサイトによると、停波は無期 限であるとされている。(DX Listening Digest 1021)

◎韓国軍が北向「自由の声」放送開始
 VOA通信員のSteve Herman氏によると、北朝鮮情勢の緊迫化を受けて、韓国軍は新たに北向のFM放送「自由の声」を103.1MHz及び107.3MHzで開始した。 (kimandrewelliott.com ) 2004年に中断され5月24日再開された北向スピーカー放送「자유의 소리 방송」のFM 版と思われます

◎Eton E1製造中止に
 米国のRich D`Angelo氏によると、Eton社の高級BCLラジオE1及びE1-XMが製造中止となった。今後は中古品市場で入手することになる。(DX Listening Digest 1021)

◎VOACAPがオンライン計算サービス開始
 ARRLのStan Horzepa氏(WA1LOU)によると、Voice of America Coverage Analysis Program (VOACAP)は任意の2地点間の短波伝搬予測をオンラインで提供するサービスを開始した。 http://www.voacap.com/prediction.html より2地点のデーターを入力すると、両地点間のMUF(最高使用可能周波数)を計算する。(DXLDyg 5/29)

◎NASBが短波リスナーアンケート調査
 米国のNational Association of Shortwave Broadcasters(NASB)は短波リスナー向のアンケート調査を開始した。調査の目的は北米及び世界中の短波リスナーの傾向を知ることであ り、受信機、好きな番組、放送局、DRMなど他項目の質問にオンラインで答えるようになっている。希望者にはNASB News LetterをE-mailで送付する。調査は2011年5月まで http://www.surveymonkey.com/s/6LRVLJ上で行われる。(Media Network 5/29)


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