月刊短波2010年7月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎VOR日本語放送短波増波 4版新規
 JSWCの松本卓也氏によると、短波がわずか一波(7235kHz)のみになっていたVOR日本語放送がやっと増波された。新たに付け加えられたのは 7340kHzで、九州など短波の受信状態が悪かった地域でも改善されているとの報告が届いている。(JSWC 大武逞伯氏)

◎「希望の灯」が試験放送 4版新規
 JSWC岩沙一彦氏によると、Bible Voice Broadcasting(BVB)でおなじみだった我孫子パブテスト教会提供の「希望の灯」が放送は半年前に放送を休止しているが、リスナーからの再開 希望により、主催者の天利牧師は、「希望の灯」再開を計画中とのことである。そのために7月から試験放送を開始する。試験放送の時間と周波数は、下記の通 り。
 放送時間:日曜日 21:30-21:45
  周波数: 15500kHz 
  送信所:Dushanbe, Tajikistan
  以前はロシア極東のハバーロフスクからの送信であったが、今回はカザフスタンのドシャンベ送信所からの送信となる。送信状態を見てから本放送の決定をする ので、全国の受信状態について下記に連絡して欲しいと言っている。
 メールアドレス: shinji.amari @ gmail.com
  郵送の場合は、〒270-1144 千葉県我孫子市東我孫子1−1−3 我孫子パブテスト教会 「希望の灯」係
  日本でもベリカードの発行を行う予定である。(JSWC 大武逞伯氏)

◎フィンランドからRadio Hamiが特別放送 3版新規

 フィンランドJari Savolainen氏によるとフィンランドアマチュア無線連盟は、Helsinkiの北80kmにあるRäyskälä付近で開催される夏季キャンプ記 念して特別イベント放送局Radio Hamiを設立、7月15〜18日(放送開始時点の日付)の14:00-06:00にフィンランド語による特別送信を行う。周波数は短波の 6170kHz、中波の1584kHz、FMの104.9MHz(Räyskälä) 及び100.5MHz(Hämeenkyrō)である。詳細はhttp://radiohami.fiを参照のこと。(DXLDyg 7/2) Hamiと言っても瓜ではありません! 受信報告の宛先はRadio Hami/SRAL, PL 44, 00441 Helsinki, Finland、E-mailはhallitus @ radiohami.fiです。

◎ハンガリー短波放送を突如中止か? 3版追加
 米国のSteve Luce氏によると、ハンガリーのJaszbereny短波送信所は6月いっぱいで使用が中止された。ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、Meida Brodcast社のWertachal送信所から行われていた短波放送も7月1日より中止された。同局は短波放送から撤退した模様である。 (DXLDyg 7/1)
  ドイツのKai Ludwig氏によるとJaszbereny送信所からは米国IBBの中継も2003-2008年に行われていた。IBBが撤退したために収入が減り送信 所の維持費用が出せなくなったのが理由と考えられる。RFIのIssoudun送信所に新型ALLISSアンテナを導入する際にも代替送信所として数年使 用されたこともある。(WWDXC Topnews 970)

◎ウクライナ短波放送復活 2版 新規
 デンマークのErik Koie氏によると7月1日よりRadio Ukraine Internationalの短波放送が復活した。18:00には11620kHzでウクライナ語放送が確認できた。ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、17:00-19:00 ウクライナ語・英語 11620kHz、02:00-05:00 独語・ウクライナ語・英語 7440kHz、05:00-09:00 独語・英語・ウクライナ語 6145kHzが確認できた。(DXLDyg 7/1)

◎WRTHがA10スケジュール表を更新 2版 新規
 WRTHはA10スケジュールの更新版である「International Supplement 3」を7月1日発行した。同社のwebサイトhttp://www.wrth.comよりpdf形式で無料ダウンロード可能である。容量は131kB。 (DXLDyg 7/1)

◎Radio Symban復活

 オーストラリアのギリシア系コミュニティ局Radio Symbanが復活した。周波数は2368.5kHz。NDXCの長谷川清一氏によると、秋田のDXerが6月25日の00:35に、神奈川のDXerが 同日の19:47に確認した。オーストラリアのIan Baxter氏によると、短波送信所は以前のMarrickvilleからSydneyの南西にあるLeppingtonに5月10日〜6月15日の間に アンテナとともに移設された。新しい送信所からの放送開始は20日前後と見られ、同氏は6月26日の10:15に確認した。(DXLDyg 6/28) 送信所の移設は3回目。

◎JSWC湘南ミーティングの 模様を放送
 去る6月13日に鎌倉で開催されたJSWC湘南ミーティングでのトークの模様が来たる 7月3日(土)のHCJB-Australiaで放送される。07:30-08:00 15525kHz。尾崎師は家族と共にシカゴを離れてアルゾナ州の ツーソンに転居した。番組編集用のPCの到着遅延で編集も遅れていたが7月3日の放送には間に合う予定である。この番組に対する受信報告にはJSWCから もQSLカードを発行する。(JSWC 大武逞伯氏) 受信報告はSASE同封でJSWCの鎌倉の私書箱に。詳しい宛先やJSWCの紹介はトーップページに戻り「JSWCの紹介」のページをご覧下さい。

2010年夏の湘南ミーティング記念写真(6/13)



◎スウェーデンSAQの長波送信7月4日に
 スウェーデンの Lars Kalland氏によると、同国の旧Grimenton Radio/SAQのAlexanderson alternatorを使った17.2kHzのCW送信が7月4日(日)の18:00と21:00に実施される。開始予定30分程度前よりチューニング信 号が出る予定。受信報告はE-mail info @ alexander.n.se、FAX(+46-340-674195)、S-mail Alexander - Grimeton Veteranradios Vaenner, Radiostationen, Grimeton 72, SE-430 16 Rolfstorp, Swedenに。詳細はhttp://www.alexander.n.seに。(DXLDyg 6/11) 11月からはスウェーデンからQSLを得る唯一のチャンスになりそうですね。

◎スペインCadena SER Cadizが11805kHzDRMに
 イタリアのGiampiero Bernardini氏によると、「Cadena SER Cadiz」というDRM局が08:30(s/ff)まで、118505kHzで受信できた。米国のGlenn Hauser氏によると、送信はドイツのNauen送信所
(200kW、135度)で時間は07:00-08:30ある。(DXLDyg 6/12) Radio Cádiz局はスペイン南部のAM/FM局で中波990kHz及びFM90.8MHzでMadridに本拠地のあるCadenaSERの番組を放送してい ます。QTHはPaseo Marítimo, 1-1º Edificio Reina Victoria 11010-Cádiz, Spain、E-mailはsercadiz @ cadenaser.comである。

◎ガンビア秘密局また出る
 米国のJeff White氏によると、ガンビア向にお新しい秘密局が5月22日より放送を開始した。言語は英語及びローカル語。放送団体は「Save the Gambia Democracy Project」(ガンビアの民主主義を救う会)で、同会のURLはhttp://www.savethegambia.orgである。英国のChris Greenway氏によると、放送は毎週日曜日の03:15-03:30にドイツNauen送信所より15225kHzで行われている。(WWDXC Topnews 969)
 英国のTony Rogers氏によると、局名は「Baati Rewmi Radio」(国家の声)である。(DX Listening Digest 1025)




◎アゼルバイジャンVoice of Justiceスケジュール変更

 アゼルバイジャンMountainous Karabagh州のStepanakertから放送されているVoice of Justiceはスケジュールを変更し、毎週火・土曜日の22:00-22:30に9677kHzで放送している。旧来は翌日の00:00-00:30で あった。(WRTHupd 6/4) 
  ブルガリアのRumen Pankov氏によると、同局はアゼルバイジャンとアルメニアの紛争調停を目的としており14:30-15:00にも9677kHzでロシア語・アゼリ語 の放送が受信できる。QTHはVoice of Justice, Tigranmetz Street 23 A, Stepanakert, Republic of Nagorno-Karabakh, via Armenia。(DX Listening Digeat 1025)

◎短波聴取者減少に各局苦慮
 DWは最近中国向短波放送についての計画を発表した。それによると、中国での短波聴取率は10%以下に落ちている。ただし中国に13億の人口がいること を考えるとそれでも馬鹿にならない数字であるため短波放送を継続するとしている。中国ではストリーミング放送やpodcastの需要が増えており、2-3 年の内に再見直しを行うことにしている。
 Radio Habana Cubaの関係者によれば同局を聞いているのはDXerだけであるという。同局の放送はDXer以外向の内容なのにである。同局に手紙を送ってくるのは世 界中のDXerのみであり、同局の聴取人口は週1万人以下であると推定されている。(DXLDyg 6/3)

◎IBBイラン向Kuwait中波送信所2年遅れで竣工 〜周波数は変更か?
 kimandrewelliott.com がCNNの報道として伝えたところによると、Kuwaitに建設中だった米国IBBのイラン向600kW中波送信機が520万ドルの費用をかけて竣工し た。本来は2008年5月から送信を開始する予定であったあため2年遅れである。これで現在Kuwaitにある中波送信機ではイラン西部の一部しかカバー できない問題が解決される。今後試験送信を行い今年秋には本送信を開始する予定である。ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、これはRadio Fardaの中継用に使用され、現在使用中の600kW Harris社製送信機(ギリシアKavala送信所から移設された)を置き換える。また新たに送信 所の北西部に3本のマストを持つアンテナを新設している。現在の周波数は1386kHzであるが、イランが同一周波数をぶつけてきているので、同じ周波数 になるかは不明である。(WWDXC Topnews 966)

◎英国AOR社解散 〜Waters & Stanton社に経営移転
 英国AOR社を所有していたRimarton社は7月1日付で、英国・アイルランドにおけるAOR社製品及びTen-Tec社製品の販売権をEssex のWaters & Stanton 社に譲渡することになり、事実上英国AOR社は解散されることになった。英国AOR社のRichard Hillier社長もWaters & Stanton 社に移ることになり、従来行っていたAOR社製品・Ten-Tec社製品の販売・サービスは継続される。Matlockにある英国AOR社のオフィスは7 月いっぱいで閉鎖される予定で、新しい注文等は受け付けていない。Waters & Stanton社のURLはhttp://www.wsplc.com/である。(Waters & Stanton PLC Press Release 6/14) 開発中のAR7050受信機がどうなるのかは不明です。

◎Südwestrundfunkが中波DRM放送開始
 ドイツのSüdwestrundfunk(SWR、南西放送協会)は5月31日より711kHz(Obereisesheim局)より中波DRM放送を 開始した。(Media Network 5/31)

◎VOAがウクライナ送信所を使用?
 英国のHarry Brooks氏によると、Voice of Russiaが6月1日より7440kHzで09:00-11:00の北米向放送を開始した。米国のGlenn Hauser氏によると、この周波数は廃止されたRadio Ukraine Internationalが北米向に使用していた周波数である。(DX Listening Digest 1022) 一時「ロシアによるウクライナ支配の再来か」という論調が飛び交いましたが、予算不足でRUIに使用中止された送信機運用会社が新たな顧客VORを探した だけとされています。

◎KBSが20%人員削減の大リストラ
 韓国KBSは2014年までに職員数を5500人から4400人に20%削減するリストラを実施する。これは84年に渡る同局の歴史上最大のリストラで ある。計画では2013年までに自然退職で800人削減し、残る300人は外部の会社に転籍させる。KBSでは人員を削減しても公共放送としての機能は損 なわれないとしている。またTV受信料金の引き上げを6月末に実施し収入増を実現する。これらの施策は米国のコンサルタント会社Boston Consulting Groupの指導に基づくもので、原価の内人件費の占める割合を現行の37%から30%に引き下げ経営の健全化を図る。これに対してKBS労組及び放送労 組KBS本部(KBS労組に反対する職員が1月に組織)は「事前に相談もなく全く受け入れられない」と反発している。(Media Network 6/7)

◎キプロスCBSで職場放棄
 キプロス国営のCyprus Broadcasting Corporationの報道スタッフがNicosiaの局舎内での臭気がひどく、またノミが出没して仕事が出来ないとして職場放棄に入った。同局の局舎 は老朽化しており、過去にもネコによる占拠やノミの出没で放送が停止したことがあった。局員の中には病気になった者も出ており、経営側は適切な場所を探し ているがまだ見つかっていない。(Media Network 6/7) 
   国立研究所の調査の結果同局で病気になる局員が続発している原因は送風管内に長年たまった汚物であり、また最近の局員の体調不良は直接的にはノミ駆除のた めに散布された殺虫剤であると判明した。局内にはネコや他の動物の死骸があふれており、それらの腐敗と、送風管内の汚物が局員の病気の根本原因としてい る。6月7日には局員が午前中に緊急ストライキを行った。現在複数のTV及びラジオスタジオが閉鎖されており放送に支障が出ている。(Media Network 6/8)
 
◎謎のロシア局UVB-76
 欧州で「Radio Buzzer」、「The Buzzer]のニックネームで親しまれてきた(?)ロシアの無線局UVB-76(4625kHz)が閉局したとの噂が流れたが、ドイツのKai Ludwig氏によると、電波は継続して出されている。同局は1982年頃より24時間継続してブザー音をAMで出しており、ブザー音が止まった時にはロ シア語の音声通信が入ることがある。送信機はMoscow近郊のPovarovoにあり、Moscowにあるロシア陸軍本部と回線で結ばれているようだ。 (DXLDyg 6/7)

◎スペイン北米向にもDRM放送開始
 スペインの Radio Exterior de España (REE)は北米向DRM放送を09:00-11:00 9630kHzで開始した。同局は既に欧州向には14:00-18:00 9780kHzでDRM放送を実施している。(Media Network 6/8)

◎VORがインド国内でFM番組制作
 ロシアのVoice of Russia(VOR)は既にインドのFever FMとRadio High 92.7 FMのネットワークから中継を行っているが、6月第1週からはRadio Oneのネットワークで「ロシアから愛をこめて」という制作番組の放送を開始した。VORは都市域の聴取者を重視しているため放送はMumbai、 Delhi、Kolkataの3大都市に限定されている。放送は毎日インド時間の09:00-11:00に行われ、番組名だけがアナウンスされ、 「Voice of Russia」の局名は出ない。番組制作はKolkataのMiracle Infoweb Pvt Ltdによって行われ、インドとロシアの歌を交えながらロシアの文化や生活の話をする内容である。Mumbai、Delhiではヒンズー語で、 Kolkataではヒンズー語とベンガル語で放送される。(Media Network 6/8)

◎RCI Sackvilleは米国向緊急放送の砦?
 Robert Smith氏が「Helium」に投稿した記事によると、自然災害、テロ攻撃、大規模なインフラダウンの時には電池式か手巻きのAM/FM/SWラジオが あると良い。AM放送は夜間は遠く まで届くが昼間は250km程度しか届かないし、FM放送も125km程度しか届かないので、大規模に通信線が遮断されて近隣都市もやられた場合には情報 が得られない。衛星放送という手段があるが、設備と場所がいるし電力を消費するためこういう場合には適切でない。そこで残る手段が短波放送である。ところ が米国の私営短波局でニュースなどの情報放送を行っているところはほとんどないし、VOAは合衆国最後の短波送信所を閉鎖することに決めた。BBCも5年 以内に大半の短波放送を廃止する。そこで米国人は困ってしまうが、CBCのRadio Canada InternationalだけはSackvilleの短波送信所を廃止するとはしていない。カナダとCBCは米国に大規模災害が起きた場合の情報拠点と なる責任を感じているのかも知れない。(kimandrewelliott.com 6/2)

◎BBCがiPad専用アプリ
 Madia Spyによると、BBCはiPad上でBBC World Service TelevisionのニュースとBBC World Serviceのラジオが視聴できる、「BBC News International」というアプリを英国国外に対して提供開始した。Appストアで無料にて入手できる。近日中にiPhone/iPod touch用もリリースされる予定である。(kimandrewelliott.com 5/30)

◎世界の放送が聴けるUSBスティック発売
 カーラジオ等で気軽に世界の放送が受信できるシステム「Densinon webradio」がRadio Time社(http://radiotime.com)よりUSBスティック形式で提供される。システムはハンガリーのDension Audio Systems社(http://dension.com)で開発されたもので、3G接続可能な携帯電話とUSB端子を有するカーラジオまたはiPod等 のオーディオシステムを組み合わせて使用すると自動的にRadio Time社のサイトに接続され、画面に表示される好みの局名や放送内容を選択すればすぐに聞くことができる。3万局(140ヵ国、55言語)+10万の各 種番組が選択できる。米国での販売価格は$120。(Media Network 6/9)

◎サウジアラビアがラジオ・TV聴取用website開設
 サウジアラビアの情報文化省は6月8日より、「Saudi TV and Radio Channels」を開設し、国営放送のすべての内容がweb上で聴取できるようになった。URLはhttp://www.sm.gov.sa。 (Media Network)

すべてアラビア語 左がラジオ 右がTV




◎LWCAが新フォーラム開設
 長波DXクラブLongwave Club of America(LWCA)は5月1日より新しい情報フォーラムを開設した。http://lwca.org/community/YaBB.plで参照 可能である。過去2年間使用してきたソフトウェアが陳腐化したため、フォーラムの全面更新を行った。(DXLDyg 6/9)

◎Radio Pridnestrovaが新webサイト
 モルドバのRadio Pridnestrovaが新webサイトを開設した。URLはhttp://radiopmr.org。(WRTHupd 6/4) ロシアとの統合を主張する地域を代表しているためかロシア語主体です。

◎Petropavlovskが短波周波数変更
 PetropavlovskのYelizovo送信所からのRadio Rossiiは周波数を5920kHzから5930kHzに変更した。(WRTHupd 6/4)

◎ウガンダRadio Dunamisの情報
 イタリアのSam Barto氏によると、ウガンダの宗教局Radio Dunamis(4750kHz)の連絡先は、カナダの本部が、AGCM, P. O. Box 425, Station E, Toronto, Ont M6H 4E3, Canada、ウガンダ直接がv/s Bwayo Katami Richard, Program Presenter. P. O. Box 4260, Kampala, Ugandaである。またE-mailは mail @ biblevoice.org、またはviocyn99 @ yahoo.comのCynthia Violette 氏に。(NASWA Jourenal 6月号 via DX Listening Digest 1023)

◎オーストラリアとマレイシアがDRM対応短波送信機購入
 Broadcast AustraliaとマレイシアのRadio televison Malaysia(RTM)は最近相次いでContinental社製DRM対応100kW短波送信機418G-DRMを発注した。Broadcast AustraliaはTenant CreekとSheppartonの両送信所向けに各1台、計2台発注し、今年夏の終わりにはDRM電波を発射する予定である。RTMはKajang送信 所向けに、アナログ/デジタル両用に付帯設備も含めて3台発注し、今年末には運用に入る。(Media Network 6/12) 大型送信所の縮小が相次ぐ中で明るいニュースです。

◎太平洋地域では短波放送の役割大 〜RNZが結論
 Radio New ZelandのPeter Cavanagh局長はABU Newsとのインタビューで、太平洋地域では今後も短波放送の役割が大きいと語った。Radio New Zeland International(RNZI)は技術的に新しい方法でも放送を届けるが、この地域では大多数のリスナーが短波放送に頼っている事実がある。 RNZIでは20局のパートナー局により国内中継を行うとともに、インターネット放送もかなり初期の時代から実施してカバー範囲を拡げている。特に最近は DRM短波放送を実施して地元パートナー局が良い音質でRNZIを受信してAMやFMで現地向に再放送できるようにしている。この方法で放送を聴いている 人も多いが、離島でパートナー局の信号が届かない地域では、特にサイクロン来襲の時期などはアナログ短波放送に頼る状況が今後もかなり長く続くと考えられ る。(ABU via Media Network 6/11)

◎ベラルシ短波状況
 スウェーデンのOlle Alm氏によると、ベラルシの国内向短波放送波が復活しており、6010 6040 6070 7235 7280kHzではほぼ24時間放送している模様である。6190kHzでも欧州の夜の時間や早朝に受信できる。また6080 6115 7265kHzは欧州の夕方の時間のみの放送で06:00頃までにs/offしている。6010 6070kHzでは00:30の「Radio Brest」のIDが確認でき、同局を中継しているものと思われる。(WWDXC Topnews 967)

◎中央アフリカの短波状況
 米国Indiana州ElkhartにあるHCJB Global Technology CenterのHank Zeck氏によると、中央アフリカでは4月に2つの短波放送局が同氏と Curt Bender氏、Dan Anderson 氏によって立ち上げられた。HCJBが関係する宗教局Radio ICDIは従来6030kHzで放送していたが、Lazy H型アンテナと1kW送信機を新設し、現地時間の夜間は3390kHzで放送することになり、現地政府の認可待ちの状態で、試験放送は何時でも開始でき る。もう一つの局は国営放送のBimbo送信所(Bangui郊外)で、中国製の短波送信機が5035kHzで稼働していたが、老朽化したため、Lazy H型アンテナと1kWの新送信機に置き換えた。4月末には電波が出せる状態になったが、コントロールルームの空調が壊れており、復旧待ちの状態である。 (WWDXC Topnews 967)

◎スウェーデンヨット連盟Radio Swedenの短波廃止に反対
 スウェーデンヨット連盟は文化相 Lena Adelsohn Liljeroth女史にRadio Sweden波放送廃止の回避を請願した。同局は4月に10月いっぱいで短波・中波放送を全廃することを決定している。11月よりはweb上の放送しかな くなる。ヨットにインターネット受信設備を備えるにはコストがかかり、また一般リスナーにも不都合としている。(WWDXC Topnews 967)
 
◎チュニジアがwebサイト更新
 Tunisian Radioはwebサイトhttp://www.radiotunisienne.tnを更新した。最近の国際的な放送局の標準に合わせて改善が行われ、 9つある地域放送局の番組も対話形式で聴取できるようになった。(Media Network 6/13) こちらもすべてアラビア語。

◎ザンジバルの短波止まる
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、過去25年間使用されてきたタンザニア本土とザンジバルを結ぶ送電ケーブルが破損し、Radio Tanzania Zanzibarは電波を出せない状況となった。そのため11735/6015kHzの放送は送電ケーブルの復旧まで停止される。(DXLDyg 6/13)

◎ロシア短波送信所の状況
 ドイツのKai Ludwig氏によると、短波廃止の方針の中でのロシア主要送信所の状況は以下の通りである。
 Bolshakovo送信所; アナログ短波送信機なし、9850/9880kHzのDRM送信機も撤去。
 Krasny Bor送信所( St. Petersburg近郊); 21:00-00:00 VOR ロシア語 13870  00:00-02:00 VORセルビア語 12060  01:00-04:00 CRI/VOR アラビア語 12065 05:00-06:30 VOR セルビア語 7350のみ送信中。12065kHzと7350kHzは送信機2台を組み合わせて400kWで送信しているらしい。他の送信機の稼働率はわずか3%で過 剰設備状態。
 Taldom送信所(Moscow近郊); Radio Rossiiの短波送信(13:00-17:00 12070  17:20-22:00 13665  22:20-02:00 9480  02:20-06:00 7215)、Radio RossiiのDRM放送(12060/9750/9605kHz)、VOR英語 00:00-06:00 12040  VOR露語/伊語  01:00-05:00 7310  VOR英語 02:00-04:00 13855  VOR仏語 02:00-05:00 15465  CRI英語 04:30-05:00が行われている。同送信所からのアナログ送信はこれ以上は行われない見込。
 Lesnoy送信所からは873kHz、 Kurovskaya送信所からは198kHzでVORの送信が行われておりどちらかからの送信は継続される見込。なおLesnoy送信所には他に短波送 信機15台、Kurovskaya送信所には20台以上があるが、これらは遊んでいることになる。(DXLDyg 6/12)

◎名古屋のRadio-i 9月末閉局に
 名古屋の多言語FM局「Radio-i」がコマーシャル収入の伸び悩みで、来る9月30日で閉局することになった。(Media Network 6/15) 正式局名は「愛知国際放送」、2000年開局ですが、黒字になりませんでした。周波数は79.5MHz。



◎5954kHzのコスタリカ局判明
 米国のTerry L Krueger氏によると、5954kHzの「謎のスペイン語局」の正体はキューバ向秘密放送「Radio Republica」であることが判明した。6月15日に確認したところキューバ訛りのスペイン語で08:51と08:56にIDが出た。それ以前の日々 は音楽だけを流しており正体が不明であった。他の周波数もアナウンスされたが明確でない。(DXLDyg 6/14)

◎Sackville送信所周辺で家電が話出す!
 canadaest.comの記事「This is Your Toaster Talking」によると、RCIのSackville送信所に近いTantramar marshでは風呂桶、冷蔵庫、洗濯機からトースターに至るまでが、小さく鈍い音で話したり歌ったりする現象が見られる。しかもイタリア語や中国語、ポル トガル語である。Andy Sennit氏によると、RCIではイタリア語放送は行っていないが。(Media Network 6/17) 昔沖縄にあったVOA中継局では木の葉が歌い出したそうです。

◎パキスタンでは今年は「ラジオの年」
 パキスタンの情報放送相Qamar Zaman Kaira氏は、ラジオは現在も娯楽や情報源として役立っているとして今年2010年1お「ラジオの年」とすると宣言した。同氏によれば歴代の政府はラジ オ放送を軽視したきたが、現在の政府は重要なメディアと見ているという。Radio Pakistanのラジオ放送設備は老朽化しており、Karachi、Gwadar、Hyderabad、Multanでは既に使えなくなり入替中である が、これが完了すればカバーエリアが飛躍的に広がるという。国内でラジオ放送設備に対する投資需要は大きいと同相は語っている。Radio PakistanのMurtaza Solangi会長によればFort Minroe、Rajanpur、 Layyah、 Rahimyar Khan 、JhangにはFM局も新設される予定で、カバーエリアは拡大しているという。(Media Network 6/18)

◎DWが金堤中継開始
 DWは6月16日より韓国の金堤(Kimje)送信所よりの中継を開始した。08:00-09:00 9785kHzで中国語放送である。初日の送信は 約8分で途切れてしまったが、翌日以降は平常に送信された。(赤林)
  DWの中国語放送は6月16日より08:00-09:00の放送の周波数を変更・追加した。Trincomalee中継(250kW)は9785kHzか ら9550kHzに変更、新たに金堤中継9785kHz(250kW)が追加された。
またSingpoare 9865、Novosibirsk 9900、Petropavlovsk Kamchatskii 11830kHzはそのまま継続される。(DX MIX NEWS 6/22)

◎自由朝鮮放送周波数変更
 北朝鮮向の自由朝鮮放送の00:00-01:00の周波数が7475kHzから11560kHz(Dushanbe送信所、100kW、70度)に変更 された。台湾中継のWYFRと同周波数のため混信する。なお11565、13865kHzも予備周波数として登録されている。(DX MIX NEWS 6/22)

◎BBC WSにWegrner社が中継放送設備納入
 放送設備会社のWegener CorporationはBBC World Serviceのラジオ放送用設備・配信システムの更新を48万ドルで受注した。内容はモニタリング用受信機、メディアサーバー、配信用ソフトウェアで、 今年 11月に納入予定である。配信システムは「Compel」と呼ばれ世界に2000カ所以上ある同局を中継放送する施設や放送局に対して衛星経由で番組を配 信して、自動的に放送を行う仕組みで、同社のiPump6420型メディアサーバーとUnity4600型衛星受信機が使用されている。(Media Network 6/23)

◎ザンビアの短波放送中断続く
 Zambia National Broadcasting Corporation (ZNBC)では今年初めに短波送信機が故障して以来放送が中断しているが、広報担当のMiriam Mtonga女史によれば、故障した部品の特定が済み、価格交渉の結果13万ドルで部品を更新することになったが、それまではRadio One及びRadio Twoaの短波放送中断が続く予定である。また短波しか届かない地方の一部には政府の援助でFM送信所も今後設置する予定である。(Media Network 6/23) ザンビアは短波放送で全国カバ−という懸命な選択をしていますが、それが故障してしまっては元も子もないので、復旧が待たれます。

◎CRIがHouston近郊の別局も買収
 米国のSteve Luce氏によると、Houston南部近郊の小電力局KGBC(1540kHz)を買収して失敗したChina Radio Internationalは、今度は北西部近郊のCypressにあるKYND局(1520kHz)の放送時間を買取り、CRI「Easy FM」の24時間放送を開始した。番組は同局の短波で放送されている英語番組と同時ではない。(DXLDyg 6/23) 元々「Little Saigon Radio」というエスニック局で、出力は昼間3kW、夜間1kWです。

◎サウジアラビアもDRM短波送信機購入
 Continental Electronics社はサウジアラビアより4台の250kWDRM対応短波送信機を受注した。送信機はRiyadhにある First Gulf社を通じてアンテナや付帯設備とともにJeddah近郊のAl Khumura送信所に納入される。同送信所は1978-1980年にContinental Electronics社によって建設され、最近には 2MWと1MWの大出力中波送信機が設置されている。新設される短波送信機は最近オーストラリアやマレイシアに納入されたものと同種類と見られる。今年末 には納入が完了し来年の中頃に運用を開始する予定。(Media Network 6/26)

◎ウガンダ秘密局Rediyo Y'Abagandaより返信
 米国のDon Jensen氏によると、同氏はウガンダ秘密局Rediyo Y'Abaganda(毎週日曜日02:00-03:00 15410kHz 仏Issoudun送信所 250kW)よりE-mailで返信を受け取った。返信者は経営チームのAlex Kalazani Kigongo氏。それによると放送はウガンダのBaganda族向にLuganda語で行われており、ウガンダからの自治をスローガンにしているが、番 組は娯楽的な内容である。E-mailはababaka.com @ gmail.com。(WWDXC Topnews 969)




◎Funkhaus Euskirchenが期間限定特別放送

 ドイツの Funkhaus Euskirchenは来る6月26日〜7月4日の毎日19:00-19:30及び24:30-01:00に中波810kHz(Wusterhausen 送信所)及び短波6005kHz(Kall送信所)にて期間限定特別放送を行う。 受信報告等の宛先はRainer Suckow, Vorsitzender Foerderverein "SenderKW" e.V., Funkerberg Haus 1, 15711 Koenigs Wusterhausen, Germanyに。(WWDXC Topnews 969)

◎Sedayee Kashmir周波数変更 2版追加
 インドのDelhiから放送されているSedayee Kashmir(カシミールの声)放送が周波数を変更した。新周波数は以下の通り。出力は100kW、送信所はDelhi。
 11:30-12:30 4870 (6100より変更)
 16:30-17:30 6100 (9890より変更)
 23:30-00:30 4870 (6100より変更)
(DX MIX NEWS 6/15)
 4870kHzは23:30-00:30が受信できているが変調が非常に浅くほとんど内容が理解できない状況である。当初は地方局が出てきたのかと思わ れた。(NDXC 長谷川清一氏)

◎Radio Free Asiaより楽器QSLシリーズの第2弾
 Radio Free Assiaはアジアの楽器QSLシリーズの第2回目としてビルマの竪琴(saung gauk)のカードを発行する。7月1日〜8月31日間の同局への有効な受信報告に対して発行される。(DX Listening Digest 1025)

◎RN-Bonaire送信所はThomsons社が落札
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、Radio NederlandのBonaire送信所の短波送信機は従来のPhilips社製がThomsons社製に置き換えられることになった。(DX Listening Digest 1025)

◎ロシアRadio YunostのFM放送がモスクワでは消えた 2版追加
 旧ソ連時代の1962年に開始され1991年からは民営化されたロシアの青年向放送「Radio Yunost」(Радио Юность)は2008年4月より「Yu FM」(ЮFM ) として全ロシア放送会社VGTRKВГТРК:Всероссийская государственная телевизионная и радиовещательная компанияよ り当初 94.0MHzを借用して放送を行っていた。しかし昨年11月9日にVGTRKは突如借用権を解除し、同 局は古いソ連バンドのFM周波数68.84MHzと長波の153kHzのみで放送せざるを得なくなった。そのためモスクワでの聴取率は1.3%から 0.8%に低下してしまった。各地での中継も停止するように指令が出されている。(DX Listening Digest 1025)
 ロシアのVictor Rutkovsky氏によると、VladivostokでもRadio Yunostが聞こえなくなった。現地のVGTRKの職員によれば中波でのRadio Yunostの放送を停止するように指示を受けているとのことである。ロシア中で同じ事が起こっているらしい。(DX Listening Digest 1024)
 中波の1377kHzは確認ができていないが、Khabarvskからの71.24MHzのFM放送は行われていることを7月1日にEスポ伝搬で確 認した。(NDXC 長谷川清一氏) 聞く人が少なくなっている旧ソ連FMバンドに押し込められている感があります。

Moscow 68.8MHzのみが周波数として掲載されている同局のサイト






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