月刊短波2011年4月号(第5版)
編集 赤林隆仁  時間 JST




◎JJY 40kHz一時復活 25日に再び停波 5版新規
 福島第一原子力発電所周辺地域への避難勧告により3月12日19:46より停止していたJJYおおたかどや山標準電波送信所(40kHz)は、必要な措 置を施した結果4月21日13:54から送信を再開した。無人運用のため落雷や停電の場合には停波する可能性がある。(通信情報研究機構)(石田直樹氏) (小林浩氏)
 おおたかどや山送信所は福島県田村市にあり、福島第一原発から17kmの距離にあるため3月12日に職員全員が避難し電波の送信を停止していた。通信情 報研究機構は特別許可を得て職員を派遣し送信を再開させた。(日本経済新聞 4/22)
 JJY 40kHzは4月25日12:06に落雷のために再び停波した。復旧の見通しは立っていない。
(通 信情報研究機構) 60kHz電波用ブースターも市販されていますが、時刻同期させたPCのオーディオ出力に40kHzを出してしまう「JJYシュミュレータ」が大変便利で す。PCのスピーカーの前に電波時計を置いておくと受信状態になります。

◎BVBが日本向短波試験放送を実施 2版新規 5版追加
 Bible Voice Broadcasting(BVB)は去る3月27日に試験放送を行ったが、JSWCの岩沙一彦氏が我孫子教会に送付した受信報告がBVBに転送された結 果、Program Manager & ConsultantのHeather Paterson氏より日本向短波放送実施に向けて新しい送信プロバイダーより次のように試験放送を継続実施する旨の手紙が届いた。
 4月6日(水) 7日(木) 21:30-21:45 12130kHz 
 試験放送の内容は3月27日と同じ。(JSWC 岩沙一彦氏)
 BVBによると、4月25日及び26日に再び15560kHzで日本向送信試験を実施する。時間は21:30-21:45で試験放送内容は前回と同じ。
(JSWC  岩沙一彦氏)

◎BBC WS廃止した中国語・ヒンズー語短波放送を5/1に復活  5版更新
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、BBC World ServcieはBABCOCK社の送信所を使用し、3月に廃止した中国語及びヒンズー語短波放送を4月18日より復活する予定であったが諸般の事情から 開始は5月1日となった。
送信地: KIM: 金堤(韓国) NAK: Nakhon Sawan  SNG: Kranji(シンガポール) SLA: A'Seela(オマン) TAC: Tashkent  CYP: Limassol  NVS: Novosibirsk
 中国語放送は以下の通り。
  22:00-24:30 6095 KIM 250 kW / 290度  9605 NAK 250 kW / 020度  11920 SNG 100 kW / 013度  15285 SNG 100 kW / 013度
    07:00-08:00 7325 SLA 250 kW / 063度  9580 KIM 250 kW / 285度  9610 NAK 250 kW / 020度  9855 SLA 250 kW / 060度  11795 SNG 250 kW / 013度  11980 NAK 250 kW / 025度
 ヒンズー語放送は以下の通り。
  10:00-10:20 6065 SLA 250 kW / 060度  9425 SLA 250 kW / 060度  11995 SNG 250 kW / 315度  13745 TAC 200 kW / 131度  15510 NAK 250 kW / 280度
     11:30-12:00 11995 SLA 250 kW / 100度  15660 NAK 250 kW / 305度  17510 NAK 250 kW / 300度  17655 NVS 250 kW / 195度 
     02:00-02:30  5910 SLA 250 kW / 060度  7460 NAK 250 kW / 280度  9605 CYP 250 kW / 090度  11740 NAK 250 kW / 275度
(DXLDyg 4/20) 中国の勝利宣言等に対して英国外務省が動いて予算を復活させた模様です。当初4月18日開始とされましたが、インドのAlokesh Gupta氏、スリランカのVictor Goonetilleke氏や中国の張世峰氏等から放送していないという報告が寄せられました。

◎北アフリカ向Radio Sawa短波放送開始  5版更新
  IBBは3月22日より、リビア向に短波でRadio Sawaアラビア語放送の中継を開始した。周波数・時間は何回か変更され、4/20にはリビア・チュニジア・エジプト向として中波放送も合わせて次のよう になった。  (C]Limassol、L:Lampisham、K:Kuwait 、U: Dhabbayya、D: Djibouti)
  13:00-15:00  990C  1170U  1548K
  15:00-16:00  990C  1170U  1548K 11645L 13575L 17880K
  16:00-17:00  990C  1170U  1548K 11830L 13575L 17880K
  17:00-19:00  990C  1170U  1548K 11725L 15775L 17880K
  19:00-20:00  990C  1170U  1548K 11680L 15775L 17880K
  20:00-22:00  990C  1170U  1548K 11890L 15775L 17840K
  22:00-01:30  990C  1170U  1548K
  01:30-13:00  990C  1170U  1431D  1548K
(DX MIX NEWS 4/19)

◎朝鮮の声が初めてHP 4版新規
 北朝鮮の「朝鮮の声」は金日成の誕生日である4月15日にインターネットのHPを開設すると発表した。URLはhttp: //www.vok.rep.kp/CBC。(MN 4/13) (島根県 長廻政志氏) 4/14より朝鮮コンピュータセンター(KCC)の「ネナラ」(내나라、我が国)というサイト(http: //175.45.176.14/)が表示され たが、4/15より「朝鮮の声」の画面となっ た。朝・英・仏・独・中・日・露・西・ア ラビア語で表示。音声はストリーミング放送をメディアプレイヤー(但しこのHPからはダウンロードしない方が安全とされている)で聞く、ただし文も掲載さ れている。放送の時間や周波数は掲載されていない模様。

(左)画面ロゴ(조선의 소리 朝鮮の声 조선민주주의인민공화국  朝鮮民主主義人民共和国) (右)局ロゴ
  



◎米国心理部隊10405kHzでも放送 4版追加

 米国のSteve Lare氏によると、米国心理部隊が10405kHzUSBにて18:10頃英語とアラビア語でリビア艦船乗組員に対して下船して家族の元に帰るようにと いうメッセージを放送しているのが受信できた。航空機からの放送と見られる。(DXLDyg 3/28)
  RNWのEhard Goddijn氏によれば、10405kHzは4/14の17:09に10405kHzUSBにてアラビア語・英語で放送していた。放送では FM100.6MHzをアナウンスしていた。放送は17:12に一度途切れたが17:30に再開した。短波の放送は毎時00-12分。30-42分に出て いるものと見られる。18:40にはジャミング発射が開始された。Andy Sennit氏によればFM放送は継続的に行われているものと見られるが、短波放送は一時的に限られた目標向に行われているらしい。(MN 4/14)

◎Radio Bulgaria送信所比較試験放送を実施  3版新規
 Radio Bulgariaでは送信所比較試験放送を実施する。2つの送信所のどちらが聞きやすかったかを報告して欲しいとしている。
 第1期 4/18 13:30 - 5/2 12:00 Plovdiv 300kW
  第2期 5/2 13:30 - 5/16 12:00 Kostinbrod 100kW
  送信時刻(第1期・第2期ともに同じ)
  欧州向 13:30-14:00 ブルガリア語 7400  14:30-16:00 独仏英語 11600   22:00-23:00 ブルガリア語 15700   01:30-03:00 独仏英語 7400  04:00-07:00 独仏英語 7400
    北米向 08:00-12:00  英仏・ブルガリア語 11700
 受信報告はmp3またはmp4形式による録音ファイルを添付してfrequencies @ bnr.orgに送付する。(DX MIX NEWS 4/11) 

◎スーダン反政府派が短波放送 2版 新規
 スーダンの反政府若者グループは3月31日国家体制の変更を行うためスーダン全土をカバーする短波放送を開始したと発表した。石油資源が豊富な南スーダ ンが国民投票の結果分離することになった上に食料価格の急騰等の経済状況の悪化で国民に閉塞感が漂っていることがその背景にある。各グループは22年間独 裁的な地位にいるOmer Al-Bashir大統領の退陣を要求して過去2ヶ月間活動を続けてきたが政府側の弾圧で活動が出来なくなっていた。そのような中で「変わる若者」と称す るグループが3月31日にFacebookで放送の開始を宣言した。放送は00:30-01:00に15540kHzで行われる。スーダン全土に放送が届 いているかを知りたいので聞こえたらsyr.radio @ gmai.comまでメールをするように呼びかけている。スーダン政府は首都Khartoumの放送(16局の放送局がある)、新聞すべてで検閲を行い反 政府的な情報が国民に出ないように統制している。(MN 4/1)
  英国のMike Terry氏によると、送信はモルドバのGrigoriopol送信所から300kWの出力で行われておりWRNの仲介によるものである。(DXLDyg 4/1)
  放送実施グループは「Sudanese Youth Forum」と称し、放送は水・金・日曜日に行われる。スーダンで唯一インターネットが使用できる首都Khartoumで政府によりSNSサービスのブ ロックが行われ相互間の通信手段が失われたことによる措置である。(MN 4/3)
  火・土曜日は同じGrigoriopolからソマリア向けのRadio Ogadeniaが出ている。(NDXC 長谷川清一氏)

◎ラジオ福島がほぼ通常編成に復帰 2版新規
  RFCラジオ福島が4月1日よりほぼ通常の番組編成に復帰した。平日放送の「朝から元気」「かっとびワイド」など同局の看板ワイド番組も再開さ れ、震災関連の特番は21:00〜21:30に設けられているのみとなった。これに伴いUSTREAMでの放送も07:00〜19:00、 21:00〜21:30の間の自社番組以外はBGMが流されている。CMが流されているかどうかは未調査。同局では3月30日の深夜 24:00〜26:00と27:00〜28:00にUSTREAM向けの独自番組を行なったが、今後行なわれるかどうかは不明。4月2日について は07:00〜13:00、16:25〜19:00の間の自社番組以外はBGMとなることが予告されている。USTREAMの聴取者数は連続震災 報道期間中は22時台で500人超のときもあったが、現在のBGM放送時間帯では100人を割っている。自社番組でない時間帯が多くなること でBGMが増え、夜間帯に聴いても情報が入手できないためのUSTREAM離れもあると思われる。(東亜BCL聯合 石田直樹)

◎Voice of the People周波数変更  2版 新規
 3月31日よりRNWのMadagascar送信所から行われているジンバブエ向放送Voice of People(13:00-14:00)は周波数を9875kHzから5kHz下の9870kHzに変更した。(MN 4/1)
  その結果Voice of PeopleのA11スケジュールは次のようになった。言語は英語・ショナ語・ネベレ語。送信所はすべてMadagascar 50kW 65度。
 13:00-14:00 9870  01:00-01:30 9445  03:00-04:00 7330 
(DX MIX NEWS 4/4) 

◎Radio Veritasに聴取者から「近代化要求」 
   このほどインド西ベンガル州Siliguriで200人が集まって開催された、フィリピンカトリック局Radio Veritas Asiaベンガル語放送リスナーの集いでは「放送内容は良いが、もっと放送を近代化しろ」という意見が相次いだ。その趣旨は、1日1時間の 短波放送のみを行うのでなく、インターネットや携帯電話でも利用できるコンテンツを提供せよというものであった。同局のベンガル語リスナーはインド西ベン ガル州、アッサム州、トリプラ州に分布し、70%は回教徒、30%はヒンズー教徒である。バングラデッシュのDhakaでベンガル語番組制作を行っている Saiffudin Sabujプロデューサーはリスナーの意見を入れ、webサイトを改善してpodcastなどを利用できるようにしたいとしている。(MN 2/28)

RVAベンガル語HP live streamとpodcastサービスが追加された



◎WJHR局15500kHzにQSY  2版追加
 米国の
Glenn Hauser氏によると、WJHR局(所在地フロリダ州Milton)は周波数を15550kHzから15500kHzに変更した。モードはUSBで不 変。旧周波数15550kHzUSBは2009年12月より使用されていた。2月26日の01:10にカナダのMark Coady氏が発見したものを3月1日の02:11に確認した。旧周波数で混信していたイランを避けようとしたものらしいが、スケジュールには掲載されて いない。DXLDyg 3/1)
  スイスのEwald Glantschnig氏によると同局はE-QSLを発行中。それによると出力1.5kWとのこと。宛先はWJHR Radio International, 5920 Oak Manor Drive, Milton, FL 32570, U.S.A. またはE-mailでWJHR @ USA.COM。(WWDXC TP 1009)

◎RNW9カ国語対応のiPhoneアプリ
  Radio Netherlands Worldwideは9カ国語対応のiPhoneアプリを開発した。このアプリをiPhoneに取り込むと好みの言語でRNWのニュース(web、スト リーミング番組、ビデオ、podcast)に24時間いつでもアクセスできるようになる。アプリはApp Storeで無料入手可能。オランダ語、英語、スペイン語、フランス語、Papiamento語(カリブ海Bonaire地方の言語)、インドネシア語、 ポルトガル語、中国語、アラビア語に対応している。このアプリでは同局の国際法サイト(http: //www.internationaljustice.nl)のニュースにもアクセス可能である。(MN 3/1)

◎VOVTVをweb上で公開
  ベトナムのVOVNews onlineは2月28日より、webサイト上でVOVTVの放映を開始した。これで同web上では5チャンネルのラジオ放送、新聞を含めたベトナムのす べての全国メディアが視聴できるようになった。VOVTVは全国放送を開始してから今年で3年目となり、日に19時間放送を行っている。またVOV交通 チャン ネルと協力してHanoiとHo Chi Minhのラッシュ時の交通情報も流す。URLはhttp://vovnews.vn/。(MN 3/1)

VOV news上でのVOVTV(中央のポップアップ部分)



◎イラン秘密局Radyo-e Rahoya Iran情報
 イラン向秘密局Radyo-e Rahoya Iran(ペルシャ語)は2月22日より、01:30-02:30に5825kHz(Armavir送信所、100kW、104度)で放送を出していた が、26日からは同じ時刻で周波数を5810kHz(Alma Ata送信所、75kW、250度)に変更した。放送は火・木・土のみ。(DX MIX NEWS 3/1)

◎スイスのMonte Ceneri送信所からのVOR中波放送4/1開始
 イタリアのRoberto Scaglione氏によると、Voice of Russiaはスイスが使用を停止したMonte Ceneri送信所の558kHzを使用した中波放送を3月1日に開始する予定であったが、4月1日に延期された。技術的な問題が解決されていないためと されている。伊独仏語の放送が1日2時間づつ出る予定である。(DXLDyg 3/2)

◎ケニアKBCが破産 〜日本が原因と非難
 英国のMike Barraclough氏によると、ケニアのKenya Broadcasting Corporation(KBC)が事実上の破産状態となり、公共放送が継続できない事態となった。ケニアの情報通信相Bitange Ndemo女史は3月3日にKBCは破産状態になることを明らかにした。破産の理由はKBC自体にではなく、財務省が同局への支出を拒否したことによる。 通 信相はその根本的原因として日本が時代遅れの中波や短波送信機を売りつけ、それを購入したことで借金が払えなくなったとして厳しく日本を非難した。資金は 本来 FM放送やデジタル放送に使うべきなのに日本がその機会を奪ったとしている。(DXLDyg 3/3) これは前政権が1990年代の初めに決めたことで日本が強引に売りつけたのではありません。ケニアのような広い国ではまず中波放送と短波放送で全国をカ バー するのが理想的であり適切な判断と思われます。FM受信機の普及もDRM放送の開発もその後の出来事であり当時の判断が間違っていたのではありません。日 本に対する中波・短波設備の借款を踏み倒すための口実でしょう。この国は以前は親日 的でしたが、現政権 は中国との関係を強めつつあります。KBCはCRIの支局になるのでは?

◎Pakistan Calling誌オンライン公開
 パキスタンの Abid Hussain Sajid Mailsi氏によると、Radio Pakistanが海外向に発行している「Pakistan Calling」の2011年1月号がインターネット上で公開されている。
http://xa.yimg.com/kq/groups/12397727/626321383/name/Pakistan+Calling+Magazine_January+2011.bmp.pdf
(DXLDyg 3/3)

◎Radio Free Sarawak主催者の家族に脅迫
 Radio FreeSarawakを英国のClare Rewcastle Brown女史とともに運営している Peter John Jaban氏は、自分だけでなく家族もサラワクの現地政府関係者から迫害されていると語った。同局は環境保全の観点から現地政府のトップであるTaib Mahmud氏を批判する番組を流してきた。氏の家族が行っていた商売の免許が現地政府から取り上げられ、「Jaban」という名前がブラックリストに 載ったためにJaban家の人は名前を隠さないと仕事ができなくなった。氏の名前が世界的に報道された1月には氏の家族が経営していた宿泊所と食堂の借地 契約が地主によって急に打ち切られた。また治安関係者が家族の経営する会社に頻繁に訪れて消息を尋ねるようになった。氏自身は生命の危険があるため放送の 本拠地であるLondonに身を潜めている。氏は「自分を消しても、他の人が続けるだろう」としている。(MN 3/4)

◎Radio Pragueの短波廃止は誤り 〜HFCC会議で議長が批判
 チュニジアでの開催が出来なくなったために急遽チェコのPrahaで開催されたHFCC会議で議長を務めたOldrich Cip氏は、会議の中でRadio Pragueの短波放送廃止に触れ、「誤った決定である」と批判した。これに対してRadio Prague側は何もコメントを行わなかった。Oldrich氏によれば、Radio Pragueはインターネットと衛星放送を残してはいるが、同局のリスナーの半分は短波放送を利用していた事を考えると、リスナーを失う誤った決定であっ たと している。(WWDXC TP 1003)

現在のRadio Prague HP上の「北米では短波で聞こえる」とのメッセージ 局側の本音が理解できる

 

◎RFIが一般の停電で停波 〜会長激怒!
 現地時間で3月5日の夜間、RFIの局舎周辺が停電したが、この影響でRFIの送信自体が約1時間の間停止し、またwebサイトはアクセス不能となりそ の状態が翌日まで続いた。公共放送が単なる停電で全面停止する事態にJean-Luc Hees会長は激怒し、幹部に対して原因の徹底究明を命令した。関係者によると、停電時に作動する筈の自家発電装置が機能しなかったのが直接原因である。 3月3日にも停電があり、この時も短い間だが放送が停止した。3月5日は土曜日でRFIの夜間の英語放送のない日であったため、停電しても大したことはな いとの油断があったのではないかという見方がある。(MN 3/6)

◎MV Baltic Radio 9480kHzでも放送
 ドイツのHarald Kuhl氏によると、MV Baltic Radioは日曜日の19:00-20:00にWertachatal送信所より6140kHzで放送を行っているが、このほどドイツ当局より 9480kHzの放送免許も取得したため3月中旬より16:00-01:00に9480kHzで試験放送を行う。Wolfgang Bueschel氏によると、9480kHzの送信所はBremenにあり、出力1kWで半波長ダイポールアンテナから230度の方向に出ている。 (DXDLyg 3/6)

◎Radio Verdad情報 〜4055kHzで3月末には増力
 米国のGlenn Hauser氏によると、グアテマラのRadio Verdadは去る2月26日に創立11周年を迎えた。これを記念して新しいQSLカードを発行したので、受信報告を歓迎する。
当局の現在の出力は210Wだが、現在米国でRalph Borthwick氏が調整中の増幅モジュールが完成すると500W以上出せるようになる。周波数を4055kHzにするための水晶発振子は持っているの だが、正確に周波数を測定する機器がないのでまだ使用ししていない。現在稼働中の増幅モジュールも一応うまく働いているが、制御部分に不具合があり、パ ワーが出るまで2〜3時間も待たなければならない。これも4055kHz化に踏み切れない要因の一つである。制御部分のカードを取り外して修理したいが、 取り外し時に壊れてしまう可能性があり、そうなると再度長時間停波しなければならなくなるので、当面このままにしておくしかない。局のある Chiquimulaは電力事情が悪く停電が頻発しており、停電があると送信機が再度暖まるまで2〜3時間の送信中断を毎回余儀なくされる状況である。 (DXLD 1109)
  Radio VerdadのEdith Madrid局長によると、3月24日現在送信機の修理・調整を終えており、100Wで試験送信を実施中。どの周波数で聞こえるか教えて欲しい。米国の Glenn Hauser氏が確認したところによると、周波数は以前の4052.5kHzから4055kHzになっていた。これを受けてRadio Verdadでは出力を200Wに増力した。カナダから来た技術者Rafael Wayne Borthwick氏が作業を継続中で、3月末には更に500から600Wに増力の予定である。 (DXLDyg 3/25) 3月末になり日本でも信じられないような強さで入感しています。多分増力したものと思われます。

◎Madagascar World Voice施設はほぼ完成
 World Christian Broadcastingの1月号updateによると、マダガスカルに建設中の新キリスト教短波局Madagascar World Voiceはほぼ設備が完成した。#1〜#3のアンテナはすべて完成し、ステーに支えられて直立している。送信所の建物も完成し、100kW短波送信機3 基の搬入を待つばかりとなっている。開所式に使用する米国からの参観者のゲストハウス以外に建物はすべて完成した。短波送信機3基にかかった費用は297 万ドルで、その内既に228万ドルは支払済みで、マダガスカル向の船積みを確認して残りも支払われる。既に試験・調整を終えて40フィートのコンテナに納 められ船積みを待っている。数週間後には現地に到着する筈であり、いよいよ全世界向短波放送が開始される運びとなる。(WWDXC TP 1004)

◎Radio Pakistanロシア語放送等を再開
 ロシアのKonstantin Aseev氏によると、Radio PakistanのMurtaza Solangi局長は、早ければ3〜4月中にトルコ語、ロシア語、アラビア語放送を開始することを明らかにした。ロシア語放送は1997年から10年間放 送されていたので再開となる。以前のロシア語放送はCIS諸国から提供されたウズベク語の原稿をパキスタン側でロシア語に翻訳して行われていたが、 2007年にムシャラフ政権によりロシア語に翻訳する部署が閉鎖されたため中止となっていた。(WWDXC TP 1004)

◎中国全人代でメディア世界制覇に向け勝利宣言
 台湾のKeith Perron氏が中南海筋から得た情報によれば、3月5日より中国で開催されている全国人民代表者会議(全人代)において、3月6日夜李長春政治局常任委 員が率いる中国共産党宣伝部の部長から次 の趣旨の報告が行われた。VOAとBBC World Serviceの縮小で中国共産党は西側と戦いで勝利した。李長春常任委員の見解によれば、西側メディアは情報戦争で中国に敗北しており、中国には 電波の国際的覇者となるチャンス が巡ってきている。中国は2011年には5200万元(約800万ドル)の予算で世界中の聴取者を増やす取組を行う。具体的には衛星放送の強化、西側世界 の AM/FM局の買収を進める。また短波放送については南北アメリカ、欧州、アフリカ、東南アジア向を強化する。また西側諸放送局が中国を不安定化するため 虚語をばらまくのに使用していた短波中継局を買収して中国が支配する。またBBCやVOA等の帝国主義侵略局からメディア覇権を奪い取るために CTV4/CCTV9(海外向TV放送)とCRIを一体化する。(MN 3/7) 李長春氏は対日強硬派で、一連のgoogle攻撃を統括した人物とされています。

◎RNWリビアで現地放送
  Radio Netherlands Worldwide (RNW)のアラビア語放送の番組が3月7日夕方(現地時間)よりリビアの反体制派局「Voice of Free Libya」(旧国営Radio Bengazi)と「Radio Misurata」(首都トリポリから200km離れた地元放送局)で放送されることになった。これらの局のスタジオは今回の騒乱で破壊され、番組制作が できない状況であるが、送信は可能で中波でリビア全土をカバーできるため今回の措置となった。放送される番組は「Huna Amsterdam」でオランダ在住のリビア人Omar Elkeddi氏がホストを勤めている。RNW編成局長のRik Rensen氏によれば、リビアの別の地域で起きている情報をラジオで知ることで孤立した状態から脱皮できるとしている。この番組は毎日02:30より衛 星放送及びインターネットhtpp://www.rnw.nl/hunaamsterdamで聴くことができる。(MN 3/7)

◎Radio Nepalが送信塔を半分以下に削る
 Radio NepalはKhumalter送信所の送信塔を97mから45mに削って低くすることになった。送信塔がTribhuvan国際空港の第二滑走路の離陸 ルート上にあるためで、航空機が急に高度を上げなくても済むようにというQatar航空からの要請を受けた航空局からの指導で実施された。Qatar航空 はそのための補償費用としてRadio Nepalに対して2000万ルピーを支払った。この送信塔からは100kW短波送信機(3基ある)の電波が出ている。(MN 3/7)

◎ベトナムがラオスのLuangprabangに放送局建設
 ベトナムVOVは第9回ラオス人民革命党大会と第7回国民会議招集を記念してLuangprabangに放送局を新設してラオス側に引き渡した。新しい 局は11628平米の敷地に5kWとTV送信機、10kWのFM送信機、110mのアンテナタワーを備え1年の建設期間を経て、ベトナムからの無償援助 570億ドンをかけて完成した。VOVは同様の放送局をChampasackにも建設している。(MN 3/7)

◎BBCヒンズー語放送継続の要求多数で1年間延命
 BBCは1月26日にヒンズー語放送の廃止を発表したが、それ以来ヒンズー語サービスの一部でも良いから残せないかという議論が巻き上がり、BBCは複 数の民 間団体にそのための資金供出方法の提案を求めている。その結論が出るまでの暫定措置としてBBCでは毎晩1時間のニュースや出来事をインド向に短波・イン ターネット・携帯電話で引き続き放送することを決定した。もし今年12月までに資金提供者が見つからない場合は2012年3月で放送を打ち切る。(MN 3/7)




◎クリントン国務長官「情報戦争での敗北」を認める
 米国のクリントン国務長官は3月2日、米国がBBCと同じく国際放送を削減していることを指摘し、情報戦争で敗北したことを認めた。長官はアル ジャジーラや、24時間英語ニュースチャンネルに資金をつぎ込んでいる中国やロシアが勝者であるとし、自分もロシアのニュース番組を見ているが参考になる と語った。これを聞いたアルジャジーラのスタッフは中国やロシアはそうかも知れないが、自分たちはニュースをありのまま伝えているだけで「情報戦争」など していないとし、国際放送と外交は別物であると当惑した。(MN 3/2) 中国・ロシアと同じく中東も敵という先入観があるのかも知れません。

◎廃止のBBC World Serviceアーカーブ化でweb存続
 BBC World Serviceは廃止されるサービスの内72年の歴史を持つアフリカ向ポルトガル語放送(2月25日廃止)等の過去の放送をアーカイブ化し てインターネットで提供することで同サービスのHPを残すことなった。BBC各サービスの廃止で聴取者数は3000万人程度減少すると見られているが、英 下院外交委員会では3月9日よりBBC World Serviceは廃止による影響調査を開始することになった。(MN 3/8)

72年間のアーカイブという形で残ったアフリカ向ポルトガル語のHPの表題



◎AWR放送開始40周年記念DXコンテスト
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Adventist World Radio(AWR)は1971年10月1日にポルトガルの送信所から始めて放送を開始して以来40周年となるのを記念してDXコンテスト「Choose a Channel」を挙行する。応募要領は次の通り。@AWRの放送が行われている放送バンドを1つ選択する。Aその放送バンドである日のある時間に行われ ていた放送の受信記録を取る。B自分の過去のQSLコレクションの中からその局から来たその放送バンドでの受信に対するQSLカードを探す。CそのQSL カードのコピーをとる(カラーが望ましいがモノクロでも可)。D可能ならばIndianapolis Heritage Collenctionに含まれている局が3局含まれていると良い。E受信記録とA〜Dに該当するQSLカードのコピーをAWRに提出する。
 コンテスト条件に合うQSLカード数が多いほど得点が高くなる。受信期限は2011年6月いっぱい。応募は7月末必着で、Choose a Channel DX Contest, Box 29235, Indianapolis. IN 46229 USAに。商品はJerry Berg氏の無線史本、WRTH2012やAWR特製記念品等。(DXLDyg 3/8)

◎BBCアラビア語放送削減先延ばしか?
 英国のGuardian紙によると、アフリカ及び中東の政治危機によりBBC World Serviceの廃止削減計画が遅れる可能性が出てきている。BBCアラビア語放送は政府による16%の予算削減を受けて来年度は4600万ポンド分の削 減を計画していたが、この削減計画は予定通り実行されない見込である。計画ではアラビア語放送の削減で60人を解雇する代償に聴取者数も570万人減少す るとされていた。国際ニュース編成部長のPeter Horrock氏が英下院外交委員会で3月9日に行った証言によると、アラビア語放送の対象地域では短波・中波放送が廃止されずに継続される見込という。 (MN 3/10)

◎BBC World Service Real Media形式での提供を停止
 BBC World Serviceは3月末でReal Media形式のビデオファイル(rmの拡張子)提供を停止する。以後はWindows Media形式とAdobe Flash形式で提供する。BBC World ServiceはwebサイトでReal Media形式での提供を1998年から行ってきたが、Windows Media形式が2003年、Adobe Flash形式が2008年に登場するとReal Media形式はシェアを落とし続けたので、BBC WSは費用をかけてサポートする意義がないと判断した。BBCは既に英国ではReal Mediaの使用を廃止している。(MN 3/14)

◎Radio Japanヒンズー語放送を増強
 インドのAlokesh Gupta氏によると、短波放送の削減が続く中でRadio Japanはヒンズー語放送をA11より1日30分増強することになった。増強されるのはインドで朝に当たる10:30-11:00の放送で、夜の放送 も23:30-00:15に変更される。朝の放送は前日の夜の放送の再放送(15分間のニュースを除く)である。(DXLD 1110)

◎RTIで中華民国建国100周年記念メッセージ募集
 コロンビアのYimber Gaviria氏によると、中華民国建国100周年を記念して台湾国際放送(RTI)は英語の記念メッセージをリスナーから募集する。要領は、@メッセー ジ(1分以内)を録音する、Aそれをmp3ファイル化する、但しカセットテープやCD形式でも受け付ける、Bメッセージの冒頭に「I am (名前) from (自分の国).Best wishes for ROC' centenary」の一文を入れる、Cmp3ファイルを english100 @ rti.org.twに送付する。カセットやCDはRTIに郵送する、D送る時に氏名・住所を明記する。応募期間は3月1日〜5月30日。6月15日に審 査を行う。優秀者300名には1〜7等までに賞品が授与され、氏名はRTIの放送で紹介される他にwebサイト上にも掲載される。(WWDXC TP 1105)

◎BBCヒンズー語放送について英国議会で論議
 3月14日夜、英国下院ではBBCヒンズー語放送の廃止問題が取り上げられ、1.5時間論議された。保守党のEdward Leigh議員は「ヒンズー語放送が廃止されれば、多くのリスナーはCRIに、イスラム教徒はイランの放送を聞かざるを得なくなる」と問題視した。欧州議 会英国代表のDavid Lidington氏はこれに対して「インドでは聴取者が減少し、2007年には1910万人いたが2010年には1100万人に減少した。これは人口の 1%を少し上回る程度にすぎない。また短波放送はインドの最も貧しい地域で聞かれているにすぎない。」と応じ、「World Serviceの活動で途上国の発展に役立つ部分は国際開発省(DFID)や経済開発協力機構(OECD)から支出してもらったらどうか?」とした。 (MN 3/15)

◎MV Baltic Radioが31mb使用開始
 ドイツのHarald Kuhl氏によると、MV Baltic Radioは3月6日の17:00-01:00に自社送信機から9480kHzで試験送信を行うと発表した。同局はMBのWertachal送信所から毎 月第一日曜日の19:00-20:00に6140kHzで放送していた。送信所はBremenで出力は1kW、700型半波長ダイポールアンテナアレイか ら出る。(WWDXC TP 1105)

◎2011年EDXC総会はブルガリアで
 Euroepan DX Coucil(EDXC)のTibor Szilagyi事務局長によると、2011年のEDXC総会は来る8月18日〜23日にブルガリアのMelnikで開催されることになった。 Melnikは首都Sofiaの南176kmの地点にあり、欧州ハイウェイ79号線沿いにあり、ギリシア国境からは28kmの地点にある。総会の後に SofiaのRadio Bulgaria国際放送の見学ツアーが予定されている。
 参加者はMelnikに3泊する必要がある。推奨するホテルはHotel Melnik(http://www.hotelmelnik.com)。その後Sofiaに2泊する必要がある。推奨するホテルはHOTEL DEDEMAN Princess Sofia(http://www.dedeman.com)。総会会場はHotel Melnikであり、隣国マケドニアへの日帰りバスツアーも行われる。8月21日に専用バスでMelnikからSofiaに移動する。総会参加料は EUR85(Sofiaへのバス移動も含む)、配偶者も一緒に参加する場合は配偶者はEUR70。ホテルは各自で予約して欲しい。詳細はhttp: //www.edxc.org/参照のこと。(WWDXC TP 1105)

会場となるHotel Melnik



◎VOA A11シーズンは周波数表公表
 VOAはA11シーズンのスケジュールに関してwebページに周波数表を掲載した。http: //www.voanews.com/english/programs/frequencies/  同局は短波放送からの撤退に伴いB10スケジュールの周波数表掲載を見送っていた。(DXLDyg 3/19) こんな事がニュースになるのは寂しいですね。

◎RHCが6050kHz使用 HCJB-Quitoと混信
  ドイツのStephan Sachaa氏によると、Quitoに残ったHCJBは6050kHz(10kW)で送信を行っているが、Radio Habana Cuba(RHC)が昨年11月より同一周波数を使用開始したため、現地でもRHCの電波が8kW相当の局程度になり、混信を生じて聴取者から苦情が殺到 している。6050kHzはHCJBが過去60年間使用し続けてきた周波数である。この件についてRHCのArnaldo Coro Antich氏は、HCJBがHFCCのB10スケジュールに6050kHzを登録しなかった事によるもので、同周波数は空きと見ていたのが原因として いる。ITUではこうした場合に、以前からその周波数を使用していた局がITUに届け出て、混信局と協議することになっている。Arnaldo Coro Antich氏はA11スケジュールからは6050kHzを使用しないつもりとしている。(DXLDyg 3/20) RHCはA11スケジュールでも10:00-16:00に放送予定とされています。HFCCのA11スケジュールではHCJBのみが掲載されています。

◎BBC Worls Serviceに米国政府から資金
 The Guardian紙によると、英国政府から資金をカットされたBBC World Serviceは米国政府からの資金援助を受けてイラン・中国における衛星TVやインターネットのブロックキングに対抗するアンチジャミング及びソフト ウェア技術を開発することになった。米国政府はBBC World Serviceに投資するメリットを見出したということである。正式な覚え書きが3月末に交わされる予定である。(MN 3/21)

◎RFI英語放送はニュースのみの編成に
 Radio France International(RFI)のSusan Owendy女史によると、RFIは英語放送部門をリストラし、A11シーズンからは、現在放送されている文化関連の番組を中止し、すべてニュースだけの 編成にする。そのためB10まで放送されていた「 World Tracks」、「Crossroads」、「Rendezvous,」、「Voices,」、「The Sound Kitchen」は廃止される。(MN 3/22) 番組制作費を安くあげるためでしょう。BBC/VOAに習いRFIも衰退の道を歩き出したようです。

◎65年の歴史を閉じるBBCロシア語放送
 BBCのロシア語放送は3月27日03:30に放送される「пятый этап(5階)」という番組で65年の歴史に幕を閉じる。ロシア語放送は1946年3月24日に当時のソ連向定時放送として開始された、 冷戦時代、ペ デストロイカ時代、ソ連崩壊、チェチェン紛争、グルジア紛争を報じて貴重な情報源となっていた。BBCロシア語放送は中波・短波は全面廃止となり、 「ранний час」、「утро на BBC」、 「вечер на BBC」等の番組は廃止される。但しいくつか の番組はwebcast用及び現地FM中継用に引き続き制作される。またこれと同時にロシア向英語短波・中波放送も廃止される。(MN 3/23)
 
◎Radio Canadaに2011年度予算付く
 CBC/Radio Canadaは2011年度の連邦政府予算で年間6千万カナダドルの予算が計上されたと発表した。この値は2001年度以来認められていたものであり、今 回1年延長となった。予算削減の嵐の中で継続が認められたことでCBC幹部は胸をなで下ろしている。CBCは2月に5カ年計画を発表し地方局の充実やデ ジタル放送の拡充をアピールした。但し新しい施策を実行するには現状維持の予算では困難なため、カナダ政府が新たに「メディア基金」として1億カナダドル を支出することを期待している。(MN 3/23)

◎米国政府のBBC支援にVOAから批判
 BBC World Serviceの対中国・対イラン情報戦対策費用を米国政府が支出することを決定したことに対して米国のVOA等は怒りをあらわにしている。議会で予算審 議がもめている時期に税金を外国の機関に提供するのは問題であるとし、BBG(米国政府はその配下のVOA等5放送機関に年間7億6000万ドルを支出) は自分たちにその予算をつけるべきであるとしている。(MN 3/23)

◎Radio Sawa Sudan短波放送
 Radio Sawa Sudan(アラビア語スーダン方言で放送)はA11より次のように短波放送を実施している。
 12:00-12:30  5945 St.Maria de Galeria 250kW 146度 7330 Sao Tome 100kW 52度  9815 Nauen 250kW 160度             
 03:00-03:30  9815 Nauen 250kW 160度 11670 Sao Tome 100kW 52度 11745 St.Maria de Galeria 250kW 146度
 04:00-04:30  9745 Wertachal 250kW 150度 9800 St.Maria de Galeria 250kW 146度 11830 Botswana 100kW 350度 
(ドイツ Wolfgang Bueschel氏) Vatican RadioのSt.Maria Geleria送信所が使用されているのが注目点です。
 
◎IRRSのA11スケジュール
 Italian Radio Relay ServiceのA11(3/27-10/30)のスケジュールは以下の通り。
 土・日・月 03:00-05:00 7290 150kW 欧州・中東・アフリカ向英語
 土 17:00-18:00 9510 150kW 欧州・中東・アフリカ向英語
  日  18:30-21:00  9510  150kW  欧州・中東・アフリカ向英語
  毎日 12:00-15:00 9670 150kW アフリカ向英語・アラビア語
 毎日 23:00-02:00 15710 150kW アフリカ向英語・アラビア語
(DXLDyg 3/24) 毎日の放送はRadio Miraya。送信所はSlovakiaからアルメニアまたはウクライナに移る模様。

◎エチオピア政府放送内容によってジャミング
 英国のMike Terry氏によると、エチオピア政府は、北アフリカ・中東で起こっているジャスミン革命を阻止するため海外からの放送に対する監視を強化している。反政 府運動Oromo Federalist Democratic Movementの指導者Bekele Gerba氏によると、VOA放送は一般的には受信可能だが、政治的な放送内容になると急に大きなノイズが発信されて聞こえなくなるという。多くの人員を 増員して放送内容を監視させ、政府に都合の悪い部分になると即時にジャミングをかける体制が確立しており、事実上VOAはArbsat衛星経由でない限り 聞くことができない状況である。エチオピア向にアムハリ、アファン、オモロの3言語で放送しているVOAは昨年Meles首相が放送に対するジャミングを 公的に許可したことを受けてArabsat経由での衛星配信も開始している。なおVOAnewsのwebサイトはエチオピアではブロックされていてアクセ スできない。(MN 3/24)
  VOAのA11エチオピア向短波放送は以下の通り。
 アムハリ語 03:00-04:00 11905 Kuwait 11925 Wertachal  12140 Iranawila 13570 Botswana 13870 Nauen 
  アファン語 02:30-03:00 11905 Nauen 11925 Sao Tome 12140 Irawanila 13570 Botswana 13870 Wertachal
  オモロ語 01:00-02:00 15160 Wertachal (WWDXC TP 1107)

◎Channel Africa週末の短波放送を停止
 英国のMike Terry氏によると、南アフリカのChannel Africaは4月1日より週末(土曜日、日曜日)の短波放送を停止すると発表した。衛星放送とインターネット放送は継続されるとのことである。 (DXLDyg 3/24) 短波放送廃止の予兆でなければ良いのですが。

◎リビアの短波送信所空襲対象から外れる
 米国のGlenn Hauser氏によると、リビアのSabrata短波送信所は多国籍軍の第一次攻撃目標から外れた模様で、3月20日22:09現在17725kHz(周 波数は17850kHzとアナウンスされている)が受信できている。ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、同送信所からは8500kHzや11800kHzの放送も平常通り出ている。(WWDXC TP 1107)

◎鹿児島に2番目のコミュニティFM「FMさつま」誕生
 鹿児島市では2つ目に当たるコミュニティFM局「FMさつま」が誕生した。3月20日13:00より78.6MHzで本放送を開始した。NPO法人に よる経営でスタッフの大半がボランティアで番組はすべて自主制作という特徴がある。同市緑ケ丘町で理髪業勝矢政和氏が「住民が気軽に情報発信できるメディ アがほしい」と商店主たちに 呼び掛け、開局資金1500万円を集めて昨年2月にNPO法人を設立した。CM料金も20秒500円という破格の値段に設定した。(西日本新聞 3/25朝刊)放送時間は07:00-24:00、住所は〒890-0002 鹿児島市西伊敷3-5-7。出力20W。




◎ロシア一年中夏時間に

 ロシアは3月末で、1981年以来過去30年間続けてきた冬時間と夏時間の切替制度を停止し、年中夏時間のままに固定する。これでロシア人は年2回時計 を進めたり戻したりしなくても済むようになる。旧ソ連では年中夏時間であったが、1981年に省エネ目的で夏冬時間切替制度が導入された。今回メドベー チェフ 大統領の方針で旧ソ連時代の習慣に戻ることになった。日本、中国、韓国等のアジア諸国、アフリカや南米の大半の諸国、米国でもアリゾナ州とハワイ州は年中 同じ時刻である。旧ソビエト諸国の内ウクライナとベラルシはロシアに合わせることを検討している。(MN 3/27)

◎VOAスタジオ7は短波で
 The Zimbawean誌によると、ジンバブエではムガベ大統領による外国メディアに対する情報統制が強まっている。音楽はムガベ大統領を讃える歌一色とな り、サッカー試合の名称にもムガベの名前が冠されるようになった。中国から輸入された最新鋭のジャミング送信機でVOAの中波放送(909kHz)は完全 に受信不能となり、放送では短波で受信するように呼びかけている。(MN 3/27) VOAにとって短波は「時代遅れで不要なメディア」ですかね?

◎Radio MadangがQRT
 米国のIan Baxter氏によると、パプアニューギニアのNBC Radio Madang (3260kHz)は大きなサージ電流により送信機が破壊されたため2月16日より送信不能状態である。将来は放送を再開したいとしている。 (DXLDyg 3/28) 落雷でもあったのでしょうか? このまま廃局にならない事を祈ります。

◎キリバティが周波数変更
 国営のRadio Kiribatiは3月28日より周波数を1440kHzに変更して放送している。これは台湾政府より13万7000オーストラリアドルの援助を得て旧送 信機(846kHz)を置き換えたことによる。この局は同国唯一の放送局でキリバティ語を中心に放送し、聴取者は10万人である。2008年に旧送信機が 故障し数ヶ月に渡り放送が途絶したことがあり、財政難であった国営放送は対策を迫られていた。(MN 3/28)

◎HFCC A11スケジュール初版出る
 米国のDan Ferguson氏によると、HFCCよりA11スケジュールの第1版が発表された。青木リスト、EiBiリストはまだ発表されていない。http: //www.hfcc.org/data/index.phtmlより入手できる。またCombined SWBC skedsのサイトからも入手できる。http://www.hfskeds.com/skeds/。(DXLDyg 3/29)

◎4960kHzでパプアニューギニアRadio Maria復活努力中
 イタリアのGiampiero Bernardini氏によると、パプアニューギニアのVanimoにある旧Catholic Radio Network(その後Radio St. Gabrielに改名)はRadio Maria National Networkの配下に入り、元の周波数4960kHzにてRadio Mariaとして放送開始するべく作業中である。出力は1kWの予定。当初3月末に放送開始の予定であったが、電力供給が極めて不安定で送信用と冷房用の 電力が 確保できない状態である。FM放送用の自家発電装置はあるが容量が小さくて対応できない。これらの問題が解決した場合に放送が再開される。その場合同氏が QSLマネージャーとなりQSLを発行する。もし聞こえた場合の受信報告はQSL @ radiomaria.orgへ。(DXLDyg 3/23 3/30)

完成したアンテナ(Radio & Communication Reportより)



◎Bangladesh Betarの新短波送信所施設をThomson社が受注
 英国のMike Barraclough氏によると、Bangladesh Betarは新短波送信機と回転式アンテナをThomson Broadcast社から調達することを決定した。これらの設備は首都Dhakaの北方40kmにあるKabirpur送信所に設置される。設置終了は 2011年9月、オンエア開始は2012年春の予定。設置される送信機は250kWのTSW2300D型、アンテナは回転式HP-RCA 2/2/0.5型の予定。短波送信強化の目的は海外で働くバングラデッシュ人に母国語で母国のニュースや娯楽を伝えるため。設備の設置は地元企業である Triwave Network社が請け負う。Thomson社は中東・中央アジア・中国・インドネシア・マレイシア・インドでの送信機受注に積極的である。 (DXLDyg 3/31) 日本はどうしたのでしょうか?

◎BBCがリスナーズマガジンのアーカイブ公開
 インドのAlokesh Gupta氏によると、BBCは1929−1991年までの3197册のリスナーズマガジン「The Listner」をデジタルアーカイブ化して公開した。 http://www.guardian.co.uk/media/2011/mar/31/bbc-online-archive-the-listener -magazine。(DXLDyg 3/31)

1937年6月23日号の表紙は皮肉屋のバーナード・ショウ(上記アーカイブより)




◎キプロス宗教局Radio Dardasha 7 A11スケジュール

 ドイツのWolfgang Bueschel
氏によると、1月17日より独立した短波放送を開始したキプロスの宗教局 Radio Dardasha 7のA11スケジュールは次のようになっている。URLはhttp://www.dardasha7.com。
 12:00-12:30 7310 125kW Wertachal 120度
 14:00-14:30 11810 Nauen 125kW 185度
 02:00-02:30 13600 Nauen 125kW 130度
 04:00-04:30 13740 Wertachal 125kW 180度 (*4/22より周波数変更)
 ドイツのHansjoerg Biener氏によると、アラビア語の「Back to God Ministries」という番組で、TWR-Cyprusで以前から放送されていたものである。TWR-Cyprusでは現在も1233kHzで同番組 を17:25-18:05に放送している。(WWDXC TP 1008)



 


◎Radio Nord次回の放送は5月末
 英国のMike Barraclough氏によると、スウェーデンのRadio Nord(6060kHz)を運営する
Bernt Nyberg氏がweb上に送信設備の写真を公開した。http://www.nybergsala.com/Radio%20Nord.html参照の こと。次回は5月27-29日に送信を予定している。(WWDXC TP1008)



■臨時災害放送局・CFM局情報(4/22現在) 5版修正

 ●秋田県
  77.4MHz よこて(横手市) 20W = (横手かまくらFM) *3月13日19時終了後、再び16日朝8時より再開、同局ブログで判明。同 局ブログによると、30日夕方18時に防災FM放送終了。31日開局特番を放送。4月1日正式に「横手かまくらFM」として、開局予定。同局HPによる と、オリジナル番組以外に、JーWaveを中継。
 ●岩手県
  78.7MHz はなまき (花巻市) 100W =(FMOne) 3月11日付 *4月3日よCFM局として通常運用。
   77.8MHz おうしゅう(奥州市)150W =(奥州FM) 3月12日付 *3月29日よりCFM局として通常運用。同局HPによると、おおふなと防災FM局を支援。
   76.7MHz  山田災害臨時ラジオ(IBC岩手放送) 10W = 3月17日付 *盛岡経済新聞記事参照。 http://morioka.keizai.biz/headline/879/
   77.4MHz みやこ(宮古市) 20W 3月19日付
  78.5MHz  おおふなと(大船渡市)30W + 80.5MHz 20W 3月28日付 新規開設 *旧三陸町へのエリア拡大で、送信所設置場所を変更。奥州FM(奥州市)が支援。
   86.0MHz  かまいし(釜石市) 30W  4月7日付 新規開設
 ●宮城県
  79.4MHz  おおさき(大崎市) 50W 3月15日付  新規開設 *河北新報記事(http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110321t15037.htm)参照,、将来的に は、CFM局正式開局を計画中。 JCBAによると4月1日で廃止予定であったが継続中。
 76.7MHz  とめ(登米市) 100W =(はっとFM) 3月16日付 *4月1日より、通常運用を予定、同局HPより。
  76.4MHz  いしのまき(石巻市) 100W =(R.adio 石巻) 3月16日付 *地震発生前のスタジオ損傷の模様。MSN産経ニュース記事(http: //sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032522110110-n1.htm)参照 、同局HPによると、朝9時〜夕方18時を目安に放送中。  
  78.1MHz  しおがま(塩竃市) 100W = (Bay FM) 3月18日付 *地震発生前のスタジオ損傷のため、市庁舎内仮スタジオから運用。
  77.9MHz  いわぬま(岩沼市) 100W = (FMいわぬま) 3月20日付
 80.7MHz  やまもと(山元町)30W 新規開設  3月21日付 *JCBAによると、FMながおか(新潟県長岡市)が支援。局公式ブログ http://ringoradio.cocolog-nifty.com/blog/ (
4/20のTBSNスタで紹介される)

 77.5MHz  けせんぬま(気仙沼市) 30W 新規開設 3月22日付 * 河北新報によると、はっとFM(登米市)が支援。
 79.2MHz  わたり(亘理町) 30W 新規開設 3月24日付 * JCBAによると、FMながおかが支援。 4月2日に78.6MHzから周波数変更。
 79.6MHz  FMいずみ(仙台市泉区) *同局HPよると、4月1日から従来のスタジオから、24時間放送に戻る予定。(臨時災害FM局ではない)
 80.1MHz   なとり(名取市) 50W 新規開設 4月7日付
 
79.3MHz   おながわ(女川町) 20W 新規開設 4月21日付  
  76.8MHz   けせんぬまもとよし(気仙沼市) 20W 新規開設 4月22日付 * 気仙沼市内2局目
 ●福島県
  76.2MHz ふくしま(福島市) 100W = (FM POCO) 3月16日付 *3月25日よりCFM局として通常運用。
 77.5MHz いわき(いわき市)100W 3月28日付 新規開設  *30日同局への電話で同市内にある76.2MHzのSea Waveと2波送信で同一内容の送信を行っていることを確認。
 76.6MHz そうま(相馬市) 30W = (相馬市) 3月29日付 新規開設
 80.7MHz すかがわ(須賀川市) 30W 4月7日付 新規開設 *New 局公式ブログ  http://sukagawa.ne.jp/modules/nmblog/
 
79.5 みなみそうま (南相馬市) 50w =(南相馬市) 4月15日付 新規開設 *南相馬市役所 HP(http://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsai2/fm.jsp )より  4月16日より開始予定。
 ●茨城県
  76.7MHz  かしま(鹿嶋市) 50W = (FM鹿嶋) 3月12日付 
  84.2MHz  つくば(つくば市) 80W = (ラヂオつくば) 3月14日付 *FM茶笛(埼玉県入間市)が、臨時災害用送信機を貸与。
●宮崎県
 82.3MHz たかはる(高原町) 20W 3月25日付 新規開設 *新燃岳による火山灰被害が続いている為。
(小林浩氏)

出展略称
 DXLD: DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 MN: Media Network
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW: Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX: Hard-Core-DX
  JSWC: Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
 BBG: Broadcasting Board of Govenors
  WRTH: World Radio TV Handbook



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