月刊短波2012年3月号(第5版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Euroepan Music Radioから3月25日に特別放送  5版追加
 Euroepan Music Radio(EMR)のTom Taylor氏によると同局は来る3月25日にHambourg Local RadioとRadio Gloriaの特別放送を実施する。スケジュールは以下の通り。MVBRはMV Baltic Radioの略。
 Hambourg Local Radio; 14:00-17:00 20:00-21:00 23:00-03:00 7265 MVBR
  Radio Gloria; 17:00-19:00 9480 MVBR 18:00-19:00 6140 Media Broadcast 6005 Radio700 21:00-23:00 9480 MVBR
  European Music Radio; 19:00-20:00 9480 MVBR
 受信報告はそれぞれの局に出して欲しい。またEMRのwebサイト(http://www.emr.org.uk)上では25日の19: 00、22:00、26日の01:00、04:00、19:00、22:00、27日の01:00、04:00にインターネット再放送を行う。 (DXLDyg 3/23)

◎A12スケジュールHFCCが先行発表 4版新規
 インドのAlokesh Gupta氏によると、HFCCはA12スケジュールを先行発表した。
http://www.hfcc.org/data/a12/index.phtml よりダウンロードできる。(DXLDyg 3/16) HFCCがスケジュールを先行発表するのは初めてではないでしょうか。よりユーザーの立場に立ってきたということか?

◎Media Network weblogは3月24日で閉鎖 〜Andy Sennit氏リストラ 2版 新規 4版追加 5版追加
 RNWでMedia Network weblogを担当してきたAndy Sennit氏は4月1日付で同局を早期退職せざるを得なくなった。そのため2003年以来親しまれてきたMedia Network weblogは3月24日に閉鎖される。これは2013年1月を目標とした同局の大リストラ計画の一環であり、国際メディアに関する情報の提供は局の新方 針にそぐわなくなったからである。4月以降同氏は1981年より31年間担当してきたMedia Networkについての記事を作成し、それをRNW英語放送のサイトに掲載する予定である。もしMedia Networkに関して思い出がある人はMediaNetork @ rnw.nlに連絡して欲しい。2003年10月の開設以来Media Network weblogでは15000件のニュースを取り扱ったが、これらのニュースは検索可能なアーカイブとして保存される。新たにコメントを追加することはでき ないが、付加されたコメント14000件もそのまま保存される。これと同時にMedia Network Newsletter(週刊)も3月22日号で廃止される。(MN 3/8) 
 インドのJaisakthivel氏によると、Andy Sennit氏はBBC Monitoring勤務を経て、Denmarkに本社があったWorld Radio TV Handbookの編集人となり、WRTHのHQ機能を一時オランダのAmsterdamに移していた2000年代初め、当時のMedia NetworkのホステスをしていたDiana Janssen女史から誘われてwebバージョンのMedia Network制作を開始した。Jaisakthivel氏はMedia Network weblogに代わるものとしてJonathan Marks氏(Media Networkのホストを勤めていた)によるCritical Distance blog(http://criticaldistance.blogspot.com/)の充実に期待している。(DXLDyg 3/4) 
  これに対してJonathan Marks氏は、「Critical Distance blogではMedia Network weblogより国際メディア一般を広く扱っており、単に代替することは考えていない。このblogでは文字や画像に代わってビデオ、オーディオを主たる 伝達手段にしているからである。しかしMedia Network weblogで扱っている様な情報が寄せられれば掲載する。Andyが提供してくれるように説得しているのだが.....」と語っている。(DXLD 1211)
 3月23日に発行された最後のNewsletterでAndy Sennit氏は次のように書いている。昨年末にオランダ政府が決定したRNWの予算削減で今月末時点で約45人の従業員が失職する。自分はもう62歳な ので引退する他はない。退職に伴い5週間以内に職場を離れるように言われている。来週からは1981年に自分がMedia Networkを開始してからの国際放送の変化を記事にまとめてweb上に公開するつもりである。RNWに対してはNewsletterの購読者等の氏名 やE-mailアドレスを第三者に漏らさないよう今後も管理を怠らないで欲しい。このところ外部からのサイバー攻撃が増加しているのでより注意が必要であ る。3月24日以降Media Network weblogの内容は2003-2012年の「international media news」のアーカイブ内に保存される。(赤林) 始まりのある事には必ず終わりがあるのが道理とはいえ残念なことです。Andy Sennit氏がただ引退してしまう事は考えづらく、BCL界でまた何かぶち上げるとは思いますが。

Andy Sennit氏



◎カザフスタンAlmaty短波送信所3月1日で閉鎖 〜各局代替措 置を急ぐ 2版追加
 スリランカのVictor Goonetilleke氏が信頼できる筋から聞いた話では、カザフスタンのAlmaty短波送信所が来たる3月1日で閉鎖され る。同送信所からはRadio Kazakhstanを含め多くの外国放送局の中継が行われていた。(DXLDyg 2/22)
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、Almaty Dmitriyevka送信所(Almaty市街から北東に95kmの地点になる)の#5送信施設は既に閉鎖されている。今回閉鎖された短波送信施設は #7送信施設と思われる。ここを管理していたKazteleradioはソビエト崩壊後送信所レンタルビジネスを行っていたが、本来衛星放送、インター ネットビジネスに熱心でインターネットプロバイダーや有料TV放送も行っていたためそちらに軸足をシフトささたと見られる。A12スケジュールでは一応使 用が予定されたいたが、現在は無効であり、予定されていた送信はTashkent、Gavar(アルメニア)、Yangi Yul(タジク)送信所に代替される見込みである。Almaty Dmitriyevka送信所には9基の100kW短波送信機と30基のカーテンアンテナ、更に98基の各種アンテナが設置されており、ソ連時代には Radio Moscow、TASS通信、ソ連崩壊後はVOR、Radio Kazakhstan等によって使用されてきた。(WWDXC TP 1055)
 休眠中の筈であったDW-Trincomalee送信所(スリランカ)から3月2日よりFamily Radioの英語放送がテストとして流れている。2000-2200 13690kHz 2100-2200   13720kHz。 東南アジア方面にビームが向いているようで強力に受信できている。 カザフのAlmaty送信所が停止したため多分WRNの斡旋で休眠状態のDW-Trincomalee送信所での中継をテストしているものと思われる。春 スケ ジュールではAlmaty信所の代替としてほかの局の中継も始まる可能性がある。(NDXC 長谷川清一氏) 同送信所を使用していたのはFamily Radio、Bible Voice、Democratic Voice of Burma, Voice of Orthodoxyの各局です。

◎Rádio Senado突如短波放送を廃止
 ブラジルのRádio Senadoは2月7日、突如5990kHzの短波放送を廃止した。上院は短波送信機の更新を要求していたがブラジル通信省が予算を認めなかったために廃 止することになっ た。同局の短波放送は12年間行われたが、国営放送としては恥ずべき幕切れとなった。(DXLDyg 2/11) 同局のHPには5990kHzで放送しているといまだに書いてあります。後述のRádio Nacional da Amazôniaの49mb復活用に転用されました。

◎Rádio Nacional da Amazôniaの6180kHzが復活 〜Rádio Senadoの送信機を転用! 2版追加
 ブラジルのMarconi Arruda氏によると、同国のRádio Nacional da Amazôniaは49mb(6180/6185kHz)用の送信機の老朽化でここ数年間休止中で、現在11780kHz(Rádio Senadoの旧5990kHzと同じ短波送信所から出ている)のみで放送中であった。ブラジル通信省(Empresa Brasileira de Comunicação)は2012年予算で送信機を購入するかどうか検討中でったが、購入せず、Rádio Senadoの短波放送を廃止して送信機を6180kHz復活用に転用することにした。ブラジルのLuiz Chaine Neto氏によると、長らく送信が停止していたRadio Nacional Amazônicの6180kHzは2月28日に復活した。受信できるのは06:30頃と19:00頃である。米国のGlenn Hauser氏によると6180kHzの波は2月初めに5990kHzの送信を急遽停止したRadio Senadoの送信機から出ているものと推測される。公式放送時間は18:00-06:00なのでRadio Senadoとも送信機を共有できる筈なのだが。(DXLDyg 2/29) 

◎アルジェリア短波一時的に停波
 フランスIssoudun送信所から行われているRadio Algérienneの短波放送は現在一時的に停波しているが、近い内に復活する見込みである。アルジェリア国内のBéchar及びOuargla送信所 の運用は2013年下期から行われる予定である。(WRTH  B11 Update 2/1)

◎ブルガリアの短波送信所既に閉鎖 〜即時解体撤去に
 Radio BulgariaのIvo Ivanov氏は過去38年間仕事を共にした技術者に別れを告げるため、廃止予定のPadarsko送信所を2月1日と2日に訪れた。驚いたことに40人 いた送信所の従業員はすべて2月1日付で解雇され、送信所はもぬけの殻で、既に閉鎖されていた。設備の撤去は今後3-4ヵ月の間に完了するという。 (DXLDyg 2/2)
 同氏によればKostinbrod短波送信所の施設も2-3ヵ月で撤去される予定である。(DXLDyg 2/8)

◎VOA放送開始70周年
 VOAは2012年2月1日で放送開始70周年を迎えた。VOAが産声を上げたのは日本の真珠湾攻撃からわずか2ヵ月後の1942年2月1日で、ドイツ 向ドイツ語放送がNew Yorkから開始された。当時の第一声は「アメリカの声をお届けします。良いニュースをお伝えするかも知れませんし、悪いニュースをお伝えするかも知れま せん。どちらにしても我々は真実を伝えます。」とういものであった。70周年記念に当たり第28代局長のDavid Ensor氏は、この精神を今後も変わらず引き継いでゆくべきと語った。ビルマでは1月1日から始まったVOAのTV Newsが人気を集め、VOAの開設したビデオブログには中国から700万回のアクセスがあった。またイラン向TV放送を強化し、アフリカ向健康番組、ロ シア向特別TV番組も制作するという。VOAの番組は、衛星、ケーブルTV、モバイル、短波、FM、中波、インターネット及び1200局にのぼる協力局の 中 継で伝えられている。VOAにはWashingtonの本部だけで1100人の従業員がおり、海外の放送記者の多数活躍している。先頃にはパキスタンで VOA記者がタリバンに殺害されたが、危険を冒して活動している記者も多い。現在43ヵ国語で放送しており、聴取者数は1億4100万人に達する。 (VOA Press Release 2/1)

◎VOA創立70周年記念ビデオ放映
 英国のMike Terry氏によると、VOAの創立70周年記念ビデオがYouTubeで放映されている。VOAの新旧スタッフによるコメントが収録されている。 http://www.youtube.com/watch?v=s42b5ELdwKI (DXLD 1208)




◎Madagascar World Voiceの放送予定

 マガダスカルに建設中であった宗教局Madagascar World Voiceは以下のスケジュールで3月25日より放送を開始する予定である。出力は100kW。
  9320 13:00-14:00 295度 英語
   9320 03:00-04:00 295度 英語
   9365 04:00-05:00 340度 アラビア語
   9365 05:00-06:00 340度 アラビア語
   9980 03:00-04:00 355度 アラビア語
 11520 03:00-04:00 355度 ロシア語
 11520 04:00-05:00 355度 ロシア語
 11720 10:00-11:00 250度 スペイン語
 11720 11:00-12:00 265度 スペイン語
 13630 11:00-12:00 40度 英語
 13830 23:00-24:00 40度 英語
 15485 22:00-23:00 55度 マー語
 15735 00:00-01:00 55度 マー語
(WWDXC TP 1051)
   Mahajanga送信所では米国Houstonから3基の100kW短波送信機が到着し次第設置に入れる準備が整っている。既に送信機はセキュリティ用 のカメラや送信試験に必要な設備とともに船積みが終了している。放送が実施されると5基の送信用アンテナから1日30-37時間世界中に向けて電波が発射 されることになる。(WWDXC TP 1052)  日本では23時からの13830kHz当たりが狙い目でしょう。マー語はケニア・タンザニアのマサイ族の言語ですが、逆方向性を使った送信らしいです。

◎ポーランドでRFE開始60周年祝賀計画 〜放送は18年前に終了
 ポーランド上院は2012年5月を「RFEポーランド語放送の月」として祝賀することを議決した。RFEのポーランド語放送は1952年5月3日にドイ ツのMunichから開始され、共産主義時代の同国において貴重な情報源となっていた。共産主義時代にはRFEの番組制作に携わっていたジャーナリストや 記者は当局から米国のプロパガンダに協力してポーランドの体制を転覆させようとする危険分子とされていたが、議会はそれらの人々にも感謝の気持ちを表明し た。また鉄のカーテンの向こう側からのポーランド語放送が当時の国民に大きな希望を与えたことで、1989年に起きた共産主義からの開放につながったと評 価した。RFEポーランド語放送の初代課長はナチ占領時代の秘密通信「Courier from Warsaw」(ポーランド新報)の実践者Jan Nowak-Jezioranski氏であり、氏は1976年までポーランド語課長を務めた。RFEポーランド語放送は冷戦終結後の1994年に廃止され たが、そのアーカイブはポーランド政府により管理されている。(MN 2/3) ハンガリー語放送等を復活させるべきという議論もあります。

◎白ロシアの小出力短波送信所廃止
 米国のIan Baxter氏によると、1月1日で白ロシア(ベラルーシ)のBrest、Hrodna、Mahilioú (Mogilev)にあった小電力短波送信所が廃止された。これらの送信所は冷戦時代にジャミング専用送信所として建設され、冷戦後は国内向短波放送を出 していた。白ロシアのSergey Alekseychik氏によると、Hrodnaからの6040、7280、7265、1088kHzはすべて聞こえなくなった。送信機類は当面そのまま 保存されるという。(DXLD 1205) 

◎Voice of Eritrea情報
 米国のWendel Craighead氏によると、同氏はエチオピアのGejaにあるVoice of Eritorea(7235kHz)のFilmon H. Yohannes氏からE-mailを受け取った。それによると、20m長のアンテナから出ており、米国で聞こえることは驚きであるという。エチオピア北 部から(対立する)エリトレア向に放送しており、エチオピア、エリトレア両国に聴取者がいるという。E-mailの宛先はhizbawii @ gmail.comである。(DXLD 1205)

◎韓国気象庁が日本語気象放送
 JSWC DX NEWSによると日本のTetsuya Triumi氏は韓国気象庁の気象放送を19:45-19:52(s/off)に5857.5kHzで受信した。放送は韓国語、英語、日本語による気象通 報(女声)であった。
米国のGlenn Hauser氏によるとHLL2として3585 5857.5 7433.5 9165 13570kHzがFAX送信用に割り当てられているが、この周波数の一部を使用してSSB放送を行っているものと思われる。フランスのPatrice Privat氏によると、同局の宛先は〒157-250大韓民國서울特別市江西區空港洞538 氣象廳海 上象 放送である。 (DXLD 1205) 夜間5857.5kHzのみでUSBにて放送が行われているようです。17:00から受信したところ韓国語、英語、日本語の順に13分間づつ海上気象通報 が出ていました。

◎この春の注目事項
 この春の短波界注目事項は以下の通りである。
 @World Christian BroadcastingがMadagasacarに建設中の3基の短波送信機の完成。
 AアルジェリアがBechar及びOurga送信所に建設中の4基の短波送信機と135度(Bechar)、206度(Ourga)の指向性カーテンア ンテナの完成。
 BナイジェリアがAbujaに建設中の3基の短波送信機の完成(但し料金が未払いである)。
 Cベトナムでの100kW短波送信機1基の入替。
 D北朝鮮での20/50/100/150kW短波送信機の入替。
 Eエチオピアでの150kW短波送信機3基(既に3年前に送信機は到着済)の増設。
 FベネズエラのCalabozo短波送信所の新設と100kW短波送信機1基または2基の設置。
 GHCJBのKununura送信所(オーストラリア)への新型TCI社製カーテンアンテナの設置。
 HサウジアラビアのJeddah送信所へのContinental社製新型短波送信機4基の設置。
(WWDXC TP 1051)

◎NHKアナログTV送信施設を売却
 NHKは1050ヵ所のアナログTV送信施設をソフトバンクモバイルに売却する交渉を進めている。昨年12月に入札を行ったところ参加者は同社だけで あったためである。これらの送信所は昨年(2011年)7月のデジタル移行で不要になっていたもので、ソフトバンクモバイルは携帯電話の基地局として活用 し、地方での電波状態を改善する。またネットワーク整備に積極的な姿勢を見せることで、総務省が2月下旬に割当先決定を行う予定の、次世代高速通信向けの 携帯電話用電波の獲得競争で優位に立ちたいとの思惑もある。NHK施設の落札価格は数億円のレベルである。(MN 2/5)

◎カナダ軍用VOLMETより返信
 米国のAl Muick氏によると、同氏はカナダの軍用VOLMET局 CFR Trenton Military VOLMET(6754kHz)よりQSLを受け取った。レーザープリンターで出力した大型の局写真が同封されていた。発行者はMaster CorporalのJonathan Perreault氏、QTHは8 Wing Telecommunications and Information Services Squadron, Military Aeronautical Communications System (MACS), PO Box 1000, Stn Forces Astra, ON K0K 3W0 CANADA。(DXLDyg 2/5)

◎Cape Town Radioよりe-QSL
 米国のAl Muick氏によると、同氏は南アフリカの海岸局ZSC Capetown Radio(19689.4kHz)よりe-QSL、メッセージ、「南アフリカ海岸局の歴史」のパンフレットをE-mailで受け取った。送付者は Operations SpecialistのAshraf Khan氏であった。同局のQTHはZSC - Captetown Radio, Telkom Maritime Radio Services, Provate Bag X01, 7435 Milnerton, South Africa、Khan氏のE-mailはKhan @ telecom.co.zaである。(DXLDyg 2/5)

◎ブラジル短波時報局情報
 カナダのVictor C. Jaar氏によると、10000kHzで放送しているブラジル時報局Observatório Nacionalは2008年11月に送信を開始した。出力は1kW。短波の他にVHFの166.53及び171.13MHzでも放送している。男声によ るポルトガル語の「Observatório Nacional, 〜 horas, 〜 minutos, 〜 segundos」というアナウンスが10秒毎に流されている。同じアナウンスはweb(http: //www.horalegalbrasil.mct.on.br/)上でも聞こえるが、「Observatório Nacional」の部分が抜けている。1月初旬から07:40-14:00に確認されている。アナウンスされている時刻はRio de Janeiro時間で2/26までは夏時間でUTC-2時間、それ以降は通常時間でUTC-3時間である。(DXLDyg 2/6) 日本では夕方16時頃受信可能です。

◎RNWオランダ語放送廃止に 〜5月にさよなら番組
 Radio Nederlandは来る5月11日に、65年続いた同局の在外オランダ人向オランダ語放送を振り返る特別さよなら番組を放送する。オランダ語放送は同日 に廃止される公算が強いが正式に決定されてはいない。同じ位置づけにあるオランダ領カリブ向放送と旧オランダ領であったインドネシア向放送をどうするかは 今後議論される。オランダ語放送廃止の期日は今後決定されるが、夏まで続く可能性は皆無である。(MN 2/7)

◎AWRが2012年DXコンテンストの要領を発表 〜2011年の結果も発表
 Adventist World Radioは2011年夏に実施した「Choose a Channel DX Contenst」の結果を発表した。Award of Merit賞には7名が選考され、日本人では神奈川県藤沢市のNobuya Kato氏入賞した。同時に入賞したインドのJose Jacob氏は1977年以来毎年すべてのDXコンテンストに応募していると特筆された。Continental Winner賞には東アジア代表として 愛知県清須市のHideo Suzuki氏が入賞した。また2012年の「Listen to AWR」コンテストの要領も発表された。要領は@2012年7月中に出来るだけ多くの世界中のAWR局を受信する、A各AWR局毎に1通の受信報告を作成 する、B各AWR局に関して既に獲得しているQSLカードのコピーを集める、CIndinapolis Heritage Collectionに寄付する3枚の獲得済QSLカードを選択する(放送局の絵葉書でも可だが、アマチュア局やCB局のQSLカードは負荷)、D受信報 告、AWR局QSLカードのコピー、寄付するQSLカードをAWRに8月中に届くように送付する。宛先はListen to AWR DX Contest, Box 29235, Indianapolis, IN 46229, U.S.A.である。(埼玉県 松永 志氏)

◎NHK World Radioがストリーミング放送開始に
 NHK World Radioはwebサイトhttp://www.nhk.or.jp/nhkworld/radio上において18言語(アラビア語、ベンガル語、ビルマ 語、中国語、英語、仏語、ヒンズー語、日本語、インドネシア語、韓国語、ペルシャ語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スワヒリ語、タイ語、ウルドー 語、ベトナム語)のストリーミング放送を間もなく開始する。短波で行われる放送に合わせて各20-45分間である。同時にNHKはAndroidOS用の TV ニュース放送聴取アプリも提供する、既にiPhone用は提供されておりインターネットでも提供されている。Android携帯でもニュースを聴取できる ようになるが、アプリが動作するのは海外だけで当面は日本国内からの聴取はできないようになっている。(MN 2/8)




◎DABかDRMか決めかねる欧州

 世界コミュニティ放送連盟によるデジタルラジオ放送の標準に関する質問に対し、EU(欧州連合)は域内のラジオ放送に関しては何らのポリシーを持ってい ないと回答した。EUは将来のラジオ放送は多数のプラトフォームでも構わないとしており、自動車内等の移動受信用プラトフォームだけ統一されていれば良い としている。現在デジタルラジオ放送の標準方式にはDAB方式とDRM方式があり、それぞれが発展して両方の方式を自動認識して復調できる受信機が出れば 問題ないとしている。(MN 2/8)

◎欧米5局がイランに対しジャミング停止要求
 英国のMike Terry氏によると、VOA、BBC、DW、Audiovisuel Extérieur de la France、RNWの5局は各局に向けてイラン政府が発射しているジャミングの停止を求める声明を発表した。RNWによればイランのジャミングはこの2 年間で非常に激しくなり、VOAのPersian Network、RFE/RLのRadio Farda、BBCのPersian TV channel、DWの受信に大きな影響を与えている。またイラン向放送で版なないRNWのオランダ語TV放送やRadio Sawaも同じ衛星のトランスポンダを使用しているために影響を被っている。(DXLDyg 2/9)

◎ 「Utility DXing」電子ファイルで無料提供
 ドイツのNils Schiffhauer氏(DK8OK)はUtility DXingに必要なデコーディングソフト、各送信形式(STANAG4285, GW-FSK/OFDM and PACTOR-I to -II等)の情報を集約した資料「Utility DXing」(50ページ)でpdf形式で無料提供している。 http://youtu.be/5wunBBuspEAよりダウンロード可能。 http://bit.ly/zCfvcQよりはiBookの形式でダウンロードできる。(DXLDyg 2/11)

◎BBGが2013会計年度の予算要求
 米国Broadcasting Board of Governors (BBG)は2月13日、10月から始まる2013会計年度の予算要求を提出した。BBGによれば中東、ロシア、キューバ、東アフリカ、中国等の民主的な 情報が欠如した地域の人々のために引き続き正確な情報を提供して行くのが目的であるとしとしている。要求総額は7億2000万ドルで、2012会計年度の 実績と 比べて全体で4.2%減となっている。2011年10月にBBGが打ち出した中国・キューバへの放送方法の変更(短波から携帯電話へ)及び組織内のデジタ ルネットワーク化等が新しく盛り込まれている。
 具体的に予算増額(総額900万ドル)を求めた項目は以下の通り。
 ・エジプト向週間TV番組の創設
 ・中央アジア向衛星TV局の創設
 ・ソーシャルメディア(編者註: Facebook、Twitter等)活用の増大
 ・メディアプラトホームの転換(編者註: 短波・中波放送→携帯放送・インターネット)
 ・番組コンテンツ・供給への競争原理導入(編者註: 競争入札で外注するという意味らしい)
 更にインターネットブロッキングの回避策として1160万ドルが要求されている。
 逆に削減対象とされているのはVOA、RFE/RL、RFA、Middle East Broadcasting Networks、Office of Cuba Broadcasting、IBBに従事する人員でこれらの組織の廃止統合で2100万ドルを削減するとしている。
 Andy Sennit氏によればこれは中東、ロシア、キューバ、東アフリカ、中国等の非民主的地帯以外への短波・中波放送の全面的停止を意味し、具体的にはフィリ ピンのPoro送信所(1170kHzで1日5時間東南アジア向に放送)の廃止とそれに伴う10人の解雇、VOA Newroomの大幅改組と人員削減を意味するとしている。(MN 2/13)
  米国のGlenn Hauser氏によれば削減される項目は具体的には以下の通りである。
 @短波・中波送信(266万ドル削減): 短波が廃止されるのはアフリカ向以外のVOA英語、VOAウルドー語、RFAベトナム語・クメール語。短波が 削減されるのはVOAアゼルバイジャン語・ウズベク語、RFAラオ語、RFE/RLアゼルバイジャン語・キルギス語・カザフ語・タジク語。短波・中波が削 減されるのはRFE/RLウズベク語。またキューバ・中国・北朝鮮・ビルマ・イラン・チベット・ウイグル・パキスタン・アフガニスタン・白ロシア・ロシ ア・トルクメン・カンボジア・アフリカ向以外の各言語の放送は廃止または削減。
 AフィリピンPoro送信所の廃止(64.3万ドル削減): 東南アジア向送信が不要となるフィリピンのPoro送信所(1170kHz、 1000kW)を廃止して10人の人員を削減。Poro周辺地域向はFM放送等の他手段で確保。
 Bアジア向放送の削減(216.7万ドル削減): RFAと重複しているVOAのアジア向ラジオ放送の内ビルマ語・ベトナム語は削減、ラオ語は短波放送 廃止、チベット語)は廃止する。余剰人員の一部はVOAの同地域向衛星TV放送に回すが、22人を削減する。
 Cスペイン語放送リストラ(125.7万ドル削減): VOAのスペイン語放送体制を見直す。マイアミのOffice of Cuba Broadcastingの番組の相互利用を開始する。
 D広東語放送の廃止(96.4万ドル削減): VOAの広東語放送をwebサイトも含めて廃止する。広東人には標準中国語サイト(漢字なので分かる)を 閲覧してもらう。7人削減。
 Eキューバ向空中放送(Aero Marti)の廃止(197.8万ドル削減): 航空燃料が高騰しているためキューバ向に航空機から放送している「Aero Marti」の放送を廃止する。代替措置として衛星TV、インターネットの他DVDやメモリーカードの配布を行う。
 FRadio Free IraqとRadio Sawaの統合(182.9万ドル削減): RFE/RLのイラク向アラビア語放送Radio Free Iraq(RFI)はイラクで放送中のVOA系アラビア語放送Radio Sawaに統合する。Radio Sawaと比べてRFIの方が聴取者が少ないため影響は少ない。余剰となるRFI要員11人の内10人はRadio Sawaで吸収雇用する。(DXLD 1207)

◎秘密局変更情報
 次の秘密局がスケジュール変更を行っている。
 Denge Mezopotamya(クルド語)
  13:00-01:00 11530 (以前は13:00-00:00)
   01:00-05:00 7540(以前は00:00-05:00)
  Suab Xaa Moo Zoo(モン語)
  20:30-21:00 9605 (台湾100kW 250度) (新設)
 Voice of Orthodox (ロシア語)
  水・土 01:00-01:30 7515(以前は01:30-02:00)
 Radio RSD(ソマリ語)
  日 02:00-02:45 12130 (以前は金)
(DX MIXNEWS 2/13)

◎北朝鮮でラジオの摘発強まる
 自由北韓放送(FNKR)によると、北朝鮮では市民と外国メディアの接触を取り締まる「114部隊」が1月に組織され、北朝鮮で出回っているCDやラジ オ受信機の徹底摘発が行われている。周波数を選択して受信できるラジオは闇市場で取引されていたが、最近は集中的に取り締まられている。また自由北韓放送 のwebサイトは最近標的型攻撃を受けて、スタッフ・協力者等の個人情報が流出し、それらの人々の生命が危険に晒されている。同局の河ソクジュ氏はそんな ことにはめげずに放送を継続する意向を明らかにしている。(MN 2/15)

◎インドではDRMで大電力中波放送開始
 All India RadioのYogendra Pal局長によると、RajkotとKolkataにある1000kW中波送信機から今年3月にDRM放送を開始する。また今年6月から来年3月までの間 に72局よりDRM放送を開始する。(MN 2/14) 受信機はどうすのでしょうかね? DRM送信機はAM送信もできますが。

◎RFIとFrance24が合併してAEFに 〜フランスもリストラの嵐
 Radio France International とFrance24(国際ニュースチャンネル)は2月13日付で合併した。合併にはRFI労組が反対し過去2ヶ月間ストを繰り返していた。新組織は Audiovisuel Extérieur de la France (AEF)となった。両社の合併は2009年にサルコジ大統領が決定したがRFI労組の反対で伸び伸びとなっていた。合併によりまず126人が解雇され る。RFI労組は2009年の当初計画では206人を解雇する予定であったので、第二次リストラで更に解雇者が増えると危惧している。(MN 2/14)

左端がAEFのロゴ 左右から圧力をかけられて窮屈そうだ!



◎NDBハンドブック最新版発行

 ドイツのMichael Oexner氏によれば、同氏はNDB(無指向性ビーコン) Handbookの2012年版を発行した。欧州NDB Handbook(ENDBH)はA4版160ページに6900局分、北米NDB Handbook(NANDBH)はA4版130ページに5800局分のデータを収録している。また双方の内容を収録(地図から検索可能)し、260枚の 写真、260局分のオーディオクリップを収録したCDも同時に発行される。価格はENDBHがCDダウンロード版€25、CD版 €30 、冊子版 €35、NANDBHがCDダウンロード版$33、CD版 $40 、冊子版 $47である。PayPalで支払可能(手数料€1または$2)。申込・問い合わせ先はMichael Oexner, Hainfelder Str. 1, D-76835 Roschbach, Germany、E-mailはmichael.oexner @ web.deである。詳しくはhttp://ndblist.info/beacons/NDBpublications2012.pdf参照のこと。 (WWDXC TP 1053)

◎ザンジバルの11735kHz復活か?
 2009年12月10日に本土からの海底電線が切断して、送信不能になっていたRadio Tanzania Zanzibarの11735kHzが復活の兆しを見せている。日本の長谷川清一氏によれば日本のDXerが2月18日の05:30にそれらしき局を発見 した。同局の6015kHzは9ヵ月後に復旧したが11735kHzはQRTしたままであった。(DXLDyg 2/18)
 NDXCの長谷川清一氏によれば日本で受信できたのは2月18日の05:59(s/off)までと、2月20日の00:26(s/off)までであっ た。それ以降は受信されていない。(DXLDyg 2/21) 送信機が復旧して試験を行っている可能性もあります。

◎韓国国防省放送の最新スケジュール
 NDXCの長谷川清一氏によれば、2月9日現在の韓国国防省放送(MND Radio)のスケジュールは以下の通りで、3通りの放送が出ている。第3パターンは2月9日より開始された。
 第1パターン: 男性アナウンサー、「来て(올래)」で開始・「愛のために(사랑을 위하여)」で終了 13:00-13:40  21:00-21:40  6135 6230
  第2パターン: 女性アナウンサー、「口笛(휘파람)」で開始・「我等の願い(우리의소원)」で終了 14:00-14:35 19:00-19:35  6435 6550
  第3パターン: 男性アナウンサー、「平和(평화)」で開始・「我等の願い(우리의소원)」で終了 15:00-15:50  20:00-20:50  6300 5410
(DXLDyg 2/19)

◎新局Radio Hirad出現
 オランダのFree Press Unlimitedが運営する新局Radio HiradがBABCOCK社の送信所より送信を開始した。02:30-03:00 11610kHz(Meyerton 100kW 15度)で東アフリカ向ソマリ語放送である。(DX MIX NEWS 716 2/19) URLはhttp://radiohirad.so/です、このアドレスからコンタクト可能。




◎Radio Pakistan米国でダイヤル電話放送開始

 Radio Pakistanは米国在住のパキスタン人向にダイヤル電話放送を開始した。+1 83 22 800 683にダイヤルすることでFM-93、FM-94、FM-101等の番組を聞くことができる。固定電話または携帯電話から利用できる。聴取料は無料だが 電話料金はかかる。同局はインターネット、衛星、携帯電話放送を既に実施しているが、インターネットのアクセスできなかったり、スマートホンを持っていな い人向に今回のサービスを開始することにあんった。(MN 2/20)

Radio PakistanがiPhoneで提供しているアプリ

 

◎MV Baltic Radioが再び100kW送信開始

 MV Baltic RadioのTom Taylor氏によると、同局はMedia Broadcast社経由の100kW送信を夏時間に限り再開する。第1回の送信は4月1日(日)から行われる。使用されるのは49mbである。なお Göhrenにある独自送信所からの1kW送信(現在9480kHz)は継続される予定。 Radio Gloria International は3月25日より、 European Music Radioも近い内にMedia Broadcast社からの送信に移行する予定である。(DXLD 1207)

◎Monaco Radioの送信開始時にはモナコ国歌のIS
 ギリシアのZacharias Liangas氏によると、モナコに唯一残る短波局Monaco Radioは19:57に気象放送(フランス語)を8728、17260kHzにて開始している。フィンランドのJari Savolainen氏によると送信開始時にはモナコ国歌の一節がインターバルシグナルとして流れる。(DXLD 1207)

◎Radio Pakistanが100kW中波送信機使用開始
 イタリアのRoberto Rizzardi氏によると、Radio PakistanのTurbat局は新設の100kW中波送信機を2月15日より使用開始した。これによりバローチスタン州での同局の受信状況が飛躍的の 向上することになった。特に若者や女性に対する影響が大きいと見られる。昼間はバローチスタン地方全体をカバーし。夜間にはUAE、イラン、オーマンでも 受信可能である。1981年1月4日以来同局は1584kHz、250Wで送信していた。放送時間は現地時間の18:00-23:00のみでウルドー語は 3時間、バロチ語が2時間であった。バロチ語の番組はQuetta局やKhuzdar局でも放送していたので特にGwadar地方の人々はそちらを受信し ていた。(DXLD 1207) バローチスタン州はパキスタン西南部のアフガニスタン、イランと国境を接する広大な地域で、独立運動が盛んでパキスタン政府の力が及ばす治安の悪い地域で す。最近は中国の援助で軍事施設を構築しているとのことです。

◎BBGの新議長は米国SONYピクチュアの社長
 Broadcasting Board of Governors(BBG)は2月12日、辞任したWalter Isaacson議長の後任としてMichael Lynton氏を選任した。同氏はハーバード大及びハーバードビジネススクール卒で、現在米国Sony Pictures Entertainment.の社長である。過去にAOL EuropeやPenguin Groupの社長も歴任した。(DXLD 1207)

◎中波・長波DXリスト更新
 ベルギーのHerman Boel氏によると、同氏監修の大陸別中波・長波DXリストの2011年版が英国のMedium Wave CircleのHP(http://www.mwcircle.org)上よりpdf形式のものが無料でダウンロード可能となっている。北米、中米、南 米、アフリカ・アジアの4分冊で、欧州でモニターされた周波数別に局名や放送時間等をリストしている。(DXLD 1207)

◎ビルマ局Thazin Broadcasting StationのIDも
 インドのBabul Gupta氏によると、2月21日に7110kHzのビルマ局を受信したところ、局名を「Thazin Broadcasting Station」と言っていた。また番組内で次のようなスケジュールをアナウンスしていた。
 朝の放送: 08:30-10:30 639 6030
  昼の放送: 13:30-15:30 639 9400
  夜の放送: 19:30-23:30 639 7110
(DXLDyg 2/22)  「Thazin」はMandalayの東北部にある小さな町の名前でもありまた現在のビルマ女性歌手の名前でもあります。番組名またはニックネームと思わ れます。基本的にはRadio Maynmarの一サービスらしいです。
 
◎カムチャッカは新周波数6010kHz
 米国のRon Howard氏によると、GTRK Kamchatskiiの周波数が6075kHzから6010kHzに変更となった。2月22日の21時頃にはGTRK Magadan(5940kHz)と同内容のRadio Rossiiの番組を放送していた。(DXLDyg 2/22)

◎GTRK Yakutskの短波は一波のみに
 GTRK Yakutskの短波放送の内6150kHzは現在使われていない。また7200kHzは周波数申請も行われていない。同局の短波放送で残っているのは 7230kHのみである。(WRTH Update 2/10)

◎インド短波送信機入替 〜海外向放送もDRM化
 インドのJose Jacob氏によると、2012年にAIRはNew DelhiのKingsway送信所にある6基の50kW短波送信機の運用を停止する。これらの送信機で行われていたAIRのニュース放送は衛星放送に切 り替わる。また海外向放送は他の送信所に切り替わる。影響を受ける周波数は4860, 4870, 5015, 6030, 6190, 7235, 7370, 9575, 9835, 11710, 11830kHz等である。これらの短波送信機は老朽化して変調が浅い、音に歪みが出る、周波数がふらつく、スプリアスが出る等の様々な問題が出ていた。
 インドのAlokesh Gupta氏によると、今年中にKingsway送信所には2基の100kWDRM対応短波送信機が設置される予定である。更にAligarh送信所には 250kWDRM対応短波送信機2基、Bangalore送信所には500kWDRM対応短波送信機1基が新規導入される。またKamphor送信所及び Aligarh送信所に各2基ある既存のThomson社製250kW送信機はDRM送信可能に改造される。その結果AIRの海外向短波放送は今年末か 2013年第一四半期には3言語を除いてほぼすべてDRMで実施されることになる。(DXLD 1208)

◎AIRのDRM化計画の概要
 インドのAlokesh Gupta氏によると、All India Radioは以下の9段階で今年のDRM化計画を推進する。
 1) 3月31日迄に2基の1000kW中波送信機をDRM対応のものに置換。
 2) 老朽化した34基の中波送信機を新型DRM送信機に置換。
 3) 10kW移動用中波送信機6基をDRM化。
 4) 36基の既存DRM対応中波送信機をDRM化。
 5) 5基の短波送信機をDRM対応のものに置換。
 6) 大都市でのDRM送信先行実施。
 7) 100ヵ所の100WFM送信機をDRM対応のものと置換。
 インドのPartha Sarathi Goswami氏によると、インド政府は2012年に安価なDRM受信機を国民に対して入手可能にすると言っている。予定価格は20-30米ドルだが、現 在の短波ラジオ所有者の95%は12米ドル以下の受信機を購入している。DRM受信が趣味の人でなければ倍以上出して受信機を買い換えることはしないと思 われ、特にラジオが娯楽の中心である地方の貧しいリスナーの大半はDRM受信機に買い換える可能性は低い。インド政府はそうい連中は置いておき、DRM受 信機をを購入可能な中間所得層以上を新たなリスナーとして取り込みたいと考えており、カーラジオのDRMを組み込む等の施策を考えている。普及率が 1〜2%と低くてもインドの人口は膨大なため、受信機メーカーには欧州全体よりも大きな売上が期待できるからである。DRMは広い帯域を必要とするため混 信等の影響を受けやすくその都度音声が途絶するが、「高級なリスナー」がそれを是認するかは疑問である。インドでもインターネットや2G/3Gの携帯電話 が普及しており、それらを使ってストリーミング放送を受信すれば今でも音声の途切れなくデジタル放送を受信できるからである。(DXLD 1208) 本気で考えているとすれば、リスナーの都合よりも送信機・受信機メーカーの都合優先の結論ですね。

◎石田氏のインドネシア局DXweb復活
 米国のGlenn Hauser氏によると、NDXCの石田敦敬氏のインドネシア局DXweb「Monitoing Report Indonesian Radio Stations」が活動を再開し頻繁に更新が行われている。URLはhttp://rri.jpn.org。(DXLD 1208)

◎カナダ沿岸警備隊気象放送 4版追加
 米国のHarold Frodge氏によるとSt.Anthonyにあるカナダ沿岸警備隊の無線局VCMから沿岸気象放送が英語で行われている。2598kHzUSBで10: 19に受信確認できた。ラブラドル地方沿岸の気象、氷山情報で、「St. Anthony Coast Guard radio out」のアナウンスでs/offする。(DXLD 1208) 出力1kWで、定時気象通報は10:07 18:07 22:37 04:07 04:37に、定時水路予報は21:37と04:07に行われます。

◎KBC Radio再び毎日定期放送
 オランダのKBC Radio(「Mighty 6095」)は4月より短波による定期放送を毎日数時間実施する。現在は土日の18:00-01:00に6095kHzで出ているのみである。(MN 2/27)



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臨時防災FM局情報  2012年3月版  (2012年3月9日) 3 版新規
免許有効期間は、2か月間。予定より早く終了も有り。
周波数・局名(申請者)・送信出力・(送信者)・コールサイン(JOYZ-XX)・放送免許認可日・状況等 (赤字は更新情報)

■東北地方 *総務省「東北総合通信局」HP + JCBA日本コミュニティ放送協会HP より
●岩手県   6局
76.7 山田災害臨時ラジオ 10W = (IBC岩手放送) 2011年3月17日付
77.4 みやこ(宮古市) 20W 2U 2011年3月19日付 9時30分〜13時、14時〜16時迄放送。サイマルラジオ+Ustreamチャンネル有。                    
                            + 10W 2AJ 田老=たろう 2011年5月31日付
77.6 おおつち(大槌町) 10W 2AL 2012年1月16日付 *予備免許
78.5 おおふなと(大船渡市) 30W 2Z (大船渡) 2011年3月28日付  *旧三陸町へのエリア拡大で、送信所設置場所を変更。奥州FMが支援。
80.5 りくぜんたかた(陸前高田市) 20W 2AK (NPO法人AidTAKATA) 2011年12月10日付 *前大船渡局 サイマルラジオ有。
86.0 かまいし(釜石市) 30W 2AC = (釜石市) 2011年4月7日付
●宮城県  11局
76.4 いしのまき(石巻市) 100W 2S = (R.石巻) 2011年3月16日付  サイマルラジオ有。
76.7 とめ(登米市) 100W 2Q =(はっとFM) 2011年3月16日付
76.8 けせんぬまもとよし(気仙沼市) 20W 2AH = (気仙沼市) 2011年4月22日付 サイマルラジオ有。
78.1 しおがま(塩竃市) 100W 2T = (Bay FM) 2011年3月18日付  サイマルラジオ有。
77.5 けせんぬま(気仙沼市) 30W 2X = (はっとFM) 2011年3月22日付 * 河北新報によると、はっとFMが、支援。
77.9 いわぬま(岩沼市) 100W 2Y = (FMいわぬま) 2011年3月20日付
79.2 わたり(亘理町)・FMあおぞら 30W 2Y = (亘理町) 2011年3月24日付 * 同年4月2日に、78.6MHzから周波数変更。* JCBAによると、FMながおか が、支援。7時〜19時迄、放送。
79.3 おながわ(女川町) 20W 2AG = (女川町) 2011年4月21日付 サイマルラジオ有。
80.1 なとり(名取市)・なとらじ 50W 2AE = (名取市) 2011年4月7日付 サイマルラジオ有。
80.7 やまもと(山元町)・りんごラジオ 30W 2W = (山元町) 2011年3月21日付 局公式ブログ http://ringoradio.cocolog-nifty.com/blog/  サイマルラジオ有。
80.7 みなみさんりく(南三陸町) 10W 2AI = (南三陸町) 2011年5月17日付 サイマルラジオ有。
●福島県  3局+地デジ1局
76.6 そうま(相馬市) 30W 2AB = (相馬市) 2011年3月29日付
76.9 とみおか(富岡町) 10W 2AM =(富岡町) 2011年2月27日付 *富岡町は、福島第1原発からの半径20Km圏内での避難区域に指定され、立入りが制限されており、送信地は、郡山市より。サイマルラジオ有。
79.5 みなみそうま (南相馬市) 50W 2AF =(南相馬市)  2011年4月15日付 サイマルラジオ有。

地デジ実験試験局
52CH リモコン11 みなみそうま(南相馬市) 南相馬 0.125W 鹿島区0.13W 2011年7月15日付 *3月8日付け報道記事によると、3月11日より、ネット配信を開始予定。 http://WWW.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2011/pre120308.html

■関東地方 *総務省「関東総合通信局」HPより
●茨城県  1局
76.8 たかはぎ(高萩市) 20W 30(*オー)=(高萩市) 2011年6月8日付
■九州地方 *総務省「九州総合通信局」HPより
●宮崎県  1局
82.3 たかはる(高原町) 20W 0N= (高原町) 2011年3月25日付 *新燃岳による火山灰被害が続いている為。

***臨時防災FM放送局から通常運用に戻った局。
■東北地方
●秋田県
77.4 よこて(横手市) 20W = 横手かまくらFM *同局ブログによると、2011年3月30日夕方18時に防災FM放送終了。同年4月1日正式に「横手かまくらFM」として開局。サイマルラジオ有。
●岩手県
77.8 はなまき (花巻市) 100W =(FMOne) 2011年3月11日付 *同年4月3日より通常運用へ。
78.7 おうしゅう(奥州市)150W =(奥州FM) 2011年3月12日付 *同年3月29日より通常運用へ。
●福島県
76.2 ふくしま(福島市) 100W = (FMPOCO) 2011年3月16日付 *同年3月25日より、通常運用へ。
■関東地方
●茨城県
76.7 かしま(鹿嶋市) 50W 3M = (FM鹿嶋) 2011年3月12日付 サイマルラジオ有。*同年6月1日より通常運用へ。
84.2 つくば(つくば市) 80W 3N = (ラヂオつくば) 2011年3月14日付  *同年4月16日午前6時に、通常運用へ。サイマルラジオ有。

***廃止になった局
●岩手県
 80.5 おおふなと(大船渡市) 20W 2Z 2011年4月7日付  *同年12月9日付 
●宮城県
79.4 おおさき(大崎市) 50W 2P 2011年3月15日付 *同年5月15日午前11時に廃止。
●福島県
76.2 ふくしま(福島市) 100W = (FMPOCO) 2011年3月16日付 *2012年2月29日廃局、同年3月25日より、通常運用へ。
77.5 いわき(いわき市) 100W 2AA = (Sea Wave) 2011年3月28日付 *同年5月27日日中で廃止。
80.7 すかがわ(須賀川市) 30W 2AD = (須賀川市) 2011年4月7日付  *同年8月7日に廃止。
(JSWC 小林浩氏提供・とりまとめ)





出展略称  

   DXLD DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 MN Media Network
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW
Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX
Hard-Core-DX
  JSWC
Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU
: Asia-Pacific Broadcasting Union
 BBG: Broadcasting Board of Govenors
  WRTH
: World Radio TV Handbook



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