月刊短波2012年6月号(第6版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Radio Netherlands Worldwide最終日の放送に特別QSL発行 6版新規
 
オランダのAndy Sennit氏によると、Radio Netherlands Worldwide(RNW)は英語放送廃止日(6月29-30日)の放送に対する受信報告に特別QSLカードを発行することになった。最終日の放送を聞 いたリスナーは受信報告をP.O.Box 222, 1200 JG Hilversum, Hollandに手紙で送るか、E-mail(題名は「29 June Reception report」とすること)でletters @ rnw.nlに送付してして欲しい。長らく続いたRNW英語放送を記念する特別QSLカードが送付される予定である。(DXLDyg 6/26) 日本での受信は6月29日の23:00-23:57 9800kHzが 期待できます。以降QSLカードは発行されない可能性もあります。 永年親しまれたRNW英語放送の「聞き納め」です。

◎RNW6月末で大半が終了 〜残るのは平日1.5時間のみ! 2 版新規 3版修正 4版追加 5版追加・修正

 米国加州SacramentoのKVMR局局長Ed Gardner氏がRadio Netherland Worldwide(RNW)の英語ストリーミング放送で聞いた情報では、同局は英語放送を6月いっぱいで打ち切り、以後はインターネット、衛星、短波と もに英語 放送は一切なくなる。(DXLDyg 6/8)
  ドイツのKai Ludwig氏によると、最終日の6月29・30日まで英語放送を以下のように増強して行う。
 6/29まで Bonaire送信 11:00-11:57 6165 北米向 12:00-12:57 6165 北米向 14:00-14:57 6165 北米向 14:00-14:57 12015  豪州向 (6165kHzは250kW、12015kHzは300kW)
 6/30まで Wertachtal送信 04:00-05:58 6065 (500kW) 欧州向
(DXLDyg 6/15)
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、同局の他の英語放送は以下の通りである、終了日に注意。
 19:00-19:57 15110 Tinang 250kW 283度 東南アジア向 6/28まで
 23:00-23:57 9800 Trincomalee 250kW 345度 南アジア向 6/29まで
 03:00-04:57 17605 Santa Maria di Geleria 250kW 144度 アフリカ東部・中部向 6/30まで
 04:00-05:57 7425 Madagascar 250kW 270度 アフリカ南部向  11615 Issoudun 500kW 192度 アフリカ西部向 15495 Santa Maria di Geleria 250kW 193度 アフリカ西部・中央部向 6/30まで
 ウクライナのAleksandr Diadischev氏によると、他にインドネシア語放送(19:00-21:57 21485 17840 Madagasacar、19:00-19:57 15565 Trincomalee、19:00-20:55 15300 Trincomalee、20:00-20:57 15650 Tinian  9795 Tinang  9720 Saipan)が6/29、スペイン語放送の一部(10:00-11:00 6165 Bonaire)が6/30に打ち切られる。(DXLDyg 6/11)
 ドイツのKai Ludwig氏によると、7月以降残存するRNWの放送は以下の2つのみになる。送信所はBonaire。
 月−金 18:30-19:00 6020 オランダ語 月−金 20:00-20:57 9895 スペイン語
(DXLDyg 6/15)
  日本で入感するのは19:00からの15110kHz、23:00からの9800kHzである。また辻由紀子氏によると、最終日(29日)には特別 番組が 予定されている。特別番組の詳細はhttp://www.rnw.nl/english/article/were-changing をチェックのこ と。(JSWC  大武逞伯氏)

スポットライトを浴びていたRNWも静かに歴史の舞台から去って行く



◎Sackville送信所からのRCIの放送は6月25日で終了 4版新規

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、カナダ本土Sackville送信所からのRCIの放送は廃止より一足早く6月25日で打ち切られる。同送信所からの最後の RCIの放送は以下の通り。何れも6月25日朝、出力250kW。
 08:00-08:29 13760 163度 ポルトガル語
 08:00-08:29 11990 15445 176度 スペイン語
(DXLDyg 6/13)
 米国のSteve Luce氏によると、6月25日でSackville送信所が閉鎖されるのかどうかは不明である。同送信所を使用している他の局の内同時に送信が打ち切 られることが発表されているのはCRIのみで、他のNHK、KBS、VOVについては何も発表されていない。RNWのBonaire送信所にでも移るので あろうか?(DXLDyg 6/14)

◎Vatican Radio 6月いっぱいで欧州・米州向短波・中波放送を廃止 〜数年間で短波放送全廃の方針 4版新規
 
英国のMike Terry氏がAGIの報道として伝えたところによると、同局Federico Lombardi局長は、7月1日以降主として欧州・米州(北米・南米)向短波・中波放送を全廃すると発表した。これらの地域では地元カトリック系放送局 やインターネットによる伝達の方が効果的と認められるからである。(DXLDyg 6/12)
 Vatican RadioのHP(http://www.radiovaticana.org/en1/Articolo.asp?c=595927)には以下の声明が 発表されている。  7月1日よりVatican RadioはSanta Mari di Galeria送信所からの欧州・米州向短波・中波放送を中止する。これらの地域は地元カトリック系放送局とインターネットで既に充分カバーできているか らである。廃止されるのは同送信所の送信時間の約50%に当たる。Vatican Radioは同送信所の機能を見直してもっと新しい技術を導入する。短波放送は今後2〜3年間をかけて徐々に廃止して行く予定である。しかし法皇の声を聞 く方法に乏しい地域(アフリカ、中東、アジア)向を犠牲にするつもりはない。Vatican Radioではこの方針転換をリスナーに周知し短波・中波に替わる受信方法を説明するつもりである。Vatican Radioの短波・中波放送は特に20世紀の欧州では教会の歴史の上でも大きな貢献をしたが、徐々に新しい方法に道を譲つことになった。過去に道を開いた 先人に感謝したい。(赤林)欧州・米州向短波放送の廃止を皮切りに、Santa Maria di Galeria送信所は廃止し、インターネットに切り替える方針ということです。

◎AFN-Diego Garciaがローカル番組を短波中継  3版新規
 NDXCの長谷川清一氏によると、AFN-Diego Garciaは6月5日及び6日に同島のローカル放送を短波で中継する。6月6日は17:00より12759kHzUSBで行われる。なお現在の技術課長 は元AFN佐世保局の技術課長であった。(DXLDyg 6/6)
  このローカルプロ中継は当分の間継続される模様である。九州のDXerが同局のチーフエンジニアで、ローカル番組のDJ氏から受け取ったメールによると 17:00-21:00の間にローカルのFM "Power 99" 99.1MHzのDJプロを12759kHzUSB で中継するとのことである。実際には現地時間の07:00、19:00(日本時間10:00、22:00)に昼夜の周波数 切り替えを行うため21:45頃にs/offして、22:00から4319kHzUSBでs/onしている。正時のIDはほとんど「AFN」か 「American Forces Network」のみでローカルID「You are listening to Power 99 point 1 FM.Here in Diego Garcia or you are listening to on shortwave・・」はDJプロの中でアナウンスされている。19:00前後からf/inして21:00過ぎから信号が上がって来る。CODARの混 信がありヒュンヒュンうるさい。この中継は九州のDXer氏とAFN-DGのチーフエンジニア氏がAFN-佐世保時代に親交があり日本のDXerに向けて 好意で行ってくれている中継である。いつ中止されるかは流動的である。(NDXC 長谷川清一氏)

◎北朝鮮ついにDRM放送開始 〜ジャミングに利用か? 3版新規
 6月6日からVOKの3250、3560kHzが再開されたが、3560kHzにはDRM放送が出てきた。NDXC会員のモニターによれば23:00過 ぎに朝鮮語が出ているのを確認し、24:00からはアラビア語が出ていた。多分中国製の新送信機からであろうと思われるが、スプリアスも出ているので既存 の送信機に中国製のエキサイターを付加してテスト放送を行っているのではないかと推定しているNDXC会員もいる。北がこの技術を入手するとより効果的 なジャミングの手段になる可能性がある。現にこの中国製のDRM送信機はエチオピアにも提供されておりエリトリアからの放送にジャミングとして使用されて いる。またDRM放送では「CUC-ECDAV」というラベルが表示されているが、これは「中国傳媒大学(CUC)電子数字化教育部工程研究中心 (ECDAV)」を示すことが判明した。(NDXC 長谷川清一氏)大阪の山森健志氏によればVOK日本語放送の突然の長時間停波(電圧低下らしい)は現在も継続中とのこと。電力不足の中でもジャミング用新 鋭機を導入ということです。

◎EDXC2012特別記念送信がSitkunai送信所から 〜北米向には再放送 も 2 版新規 3版修正 4版追加
 リトアニアのSitkunai送信所より謎の英語局が出るとDX RE MIX NEWSで報道されたが、実はEDXC2012記念特別送信であることが判明した。スケジュールも最初に報道されたものとは若干異なっている。確定したス ケジュールは以下の通り。何れも100kW送信。番組はドイツRhein-Main-Radioclub(RMRC(2010年に「セントヘレナ支援放 送」を実施したあのDXクラブ)のNick Barker氏制作のものである。
  6/9   10:00-11:00 11900 北米向英語 
  6/10 23:00-24:00 6180 欧州向ドイツ語
 6/11  02:30-03:30 11900 日本向英語
(ドイツ Wolfgang Bueschel氏)
 インドのJaisakthivel氏によると、6/16の11:00-12:00に北米向放送は11900kHzで再放送される。(DXLDyg 6/12) 日本向は02:57迄CRIの混信があったものの、その後は良好に受信できた地域もあり、東京では日本から参加したJSWC大武逞伯氏へのイ ンタビュー(03:07頃)も明瞭に聞くことができました。受信報告は返信料同封の上、Rhein-Main Radio Club,  Postfach  700849, D - 60558  Frankfurt am Main, Germanyへ。

◎フィジー秘密局が短波放送開始 〜送信地は米国 2版 新規 3版追加
 米国のGlenn Hauser氏によると、フイジー向秘密放送「Domo I Viti」がWorld Radio Network(WRN)の仲介で6月4日より短波放送を開始する。時間は月曜日の17:30-18:00で周波数は11565kHz。WRNによれば Palau送信所からの放送で、オーストラリアのAderlaideにある「Fiji Freedom and Democracy Movement」という団体の依頼という。(DXLDyg 6/3)
  Fiji向け地下局「Domo I Viti」の11565kHzには以前から16:00-18:00にはCypress CreekのWHRのAngel2が出ており、現在のスケジュールでもそのようになっている。NDXC会員のモニターでは「Domo I Viti」の前には17:00からWHRの「Midnight Cry」、17:15から「Voice of Praise」が放送されており、17:29に1kHzのテストトーンが出て17:30から「Domo I Viti」になったところかられたPalau送信ではなく本国のCypress Creekからの送信と考えるのが妥当である。(NDXC 長谷川清一氏) 米国のGlenn Hauser氏がWRNに再度問い合わせたところ送信地は南カロライナ州でWHRIであると認めた。(DXLDyg 6/6) 日本でも良好に受信されました。フィジーでは2006年のクーデター以降中国に支援された軍事政権の独裁が続いており、中国の軍事基地化 が懸念され、元々仲が良かったオー ストラリア、ニュージーランド等との関係は極めて悪化しています。先日沖縄で開催された「太平洋・島サミット」(PALM6)にも出席を拒否しました。 Fiji Freedom and Democracy MovementのHPはhttp://sites.google.com/site/fijidemocracyfreedommovement/ 、QTHは9 Florence Terrace, Rosewater, Adelaide 5014, Australia、E-mailはfijidemocracy @ hotmail.com、電話は+61488046249です。



◎WRNO短波復活宣言 2版 新規
 米国のRichard Lewis氏によると、WRNO局はfacebook上で5月31日から7505kHzで短波放送を復活すると宣言した。また同時に局の所在地をテネシー 州Nashvilleに移転すると発表した。番組構成も変更し、またスマホ向専用受信アプリの提供する。またwebサイトからも受信できるようにするが webサイトはまだ建設中である。(DXLDyg 6/2) 宣言はしましたが、まだ復活していないようです。

◎「BCLラジオカタログ完全保存版」発行 2版追加

 三才ブックスから「BCLラジオカタログ完全保存版」が発行された。30〜40年前のBCLブームの際の松下とSONYのBCLラジオ対決を主題とした 「BCLラジオカタログ」は既に2007年に発行されているが、今回は対象を更に拡大して、B級モノ、ビンテージ機や一部の通信型受信機も取り扱ってい る。勿論当時の少年にとって憧れの的だったスカイセンサー、クーガ、トライエックスも入って、14社58機種について写真、スペックを交えて徹底解説が行 われている。内容は、●40年前の「BCLブーム」とラジオに思いを馳せる、●懐かしのラジオカタログ&宣伝グッズ、●超小型フィギュア(タカラ 「青春のオールナイトニッポン」)に本物の ラジオを組み込む、●B級&ビンテージ編 MK-59(Rajisan)/NR-108F1(ニューホープ実業)/RA-4(川島電機)/TR- 1(Regency)/Trans-Oceanic Royal D7000Y(ZENITH)/TFM-110(ソニー)/RF-858Dほか、●松下電器産業編 RF-868D/RF-888/RF-877/RF- 1130/RF-1150/RF-1188/RF-2200/RF-2800/RF-2600/RF-B30/RF-B300ほか、●ソニー編 ICF- 5500(A)/ICF-5600/ICF-5800/ICF-5900/ICF-6000/ICF-6800(A)/ICF-6700/ICF-2001/ICF -2001D/CRF-200/FX-300ほか、●その他各社編 東京芝浦電気…RP-1600F/RP-1700F/RP-770Fほか 三洋電機…RP7600/RP7700/RP8700 日立製作所…KS-3000W/KH-2100/KH-2200 三菱電機…FIC- 304/FIC-404/JP-505 日本無線…NRD-515 八重洲無線…FRG-7/FRG-7700 トリオ…R-2000、●資料編 ・30年以上前のBCLラジオ入手テクニック ・無線好きの漫画家によるイラスト&エッセー「My BCL Days」 ・現在入手できる新品BCLラジオ ・ラジオ受信機の歴史が勉強できるサイト&展示館 ・日本語放送局リスト。完全保存版にふさわし い内容だ。A4版、127ページ、\2,200。なお2007年発行の「BCLラジオカタログ」は絶版になっていたが、このほど電子版で復刻され、 iPhone/iPad向にアップルストアで\600で発売された。アクセスはhhtp://goo.gl/eLvDU。(赤林)

今回の表紙は当時のBCLが周波数読み取りに悩まされたスカイセンサー5800とクーガ1150
BCLラジオの原点とも言える機種だ




◎「QSLing the World - A How to Guide」Kindle版で提供 2版新規
 Teak Publishingから「QSLing the World - A How to Guide」(Gayle Van Horn女史著)がこのほどKindle版としてAmazonから提供された。Gayle Van Horn女史はMonitoring Times誌のライターとして米国のBCLの間では著名であり、2007年にはCD版「World QSL Book」を発行した。「QSLing the World - A How to Guide」はその第2版とも言える内容で、放送局や業務局等のQSLに興味のあるBCL向にその獲得ノウハウを徹底的に解説したもの である。QSL獲得に有効なログの付け方、受信報告の作成方法及び送付方法について詳説している。外国語で受信報告を書く方法、受信報告に同封すると効果 のあるもの、どれ位QSLを待つべきか、フォローアップの仕方、獲得したQSLの整理方法、死んだ後QSLはどうするか等について具体的に答えてくれる。 価 格は大幅に安くなって$2.99。Kindle Storeから入手できる。アクセスはhttp://www.amazon.com/dp/B0083M2O4W/。(赤林)




◎Radio Dnestr Wave
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、ウクライナのRadio Dnestr Waveは11980kHzで15:00-16:00頃に放送している。15:00-15:55にはUkraine Radioの国内向放送を中継しており、その後独自のIDがウクライナ語とロシア語で出る。E-mailアドレスはradiodh @ rumbler.ruと言っている。(DXLDyg 5/1)

◎Vatican Radioが自国領内から低電力送信
 英国のDave Kanny氏によると、Vatican Radioはバチカン領内より3975kHz(10kW)で短波放送を実施している。放送時間は13:00-15:45、00:55-06:00。上側波 帯のみのA3H形式による放送。米国のGlenn Hauser氏によると3975kHzでは本来のSanta Maria di Galeria送信所からの100kW送信も11:30-13:00、06:00-07:15に行われている。(DXLDyg 5/5) バチカン領内の送信機は「Garden Transmitter」と呼ばれているそうです。

◎米国民主団体等が反BBGの請願
 米国BBGを批判しているCommittee for U.S. International Broadcasting (CUSIB)、前VOA会長、国境無き女性達等の民主団体は米国下院に対してBBGがVOAに対して行っている「暴挙」を止めさせるよう請願を提出し た。それによると、BBGはVOAに勤務するジャーナリストのリストラのみに興味があり、キューバ、ベネズエラ、ロシア、イラン、中国からの反米プロパガ ンダが増大する中でVOAの放送を止めさせようとしている。またラテンアメリカ向スペイン語放送については廃止して浮いた資金を国庫に戻さずBBG内部で 使ってしまおうとさえしている。このようなBBGの姿勢を改めさせ、特にスペイン語放送廃止を中止することを求めている。(DXLDyg 5/8)

◎Scandinavian Weekend Radioの放送予定
 英国のMike Barraclough氏にようrと、フィンランドのScandinavian Weekend Radioは次のような予定で放送する。
 6月2日の06:00より3日の06:00まで、及び6月23日の06:00より24日の06:00まで。周波数は次の順番: 06:00-07:00 6170 11720 07:00-14:00 6170 11690 14:00-16:00 5980 11690 16:00-17:00 5980 11720 17:00-22:00 6170 11720 22:00-23:00 6170 11690 23:00-03:00 5980 11720 03:00-06:00 6170 11690。受信報告はP.O. Box 99, FI-34801 Virrat, Finlandに、$2または€2またはIRC2枚同封で。eQSL所望の場合はhttp://www.swradio.net/reports.htm 上より送ることもできる。(DXLD 1218)

◎Radio Damal放送再開に 2版追加
 4月より放送を中止していたソマリア向秘密局Radio Damalは5月8日よりBABCOCK社の送信所より放送を再開する。スケジュールは以下の通り。
 13:00-16:00 15700 (Dhabbaya 250kW 205度)
  03:00-04:30 11740 (Wofferton 300kW 122度)
 04:30-06:30 11650 (Dhabbaya 250kW 205度)
(DX MIX NEWS 5/1) 
  再開したRadio Damalだが予定からは大幅に遅れ5月25日から再開された。スケジュールの周波数も発表されていたものとは異なり、以下のようになっている。
 13:00-16:00 15700kHz  Dhabbaya
  03:30-04:30   11990kHz Wofferton
  04:30-06:30   11980kHz Dhabbaya
 このうち04:30からの11980kHzが日本では強力に受信できている。(NDXC 長谷川清一氏)

◎Ulitily DXer's QSL Address Handbook発行 〜Steven Handler氏
 米国のSteve Handler氏は世界のユーティリティ局の宛先及びE-mailアドレスを網羅した「Ulitily DXer's QSL Address Handbook」を発行した。同時にQSL獲得に必要な情報やQSLカードの写真も掲載している。カバー範囲には船舶局や航空機局も含まれている。A4 版、56 ページで価格は$14.95、海外送料$3.86。希望者はPayPalでshortwavereport @ yahoo.comに直接送金するか、同メールアドレスで可能な送金方法を問い合わせること。(DXLD 1218) 氏はSPEEDXの時代からユーティリティDXの世界で活躍中です。ユーテリティ局の住所表は21世紀になってから初めてではないでしょう か?

表紙にはUT各局のQSLカードが



◎Radiophonikos Stathmos MakedoniasはA12も継続

 ギリシアのRadiophonikos Stathmos Makedonias(ERT-3)はA12も継続される。スケジュールは以下の通り。ギリシア語プロ。送信所はAvlis。
 23:00-01:50 9935 100kW 285度
 02:00-07:50 7450 100kW 323度
(DX RE MIX NEWS 5/8)

◎Galei Zahal周波数変更
 イスラエルの軍局Galei Zahalは周波数及びモードを15785kHz(AM/USB)から15850kHz(AM)に変更した。パラの6973kHzはそのままである。ヘブ ライ語放送を24時間行っている。(DX RE MIX NEWS 5/8)

◎コーカサス局情報
 コーカサスのMykopで制作され、Armavir送信所から出ているAdygeyan Radio(GTRK "Adygeya")は現在火曜日・土曜日の02:00-03:00に7325kHz(100kW、190度)で出ている。言語はAdgenya語。月曜 日の03:00-04:00の放送は廃止された。Nalchikで制作されているKabardino Balkar Radio(GTRK"Kabbalkteradio")の放送(月・木・金02:30-03:00 7325kHz)は廃止された。(DX RE MIX NEWS 5/8)

◎RCIはwebだけの放送に 〜Sackville送信所は廃止
 Radio World誌によると、Radio Canada International(RCI)は80%もの予算カットで、短波だけでなく衛星放送も全面停止に追い込まれweb上だけの放送となる。New Brunswick州になるSackville短波送信所は現在RCIだけでなくRadio Japan、CRIの使用しているが同時に廃止される。Sackville送信所は北米各地での受信に最適な送信所と言われていた。短波・衛星放送の廃止 で番組制作(ニュース)部門の廃止され、40人いる職員の内の2/3が解雇される。( kimadrewelliott.com 5/9)

RCI最大の「売り」Sackville送信所も廃止される(Wiki Commonsより)



◎Greeville送信所は「Edward R. Murrow送信所」に改名
 冷戦の最中であった1963年にケネディ大統領の命令で、CBSの元記者で当時のVOA会長であったEdward R. Murrow氏が建設したのが現在のGreenville送信所である。建設直後は3つの送信所からなっていたが、現在はBlack Jackにある送信施設のみが使用されている。Edward R. Murrow氏が1970年代に死去した時、送信所には一度「Edward R. Murrow送信所」の名前が付けられたが2011年の911以降は治安上の理由でGreenville送信所に戻っていた。BBGは5月2日に、送信所 名を「Edward R. Murrow送信所」に戻すことにし同日記念式典が開催され、Edward R. Murrowの息子のCasey Murrow氏も出席した。式典に出席した元ポーランド大使でVOAの設立にも携わったVictor Ashe氏によれば、BBGは米国に残る最後の短波送信所であるGreenville送信所も廃止しようと目論んだが、アジアの中継局だけに頼ると中国の 圧力でチベット向等の放送ができなくなる可能性があり、米国が自由に使える送信所を持つことは重要であると語った。今回の再改名も氏の運動によるもので、 Edward R. Murrow氏の名前をつけることにより米国政府内で廃止の議論をしにくくする事が目的であるという。( Kimadrewelliott.com 5/4)

◎NASB 2012年次会合での発表概要
 WRMIのJeff White氏によると、5月10日〜11日に行われた米国短波放送連盟(National Association of Shortwave Broadcasters:NASB)も2012年年次総会はRadio Free Asia(RFA)の協賛でワシントンにて開催された。そこでは以下の発表が行われた。
 Dan Robinson氏(VOA米国議会担当責任者): 1968年からBCLとしても活動している。それを期に国際放送のジャーナリストになった。VOAの 記者として東アフリカ、バンコクに駐在し、VOAビルマ語放送部長も勤めた。現在は大統領の外遊に随行して取材を続けている。
 Dan Southerland氏(RFA番組編成部副部長): 中国、チベット、ビルマ、北朝鮮向放送の番組編成に携わっている。ニュースの収集やリスナーの フォローに苦労する点、アジアのリスナーに番組を届けるための新しい手段についても採用している。それでも短波放送は最も重要な役割を果たしている事は変 わらない。特に北朝鮮では海外の情報に接する唯一の手段が短波放送である。
 Kim Andrew Elliott氏(IBB聴取者調査担当): アジア及びアフリカで人々が国際放送メディアに接する方法を調査した結果を発表。短波放送に頼る割合はどの 国においても低下しているが、アフリカ各国及び言論の自由が制限されている国では短波放送が依然として海外からの情報に対する最大の情報入手方法である。
 A.J. Janitschek氏(RFA番組編成運営部長): 国際放送制作においてスマホアプリを活用すると番組制作を効率的に行うことができる。
 Adil Mina氏(Continental Electronics社): 短波放送のデジタル化方法としてはDRM方式が唯一のものだが、マスコミの反応が鈍く、DRM受信機も発売されていないた め苦戦している。1台120ドル以下のDRM受信機の出来るのだが、米国市場では発売される予定がない。
  Charles Jacobson氏(HJCB国際技術センター): 手持ちの100kW送信機のDRM化に取組状況について説明。またドイツのVozandes Mediaによるエクアドルでの100kW短波送信機(アマゾン地区への放送用)新設計画が頓挫し、現状の8kW(6050kHz)送信機でエクアドル国 内の辺境地域向のみに放送することになったことを報告。
 Adrian Peterson氏(AWR): AWRは今後も短波に依存する率を保持してゆく計画である。現在Guamに新しい短波用アンテナを建設中である。世界中 のスタジオや短波送信所は今後も維持して行く。
  Thomas Witherspoon氏(NPO「世界への耳」代表): アフリカ諸国に手巻発電の短波ラジオを無料で届ける運動を展開している。電気もインターネット の無い地域は現在も多い。外部の情報から隔絶されたこのような地域では文字通り「良き生活のための短波」であり、若者の教育にも短波放送が活用されてい る。
  Tom Lucey氏(FCC国際部): 米国ではこの1年間で2局の新たな民間短波放送の申請があった。混信の無い周波数を探して指定するのは至難の業で、短波 が死につつあるとは到底思えない。
 Donald Messer氏(元IBB技術部): 米国の短波海洋レーダーの周波数は、米国の短波局の使用周波数帯を避けて設定することになった。
 Mark Allen氏(Antenna Products社): 現在世界の空港で使用されている短波アンテナの90%は同社製であり、高出力の画期的短波送信アンテナも開発中である。
 Chris Slabaugh氏(FEBC):FEBCはサイパンのKFBS閉局後は正式会員ではない。サイパン送信所は経費削減によりフィリピンに2送信所で代替で きると判断したためで、KFBSの機材は解体されフィリピンの送信所に運ばれことごとく活用されているので、長期的に見て正しかったと言える。
 Jerry Plummer氏(WWCR): NASBでは昨年スペイン語を話すBCLの調査を行った。当たり前だが大半は中南米とスペインに在住していた。一昨年 NSABが行った英語を話すBCLの調査と比べ回答数は大幅に少なかった。北米・欧州に多い英語を話すBCLと比べて中南米のBCLの年齢は若く、この面 では中南米向短波放送の将来に期待できそうである。
 Glen Tapley氏(WEWN、現NASB会長): 来年のNASB総会は2013年5月16日・17日にアラバマ州Birminghamにおいて、WEWN 局の主催で開催される。リスナーの含めて短波放送関係者ならば誰でも参加できる。WEWNの送信所がある山に登山して、頂上でバーベキューを楽しむ集いも 用意されている。詳細はhttp://www.shortwave.orgを参照して欲しい。
 なおWWCRのBrady Murray氏が今後年間の任期で運営委員に選出された。運営委員内の選挙で、次期会長は現会長のGlen Tapley氏(WEWN)は再任、Brady Murray氏(WWCR)は副会長、Jeff White氏(WRMI)は財務担当、Thais White氏(WRMI)は副財務担当に就任した。またIBBで長年周波数調整に活躍したGeorge Jacobs氏に「特別名誉会員」の称号を贈ることを決定した。年次総会の写真はhttp: //www.facebook.com/nasbshortwaveに掲載されている。(WWDXC TP 1066)

NASB2102講演風景(上記facebookより)



◎MWLISTは長波・中波・トロピカルバンド帯のデーターベースに

 英国のMike Terry氏によると、世界の長波、中波、トロピカルバンド帯の短波の周波数を総合したデーターベースMWLISTの最新版がリリースされた。利用には登 録が必要だが、周波数や所在地から世界中の放送局の情報がサーチできる。アクセスは http://www.mwlist.orgである。FM放送の方はhttp://www.fmlist.orgで。(DXLDyg 5/15)

◎オンライン新聞 Shortwave Listening Journal 創刊
 英国のMike Terry氏によると、短波界初のオンライン新聞「Shortwave Listening Journal 」が米国の Jeremiah Williamson氏(W1AWZ)によってこのほど創刊された。最新号は http://paper.li/ShortwaveListnr/1333045400参照のこと。(DXLDyg 5/15) 短波放送からの情報によるニュースジャーナルでBCL関連の話題はあまり多くありません。

◎ABCがAlice Springsから60mbでテスト送信
 ARDXCのCraig Seager氏によると、オーストラリアのABCは北部テリトリーのAlice Springsから4835kHzで送信試験を実施する。期日は5月28日より約1ヶ月間である。送信所より400km以内をカバーする高放射角送信の効 率を確認するために行われる。4835kHzのカバー範囲を確認して昼夜間で2310kHzと自動的に切り替えるシステムの開発が目的である。受信報告は Gary Baxter, ABC Transmission Services,  Box 9994 Sydney, NSW 2001 AUSTRALIAに送付する。(WWDXC TP 1066)
  フィンランドの Mauno Ritola氏によると、4835kHzで24時間放送している場合もあるが、2310kHzに戻っている場合もある。(DXLDyg 5/30)

◎Radio Cairoがアフガニスタン方面向周波数変更
 NDXCの長谷川清一氏によると、5月13日よりRadio Cairoがアフガニスタン向放送の周波数を変更した。23:00からのパシュトン語放送は15545kHzとなった。また22:00からのダリ語放送は 17725kHzとなった。但し5月16日には17725kHzのダリ語放送の終了(23:00)後そのままパシュトン語放送となり15545kHzで 出ていなかった。
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、A12シーズンではパシュトン語放送が23:00-01:00に15240 15545(何れも250kW、Abu Zaabal送信所)、ダリ語放送が22:00-23:00 17725(250kW、Abu Zaabal送信所)となっている。(WWDXC TP 1066) 5月末にはA12スケジュールの周波数に戻っていました。5/16は誤送信らしいです。

◎IRIBがSitkunai送信所からの中継を中止
 イランのIRIBは5月1日よりリトアニアのSitkunai送信所からの中継を中止した。従来9770、9555、5940、6055kHzで欧州向 伊・露・独・仏・英・西語の放送が1日計6時間中継されていた。(DX RE MIX NEWS 5/15)

◎インドRajkot等に中波1000kW送信機搬入
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Thomson社はAll India RadioのRajkot局に1000kWの新型中波送信機を搬入した。この送信機は2周波数、AM/DRMの2モードを切り替えて運用可能である。5月 末には運用に入る予定である。同局は従来も1000kW、1071kHzで送信を行っていたが、送信機の入替で送信を停止していた。またSudipta Ghose氏によると西ベンガル州のChinsurahにも1000kW中波送信機を設置中でこちらは6月から試験送信を行う予定である。(WWDXC TP 1066)

◎PAL Radio Guides更新
 アジア太平洋地域のすべての短波・中波局を網羅した「PAL Radio Guides」の内中波版が更新された。最新版はhttp://www.radioheritage.comよりダウンロード可能である。このリストは米 国のSeattleにおいてBruce Portzer氏が作成しているものである。(DXLD 1220)

◎ WRTH Bargraph Frequency Guide A12発行
 CD版の WRTH Bargraph Frequency Guide A12がWRTH社から発行された。A12スケジュールを元に国際放送及び国内向放送の各短波周波数を時間別にバーグラフ表示したもので、現在放送されて いる短波の周波数、言語等が一瞥して分かるようになっている。価格は航空送料共で£9.99である。http://www.wrth.comより申し込む ことができる。(WRTH社)




◎Graham Bell氏のQSLコレクション公開
 英国ロンドン在住のDXer Graham Bell氏が1960年代から収集した数百枚のQSLカードのコレクションが公開されている。1日2枚程度公開して行くとのことである。http: //www.capetownradio.blogspot.com (DXLDyg 5/18) 1日2枚とは凄いですね、こちらは1ヵ月に1枚の公開でも厳しいのに。

◎Heathkit8月に再生!
 米国のRichard Lewis氏によると、アマチュア用の送信機・受信機をキットの形で提供して定評があったHeath社が8月にビジネスを再開し、再びキットを売り出すと のことである。(DXLDyg 5/20) Heath社は1992年にキットの販売を中止しましたが、その後も会社は存続しています。8月に何のキットが売り出されるかは不明です。

◎星浩二氏の英語ブログ1周年の足跡
 英語ブログ「Radio Listening Overseas」が、2012年5月10日で丁度1年を経過した。URLはhttp://listening-overseas.air- nifty.com/radio/。累計アクセス数は約7000であり、来訪者のブラウザ設定言語は全部で23言語であった。内訳は英語が6 割、日本語が3割。1%以上であったのは独、露、仏、蘭、中、西、葡の各語であった。ブログの目的は、内向き志向で英語が苦手といった日本人像 を覆し、グローバル化を先取りした趣味であるBCLとして多くが活躍していることを積極的に英語で海外に向けPRすることである。 海外現地受信をテーマとしたのは、地理的な知識やセンスが問われ、ポータブルラジオ一台で、その国の歴史・文化・民族・言語等の背景に 発想が広がり興味深い分野だからである。幅広い話題を「肴」として、外国人相手に談笑することで、自分自身も私も良い刺激を受けている。ブログでは日本人 BCLの来訪も歓迎するが、コメントは英語に限定している。(Radio Listening Overseas主催 神奈川県 星浩二氏)氏は専門の地理を活かし、海外現地受信と執筆活動を中心にBCL活動を続けています。日本は現在世界有数の BCL国であ るにも拘わらず英語による発信が少なく欧米主流である世界のBCL界の中では無視された(DX Antwerpの特別送信もインド向でした、実際には日本から2通、インド・スリランカから各1通の受信報告が寄せられました)存在なので、国内でじっ としていないで日本初の情報を発信すべきだと思います。これはBCLに限ったことではないかも知れませんが。

国境の向こうはサウジアラビア!さてここは何処でしょう? الكويتです!



◎Radio Australiaが7月より定期DRM放送

 オーストラリアのCraig Seager氏によると、Radio Australiaは5月に順延していた定期DRM放送の開始を再び延期し、7月よりBrandon送信所から行うことになった。スケジュールは以下の通 りである。
  20:00-21:00 12080  8kW 80度
  21:00-23:00 5995 8kW 10度
(DXLD 1221)

◎Steven Handler氏より今度は中国ジャミングの本を電子出版
 米国のSteven Handler氏によると、氏は5月16日中国のジャミングの真相に迫った「PEOPLE'S REPUBLIC OF CHINA: BEHIND THE GREAT WALL OF SILENCE JAMMING, RESPONSE, AND POLICY」を発行した。中国のジャミングについて氏が独自に調査した「火龍」の周波数・時間帯、送信地の情報等が記載されている。A4版、23ペー ジ。pdf形式による電子出版で価格は$3.95。希望者はPayPalでshortwavereport @ yahoo.comに送金するか、このアドレスで送金方法を問い合わせること。





◎スウェーデンから Radio Dellen International が短波放送

 スウェーデンの Radio Dellen Internationalは6月1日-3日に5895、6065kHzにて短波放送を実施する。出力は400W、送信所はストックホルムの北350km にあるDelsbo。ここでは同期間にスウェーデンDX議会が開催されている。詳細なスケジュールは直前に http://www.radioenthusiasts.blogspot.comに発表される。受信報告は返信料同封の上Ronny Forslund, Radio Dellen Int., Vita Huset, SE-179 95, Svartsjö, Swedenまで。(DXLDyg 5/27)
 英国のMike Terry氏によると、DX議会の開催期間に合わせて臨時送信免許が政府から下りたもので、正式放送である。(DXLDyg 5/29)

◎「タミールの虎」が短波放送再開宣言 〜SLBCが先回りして阻止? 2版追加 3版追加
 英国のAlan Roe氏によると、スリランカからの独立を目指す反政府組織「タミールの虎」(Tamil Eelam)は5月19日の00:00-01:00に12250kHzでタミール語放送を再開すると宣言した。(DXLDyg 5/20)
  12250kHzでは当日ノンストップの音楽がかかり、翌日から12225kHzに変わった。インドのJose Jacob氏によると5月28日同氏は放送の内容が11905kHzのSLBCと同内容であることを確認した。(DXLDyg 5/28)
 12225kHzのノンストップ音楽(しかもほとんどがラテン)はどうも旧DWのTrincomalee送信所から出ている模様である。この局が日本で 初受信されたのは5月20日で12250kHzで受信されていた。その後5月25日から12225kHzにQSYしたのを当日確認している。5月26日の 00:14〜00:15の約1分間SLBCのEnglishi Sce.(FM)が誤送信されこの放送がスリランカから送信されていることが確認された。その後も11905kHzのSLBCのインド向け放送が終了する 00:30頃にこの放送が12225kHzで何度か誤送信された。11905kHzとパラということではなく長くても数分間誤送信されたということであ る。これは5月21日に初受信した北海道のDXerがその後連日SDRで記録を残しており確認されている。SLBCは11905kHzをEkala送信と HFCCに登録しているが、ドイツのWolfgnag Bueschel氏によるとDWの技術担当からの情報で以前よりTrincomaleeから送信していたそうである。この放送に関しては世界的なDXer のAnker Petersen氏も5月21日(日本時間22日)に受信しておりタミールの歌と報告しているがこの時間に聞こえていたのは本当はラテン音楽であった。な おこの「妨害電波」は6月5日からは出ていない。またTamil EelamのHPでは周波数がまた12250kHzに変更になった。但し12225kHz, 12250kHzともに全く受信できていない。 (NDXC 長谷川清一氏)  「弘法も確認の誤り」ですね。怖ろしいことです。スリランカ政府が中国「火龍」式ジャミングで予め予防しているのでしょう。

◎Radio New Zealandがリスナーの写真募集
 ウルグアイのHoracio Nigro氏によると、Radio New ZealandはHP掲載用にリスナーの写真を募集している。写真の投稿条件や投稿方法はhttp: //www.radionz.co.nz/about/photoを参照のこと。(DXLDyg 5/30)

◎RFE/RLが本部ビルを売却
 ロイター電のよると、プラハにあるRadio Free Europe/Radio Libertyの新本部ビルが米国企業L88に9400万ドルで売却された。売却価格の内8000万ドルは即現金で支払われた。 (kimandrewwelliott.com 5/22) 予算が不足し、自社ビルを売却したものと思われます。

◎中国DRMに色目
  Digital Radio Mondialeによると、Ludo Maes氏らを代表とするDRM使節団が北京を訪れ、中国の放送関係者やメーカーと意見を交わした。中国政府はとりわけ短波による国際放送のDRM化に興 味を持っており、近日中にもDRM定期放送を実施する決定を行いそうである。インド、ブラジル、ロシア等でのDRMの活況に刺激された模様で、受信機の普 及によってDRM化が一気に加速すると見ており、特にICメーカーと受信機メーカーはDRM受信機の製造・販売に期待している模様である。米国のリスナー によると中国製Newstar DR111受信機を使うとVatican RadioやREEのコスタリカ中継局のDRM放送が完全に受信できたとのことである。(kimandrewelliott.com  5/20) BRICS諸国はDRM路線なのでしょうか?でもロシアは見限ったという話もあります。

◎Andy Sennitt氏 国際放送の未来について語る
 Andy Sennit氏は5月12日 Radio Netherlands Worldwide(RNW)のHP上に掲載したエッセーで、国際放送の未来について次のように語った。国際放送の担当者は自分たちにもう昔のような重要 性はないのだということを思い知るべきだ。RNWは1947年以来強力に在留オランダ人向オランダ語放送を実施して高い評価を得ていたが、インターネット が発達すると、RNWでしか得られなかった情報はwebサイト上からいくらでも得られるようになった。この時点でRNWのオランダ語放送最大の「売り」は 効力がなくなってしまったのだ。その結果今回のような廃止に至った訳である。今後生き残ることができる国際放送とは、リスナーが真に求めているコンテンツ に挑戦して行く気概がある局に限られる。しかもコンテンツは放送以外のプラットホームでも得られる事を念頭に置いておくべきで、リスナーにはそれをむしろ 知 らせなくてはならないのだ。現在の混沌とした国際放送の状況から一歩先に出るために国際放送人は今より猛烈に働かなくてはならない。昔の国際放送は小さな 池 にいる大きな魚のようなもので泰然と構えていれば良かったのだが、現在ではインターネットの大海原に浮かぶ泡のようなものでよっぽど努力しないと消えてし まう。努力と成功を祈るのみだ。自分にとっても国際放送との付き合いは40年近くになり、世界中に友人ができた。ここでいう国際放送の「売り」とは世界中 どこにでも強力に情報を送れる短波送信所のことであった。現在は殆どの地域に対してインターネットでそれができる。だから今後生き残るためには新たな「売 り」を獲得しなければならない。これは「多言語によるコンテンツ」というようなものになろう。オランダ語放送に固執したRNWのオランダ語放送廃止、英語 放送に 固執したVOAの英語放送廃止がそれを裏付けている−そんなものはもう「売り」ではないのだ。(kimandrewelliott.com  5/20) 一度重要な役割を与えられるとそれに安住し外の変化について行けなくなったという訳です。いつまでも あると思うな 親とカネ。



出展略称  

   DXLD DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW
Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX
Hard-Core-DX
  JSWC
Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU
: Asia-Pacific Broadcasting Union
 BBG: Broadcasting Board of Govenors
  WRTH
: World Radio TV Handbook


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