月刊短波2012年8月号(第6版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Radio Free Asiaがハムフェア2012・JSWC60周年記念特別QSL発行 
6版 新規
 米国のRadio Free Asiaは東京で開催されているHAM FAIR 2012とJSWC60周年を記念して特別QSLカードを8月25・26日(UTC)の受信報告に限定して発行する。受信報告はhttp: //techweb.rfa.orgより送付することができる。(RFA)

◎JSWC60周年記念特別番組 5版新規
 
日本短波クラブ(JSWC)は今年で創立60周年を迎えるが、これを記念して以下の日本語放送局が特別番組を放送する。
 1.中国国際放送 8/29 「中日交流カフェ」の中で15〜20分枠でインタビュー等を放送。
 2.ロシアの声 8/27 交流番組「ドゥルジバ」で放送、他に8/25・26の「お便りスパシーバ」、8/24の「MMM」でも関連番組を放送する。
 3.イランIRIB 9/1 に予定している。
 JSWCではこれらの番組の受信報告に対して60周年記念eQSLを発行する。希望者は受信報告をjswcqsl @ live.jpに送付して欲しい。(JSWC 大武逞伯氏)

◎2012年ハムフェア JSWC60周年記念で更に加熱! 
4版新規
 今年のハムフェアは8月25/26日の両日東京ビッグサイトで開催されるが、JSWC(日本短波クラブ)は例年通り出展(出展番号J-45)を行う。出 展内容は、世界の放送局のノベルティの配布、創立記念出版物の提供、BCLに関するアンケート等でBCLに関する相談対応も実施してハムフェアを盛り 上げる。また今年は、クラブの創立60周年に当たるため、冊子体の「創立60周年記念誌」(A4版117頁,2002年より2012年迄の10年間 の活動と短波界の動きについて記述)を\1,000で配布する。会員には10年前に発刊されて大変好評で あった「創立50周年記念誌」(306頁、1952年の創立時から2002年迄の50年間の活動と短波界の動きについて記述)と今回の「創立60周年記念 誌」をCD化したものが無料配布されるが、これを一般には\1,500で配布する。なお会場で入会手続きも可能で、この場合も記念CDは 無料入手できる。25日にはHCJB日本語放送の尾崎一夫師ほか、CRI中国国際放送局東京支局の王洋特派員、VOVベトナムの声東京支局のソ ン支局長らの会場来訪が予定されている。 25日の午後にはビッグサイト会議棟の8階802号室で恒例の「BCL講演会」を実施する。今年は同クラブの年次総会や60周年記念の海外日本語放送局の 収録があるため、演題は1項目のみ(15時頃から約1時間 「過去10年間の総括と短波放送の今後」赤林隆仁氏)で原則として会員のみ参加可能である (25日入会者は参加可能)。25日夜は、ホテルサンルート有明でクラブ創立60周年記念パーティー(会員のみ参加可能)が開催されることになっている。 (JSWC 大武逞伯氏)

(左)冊子体(B5版)のJSWC60周年記念誌 (右)記念CD(60周年記念誌+50周年記念誌+正誤表)
         


◎「第34回近隣諸国放送研究フォーラム」開催 4版新規
 アジア放送研究主催の「第34回近隣諸国放送研究フォーラム」が今年も8月26日(日)に東京都内で開催される。今年の主題は、東日本大震災以降のコ ミュニティ放送、金正日死去報道と金日成死去報道の比較研究、沖縄本島のコミュニティFMを含む放送での沖縄方言使用について、「ふるさとの風」につい て、中南米諸国の「日本時間」 (日系社会向けラジオ番組)について、パネルディスカッション−世界各国及び近隣諸国の放送動向を予定している。例年通り 会員外にも開放している。参加希望者はhttp://www.abiweb.jp/act/forum2012.htmを参照の上、8月19日までに指定 の方法で申込を行う。(アジア放送研究会)

◎Christian Vision中南米向短波放送の廃止決定 4版新規
 ウルグアイのHoracio Nigro氏によると、Christian Visonは中南米向短波放送「Voz Cristiana」を8月17日限りで廃止することを決定した。理由は中南米諸国での短波聴取者数が減少していること、18〜35歳のターゲット層には インターネット、携帯電話、SNSの利用が適していると判断したためである。Christian Visonは2010年にオーストラリアのDarwin送信所及びドイツのJuelich送信所を廃止している。今後短波放送はインドとアフリカ向のみに 実施することにしている。中南米向短波放送は1996年月にチリのCalera de Tango送信所を借用して開始され、数百万人の聴取者を得ていた。(DXLDyg 8/14)

◎Calera de Tango送信所は8月18日で廃止 4版 新規
 米国のGlenn Hauser氏によると、Christian Visionの中南米向短波放送廃止決定を受けてチリCalera de Tango送信所は8月18日の送信を最後に廃止となり解体される。最後の放送は8月17日22:00〜8月18日08:00に17680kHzで行われ る。廃止記念特別QSLカードが発行される。受信報告はCasilla 395, Talagante, ChileまたはE-mailでantonio @ cvclavoz.clに。 同送信所を使用していたRadio Japanは8月18日よりMontsinery送信所の250kW送信機から放送する。スケジュールはポルトガル語 18:00-18:30 6130 06:30-07:00 11880、スペイン語 18:30-19:00 6195である。(DXLDyg 8/15)

◎Bangladsh Betarが複数の周波数で新短波送信機の試験   3版新規 4版追加
 インドのSwopan Chakroborty氏によると、Bangladesh BetarはKabirpur送信所にThomson社製新250kW短波送信機とアンテナシステムの設置を完了した。今後不定期に送信機のテストを行 う。時間は13: 00-05:00の間で、周波数は7250kHzである。テスト送信を受信できた場合にはrrc @ dhaka.net宛に受信報告を送って欲しいとのことである。(DXLDyg 8/6) その後7105、15105、15520kHzにも出現しています。海外向放送の本格的復活といえます。

◎Radio Symban復活! 3版新規
 
米国のRon Howard氏によると、QRTしていたオーストラリアのRadio Symbanが8月5日復活した。周波数は2368.5kHzで、ギリシア音楽を放送しており21:02頃にs/offした。出力500Wにしては強力で あった。(DXLDyg 8/5)

◎AWR-Asia Sri Lankaからの送信終了 
3版新規
 米国のGlenn Hauser氏によると、AWR-Asiaはグアム島で増設中であった新送信施設が完成したため7月24日でSri LankaのTrincomallee送信所からの送信を終了した。当初は6月30日に終了する予定であった。(DXLD 1231)

◎Radio 700が「Welle 370」を限定短波中継  2版新規

 ドイツのChristian Milling氏によると、Radio 700は、Koenigs Wusterhausen(810kHz)で放送しているローカル局「Welle 370」を以下のように短波で中継放送する。期日は8月5日〜8月13日。最終は8月13日の04:40からの放送。
 12:40-12:55 3955
 19:15-19:30 6005
 01:40-01:55 6005
 04:40-04:55 3995
 受信報告は "Friends of Sender Koenigs Wusterhausen e.V.", Welle 370, Senderhaus 1, Funkerberg 20, 15711 Koenigs Wusterhausen, Germanyに直接送付すること。E-mailはverein @ funkerberg.de。URLはhttp://welle370.funkerberg.de/。(WWDXC TP 1076)

◎Radio 700・RadioMarabu新スケジュール 2版 新規
 ドイツのRadio 700は8月1日より通常放送は以下のスケジュールとなる。何れもKall送信所1kW、無指向性送信。
 17:00-02:00 3955
 08:00-13:00 3955
 またRadio Marabuは9月1日より同じKall送信所(1kW)より以下のスケジュールで送信する。
 土・日のみ 20:00-03:00 6085
(DX RE MIX NEWS 741) 

◎Radio Berlin Internationalが復活? 2版新規 3版追加
 旧東ドイツの国際放送Radio Berlin Internationalの旧従業員により同局が復活し、7月よりまずインターネット上で試験放送を開始した。 http://login.streamplus.de//player.php?spt = 18177.m3u。既に14万人のリスナーを獲得したという。今後はhttp://www.rbi-radio-berlin- international.deでインターネット放送を正式に開始する。現在16名のスタッフがおり、手弁当で放送制作に当たっている。将来的には外国 語放送をインターネットの他、短波、中波、長波で計画している。東ドイツの国家と財産は吸収消滅したが、人民は健在であることを示す。(DX RE MIX NEWS 741)
 同局のBruno Barth氏によれば、2012年7月よりこの計画を正式にスタートさせ、すでにリスナーからのフィードバックを多数受け取っているとのこと。連絡先は、 Bruno Barth, Editorial Board, RBI-Radio-Berlin-International, D-13585 Berlin Falkenhagener Str.49, Germany、E-mailはkontakt@rbi-radio-berlin-international.deである。(DXLDyg 8/5) 当面インターネット上だけの放送です。将来本当に短波に出てくるのか不明です。

◎IRRS新スケジュール 2版 新規
 NEXUSのRon Norton氏によると、IRRSは8月1日より以下の新スケジュールで放送している。
 23:00-24:00 15215 アジア向
  02:00-03:00 17770 アフリカ向
 04:00-05:00 7290 欧州向
 以上の放送を受信した最初の50通の受信報告に対してのみ新QSLカードを発行する。
(DXLDyg 8/1) ルーマニアのTiganeshti送信所からの150kW送信。内容は大半が「Brother Stair」。

◎まだ生きているRNW

 米国のSteve Luce氏によれば、Radio Netehrlands Worldwide(RNW)は6月末で完全に「死んだ」訳ではない。「La Matinal」というスペイン語番組が残っている。9895kHzで19:59より有名なRNWのISが受信できる。18:30開始と言われている 6020kHzのオランダ語番組は受信できていない。(DXLDyg 7/2) 18:30-19:00 6020 オランダ語、20:00-21:00(土日は20:30) 9895 スペイン語。 何れもBonaire送信所250kW。

◎EDXC2102の写真集公開
 デンマークのAnker Petwrsen氏がEDXC2102の写真を公開した。 http://xa.yimg.com/kq/groups/12397727/1678333067/name/EDXC。(DXLDyg 7/3)

◎「DX Antewerp」の30周年記念放送受信報告結果 〜放送内容はmp3で公開
 英国のMike Barraclough氏によると、ベルギーのDXクラブ「DX Antewerp」が5月12日に行った30周年記念放送に対して世界36ヵ国から146通の受信報告が寄せられた。報告が多く寄せられた国はドイツ 21通、米国 17通、インド 16通、日本・オランダ 8通、ウクライナ 7通、オーストリア・ベルギー・英国・ベネズエラ 5通などであった。DRM放送に対する受信報告は19通寄せられた。DRM受信をソフトウェア受信以外で行っていたリスナーは2名だけであった。 (WWDXC via DXLDyg 7/4)
 DX AntewerpのGuido Schotmans氏によると、詳しい内訳は http://www.dx-antwerp.comに掲載されている。郵便での受信報告は30通届いた。DRM放送の受信報告19通の内11通は欧州、 3通は北米、2通はアジア、1通は南米からのものであった。送付したQSLは欧州、北米には順当に届いているが、インドにはまだ届いていないようで、中に は誤ってインドネシアに行ってしまったものもある。受信報告に記載されていた受信機は、ポータブル機64名、デスクトップ機52名、SDR機12名、 DRM専用機4名、不明が13名であった。一番多く使われていた機種は中国製DEGEN DE-1103(Kaito KA-1103)で15名であった、以下IC-R75 7名、Perseus 7名、Tecsun PL-660 7名などであった。
 記念番組のmp3録音は http://goo.gl/xi0PH上で公開されている。10年後には再び記念番組を放送する予定である。 (WWDXC TP 1072)




◎Radio Biafraとの連絡はwebサイトで

 英国のAllen Dean氏によると、Londonの本拠地を置く秘密局Radio Biafraは、連絡をhttp://www.radiobiafralondon.com上からとって欲しいと希望している。将来英語放送を増強する予 定であるとしている。 (WWDXC via DXLDyg 7/4)

◎Badr Broadcasting Networkより返信
 オーストリアのPatrick Robic氏によると、ロシアSamara送信所からエチオピアに向けて放送されている秘密局Badr Broadcasting NetworkはPFCによるQSLを発行している。QTHはBadr Ethiopia, 4701Sangamore Road, Suite #125 South, Bethesda MD 20816, U.S.A.である。E-mailによる受信報告は受け付けない。同局は毎週土・日・月曜日の03:30-04:00に15165kHzで放送している。 (WWDXC via DXLDyg 7/4)

◎Nord AM 次の短波放送は来年
 英国のAllen Dean氏によると、ドイツのKall送信所から6005kHzで放送していたNord AMは、今年6月23/24日に放送した後は来年まで短波放送を行わないと発表した。(WWDXC via DXLDyg 7/4)
 
◎ナイジェリアのBCL短波ラジオを奪われる
 ナイジェリアのBenue Stateで過去40年間BCLを続けて来たDzever Ishenge氏は、去る3月25日の早朝に自宅が武装集団に襲われた。家族にケガはなかったが、ラジオと農機具を奪われた。その結果受信結果を報告でき ない状態が続いているが、なるべく早く新しい短波ラジオを手に入れたいと思っている。(WWDXC via DXLDyg 7/4)

◎有料放送に力を入れるBBC WS
 BBC Global NewsのPeter Horrocks局長は、BBC国際部門(World Service+BBC World News+bbc.com)全体では政府の予算カットの中でも2012年には聴取者数が前年比6%、1400万人増加して2億3900万人になったと語っ た。BBC World Service単体で見ても2011年の1億6600万人から8%増えて1億8000万人となった。これはBBCが従来のラジオ放送等を停止し、新しい手 段で配信を始めたことによるものである。特に伸張が著しいのはアラビア語放送とペルシャ語放送で前者は2500万人、後者は600万人の聴取者を獲得し た。英語放送も4400万人の聴取者数を確保している。メディア別ではラジオ放送聴取者は1%減少して1億4500万人に、TV放送聴取者は全体で 13%、BBC WSでは45%増加して9700万人に、インターネット放送聴取者はBBC WSの分だけで20%増加して3000万人となった。インターネット放送の中には新規に開始されたモバイル放送も含まれ、モバイル放送分だけでは2011 年より30%増加して270万人の聴取者数がいる。伸びを見せている部門はBBCの方針が正しかったことを証明している。(WWDXC via DXLDyg 7/4) 結局有料のTV放送とモバイル放送に力を入れるということです。最も聴取者数が多いラジオ放送を削減して行くと、ある時点でごっそりと聴取者数 が減り局の存在価値がなくなるのでは? 短波のスケジュールはHP上でも発見困難な場所(http: //www.bbc.co.uk/worldservice/schedules/frequencies/index.shtml)にあります。

◎ドイツHCJBよりIchtys Radio放送
 ドイツのStephan Sachaa氏によると、ドイツHCJBは7月3日より3995kHzで毎日17:00-18:00、06:30-07:30にドイツのIchtys Radioの番組を放送する。同局は旧東ドイツにある小さなインターネット放送局(http://www.ichyts-radio.de)で、ボラン ティ アによって運営され、キリスト教系の音楽を放送する。この部分の受信報告に対してはIchtys RadioよりQSLカードまたはeQSLが発行される。宛先は Ichtys Radio, z.Hd. Sven Tasche, R.-Breitscheid-Str. 3, 01945 Ruhland, Germanyである。(WWDXC TP 1072) 

◎Deutschlandfunkの6190kHz 6月末で終了
 日本のTomoaki Wagai氏がBerlin PritzのDeutschlandfunkから受け取ったメールによると、同局は6月末で6190kHzの短波放送を中止する。以降はhttp: //www.dradio.de上でストリーミング放送を行うのでそちらを受信して欲しいとのことであった。(DXLD 1226) 6190kHzの送信機は数々の歴史の舞台で活躍して来たのですが、いよいよ終焉の時を迎えたということです。

◎Shannon Aeradioへの受信報告は郵便で
 米国のAl Muick氏はアイルランドの Shannon Aeradio(8957kHz)より9ヵ月後にフォルダー形式のQSLを受領した。同局のHP上には受信報告を送るページがあるが、ここからいくら受信 報告を送っても返信はない。郵便で受信報告を送るのがベストである。(DXLD 1226)

◎HCJB Montsinéry・Boanire両送信所は採用見送り 
  ドイツのKai Ludwig氏によると、HCJBは老朽化したチリCalera de Tango送信所の代替として当初同じ南米にあるTDFのMontsinéry送信所を検討し、試験送信も行ったが、同送信所には250kW送信機しかな く、50kWで送信していたCalera de Tango送信所と比べて強力すぎ、料金も高すぎるので断念した。次いでRNWのBonaire送信所に白羽の矢を立てたが、10月に閉鎖を予定している ことと、発電コストが高く結局料金が割高になるためこれも断念した。結局リーゾナブルな価格のドイツWertachal送信所のに落ち着く模様だ。 (DXLDyg 7/6)

◎HCJBペルーにも短波送信拠点確保 〜8月8日放送開始
 コロンビアの Rafael Rodrígue氏、米国のGlenn Hauser氏によると、HCJBがペルーのChazuta(北部Tarapoto近郊の小さな町)でIglesia Evangélica Central de Chazuta局(コールOAW-9A、周波数4810kHz)を買収して8月9日より放送を開始することになった。名称がHCJBになるのかは不 明である。HCJBはこの局を強化してアマゾン川流域地域をカバーしたい意向だがペルー当局は許可していない。(DXLDyg 7/6)
 ペルーにHCJBの新局Radio Logos が誕生した。周波数は4810kHz、コールサインはOAW9A、出力は1kW、所在地はChazutaで旧Iglesia Evangélica Central de Chazutaの局である。中南米のDXerが 7月23日の11:00頃に試験電波が出ているのを確認した。コロンビアの Rafael Rodríguez氏がHCJBに確認したところでは、送信機はHCJBのIndina工場で製作されたもので、8月8日に正式放送を開始する。HCJB はアマゾン河流域を短波でカバーするために当初コロンビアに短波局を申請しようとしたが、許可が下りなかったため急遽ペルー北部に局を設置したものであ る。(DXLDyg 7/24) 本体の送信拠点はオーストラリアとドイツに移り、南米にはDX局のみ残ることになります。

◎AFN-Diego Garciaのローカル番組中継は9月までか?
 久留米のDXerがAFN-Diego GarciaのChief Engineerから受け取ったメールによると、同氏は9月にHawaiiへ転任となるので同局のローカルプロ中継も氏が 在任中のみになる可能性が強いとのことである。AFN Broadcast Centerからの情報では同局は以前の4kW SSB送信機から10kW SSB送信機にグレードアップされているとのことである。ちなみにAFN-Guamは5kW SSB送信機からの放送である。以前と比べ最近同局がよく入感するのはコンディションだけでなく、増力にもよると思われる。(NDXC 長谷川清一氏)

◎ロシアのネットラジオが短波に登場? 4版追加
 ルーマニアのRumen Pankov氏によると、ロシアのネットラジオAvtoradioが9535kHzに出ている。同一送信所から出ているAbkhaz Radioが終了した後17:13頃からpopsが聞こえてくる。(DXLD 1227)
  Avtoradioはネットラジオではなく全国Net.のFM局である。日本ではEスポpで87.7-Blagoveshensk, 88.3-Vladivostok, 88.5-Komsomolsk na Amure, 88.7-Khavarovsk等が毎年よく聞こえている。(NDXC 長谷川清一氏) 同局のURLはhttp://www.avtoradio.ru/?an=r_online、本当に同局が関知しているのかどうか不明で す。

◎ABC-Alice Springs 60mb試験放送の中間結果
 Radio AustraliaのTransmission M anagaerであるNigel Holmes氏によると、ABC-Alice Springsの4835kHzによる連続送信試験に6月14日現在フィンランド・スウェーデンから各3通、日本から4通、アルゼンチンから1通の受信報 告が来ている。試験放送は特別な事態がない限り10月14日まで継続する。B12スケジュールでは24時間送信で登録してある。(DXLD 1227)

◎イランが中国式ジャミング開始
 ハンガリーのLaszlo Tringer氏によると、イランが米国Radio Fardaに対するジャミングを再開した。今度のジャミングは従来のノイズ型ではなく、IRIB第一放送を同一周波数でぶつける形式のものである。6月 11日以降中波のRadio FardaはIRIBにカバーされてしまっている。英国のTony Roger氏によると、周波数は1314kHzか1575kHz(何れもDhabbaya送信)であろう。(DXLD 1227)

◎Radio JapanインドでFM中継開始
 インドのJose Jacob氏によると、Radio JapanはHyderabadの「AIR Twin Cities FM」(101.9MHz)から01:00-01:30にFM中継を行っている。それによると試験送信で、Jaipurでも100.3MHzで中継を行っ ているとのこと。(DXLD 1227)

◎AWRのGuam送信所の第一次更新計画ほぼ完了
 AWRはGuam短波送信所の第一更新計画をほぼ完了した。更新工事は今年初めから開始され、アジアでの受信状況を改善するために、建設以来25年たっ た送信所の設備を2900万ドルかけて更新した。内容は既設鉄塔一基の移設、低い周波数用アンテナの高い周波数用アンテナへの置き換えである。鉄塔の平均 高は256フィート、アンテナの大きさは236×260フィートでフットボール場2つ分である。(AWR Press Release 6/27)

◎CRIがAM/FM中継放送リスナーの調査実施
 米国のMike Peraaho氏によると、中国CRIは全世界でAM/FM放送による中継でCRIを聞いているリスナー向けの調査を行っている。 http://english.cri.cn/6909/2012/06/13/2982s705987.htm 同局のAM/FM中継局のリストは http://english.cri.cn/08webcast/webcast_way.htmlに掲載されている。(DXLD 1218) アジアのリストを見ると中国の政治的影響度の大きい国がどこかが分かります。

◎RNWのMadagascar中継局は当面存続
 デンマークのAndy Sennit氏によると、RNWのMadagascar中継局は当初発表された2012年末以降も存続する予定である。従業員が現地に別会社を作り管理運 営することになったためである。そのため現在同局から中継を行っている局はそのまま中継を継続できる。RNWでは既に利用局にその旨通知を行っている。 Swedenの旧Hörby送信所から短波放送設備をわざわざ移動して増強したこともから見ても閉鎖は実際的でないと思われていた。(DXLDyg 7/14)
 米国のSteve Luce氏によると、 新会社はBBCが1997年に設立した送信所管理会社Merlin Communications(現Babcock社)に似た形態である。送信所にあるTelefunken社製の送信機はあと10〜15年は使用できる。 ドイツのKai Ludwig氏によると、新会社はMalagasy Global Business S.A. である。どの程度資産を受け継いだのか、経営陣はどうなっているのかは不明である。現状ではスウェーデンのHörby社より移設された施設以外は稼働状態 にはない。既存の送信機のどれが稼働するのかは不明である。(DXLD 1229)

◎BBC World Service年次報告公表
 英国のChiris Greenway氏によると、BBC World Serviceの2011-2112年次報告が公表された。http://tinyurl.com/cud86df よりダウンロードできる。報告の50 ページには「地元のFM局による中継でBBC WSを聞いている人は直接中波や短波で聞いている人より多い、BBCの直営FM局を含めればもっと多くなる」との記述がある。(DXLDyg 7/16)
  また「初めてTV聴取者が全世界的に短波聴取者を上回った」とも述べている。(DXLD 1229)

◎南スーダン政府の放送が中断
 英国のChris Greenway氏によると、南スーダン政府の放送South Sudan State TV and Radioが7月16日より中断している。スーダンの妨害で石油輸出ができなくなったために、同国に放送を継続する資金がなくなったためである。ラジオ放 送(「South Sudan National Radio」と称している)は以下のように実施されてきた。
 Juba 693kHz 105.0MHz
  Bentiu  558kHz 99.0MHz
  Malakal 909kHz
  Wau 1071kHz
  Jubaの105MHzは5月に開始されたばかりであった。放送時間は通常16:00-03:00であったが、中断前も693kHzのJuba局 (100kW)は21:00-03:00に放送時間を短縮して放送していた。(DXLDyg 7/17) こういう事態になると国民は外国からの短波放送に頼るしかなくなります。

◎パプアニューギニア局復活
 米国のRon Howard氏によると、パプアニューギニアのRadio East New Britainは長らく出ていなかったが、3385kHzで復活した。7月17日に確認できた。22:01にポートモレスビー本局からの英語ニュースがあ る。23:06にs/offする。(DXLSDyg 7/17)
  米国のRon Howard氏によると、3345kHzのRadio Northernも復活しており、05:00頃確認できた。(DXLDyg 7/18)

◎HCJB 8月1日よりはWertachalから中南米向送信
 エクアドルのHorst Rosiak氏によると、HCJBは施設が老朽化して技術上の問題が多発しているチリのCalera de Tango送信所の使用を7月31日で打ち切り、8月1日よりはドイツのWertachal送信所より中南米向送信を行うことになった。 Wertachal送信所の方が送信費用が高くなるものの、受信状態の安定さを優先したが、その分送信時間は従来よりも30分ほど縮小される。
 8月1日よりのWertachal送信所からの中南米向放送のスケジュールは以下の通りである。
 07:45-08:00 Kulina語 08:00-08:30 ドイツ語 08:30-09:15 ポルトガル語 何れも11920kHz。(DXLDyg 7/19)

◎ベトナム秘密局再び出現
 英国のDavid Kernick氏によると、米国に本拠地を持つベトナム人団体「Action for Democracy in Vietnam」によるベトナム向秘密放送「Que Me Radio」(「故郷」の意味)が毎週金曜日の21:00-21:30に9930kHz(Palau送信所)で放送を再び開始した。(DXLDyg 7/20)



◎パプアニューギニア6040kHzはPort Moresby本局の増波
 米国のIan Baxter氏によると、6040kHzで出てきたパプアニューギニアNBC局は総選挙を機に増設されたRadio Central(Port Moresby)で、Alotau送信所で使用されていたNEC製の10kW送信機から出ていることが判明した。(DXLDyg 7/20)

◎第33版AM Radio Log発行
 米国National Radio Clubの「第33版AM Radio Log」が発行され、8月27日以降発送される。米国及びカナダの中波局についての詳細な情報を記載している。昨年の前版に対して6000項目にも及ぶ更 新点が盛り込まれている。使用方法、コールサイン索引、地域別索引付、FM中継周波数も記載されている。本文285ページ+使用方法18ページ。価格は航 空送料共で$36.00。注文はNRC Publications, P.O.Box 473251, Aurora, CO 80047-325, U.S.A.に。PayPalによる支払いも可。詳しくは http://www.nrcdxas.org/catalog/books/index1.html#ARL参照のこと。(DXLD 1229)

◎新「Pacific Radio Guide 」発行
  Radio Heritage Foundationより新版の「Pacific Radio Guide 」が発行された。アジア、太平洋地域のすべての中波局の詳細(局名、放送時間、言語、所在地等)が記載されている。米国のBruce Portze氏編集によるもので、地域編と周波数編の2つがhttp://www.radioheritage.comよりダウンロード可能である。同団 体では他に「Australia Radio Guide」(オーストラリア国内のAM・FM局一覧表)、「Pacific Travellers Guides 」(太平洋島嶼地域のAM・FM局一覧表)、「New Zealand Low Power FM Radio Guide」も発行している。すべて無料だがPayPalで radioheritage @ gmail.comに$6.25を寄付してもらえると助かるとしている。(DXLD 1229)

◎Drake社受信機の保守を停止 〜John Kriner氏が代行
 米国のBill Frost氏によると、Drake社は過去に販売したアマチュア無線機器及び短波受信機の保守を今後行わないことになった。今後保守や部品の供給は同社の John Kriner氏(E-mail:jkriner @ cinci.rr.com)が個人的に行う。米国のCharles Rippelによると、John Kriner氏が行う保守サービスはDrake製品全般ではなく、R8 シリーズ、Eton E1XM 及び Satellite 800 に限られる。なおDrake社のHPは更新が遅れておりまだこの事が掲載されていない。(DXLD 1229)


 

◎NRD-545受信機の保守は2017年に終了

 米国のDon Jensen氏によると、日本無線はNRD-545受信機の保守を2017年12月15日で終了すると発表した。以降は部品の供給、修理は行わない。 (DXLD 1229) NRD-345及びNRD-535以前の受信機はすべて保守が終了しています。

◎ソマリランドに中国が100kW短波送信機を設置中 4版修正・追加
 英国の Alan Pennington氏によると、ソマリランド(ソマリアの北半分)では新たに100kWのラジオ送信機を設置工事中で全土にRadio Hargeisaのラジオ電波を発信できるようになる。現在13人の中国人技術者が最終段階の設置工事に向かっていると言われる。 (DXLDyg 7/21)
  フィンランドのJari Savolainen氏によれば、現地の新聞は100kW新送信機は短波放送用である。(DXLDyg 7/27)
  米国の
Don Jensen氏によると、今回の送信機受注は中国系の輸出商社により行われたものである。送信機自体は他のアフリカ諸国向と同じで、中国北京の 北廣科技集団(BBEF)製である。この輸出商社はエチオピア、キューバ、北朝鮮向けにも同様な送信機を設置していることが知られている。またクロアチア の RIZ社に成り代わってミャンマーに送信機を納入した実績もあり、今回も同様なケースの可能性もある。13人の中国人技術者は7月初めには Hargeisaに到着するして設置作業に着手する予定で、既に別の2人が6月に到着して準備作業を行っている。作業が順調に進めば試験電波は8月10日 頃に発射される見込みとされている。但し7月初めに到着するとされていた13人の技術者は7月23日現在到着していないので、作業は少なくとも3週間程度 遅れていると言える。(WWDXC TP 1075)
 この中国系輸出商社は香港に本社を置くBroadcast Technology Limited 社(略称BTL、易達視訊科技有限公司)のことで、最近ではMyanmarのThazin Radio等に放送システムを納入している。同社のURLはhttp://www.btl.com.hk/index.htmlである。(NDXC 長谷 川清一氏) 前にも紹介しましたがソマリランドは混乱の続くソマリアの中では唯一政府が存在して安定している地域です。但し日本政府は承認していませんの で郵便等は届 きません。Radio Hargeisaは以前には7120kHz、その後は7145kHzで放送していました。

◎ 東京大学出版会より戦後のVOA放送の分析書発行
 米国が戦後東アジアでどのようなメディア戦略で「親米化」を行って行ったかをVOA放送とUSISの映画を通じて分析した「 占領する眼・占領する声 CIE/USIS映画とVOAラジオ」(土屋
由香・ 吉見俊哉 編)が東京大学出版会より発行された。小林聡明氏が執筆している第4章「冷戦期アジアにおけるVOAの展開と中継所の世界的配置」はDX的な観点からも興 味深い内容である。詳細はhttp://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-026232-3.html参照のこと。398ページ、価 格\5,670。(JSWC 平原哲也氏)





◎Heathkit社倒産

 英国のMike Terry氏が、 Radio Worldの報道として伝えるところによると、かってHeathキットを発売していたHeathkit社は現在Heathkit Educational Systemsとなり、学校関係の教材を制作していたが、教育予算削減で売上が激減し、ついに倒産した。かって1800人もいた従業員は最後には6人で あっ た。同社は1926年に航空機製造会社として創立され、第二次大戦中にエレクトロニクス部門にシフト、戦後は電子キットの発売を初め1992年まで継続し ていた。その後教材会社となったが、教材の売上低下を受けて2011年には再びキットの発売開始を宣言していた。キットビジネスが軌道に載る前に資金が尽 きて終焉を迎えた。(DXLDyg 7/26)




◎Indian DX ReportにQSL発行
 インドのPrithwiraj Purkayastha氏によると、AWRのWavescanで行われるIndian DX ReportについてインドからQSLが発行される。これはPartha Sarathi Goswam氏に制作によるものである。QSL希望者は受信報告をTHE "Indian DX Report", c/o Prithwiraj Purkayastha, Pub Bongalpukhuri, Jorhat  785001, Assam, Indiaに送付する。印刷されたQSLカード希望者はIRC2枚または$2を同封すること。それらが同封されていない報告にはeQSLが発行される。 (DXLD 1230)

◎Voice of Tigersスケジュール変更 〜放送は週1回に 4版修正
 インドのAlokesh Gupta氏によると、スリランカ政府に反対するタミール人による秘密放送「Tamil Eelam Radio-Voice of the Tigers」は放送スケジュールを変更した。新しいスケジュールは以下の通り。
 金・日 00:30-01:30 12140kHz (Tashkent 100kW)
  放送開始時にはBabcok社が使用している音楽(fill music loop、VT music)が出るので同社の仲介による中継と分かる。(DXLDyg 7/28)
  放送は7月6日の金曜日に出た以外は日曜日のみの放送である。8月19日は12140kHzでは出ていなかった模様。(NDXC 長谷川清一氏) ロンド ンオリンピックでスリランカを応援しないように放送で呼びかけているそうです。



出展略称  

   DXLD DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW
Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX
Hard-Core-DX
  JSWC
Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU
: Asia-Pacific Broadcasting Union
 BBG: Broadcasting Board of Govenors
  WRTH
: World Radio TV Handbook



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