月刊短波2012年11月号(第3版)
編集 赤林隆仁  時間 JST




◎Radio Waves Internationalが創立29周年記念特別放送 〜11月17・18日に実施 3版新規
 
フランスの「海賊局」Radio Waves Internationalは来る11月17日(土)及び18日(日)に創立29周年記念特別放送を実施する。送信はリトアニアのSitkunai送信所 から100kWの 出力で行われる。スケジュールは以下の通り。
 17日 06:00-08:00 6055kHz 259度 欧州向
 18日 11:00-13:00 7145kHz 310度 北米向
     22:00-24:00 9895kHz 79度 アジア向
 同局ではこれらの放送の受信に対して特別QSLカードを発行する。宛先はB.P.130, 92504 Rueil Cedex, Franceである。同局のURLはhttp://go.to/rwi。
(BCLNESW IT、他) アジア向は18日(日)です。

◎CBC北カナダ向放送依然として短波で放送  2版新規 3版 追加

 米国のGlenn Swiderski氏によると、CBCのNorthern Quebec ServiceはSackville送信所の正式閉鎖の11月1日以降も9625kHzで放送を継続している。Sackville送信所の閉鎖でCBCの 短波免許は取り消された筈である。NASWAのMark Coady氏によると、Sackville送信所の所長は短波に代わるFM放送の送信機が設置される迄は短波放送を継続するとしている。(DXLDyg 11/1)
 英国のMike Terry氏がSackville送信所に確認したところ、北カナダ各地に建設中のFM放送局が落成し試験が終了するまで9625kHzの短波放送は継続 されるとのことであった。現在Sackville送信所は北カナダ向送信用のそれぞれ2基の送信機、アンテナのみが稼働している。どいつのHerald Kuhl氏によると、Sackville送信所(コールサインCKCX-SW)の免許は2012年12月1日に消滅するとしており、11月中は違法ではな い。(DXLD 1245)
 
◎英国World DX Club 12月で解散 2版新規
 英国のWorld DX Club (WDXC)は12月に会誌「Cantact」の最終号を発行し44年の歴史を閉じることになった。会誌は過去44年間毎月間断なく発行され、国際放送以 外の分野のラジオ放送の話題も広く扱ってきたが、会費の収納や会誌の発送等のクラブ事務を一手に引き受けていたArthur Ward、Olive Ward夫妻が健康上の理由で継続できなくなり、業務を受け継ぐ事のできるメンバーが存在しないため解散のやむなきに至った。今後クラブの機能は British DX Clubに受け継ぐことにしている。(DXLDyg 11/1)




◎DSWCIが「第3回国際DXコンテスト」開催  2版新規
 デンマークのDanish Shortwave Club International(DSWCI)はチェコの会員Jaroslav Bohac氏の企画により「第3回国際DXコンテスト」を来たる11月23日09:00〜12月3日09:00の一ヶ月間実施する。会員以外でも参加可 能、詳しくはhttp://www.dswci.orgの「contest」を参照してルールを理解し、応募用紙を取り寄せて、参加費とともにログを12 月14日までに提出する。(WWDXC TP 1089)

◎JSWC60周年記念番組を独自送信 〜放送は成功 2版追加
 日本短波クラブ(JSWC)は来る11月3日〜4日に60周年記念番組の独自送信を行う。送信スケジュールは以下の通りである。
 日本向 11/3 19:30-20:00 Palau送信所 9955kHz 100kW
  欧州向 11/4   02:00-02:30 Issoudun送信所 6015kHz 250kW
  北米向 11/4  08:30-09:00  Montsinery送信所 15775kHz 250kW
  日本語放送はクラブ発祥の地仙台(仙台駅近くの寿司屋の二階)で収録されたクラブ創立時からのメンバーである和田謙郎氏、大武逞伯氏、白石晋一氏、大森信 夫氏による「クラブの思い出話」、英語放送は去る8月の「JSWC60周年記念パーティー」での石川俊彦会長、和田謙郎氏の挨拶及びドイツで開催された EDXC2012における各国代表からの祝賀メッセージを辻由紀子氏のナレーションで放送する。
  受信報告は90円切手を貼ったSASEで〒248-8691 日本郵便鎌倉支店私書箱44号 日本短波クラブへ、eQSL希望の場合はjswcqsl @ live.jpへ。なお紙のQSLとeQSLの同時発行は行わない。(JSWC) 放送は成功し、Palau中継は日本全国で、Montsinery中継 は米国で良好に受信されました。

仙台で収録中の4氏 左から大武、白石、大森、和田の各氏



◎BBC新たな短波削減策を発表 〜東地中海中継局を廃止
 BBC World ServiceはB12シーズンより短波放送を大幅に削減する。英語放送は現在の各地域向1日7〜19時間が、1日6時間に削減される。その結果 150万人のリスナーが聴取できなくなる。これで年間480万ポンドの節減となり、政府が要求している削減額1200万ポンドの16%を充当できる。現在 1日8 時間放送されている中東向アラビア語短波放送は廃止され、3%のアラビア語リスナーに影響が出る。この地域のリスナーはアラビア語のBBC World TVを聴取すれば良い。アラビア語短波放送は他のプラットフォームの整備が遅れているスーダン向のみ残存する。中東向アラビア語放送は中波でも放送され て いるがこれも削減する。その結果シリア・レバノン向アラビア語中波放送は1日18時間から8時間になる。但しエジプト向のみは6時間 から17.5時間に増加する。イスラエル・レバノン向中波英語放送は1日16〜18時間から4時間に削減される。影響を受ける聴取者は1%である。
 以上の削減の結果キプロスにあるBabcok社東地中海短波中継局は廃止となり、現地従業員26名が解雇される。短波は時代遅れでTV、インターネッ ト、携帯電話に取って代わられるのである。これらの措置はリスナーのニーズに基づき戦略的に実施されているものである。短波聴取者は減り続け、中波やFM 放送を聞くようになるが、さらにはラジオ放送を聞かずにTV放送やデジタルメディアに移行するのである。英国政府は2010年BBC World Serviceに対して2014年4月迄に4200万ポンドを削減することを要求した。既にBBCでは480人の職員を解雇し5つの言語の放送を廃止して その内の30万ポンドの削減に成功している。(BBC Ariel 10/25) 色々な理由をつけていよいよ「死に体」になってきましたね。

◎PCも無視するBBC WSのwebサイト
 BBC World Serviceはwebサイト(http://www.bbc.com)をスマホやタブレットPCに特化した形のデザインに変更した。その結果PC用の ブラウザでは表示が乱れたり、マウスではページのナビゲートが出来なくなる不具合が生じている。英語使用者以外では各言語のページの入口も見い出し難く なっている。(kimandrewelliott.com via DXLD 1242) 放送を聞かせるにも無料のPCより携帯電話会社と提携できるスマホの方が単純に売上が多くなります。BBC WSはもはや算術だけで動いているようです。

BBC World Serivice のサイト 確かにタブレットPC/スマホ対応だ



◎Voice of South Sudan Revolutionary Radio放送終了 〜別局が出現
 秘密局Voice of South Sudan Revolutionary Radioは10月1日で放送(14:00-17:00 15725、21:00-24:00 11650 Dushanbe送信)を中止した。その代わりに10月2日より別局が登場した。この放送はアナウンスで「Saut Afrikya min Idaa-tu Sudanya」(アラビア語)、「La Voix du Soudan, Radio National du Soudan」(仏語)と称していおり、時間は14:00-15:00 15725、23:00-24:00 11650kHzである。アフリカ音楽とアラビア語・フランス語による時刻のアナウンスが出る。もう一ヵ国語ソマリ語またはスワヒリ語のアナウンスが出て い る。(DX REMIX NEWS 10/3)
 この別局は南スー ダン向に仏語では「La Voix du Soudan、Radio National du Soudan」、アラビア語では「Saut Afrikya min Idaa-tu Sudanya」と称する新たな秘密局が出ている。更にソマリ語またはスワヒリ語と思われる言語によるアナウンスもある。その後10月15日〜17日に確 認した ところでは13:00頃-16:00頃,、01:00頃-04:00頃に9505kHzで受信できた。送信所はスーダンのAl Aitahab (100kW、270度)らしい。(DX RE MIX NEWS 10/16)

◎EDC Sudan Radio Service放送継続
 一時中止が報じられた米国によるEDC Sudan Radio Serviceは9月末〜10月中旬現在継続中である。中止されたのは南スーダン向のサービスだけであり、スーダンのDarfur地区向のサービスは継続 されている。10/8に改訂されたスケジュールでは以下のように放送されている。何れもDarfur向、アラビア語プロ。
 13:00-14:00 13720 Dhabbaya 250kW 240度
 01:00-02:00 17745 Wofferton 250kW 140度
(DX REMIX NEWS 10/16)

◎八俣送信所にThomson社製新短波送信機導入 3版追加
 Thomson社のプレスリリースによると、KDDの八俣送信所はNHKの国際放送用にThomson社製の300kW短波送信機TSW2300Dを4 基導入することになった。老朽化した既存の送信機を置き換える。設置は日立国際電気が担当し、最初の1台は2013年4月の稼働を目指す。Thomson 社製が選択さ れた理由は省エネ性能、信頼性、カストマイズのし易さである。これらの送信機はリモート操作やDRM送信も可能である。(DXLDyg 10/2)
  残りの3台は2013-2015年に各1台ずつ順次稼働するようである。DRM放送は日本では認可されていないが試験電波は出せるのであろうか? (NDXC 長谷川清一氏) 短波面でも攻勢に出ている中国に対する備えとして重要です。

TSW2300D送信機(Thomson社のHPより)



◎HFCC/ASBU B12会議におけるThomson社の発表概要 3版修正
 National Association of Shortwave Broadcasters(NASB)のJeff White氏によると、8月27日にParisで開催されたB12シーズンの国際短波周波数調整会議(HFCC/ASBU B12)が8月27日においてThmson社より短波送信機の納入状況について次の発表があった。
 Voice of NigeriaがAbujaに建設中の新短波送信所にDRM対応可能の250kW送信機3基を納入し、2012年3月より運用を開始した。同時に6- 30MHzで周波数選択可能な大型回転アンテナと3基のカーテンアンテナも稼働開始した。大型回転アンテナはターゲットエリアの変更が生じた場合に回転す るだけで事が足りる利便性がある。
 ウズベキスタンのTashkent送信所のはDRM対応可能の100kW短波送信機を2011年末に設置した。
 バングラデシュのDhaka送信所には250kW送信機1基を2012年7月中旬に設置した。この送信機はDRMに対応していないが改造によりイン ド向にDRM送信を行うことは可能である。旧送信所の水田となっていた土地に新しいRCA2/2/0.5アンテナを設置した。2013年には更に 250kW送信機とRCA4/4/1アンテナの新設が予定されている。
 日本の八俣送信所には300kW送信機4基を設置中である。最初の1基は2013年4月には稼働開始する。2013-2015年には残りの3基も順次稼 働開始予定で ある。4基の内2基はDRM対応可能である。新送信機は省エネ性能に優れており現在より少ない電力でターゲットエリアをカバーできる。
 台湾でもかなり大きな送信所計画が進行中である。(DXLDyg 10/1)(NDXC 長谷川清一氏)

発表中のThomson Broadcast & Multimedia社Moritz Steinmann氏(NASBのFacebookによる)



◎HFCC/ASBU B12会議におけるDRM普及状況の発表概要

 National Association of Shortwave Broadcasters(NASB)のJeff White氏によると、8月27日にParisで開催されたB12シーズンの国際短波周波数調整会議(HFCC/ASBU B12)において DRM (Digital Radio Mondiale) Consortium よりDRM放送の普 及状況について次の発表があった。
 短波放送におけるDRM送信が一番多かったのは2006年で全世界で毎日総計2000時間行われていたが、以降は減少傾向となり現在は600時間にすぎ ない。この間に41局がDRM送信から撤退した。それでも世界の半分の地域では何がしかのDRM放送が行われている。
 ブラジルでは過去5年間に渡り試験放送を実施している。政府はDRM方式とHD方式の双方を評価中である。TDF社はMontsinery送信所からブ ラジル向の試験放送を2011年末に実施した。民間局の中にはDRM対応可能送信機を購入したとことろもある。
 インドでは2007年よりDRM試験放送を全土で実施中であり、2009年からは首都Delhiより定時のDRM短波放送が実施されている。2011年 10月にはAll India RadioはDRM短波放送の放送時間を1日16時間に増強している。またDRM放送用の1MW中波送信機2基も発注されている。
 ロシアでは放送をDRM化する計画であったが、最近計画が中止された。
 アジア・太平洋地域ではRadio Australiaが2基のDRM送信可能100kW短波送信機を有している他、台湾も最近DRM送信機を購入した。Radio New Zealand Internationalは太平洋地域の他の放送局への中継用にDRMを利用している。
 アフリカでもDRMへの関心が高まっている。
 DRM/HD/DABのどの方式のデジタル放送にも対応可能なチップセットが今年1月にFrontier Silicon社より発売され、その結果Newstar DR111のような受信機が開発された。 また香港のHimalaya社はフランスのUniwave社も新型機種を開発中と聞く。インドではDRM受信可 能なカーラジオまで開発されている。Fraunhofer社はプロ用DRM受信 機を開発している。ソフトウェア受信機も市場に登場している。
 各国の状況については次のような報告があった。
 インドでは放送のDRM化が継続しているが、進行の度合いは期待を下回っている。
 ロシアの状況は不透明だが、Voice of Russiaは2013年も欧州・インド向DRM放送を維持する見込みである。
 ブラジル政府はデジタル放送の方式を決定しておらずDRMは生き残る余地がある。
 北朝鮮がDRM放送を開始した。
 エクアドルではデジタル放送の試験が開始され、HCJBも参加している。(DXLDyg 10/1) ジャミング用のDRM送信機もDRM普及に入るのでしょうか?

◎Radio Algeria短波送信再開
 Radio Algeriaは10月1日よりフランスIssoudun送信所からの短波放送を再開した。スケジュールは以下の通り。出力は500kW、国内向
アラビア語放送の中継。
 13:00-14:00 7295 162度 アフリカ中部東部向
 14:00-15:00 7295 194度   アフリカ北西部向 9535 162度 
アフリカ中部東部向
   15:00-16:00 9535 194度 
アフリカ北西部向
 03:00-04:00 13820 162度 
アフリカ中部東部向
 04:00-05:00
13820 162度 アフリカ中部東部向 11775 194度 アフリカ北西部向
 05:00-06:00 9375 162度 
アフリカ中部東部向  11775  194度 アフリカ北西部向
   06:00-07:00 7495
194度 アフリカ北西部向 9375 162度 アフリカ中部東部向
(DX REMIX NEWS 10/3)

◎DW中国語放送を中止
 ドイツのKai Ludwig氏によるとDWは予算削減を理由に9月末急遽B12シーズンより中国語放送を中止する決定を行った模様である。短波放送のみならずインター ネット等すべての放送が中止される見込み。正式には発表されていないが、関連の文化団体がこれに反対する声明を出した事で明らかになった。B12シーズン には22:00-22:30に9610(Kranji)、22:00-23:00に11660(Kranji) 13700(Dhabbaya)が登録されている。伝えられるところによると同放送の内容は親中国共産党的であったため内部で批判が出ていたと言われてい る。(DXLD 1240)

◎RNWの縮小廃止続く 〜アーカイブも消滅更に人員整理
 米国の
Steve Luce氏によると、RNWの事実上の縮小廃止で、同局がサイバー空間上に蓄積・公開して来た過去の番組のアーカイブに対するリンクが次々と打ち切られ、 アクセス不能となっている。費用削減でアーカイブの保存・公開を実質的に停止したものと思われ今後が気がかりである。元RNWのJonathan Marks氏は手遅れになる前に入手可能なアーカイブをダウロードしておくように進めている。(DXLD 1240)
 英国の
Jonathan Marks氏によると、10月末でRNWは更に250人を解雇することになった。そのお別れ会が旧RNWビルのエントランスホールで開催された。 かってこのビルは24時間開いていたが、リストラでもはや内部には入れない。RNWは1980年代頃は世界最初の「手紙による」ソーシャルネットワークを 持っていた筈なのだが....(Critical Distance Weblog 10/27)

◎RNWの機能根本から見直し
 
Radio Netherlands Worldwide(RNW)の経営委員会は2013年1月よりの編成局長をWilliam Valkenburg氏にすることを決定した。局長は最近Robert Zaal氏に決定されたばかりである。両氏は2013年からの新体制に責任を持つ。新体制では現状の放送を廃止し、アフリカ、アラブ、中国、キューバ、 ベネズエラ等世界の非民主主義地域向の番組制作に特化するとされている。(kimandrewelliott.com)  ラジオ放送を行わない可能性も大です。

◎RNW スペイン語放送は米国から
 Radio Netherlands Worldwide(RNW)は唯一残った中南米向スペイン語放送をB12シーズンからは米国北カロライナ州Cypress CreekのHarvest Radioの送信所から行うことになった。スケジュールは月−金曜の09:00-09:30のみで周波数は9895kHzである。(DXLD 1242) 残るのはたったこれだけです。

◎旧Flevo短波送信所は軍用無線局に
 オランダのJan Oosterveen氏によると、RNWの送信拠点であったオランダの旧Flevo送信所がオランダ国防省に売却された。国防省は送信所を船舶等の移動体 と司令部間の通信用固定局として活用すべく送信機等を転用する予定。同送信所からは長らく電波が出なくなっていたが、2014年からは軍用無線局として再 び蘇ることにな る。これに伴いScheveningenとOuddorpにある現在の軍用無線局は賃貸期限が迫っているため廃止される。(DXLD via WWDXC TP 1087)

軍に売却される旧Flevo送信所(Critical Distance Weblogより)




◎イスラエル中波放送を廃止に 〜予算削減措置の一環

 
Israel Broadcasting Authority(IBA)は中波放送を廃止する方針である。廃止日は明らかにされていないが、既にIBAのwebページからは中波の周波数表が 削除されている。理由は予算削減のためで、中波送信機の維持費用年間2000万新シュケル(約4億円)が削減できるという。IBAには外国から来たばかり のユダヤ人向に外国語で放送するREKAというネットワークがあるが、今回のAM放送廃止でREKAの放送はインターネット放送として残るものの一部の地 域以外では聞こえなくなり、聴取機会が大幅に減少するという影響が出る。政府内にはFM放送が届かない地域には、国防上の理由から中波放送を残しておくべき という意見もある。IBAは既に殆どの主要地域でFM放送の電波が強くなっているので、FMが聞こえない地域はインターネット放送を受信すれば問題はない としている。(DXLDyg 10/7)

◎FCCの放送局統計出る
 英国のMike Terry氏によると、米国FCCは9月30日現在で米国の正式免許を受けた放送局数を15,128局と発表した。FM局では43%、AM局では31%が 商業放送局である。FM中継局は放送局とは別に6,103局存在する。またFM局の内822局は低電力局である。詳しくは
http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2012/db1012/DOC-316761A1.pdf を参照のこと。(DXLDyg 10/13)

◎13633.5kHzでアルゼンチン海軍フィーダー
 アルゼンチン海軍による民間局の短波中継が13633.5kHzLSBで受信されている。米国の
Bill Riche氏は19:30頃、ポルトガルのCarlos Gonçalves氏は07:00頃受信している。Buenos AiresのRadio Rivadaviaの中継と推測される。(DXLD 1241)

◎ボリビア局また復活
 米国のRobert Wilkner氏によると、過去何回も復活・消滅を繰り返しているボリビアのRadio Ecoが4410kHzでまた復活した。10月3日の10:00頃確認できた。過去数ヶ月間きこえていなかった。(DXLD 1241)

◎ハムバンド内に中国のOTHレーダー
 ドイツのアマチュアDK2OMによると、中国のOTH短波レーダーがハムバンド内でドイツでも受信されている。7152kHzと7155kHzで出てお り、それぞれ10kHzの帯域幅があり、66サンプル/秒、11.7秒おきにバースト信号が発信されている。大変強力なためアマチュア業務の障害となって いる。(DXLD 1241)


◎秘密局9月22日より送信所を変更
 ソマリア向秘密局Radio Xoriyoは9月22日より送信所をGrigoriopol(100kW、180度)よりKonstibod(ブルガリア、100kW、195度)に変 更した。時間は火曜・土曜の01:00-01:30で周波数は18780kHz、ソマリア語放送。ブルガリアでは強力に受信できる。
 エチオピア向秘密放送
E-SAT Radioも9月22日より上記と同じ送信所変更を行った、ジャミング回避のため複雑な周波数の使い方をしているがすべてジャミングがかけられている。ア ムハリ語。時間は毎日02:00-03:00。最初の周波数は毎月第二・第四週、後の周波数は第一・第三週に使用される。
 火 15355/15385  水 15360/15365 木 15365/13395  金 15360/15390 土 15380/15380 日 15375/15375 月 15370/15370
 エリトレア向秘密放送
Voice of Asenaは9月22日より送信所をSamara(250kW、188度)からブルガリアKonstibod(100kW、195度 9に変更した。時間は火・木・土曜の02:00-03:00で周波数は15245kHz。ティグリナ語。ブルガリアでは強力に受信できる。
(DX RE MIX NEWS 10/16)

◎Radio Yemenが6135kHzに出現
 Radio Yemenの公称6135kHzの放送(Al Hiswah送信所、10kW、24時間)は過去に受信されたことがなかったが、ドイツで10月24日の13:35頃アラビア語放送が初めて強力に受信さ れた。(WWDXC TP 1087) 実は10月から送信を開始したのかも知れません。

◎RCI Action CommitteeがSackville送信所保存運動  〜解体反対請願サイトも開設
 英国のMike Terry氏によると、カナダRadio Canada Internationalの廃止・削減に反対する「RCI Action Committee」が組織されSackville送信所廃止に反対するキャンペーンを行っている。同組織によれば、カナダ政府は過去67 年間カナダの声を海外に送り続けたSackville送信所を一日でも早く解体・撤去したい意向で、10月31日までは運用する筈であるにも拘わらず既に 送信機やアンテナの解体撤去作業を開始している。カナダ政府やRCIは全世界に8億台も短波送信機が存在する事や短波はインターネットブロッキング を越えて飛んで行く事を理解していないとし、多額の資金を投入して建設した世界への通信手段である送信所を自ら破壊して鉄屑にしてしまう事は信じがたいと 言っている。カ ナダのJames Moore文化相(MooreJ @ parl.gc.ca)にSackville送信所の撤去反対のメールを送るように訴えている。詳細は同団体のURL(http: //rciaction.org/)を参照のこと。(DXLDyg 10/22)
 カナダのThomas Witherspoon氏はSackville送信所解体反対請願サイトを開設した。開設2日で200人以上が請願した。サイトはhttp: //chn.ge/TRgSCX。書いてある文章を読んで、請願を送って欲しい。自動的にカナダ政府に送られるようになっている。(DXLDyg 10/25)

◎Adventist World Radio短波放送を更に強化
 Adventist World Radioは2013会計年度の短波放送予算を昨年よりも50万ドル増額することを決定した。2012年現在21,770時間放送しているが、2013年 に は更に5,200時間(約20%)放送時間を増加する。具体的には、新たにアジア、アフリカのリスナー向にアムハリ語、ソマリ語、パンジャブ語、ウルドー 語 等21言語の短波放送を創設する。また既に実施している各言語の放送も1日30分〜1時間程度放送時間を拡張する。1日30分の放送の場合は放送時間が倍 になる訳である。(DXLDyg 10/19)

◎TDP RadioもDRMに見切りか? 〜放送すべてキャンセル
 DRMでIssoudun送信所より週7時間ダンス音楽を放送していたTDP Radioが10月中旬よりすべての放送をキャンセルした。(DX RE MIX NEWS 10/17)

◎「アンデスの声」ロシア語放送はドイツ中継に
 ロシアのDmitry Kutuzov氏によると、B12シーズンで「アンデスの声」ロシア語放送はドイツのNauen送信所より放送される。放送開始は11月3日で毎週日曜日 の00:30-01:30に13740kHz(100kW、95度)で放送される。(WWDXC TP 1087)

◎Radio 6150の増力延期
 B12よりドイツRohrbach Wall送信所よりRadio 6150(Radio 48 Internationalと改名するかも知れない)が24時間放送を登録している。周波数は6070kHz、25kW、無指向性である。ただしリニアア ンプが不具合を起こしメーカーに送り返して修理中である。送信機との間の接続調整に時間を要するため、送信開始の予定は今のところ立っていない。それ迄は 6070kHz、75WでQRP送信を行う。(DX RE MIX NEWS 10/21)

◎Vatican Radio iPhone用アプリ提供

 ロシアのDmitry Kutuzov氏によると、携帯電話とインターネットにプラットフォームを変更する予定のVatican Radioは10月にiPhone/iPad用アプリの提供を開始した。既に9月よりAndroidスマホ用アプリの提供は開始されている。このアプリを 導入すれば40ヵ国語で放送されている同局の放送を5つのチャンネルの中から選択して何時何処でも受信できる。また独自のカレンダー機能が充実しておりバ チカン で行われる公式行事の日程がすぐにわかる。同時にビデオ映像も視聴できる。iPhone/iPad用アプリはiTunesストアからダウンロード可能 である。アプリの言語は英・仏・西・伊・中の5ヵ国語から選択できる。なお近日中にWindows phone向アプリの提供も開始する。(WWDXC TP 1087)

iPad/iPodtouch/iPhoneでiOS3.2以降で動作する



◎スウェーデンで中波国際放送送信所保存運動

 スウェーデンのChris Stoedberg氏(SM6VPU)は同国で中波国際放送用に使用されていたSolvesborg送信所の保存運動を開始した。同送信所を管理している Teracomは解体撤去を計画している。地域の人々は国がカネを出すのならば保存しても良いとしている。地元自治体は古い送信所でもないことと、外国向 放送送信所であったため、保存には後ろ向きである。(WWDXC TP 1086)

◎TWRがイスラエル向中波放送実施
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、去る9月9日迄1350kHzでプロテスタント系の英語宗教番組「Kol Henua」、「Heshua Ministrie」がイスラエル向に放送され、03:46-04:16に受信された。TWRは当初そのような英語放送の存在を否定していた。英国の Tony Rogers氏によると、これはTWRの番組で「Kol HaYeshua」といいイスラエル向に毎週日曜日に放送されていることが判明した。エルサレムに本部があるNetivyah  Bible Instruction Ministryの制作番組を流しており「イスラエル向世界初のユダヤによるヘブライ語キリスト教放送」と称している。ドイツのWolfgang Büschel氏によると、1350kHzの送信地はアルメニアのKamo Gavar Noratus送信所で旧ソ連時代に設計された古いアンテナから出ている。(DXLD 1242)

◎ベラルーシが中国語放送開始に
 Radio Beralusは10月12日、2013年より8つ目の言語として国際放送に中国語を追加することを発表した。短波放送になるのかインターネット放送なの かは不明。(DXLD 1242) 中国とは同じ政治的価値感を持つ国だと思われます。

◎ニカラグアから説教番組が短波で
 ニカラグアの漁業無線局から出ていると思われるキリスト教説教の放送「Pescador Preacher」(漁の説教師)が受信されている。米国のRobert Wilkner氏は8989kHzUSBで「Palabras de Dios」(今日の言葉)という番組を10月12日の08:53に受信した。米国のTerry L Krueger氏は同周波数で「El Buen Pescador」(良き魚取りの者)という番組を10月18日の08:43に受信した。この局は1年半前に David Crawford氏によって発見されたものである。ニカラグアのカリブ海に面したMiskito海岸から出ていると言われている。 (DXLD 1242) 

◎RFE/RLロシア語放送の運命決まる
 米国のBroadcasting Board of Governors(BBG)は10月11日にRFE/RLのロシア語放送の将来について議論し一定の結論を得た。結論は41名の現地職員を解雇し現在 Moscowで行われている現地放送を廃止するというものであった。その理由はインターネット、携帯電話等のデジタルメディアを使えば安価に情報を提供出 来るので、古いメディアである放送もスタッフも不必要というものであった。予算は削減されていないのに、リストラだ けが先行する形となった。既報のようにロシアで行われた現地職員の解雇は突然、自己都合退職の強制という形で言い渡され、再就職できたのは10名のみ、 4〜5名はロシア国外に出ざるを得なくなったと言われている。 (kimandrewelliott.com via DXLD 1242) 文字情報等で提供すれば放送は要らないと言う考え方です。

◎RAE日本語放送B12から2波に
 アルゼンチンのArnaldo Slaen氏によると、19:00-24:00の間に行われる日本語、ポルトガル語、スペイン語放送の周波数がB12シーズンより6060、 15345kHzに改訂される。A12では11710kHz一波であった。(DXLDyg 10/27)

◎ギニアのRadio Familiaは昨年に放送中止
 ドイツのHarald Kuhl氏によると、ギニアから4900kHzとFMで放送していたRadio Familiaは、デレクターと経営者間で紛争が起こり2011年2月に放送を中止したことが分かった。前経営者の話によると、1kWの短波送信機はまだ ギニア国内にあるが、再開の目処は立っていない。隣国に売るという話もあるが、具体化していない。(WWDXC TP 1088)

◎AIR-Shimlaが試験送信 〜周波数変更
 インドのJose Jacob氏によると、All India Radio-Shimlaは10/27の03:00頃に4860kHzで試験放送を行っていた。B12シーズンでは4965kHzから4860kHzに周 波数を変更する見込みである。スケジュールは09:25-11:00及び21:35頃−02:30(日・月のみ02:41)である。新周波数に対する受信 報告はディレクターのSunil Bhatia氏(E-mail: shimla @ air.org.in)宛に。同氏は同局の見学も歓迎するとしている。(WWDXC TP 1088)

◎海自から「スロットマシーン」
 オーストラリアのRobin Harwood氏によると、6250kHzには日本の海上自衛隊の信号が出ており、現地のDXerはその音調から「スロットマシーン」と称している。同波 に出ている平壌は混信を避けるためにLSBで聞くと良い。(DXLD 1243) 朝方の赤道ギニアにもQRMしますね。

◎リベリアのRadio Veritas放送無期限中止に 
 英国のMike Terry氏によると、リベリアのカトリック局Radio Veritasは放送母体のリストラにより無期限に放送を中止すると発表した。正社員20名と見習い社員10名には10月末に退職手当が支払われる予 定であるという。同局が突然放送を中止したのは10月中旬で、当初は送信機の故障と発表されたが、従業員の間には廃止の噂が広がっていた。同局は1981 年に Eternal Love Community Radioとして放送を開始したが、2000年には独裁者Charles Taylorによって強制的に廃止された。その後再建され、短波放送(5470kHz)も一時再開されたが、その後も迫害を受けていた。局の幹部は放送中 止は政府によるものではなくあくまで送信機の故障によるものだとしている。(DXLD 1243)






出展略称  

   DXLD DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW
Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX
Hard-Core-DX
  JSWC
Japan Shortwave Club
 
NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU
: Asia-Pacific Broadcasting Union
 BBG: Broadcasting Board of Govenors
  WRTH
: World Radio TV Handbook


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