月刊短波2013年1月号(第 3版)
編集 赤林隆仁   時間 JST


謹賀新年
 
 今年は個人的にはBCL開始50年、一斉を風靡した日本BCL連盟の「短波」誌が廃刊から30年となります。2013年の短波界は「風雲急を告げる」状 態で、年明け 早々短波放送廃止のニュースが続発です。想定内のこととはいえ淋しい感もあります。今年は欧州の短波放送廃止の波がロシアに飛び火し、 Voice of Russiaを含むロシアの国内外向短波放送が壊滅状態になりそうですし、欧州局も廃止・縮小が相次ぐものと思われます。「淋しい感」とは矛盾しますが、 今年は表面的な現象に一喜一憂することなく、雑念を排し本質をとらえた報道を心掛けて短波界に光明を見い出せて行けたら幸いと思います。読者の皆様におか れてもこういう時こそより一層短波にご精進されることを期待致します。



◎WRTH2013最初の国 際放送サプリメント発行  3版新規
 World Radio TV Handbook 2013の国際放送サプリメントの第1号が発行された。http://www.wrth.comにアクセスし、「Latest PDF Updates」をクリックすることによりpdf形式のものが無料でダウンロードできる。なおWRTH2013も少し残っているので、まだ購入していない 人は注文可である。(WRTH  Nicholas Hardyman氏)

◎Radio Gloriaが1月27日に放送 3版 新規
 Tom Taylor氏によると、ドイツのRadio Gloriaは来る1月27日(日)の13:00-15:00に9480kHzで放送する予定である。受信報告はradiogloria @ aol.comまで。(WWDXC TP 1100)

◎VOAがSpecial Englishニュースを廃止 〜最後の放送は1月25日 3版新規
 VOAのKim Andrew Elliott氏によると、同局はSpecial Englishニュースを1月25日で廃止する。Special EnglishニュースはSpecial Englishの放送の冒頭に行われるのは普通であった。なおSpecial English自体は継続される。その代わりに今後毎時のVOAニュースは現在行われているニュースよりも少しゆっくり読まれることになるが、 Special Englishほどはゆっくり読まれない。(DXLDyg 1/24)

◎アマチュアがFlevo送信所から送信 3版 新規
 来る1月26-27日に、PH00ZWATというアマチュア無線チームが公開施設になっているRNWの旧Flevo送信所の設備を使用することを許さ れ、同送信所のアンテナを使ってQSOを行う。それに伴い一般人は期間中立入が禁止される。短波のみならずVHFも使用される予定である。このような機会 は最初で最後であると考えられる。アマチュア業務は26日の05:00頃から27日の22:00頃までの間に行われる。詳細はhttp: //www.qrz.com/db/PH00ZWATを参照のこと。(DXLDyg 1/23)

◎甘南人民広播電台の短波放送復活 2版新規
 甘粛省甘南蔵族自治州の甘南人民広播電台の短波放送が1月10日から約1年半ぶりに復活した。2012末から5970kHzでCNR-1が受信できてお り、特に12月25日にはCNR-1が終了する0235を過ぎてもそのまま中国語が04:44まででており、その後もモニターを続けたところ1月10日に は20:00過ぎにチベット語がでているのが受信でき、11日の朝07:50放送開始、08:00チベット語、08:30中国語が確認でき、08:30に 甘南人民広播電台のIDが名古屋のDXerによって確認された。09:00には同波のBBCに潰される。夜の放送は19:20頃にチベット語の番組の途中 から短波放送がs/onし21:00に中国語になっているようであるが、5965kHzのCRI-中国語・朝鮮語のサイドが広く良好には受信できない。特 に21:00以降はCNRの朝鮮語が強くほとんど潰されてします。放送終了は23:15頃だが日によってかなりバラツキがある。12月初旬には 3991kHzでチベット語が受信されているが、現在は3990kHzの新彊人民広播電台が受信できるだけである。短波放送中断前には3990、 5970kHzがパラででていましたので今後も注意が必要である。(NDXC 長谷川清一氏)
  イタリアのMauno Ritola氏によると、同氏は3991kHzで11月末に同局を受信できたが、現在は受信できていない。(DXLDyg 1/14)
  米国のBruce Portzer氏によると、米国では5970kHzが21:50頃受信できた。23:14にs/offした。(DXLDyg 1/12)

◎Radio Free SarawakがQSY  2版 新規
 Radio Free Sarawakは1月10日より、Palau送信の周波数を15420kHzから15425kHzに変更した。出力100kW、270度。(DX REMIX NEWS 1/14)
 
◎Hamburger Local Radio年末年始特別送信
 ドイツのThomas Völkner氏によると、Hamburger Lokalradio (HLR)は12月29日〜1月2日の年末年始に特別送信を実施する。スケジュールは以下の通り。Goehren送信所からの低電力送信。
 14:00-19:00  7265
  19:00-22:00  6190
 22:00-02:00  7265 (12/31はなし)
(DXLDyg 12/28)

◎Voice of Croatia短波放送廃止
 Voice of Croatiaは2012年いっぱいで短波放送を廃止する。2013年1月1日以降も番組は存続するが、欧州向中波(1134kHz)、衛星放送、イン ターネット放送でのみ聴取可能となる。理由は短波放送を維持する財源が枯渇したためで、今後の資金はマルチメディアコンテンツの充実に使われる。 (WWDXC TP 1097) 短波放送は1日39時間行われていました。16:00-20:00には17860kHzでシンガポール中継も行われていました。

◎St.Petersburg送信所12月31日で廃止
 ロシアの Mikhail Timofeyev氏によると、Russian Television and Radio Broadcasting Network (RTRN)のSt.Petersburg送信所の大半の設備は12月31日で廃止される。この送信所で中継されていたVORの短波放送及び中波放送は 同日以降は消滅する。中波の一部のみ残存する。(WWDXC TP 1097) 独自のQSLカードを発行する送信所としてDXerの間では人気がありました。VORも短波放送を継続するつもりはなさそうです。

◎Samara送信所2012年末で閉鎖
 ロシアのSamara送信所は2012年いっぱいで閉鎖される。今後極東、カムチャッカ半島の短波送信所も廃止または縮小される予定である。それに伴い Voice of Russiaの放送縮小も避けられない見通しである。(NDXC 長谷川清一氏)

◎Radio Okapi放送中止に
 国連は12月3日コンゴ向Radio Okapiの放送を中止することを決定した。この決定に対してコンゴ派遣国連軍のRoger Mies氏は、北部キブ地区では内戦が継続しておりRadio Okapiの放送は情報源として不可欠であると反発した。B12のスケジュールは以下の通り。
 13:00-14:00 11690 Meyerton送信所 250kW 340度
 01:00-02:00 11795 Dhabbaya送信所 250kW 230度
(WWDXC TP 1094)

10周年を迎えたRadio Okapiだが


 
◎VOR壊滅的削減計画
 ロシアのVladimir Alekseev氏によると、Voice of Russiaは2013年に壊滅的な放送削減を計画している。現状の短波放送の80%を削減するという過激な内容である。スイスの中波中継558kHzの 廃止などはその序曲に過ぎない。但し削減の詳細はまだ明らかにされていない。伝えられるところによると、現状の年間予算5億5000万ルーブル(約 15.6億円)が2億2000万ルーブル(6.2億円)に削減されそれに見合った放送、送信施設の削減が義務づけられている。少なくとも旧ユーゴスラビ ア、 スペイン、イラン、アフガニスタン、ウクライナ、モルドバ向放送は全廃となる。(DXLD 1252)
 
◎季刊「ラジオライフDX」発行
 12月24日に季刊「ラジオライフDX」第5号が三才ブックスより発行された。今回はBCLに関する情報も充実しており、中華ラジオと日本製ラジオの比 較が紹介される記事等も掲載される。またB12スケジュールで良好に聞こえる主要局について4頁にわたり紹介している。BCL関係の記事は以下の通り。巻 頭特集:BCLの神様山田耕嗣氏を偲んで「12月17日は何の日? BCLの日です。」、第1特集 BCL関連ソフト6本紹介、第2特集 国産から中華ラ ジオまで「最新BCLラジオ22機種 いま買いの機種は?」(「日中激突! ICF-SW7600GRvsPL-660 実力十番勝負」、「実売 1,000円台から8万円台まで、使用インプレッション」、「この冬に聞いてみたいバンド別国際短波放送」)、第3特集 総力取材2013年無線業界を斬 る!。価格は\1,400。書店にない場合はAmazonから購入できる。詳細はhttp: //www.sansaibooks.co.jp/category/dx参照のこと。(星浩二氏)





◎偽Südwestrundfunk出る!

 ドイツのHarald Kuhl氏によると、同国のSüdwestrundfunk(SWR)の短波放送7265kHzは2004年に廃止された筈であるが11月25日に同周波 数で受信された。この件について同局に問い合わせたところ、この電波は同局から発信されたものではなく、何者かが7265kHzでSWR第3放送を載せて 不法に放送しているとのことである。同局はこの件についてドイツの電波監理当局に通告したとのことである。(DXLD 1248)

◎Denge Kurdistan周波数変更
 クルド秘密局Denge Kurdistanは11月28日より周波数を変更した。放送はクルド語。
 01:00-05:00 7390kHz 秘密送信所 (旧11510kHz)
 13:00-01:00 11510kHz Griogolpol送信所 250kW 116度
(DX REMIX NEWS 11/29)
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、「秘密送信所」とはブルガリアのSofia送信所(100kW)らしいが、同送信所の届出スケジュールでは01:30- 04:00、送信方向30度となっている。(WWDXC TP 1093)

◎Familiy Radio短波放送を大幅カット
 11月下旬よりFamily Radioは短波放送の大幅カットを行った。このカットによりMedia Broadcast、Babcock、Madagascar中継局、CIS中継局からの短波中継はすべてキャンセルされた。(DX REMIX NEWS 11/25)
 WYFRのDan Elyea氏によると、残るのは台湾中継の7時間のみである。
  またWYFRは米国本土のKFTL-CD San Francisco局を売りに出している。(DXLD 1248) 閉局への序曲かも知れません。

◎Thazin Radioスケジュールを拡充
 スリランカの Victor Goonetilleke氏によると、ミャンマーのThazin Radioはスケジュールを拡充して放送している。現在のスケジュールは以下の通り。
  08:30-11:00  6030
  11:30-17:30  9460
  18:30-24:00  7110
  連絡はE-mailのみでthazinradio @ yahoo.com及びthazinradio @ hotmail.comである。(DXLDyg 12/6).

◎ NAGORNO-KARABAKH方面局情報
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、秘密局Ädalätin Säsi Radiosu (Voice of Justice)が9677.7kHzで数ヶ月振りに放送を再開した。11/27の23:00-23:26にアゼリ語プロが確認できた。音質が非常に悪く 内容の確認が出来ない。
  同氏によると、Apsua (Abkhaz) Radioも長い停波の後復活した。9535kHzで11/21の16:10よりアブハジ語、16:58よりはロシア語となり17:12に「恋は水色」の メロディーでs/offした。(DXLDyg 12/7)
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、Sukhumiにある5kW送信機から出ているRadio Abkhaziyaは16:00から9535kHz出ている日があるが、毎日出ている訳ではない。出ている日はhttp: //websdr.ewi.utwente.nl:8901/でも聞くことができる。(WWDXC TP 1097)

◎イスラム圏同性愛者向放送RADIO RANGINKAMANのスケジュール
 英国のDave Kernick氏によると、秘密放送Radio Ranginkaman(「虹」の意味)が毎週火曜日・土曜日の02:00-02:30に7550kHz(Moldova送信所)でペルシャ語にて放送 している。この放送はイラン、アフガニスタン、タジキスタンの同性愛者等(レズ、ゲイ、二股、性錯倒)向である。(WWDXC TP 1094)




◎PCJ局の進捗状況

 台湾のKeith Perron氏によると、現在台湾に建設中の短波局PCJ(20kW)の進捗は技術上の問題と悪天候で大幅に遅れている。例えば出力5kWの別の送信機1 台が急に必要になったり、法律で予備用のディーゼル発電機の設置も義務づけられていることがわかり作夏に購入してオーバーホール中である。2月にはRIZ 社製の送信機をクロアチアまで出掛けて行って入札にかける予定である。結局これらの作業で2013年前半は過ぎてしまう。また建設中のアンテナマストには 法律でマグニチュード8.5の地震や台風や季節風でも絶対に倒壊しないことが求められている。番組編成は1日英語2時間、中国語2時間、インドネシア語1 時間とし、毎時約5分間のニュースはRadio Australiaのものを中継する。毎時間1分20秒はPCJのインターバルシグナルと周波数アナウンスに当てる。毎正時にはトランペットによる時報( http://www.radio4all.net/files/kperron@gmail.com/3101-1- PCJ_Interval.mp3)を出す。(DXLD 1249)

◎「Daventry Calling the World」PDF化
 Ian Baxter氏によると、BBC World Service用に使用された旧Daventry送信所(20年前に廃止)の歴史を記述したBBCに出版物「Daventry Calling the World」がPDF版として公開された。 http://www.bbceng.info/Books/dx-world/dx-calling-the-world-2008a.pdf。
(DXLD 1249)




◎Myanmar RadioがVOA Special Englishを中継

 新華社電によると、Myanmarの国営MRTVとVOAは相互協定に合意した。首都Nay Pyi TawでミャンマーのU Kyaw Hsan文化通信相とVOAのDavid Ensor局長が合意調印した。それによるとMRTVはVOA番組の中継の中継を行う他、職員を米国に派遣して技術的訓練を受けさせることになった。米国 のRon Howard氏によると、Myanmar Radioは5986kHzで00:40-00:53にVOAのSpecial English番組を中継していた。(DXLDyg 12/12)
 VOA Special EnglishについてRon Howard氏はRadio Myanmarの英語部(nptradio.eng @ gmail.com)より放送確認のメールを受け取った。(DXLDyg 12/16) 数年前には「教養ある人は外国の放送を聞かない」キャンペーンが行われていましたね。

◎Radio RepublicaはMontsineryからの中継に
 Sackville送信所を使用していたキューバ向秘密放送Radio RepublicaはB12スケジュールよりMontsinery送信所を使用することになった。09:00-11:00 9490kHz(250kW 315度)である。(DX REMIX NEWS 12/12)

◎Radio Damal周波数変更
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、中国の資金でケニアKBCのスタジオにて制作されているソマリア向秘密放送Radio DamalはB12スケジュールでは以下のように放送している。Babcock社の仲介。
 03:00-04:30 11615 Wofferton送信所 300kW 122度
 04:30-06:30 11955 Dhabbaya送信所 250kW 225度
(DXLDyg 12/17)
 
◎MinneapolisでBCLコンベンション開催
   英国のMike Terry氏によると、米国のNational Radio Club(NRC)は2013年に創立80周年を迎える。これを記念してIRCA(International Radio Club of America)、Minnesota DX Club、Worldwide TV-FM DX Associationと共同で2013年8月1-4日にMinneapolisにてBCLコンベンションを開催することになった。DXingに関 する講演、発表の他放送博物館(Museum of Broadcasting)の見学、ラジオ放送局へのツアー、モールでの買い物等が予定されている。会場はHoliday Inn Bloomington South Airport Mallで、宿泊も受け付ける。参加希望者は主催者のMark Durenberger氏(http://www.durenberger.com/)に連絡すること。(DXLDyg 12/16)




◎VOA 2013会計年度の削減計画

 米国の2013年会計年度では現在43の言語で行われているVOAのサービスの内14言語を廃止し、200人の人員を削減する計画となっている。それに 伴う聴取者の減少は現在の1億4100万人から700万人減の1億3400万人に留まると試算されている。BBG全体ではメディアの変更で2011年の1 億8700万人より増加すると予測していたが実際には1億7500万人に減少した。(WWDXC TP 1094) 「短波から他のメディアにすると聴取者数が増える」と言うのは誤りであることがわかります。

◎英国Rampisham送信所売却
 英国のAlan Pennington氏によると、イングランド地方にある旧Rampisham送信所が売却された。同送信所は2011年10月を最後に短波送信を停止し ていた。送信所の処分方法はその後棚上げになっていたが、このほど「旧送信所」という名目で土地、35基のアンテナ、マスト1基を含めてLambert Smith Hampton 社に売却された。すでに撤去された送信機は含まれていない。(WWDXC TP 1095)
 英国のDave Porter氏によると、売却元はBabcock社で、購入したLambert Smith Hampton 社は送信所跡地を太陽光発電施設に転用する予定である。旧送信所の従業員が保守のため少数残っていたが近くの町に引きあげることになった。送信機の内 WoffertonのMCSL社製300kW送信機に使用可能な部品は既に取り除かれており、中央制御室のシステムは海外のBabcock社送信所に送ら れた。Rampisham送信所やCyprus送信所も今後同じ運命を辿ることになろう。(DXLDyg 12/19)

冬のRampsham送信所アンテナ群(Wikipediaより)



◎アンゴラのRadio Ecclésia短波から撤退

 ポルトガルのFernando de Sousa Ribeiro氏によると、アンゴラのカトリック局Radio Ecclésiaを運営するアンゴラ・カトリック教会は今後短波放送を再開する予定がないことを表明した。代わりにアンゴラ政府に対してカトリックの各教 区毎にFM放送局の設立を認めるように要求することを決めた。大半のDXerにとっては残念な決定である上、アンゴラでFM電波の届かない地方に住んでい る人 々は放送を奪われることになる。(DXLD 1250) 国内向短波放送を止める時に地方住民が切り捨てられる問題は世界中で生じています。

◎Radio ERGO B12スケジュール
 ソマリア向秘密放送Radio ERGOはB12スケジュールでは17:30-18:30に17860kHz(Dhabbaya送信所 250kW 225度)で出ている。ソマリ語放送。(DX REMIX NEWS 12/12)

◎「BROADCASTS IN ENGLISH - WINTER 2012-13」発行
 British DX Club(BDXC)より世界の短波英語放送の情報を網羅した「BROADCASTS IN ENGLISH - WINTER 2012-13」が発行された。全32ページで、内19ページには時間別の英語放送を掲載。更に「主な変更点」、「QSLギャラリー」、「ストリーミング 放送情報」、「DX番組」、WRN、衛星放送の情報等も掲載されている。価格は冊子版が航空送料込みで£5(またはUS$7、IRC6枚)、pdf版が £4(またはUS$6、€4、IRC5枚)である。pdf版のダウンロードはhttp://www.bdxc.org.ukよりできる。申込先は British DX Club, 10 Hemdean Hill, Caversham, Reading RG4 7SB, UKである。(BDXC)

◎日本政府パキスタンに高出力中波送信機を援助
 英国のMike Terry氏によると、日本政府はパキスタンのFaqirabadにある老朽化した1000kW中波送信機の入替に15億6000万ルピーを援助すること をパキ スタン政府との間で合意した。DRM送信可能な500kW中波送信機に更新する。またIslamabadの放送センター内の5つのスタジオと主幹制御室の 設備も最新型のものに置換える。総額は16億4400万ルピーとなり、今後20ヵ月で全設備を完成させる。新送信機の完成で昼間は400km四方(カイ バル地域、バルチスタン、パンジャブの一部等)、夜間は1000km四方が受信可能エリアとなる。(DXLDyg 12/21)

◎アルゼンチン短波フィダーでRadio Metro
 ウルグアイのHoracio Nigro氏によると、03:40頃16150kHzUSBでアルゼンチンの短波フィダーがRadio Metroを中継しているのが受信された。チリでの受信状態は大変良好であった。(DXLDyg 12/23)

◎ウガンダが復活
 NDXCの長谷川清一氏によると、12月23日に多くの日本のDXerがUganda Broadcasting Corporationの短波放送が4796kHzで復活しているのを発見した。03:00頃より入感し、06:07にs/offした。(DXLDyg 12/23)

◎AWRの「Wavesacan」 2013年はアフリカに焦点
 AWR「Wavesacan」のAdrian Petersen氏によると、同番組は2013にはアフリカとその近隣の中東地域の局に焦点を当てた内容になる。具体的には「Focus on Africa」と題したコーナーを第3週に設けてアフリカ関連の話題を集中的に扱う。番組制作にはWRMIのJeff White氏が協力する。アフリカでラジオ放送局が激減している現象に対応する。(DXLDyg 12/26) 短波放送も含めてメディアの必要性があるのにです。

◎Ivo Ivanov氏Radio Bulgariaを退社
 Ivo Ivanov氏は2012年12月末にBulgarian National Radioを退社させられる通告を受け、職を失うことになった。同氏が発行しているDX REMIX MEWSがどうなるのかは不明。(NDXC 長谷川清一氏) 同局をリストラされた模様です。

◎韓国 北朝鮮向けには引き続きアナログTV放送
 KBSによると、韓国では、2012年12月31日にTV電波を完全デジタル化することになっている。しかし北朝鮮向のTV番組については、引き続きア ナログ電波で放送することになった。これは12月25日に政府関係者が明らかにしたものである。韓国では2010年9月から段階的にTV放送のデジタル化 を進めてきたが、2012年12月31日午前4時に完全デジタル放送となる予定となっている。北朝鮮では、韓国のTV番組をアナログ受像機で視聴している ので、韓国政府は、北朝鮮向TV電波については引き続きアナログ方式を維持す ることにしたものである。この措置で北朝鮮だけでなく、中国東北3省でも継続して韓国のTV番組を視聴できることになる。(岩手県  伊藤甲一郎氏)

◎「朝鮮の声」からの返信状況
 「朝鮮の声」からの返信は2012年夏には滞った状態が続いていたが、このところ約40日後に返信が届くようになった。北朝鮮の政府機関からの郵便物は 規制対象であるため税関にて開封され、郵便事業会社で再包装して配達される。以前は内容物の没収や、入手したい時の手続きが必要であったが、今秋位から QSLカード(かなり薄い紙質でペラペラである)や同封の出版物等はそのまま届けられるようになった。(大阪府 山森健志氏)

◎カナダの軍事VOLMET局
 米国のRobert Wilker氏によると、カナダ・オンタリオ州Trentonの軍事VOLMET局が18:35頃6754kHzUSBで受信できる。英国のChris Stacey氏によると、同局は20:00-08:00に15034kHzUSB、08:00-20:00に6754kHzUSB(何れも出力2kW)で VOLMET業務を行っている。受信報告に体してQSLレターによる返信がある。宛先は Corporal Raine C5, QSL Representative, Military Aeronautical Communications System (Trenton Military), 8 Wing, Canadian Forces Base, Trenton, P O Box 1000 Station Forces, Astra, Ontario, Canada K0K 3W0。(DXLD 1250)

◎RFE/RLロシア語放送の新方針
 kimandrewelliott.comによると、RFE/RLロシア語放送部長に新任したMasha Gessen女史は、新しい同部の方針としてニュースに注力するのは止めて解説番組に集中することを明らかにした。ニュース番組は今までロシア国内のス タッフによって制作されていたが、彼等を全員解雇したため制作が不可能になったためである。またこの方針に伴いニュース専用ロシア語サイト SvobodaNews.ruも廃止された。また従来人気のあった聴取者電話参加型の番組も廃止する。同局はモスクワ市内でのFM中継も廃止してしまっ た、これは政治的理由と言われているがVOA、WRN、FEBC等の外国局は依然として継続されている。幸いな事にFM中継が廃止されても中波中継の一部 (10万人程度が聞いていると推測されている)と短波放送は残っているので聴取者はラジオの受信に困ることはない。(DXLD 1250) 元々BBGの費用削減だけが目的ですので、その内に短波放送と共に消え去ること必須でしょう。



◎ABC Northen Territory Serviceが夜間も60mb
 NDXCの長谷川清一氏によるとABC Northen Terroroty Serviceは夜間の19:00になっても4835kHz(Alice Springs)の他5025kHz(Katherine)でも聞こえている。(WWDXC TP 1097) 夜間と昼間の周波数自動切替システムの試験を昨年から繰り返していますが、ソフトに不具合でもあったのでしょう。夜間もターゲットエリアで聞 こえるのであれば周波数を切り替える必要ないのですが。

◎6160kHz CKZNのQSLは?
 米国のBruce Portzer氏によると、Sackville送信所なきあとの貴重なカナダ短波局としてSt.JohnsのCBC−CKZN(6160kHz)がある が、同局が受信できた時の受信報告の宛先は、 CBC Transmission & Distribution Dept., P.O.Box 12010, Station A, St. John's, NF A1B 3T8
Canadaである。(WWDXC TP 1095) 日本では6160kHzではVancouverが強いですが時々後で聞こえる場合もあります。

◎インドで一挙に6基のDRM送信機導入
 インドのAlokesh Gupta氏によると、インドAIRの経営母体であるPrasar Bharatiは一挙に6基の300kWDRM中波送信機をNautel社に発注した。AIRによればデジタル送信機の導入は同局が今後 podcasting、SMS、インターネット放送、携帯電話放送を実施して行く上で必須であるとのこと。また24時間ニュースを文字で同時に提供した り、災害時の警報放送を自動的に伝えたりするにも必要であるとしている。またインドのラジオ産業にとっても画期的に良い出来事としている。(WWDXC TP 1095) DRM送信機は普通のAM波も出せますので、増強することは良いことです。今後インド製のDRM受信機が出回るのでしょうか?

◎チェコRadio Bila Hora年末年始に放送か?
 ドイツのTheodor Averbeck氏によると、チェコの海賊局Radio Bila Horaが年末年始に3333kHz(150W)と1233kHzで放送を行う可能性がある。詳細、受信報告の宛先等はhttp: //rbh.czechian.netを参照のこと。(WWDXC TP 1097)

◎VORドイツ国内の中波中継を廃止
 英国のDan Goldfarb氏によると、Voice of Russiaのドイツ語放送はドイツ国内で行われてきた中波中継の大半を12月31日で廃止することになった。廃止されるのはKoenigslutter 630kHz、Wachenbrunn 1323kHz、Dresden Wilsdruff 1431kHzの3局である。 Berlin Zehlendorfの693kHzは現時点では残存する。(WWDXC TP 1097)

◎NordAMが短波で放送
 ドイツのDaniel Kähler氏によると、ドイツの学生局NordAMはRadio 700を通じて不定期に短波の3955kHz(Kall-Krekel送信所1kW)及び1593kHzで放送を行う可能性がある。放送が受信できた 場合は受信報告をnordam @ shortwaveservice.comで受け付ける。http://www.shortwaveservice.com/でもストリーミング放送が行 われるので同サイトをチェックすれば放送中かどうかが分かる。(DXLD 1251)

◎イタリアの海賊時報局15MHzにも出現
 スペインのManuel Méndez,氏によると、18:00頃及び20:00頃に15000kHzでクラシック音楽とイタリア語で時報を流している時報局が受信できる。ドイツ の Günter Lorenz氏によると、この局は10000kHzで「ITALCABLE」と称して出ている海賊時報局で、このほど15000kHzでの送信も開始し た。http://www.associazioneitalcable.itにwebサイトが開設されている。ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、周波数は5Hzずれており、また時報も不正確である。ブルガリアのGeorgi Bancov氏によると、アマチュア無線の免許を持った者が運用し、政府が黙認している可能性が強い。(DXLD 1251)

◎エクアドルCentro Radiofónico de Imbabur復活
 3380kHzでエクアドルのCentro Radiofónico de Imbabura(在Ibarra)が2007年以来5年振りに復活した。ペルーのPedro F Arrunátegui氏が12月18日の11:00頃と19:00-21:00頃に確認した。米国の複数のDXerも20:00頃信号を確認している。 (DXLD 1252)

◎AIR高出力中波送信機から海外向放送
 インドのJose Jacob氏によると、AIRはRajkotに新設された1000kW中波送信機より、近隣向海外放送を開始した。周波数は1071kHz。スケジュール は以下の通り。
 09:15-10:00  ウルドー語
 10:00-11:00  シンディ語
 11:00-21:30  ウルドー語
 21:30-24:00  シンディ語
 00:00-01:00  バルチ語
 01:00-04:30  ウルドー語
(DXLD 1252)


出展略称  

   DXLD DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW
Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX
Hard-Core-DX
  JSWC
Japan Shortwave Club
 
NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU
: Asia-Pacific Broadcasting Union
 BBG: Broadcasting Board of Govenors
  WRTH
: World Radio TV Handbook


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