月刊短波2013年5月号(第 4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎HCJB日本語 放送50周年を祝う集会を順次開催 〜尾崎師出席 4版新規
 HCJBでは「ふるさと訪問2013」として、一時帰郷している尾崎一夫師が参加する日本語放送開始50周年を祝う集会を5月26日より東京・仙台・関 西にて順次開催する。
 日程は以下の通りである。
 5/26(日) 東京新宿 淀橋教会
 6/1(土)  仙台リスナーの集い
 6/2(日)  栃木県 那須高原教会
 6/8(土)  東京 谷中の会
 6/9(日)  東京世田谷 朝顔教会
 6/11・6/12 群馬県 万座温泉
 6/13(水) 東京世田谷 宣教教会
 6/16(日) 茨城県 取手教会
 6/23(日) 神奈川県 久里浜福音教会
 6/29(土) 関西リスナーの集い
 6/30(土) 
東京新宿 淀橋教会
  時間・会場等の詳細、予約の要不要については同日本語放送のHP(http://japanese.hcjb.org)の「
ふるさと訪問2013」の項目で確認すること。(JSWC 大武逞伯氏)

◎PCJ Radio Internationalがスリランカから試験送信 3版新規 4版追加
 PCJ Radio InternationalのKeith Perron氏によると、は来る5/19、5/26、6/2、6/9(何れも日曜日)の22:00-23:00にスリランカTrincomalee送信所 より11750kHz(125kW、45度)にて東アジア・東南アジア向の試験放送を実施する。番組は10分間のニュース、Happy Station Showなどである。(DXLDyg 5/7)
  同日の23:00-24:00にも別の試験放送を行う可能性もある。試験放送に対する受信報告はpcjqsl @ pcjmedia.com宛に送る。特別のE-QSLが用意されている。希望者には紙のQSLカードも発行する。(DXLDyg 5/13) 
 英国のMike Terry氏によれば受信報告の郵便での送り先は中華民國22070 新台北市板橋區三民路1段31號47番8楼 PCJ際廣播電台である。また同局のKeith Perron氏によると、特別QSLカードはPartha Sarathi Goswami氏のデザインによるものである。(DXLD 1321)
 今回の試験放送はの周波数マネージャーはスリランカのVictor Goonetileke氏が勤めた。11750kHzは豪州・北米ではキューバの混信で状態が悪いためにSLBCの11905kHzを考えている旨の連絡 を受けたが、11905kHzの場合日本では11910kHzの北京中継のREEスペイン語の占有周波数が広くほとんど受信は無理だろうと返信しておい た。また日本で最良の周波数としては25mbでは12085kHzが上下10kHzに混信がないために推薦しておいた。5月26日は11750kHzで電 波が出る筈だが、6月2日以降は変更される可能性もある。5月19日はBBC-WS終了直後にs/onしBBC-WSへの中国からの弱いノイズジャミング (2204s/off)の影響もなく1時間良好に受信できた。選択度が広い受信機では10kHz上のSound of Hopeに対する中国のジャミング(中国の声)のサイドが広く影響があった。SOHも中国のジャミングもHFCCリストに掲載されていないために周波数選 定時にはこのような混信の可能性については気がつかなかったそうである。(NDXC 長谷川清一氏)
 
◎モスクワ情報通信工科大学がDRM試験放送 4版 新規
 ロシアのOleg V. Varlamov氏によると、モスクワ情報通信工科大学(Moscow Technical University of Communications and Informatics、略称MTUCI)はロシア・ラジオTV放送網(RTRS)と協力して短波によるDRM試験放送を実施する。スケジュールは以下の 通り。
 5月21日15:00〜5月22日15:00 9740 9820
  5月23日15:00〜5月24日15:00 7370 7430
  5月28日15:00〜5月29日15:00  7370 7430 9740 9820
  上記の時間内に1時間刻みで掲載されている周波数に内一波で放送する。スケジュールは変更される場合もある。使用される送信所は Bolshakov送信所(15kW)及びKrasnodar送信所(30kW)である。開始から40分間はBolshakov送信所、次の40分間は Krasnodar送信所からの送信となり、これが繰り返される。受信報告はops.trcefir @ gmail.comに。(WWDXC TP 1117)
 
◎Radio Pragueが1日だけ短波に復帰  3版 新規
 Christian Milling氏によると、Radio Pragueは来る5月18日がCesky Rozhlasの放送開始90周年に当たることから、これを記念して1日だけ短波で欧州向に送信を行う。送信出力は1kW。スケジュールは以下の通り。
 5/18(土) 21:00-24:00 7310 ドイツ語・チェコ語・英語・フランス語・スペイン語・ロシア語の順に30分づつ 東西ビーム
                23:00-02:00 6005 スペイン語・ロシア語・ドイツ語・チェコ語・英語・フランス語の順に30分づつ 北西ビーム
 5/19(日) 04:00-07:00 3985 英語・フランス語・スペイン語・ロシア語・ドイツ語・チェコ語の順に30分づつ 無指向
 受信報告に対しては特別QSLカードが発行される。(DXLD 1319) チェコの短波送信施設は既に撤去されているためドイツのKall送信所からの送信と思われます。同局の短波に対するこだわりが改めて感じられ ます。

Rhein-Main-Radio-ClubがWRMIより特別送 信 3版 新規
 ドイツのRhein-Main-Radio-Club(RMRC) は来る6月2日(日)の12:00-13:00に米国WRMIの9955kHz(50kW)中継で特別放送を実施する。受信報告に対しては特別QSLカー ドが発行される。詳細はhttp://www.rmrc.de参照のこと。(RMRC Herald Gabler会長)

◎KTWR 5月末にも日本向DRM試験放送 3版 新規
 KTWRは3月に続き、5月24日(金)及び25日(土)の21:30-22:00に15570kHzで日本向DRM試験放送を実施する。(伊藤 満 氏)
  KTWRのMike Sabin氏によると、上記の試験送信は日本語で行われるので、日本のリスナーやDXクラブで是非多くの人に試聴してもらいたい。受信報告を歓迎する。出 力は75kW、送信ビームは335度なので、日本だけでなく、シベリアや欧州もビームの先に入っている。また後方ビームにはニュージーランドも入る。更に 真横に当たる東南アジアやインドでどう受信されたかの受信報告も歓迎する。(ドイツ Wolfgang Bueschel氏)

浦江之声廣播電台が短波放送を廃止 2版新規
 
上海・浦江之声廣播電台は5月1日で短波放送を廃止した。理由は短波聴取者の減少と新しいメディアへの変更。同局の上層部に当たる上海メ ディアグループはスマホ向の受信アプリを提供する代 わりに短波放送を廃止する決断を行った。同局は4月からQSL発行業務を再開したばかりであった。(浦江之声廣播電台 Victor Qian氏) 短波 廃止の波が中国でも始まったというべきでしょう。上海は中国で最も先進的な都市ですので。中波の1422kHzを直接受信しに行くしかないか!

iPhone用アプリのアイコン



◎中国が「国家緊急放送」実施 2版追加 3版追加
 中国の 中央人民広播電台(CNR)は四川省の雅安地震被害報道を行う国家緊急放送を4月22日から開始した。放送はCNR-1中国之声-芦山電台の24時間放送 を短波の9800、12000kHzとFMで24時間中継している。同サービスの特別webサイトはhttp: //www.cnr.cn/2013zt/yadz/yjgb/である。(NDXC 長谷川清一氏)
 NDXCの長谷川清一氏によると、IDは「这里是 国家应急广播和芦山抗震救灾应急电台」(こちら は国家緊急放送、芦山地震対策救援緊急放送局です)と出ている。また番組内でアナウンスしている電話番号は義援金の送り先である。(DXLD 1318)
  5月13日より21:00-24:00に新周波数17520kHzでも出ている。(ブルガリア Ivo Ivanov氏)





◎ソマリアPuntlandに新短波局Radio Puntland誕生
 フィンランドのIlpo Parviainen氏によると、ソマリアのPuntlandの「大統領」Abdurrahman Faroole氏は同地域の首都Garoweに新局Radio Puntlandが誕生し短波放送を開始したことを公式に宣言した。これは過去2年間の準備を経て実現されたもので、旧宗主国のイタリア政府と 「Voice of Puntland administration」という団体が協力して設立された。放送局はイタリア人技術者により現在試験放送中である。短波を使用しているため Puntland全域で受信可能である。(DXLDyg 4/14)
 イタリアのMauno Ritola氏によると同局は23:00-24:30に13800kHzで試験電波を出している。他に 6140kHzを使用している。Ilpo Parviainen氏によると試験電波は現地時間の日中は13800kHz、夜間は6140kHzで出ており出力は200W、6月には出力20kWで正 式放送を開始する予定である。フィンランドのJari Savolainen氏によると、ケニアNairobiのGoldrock International社が建設に当たり、イタリア人Enrico Li Perni氏が運用に従事している模様である。(DXLDyg 4/16)
  Ilpo Parviainen氏が更に調査したところ、送信機はコスタリカのElcor社製25kW(管球式、終段管3CX2000A、プレート変調方式、64 ビットオーディオサンプリング可能)、アンテナは韓国韓進電機製広帯域垂直二重コニカルで、マスト高26m、直径27m、利得5dBi以上 (24MHz)、最大許容出力50kW、無指向性である。局舎はイタリアのEnrico Li Perni氏が設計し、資金はイタリア政府から支出、施工管理はケニアNairobiのUNOPS社が行った。なおElcor社は受注の低迷から倒産しか かっており満足に生産が出来ない状況にあると言われている。建設に当たったGoldrock International社はアフリカに多く残る日本NEC製のHF10短波送信機を最新型のDRM送信機に置き換える工事の受注を積極的に進めており 最近はウガンダより2基の置換発注を受けたとのことである。(DXLD 1316) 旧宗主国イタリアが出てきたのですね。Puntlandはソマリア東端、「アフリカの角」の部分にあります。

Puntland TV and radio Stationの看板(Garowe)


 
◎Nagorno-Karabakhより「Voice of Talyshistan」

 ドイツのEike氏によると、アゼルバイジャンのNagorno-Karabakh地区のShushaよりアゼリ語で「Tolishy Syado」(Voice of Talyshistan)と称する局が放送を開始した。ShushaのあるTalysisitan地方で話されるタリッシュ語を使用し、イラン人の局員に よりニュースや政治的なメッセージを放送する。(DXLDyg 4/5)
  同局のスケジュールは以下の通りである。送信所はStepanakertで出力10kW。周波数は9677.6kHz、出力10kW。言語はタリッシュ 語。但し出ていない日もある。
 18:00-19:00、21:00-22:00、00:00-01:00。
(DX RE MIX NEWS 4/22) Voice of Justiceと同じ送信機、周波数から出ています。Nagorno-Karabakh地区はアゼルバイジャンの西部にありますが、アルメニア人が多く、 事実上独立した地域となっていますが、その南部でイランと国境に近い地域にはイラン人が多くここをTalysistanと称しています。アルメニア人には キリスト教徒、イラン人にはイスラム教徒が多くVoice of Justiceとは政治的立場を異にするように見受けられます。イランはこの局への関与を否定しています。

◎希望之声・RFAの台湾中継中止へ 〜中国の圧力
 Epoch Timesによると、台湾国際放送(RTI)は米国の希望之声廣播電台及びRadio Free Asiaの中継を中止する方針である。これは中国からの圧力によるものである。4月初めに希望之声廣播電台に対し使用中の雲林県虎尾送信所を6月1日より 解体し、それ以前に中国大陸向の8基のアンテナを撤去するので、放送を5月末で停止するように通告した。また台南送信所の設備も数ヶ月以内に解体される予 定である。台湾国際放送の幹部が今年2月に中国を訪問した折に中国側から強く要請されたと言われている。米国に本拠地を置く希望之声廣播電台は過去9年間 RTIと協力関係にあり、送信設備を借用してきた。2009年には台湾政府が放送時間を50%削減することを求め、EU議会や米国議会が反対圧力をかけて これを撤回させたことがある。(DXLDyg 4/25)

◎モスクワの学生放送受信される
 カナダの Sheldon Harvey氏によれば、Moscow Technical University of Communications and Informatics(MTUCI:モスクワ情報通信技術大学)の学生による放送局が22:45頃〜23:23(f/out)に25900kHzのAM で受信された。(DXLDyg 4/5)
  この局は毎週金曜日の21:00-24:00に25900kHzで出ている。責任者のSergey Komarov氏によれば、元々DRMモードで出る予定であったが、送信機の調整が悪くAMモードで出ているとのこと。この局は名称を 「Radiostation MTUCI」と言い、昨年より中波の1584kHz(10W)で出ていた。(DXLD yg 4/1)

MTUCIの建物



◎Voice of Russiaの海外向ロシア語短波放送はたったこれだけ!

 ウクライナのAlexander Dyadischev氏によると、Voice of Russiaの海外向ロシア語短波放送はA13では以下の通りに縮小された。
 中央アジア向  11:00-13:00 9860 (Moscow) 21:00-04:00 15585 (Moscow) 01:00-04:00 5925 (Oyash, Novosibirsk)
  欧州向  17:00-18:00 9850 DRM (Bolshakovo, Kaliningrad) 21:00-23:00 9850 DRM  (Bolshakovo, Kaliningrad)
 他に中波での送信がある。アジア、豪州、中南米向放送は全て廃止された。(WWDXC TP 1111) ロシアの短波に対するやる気のなさがモロに感じられますね。

◎Radio PMRの短波放送一応継続
 モルドバのRadio PMRはA13スケジュールでは06:00-07:00に9655kHzで行われることが予定されていたが、ブルガリアのIvo Ivanov氏によれば4月1日以降受信できず廃止されたのではと懸念されていた。しかしドイツのHans Weber氏によると4月4日の08:00-09:00に9665kHzで出ているのが確認された。08:00 英語、08:16 フランス語、08:32 ドイツ語、08:48以降は音楽であった。火〜土曜の放送で欧州・北米向である。同局へは郵便が届かないためE-mailで連絡することになるが、連絡先 は現在radio1pmr @ gmail.comに変更されている。(DXLD 1315)

◎マヤークが短波で試験放送実施
 短波放送を全廃したロシアのRadio Mayakが4月6・7日に25900kHzで試験放送を実施した。スケジュールは6日 19:00-20:00 DRM 20:00-21:00 AM、7日 09:00-10:00 DRM 10:00-11:00 AMであった。受信報告はops.trcefir @ gmail.com、宛先はGTRS社の技術部長Shumilkin Roman氏。(DXLD 1315) 再度実施される可能性があるので要注意です。25900kHzはMoscowの学生局と同じ周波数ですね。

◎バハマの気象通報局
 米国のRobert Wilkner氏によると、バハマHighbourne Cayの海上気象局の気象通報は20:10頃4045kHzUSBで受信されている。(DXLD 1313)

◎中央アフリカのICDI内戦で放送停止
 HCJB Globalによると、中央アフリカで布教放送を行っていたICDIは3月23日に勃発したクーデターで、放送を中止し首都Banguiの教団事務所に放 送機材を避難させたが、首都にも反政府軍が乱入して機材が略奪・破壊された。HCJBから派遣されていた技術者は間一髪で国外に逃れ、他の局員も無事だっ たものの、局は放送不能状態に陥っており、今まで努力して築いてきたものが水泡に帰した。旧約聖書の詩編「彼等にして陣を敷いても、わたしの心は恐れな い。わたしに向かって戦いを挑んで来ても、わたしには確信がある。」というような胸中である。(DXLD 1313) 送信所とスタジオはBoaliにあり、6030kHz(1kW)で放送していました。アフリカ各国では内戦が止まる気配がありません。

◎VORがCRIと相互協定
 kimandrewelliott.comによると、ロシアの声(VOR)と中国国際放送(CRI)は、モスクワで相互番組交換協定を締結した。ロシア の歴史や文化の理解に役立つ番組をVORからCRIに提供し、VORではCRIのロシア語放送を流すという内容で、中露間の友好関係を強化するというもの である。Kim Andrew Elliott氏は、ニュース中心のVORのどこでCRIの番組を流すのか、国内向でないCRIでVOR提供の番組を流してどうするのであろうか、と実効 性に疑問を呈している。1960年代、70年代にはソ連・中国間で同様な相互協定があったにも拘わらず、相互に北京放送とモスクワ放送にジャミングを発射 し合った実績がある。(DXLD 1313)

◎15MHzにもイタリア海賊時報局
 米国のGeorge Maroti氏によると、20:00頃15000kHzで音楽と時報を流す曲が受信できた。ドイツのWolfgang Büschel,氏によれば10000kHzで出ているアンカバ時報局Italcableが15MHzにも出てきたものと思われる。この局はイタリアの旧 時報局IBFとも、電話局Italcableとも無関係な海賊局で、QTHはVia del Borgo 6, 55049 Viareggio (LU), Italyである。(DXLD 1313)

◎Armavir送信所からのローカル放送
 ロシアの Anatoly Klepov氏によると、Armavir送信所からのローカル放送 GTRK “Adygeya”は以下のスケジュールで出ている。
 水・土曜 02:00-03:00 7325
  月曜   03:00-04:00   7325
(DXLD 1313)

◎Radio Sunrise周波数変更
 新しいアラビア語秘密局Radio Sunrise(Radio Shorouq)は4月4日より周波数を11600kHzから11610kHzに変更した。時間は01:00-01:57で、送信所はSofiaで不変。 同一周波数で出ているRadio Libyaとの混信を避けるためである。
(DX RE MIX NEWS 4/5)

◎フィンランドPori送信所中波も廃止
 ドイツのKai Ludwig氏によると、フィンランドのPori送信所は4月14日で中波の963kHzを廃止する。従って同局より中継されていたCRIの放送も4月 15日以降は消滅する。(DXLD 1314)
 
◎AIR-Jeypore短波放送のスケジュール変更
 インドのJose Jacob氏によると、AIR-Jeyporeは短波放送のスケジュールを変更した。新スケジュールは以下の通りである。
 09:25-13:45 5040
  13:46-18:15 6040
  20:15-02:41 5040
(DXLD 1314)

◎ロシア語放送一覧表を公開
 ロシアのIgor Yaremenko氏によると、Nobosibirsk DX Website上にて、A13シーズンのロシア語放送一覧表が公開された。http: //www.novosibdx.info/schedules.html。(DXLD 1314)

◎ラテンアメリカ地域でVOAの聴取者増加傾向
 VOAの4月3日付Press Releaseによると、ラテンアメリカ地域では2600万人以上が週に1回以上VOAを聴取していることが分かった。ラテンアメリカ部のClara Dominguez部長は現地放送局との協力関係によるところが大きいとしている。ギャロップ社が2012年12月にメキシコからチリまでの16のラテン アメリカ諸国について調査した結果では週1回以上VOAを聴取する人は2670万人で、内TVで見ている人は1870万人、ラジオを聞いている人は 1620万人、インターネットで見たり聞いたりしている人は830万人であった。VOAのDavid Ensor会長によれば2012年にVOAを新たに中継するようになった現地放送局は56局で、ラテンアメリカ全体では270局に達したという。最も聴取 者の多い国はメキシコで1490万人であった。他の中央アメリカ諸国は200万人、また全体の1/3の聴取者は南米のペルー・コロンビア・ベネズエラ・ボ リビア・エキアドルの5ヵ国に集中していた。(DXLD 1314)

◎従業員差別にBBGの組合が抗議
 BBG Watcherによると、米国Broadcasting Board of Governors (BBG) の労働組合はBBG幹部が従業員に対する不当な差別を行った事に対する訴訟で多額の税金が浪費されていると非難した。BBGの委員の中にもこれに賛同する 意見が出ている。下部機関であるInternational Broadcasting Bureau (IBB) においてBBGは裁判所の無効判決を無視して従業員の権利侵害を繰り返す仕組みを構築しているとしている。例えばロシアにおいてはRadio Libertyのジャーナリストを予告なしに解雇したり、局スタッフが局を去る時に放送でその事を言うのを禁止しており、ロシアの人権団体より批判されて いる。(DXLD 1314)

◎セントヘレナからインターネット放送
  再編成された公共放送St Helena Broadcasting Corporationの「Radio 1」がインターネット放送を開始した。アクセスはhttp://www.sams.sh/である。(DXLDyg 4/10) 音声だけでなく、映像も提供されています。




◎サウジアラビアもDRM放送実施準備中

 インドのAlokesh Gupta氏がDRMコンソーシアムの情報として伝えたところによると、サウジアラビアのSaudi Broadcasting Corporationが国内向に短波及び中波でDRM放送を実施する準備を進めている。同局は過去5年間Gazan(中波2基、内1基は予備用、 100kW)、Taiba(中波3基、内1基は予備用、50kW)、Hafr elbatin(中波3基、内1基は予備用、50kW)、Abha (中波3基、内1基は予備用、50kW)、K-29(中波3基、内1基は予備用、200kW)、Al-khumra(短波4基、カーテンアンテナ4基、 250kW)の各送信所にDRM送信機を新設してきたが、近日中のこれらの送信所からのDRM送信試験を実施する。更にAfifとLaylaにも 20kWDRM中波送信機をそれぞれ2基づつ(1基は予備用)、Dubaに200kW中波DRM送信機を1基、50kW中波DRM送信機1基(予備用)を 配置する予定である。Riyadh送信所に現在4基ある500kW短波送信機も同出力のDRM送信機に置き換えることにしている。(DXLDyg 4/10)

◎BBCキプロス中継局閉鎖
 イタリアのAndrea Borgnino氏によると、BBCのキプロス中継局(1957年設立)は4月1日に閉鎖された。この地域のリスナーはBBC World Serviceの放送を聞くことはできなくなった。またBBC World Serviceのアラビア語放送も4月いっぱいで中止されることになった。キプロス中継局の廃止でForeign and Commonwealth OfficeとBabcock社の計26人の従業員が失職した。BBC World Servceの Peter Horrocks局長は「短波リスナーが減少し、現地FM・中波中継や衛星放送、デジタルメディアで聞く人が増えた結果で、戦略的なものである」と説明し ている。BBC WSに対して英国政府は2010年度から2013年度の間に4200万ポンドの費用削減を求めており、既に480人の解雇して3000万ポンド分は達成さ れた。更に今後英語放送を1日6時間のみに削減することで150万人の聴取者減少が見込まれる。2013〜2014年の短波・中波の送信停止による費用削 減効果は480万ポンドだが、更に1200万ポンド削減しなければならない。(WWDXC TP 1111)
 英国のChris Greenway氏によると、BBCのキプロス中継の内中波の1323kHzはまだ出ている。これは中波の中継は廃止されたLimassol中継局からで はなく Zygi中継局から行われているからである。しかし中波中継も4月下旬には中止される見込みである。(DXLD 1316) 「戦略」というより「なりふり構わない費用削減のためのだけのリストラ」に見えますが。

◎AIR短波放送はA13で変更なし
 インドのJose Jacob氏によると、All India Radioの短波放送は海外向・国内向ともにB12とA13で変更はない。なお現在のスケジュールは以下のサイトで確認できる。
 周波数順短波 http://qsl.net/vu2jos/sw/freq.htm
 時間順短波 http://qsl.net/vu2jos/es/time.htm
 言語別海外放送 http://qsl.net/vu2jos/es/Language.htm
 局別短波 http://qsl.net/vu2jos/sw/loc.htm
(WWDXC TP 1111)

◎A13青木リスト
 米国のGlenn Houser氏によると、A13の青木リストの最新版は http://www1.m2.mediacat.ne.jp/binews/use/bia13.txtで入手できる。毎日更新されている。(DXLD 1315)

◎DSWCIより2013年版Domestic Broadcasting Survey出版
 デンマークのDSWCIより2013年版(第15版)のDomestic Broadcasting Surveyが発行された。例年通り3つの部分に分かれており、第1部は2300-5700kHz間で受信できた全ての局情報を集めた「Tropical Bands Survey」(通算第41版に当たる)、第2部は5700kHz以上を使用する国内局の受信実績、第3部は2-30MHzで過去5年間実績がないが再び 使用される可能性のある周波数の一覧。受信実績は2012年4月〜2013年3月の間のもので、更に常時受信可能かどうかで4段階評価が行われている。ま た〆切後に受信された「Last Log」も掲載している。購入者には月々アップデートされる「Tropical Bands Monitor」のアクセス権も与えられる。A4版23ページで価格は電子版がIRC3枚または$7.00、冊子版がIRC6枚または$14.00であ る。PAYPALでの支払いも可。申込、問い合わせは DSWCI, c/o Bent Nielsen, Egekrogen 14, DK 3500 Vaerloese, DENMARKに。(DSWCI)


DBS2013の表紙


◎NASB年次総会5月15-17日に開催

 WRMIのJeff White氏によると、米国National Association of Shortwave Broadcasters (NASB)の年次総会が来たる5月15-17日にアラバマ州Birminghamで開催される。会場はBirminghamの短波局EWTN本部であ る。基調講演としてTDFのJerome Hirigoyen氏によるIssoudun送信所の詳細報告が予定されている。他にAWR会長Dowell Chow博士、RFAのA.J. Janitschek氏、他の講演が予定されている。参加希望者は http://shortwave.org/meeting/meeting.htmを参照の上申し込むこと。E-mailは mcolon @ kanahotelgroup.com。(DXLD 1315)

◎SDXFが「2013 DX Parlament」を開催
 スウェーデンDXクラブ主催の「2013 DX Parlament」が来る5月31日〜6月2日に同国Gothenburgで開催される。場所は2009年jに開催した経験のある「Apple Hotel」。詳細は http://www.sdxf.se/WP/?page_id=1525参照のこと。(DXLD 1315)
 
◎游埠831送信所メンテナンスのためCRIが長期停波
 NDXCの長谷川清一氏によると、中国国際放送(CRI)は浙江省金華市にある游埠831送信所のメンテナンスのため、4月15日〜5月25日に以下の 波を一時停波する。
  09:00-10:00 11780 中国語、09:00-10:00 15100 客家語、10:00-13:00 15160 中国語、12:00-13:00 17710 ロシア語、13:00-14:00 15160 広東語、14:00-15:00 15170 広東語、15:00-16:00 15170 中国語、16:00-17:00 11640 広東語、17:00-18:00 11640 中国語、18:00-20:00 13790 英語、20:0:0-22:00 7325 日本語、20:30-21:00 7390 フィリピン語、22:00-23:00 7215 日本語、23:00-00:00 7430 日本語、23:00-00:00 11900 シンハリ語、00:00-01:00 7220 日本語、00:00-01:00 9800 英語、01:00-03:00 11900 英語、03:00-04:00 7435 イタリア語、
03:30-04:00 9695 ブルガリア語、04:00-05:00 12095 ポルトガル語、05:30-06:00 7390 ハンガリー語、07:00-08:00 7430 中国語、07:00-09:00 13640 日本語。(DXLDyg 4/17)

◎アルジェリア独自送信所を建設中?
 Wavesacan NWS216によればAlgerian Radioは現在TDF(Telediffusion de France)にIssoudun送信所から放送しているが、これは一時的なもので、現在国内のOurglaとBecharに300kWのDRM短波送信 機を設置中である。これらの新送信機が稼働するのは2014年となる。新送信所のターゲット地域はサハラ砂漠以南のサヘル地域である。米国のIan Baxter氏によると、両送信所ともに中波送信施設があるが、短波送信設備を設置している様子は見られない。また米国のGlenn Hauser氏によると、HFCCに毎年両送信所からの短波放送予定が登録だけされており、「幻の計画」かも知れない(XLD 1316)

◎ブラジルのRádio Relógio復活
 チェコのKarel Honzik氏によると、ブラジルの Rádio Relógioが4905kHzで復活したのを4月14日の15:20に確認した。ブラジルの流行歌にIDが時々入り、1分おきに女性による時刻のアナ ウンスと3点打の時報が入る。但し時報は実際の時刻より17秒遅れており不正確なものであった。また10MHzで聞こえる時報局のアナウンスとは別の音声 であった。(DXLD 1316)




◎中国より「南海之声」放送出る

 NDXCの長谷川清一氏によると、中国国際廣播電台(CRI)は4月9日より新しいサービス「南海之声」(Voice of South China Sea)を開始した。放送時間は07:00-02:00で周波数はFMの101.0MHzと発表されている。URLはhttp: //vscs.cri.cn/。DXinf.infoによれば中波の1008kHzでも出ており、南シナ海沿岸諸国向で、中国語、英語、ベトナム語、マ レー語、フィリピン語、インドネシア語で放送する。英語放送は15:00-16:00に行われる。(DXLD 1316) 
 ドイツのWolfgang Büschel氏によると、中波では1008kHZで、雲南省昆明近くの501送信所から出ている。以前は中央人民廣播電台が使用していた周波数である。 (DXLD 1317) 「南海」は南シナ海のこと、南沙群島の領有権を主張するための放送と思われます。



◎Radio Spaceshuttle International SSBで短波試験放送継続
 イタリアのSilveri Gómez氏によると、フィンランドの海賊局Radio Spaceshuttle Internationalが15880kHzUSBで試験放送を継続している、日曜日の23:04と19:15に受信できた。米国でもChris Lobdell氏が受信した。21:00過ぎに一度s/offした。英国のMike Barraclough氏01:00には15865kHzAMに切り替わり93.5MHzで行われているFM海賊放送を中継していた。(DXLD 1316) 今後も試験放送を継続する見込で特に極東地域での受信に期待しているとのことです。




◎EMR/HLの最近スケジュール

 運営者のTom Taylor氏によると、Hamburger Lokalradioは次のスケジュールで放送している。放送は土曜・水曜のみ。
 15:00-18:00 7265
 17:00-20:00 6190
  20:00-24:00 7265
  受信報告は redaktion @ hamburger-lokalradio.de へ。
 また European Music Radioは以下のように放送している。放送は日曜のみ。
 16:00-17:00 7265
  17:00-18:00 6005 9480
  24:00-01:00 7265
(DXLD 1316)
 
◎AGDX会長Anton Kuchelmeister博士死亡
 EDXC News 4/12によると、ドイツAGDX会長として長年DX界で活躍したAnton Kuchelmeister博士が死去した。享年62歳であった。同氏は1951年にBaden-Württembergで生まれ、大学時代を Stuttgartで過ごした。その時にハムのコールサインDK5TLを取得した。1996年にAGDX会長に就任し、同クラブのDX雑誌 「weltweit hören」を現在まで続く「RADIO-KURIER, weltweit hören」に再生した。1990年代にはEDXCの活動も積極的に行い欧州の多くのDXerと交流し、DXerを積極的に発掘した。当時のEDDX会長 であったフィンランドのRisto Vähäkainu氏とともにEDXCのwebサイトを創設した。(DXLD 1316) 早死ですね、ご冥福をお祈り致します。

故Anton Kuchelmeister氏(Radio Kurier5月号より)



◎米国BBGの2014年予算要求出る

 米国のBroadcasting Board of Governors (BBG) は4月10日、2014会計年度の予算要求を提出した。要求総額は7億3100万ドルで、その主な内容は以下の通りである。
 ・極端な排外主義の国に対する特別国際放送費用として1390万ドル
 ・サハラ以南のアフリカ諸国の若者向マルチメディア・多言語情報提供サービスの創設
 ・「アラブの春」の舞台になったマグレブ(北アフリカ)諸国向地上波放送の充実
 ・ビルマ向衛星TV放送、携帯電話放送、インターネット放送による新たな聴取者の掘り起こし
 ・問題地域向送信設備の更新・充実、送信施設の内製化(外注送信の比率減少)
 ・中国等の諸国におけるインターネット検閲を打破する技術の開発費として1250万ドル
 ・BBG会長の専任化と地位・給料の保証
 ・国際放送の重複排除による効率化とそれに伴う人員の大幅削減
 ・影響力の少なくなった短波・中波放送の廃止とFM中継、TV放送、インターネット放送へのシフト
 ・VOAのギリシア語放送、RFE/RLのバルカン半島向諸言語放送の廃止
(DXLD 1316)

◎ジンバブエでは太陽電池ラジオ所有で逮捕
 ギリシアのZacharias Liangas氏によると、ジンバブエの警察は太陽電池ラジオの所有者を見つけ次第逮捕すると宣言した。同国はアフリカの最貧国の一つで大半の人々は1日 1ドル以下で暮らしている。TV受像機を買うことができず、地方では電気の供給もないため、太陽電池式の短波ラジオが貴重な情報源となっている。ジンバブ エ政府は政府に反対する政党が反政府活動のために太陽電池ラジオを配っているとして、これを「違法物品」として取り締まる方針である。総選挙を控えて国民 が政府に都合の悪い情報に接するのを嫌った措置と見られる。(DXLD 1316)

◎RFAより送信所シリーズQSL第2作目
 Radio Free Asiaは送信所シリーズQSLカードの第2作目としてIBB Saipan送信所を描いたQSLカードを発行する。このカードは2013年5月1日〜8月31日までの受信報告に対して発行される。(RFA AJ Janitschek氏)

◎「TV-FM受信ガイド 2013 受信編 PDF版」発行
 JVUDXCは例年発行している「TV-FM受信ガイド」の内「2013 受信編 」をpdf形式で今年も無料提供する。JVUDXC会報で報告された受信情報に基づいて最新の受信成果が記載されている。昨年も好評を博し500件以上の ダウンロードがあった。http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-38.htmlにダウンロード先が記載されるの で、指定されたパスワードを入力してダウンロードする。(JVUDXC 福永光洋氏)

◎VOK日本語放送の状況
 朝鮮の声の日本語放送は、早朝の11865kHzと9650kHzは正常に出ている。この時間中波の621kHzは確認できない。長時間の停波はなく なった。夕方からも短波は良好だが中波は確認できない。今年になってから新たに6種類の日本語QSLカードを制作した。QSLカードの他、グラフ誌、写真 集等が同封されて返信されるようになった。4/15の「太陽節」以降一週間メールが使用不可能であったが、4月22日以降は回復した。(大阪府 山森健志 氏)

◎Radio Abkhaziaのスケジュール

 Radio Abkhazia(Apsua Radio)の最新スケジュールは次のようになっている。送信所はSukhumi、出力は5kW。送信にはスプリアスが多く、特に4月10、17、22日 には停波していた。
 月・水・金曜日 16:00-17:00 9535 中央アジア向 アブハジ語
 月・水・金曜日 17:00-17:30 9535 中央アジア向 ロシア語
(DX RE MIX NEWS 4/22)

◎AIR Benguluru送信所が受信報告募集
 インドのJose Jacob氏によると、AIRのBenguluru送信所が9870kH(500kW)で行われている「Vividh Bharati」の放送に対する受信報告を求めている。スケジュールは09:25-13:35、18:00-21:00、21:45-02:40である。 受信報告の宛先はMr. T. Rajendiran, Suptg. Engineer, AIR, Super Power Transmitter, Bengaluru, India、E-mailの場合はrajendiran37 @ yahoo.comまたはsptairynk @ rediffmail.com。近日中にDRM試験放送も開始される予定である。(DXLD 1317)

◎Krasnoyarskの短波放送
 ウズベキスタンのShukhrat Rakhmatullaev氏によると、ロシアKrasnoyarskの短波放送が6085kHzで08:40-09:00に受信されている。(DXLD 1317)


出展略称 

   DXLD: DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
  DSWCI DXW: Danish Shortwave Club International  DX Window
  HCDX: Hard-Core-DX
  JSWC: Japan Shortwave Club
  NDXC: Nagoya DXers' Circle
  ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
  BBG: Broadcasting Board of Governors
  WRTH: World Radio TV Handbook


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