月刊短波2013年6月号(第3版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Radio Australia 6月9日にテキスト放送の再試験放送 
3版 新規
 米国のKim Andrew Elliot氏によると、Radio Australiaはテキスト送信の試験放送を5月18・19日(17:30-17:35 南西太平洋向11945kHz、21:30-21:35 南太平洋向9580・12095kHz)に続き6月9・10日に実施する。MFSK16及びMFSK32形式で行われる。
 6/9  17:50-17:57 7410 11945
         21:30-21:37 6080 9580 12065
  6/10 06:50-06:57 11695 21740
  なお6月8日〜9日にはVOA、Mighty KBSからのradiogramによるテキスト試験放送も継続して行われる。詳細はhttp://voaradiogram.netを参照のこと。 (DXLDyg 6/7) 今度はDRMではなくradiogramのようです。

◎KTWR 6/14・15にもDRM試験放送 3版新規
 
KTWRのMike Sabin氏によると、5月末に行われたDRM試験放送(5月24日・25日 21:30-22:00 15570kHz)のビームは日本の関西地方を向いていた。中国のジャミングがこの地域では弱く、良好な受信ができた ものと 思われる。北に行くほど受信状態は悪かったようだ。Voice of Tibetが15568kHzに出ており、それに対する中国のジャミングが11570kHzに出ていた訳だが、両波ともHFCCに未登録なため試験放送直 前まで気づかなかった。しかしこのような悪条件でDRM放送がどのように聞こえるかが分かったのは収穫であった。5月末の試験放送で音質が悪かった、普段 行っていないステレオ放送であったため、モノラルで出ているISの部分と、ステレオで出ている本放送の部分を切り替える時に誤ってオーディオプロセッサー を通すのを忘れてしまったことによる。次回の試験放送ではこの点を改善し、更にジャミングの影響がない周波数を使用する。
 次回の日本語DRM試験放送は6月14日(金)、15日(土)の21:28-21:58に12040kHzで行われる。放送のS/N比(信号対雑音比) と音質に注目して欲しい。(大阪府 影山敦久氏)
  KTWRのセランダー氏によると、時間的余裕の関係で新しい番組ではなく、先日(5月)と同番組となる。受信報告はTrans World Radio , P.O. Box 8780  Agat, Guam 96928, U.S.A.に送るかオンラインでhttp://www.twr.asia/online-qsl-formから送付して欲しい。(埼玉県 岩沙一彦氏)

◎PCJ試験放送に欧州・米州向追加 3版追加 
 Kieth Perron社長によればPCJ Radio Internationalの6月9日〜7月7日間に行われる毎日曜の試験放送(22:00-23:00、Trincomalee送信)は中国 Tecsun社が提供することになっ た。(DXLDyg 5/30)
 6月2日からは従来の11750kHzの代わって11835kHzkHzに変更された。当初12085kHzが検討されたがTrincomaleeには 25mbの拡張バンド(12085kHz)に対応した送信機が1台しかなく、この送信機は22:00までAWRのインド向けに使 用しており、22:00からのPCJテストにはアンテナビームを切り替える時間的余裕がないため断念された。11840kHzのAIRに対するCNR-1 の ジャミングが存在するが北米、豪州のDXerにも聞いてほしいためにAIR中国語の終了する 22:15までは同一周波数ではないので南アジア・東南アジア・東アジアのリスナーは我慢してほしいとしている。(NDXC 長谷 川清一氏)
 6月9日(日)に行われるPCJの試験放送から欧州、米州向が新たに追加される。全体スケジュールは次の通りである。アジア向以外は日本での受信は難し そ うである。
 東南アジア・東アジア向 22:00-23:00 11835kHz (Trincomalee送信所 125kW)
 欧州向 22:00-23:00 5955kHz (Nauen送信所 100kW)
  北米・南米向 09:00-10:00 9925kHz (Nauen送信所 125kW)
(NDXC 長谷川清一氏) 試験放送に対してE-mailの受信報告に対してはVictor Goonetilleke氏からE-QSLが、郵便の受信報告に対しては台湾の本局から紙のQSLレターが送付されています。中国の会社の提供なのに中国 のジャミングで難儀しているとは!

◎AWRが特別記念QSL発行 〜6月10日の「Wavescan」 
2版 新規
 AWRのAdrian M. Peterson氏によると、5月31日にスリランカSLBCは事前の予告なしにEkala送信所からの短波送信を停止し、Trincomalee送信所 に切り替えた。スリランカはAWR-Asiaが最初に電波を出した記念すべき場所であるため、Ekala送信所の廃止を記念してAWRではUTCで来る6 月10日(月)に放送されるDX番組「Wavescan」の受信報告に対して特別記念QSLカード゙を発行する。受信報告は返信料及び返信用アド レスシールを同封し、Adventist World Radio, Box 29235, Indianapolis, Indiana 46229, U.S.A.に送付する。なおEkala送信所についてはVictor Goonetileke氏を中心として「世界遺産」指定を呼びかける動きがある。(JSWC 大武逞伯氏) Guam局の放送時間と周波数は01:00 15360 15670、07:30 15320、08:30 17650となります。

◎京都でHCJBリスナーの集い開催 〜6月29日 2版新規
 恒例の関西HCJBリスナーの集いが来る6月29日(土)に尾崎一夫師を迎えて開催される。京弁当のランチを楽しみながらの歓談となる予定。
 日時: 2013年6月29日(土曜日) 正午〜15:00
 場所: 京都市下京区烏丸通り七条下ル東塩小路町719 SKビル一階 京すいしん 電話:075-365-8888 (JR京都駅七条烏丸側出口より 徒歩約3分)
 会費: 3,000円(昼食代+飲み物代)
 場所予約等の都合があるため参加希望者は6月21日までにメールアドレス aor7030 @ gmail.com の幹事永野氏に申し込む。メールには@住所、A氏名、B年齢・BCL歴、C連絡可能な電話番号、D何か一言 を記入する。申込者には 6月22日中に確認のメールを送付する予定である。(京都府 永野正和氏) 他の集会の予定については5月号を参照して下さい。

◎「南海の声」短波放送実施は誤報 2版 新規
 WRTHのupdateで報じられている「中国『南海の声』短波放送実施」は誤報である。報じられている15:00-16:57の13660kHzには CRIの東南アジア向英語放送が出ている。(NDXC 長谷川清一氏)

◎SLBCのEkala送信所からの送信中止 2版新規
 5月31日でスリランカSLBCのEkala送信所からの送信が中止された。日本でも良く聞こえていた11905kHzのタミール語放送もなくなった。 今後はTrincomalee送信となる。(NDXC 長谷川清一氏)

◎Radio Shorouq/Radio Sunriseスケジュール更新  2版新規
 アラビア語秘密局Radio Shorouq/Radio Sunriseがスケジュールを更新した。新スケジュールでは火−木曜日の01:00-02:00 11610kHz(Sofia送信所、70kW、195度)である。旧スケジュールでは火−土曜の放送であった。(DX REMIX NEWS 5/28)

◎アルゼンチン南極局復活したが減力放送 2版 新規
 アルゼンチンの南極局Radio Nacional Arcangel San Gabrielは放送を復活し、04:00-06:00 15476kHz。放送は水曜・金曜のみ。(WRTH A-13 update)
  同局のスケジュールでは上記の他に不定期で03:00-04:00、06:00-07:00が出ていることがある。また04:00-06:00の放送は毎 日出ている。出力は10kW。(DX REMIX NEWS 5/15) 
 ドイツのWolfgang Büschel氏によると、欧州では受信が確認された。(DXLD 1320) 
 南極のLRA36は10kW送信機の修理は完了したが、このためのディーゼル発電機の発電容量が1.2〜1.5kWしかなく減力放送を余儀なくされてい る。5月下旬には日本でも受信されているが05時前の10分程度で05時を過ぎるとf/outしてしまう。03:00〜06:00とスケジュールが発表さ れているが実際には04:00〜06:00の放送のようだ。(NDXC 長谷川清一氏)

◎ドイツ送信のHCJBスケジュール
 ドイツWeenermoor送信所からのHCJBの送信スケジュールは5月1日以降は7365kHz(1.5kW、145度、欧州中部向)で24時間放 送となる。(DX REMIX NEWS 4/30)
 ドイツのStephan Schaa氏によると、毎週水曜日の01:30より「Missionswerk Voice of Hope」の番組が中継されるが、この局はAWRの「Voice of Hope」とは関係がない。この番組に対する受信報告はMissionswerk Voice of Hope e.V., Eckenhagener Str. 21, 51580 Reichshof
Germany宛に送る。(DXLD 1318)
 
◎Media Broadcast夏スケジュールと世界の送信所の状況
 ドイツのKai Ludwig氏がMedia Broadcast社の夏スケジュールを分析したところ次のことが判明した。スリランカのTrincomalee中継局の使用が中止され、同中継局は完全 にドイツの手を離れSLBCの管理下に入る。オーストリアMoosbrunn送信所は引き続き使用される。また同社として初めてブルガリア Kostinbrod送信所及びマダガスカルTalata Volonondry送信所をBible Voice Broadcastingの中継用に使用開始した。ドイツ国内のWertachtal送信所の使用は大幅に削減され、送信を行っていた局は4月より段階的 に他の送信所に移転された。Wertachtal送信所からの送信が残っているのはBrother Scare(23:00-01:00 9450)、 Lutheran World Federation(03:30-04:00 9655)、Radio Biafra London (金・日曜 04:00-05:00 11840)、 Bible Voice Broadcasting(日曜 00:00-00:15 21460)位になってしまった。廃止されたJülich送信所の末期と同じ状態で、Wertachtal送信所の廃止が迫っていることが感じられる。
 米国のSteve Luce氏によれば、現在の送信ニーズに対してはWertachtal送信所の設備は過剰で、ドイツNauen及びフランスIssoudunの両送信所で まかなうことができる。マダガスカルのTalata Volonondry送信所には廃止されたBonaire送信所から2基のThomson社製送信機、同じく廃止されたスウェーデンHörby送信所から 3基の250kW送信機が移設され、同送信所開局(1972年)以来使用している古いPhilips社製送信機2基が置き換えられる予定である。Kai Ludwig氏によればRNWとFamily Radioが消滅したとして確かにNauen、Issoudun両送信所で残りをまかなえるであろう。但し伝えられているように米国IBBが短波から撤退 すると大規模な短波送信所のニーズはほぼ消滅してしまう。Wertachtal送信所が廃止された場合Nauenにアンテナシステムを移転できるかは疑問 である。Talata Volonondry送信所の場合も単に短波送信機を移転しただけで送信がすぐ出来る訳ではなく、アンテナシステムをどうするのかが問題になる筈である。 (DXLD 1318)

◎AIR Mogra局594kHzで試験放送
 インドのSupratik Sanatani氏らによると、All India Radio海外放送はMogra送信所(Kollata近郊)の1000kW新中波送信機より594kHzで試験電波を発射している。試験電波にはFM放 送「Rainbow Service」が載せられており、「Akashvani FM Rainbow」のIDが出る。なお併行して604kHz(10kW)ではDRMでの試験電波が発射されている。(DXLD 1318) 大出力の中波送信は後述の中国からの宣伝攻勢に対抗するためとされています。

◎インド高出力送信所で中国に対抗
 インドの4月28日付Hindustan Timesによると、中国は現地時間05:45-23:45の間ネパールや印中国境のラダック州、ビハール州に向けて強力な多言語放送を送信している。こ れら中国との領土紛争地域はインドでは周辺部にあるためAll India Radioの放送は届きにくい。インド政府はこの状況に危機感を抱き、通信、防衛の各担当大臣が協議を行い、複数の高出力送信機を国境地区に新規配置して これに対抗することになった。中国の支配が進むネパールでは中国国際放送(CRI)が3年前に国内での放送権を取得、CRIは首都カトマンズに支局を設置 し、国内200のFM放送局から全土に一日中放送を流す事態となっている。(DXLD 1318) 中国はインドに安価な短波受信機も大量に売り込んでおりインドでは「MADE IN CHINA, HEARD IN INDIA」と皮肉られています。

◎Tuvinskoye Radioの情報
 ロシアのDmitry Kutuzov氏によると、Tannu Tuva地区のTuvinskoye Radioが08:10より6100kHzで受信された。ロシア語放送で08:10に「Govorit Kyzyl」のIDが出てニュースとなった。音質は非常に悪い状況である。(DXLD 1318)

◎RAEが中国語放送を新設
 アルゼンチンRAEは5月13日より中国向中国語放送を開始した。時間・周波数は19:00-20:00 6060 15345kHz、13:00-14:00(再放送) 11710kHzである。これに伴い日本語放送は20:00-21:00、ポルトガル語放送は21:00-22:00、スペイン語放送は22:00- 23:00となる。中国語放送開始について在アルゼンチン中国大使の殷恒民氏は「中国語放送開始は大変結構な事で熱烈にお祝いする。RAEの放送が良好に 届くことと中国国際放送・RAE間の協力関係の伸展を希望する」との祝辞をのべた。(RAE 5/7)

祝辞を述べる中国大使殷恒民氏(RAEのHPより)



◎Radio RasantがIRRSより新送信

 ブルガリアのGeorgi Bancov氏によると、ドイツの Radio RasantはIRRS中継で5月11日より以下の新送信を実施している。
 17:00-17:30 9510
  03:00-03:30 7295 1368
  放送はインターネット上(http://mp3.nexus.org)でも同時に実施される。受信報告等はRadio Rasant, Staedtische Realschule Sundern, Rotbuschweg 28, D- 59846 Sundern, Germanyに。E-mailはinfo @ radiorasant.org、URLはhttp://www.radiorasant.orgである。(WWDXC TP 1115)

◎RRI Ternateが復活
 米国のRon Howard氏によると、昨年(2012年)6月以来放送を停止していたRRI Ternateが3345kHzで復活しているのが、5月13日に確認された。時間は20:37-22:37で、通常中継される筈の21:00の Jakartaからのニュースはなかった。番組は通常番組とは異なる内容で話とコーラン朗読が主であった。(DXLDyg 5/13)
 
◎Radio Australia中国・インドネシア向放送を廃止に
 英国のMike Barraclough氏によると、オーストラリアABCは過去70年間続いたRadio Australiaの中国、インドネシア向短波放送を廃止する公算が強い。パプアニューギニア、太平洋諸島向短波放送の廃止も検討されたが、廃止されると 災害時等の情報伝達手段が全く失われてしまうため存続させることになった。これらの地域では携帯電話やインターネットが普及はして来ているが回線容量が低 く、電波が届かない地方も多く、短波放送がメディアの第一手段となると考えられたからである。中国、インドネシア向短波放送廃止に伴い Shepparton短波送信所も廃止される。この送信所にかかっている費用は年間410万オーストラリアドルである。ABC内部では短波は遅れたメディ アとの認識が強く、携帯電話・インターネットに切り替えるべきと言う意見が主流である。なおRadio Australiaは短波放送廃止に反対しており、最終結論はまだ出ていない。インドネシアでは確かにSNS等が活発だが、情報が隠蔽されている中国では 本当に短波聴取者が減っているのかが不明である。中国は今年(2013年)1月に一時Radio Austaliaの短波放送を標的としたジャミングを発射した事実もある。パプアニューギニアでは住民の30%が短波のラジオ放送に情報を頼っている。ラ ジオ放送の内Radio Australiaの聴取率は30%程度だが、聴取してる人の80%は短波放送で聞いている。また住民の80%は携帯電話を持っているが、携帯電話でイン ターネットに接続して放送を聞くという人は10%以下である。(DXLD 1319) 携帯電話の普及=短波の必要性減少ではないと思うのですが。

◎Radio Nepalがwebサイト再開
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Radio Nepalがwebサイトを再開した。デザインが一新されており、オンラインで放送が聞けるようになった。URLは http://radionepal.gov.npで、旧URL(http://radionepal.org)は廃止された。(DXLD 1319)

新webサイト上部のロゴ 周波数には短波の5005kHzも記載されている



◎新局Idhaat al Akhbar al Mofreha出現

 ブルガリアのKostinbrod送信所より、5月17日から中東向新局Idhaat al Akhbar al Mofrehaが放送を開始した。06:00-08:00 9400kHz(100kW、126度)で、アラビア語放送である。同局のURLはhttp: //www.arabicbroadcasting.comである。(ブルガリア Ivo Ivanov氏)


 

◎AIR Port Blair一時QRT

 インドのJose Jacob氏によると、AIR Port Blair局は一時QRTして、4760kHzではLeh局のみが聞こえていた。しかし5月21日からは復活した。スケジュールは 08:55-12:00 19:30-02:30 4760kHz、12:15-13:00(土曜13:15、日曜 14:00) 16:00-18:31(日曜 19:00) 7390kHz。出力は10kW。(DXLD 1321)

◎ブルガリアの送信所から出ている秘密局
 ブルガリアの送信所から出ている秘密局は以下の通りである。出力は50kW。送信方向は195度でアフリカ東部向。
 Radio Miraya 12:00-15:00 11560 英語・アラビア語
 Radio Xoriyo 火・土曜 01:00-01:30 17870 ソマリ語
 Voice of Assenna 火・木・土曜 02:00-03:00 15425 ティグリナ語
 ESAT Radio 02:00-03:00 15335-15390kHz間で日によって周波数を変更
(DX REMIX NEWS 5/10)
 
◎中央アフリカのRadio ICDI復活
 HCJB Globalによると、内戦に巻き込まれて一時閉局していた中央アフリカのRadio ICDIが6週間振りに短波放送を復活した。一時避難してあった放送機材を局の本拠地Boaliに戻し、2基の低出力短波送信機が稼働可能となった。中央 アフリカでは休戦が成立してはいるが、不安定な状態は解消されていない状況である。放送局の再建には30万ドルがかかった。現地時間の5月4日の夜に1時 間の放送が久しぶりに実施された。HCJB Global Technology Centerも1万ドル相当の機材を提供した。米国のGlenn Hauser氏によると、 放送は月−土曜の13:45-20:00及び毎日23:00-06:00に6030kHz、01:00-06:00に3390kHzで行われている筈で、 出力は1kW。以前は3390kHzは出ていなかった。またDXerによって受信されることは大変希であった。(DXLD 1320)

◎AIR Shimlaのwebサイト一新
 インドのJose Jacob氏によると、AIR Shimlaはwebサイト(http://www.airshimla.com)を一新した。新たにストリーミングで放送を受信できるようになった。 webサイトに対する感想はshimla @ air.org.inに送ることができる。(DXLD 1320)

◎「統一のこだま」放送の夏スケジュール
 北朝鮮から韓国に向けた秘密放送「統一のこだま」の夏スケジュールは以下の通りである。
 13:00-15:00 21:00-23:00 07:00-09:00
  周波数は684(三巨)、1080(海州)、6250kHz(平壌)である。(WRTH A-13 update) 684、6250kHzは平壌放送、1080kHzは朝鮮中央放送の送信所です。

◎ニカラグアのpredicador pescador続報
 ドイツのWolfgang Büschel氏によると、ニカラグアから8989kHzUSBで説教を放送している「predicador pescador」について、Puerto Cabezasにある海岸局の送信機から出ている可能性がある。放送は45分間の説教の送信後、5分程度漁船との個別交信があり、その中で「良い漁を」と いうようなメッセージが送信されている。(DXLD 1320)

◎Radio Pakistanインターネット放送開始
 パキスタンのAslam Javaid氏によると、Radio Pakistanはこのほどhttp://radio.gov.pk上ですべての海外向言語のインターネット・ストリーミング放送を開始した。(DXLD 1320) 同局は老朽化した短波送信施設を更新せず、短波放送を廃止する方針であるため、そのための序曲というべきでしょう。

電波以外のすべてのメディアに対応するようになった!



◎Radio Free Sarawak放送中止

 オーストラリアのRob Wagner氏によると、Radio Free Sarawakはマレーシア議会選挙が終了したのを期に5月7日以降一時放送を中止している。同様の局Radio Free Malaysiaも放送を停止している。Radio Free Sarawakは2010年11月に放送を開始し、今年5月3日の「報道の自由の日」には「Free Media Pioneer」賞を受賞した。同局スポークスウーマンのClare Rewcastle Brown女史によれば放送休止は元々予定されていた措置でスタッフを一時休ませるためである。今後また放送を再開する予定であるという。(DXLD 1320)

◎Tatarstan WaveはNovosibirsk/Armavir送信所から
 Tatartstan Waveは今まで使用してきたSamara送信所が閉鎖されたため、A13スケジュールでは送信所を変更して放送している。言語はタタール語及びロシア 語。
 13:10-14:00 15110kHz(Novosibirsk 250kW 85度) 極東向
 15:10-16:00 9690kHz(Novosibirsk 250kW 295度) 中央アジア向
 17:10-18:00 15195kHz(Armaviar 100kW 327度) 欧州向
(DXLD 1320) 上記は予定で、5月下旬現在はSamara送信所から出ているようです。下記記事参照。

◎Samara送信所はまだ送信中?
 ドイツのEike氏によると、ロシアのDXer Alexandr Golovihinは5月24日にSamara送信所の技術部門に連絡を取り、1日3回行われているタタールスタンの海外向短波放送が同日現在 Samara送信所から行われていることを確認した。但し今後のことは秘密にされており、分からなそうである。(DXLDyg 5/24)

◎Radio Tunis短波放送縮小
 チュニジアのRadio Tunisの海外向短波放送はA13では1日2時間のみに縮小された。Sfax送信所より公称出力500kW、放送はアラビア語のみ。
 13:57-14:57 7275 340度 欧州向
 15:57-16:57 7335 265度 北アフリカ向
(DX REMIX NEWS 5/21)

◎WRTH A13アップデートファイル公開
 WRTHではA13スケジュールのupdateファイルをpdf形式で公開した。対象はDRMを含む国際放送及び秘密放送。約80ページで容量は 2MB。http://www.wrth.comよりダウンロード可能。(DXLD 1320)

◎Radio Symbanがサモア語放送
 オーストラリアのIan Baxter氏によると、ここ数週間ギリシア人社会向放送である筈の Radio Symbanはすべての時間サモア語放送を実施している。同局に問い合わせても回答がないが、Radio Symbanの経営者は他のプロジェクトに着手しており、同局に構っている暇がなくなったため、シドニーのサモア系団体に放送免許を譲った模様である。こ の団体のURLや連絡先は目下のところ不明である。(DXLD 1321)

◎Radio Martí用アプリ公開
 米国のOffice of Cuba Broadcasting はキューバ人向にRadio Martíをスマホで受信できるアプリを開発・提供した。iPhone及びAndroidスマホ用である。Radio Martíの提供する音声、映像、写真、テキストにオンデマンドでアクセスでき、また保存しておくこともできる。普及が進んでいるスマホを活用してより身 近にRadio Martíの情報に接してもらうのが目的である。また音声、映像の共有機能も提供し、情報がスマホを通じても拡散するように工夫されている。(DXLD 1321)

◎WRTH A13 CD発行
 世界の短波局のA13スケジュール(国際局、国内局)をバーグラフ表示した「WRTH Bargraph Frequency Guide A13」がCD版で発行された。WRTHのwebサイトhttp://www.wrth.comのみから直接購入することができる。(WRTH)

◎NASB会長にWWCRの Brady Murray氏選出
 5月15-17日にアラバマ州Birminghamで開催されたNASB(National Association of Shortwave Broadcasters:全米短波放送連盟)の年次総会において、WWCRのBrady Murray業務部長が会長に、WRMIのJeff White社長が副会長に選出された。次回2014年の総会はIBBのGreenville送信所で行われることに決まった。(NASB News release 5/22)
 
◎KVOH局近日中に短波放送再開
 NASBは一時非会員となっていたカリフォルニア州 Simi ValleyのKVOH局の復帰を承認した。同局は短波放送を休止していたが、創業者George Otis氏の養子が経営するStrategic Communications Groupに譲渡され、短波送信機を再整備した上メキシコ・キューバにビームを向けて英語・スペイン語による放送をを一ヶ月半以内に再開することにしてい る。(NASB News release 5/22)

◎World Christian Broadcastingのマダガスカル局まだ許可が下りず
 World Christian BroadcastingのCEOである Charles Caudill氏によると、マダガスカルに建設中の短波送信所にはマダガスカル政府からの送信許可が未だに下りておらず、Continental社製 100kW短波送信機はHoustonに留め置かれたままである。7月に総選挙があり、その結果政府が変われば許可が下りる可能性があるという。 (NASB News release 5/22)

◎WYFR経済危機に
  Family Radio(WYFR)は2011年5月21日を持って世界の終焉が来るという代表者Harold Camping氏の意見を放送で流し、更に世界終焉を警告するTシャツやステッカーを全世界に配布した。しかし実際には世界の終焉が来なかったため信用を 失い、それに伴って寄附も大幅に減少した。2007年末に比べて2011年末には資産が1億3500万ドルから2920万ドルと1億ドル以上も目減りした ため、所有するラジオ局66局の内3局を売却する決定を行った。しかし売却までの繋ぎ資金も不足し3000万ドルを借金で調達せざるを得なくなった。引退 したHarold Camping氏の後を次いだ代表者Tom Evans氏はそれでも銀行に充分な資金があるから閉局はしないとしている。(WWDXC TP 1116) 5月いっぱいで中南米向スペイン語、ポルトガル語放送も中止し、台湾中継も大幅に減少するらしいです。

◎北朝鮮VOKがWRNからも中継
 米国のBruce Fisher氏によると、World Radio Network(WRN)が北朝鮮のVoice of Koreaを中継開始した。ただし中継されているのは短波放送を録音したものらしく、衛星回線で中継されている他の放送局と比べて著しく音質が悪い。 (DXLDyg 5/25) インターネット放送はオンデマンド方式によりhttp://www.wrn.org/listeners/#voice-of-korea-north- korea/(英語)で 行われています。

◎VOA Radiogramがイメージ伝送試験
 今まで行われきたMFSKによるテキスト伝送試験に加えてVOA RadiogramはEasyPalのソフトウェアを利用したイメージの伝送試験を実施する。(DXLDyg 5/25)

5月25日17860kHzでイタリアにて受信されたイメージ(韓国の新型特急列車) http://voaradiogram.netより




◎Radio Australia送信管理部廃止 2版追加
 米国のGlenn Hauser氏によると、Radio Australiaの送信管理部(Transmission Management)が6月7日に廃止され、同部あてのメールも同日以降は届かなくなる。以降短波放送に関する問い合わせはGary Baxter氏が個人的に受け付ける。(DXLDyg 5/24)
 Gary Baxter氏宛のE-mailアドレスはbaxter.gary @ abc.net.auまたは電話+612 8333 4623、その他Radio Australiaに関する問い合わせはAnne Milne氏(E-mail:milne.anne @ abc.net.au、電話:+612 8333 1162)に。(WWDXC TP 1118)

◎米国のDXer Don Jenesn氏死去
 米国のRalph Perry氏によると、同国の有名DXer Don Jensen氏が現地時間の5月23日午後ウィスコンシン州Kenoshaの自宅で心臓発作のために急死した。書斎のコンピュータで受信報告やメールの作 成中に倒れた。(DXLDyg 5/23)
 英国のMike Terry氏によると、同氏は1936年生まれで享年77歳であった。DXingを始めたのは1947年で、父親に短波の受信の仕方を教えてもらっったた めという。新聞記者を 務める傍らNSAWAで38年間に渡り活動した他、1964年にはANARC(Association of North American Radio Clubs )を創設してその理事長に就任した。1969年から20年間に渡りDX情報「Numero Uno DX weekly」を発行した。1963年以降数々の雑誌に投稿を行い、一時「Communications World」誌の編集長を務めたこともある。また1999年には「Popular Electronics」誌にDXingに関するコラムを連載した。退職後はウィスコンシン州KenoshaでDXingを続けていた。(DXLDyg  5/30)

◎北朝鮮日本語放送不安定状態続く 
 朝鮮の声の日本語放送は5月下旬現在9650kHz、11865kHzが交互に短時間(5分程度〜30分)停波している。夜間の6070kHzは安定し ている。特に11865kHzは弱い送信と停波を繰り返している状況である。3250kHzの非公式中継波は電波が弱く実用にならないことが多いが、毎晩 21:00を過ぎると急に強くなることがある。電力供給が関連していると思われる。(大阪府 山森健志氏)




出展略称 

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