月刊短波2015 年7月号(第5版)
編集 赤林隆仁  時間 JST



◎ International Radio Serbia7月31日限りで完全廃止 5版追加
 
7月1日で廃止予定であったInternational Radio Serbiaは最後の放送に当たる筈であった7月1日04:30の放送で、廃止を1ヵ月延期すると発表した。(Ivo Observer 7/1) 
 セルビア政府はInternational Radio Serbiaを7月31日限りで廃止することを決定した。これは組織自体の廃止であり、短波放送のみならず、インターネット放送・衛星放送も同時に廃止さ れる。ユーゴスラビアの時代から79年間継続され、最盛期には12カ国語で放送されていた同局もいよいよ幕を閉じることになる。(Ivo Observer 7/22) 日本での受信チャンスは03:00-05:00の間に6100kHzで行われる放送(03:00 ロシア語、03:30 英語、04:00 スペイン語、04:30 セルビア語)です。

◎Swedish DX Federationが特別送信実施  
5版新規
 Sweden DX FederationのChrister Brunström氏によると、同クラブは来る7月25日・26日に特別放送を実施する。スケジュールは以下の通り。
 7/25(土) 21:00-22:00 7430
  7/26(日) 19:00-20:00 9405 (再放送)
 番組ではコロンビア音楽や同国のRadio Neivaの受信音が流される予定。スウェーデンのSala送信所より10kWで行われる。受信報告はqsl @ sdxf.seに送付すること。E-QSLではなく、正式のQSLカードが発行される。(Arctic Radio Club 7/15)

◎Al Jazeera音声短波放送  3版追加 
5版追加
 英国のChris Greenway氏によると、Al Jazeera TVの音声がBABCOCK社のDhabayya送信所より短波で中継されている。多分ターゲットはイエメンであろう。同国では内戦で電力供給が行われな くなリ多数の家庭でTV受像が不可能になっている。ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、6月12日からは05:00-08:00に5940kHz(Dhabayya送信所、250kW、255度)で行われている。 (WWDXC TP 1211) 
  7月5日以降スケジュールが変更・拡張され次のように放送されている。送信所はBABCOK、言語はアラビア語。
 日~木曜 21:00-23:00 11835 Dhabbaya 250kW 225度
 月~金曜 03:00-04:30 17680 Woofferton 250kW 114度
(Bulgarian DX Blog 7/8)
  放送は7月9日限りで停止された模様である。(DX RE MIX NEWS #919)

◎IRIB日本語放送7月5日より朝の周波数変更 3版新規
 
イランIRIBは7月5日より朝の日本語再放送(
05:50-06:50)の周波 数を変更した。旧周波数11865、9655KHzより新周波数11695、9765kHzとなった。受信状態は良好である。従来の周波数では 11865、9650kHzの「朝鮮の声」日本語放送との混信でまともに聞こえなかった。 (滋賀県 居松重和氏) 6月27日にHFCCに届出した周波数は11880kHzだったそうで、直前に再度変更されたのでしょう。

◎RRI-Meraukeラマダンで復活!
3 版新規
 米国のRon Howard氏によると、氏はラマダンにRRI-Meraukeが復活すると予想していたところ見事に的中し6月26日の20:00過ぎに3905kHz で復活しているのが確認された。21:00にはJakartaからのニュースがある(このニュースは他のRRIローカル局Palangkaraya 3325kHz、Wamena 4870kHzでも聞こえる)。なおRRI-Ternate(3345kHz)は今回復活しなかった。(DXLD 1526)

◎パプアニューギニアNBCが「Pacific Games 2015」短波特別放送 ~2016年には短波復活も!
 2版新規 
3版追加 4版追加   5版追加
 パプアニューギニアのNational Broadcasting Corporation(NBC)の本局らしき局が新周波数6075kHzで出ているのが秋田のDXerによって発見された。19:20頃から良好に入るが21:00頃以降は6070kHz(朝鮮の声)のサイドが混信する。Port Moresbyの585kHz及び90.7MHzを中継している。(NDXC 長谷川清一氏)
 7月4日(一部競技は7月3日から)~18日にPort Moresbyで開催される「Pacific Games 2015」の特別短波送信である。この大会ではNBCが公式ホスト放送局となっているために番組内でもしばしばプローモーションアナウンスが出る。オース トラリアのRob Wagner氏が7月2日午後の放送で聞き取ったところによると、スケジュールは次の通り。但し7月3日現在07:00-19:00の放送は11:51ま でが12025kHz(名古屋のDXerが確認)、13:15頃に9680kHz(オーストラリアのDXerが確認)出ており同時には確認されていない。
  04:00-07:00 6075
   07:00-19:00 9860 12025
  19:00-23:00 6075
 Pacific Games 2015の期間中しか出ないものと思われるが、送信地はオーストラリアで衛星回線で中継しているとのこと。(NDXC 長谷川清一氏)
  この送信はオーストラリアのBrandon送信所からで、以下の出力・方向で行われる。
 04:00-07:00 6075 20kW 10度 太平洋北部向
 07:00-19:00 9860 20kW 10度 太平洋北部向
 07:00-19:00 12025 20kW 80度 太平洋東部向
 19:00-23:00 6075 20kW 10度 太平洋北部向
 6075kHzには旧Radio Australia用5995/6080kHzの設備が、9860kHzには同9660kHzの設備が、12025kHzには12080kHzの設備が使 用される。(Ivo Observer 7/4)
  7月8日にHFCCリストが更新され、この送信が正式に登録されていることを確認した。送信出力は25kWとされており、アンテナはAHR(S)2/2 /0.3のマルチカーテンアンテナとなっている。また予備周波数として5995、9660kHzも登録されている。今年1月に閉鎖されたBrandon送 信所をこの放送のために再稼働させたことになる。(NDXC 長谷川清一氏)
 米国のRalph Perry氏がNBCより受け取った情報によると、パプアニューギニアが「Pacific Games」のホスト国になるのは1969年と1991年に続いて今回が3回目である。今回の短波特別放送はBroadcast Australiaの施設を利用しTownsville近くの(Brandon)送信所から行われている。しかしこれは参加国に競技の情報を伝えるための 臨時的な措置である。NBCは現在新しい短波送信機を調達しており、2016年初めには稼働させる予定である。(WWDXC TP 1214)
 7月6日の夕方に9860kHzで実際に放送を聴いたところ、基本的には「2015 Pacific Games」関連の放送内容で、各種目の試合結果、メダル獲得数等のニュースの他に、ポートモレスビーの交通渋滞情報や、地域のマグロ 漁、天気予報等の国内ニュースも報道されていた。なお途中でバスケットボール会場からの中継にトラブルが発生したり、全く放送が中断したりしていた。(千 葉県 水池隆男)
 大阪府の影山敦氏がNBCのExecutive DirectorであるAllen Arifeae氏より7月20日に受け取ったE-mailによると、Brandonからの短波送信は更に3日継続された後に終了するとのこと。この短波送 信はパプアニューギニア全体に「Pacific Games」の情報を伝えるためのものである。結構費用もかかるため、Brandonからの短波放送をずっと維持して行くことは予算上無理である。NBC は独自の送信機を購入して、4890及び9675kHzで短波放送を復活させる計画で、2016年には実現しそうである。(DXLDyg 7/20) パプアニューギニア初の「海外放送」ですね! パプアニューギニアは一時短波放送を廃止してFM化すると宣言していましたが、不可能なことが分かり、今後 は短波復活の方向に行くようです。
これが短波復活のきっかけになるようだ!



◎Nigerian Armed Forces Radioが試験放送開始 3 版追加 4版追加 5版追加
 Nigerian Armed Forces Radioが6月30日より1週間の予定で試験送信を開始した。スケジュールは次の通りである。WRMIの仲介で、送信所はTDFのIssoudun送信 所、出力250kW、170度。
 15:00-16:00 11825 13775
(Bulgarian DX Blog 6/27) 
  同試験放送は中止の通知があるまでは7月中旬以降 も継続して実施される。(DX REMIX NEWS #918) 
 WRMIのJeff White社長によると、WRMIはこの局の受信報告に対してQSLカードを発行する。但し通常のWRMIのQSLカードに送信所(Issoudun)を 記入したもので、Nigerian Armed Forces Radioという記述は行わない。現時点で直接ナイジェリアからQSLが発行されるとは考え辛い。(DXLD 1527)
 スペインのJose M. Romero氏によればのこの放送は英語及びハウサ語で行われ、ターゲットエリアはナイジェリア及びアフリカ中・西・南部である。放送内容は伝統的なナイ ジェリアの軍楽、軍幹部からの指示命令等である。国民に軍の役割を認識させるために独自の放送を持つことは軍が長年要望してきたことであった。軍は以前か らRadio Nigeriaでも「軍便り(Armed Forces Calling)」、「兵舎から(Barrack Request)」という番組を放送してきた。(WWDXC TP 1214) ナイジェリア軍向の放送で5月22日に大統領出席のもと設立式を行いました。同日よりAbuja市内で107.7MHzでFM放送を行ってい ましたが、いよいよ短波にも出てきた模様です。所在地はAbujaのMogadish Cantonment。近くにある国営のAbuja送信所を使用しないのが不思議ですね!
 
◎Radio Dandal Kuraスケジュールを拡張 
2 版新規

 
米国国際開発庁のナイジェリア向短波放送Radio Dandal Kuraは7月1日よりスケジュールを拡張した。新スケジュールは以下の通り。言語はKanuri語。
 14:00-16:00 7415 Ascension送信所 250kW 55度
 16:00-17:00 15480 Woofferton送信所 300kW 165度
 03:00-06:00 11830 Ascension送信所 250kW 65度
(Bulgarian DX Blog 7/2) イスラム過激派対策の短波局です。日本時間で朝になる11830kHzは超強力です。同局のURLはhttp: //www.dandalkura.com、E-mailはdandalkuraradio @ gmail.comです。

◎Scandinavian Weekend Radioが放送開始15周年記念特別放送  2版新規
 Scandinavian Weekend Radioは7月3日06:00~7月5日06:00に放送開始15周年記念特別放送をノンストップで行う。出力は100W、欧州向けフィンランド語であ る。スケジュールは以下の通り。
 06:00-07:00 6170 11720
 07:00-09:00 6170 11690
  09:00-14:00 6170 11690
  14:00-16:00 5980 11690
  16:00-17:00 5980 11720または11690
  17:00-22:00 6170 11720
  22:00-23:00 6170 11690または11720
  23:00-01:00 5980 11690または11720
  01:00-03:00 5980 11720または11690
  03:00-06:00 6170 11690
(Bulgarian DX Blog 7/3)

◎ERTが6月11日正式に再発足
 
英国のDave Kenny氏によると、ギリシアのERT(Ελληνική Ραδιοφωνία Τηλεόραση) は政府による解散から2年を経て6月11日に正式に再発足した。それに伴い従来「ERT Open」という局名で放送されてきた短波放送の「ERT」という名称に戻っている。URLの正式に復活しhttp://program.ert.gr /radio上には7系統のラジオ放送が登録されている。海外向放送Voice of Greece(Η Φωνή της Ελλάδας)も正式に復活し、URLはhttp://www.ert.gr/i-foni-tis- elladas/である。
 米国のChristos Rigas氏によると、Avlisの短波送信所はスクラップになる予定であったが、Athens局とThessaloniki局の旧ERT従業員が守り抜 き、短波放送を継続したため、そのまま復活出来ることとなった。
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると6月11日現在短波で受信出来たのは14:50からの9420kHzのみで、9935、11645、15630、15650kHz の放送はなかった。(WWDXC TP 1211)
  オーストラリアのRob Wagner氏によると、7450kHzで9420kHzと異なった番組を流しているのが05:30頃受信された。7450kHzはB14シーズンを含め 長い間使用されていなかった。片方はThessaloniki局の番組か?ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、Avlis送信所にある3基の短波送信機の内正常に稼働しているのは1基のみで、第2基目は現在11645、15630、 15650kHzの電波が出せない状況である、また第3基目は9935/11645kHz用だが故障している模様である。(DXLD 1523)
  6月20日の16:15-22:50に9935kHzで放送が出たが、信号が途切れ途切れであった。更に11645kHzでも信号が出た。(ブルガリア Ivo Ivanov氏) これから本格的に復活してきそうです。

Voice of Greeceのロゴ




◎Radio Free Sarawak短波放送復活
 
NDXCの長谷川清一氏によると、マレイシアの秘密局Radio Free Sarawakが6月26日より短波放送を復活した。時間は19:30-21:00で周波数は15245kHz、放送は毎日で、イバン語である。なお同局 は短波を停止する前は同じ15245kHz(125kW、222度)でPalau送信所から出ていた。(DX REMIX NEWS #916)

◎中国Chicomがジャミング用送信所の存在 を認める ~延吉に設置
 
英国の Alan Davis氏によると、中国の通信会社「中国電信」(China Telecom、略称Chicom)は吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉に新設した1188kHzと1566kHzの25kW送信機がジャミング用であること を正式に認めた。通常はジャミング用送信機は「実験機」と表示されるが、「干渉機」と表示されジャミング用であることが判明した。オンライン上に掲載され た同社の技術誌「科技風」2015年第4号(http://wuxizazhi.cnki.net/Search /KJFT201504118.html、但しアクセスするとウィルスに感染するので注意)上に張水明(Zhang Ziming)氏による次のような記載がある。
 延吉の中波送信所は同市依蘭鎮興安村にあった。しかし延吉の市街地の拡張に伴い、周囲が高層ビルに囲まれてしまい、発射した電波が建物に反射して送信効 率が低下したため郊外に送信所を移転することになった。移転先は竜井東盛湧鎮南沟村で、2009年より建設が開始された。移転に伴い送信機も更新され、4 系統の放送が行えるように4基設置された。第1送信機は米国Harris社製200kW送信機DX200で1206kHzの延吉廣播電台朝鮮語放送用であ る。第2~4送信機は上海明珠社製25kW送信機TSD-25で、周波数はそれぞれ1053、1188、1566kHzである。1053kHz用は延吉廣 播電台中国語放送用である。1188kHz用及び1566kHz用は「干渉機」(ジャミング)として使用される。(DXLD 1522) 中国語の訳は赤林によるものです。1188kHzはHLKX、1566kHzはHLAZと何れも極東放送の妨害用ですね。


中 国電信のモットーは「世界触手可及」(世界にアクセスする)



◎WRTH Update発行
 World TV Handbookは6月25日、国際放送及び国内放送のアップデート版を発行した。国際放送は「WRTH2015 International Supplement 2(A15 Schedules)」(78ページ)と「WRTH A15 Schedule Update」(4ページ)がpdf形式で、国内放送はhtml形式で提供される。無料でhttp://www.wrth.comよりダウンロードでき る。(赤林)

◎ サヘル地域向Manara Radio開始
 
サヘル地域(サハラ砂漠南部)向放送Manara Radioが6月11日より開始された。ハウサ語で「manara」とは「灯台」の意味。同地域向にサラフィズムの番組を放送している。ブローカーは米国WRMI のJeff White氏。ブルガリアのIvo Ivanov氏によるとスケジュールは以下の通り。送信所はIssoudun、出力250kW、170度。放送はハウサ語である。同局は衛星放送も行うイ スラム宗教放送局である。
 16:30-17:30 15440
  01:00-02:00 17665
(WWDXC TP 1211) 
 同局のURLはhttp://facebook.com/ManaraRadio、E-mailはManaratv1 @ gmail.comである。(WRTH Update 6/25) ナイジェリアの「Pulse」誌6月12日号によれば、イスラムの正しい教えを広めるために同国のAbujaに設立された宗教放送団体で、ラジオ及びTV の番組を制作・放送するとのことです。母体はJama’atu Izalatul Bidah Wa Iqamatis Sunnah (JIBWIS)という団体で、配下のモスクからの寄付で運営費用を賄うとのことです。

同局のスタジオ(「Pulse」より)



◎アゼルバイジャン政府RFE/RLを徹底的に弾圧

 
ドイツのHansjoerg Biener氏によると、アゼルバイジャン政府は昨年12月にBakuもあるRFE/RLの事務所を急襲し、書類を押収、機器を没収して、強制的に事務所 閉鎖した。またRFE/RLの職員、その家族、関係者は逮捕されたり行方不明になった者もいる。米国政府は「法律に基づかない措置」として抗議した が、事態は改善していない。またRFE/RLにニュースを提供していたジャーナリストのKhadija Ismayilova氏も昨年12月突如逮捕され、そのまま獄中につながれている。RFE/RLでは衛星放送とインターネットを使用してアゼルバイジャン 向のメディア提供を継続するとしている。(DXLD 1521)

◎Alpha Lima Internationalの主催者死亡
 ドイツのUwe Sennewald氏によると、短波海賊局Alpha Lima Internationalの主催者であるオランダ人Alfred Zoer氏が5月中旬の死去した。46歳であった。 (DXLD 1521)

◎Hambourg Local Radio関係のスケジュール
 Tom Taylor氏によると、Hambourg Local Radioの(HLR)スケジュールは以下の通りである。
 毎週土曜日・水曜日 15:00-17:00 7265 17:00-20:00 6190 20:00-00:00 7265
 またHLRの送信機を借りて出ているRadio Gloria International(RGI)は第4日曜日(5/24、6/28、7/26、8/23、9/27、10/25)に以下のスケジュールで放送を行 う。
 15:00-16:00 9485  16:00-17:00 7265  17:00-18:00 9485  18:00-19:00 7310  21:00-22:00 6005
 但し6月、7月には7265、9485kHzでの送信は行わない。放送は一部インターネットのストリーミングでも流される。 18:00-19:00、21:00-22:00の放送はhttp://shortwaveservice.comで、また再放送は翌日の 00:00-01:00にhttp://coloradio.org及びhttp://laut.fm/jukebox上でも流される。RGIへの受信報 告はradiogloria @ aol.comへ、URLはhttp://radiogloria.de.vu。なおhttp://laut.fm/jukebox上ではこの種の欧州局 のストリーミングを数多く行っている。(DXLD 1521)

◎KTWRドルフィン台風で被害
 
ドイツのHansjoerg Biener氏によると、5月15日Guam島にドルフィン台風(台風7号)が襲来し、通信や電力が不通となった。KTWRの送信所の電力供給も断たれた ため、自家発電に切替て運用せざるを得なかった。また台風は第1アンテナ鉄塔をもぎ取って行ったため、他のアンテナの方向を切り替えて通常の送信を維持し た。台風の被害は第2Aアンテナにも及んだがこちらは使用可能であった。第1アンテナの鉄塔は再建が必要となった。そのための地元のボランティアを募り再 建作業を行った。厳しい暑さの中で作業には一週間以上かかったが立て直すことができた。(DXLD 1521)

◎Radio Verdad一時送信停止
 
Radio Verdadの社長Édgar Amílcar Madrid氏によると、送信機の故障でRadio Verdadは一時送信を停止している。カナダから技術者のRalph Borthwick氏が来て送信機の修理を行うことになっている。(DXLD 1521)
 Radio Verdadの送信停止は5日のみで、5月28日に同局は4055kHzで放送を再開した。米国のDave Valko氏によると、送信再開は同日の19:00であった。http://www.radioverdad.org/programaciónに番組表 が掲載されているが、実態とは異なっている。(DXLD 1522)
  Édgar Amílcar Madrid氏によると、カナダからRalph Borthwick氏が到着して送信機の修理を行い復旧させた。現在出力800Wで安定して出ている。(WWDXC TP 1211)

◎手紙が届かなくなったGlobal24
 
5月に至りWRTH2015に記載されているGloba24のアドレス(フロリダ 州Hollywood)に手紙を送っても「転居先不明」で送り返されて来る。同局はHP(http://global24radio.com)上で現在 も$3.00同封の上受信報告をこのアドレスに送るように記載している。(DXLD 1521) DXerの送った$3.00は「持ち逃げ」?

◎HFCC会議今年はBrisbaneで開催
 
ARDXC News Magazine#581によると、今年のHFCC調整会議は8月24-26日にオーストラリアのBrisbaneで開催される。Brisbane開催は WRMI社長のJeff White氏の推奨によるものである。(WWDXC TP 1210)

◎Radio Cultural de
Cuiabaが Gazetta通信グループに配下に
 
ブラジルのDaniel Wyllyans氏によると、CuiabaにあるRadio Cultura de Cuiaba MTは8ヵ月に及ぶ交渉の末Grupo Gazeta de Comunicacaoに買収されることになった。買収後はマトグロッソ地方向等に短波の5015kHzを維持するとともに、キリスト教番組を中波の 710kHzで放送することになっている。同局のURLはhttp://www.radioculturadecuiaba.com.brである。 (WWDXC TP 1210)

◎ブラジル初のDRM短波局誕生
 
ブラジルのJardel Martins氏によると、同国のEBCは同国初の短波DRM送信を5月28日より開始した。周波数は9755kHz、出力は130W。信号はブラジル全 土で良好に受信された。780km離れたSao Paulo州のLimeriaではブラジルのDRM推進団体「DRM-Brasil」のメンバーであるClaudio del Bianco氏が受信し、番組で流されていた「Radio Nacional da Amazonia」の放送がデジタル音質であることを確認した。今回の放送は試験放送で、必要な機材やソフトウェアは「DRM-Brasil」より提供さ れた。アンテナは南北に指向性のあるゲイン16dBのものが使用された。試験放送は6月1日以降も実施される。(WWDXC TP 1210)

◎Denge KurdistanのA15スケジュール変更
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Denge KurdistanのA15スケジュールが6月15日より再変更された。基本的には旧周波数11510kHzが11600kHzに変更された。新しいスケ ジュールは以下の通り。放送はクルド語。
 12:00-14:00 11600 Issoudun送信所 250kW 90度
 14:00-22:00 11600 Grigoripol送信所 300kW 116度 
 22:00-02:00 11600 Kostinbrod送信所 100kW 90度
 02:00-04:00 11600 Issoudun送信所 250kW 90度
(WWDXC TP 1212) 送信所が変わっても間断なく同じ周波数で出るのが特徴です。

◎キューバQuivican Bejucal送信所より90mbの発射試験
 
英国のAlan Pennington氏がRHCのDXers Unlimited(Arnie Coro氏担当)で聴いたところによれば、キューバにソビエトが50年年前に設置したQuivican Bejucal送信所より90mbの試験電波を出す予定である。既に90mb用のダイポールアンテナが整備され、3350kHzまたは3365kHz、出 力50kW(旧ソ連製の当時の送信機が使用されると思われる)で電波が発射される。(WWDXC TP 1210)

◎HCJB-Germanyに新送信機到着
 
ドイツのStephan Schaa氏によると、HCJB-Germanyに7365kHz用の新送信機が到着した。ソフトウェアの変更等の作業の後に試験送信を行ったが、まだ問 題があり正常に稼働する状態にはなっていない。なお現在のHCJB-Germanyは毎日19:00-23:00に放送しており、23:00以降は Ichtys Radioの放送となっている。(WWDXC TP 1210)

◎TWR-Manzini局のその後
 
ドイツのHansjoerg Biener氏によると、スワジランドにあるTWR-Manzini局は4月19日夜に嵐で送信棟、アンテナフィーダー、カーテンアンテナに大きな被害を 受けた。直後から保守を行っているMormond Electrica社の職員が休日返上で復旧作業に当った。また南アフリカのTWR-Africaからもスタッフが駆けつけて復旧作業に加わった。被災後 1ヵ月を経たが、送信棟の屋根はまだ復旧していない。更にアンテナフィダーは一部がリークしている上に接地もうまく行かない状況が続いている。従って送信 棟内の環境回復には更に時間がかかる。TWR-Africaでは復旧費用として寄付を呼びかけている。(WWDXC TP 1210)

◎BBGの新たな改組案
 
ドイツのHansjoerg Biener氏によると、米国上院外交委員会は5月14日、Broadcasting Board of Governors(BBG)を新たな2組織に改組する案を提出した。それによると、BBGを2分割し、現在のVOA及びTV/Radio Martiは新組織「US Internationally Communications Agency」配下に、またRFE/RL、RFA、中東放送ネットワーク(Radio Sawa等)は新組織「Freedom News Network」の配下とする。「宣伝放送の費用増加に歯止めをかけ、官僚組織肥大化による非効率を改善する」目的と言われている。 (WWDXC TP 1210)

◎Vanuatuが減力送信中
 
米国のPaul B Walker Jr, 氏によると、Vanuatu Broadcasting & Television CorporationのWarren Robert氏は、同局の短波放送が現在1.5~2kWに減力して放送していると語った。同局の送信機を制作したEnergy Onix社が送信機ビジネスから撤退したために、送信機が故障した場合に修理不能な状況となった。同国の高温多湿状態の中で少しでも送信機を長持ちさせる ために出力を落として運用せざるを得ないという理由である。現在のスケジュールは以下の通りである。
 03:30-08:30 14:30-21:15 3945
  06:30-15:30 7260
(WWDXC TP 1210)

◎ブラジルの脱AM化進展は足踏み?
 
2013年12月ブラジル政府は低出力のAM放送を皮切りに、中出力、高出力の AM局も順次FM化する方針を打ち出した。この方針の中にはデジタル化の方向は含まれていないので、疑問を持つ放送局もあったと言われる。それでも 2014年には約80%のAM局がFM化計画に参加する意向を示した。FM化に際して政府は、TVのアナログ放送用に使用されているチャンネルA6とA5 を廃止して、現在の88-108MHzのFMバンドを79-108MHZに拡張することにした。北リオグランデ州にある8つの小電力AM局はいち早くFM 化の申請を政府に提出しているが、ブラジル政府はまだFM化計画について予算化を行っておらず、足踏み状態である。またブラジルの公営局であるEBCは5 つのAM局を有しているがFM化計画に参加しておらず、むしろDRM化を目指している。(DXLD 1522)

◎BBC東地中海中継局からの中波中継の一部を廃止
 
英国のDave Kenny氏によると、BBC World Serviceはキプロスの東地中海中継局から行っていた中波1323kHzによる中東向中波放送(英語)を4月24日に廃止した。同中継局から行われて いる中東向アラビア語放送(12:00-16:00 02:00-06:00 639 720kHz)は継続される。(DXLD 1522)

◎8月にEuro Radioが誕生
 
英国のMike Terry氏によれば、新たな短波局Euro Radioが来る8月1日に誕生し、6205kHzで放送を開始する。この局からは誰でも一定の料金を支払えば欧州の聴取者向けに番組を放送できる。放送 料金は欧州最低で、多くの放送時間を買えば更に割引になる特典もある。希望者はeuroradio @ gmx.comに連絡する。放送は短波のみでインターネット上でのストリーミング放送は行わない。「短波ラジオで6205kHzに合わせれば欧州のどこで も聞こえる」というシンプルなコンセプトで放送を行う予定。URLはhttps://www.facebook.com/euroradio6205。 (DXLD 1522) どこから、どれ位の出力で放送するのでしょうか?




◎ケルンのDW旧本部ビルは爆破解体に

 ドイツのKai Ludwig氏によると、2003年まで使用されていたケルンのDeutche Welle旧本部ビルが2016年の第二四半期に爆破解体されることが決まった。跡地には750戸の住宅が建設されることになっている。但し旧本部ビルは 市街地にあるため、周囲への影響を懸念する声もある。例えば35m離れたところにはDeutchelandradioのビルがある。(DXLD 1522) まだ使えそうなビルですがね。

DW旧本部ビル(Kölner StadtgeschichteのHPより)

 

◎Shannon Aeradioの夏スケジュール

 
英国のAlan Pennington氏によると、アイルランドのVolmet局Shannon Aeradioは夏スケジュール(4/1~10/31)では以下の様に放送しているモードはUSB。
 19:00-07:00 5505 8957 13264
  07:00-19:00 3413 5505 8957
  放送内容は航空機の運航に影響を与える気象現象に関する警報、空港天気予報、空港気象現況で、30分おきにアップデートされる。URLはhttps: //www.iaa.ie/NAC。
 QSLカードを発行しており、https://www.iaa.ie/NAC_reception_reportより受信報告を送付できる。(DXLD 1522)

◎パキスタンの短波は実質送信機1台のみ
 
英国のDave Kenny氏によると、現在Radio Pakistanでまともに稼働している短波送信機は1台のみの模様である。現在まともに受信出来るのは17:30-20:05 15320kHzのウルドー語放送のみである(20:00には英語ニュースがある)。22:30-00:30には15485kHzでウルドー語放送がある が、音が歪んでおり、バックグラウンドに雑音が出ており、更に時々送信が途絶える状況である。パラレルの周波数は一切受信出来ない。Islamabad送 信所の送信機劣化が進んでいる模様で15485kHz用の送信機は出力を250kWから50kWに落として放送しているものと推測される。(DXLD 1522)

◎ロシアのVolmet局情報
 
英国のMichael L Ford氏は、ロシア・モスクワのSheremetievo Volmetの放送を10090kHzUSBで04:18に受信した。放送は英語であった。(DXLD 1522)

◎4900kHzの乱数局に「希望のこだま」の信号が載っている!
 
4900kHzで韓国から行われている北朝鮮向乱数放送がキャリアのみを送出している時に、別の周波数で行われている「希望のこだま」放送の音声が弱く載っているのを5月9日の14:50頃確認した。その模様は https://www.youtube.com/watch?v=vYsNpVjUnHw、https://www.youtube.com /watch?v=RuiMQiLfz9Qにアップロードされている。この事実から乱数放送の送信所と 「希望のこだま」放送の送信所は同一の敷地内にあることが推測される。(韓国 Cho Sungchul氏) 「希望のこだま」放送の送信所は華城市正南面鉢山里にあります。短波用・中波用の送信アンテナが増設されているので、可能性は大だと思われます。

◎Austrian DX BoardがRadio Tirana受信に特別QSL発行
 
オーストリアのDXクラブであるAustrian DX Board(ADXB、会員数150名)はRadio Tiranaのドイツ語部門と共同して2015年9-11月間のRadio Tiranaに対する受信報告に特別QSLカードを発行する。発行条件は以下の通り。
 ①QSLカードは1周波数について1枚のみ発行される。
 ②受信言語はアルバニア語以外ならばドイツ語でなくても良い。
 ③アルバニアから直接送信された短波・中波のみを対象とする。
 ④受信報告の送り先は; ADXB - Austrian DX Board, Harald Suess, P.O. Box 1000, A-1081 Vienna, Austria
  ⑤返信料として€2またはUS$2またはIRC2枚を同封する。
 ⑥受信期日はUTCで2015年9月1日-11月30日であること。
 なお抽選でアルバニアみやげを進呈する。当選者は12月にweb(http://www.adxb-oe.org)上で発表される。
 ドイツ語で受信報告を送る場合には、ドイツにあるリスナーズクラブに送付しても可。宛先はRadio Tirana Hoererklub, Werner Schubert, Poststrasse 8/1, D-85567 Grafing, Germany。
 Radio TiranaのA15スケジュールは以下の通りである。放送は火曜~日曜日のみ。短波はShijak送信所(100kW)、中波はFllaka送信所 (500kW)。
 ドイツ語 04:30-05:00 7465
  英語 05:00-05:30 7465   10:30-11:00 9850
  フランス語 02:30-03:00 7465
  イタリア語  02:00-02:30  7465
  セルビア語 05:15-05:30  1458
  トルコ語 03:30-04:00 1458
  ギリシア語 00::30-01:00 1458
(WWDXC TP 1211) ADXBが特別QSLを出すとは短波の廃止が近い可能性もあります。

◎IBBがMedia Broadcast社からの送信をほとんどキャンセル
 米国IBBは6月1日よりドイツMedia Broadcast社からの送信をほぼすべてキャンセルし、英国BABCOCK社の送信所に切り替えた。Media Broadcast社送信で唯一残ったのは02:00-03:00に9780kHz(Lampertheim送信所、100kW、108度)で行われてい るDeewa Radio(アフガニスタン・パキスタン国境向パシュト語)のみである。(WWDXC TP 1211)

◎BBC Ascension中継局日曜日は無送信に
 
米国のEike Bierwirth氏によると、BBCのAscension中継局は6月7日よりUTCの日曜日は無送信状態となった。それに伴いUTCの日曜日のみ以下 の送信所変更が生じた。
 12015 17:00-19:00 R Japan 日本語 →Greenville
 17640 21:00-21:30 BBC フランス語 →Dhabayya
  17640 01:00-02:00 BBC フランス語 → Wofferton
  17780 23:00-23:30 BBC ハウサ語 → Dhabayya
  17830 01:00-02:00 BBC 英語 → Wofferton
  21630 21:00-21:30 BBC フランス語 → Dhabayya
  21630 23:00-23:30 BBC ハウサ語 → Dhabayya
 これに伴い他のスケジュールにも若干の変更が生じた。例えば14:00-16:00 15790kHzのBBCアラビア語放送は火・水がDhabayya中継、他の日はA'Seela中継となった。(WWDXC TP 1211)

◎End Times Coming周波数変更
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、米国の宗教放送団体による「End Times Coming」は6月15日より周波数を変更した。従来は毎日11600、5900kHzであった。
  放送は月曜日のみとなり03:00-03:30 12075kHz(Kostinbrod送信所、100kW、306度)、欧州西部向英語。
(WWDXC TP 1211)


◎SIBCが通常放送終了後Wantok FMを中継

 
米国のRon Howard氏によると、Solomon Island Broadcasting Corporation(SIBC)は5020kHzでHoniaraの「Wantok FM 96.3MHz」oを毎日21:00過ぎより中継している。21:00に国歌が流れた後Wantok FMの放送に切り替わり23:00過ぎまで受信できる。この間Wantok FMのID(局名と周波数FM96.3MHz)が出る。(WWDXC TP 1211)
  7月1日~2日早朝にかけてはWantok FMではなくソロモン近海に発生したサイクロン"Raquel"に関するワーニング情報番組をピジン語で特番として終夜放送していた。アナウンス は"Solomon Isl. National Radio","Radio Happy Isl."と出ており中波・短波のRadio Happy Isl.の延長放送の模様である。(NDXC 長谷川清一氏)


◎Gold CoastのStation XがSydneyの短波送信所を買収
 
オーストラリアJohn Wright氏によると、同国のGold Coastに本拠地を置くコミュニティ局「Station X」がSydneyでCraing Allen氏が運営していた短波送信所(Vintage FM 3210kHz、他に5045kHz)を買収した。1994年に95.7MHzで「Hot FM」の放送を開始した団体のから引き継いだプロジェクトである。当初は自由な民間放送の設立を目指していたが、後にコミュニティラジオ放送を目指す方針 に転換され、1998年からStation Xの名称を使用し102.9MHzで2001年まで放送を行っていた。放送を継続しなかったのは政府から全日放送可能な免許が与えられなかったためであ る。(DXLD 1523) コミュニティ短波局の免許は他にも与えられている模様ですが実際に始まるかどうかに注目したいものです。

◎チリのUT局と海賊局が短波でサッカー中継
 
米国のBruce Churchill氏によると、2015年Copa Americaサッカートーナメントでチリが出場する試合がチリから短波で中継されている。SantiagoのRadio Cooperativaで放送される実況中継は海岸局Valparaiso Radioにより12365kHzUSBで中継されている。6月16日のメキシコーチリ戦の模様は09:00頃から中継された。Radio Coopertivaの放送予定はhttp://www.cooperativa.cl、また最新の試合スケジュールはhttp: //copamerica2015.cooperativa.cl上に掲載されるのでこれを参考に受信を行うと良い。(WWDXC TP 1212)またウルグアイのHoracio Nigro氏によると、チリの海賊局RCW (Radio Compañía Worldwide)も同時刻に7550kHzで独自のサッカー中継を行っていた。同局のURLは http://rcwradio.listen2myradio.com/。(DXLD 1524)

◎インドDelhi局DRMを止めてAMに
 
インドのJose Jacob氏によると、Delhiから行われていた以下の短波DRM放送は「技術上の理由で」AM放送になっている。
 10:30-11:30 11715 ネパール語
 12:15-14:30 17715 ヒンズー語・グジャラティ語
 18:00-21:00 6100 Vividh Bharati
  22:00-24:00 15050 シンハラ語
 01:15-02:15 15140 ロシア語
 02:45-07:30 9950 英語・ヒンズー語
 07:45-09:45 11645 英語
(WWDXC TP 1212)


◎Radio Kashmirに300kW中波送信機新設
 
英国のAlan Pennington氏によると、Radio KashmirのJammu局に300kWの新型中波送信機が導入され、記念の式典が行われた。今まで使用されていたBrown Boveri社製の300kW送信機(1990年3月22日運用開始)と置き換える。周波数は990kHz。新送信機からはDRM放送を行う事も可能。こ れによりカバー範囲は常時半径90-100kmとなり、場所によっては60kmも改善される。(WWDXC TP 1212)

◎Radio Sadaye ZindagiがBishkek送信所より
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Trans World Radioのアフガン向放送Radio Sadaye Zindagiが00:00-03:00にBishkek送信所より5130kHz(100kW、無指向性)で放送している。言語はパシュト語・ダリ語 である。(DXLD 1524)

◎「Broadcasting in Russian」第18版発行
 
ロシアSt.Petersburg DX ClubのAlexander Beryozkin氏によると、第18版の「Broadcasting in Russian」が同クラブより発行された。全世界でロシア語放送を行っている放送局の周波数、スケジュール、送信所、出力、サービスエリア、宛先、電話 番号、URL、E-mailアドレス、QSL情報を記述したものである。A5版56ページで、価格は送料共で€7またはUS$8。Alexander Beryozkin, P.O.Box 463, St. Petersburg, 190000, Russiaに送信・注文するか、Paypalでdxspb @ nrec.spb.ruに送金する。(DXLD 1524)

◎Radio Assean/Eritrean Forum
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Issoudun送信所よりAlyx&Yeyi社仲介のエリトレア秘密局が同じ周波数を共 有して出ている。周波数は15245kHz、出力250kW、130度。
 Radio Assenna  火・金・日 02:00-03:00  ティグリナ語
 Eritrean Forum  水・土・月 02:00-03:00  ティグリナ語  木 02:00-03:00 アラビア語 日 03:00-04:00 アラビア語
(DXLD 1525)


◎IBB Kuwait中継局をドローンで撮影

 
 オーストラリアのIan Baxter氏によると、IBBのKuwait中継局を今年3月に、ドローンから撮影した画像がYouTube上で公開されている。 https://www.youtube.com/watch?v=rdeSmnlbTg0 。(DXLD 1525) Gaines Johnson氏の「My First Drone Flight」というビデオ。アンテナ機材が積み上げてある工事事務所からドローンを飛び立たせています。工事関係者か?

◎Malaysia 25 Years Survey出版
 
ギリ シアのDXerであるZacharias Liangas氏が「Malaysia 25 Years Survey」(英語)を出版した。氏の25年間におけるMalaysia局の受信成果やコメントを記述したものである。オーディオファイル付で、119 ページ。写真多数。電子出版で購読にはUS$5が必要である。詳細はhttp://goo.gl/Pi87gp 参照のこと。(DXLD 1525) 同氏は他に「Zacharias Liangas Logs 30」、「The Magnetic Loop」も出版しています。



出典の略称 

   DXLD: DX Listening Digest
  DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
  WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
   DSWCI DXW: Danish Shortwave Club International DX Window
   HCDX: Hard-Core-DX
   JSWC: Japan Shortwave Club
   NDXC: Nagoya DXers' Circle
   ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
   WRTH: World Radio TV Handbook

 

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