月刊短波2015年12月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎WRTH2016発行 ~既に日本に到着 年内即納可能! 4版新規
 2016年版のWorld Radio TV Handbookは12月11日に英国から出荷され、既に予約者には届けられている。体裁は例年と同じ672ページで、今年の特別記事は以下の通り。
  WRTH Receiver Reviews 2016: C.Crane CC Skywave、AOR AR-DV1、Eton Satellite Grundig Edition、Tecsun PL-680、Ntio ML200 Megaloopについて論評
  A Brief History of World Radio Handbook:発行70周年を記念して1947年の初版から現在に至るまでのWRTHの略史
  UK MW & LW Broadcasting - the first 95 years: 英国における長波・中波放送の歴史 100歳は迎えられそうという結論!
  70 Years of Reception: WRTH初刊が出た1940年代から現在まで10年代おきに見た受信装置の変遷
  Radio in Timir-Leste: 現在の東チモールにおける放送の変遷と現状
  The Future of Shortwave: 本当に短波は不要なのか、なくなってしまうのか?
  A Guide to SDRs: SDR受信機の一般知識とガイド
   2016年の電波伝搬状況: サイクル24のピークは過ぎ下降状態へ
 JSWCが毎年用意している日本語版「WRTHの使い方2016年版」も発行された。体裁はWRTHと同サイズで12ページ。巻頭言、WRTHの使い 方、電波伝搬状況、短波受信機ガイドの表(一般受信機+SDR)の日本語訳に加えて特別付録として海外からの日本語放送 時間と周波数、2015年ハイラ イト(RFA訪問、WRTH本部訪問、DSWCI年次総会出席、ハムフェア、HCJB仙台リスナーの集い、HJCB関東リスナーミーティング)、編集後記がついている。
 JSWCでは在庫分は即納できるが、在庫がなくなった場合は再発注となるので10日程度の日数がかかる。価格はWRTH2016のみが送料共¥5,999、WRTH2016+WRTHの使い方2016年版が送料共¥6,299。年内即納可能。
郵便振替口座00210-7-28136、口座名 IBSジャパンに送金する。問い合わせはjswchq @ live.jpまで。またWRTHからの直接通販は送料共£35.0(約¥6,440、http://www.wrth.comより直接注文可能、 クレジットカード使用可)。更にWRTH2016掲載のB15スケジュールを周波数・時間別のバーグラフにしたWRTH B15をCD形式(送料共)またはダウンロード形式で£9.99(約¥1,840)で発売している。WRTH直接の場合英国が長い冬休みに入っている関係で到着は1月中旬頃になる場合がある。12月23日現在アマゾンでも取り扱いが始まり、価格は¥6,538。(赤林)


(左)WRTH2016 (中)WRTHの使い方2016年版 (右)WRTH B15 CD
  

 
◎Radio Mi Amigoがクリスマス特別放送 
3版新規
 
スペインのRadio Mi Amingoは来る12月24日及び25日の17:00-22:00に6005kHz及び7310kHzでクリスマス特別放送を実施する。(DXLD 1548)

◎NDRが今年もクリスマス特別短波送信 2版新規

 ドイツのHarald Kuhl氏によると、Hamburgの公営局NDR(Norddeutscher Rundfunk)は今年もクリスマスの特別短波送信「Gruss an Bord」(海外へおめでとう)を実施する。世界中の海上にいるドイツ船員に短波放送を通じてクリスマスメッセージを伝えるものである。
 今年のスケジュールは以下の通り。放送はドイツ語。
  12月25日 04:00-06:00
     6185 Nauen 125kW 250度 北大西洋向 (6125kHzに変更の場合あり)
  11650 Issoudun  250kW  195度 南大西洋向
    9830 Issoudun 250kW  156度 大西洋・インド洋向
     9885 Nauen 125kW  130度 インド洋西部向
     9810 Moosbrunn 100kW  115度 インド洋東部向
 12月25日 06:00-08:00
     6040 Nauen 125kW  250度 北大西洋向
     9655 Issoudun  250kW  195度 南大西洋向
     9830 Issoudun  250kW  156度 大西洋・インド洋向
     9515 Nauen 125kW  130度 インド洋西部向
     9765 Moosbrunn 100kW  115度 インド洋東部向
 受信報告はNorddeutscher Rundfunk, NDR Info, Redaktion "Gruss an Bord", Rothenbaumchaussee 132, 20149 Hamburg, GermanyまたはE-mailでgruss-an-bord @ ndr.deへ。
 この番組は1953年より(中波で)行われてきたきたもので、12月16日までに寄せられたクリスマスメッセージが読み上げられ、07:15-08:00にはクリスマスのミサ(カトリック)の実況中継がある。
(WWDXC TP 1231) 中波がなくなってしまったので思い切って短波で放送を開始したものと思われます。

◎Channel 292 6070kHzの放送  2版新規
 ドイツのChannel 292は来る12月13日に次のように6070kHz(Rohrbuch送信所、10kW、無指向性送信)で放送することになった。
  17:00-19:00 Radio Diamond ドイツ語
  20:00-21:00 Goldrausch 6070 ドイツ語
  21:00-22:00 SuperClan Radio 英語
    22:00-04:00 Beatspektrum ドイツ語
(SWL Bulgaria 12/11) 毎週日曜日も固定的なスケジュールではない様です。
  
◎Marconi Radio Internationalの試験放送   2版新規
 イタリアのMarconi Radio Internationalは12月13日の16:00-22:00に11390kHz(秘密送信所、30W、無指向性送信)で英語・スペイン語・イタリア語で試験放送を実施する。(SWL Bulgaria 12/11)

◎アルゼンチンRadio Nacionalがオンラインアーカイブ公開
 ドイツのHansjoerg Biener博士によるとアルゼンチンのRadio Nacionalが、放送アーカイブを聴取できるサイトを開設した。http://www.archivoprisma.com.ar/。(WWDXC TP 1226) 古い時代のラジオ放送、TV放送を閲覧可能です。

◎フランスでは新年より原則として中波放送がなくなる ~一部は直接インターネット放送へ!
 フランスのChristian Ghibaudo氏によるど、同国では2016年1月1日より一部の例外(Bretagne5と民間局数局)を除いて中波局が消滅することになった。例え ば放送開始85周年を迎えたFrance Bleu Elsass (Strassbourg 1278 kHz 300kW)は中波放送を廃止して直接インターネット上でのデジタル放送に切り替える。聴取者に新年からはPC(ラップトップかタブレット)ないしは専用 の「Livebox」(インターネット受信機)で聴くようにアピールしている。年長の聴取者には対応できない人も多いがフランス政府の方針なので仕方がな いとしている。放送内容は変わらないが、一部の時間帯では映像も見えるようになる。(WWDXC TP 1226) コストはすごく安くなりますが、聴取者数を維持出来るのでしょうか?

◎インドAIRのDRM放送B15スケジュール公開
 インドのJose Jacob氏によると、インドAIRの国外向DRM放送の全スケジュールが公開されている。http://www.drm.org/wp-content /uploads/2015/10/AIR-DRM-SW-Tramsissions-B15-25-OCT-15.pdf。
(WWDXC TP 1226) それによると東アジア向は07:45-09:45 11645 英語(AMモードも場合もあり) 13605  Program 1 英語・Program 2ヒンズー語(ダブルキャスト)、また18:00-21:00には国内向ヒンズー語放送が6100kHzで行われます。

◎KBS金堤送信所近代化
 ドイツのArnulf Piontek氏によると、韓国KBSの金堤(キムジェ、김제)送信所は設備の近代化が進められている。送信所の西側に立っていた単一マストの古い鉄塔は すべて新型鉄塔に立て替えられた。また鉄塔の基礎部分も新たなコンクリート土台が使用されている。但しこの事実はまだ公表されていないようである。 (WWDXC TP 1226)

◎Buenos Airesの中波EXバンド局
 アルゼンチンのMarcelo Anibal Cornachioni氏がまとめたところによると、同国Buenos Airesで中波EXバンド(1603kHzより上の中波帯)を使用している局は以下の通りである。*印は9月日現在放送を行っていない局。
 1610  RADIO GUABIYÚ Gregorio de Laferrere
 1620  RADIO VIDA / "Red de Vida" Monte Grande
 1620  RADIO SENTIRES Parque San Martín
 1620  RADIO ITALIA Villa Martelli
 1630* RADIO NUEVA BOLIVIA Capital Federal
 1630  AM RESTAURACIÓN William C. Morris
 1640  RADIO HOSANNA Isidro Casanova
  1650  RADIO EL MENSAJERO Rafael Castillo
  1660  RADIO REVIVIR Gregorio de Laferrere
  1670* RADIO GRATITUD Glew
  1670* RADIO RUBÍ Rafael Castillo
  1670* RADIO BETHEL Banfield oeste
  1680  RADIO SANTA FE Canning
  1690  RADIO CLS-(Cristo la Solución)-San Justo
  1700* RADIO FANTASTICO (LRI-236) Capital Federal
  1700* RADIO JUVENTUD Florencio Varela
  1710* AM 1710 URQUIZA Capital Federal
(DXLD 1543)

◎Radio Free Asiaカンボジア内FM中継体制
 スペインのJuan Franco Crespo氏によると、Radio Free Asiaのクメール語放送はカンボジア内で次のFM局により中継されている。
 21:30-22:30   FM93.5 Mohanokor, Phnom Penh
                    FM90 Phnom Penh
  08:00-09:00   FM 105 Beehive, Phnom Penh
  09:00-10:00   FM 102 WMC, Phnom Penh
                    FM 104.25 WMC, Kampong Thom
                    FM 92.25 WMC, Svay Rieng
                    FM 95.5 Angkor Ratha, Siem Reap
                    FM 90.25 Indra Devi, Siem Reap
                    FM 88.70 Khon Khmer, Kampot
                    FM 90.25 Klang Moeung, Battambang
  10:00-11:00   FM 90.25 Kiri Dangrek, Odor Meanchey
  14:00-15:00   FM 88.5 Stung Sen, Kampong Thom
  22:00-23:00   FM 93.5 Mohanokor, Phnom Penh
  22:30-23:30   FM 105 Beehive, Phnom Penh
                    FM 90  Phnom Penh
                    FM 90.25 Klang Moeung, Battambang
  23:00-24:00   FM 90.25 Indra Devi, Siem Reap
                    FM 88.70 Khon Khmer, Kampot
  00:30-01:30   FM 102 WMC, Phnom Penh
                    FM 104.25 WMC, Kampong Thom
                    FM 92.25 WMC, Svay Rieng
                    FM 95.5 Angkor Ratha, Siem Reap
                    FM 88.5 Stung Sen, Kampong Thom
                    FM 90.25 Kiri Dangrek, Odor Meanchey
(DXLD 1543) クーメル語放送のRadio Sawa化と言えましょうか? 中国の属国化する同国を必死につなぎ止めてる感があります。時間表示はJSTです。現地時間=JST-2時間。

◎ロシアのブザー6998kHzにも
 ロシアのDmitry Mezin氏によると、ブザーのような連続音のみを送り続けているロシアの「謎の軍局」UVB-76(4625kHz)と同様な局が6998kHzにも出現した。音調は若干異なり4625kHzと完全パラではなさそうである。(DXLD 1543)
  ロシアのブザー局4625kHzは21:55-03:55に受信されている。(SWDX Bulgaria 11/26)

◎VOVハノイで24時間英語FM放送開始
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、Voice of Vietnam(VOV)は10月1日より、首都ハノイで24時間の英語FM放送を開始した。周波数は104.0MHzで、「104 FM」のニックネームがある。ハノイに滞在する外国人向や英語のわかるベトナム人向に英語で情報を提供する。現地時間の8-10時と18-20時(ベトナ ム時間=JST-2)には生放送が実施される。(DXLD 1543) 従来VOV5として105.5MHzで海外向外国語放送(日本語放送も含む)をそのまま流していましたが、更に強化されたもので、VOV5の一環として実 施されています。またストリーミング放送も行われています。http://vovworld.vn/en-US/introsectiom.vovを参照 のこと。

104FMの開所式(VOV5のHPより)



◎TWR-India周波数変更

 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、TWR-IndiaはErevan送信所から行われているインド向放送の周波数・スケジュールを11月2日より変更した。新たなスケジュールは21:45-01:00 12025kHz(曜日により放送がない時間帯あり、Erevan送信所、100kW、100度)である。インドで使用される様々な少数言語の放送がほぼ15分刻みで木目細かく行われている。詳細スケジュールは次の通り。言語名は英語表記のままとする。
 
21:45-22:00 Santhai           Kui
22:00-22:15 Ho           Kumaoni
22:15-22:30 Marwari Marwari Marwari Mewari Mewari Braj Bhasha Bengali
22:30-22:45 Bondo Maithili Maithili Kasmiri Tibetan Hryanvi Garhwali
2245-23:00 Kuruk Maithili Maithili Maithili Maithili Maithili Bundeli
23:00-23:15 Kharia            
23:15-23:30 Megahi Megahi Mundari Mundari Kuruk Kuruk Kuruk
23:30-23:45 Sadri Sindhi Sindhi Sindhi Sindhi Sindhi Sadri
23:45-00:00 Chodri Sindhi Sindhi Sindhi Sindhi Sindhi Chodri
00:00-00:15 Gamit Gamit Gamit Bhili Bhili Vasavi Vasavi
00:15-00:30 Gamit Gamit Mouchi Mouchi Dhodiya Dhodiya  
00:30-01:15 Urdu Urdu          
(WWDXC TP 1227)


◎Reach Beyond Australiaもインド向放送スケジュール変更
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Reach Beyond AustraliaはKununurra送信所から行われているインド向放送の周波数・スケジュールを11月5日より変更した。新たなスケジュールは 23:00-01:15で周波数は9740kHz(100kW、305度)。インドで使用される様々な少数言語の放送がほぼ15分刻みで木目細かく行われ ている。詳細スケジュールは次の通り。言語名は一部英語表記のままとする。
 
23:00-23:15 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 英語 ヒンズー語
23:15-23:30 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語 ヒンズー語
23:30-23:45 Chattisgarhi  Malayalam Telugu Kuruk Telugu Marathi Chattisgarhi
23:45-00:00 タミール語 Bahnla Marwari ヒンズー語 Telugu Gujrati タミール語
00:00-00:15 ウルドー語 タミール語 タミール語 タミール語 タミール語 タミール語 タミール語
(WWDXC TP 1227)


◎ドイツ宗教局のB15スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ドイツのEvangelische Missions GemeindenのB15スケジュールは以下の通り。
 土・日 20:30-21:00 6055 Nauen送信所 125kW 222度 中欧向ドイツ語
 同国のMissionswerk FriedensstimmeのB15スケジュールは以下の通り。
 土曜 21:00-21:30 13710 Nauen送信所 250kW 60度 ロシア極東向ロシア語
 日曜 01:00-01:30 9465 Nauen送信所 250kW 60度 欧州東部向ロシア語
(WWDXC TP 1227)

◎HCJBのロシア向放送B15ではNauen送信所から
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、HCJB(Reach Beyond)のロシア向「アンデスの声」放送はB15スケジュールではNauen送信所から以下のスケジュールで行われる。
 日曜 00:30-01:00 11900 Nauen送信所 100度 中央アジア向ロシア語
 日曜 01:00-01:30 11900 Nauen送信所 100度 中央アジア向チェチェン語
(WWDXC TP 1227)  ロシア語とチェチェン語が同じ制作拠点で作られているかは不明です。

◎Kall送信所からの20kW送信
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Radio MiAmigoとRadio Salovakia InternationalはRadio700(ドイツKall送信所)よりB15スケジュールでは20kW送信を行っている。
 Radio MiAmigo; 土・日 18:00-22:00 9560 Kall送信所 20kW 無指向性 欧州中部向種々の言語
 Radio Slovakia International; 土・日 22:00-23:00 9560 Kall送信所 20kW 無指向性 欧州中部向英語。フランス語
(WWDXC TP 1227)

◎中国が世界中に「秘密ラジオ放送網」を構築
 英国のMike Barraclough氏がロイターの報道として伝えたところによると、中国が世界中に隠れた「秘密ラジオ放送網」を構築していることが明らかになった。 これは事実上中国国際放送(CRI)を中波やFMで中継している放送局によって形成されている。この報道を元に米国FCC及び司法省は同国内での「秘密ラ ジオ網」の検証作業に入った。ロイターによると米国内における放送拠点は2桁の都市に存在し、その中にはワシントン、フィラデルフィア、ボストン、ヒュー ストン、サンフランシスコが含まれている。FCCがカリフォルニア州で調査した結果、放送網の一つのG&E Studio Incのオーナーは上海生まれで米国籍のJames Su氏であり、同社の株式の60%はCRIの子会社によって所有されていることが判明した。米国の法律ではメディアを外国が支配することを制限しており、 個別放送局では外国人の支配率は20%以下でなければならない。また放送内容について猥褻、政治的宣伝、子供向番組についてのみ制限が設けられている。 G&E Studio Incは調査の結果直接放送局を所有していなかったが、50kWの中波局2局(WashingtonのWCRW、PhiladelphiaのWNWR)を それぞれ年間72万ドル及び60万ドルで全面リースしていた。これらの局では南シナ海は中国の領土であるというなど中国政府の意向に沿ったニュース報道が 行われてきた。James Su氏はこの局だけでなく、2桁にのぼる数の米国放送局を全時間リースしており、それらの局ではG&E Studio Incが制作したり、中国でCRIが直接制作したコンテンツを流していた。同氏は放送局をリースしているだけで米国の法律には違反していないと反論してい る。しかしG&E社のwebページからは同社とCRIとの関係を強調する部分が削除された。ロイターによれば、米国には3種類の「秘密ラジオ放送 網」が構築されていることが分かっており、同様のラジオ放送網は欧州、アジア・太平洋地域にも存在する。そして少なくとも14ヵ国の33放送局が中国の意 向に沿った内容の放送を流しているとしている。なお米国が中国内でこのような活動を行う事は許されていない。(DXLD 1544)
  例えばWCRW局は「香港の民主化運動に香港市民は反対」と伝える反面、中国による米国機関へのハッキング、米国が中国に南シナ海での活動について警告し た事などを一切伝えなかった。習近平主席は「中国は自国の主張を世界に理解させるためのソフトパワーを増強して行かなければならない」と述べている、それ に沿ってCRIは既存のメディアに乗り移ってしまう「借用船」戦術をとっている。(DXLD 1545) G&E社は中国語名を「環球東方公司」といい、HPも英語と中国語です。

◎AIR Thiruvanthapuram短波放送復活
 インドのJose Jacob氏によると、数週間QRTしていたAIR Thiruvanthapuramが短波放送を5010、7290kHzで復活した。同局はwebページを開設しておりURLは http://www.airtvm.com/である。スペインのManuel Méndez氏によれば、5010kHzの放送は11月1日の01:52-02:15に復活しているのが確認された。(DXLD 1544)

◎アイルランド・北アイルランドの教会短波放送
 オーストリアのPatrick Robic氏は11月1日及び13-15日の19:40-21:40の2時間で以下のアイルランド及び北アイルランドの教会短波局を確認した。
 27165 St. Anne's Church Rathnure, Co. Wexford
 27185 St. John the Baptist Church Kilmaley, Co Clare
 27275 Holy Cross Church Kenmare, Co. Kerry
 27301 St. Michael´s Church Freemount, Co. Cork
 27425 St. Mary's Church Tarbert, Co. Kerry
 27315 St. Mary´s Church Newmarket, Co. Cork
 27515 Church of the Immaculate Conception Rathcormac, Co. Cork
 27505 SS Peter & Paul Church Kilmallock, Co. Limerick
 27601 Church of the Immaculate Conception of the BVM Newcastle West,
      Co. Limerick
 27601 Church of BVM Immaculate Portglenone, Co. Antrim
 27605 Church of the Immaculate Conception of the BVM Newcastle West, Co.
      Limerick
 27611 SS Peter & Paul Church Athlone, Co. Westmeath
 27615 St. Mary´s Church Berrings, Co. Cork
 27651 Church of St. Michael the Archangel Ballylongford, Co. Kerry
 27661 Sacred Heart Church Glounthaune, Co. Cork
 27671 Church of Mary Queen of Peace Glenravel, Co. Antrim (未確認.)
 27701 St. Patrick´s Church Fermoy, Co. Cork
 27721 SS John & Paul Church Tullyvarraga, Co. Clare
 27761 St. Gerard´s Church Newtownabbey, Co. Antrim
 27795 SS Peter & Paul Church Clarecastle, Co. Clare
 27801 St. Mary´s Church Ardmore, Co. Derry
 27815 Church of the Immaculate Conception Boherbue, Co. Cork
 27831 Church of Immaculate Conception Blarney, Co. Cork
 27941 Church of the Assumption of the BVM Walkinstown, Dublin 12
 27991 St. Peter´s Church Shankill/Lurgan, Co. Armagh (ポーランド語のミサ)
 27991 St. Mary's Cathedral Killarney, Co. Kerry
(DXLD 1544)(WWDXC TP 1228)

◎Radio Baltic WaveはeQSLのみ発行に
 イタリアのAntonello Napolitano氏によると、リトアニアSitkunai送信所より1386kHzでNHK Worldなどを中継しているRadio Baltic Waveは手間とコストがかかるため2015年2月で手紙によるQSL発行業務を停止した。同氏が社長のRimantas Pleikys氏にpdf形式のeQSLを発行するように改善を促したところ、ついにpdf形式のeQSLが発行されるようになった。(DXLD 1544)

◎Nagorno Karabakh Radio冬スケジュール
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、StepanakertにあるNagorno Karabakh Radioは11月2日より、以下のスケジュールで放送中である。放送はアゼリ語だが、稀にロシア語の場合もある。
 月-土 13:20-15:10 11760  17:20-23:10 9677
  放送時間は毎日5-15分の範囲で変動する。また周波数はFMモードで11760kHzは11754-11761kHz、9677kHzは9671-9681kHz間を占有している。(DXLD 1545)
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、11760kHzは不定期放送である。9677kHzでは11月15日現在毎日確認できた。
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、上記に対抗するためにアゼルバイジャンから出ているIctimai Radioは同じくアゼリ語で9677kHzFMで17:30頃に受信出来る。(DXLD 1546)
  Ictimai Radioは11月26日17:00-23:00に9677kHzFMでアゼリ語放送を行っていたのが確認できた。(SWDX Bulgaria 11/26) Nagrno Karabakh州はアゼルバイジャン西部のアルメニアとの国境地帯にあり、古くからアルメニアとの間で領土紛争がありました。アルメニア人の多いこの地 区には高度な自治権が認められているためNagorno Karabakh Radioはアルメニア編入を求める立場で放送、これに立腹したアゼルバイジャン政府はIctimai Radioを使って妨害しているという筋書きです。アゼルバイジャンはイスラム教、アルメニアはキリスト教であり、宗教紛争・民族紛争が同時に起きている 係争地域です。

◎RMRCがEDXC特別記念送信
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Rhein Mein Radio Club(RMRC)は今年もEDXC特別記念送信を実施する。スケジュールは以下の通り。
 Lithuania中継(Sitkunai送信所、100kW)
  12/5 17:00-18:00 11690 79度 日本向英語
   12/5 18:00-19:00 11690 259度 ロシア西部向ロシア語
 WRMI中継(Okeechobee送信所、100kW)
  12/6 07:00-08:00 11580 44度 欧州西部向英語
    12/6 10:00-11:00 11580 44度 欧州西部向英語
    12/6 14:00-15:00 9955 160度 中米向英語
    12/7 08:00-09:00 5850 160度 北米西部向英語
   12/8 06:00-07:00 7570 北米西部向英語 15770 欧州西部向英語
 受信報告はmail @ rmrc.de または Rhein-Main-Radio-Club e.V., Postfach 700849, 60558 Frankfurt, Germanyへ。
(DXLD 1545)(DXLD 1546)

◎ルクセンブルグの1440kHz年内で廃止
 スウェーデンのBengt Ericson氏によると、Radio Luxembourgの中波1440kHz(Marnach送信所)での放送は2015年12月31日で廃止され、Marnach送信所は2016年4月 までにスクラップにされることが判明した。すでに撤去工事の一部は開始されている。現在01:55-21:10に放送しており、日曜の 15:00-16:00にMissionswerk Freundesdienst、全日の16:00-21:00・04:00-09:00にCRIドイツ語放送、03:30-04:00に Missionswerk Freundesdienst、木曜の03:25-03:30にLutherische Stundeの中継がある。その他はRTLのFM放送(93.3及び97.0MHz)と同内容である。(DXLD 1545)

Marnach送信所の中波用鉄塔群(Wikipediaより)



◎AWRのQSLアドレス変更

 Adventist World Radio(AWR)ではリスナーからの受信報告や手紙を米国Indianapolisのアドレスで受け取り、Adrian Petersen夫妻が返信業務に当たってきた。しかし夫妻共に80歳を越え、健康上の問題が生じ、仕事量を減らさざるを得なくなった。そのため今後はリ スナーからの受信報告・手紙はMaryland州Silver Springのアドレスで受け取る事になった。従来のIndianapolisの私書箱は今年いっぱいで閉鎖され、手紙は届かなくなる。E-mailにつ いても同様である。今後の新アドレスはBox 10188, Silver Spring, MD 20914, USAとなる。コンテストの応募等についても同じ扱いとなる。
 なおAdrian Petersen氏が担当するDX番組「Wavescan」については今後も変わらず実施される。(DXLD 1545)

◎Kazakh Radio新周波数
 フィンランドのMauno Ritola氏によると、Kazah Radioが新周波数1557kHzで23:30頃より06:00頃迄受信出来た。多分24時間放送であろう。(WWDXC TP 1228)

◎Radio Moldovaが新50kW中波送信機
 モルドバのLeo Barmaleo氏によると、Radio MoldovaはCodru送信所に50kW新中波送信機Nautel NX50を導入し873kHzの第一放送用に使用開始した。当初は100kWのTransradio社製送信機が導入される予定であったが、導入試験で不 具合があった模様で製造元に送り返されてしまった。WRTH2015には150kWと記述されているが、これが旧送信機がフルパワーで150kW送信可能 なDSV-150であったためで、実際にはフルパワーを出すことができず75kW止まりであった。(DXLDyg 11/7)

NX-50中波送信機(Nautel社のカタログより)


◎Mongolian Radio国内向短波放送復活
 デンマークのAdrian Petersen氏によると、Mongolian Radioの国内向短波放送(Altay送信所)が08:02の開始から4830kHzで復活しているのが11/7に確認された。同局は2015年1月よ り聞こえなくなっていた。公称出力10kWだが以前と比べ信号強度は弱い。モンゴル語プロ。なお4865kHzや7260kHzでは何も聞こえていない。 (WWDXC TP 1228)

◎ベルギーOostende Radioの気象放送
 英国のDon Moore氏によると、ベルギーの海岸局Oostende Radioから出ている海上気象放送(オランダ語・フラマン語)が2761kHzUSBで08:36-08:40に受信出来る。(DXLD 1546) 2761kHz(コールOSU)、は通報専用で、出力は10kW、J3Eモードで気象通報は17:20、02:20の2回、航路通報は10:03、 11:33、14:03、15:33、18:03、19:33、22:03、23:33、02:03、03:33、06:03、07:33に行われていま す。

◎バーミューダの気象放送
 英国のDon Moore氏によると、バミューダのBermuda Harbour Radioによる近海気象情報が2582kHzUSBで09:40-09:48に受信された。(DXLD 1546) 2582kHz(コールZBM)は通報専用で、気象・航路通報は21:35、05:35に定時放送されています。上記はこれとは別の通報で しょう。出力はわずか25W。

◎ブルガリアKostinbrod送信所からのB15秘密放送 2版追加
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ブルガリアKostinbrod送信所(送信所を隠匿するためにSecretbrodという名称になっている)からの各秘密放送のB15スケジュールは11月22日現在次のようになっている。
  Radio Warra Wangeelaa; 日曜 00:00-00:30 15515 50kW 195度 東アフリカ向オロモ語  日曜 05:00-05:30 7290 100kW 306度 欧州西部向オロモ語
  Bible Voice Broadcasting; 02:00-03:00 11600 100kW 90度 西アジア向ペルシャ語
  Dimtse Radio Erena; 02:00-03:00 11855 50kW 195度 東アフリカ向アファル語・オロモ語(02:00-02:30) アラビア語(02:30-03:00)
   End Times Coming; 03:01-03:31 11600 100kW 306度 欧州西部向英語
  UN Radio News; 土曜 04:00-05:00 7290 100kW 306度 欧州西部向英語
  Free Speech News ;  日曜 04:00-05:00 100kW 306度 欧州西部向英語
  Radio City; 土曜 18:00-19:00 9510 100kW 306度 欧州向ドイツ語   
(DXLD 1546) (DXLD 1547)11月初めにはRadio Warra Wangeelaの代わりにRadio Fabrik Salzburg(オーストリアのSalzburgにて107.5MHzで放送しているFM局)が出ていたとい報告もありましたが、11月22日現在は元 のスケジュールに戻っているようです。Free Speech Newsは新顔、Radio Warra Wangeelaaは東アフリカ向・欧州西部向の2回になった模様です。

◎カナダ沿岸警備隊の気象情報局
 英国のDon Moore氏らによると、カナダ沿岸警備隊の以下の局の気象通報が受信出来た。
 Iqaluit Coast Guard Radio 2514kHzUSB 11:05-11:15 6507kHzとパラ
 Rivière-au-Renard Coast Guard Radio 2598kHzUSB 08:19-08:25
  Placentia Coast Guard Radio 2598kHzUSB 09:50
  Iqaluit Coast Guard Radio 6507kHzUSB 07:42-07:45 11:05-11:15 コンピュータ音声による通報
(DXLD 1546) Iqaluit Coast Guard Radioの情報サービスはコールサインVFF、2852、4363、6507kHzUSB及びKillinek局2514kHzUSBで毎 日23:10、07:35に定時の海上気象・航路通報が、また11:05及び02:05に航路障害(氷山等)情報・その他が放送されています。また Rivière-au-Renard Coast Guard Radio(コールVCG)は近日中に閉鎖される見込みで地元では反対運動が起こっています。

◎赤道ギニアBataが復活
 スペインのManuel Méndez氏は赤道ギニアのRadio Nacional Bata(5005kHz)が復活しているのを03:15-03:49に確認した。アナウンスでは「La radio de Guinea Ecuatorial」と言っていた。(DXLD 1546)

◎Deutscher Wetterdienstが5905kHzに周波数変更 2版追加 3版追加
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Deutscher Wetterdienst(ドイツ気象庁放送)は周波数を6040kHzから5905kHz(Pinnenberg送信所、10kW)に変更し 15:00-15:30、21:00-21:30にする予定である。無指向性送信で、ドイツ語放送である。05:00-05:30の放送は停止される。 (DXLD 1546)
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によれば、上記はHFCCへの登録のみであり、現在はまだ6040kHzの旧送信機を使用中であり実際には次のスケジュールで出ている。計画中の新送信機が完成した場合には上記のスケジュールとなる。
 15:00-15:30 6040
  21:00-21:20 6040
  05:00-05:30 5905
(DXLD 1547)
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、11月28日以降5905kHzに移行している。スケジュールは15:00-15:30、21:00-21:30、05:00-05:30。すべてドイツ語放送である。(DXLD 1548)

◎Channel292からの各局中継スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Channel292はB15スケジュールで日曜日に以下の各局を中継している。周波数は6070kHz(Rohrbach送信 所、10kW、無指向性)だが、19:00-20:00のみMoosbrunn送信所からの100kW送信(無指向性、周波数は6070kHzで同じ)と なっている。
  16:00-17:00 Radio Waves International 英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語
 17:00-18:00 SuperClan Radio 英語
 18:00-19:00 Hot Radio 英語
 19:00-20:00 Radio DARC ドイツ語
  20:00-21:00 Radio Waves International 英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語
  21:00-22:00 Hot Radio 英語
  22:00-24:00 Radio Diamond ドイツ語
(DXLD 1546)

◎Hamburger Lokal RadioがDWとWORを中継!
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Hamburger Lokal Radioが週2回、Deutsche WelleとWorld of Radio(Glenn Hauser氏のDX番組)を中継している。スケジュールは次の通り。
 土・水曜 16:00-16:30 Deutche Welle 英語
 土・水曜 16:30-17:00 World of Radio 英語
 周波数は7265kHzUSB(Göhren送信所、1kW、230度、搬送波添加上側波帯方式)である。
(DXLD 1546)

◎European Music RadioのB15スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、European Music RadioのB15スケジュールでは毎月第三日曜日(12月は20日)のみ以下の様に放送している。何れも欧州中部向英語放送。
 17:00-18:00 7265USB Göhren送信所 1kW 230度 搬送波添加上側波帯方式 
 18:00-19:00 6045 Moosbrunn送信所 100kW 270度
 18:00-19:00 9485USB Göhren送信所 1kW 230度 搬送波添加上側波帯方式
  第三日曜日の翌朝 05:00-06:00 6070 Rohrbach送信所 10kW 無指向性
(DXLD 1546)

◎インドAIR局への受信報告宛先
 New Zealand DX Timesの11月号によると、インドAIR各局に受信報告を送る際にはStation Engineer宛にインド標準時間(UTC+5時間半)で記述する。受信状態はSINPOコードではなく文章で記述する。原則として返信料は必要ない。 ローカル局の一部は直接返信してくれるが、Delhiの本局に送付されDelhiから返信が来る場合も多い。Delhiの本局の直接受信報告を送る場合の 宛先はDirector, Spectrum Management & Synergy, Directorate General, Room No.204, All India Radio, Parliament Street, New Delhi 110001,Indiaである。E-mailの場合はspectrum-manager @ air.org.in。
 ローカル局に直接送る場合の宛先は9月16日現在次の通り。括弧内は短波送信機の出力と数。
 Aizawl(50kW×1): Radio Tila, Tuikhuahtlang, Aizawl-796001, Mizoram
  aizawl @ air.org.in
  Aligarh(250kW×4): Anoopshahar Road, Aligarh-202001, Uttar Pradesh
  aligarh @ air.org.in
  Bengaluru(500kW×6): Super Power Transmitters, Yelahanka New Town, Bengaluru-560064, Karnataka
   sptairynk @ rediffmail.com
  Bhopal(50kW×1): Shyamla Hills, Bhopal-462002, Madhya Pradesh
  bhopal @ air.org.in
  Chennai(50kW×1、100kW×1),: High Power Transmitters, Avadi, Chennai-600062, Tamilnadu
   airavadi @ dataone.in
  Gangtok(10kW×1): Old MLA Hostel, Gangtok-737101, Sikkim
   gangtok @ air.org.in
  Hyderabad(50kW×1): Rocklands, Saifabad, Hyderabad-500004, Andhra Pradesh
   hyderabad @ air.org.in、 airhyderabad @ rediffmail.com
  Imphal(50kW×1): Palace Compound Road, Imphal-795001, Manipur
  imphal @ air.org.in
  Itanagar(50kW×1): ‘C’ Sec., Itanagar-791111, Arunachal Pradesh
   itanagar @ air.org.in
  Jaipur(50kW×1): 5 Park House, Mirza Ismail Road, Jaipur-302001, Rajasthan
   jaipur @ air.org.in
 Jeypore(50kW×1): Jeypore-764005, Odisha jeypore@air.org.in,
   airjeypore @ rediffmail.com
  Kohima(50kW×1): Kohima-797001, Nagaland
  kohima @ air.org.in
 Kolkata(50kW×1): Eden Gardens, Kolkata-700001, West Bengal
   kolkata @ air.org.in、 sgeairkolkata @ rediffmail.com
  Kurseong(50kW×1): Mehta Club Building, Kurseong-734203, Darjeeling Dist., West Bengal
   kurseong @ air.org.in
 Leh(10kW×1): Radio Kashmir, Leh-194101, Ladakh Dist., Jammu & Kashmir
   leh @ air.org.in、 seairleh @ rediffmail.com
  Lucknow(50kW×1): 18 Vidhan Sabha Marg, Lucknow-226001, Uttar Pradesh
   lucknow @ air.org.in、 seairlko @ sancharnet.in
  Mumbai(100kW×1): High Power Transmitters, Marve Road, Malad West, Mumbai 400095, Maharashtra
 New Delhi: 1, Sansad Marg, New Delhi-110001
   spectrum-manager @ air.org.in
 Delhi A Khampur(250kW×7): Khampur, Delhi 110036
  hptkhampur @ yahoo.co.in
 Delhi B Kingsway(100kW×2): Kingsway, Delhi-110009
   hptkingsway @ yahoo.com
 Panaji(250kW×2): High Power Transmitters, Bambolim, Goa University PO, Panaji-403206, Goa
   panaji.spt @ air.org.in
 Port Blair(10kW×1): Haddo Post, Dilanipur, Port Blair-744102, Andaman & Nicobar
   portblair @ air.org.in、airportblair @ rediffmail.com
 Shillong(50kW×1):NE Service, Pomdngiem, Opposite GPO, Shillong-793001, Meghalaya
   shillong @ air.org.in
  Shimla(50kW×1): Choura Maidan, Shimla-171004, Himachal Pradesh
  shimla @ air.org.in
 Srinagar(50kW×1): Radio Kashmir, Sherwani Road, Srinagar-190001, Jammu & Kashmir
  rks_se @ yahoo.co.in
 Thiruvanantapuram(50kW×1): Bhakti Vilas, Vazuthacaud, Thiruvanathapuram-695014, Kerala
 se_airtvm @ rediffmail.com、sd @ airtvm.com
(DXLD 1546) 上記にはローカル局の他、国際放送の短波送信所(Aligarh、Bengaluru、Chennai、Khampur、Kingsway、Mumbai、Panaji)が含まれています。

◎Radio Inyabutatu放送中止
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ルワンダの秘密局Radio Inyabutatuは日曜02:00-03:00にIssoudun送信所から17605kHzで行われていたKinyarwanda語の放送を11月15日をもって中止した。同局のURL
http://radioinyabutatu.orgは残存している。(DXLD 1546)

◎2016年のHFCC周波数調整会議の予定
 A16及びB16のHFCC周波数調整会議は以下の様に開催される。
 HFCC/ASBU/ABU-HFC A16世界周波数調整会議; 1月25-29日 トルコIstanbul Radisson Bluホテル (主催はアジア放送連合ABUとトルコTRT)
 HFCC/ASBU B16世界周波数調整会議; 8月22-26日 米国Miami Hilton Miami Downtownホテル (主催はBroadcast BelgiumとWRMI、支援は米国短波放送連盟NASB)
(DXLD 1546)
 
◎第29回短波リスナー冬の祭典 4版追加 
 NASWA(North American Shortwave Association)主催の第29回短波リスナー冬の祭典(Winter SWL Festival)が来たる2月19-20日にペンシルバニア州Plymouth MeetingのDoubletree Guest Suites Philadelphia Westで開催されることになった。日程は短縮されたが例年通り講演会、オークション、晩餐会、抽選会等が行われる。2月1日までに会場のホテルを予約す ると特別割引価格となる。詳しくはNASWA幹事のRichard Cuff氏またはJohn Figliozzi氏に。(NASWA)
 参加希望者は登録可能となった。登録・送金方法はhttp://www.swlfest.com/registration/を参照のこと。(DXLD 1549) 

◎サウジアラビアから「Radio Sana'a」  4版追加
 サウジアラビアのJeddah送信所より「Radio Sana'a」が出ている。出力は50kW。15:00-18:00頃に11860kHzでアラビア語放送が受信出来る。 (Ivo Observer 11/24)
  英国のChris Greenway氏によると、この放送は2015年3月にイエメンから追放されアウジアラビアに逃亡した前大統領Abdrabbuh Mansur Hadi氏を支持するものである。同氏は秘密裏にAdenに入り反撃の機会を伺っているといわれる。エジプトのTarek Zeidan氏は10月21日の05:00に11860kHzでアラビア語のID「Huna Sana'a idhaat aljumhuriya alyamaniya al bernamaj al a'am」を確認した。この放送では前大統領がAdenに戻ったことを報じていた。また毎日13:00-18:00、03:00-08:00の2回放送す ると言っていた。放送内容はSanaaから流されている現政権のインターネット放送(サウジアラビアから侵略を受けているとしている)とは正反対の事を伝 えておりすぐに前大統領派の放送と判明した。なお前大統領派はAdenから放送していると言っているが、内乱状態が続くイエメンでは電力の供給がない状態 なので、電波はサウジアラビアから出ていることはほぼ確実である。ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、出力は50kWで無指向性送信である。(WWDXC TP 1229) 
  ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、12月中旬よりは24時間放送となっている。(DXLD 1549)

◎Adygeyan RadioのB15スケジュール
  ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ロシアに唯一残る短波局Adygeyan RadioのB15スケジュールは以下の通り。
  火曜 03:00-04:00 6000 Krasnodar送信所 100kW 188度  Adygeya語・アラビア語・トルコ語
 月曜 04:00-05:00 6000 Krasnodar送信所 100kW 188度   Adygeya語
(WWDXC TP 1229)

◎ロシア語DX番組「Радиопанорама
 RUSdxによると、Vadimir Alexeev氏制作のロシア語DX番組「Радиопанорама」(Radiopanorama)はMoscowでWorld Radio Networkの中波放送(738kHz、5kW)より次のように放送されている。
 土 04:46-04:58
  月 09:16-09:28
  日 12:46-12:58
  土 17:16-17:28
  日 20:46-20:58
  月 23:46-23:58
  日 01:46-01:58
  放送はhttp://www.dxing.ruでも聴くことができる。(WWDXC TP 1229)

◎Klingenfuss Publications 2016年の新出版物 2版追加
 ドイツのKlingenfuss Publicationsより次の出版物が2016年用として新たに出版された。
 The 2016 SUPER FREQUENCY LIST CD
全世界の短波放送局5042波の周波数・局名・送信所・国名・言語・ターゲットエリア・放送時間・その他の情報、全世界のユーティリティ局9240波の周 波数・コールサイン・局名・国名・変調形式・送信内容等をデーターベースとして提供。ユーティリティ局については過去にアクティブであった局23412波 分の情報も追加収録。データーベース内の項目、テキスト(専門用語でも引ける)で検索できる強力な検索ソフト(Windows用)付き。付録として930 語の略語表、544枚のデータデコード画面集つき。送料共€30。
 2016 SHORTWAVE FREQUENCY GUIDE
全世界の短波放送局5042波の周波数・局名・送信所・国名・言語・ターゲットエリア・放送時間・その他の情報、全世界のユーティリティ局9240波の周 波数・コールサイン・局名・国名・変調形式・送信内容等(内容は上記のCDと同じ)をプリトアウトした冊子として提供。短波放送局は国別・局別リストも掲 載。930語の略語表付。370ページ。送料共€40。
 2016 Frequency Database for the Perseus LF-HF Software-Defined Receiver
Perseus受信機専用の周波数データーベース、放送局5042波・ユーティリティ局9240波の計14282波を収録。Perseusで同調するとその周波数で送信している局の候補と詳細が表示される。CDで提供。送料共€50。
 注文はHP(http://www.klingenfuss.org)上のOrder Formから行う。クレジットカード払可。
(Klingenfuss Publications)
  上記の出版物は12月9日にすべて刊行され、発送が開始された。また他に以下の2出版物も同時発行された。
 1997-2016 Digital Data Decoder Screenshots on USB Stick
社長のJoerg Klingenfuss氏が1997年から現在まで蓄積したデジタル信号の復調画面11,700枚を収録したUSBメモリー。PCに差し込むとスライドショー形式で閲覧することができる。送料共€150。
 Supplement January 2016 to the 2015/2016 Guide to Utility Radio Stations
昨年発行の2015/2016 Guide to Utility Radio Stationsの追補版、500波以上の追補項目を収録している。HPよりpdf形式で無料ダウンロード可能。
(社長 Joerg Klingenfuss氏) HPには「月刊短波」のこの画面が掲載されていました! 





出典の略称 

   DXLD: DX Listening Digest
   DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
  WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
   DSWCI DXW: Danish Shortwave Club International DX Window
   HCDX: Hard-Core-DX
   JSWC: Japan Shortwave Club
   NDXC: Nagoya DXers' Circle
   ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
   WRTH: World Radio TV Handbook



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