月刊短波2016年4月号(第3版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Domestic Broadcasting Survey 第18版発行 3版追加
 
Danish Shortwave Club International(DSWCI)より第18版の「Domestic Broadcasting Survey」が発行された。例年通り3つのパートに分かれており、第1パートは2300-5700kHz間のすべての短波放送(秘密局を含む)を調査し た「Tropical Bands Survey」、第2パートは5700kHz以上の周波数を使用する国内局の調査結果、第3パートは2-30MHz間の国内局で過去5年間報告されていな いが復活する可能性のある局の調査結果、となっている。昨年の第17版と比べると65局が消滅している。調査期間は2015年4月~2016年月の1年 間。A4版18ページ。E-mailで送付されるpdf版と印刷版があり、pdf版は US$5または€4、印刷版は送料共US$10または€8である。送信先はDSWCI, c/o Bent Nielsen, Egekrogen 14, DK 3500 Vaerloese, DENMARK。購入者はDSWCIのHPに掲載される追補版の「Tropical Bands Monitor」にアクセスすることができる。(WWDXC TP 1247) DSWCIは12月に解散するため少なくとも印刷版はこれが最後になる見込みです。DBSもこれが最後かも知れません。




◎「モスクワ放送を生きた人たち」の講演会を早大で開催 
3版追加
 ロシアの声の前身であるモスクワ放送日本語放送で戦前から戦後の活躍した3人の職員に焦点を当てて当時の同放送を振り返る講演会「
モスクワ放送を生きた人たち」が開催される。3人とは1942年放送開始当時の日本語放送アナウンサーであったムヘンシャン、ハバロフスク放送局の初期に抑留者の便りを伝えた木村慶一、ロシア語学者でモスクワ・ハバロフスク両放送局に勤務していた東一夫である。講演者は元ロシアの声アナウンサーで関 東学院大学経済学部講師の島田顕氏。第37回桑野塾の一環として4月23日(土)の15:00-18:00に早稲田大学本部キャンパス16号館820教室 にて開催される。入場は自由。詳細はhttp://deracine.fool.jp/kuwanojuku/を参照のこと。(東京都 鳥居英晴氏)

Madagascar World Voice放送開始
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、World Christian Broadcasting(WCB)によるマダガスカルからの新放送Madagascar World Voice(MWV)は3月28日より次のスケジュールで送信が開始されている。出力はすべて100kW。
 03:00-04:00 9570 355度 ロシア語 欧州東部向
 03:00-04:00 17640 310度 英語 アフリカ西部向
 04:00-05:00 11945 355度 アラビア語 中東向
 05:00-06:00 13710 340度 アラビア語 アフリカ東部向
 06:00-07:00 11615 325度 中国語 欧州西部向
 07:00-08:00 9455 55度 中国語 東アジア向
 07:00-08:00 11770 325度 アラビア語 北アフリカ向
 08:00-09:00 9535 55度 中国語 東アジア向
  09:00-10:00 9600 40度 英語 アフリカ中部向
  10:00-11:00 9665 40度 英語 南アジア向
 11:00-12:00 6190 250度 スペイン語 南米向
 12:00-13:00 6150 265度 スペイン語 南米向
 13:00-14:00 9480 295度 英語 アフリカ中部向 
(DXLD 1612) 
 ロシアのDmitry Kutuzov氏によると、同局のへの受信報告の宛先はmwvradio @ gmail.comである。(DXLD 1612) 日本で受信可能な中国向は中国南部に照準を合わせており、北部はKNLSでカバーするとのことです。なお中国語の番組はKNLSで放送されているものと同じです。

MWVのMahajanga送信所はマダガスカル西北部の海岸近くにある


◎MWV送信所からAfrican Pathways Radio  2版追加
 
マダガスカルに新設されたMWV Mahajanga送信所から新局African Pathways Radioがアフリカ向に出ている。スケジュールは以下の通り。出力100kW、英語。
 13:00-14:00 9480 295度
 03:00-04:00 17640 310度
 同局のURLはhttp://www.africanpathways.org、連絡先はWorld Christian Broadcasting, African Pathways, 605 Bradley Court, Franklin, Tennessee 37067, USAである。(WWDXC TP 1246)
  米国の
Bruce W. Churchill氏によると、番組内で連絡先E-mailアドレスをAmifradio @ gmail.comとアナウンスしている。また米国のWendel Craighead氏は受信報告をinfo  @ worldchristian.orgに送付したところE-mailで返信(QSL)があった。(WWDXC TP 1247)




◎ベラルーシが短波・中波・長波の主力放送を停止

 英国のAlan Pennington氏らによると、ベラルーシ(白ロシア)は4月1日以降、Radio Belarus及びBelaruskaje Radio第一放送で行われている短波・中波・長波の主力放送を停止する。これは送信会社BRTPCのHP
(http://www.brtpc.by/news/)上にベラルーシ語で掲載されたメッセージによるものである。それによればベラルーシ国営TV・ラジオ放送は聴取者が少ないことから同送信会社への4月1日以降の支払いを停止した。その結果Radio Belarus及びBelaruskaje Radio第一放送の短波・中波・長波放送は停止されることになる。具体的に停止されるのは以下の放送である。
 Kolodishchi送信所
 ・7255kHz(250kW)、6080kHz(150kW)で行われているBelarusian Radioの第一放送
 ・11930kHz(100kW)、11730kHz(150kW)で行われているRadio Belarusの国際放送
 Osipovichiskim送信所
 ・279kHz(500kW)で行われているBelarusian Radioの第一放送
 ・1170kHz(800kW)で行われているRadio Belarusの国際放送
 この措置が一時的なものか恒久的なものかは不明。またドイツKall送信所から中継されているRadio Belarusのドイツ語放送に影響があるのかも不明。Radio BelarusのHP(http://www.radiobelarus.tvr.by/)上にはA16スケジュールが掲載されており、このことには触れられていない。(DXLDyg 3/29)
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によるとA16スケジュールで短波を使用することになっていた局は以下の通り。
 Belarusian Radio 1 13:00-16:00 7255 72度 欧州東部向 02:00-06:00 6080 127度 中近東向 ベラルーシ語
 Radio Stalitza/Radio Grodno/Radio Mogilev等の地方局 00:00-02:00 6080 127度 中近東向 7255 72度 欧州東部向 ベラルーシ語
  Radio Belarus Minsk
    13:00-16:00 11730 150kW 246度 欧州西部向ベラルーシ語 23:00-01:00 11730 100kW 246度 欧州西部向ロシア語
  01:00-03:00 11730 150kW 246度  02:05-03:00 11930 250kW 252度 欧州西部向 ポーランド語
    03:00-08:00 11730 150kW 246度  02:05-03:00 11930 250kW 252度 欧州西部向 03:00 ドイツ語 04:40 ドイツ語/フランス語 05:00 スペイン語/英語 05:20 英語 07:00 ロシア語
(WWDXC TP 1246) 停止はロシアと同様に恒久的なものとされています。

◎3210kHzに「Unique Radio 2SG」出現 2版修正
 
オーストラリアのTim Gaynor氏によれば、同氏はNew South Wales州Halls Creekに新短波局Unique Radio 2SG(ニックネーム MAXIHITZ)を開設した。周波数は3210kHz、出力は100W、送信アンテナは35.5mのInverted Verticalであるが近々に半波長ダイポールに替えてサービスエリアを拡大する予定である。アンテナチューナーは現在アマチュア無線用のものを使用し ている。毎週金・土・日の放送で、放送時間は17:30-23:00(金・日曜は16:00開始)である。夏時間に対応する変更はない。番組は古い時代の 音楽であるが、週末にはDX番組も考えている。放送開始以来Gold CoastやQueensland州から受信報告を受取っている。受信報告の宛先はnri3 @ yahoo.com.auである。米国のRon Howard氏によれば日本のDXerもオーストラリアのリモペルで3月18日に同局を確認した。(DXLD 1612 1613)  元Ozy Radioの「Vintage FM」で使用されていた周波数です。

◎IRIB日本語夜の放送を中止
 イランIRIBはA16スケジュールより22:20-23:20に行われていた夜の日本語放送を中止し、日本語放送は早朝の05:50-06:50 9765 11695kHz(何れもSirjan送信所)のみとなった。(WWDXC TP 1246) 22:20-23:20の放送はストリーミングのみとなっています。嫌な傾向です!

◎Radio Nacional de Angolがストリーミング放送開始 ~国外向放送も秘密裏に受信可能
 英国のDavid Kernick氏によると、Radio Nacional de Angolaはwebサイトhttp://www.rna.ao上で5系統の国内向放送及び国外向放送すべてのストリーミングを開始した。但し国外向放送のストリーミングは公表されておらず、国内向のRadio N'Gola Yetuのストリーミングが05:00に終了した後に、同じチャンネルでひっそりと放送されている。国外向放送は05:00にLingala語、06:00 にフランス語、07:00に英語、08:00にポルトガル語で出ている。国外向放送の周波数アナウンスでは「中波7215及び7245kHz、短波 945kHz、FM101.4及び101.6MHz」と短波・中波を取り違えている。なおFMの周波数はRadio N'Gola Yetのメイン周波数である。アクセスはhttp://www.rna.ao/radio-ngola-yetu/にアクセスして「clique aqui e escolha sua radio」のボタンをクリックし、「Radio N'Gola Yetu」を選択するか、直接http://www.rna.ao/radio-n-gola-yetu/にアクセスする。(DXLD 1608)




◎中国大陸乱数局

 米国のRon Howard氏によると、中国大陸の軍事乱数局が現在18-22時過ぎに7878kHzUSBで受信されている。20:35頃に周波数が 3519kHzUSBに切り替えられる日もあるし、もっと遅い時間に切り替えられる日もある。23:00頃には3519kHzUSBに切り替わる。中国語 による乱数の朗読。(DXLD 1608)
 米国のRon Howard氏によると、中国の軍事乱数局VC01が今度は19:30過ぎに新周波数5436kHzUSBで出現した。過去には3519、7878kHzUSBで受信されていた。OTHレーダーの周波数が混信する。(DXLD 1610)

◎Radio Cairoの放送アーカイブ化
 英国のAlan Roe氏によると、Radio Cairoの北米向放送がアーカイブ化されて、Radio360のwebサイト上に公開されている。但し通常の http://www.radio360.eu/上ではアクセスできず、http://www.cairo.radio360.eu/でアクセス可能であ る。2月12日以降の放送がアーカイブ化されている。なおストリーミング放送は08:00にhttp://livestream.com /accounts/13376843(ログインIDとパスワードが必要)ないしはhttp://www.egradio.eg/上で聞くことができる。 (DXLD 1608)

◎Radio Channel 292が増力
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によるとドイツのRadio Channel 292はRohrbach送信所所からの6070kHzの送信出力を3月以降10kWに増力(現在は10W)する予定である。英国のAlan Gale氏によると、これを期に積極的に放送時間の販売を行うことにしており、英国Cambridgeのコミュニティー局「Pirate 105」が3月25日14時間の放送枠を獲得した。http://www.channel292.de/schedule-for-bookings/で スケジュールを確認することができる。また同局はMSK32方式によるテキスト送信の試験を2月23日に実施した。(DXLD 1608)

◎Radio Lead Africa Media試験放送開始
 ウガンダ向の新秘密局Radio Lead Africa Mediaは次のように試験放送を行っている。送信所はMeyerton、言語は英語。
  月・火・金 12:00-13:00  5910 100kW 15度
  水・木 14:00-15:00 15455 250kW 7度
 土 14:00-16:00 15310 100kW 5度
 日・月 02:00-03:00 9410 100kW 5度
 日・月 04:00-06:00 9430 100kW 5度 
(SW Bulgaria DX News 3/1-2) 
 カナダのRichard Langley氏が3月5日に15310kHzのモニターした結果では、出演者は遠方からSkypeを使用してメッセージを送っているように聞こえた。言 語は最初がLuganda語で後半が英語であった。情報はカナダ、米国等で収集していると言う。また放送は「Uganda Federal Democratic Organization」という団体の制作で、同団体のURLはhttp://www.ugandafdo.com、E-mailはinfo @ ugandafdo.comである。月にUS$4,000が必要なために寄付を募っている。英国のAlan Pennington氏は同局のfacebookをhttps://www.facebook.com/Radio.Lead.Africa/で発見した。それによると放送開始は1月17日のようである。またフィンランドのJari Savolainen氏は同局と思われるHPをhttp://www.radioleadafricamedia.com/で発見した。隣国ブルンジでの殺戮の写真が掲載されている。(WWDXC TP 1243)
 米国のRich D'Angelo氏は同局のMartha Leah Nangalamain氏から受け取った手紙によると、同局はウガンダ全体で聞いてもらうために英語のほかに現地語で放送している。同局の本拠地はカナダ で本放送は3月7日より開始される。(WWDXC TP 1244)
   ドイツのThorsten Hallmann氏によると、同局の番組ストリーミングはhttp://de.streema.com/radios/play/940で出ているが、局 名は出ない。このことは他局の制作した番組を流していることを意味する。なを番組名や流される曲名は表示される。(DXLDyg 3/17)
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、同局はA16シーズンでは以下のスケジュールとなる予定。すべてMeyerton送信所100kW。言語は英語。但し HFCCには期日3/27-3/30のみ(ウガンダの総選挙期間は3/30-4/2)と登録されている。
 12:00-13:00 5915 20度 月・火・金
 14:00-15:00 12060 15度 水・木
 14:00-16:00 12060 15度 土
 02:00-03:00 9900 15度 日・月
 04:00-06:00 7425 20度 日・月
(WWDXC TP 1245)




◎Voice of Nigeriaのおかしなストリーミング放送

 ドイツのThorsten Hallmann氏によると、Voice of Nigeriaが新しいオーディオプレヤー上でストリーミング放送を開始した。http://voiceofnigeria.org.ng/上で聞くことが できるが、番組は同国の流行歌を繰り返し流しているだけである。なおストリーミング放送には別の系統もあり http://voiceofnigeria.org.ng/live-stream/ 上で提供されているが、これは世界のポップスをランダムに流しているだけである。(WWDXC TP 1243)

◎タンザニアが3系統のストリーミング放送
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、Tanzania Broadcasting Corporationは現在3系統のストリーミング放送を行っている。
 ①系統: TBC International 95.3 MHz (英語、アフリカおよび西洋の音楽、RFIの英語放送の中継) http://www.tbc.go.tz/tbcinternational/
 ②系統: TBC FM    http://www.tbc.go.tz/listen/
 ③系統: TBC Taifa  http://www.tbc.go.tz/listentbcTaifa/
(WWDXC TP 1243) Taifa(アラビア語で「小王国」の意味)は同国のサッカーチームの愛称にもなっており、同国の統一を象徴する名称。




◎Radio Franceがレコードアルバムを売却に

 米国のMike Cooper氏によると、Radio Franceは同局の持つ4,000組のレコードアルバムを売却することを決定し6月に競売を行う。他にコピーが存在するものが対象となる。同局は現在45万枚のレコードと22万枚のCD、200万曲のサウンドファイルを保有している。(DXLD 1609)

◎GuamのKGUMアンテナが倒壊
 NRC DX News 3/7号によると、Guamの中波局KGUM(567kHz、通常10kW)は1月29日に暴風で送信搭が倒壊したため、予備のアンテナから5kWに減力して送信している。(DXLD 1609)

◎韓国乱数放送V24の送信地が判明
 韓国の趙聖鐵(조성철)氏によると、韓国からの乱数放送 V24(23:30 5290、00:00 6215kHz)の送信所が特定された。所在地は서울特別市蘆原区孔陵洞25-51(北緯37.638548度、東経127.110523度)で、希望のこだま(희망의메아리) 放送の5周波数の内6250、4885kHz及び中波による対北ジャミング1053、657kHzもこの送信所から出ている。(DXLD 1609) 中央日報によればV24は2月14日より放送を行っており、女性アナウンサーにより5桁の数字の組み合わせが読み上げられるそうです。V24は英国の乱数 放送聴取専門コミュニティ「エニグマ2000」が付与したコード名。なお希望のこだま放送の残り3波(3985、6003、6348kHz)の送信所は華城市正南面鉢山6里77-118にあることが明らかになっています。

◎Thazin Radioが7345kHzに出現
 米国のRon Howard氏によると、ミャンマーのThazin Radioは7345kHzに出ており、少数民族語放送を22:28(s/off)まで放送している。同一波の中央人民廣播電台のRMの下で受信出来る。 (DXLD 1609) 9590kHzから変更されたものです。2月末には日本のDXerも確認しています。

◎SIBC短波放送復活
 停波していたソロモン諸島SIBCの短波放送が2月末より復活している。米国のRon Howard氏によると、2月25日9545kHzで22:00頃復活しているのが確認できた。この時間はWantok FMを中継していた。また米国のGlenn Hauser氏によると、2月27日は同時刻頃の5020kHzでも確認できた。周波数は正確であり、故障した新型送信機の回復試験を行っている模様 だ。(DXLD 1609) 

◎RAEのHP上に旧送信機の写真掲載
 ウルグアイのHoracio Nigro氏によると、アルゼンチンRAEのHP上に25枚の旧送信機及び送信所の写真が掲載されている。URLは www.rae.com.ar/?p=14535である。(WWDXC TP 1244) 「Galería de fotos de nuestros históricos transmisores y la planta TX」という名称で掲載されています。

◎ボリビアRadio Mosoj Chaskiより返信
 New Zealand DX Timesの3月号によると、同会員のIan Wells氏はボリビアRadio Mosoj ChaskiのMary Hurst女史(E-mail:msojchaski @ live.com)より返信を受け取った。3310kHzでの受信報告に対するもので、郵便による手紙を出した後数回同局のHP(http://www.mosojchaski.com)上の「contact us」よりフォローアップを行ったところ漸くE-mailで返信があった。それによると彼女は受信報告やQSLカードについて何も知らないと言って来た。それに対しこれらの重要性について詳しく返信して説明を行った。(WWDXC TP 1244) 国内向短波放送局の大半はこんなもんでしょうね。ところで同局のURLはもはや存在しない模様で売りに出されています!




◎ロシアまた標準時を変更
 TASS通信によると、ロシアは3月27日の08:00以降各地方の標準時を以下のように変更する。
 1)Ulyanovsk地域は現在のUTC+3時間よりUTC+4時間となる。
 2)Altai共和国は現在のUTC+6時間よりUTC+7時間となる。
 3)Sakhalin地区は全体がUTC+11時間となる。
 基本的にはソ連時代の「年中夏時間」に戻ったことになる。(WWDXC TP 1244)

◎KVOHがHPを一新
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、米国の宗教局Voice of Hope(KVOH)はHP(http://www.voiceofhope.com)を一新した。旧来のLos Angles送信所の他に新たにアフリカのLunada送信所を獲得したことによるもので、リスナー向というよりむしろ他局向に送信時間を売るためのHPといえる。一応ストリーミング放送のボタンがあるがまだ機能していない。(WWDXC TP 1244)

◎Voice of Hopeがザンビアから試験電波発射
 南アフリカのBill Bingham氏によると、英国CVCはザンビアのLuzakaにあったCVC-Lusakaの局設備を米国のVoice of Hope(VOH)に売却した。これに伴い3月18日より9680kHzで試験が発射されている。発射時間は17:00-23:00で、南アフリカでは受信されている。 また3月23日よりは6065kHzで14:00時過ぎ-17:00にも受信出来た。
   米国のGlenn Hauser氏がVOHのRay Robinson氏から3月14日に受取った手紙によると、6065kHzはAWRやVOAと混信を生じているがあくまで昼間の時間にアフリカ南部に信号 が届くかどうかの試験である。現地時間の夜間(02:00以降)の放送は4965kHzに切り替える予定である。9680kHzは送信試験だけで今後どう するかは決定していない。送信出力は90kW以上出ており満足の行く結果である。アフリカ西部向に21mb(CVC時代は13590kHz)を使用する予 定だが、まずアフリカ南部向の試験放送を優先して行いたい。(WWDXC TP 1245)

KVOHのHPに掲載された新たなカバーエリアの図 カバー人口は20億人とのこと



◎アイルランドから再びAtlantis FMを短波中継

 英国のDXerによると、カナリア諸島TenerifeにあるAtlantis FMが02:00頃6205kHzで中継放送されている。内容はhttp://www.atlantis.fm/上でストリーミングされているものと同一である。以前と同様アイルランドから短波で中継されているようだ。(DXLD 1610)

◎チリRCWの短波放送復活
 チリのClaudio Galaz氏によると、同国の海賊局RCWは3月11日より6925kHzで短波放送を復活した。今年は出力を増力し更に31mb及び25mbの周波数を増設する計画である。(DXLD 1610)

◎ドイツのFleenet社がMedia Broadcast社の経営権取得
  VOAのKim Elliot氏によると、ドイツのFreenet社がフランスのMedia Broadcast社の株式を100%取得し経営権を取得した。ドイツのKai Ludwig氏によると、Freenet社はドイツで移動通信を行っている会社で取得金額は2億9500万ユーロである。但しMedia Broadcast社の衛星ビジネス部門は買収対象外となっている。法的手続の後4月には正式にFreenet社に移行する。Freenet社はデジタル ビジネスの拡大を目指して他社の買収を推進しており今回の買収もその一環である。Media Broadcast社は元々ドイツのDeutche Telekomの子会社で2007年にフランスTDFが8億5000万ユーロで買収しフランス系の会社となった。同社の短波放送仲介部門ではドイツの Nauen送信所を管理・運営している。2007年のフランスによる買収価格に対して今回のドイツによる買戻し価格は極めて低いが、衛星ビジネス部門が除 かれているからという説明が行われている。短波放送仲介ビジネスは主業務はないため、極端な赤字を出さない限りNauen送信所の管理・運営はそのまま継続される見込みである。(DXLD 1610)

◎Grigoriopol送信所の内面を報じたビデオ公開
 モルドバのLeo Barmaleo氏によると、同国のGrigoriopol送信所の内部を詳細に報道したビデオ(ロシア語)がYouTube上に公開されている。短波送 信機の内側、送信管の光景等が撮影されている。https://www.youtube.com/watch?v=5tcQgoXMES4で参照できる。 (DXLD 1610)

◎WRTH発行停止の噂について
 英国のMike Terry氏によると、WRTHのSean Gilbert氏はfacebook上で発行停止の噂を打ち消した。氏によれば発行停止の噂は根拠のないもので、発行者側は何も発表していないし、そのよ うな事項が話題に上がったこともない。現状でWRTHが検討しているのはデジタル的にダウンドードできる方法でも提供できないかということだけである。だ からと言って冊子体のWRTHがすぐなくなる訳ではなく、現在の提供方法を止める計画はない。勿論将来、印刷コストや発送コストが極めて大きくなった場合 には、印刷版は希望者にのみ提供することは考えられなくはないが。少なくとも現在のところ財政的にそこまでは至っていないので冊子体での提供が継続され る。 (DXLD 1610)

◎BDXCの2016年無料出版物
 British DX Clubの2016年無料資料・出版物が出そろい、http://bdxc.org.uk/articles.html上で公開されている。無料提供されているのは以下のものである。
 1)DX / Media / Mailbag Programme Guide
 2)Africa on Shortwave
 3)Afghanistan on Shortwave
 4)External Services on Medium Wave
 5)LPAM / RSL / Community Radio Mediumwave Log
 6)Middle East on Shortwave
 7)South Asia on Shortwave
 8)UK on Shortwave
 9)Radio Museums in the UK & Ireland
 10)BDXC Communication Historical Archive (1974年発行のNo,1、No.3、No.4)
 11)EDXC Conference Reports (2008-2015年)
 12)Sheigra DX-peditions (1997-2015年)
 13)Offshore Radio Articles 
 14)Africa Reports (1981-2012年)
 15)British Isles Radio Station Reference Lists
 16)What On Earth Is "DX"?
(DXLD 1610)

◎AWR DXコンテスト2016概要
  Adventist World Radio(AWR)は1977年以降「Wavescan DX Contest」を行ってきたが、2016年で「Wavescan」の名称を冠したコンテストは最後となる。そこで今年のコンテストは「Grand Finale Annual DX Contest」と称して行う。今年のコンテストの内容は以下の通りである。
 1)過去にAWRを受信した送信拠点(Guam、Forli等)を全て列挙し、受信周波数、受信日時、受取ったQSLの詳細をリストにする。(送信拠点の数が多いほど良い)
 2)過去に受領したAWRのQSLカード3枚をコピーして同封する。
 3)その内最も自分の好むカードを選択し、その理由を一言で記述する。
 4)現在行われているAWRの放送を受信して受信報告を作成する。(短波放送でなくとも良い、録音添付は不可)
 5)Indianpopolis Heritage Collectionに手持ちの古い放送局カード(QSLカード、受信報告カード、放送局の絵葉書など)を3枚選んで寄付する。(必須ではない)
 応募可能期間は2016年8月~9月である。上記の5種類の資料に返信料(少額貨幣等)、返信用の宛先記入済シールを同封して、Adventist World Radio, Grand Finale DX Contest, Box 771, Bloornington, lndiana 47402‐0771 USAに送付する。このアドレスは2016年の8月・9月のみ有効である。(埼玉県 松永 志氏)

◎AWR・Adrian Petersen氏の新連絡先
 AWRによると、同局のAdrian Petersen氏は妻と共にIndinanaopolisで同局宛の受信報告や手紙を対応に過去30年近く当たってきたが、妻も同氏も80歳代の高齢と なり、健康に問題が出てきて従来と同様な返信業務に従事するのは困難となった。そこでこれらの返信業務はMaryland州Silver SpringのAWR事務所でスタッフにより対応するすることになった。Indianapolisのアドレスは昨年12月末で閉鎖されたため、受信報告・ 手紙等は新アドレスBox 10188, Silver Spring, MD 20914, USAに送付して欲しい。なおAdrian Petersen氏は引き続き「Wavescan」の番組制作は行う。まだ同氏から来た手紙によると同氏への個人的連絡先は903 Tanningar Dr, Indianapolis, IN 40239-9474, USAである。(埼玉県 松永 志氏)

◎Radio Tamazuj放送を拡張 2版修正
 スペインのJose M. Romero氏によると、南スーダン向の放送Radio TamazujはA16シーズンより短波の放送時間を2倍に拡大する。従来放送番組の半分はニュースであったが、更に政治的な解説や婦人子供向番組を強化 する。また内戦犠牲者、社会的弱者がもっと放送にアクセスし易くする。同国全体ではRadio Mirayaの聴取率が74%に対してRadio Tamazujは49%であるが、FM放送が聞こえない地域では短波を使うRadio Tamazujが59%、FM中心のRadio Mirayaは39%と逆転している。これに対して政府の放送Radio Jubaは17%と低迷している。同局のA16スケジュールは次のようになる。放送はアラビア語及びそのスーダン方言。(WWDXC TP 1245)
  ブルガリアのIvo Ivanov氏によると拡張されたA16スケジュールは以下の通り。 
  12:30-13:30 9600 Issoudun 250kW 134度  11650 Madagascar 250kW 335度
  23:30-00:00 15150 Nauen 125kW 152度  15550 Issoudun 250kW 134度
 00:00-00:30 15150 St.Maria di Galeria 250kW 150度  17600 Issoudun 250kW 138度
(DXLD 1613)


◎パキスタンMultan局新送信機使用開始
 インドのAlokesh Gupta氏によると、Radio Pakistan-Multanは2月4日より新しいNautel社製NX-100送信機(100kW)を使用して1035kHzで試験放送を開始した。 3月10日からは本放送となり、放送時間は09:45-13:30及び15:00-03:00である。カバー地域はMultan、Vehari、 Khanewal、Lodhran、Muzaffar Garh、Lyyea,、Dera Ghazi、Khan、Rajan Purの各地区であるが、インドでも受信可能。放送では新送信機によるものであることがアナウンスされ、リスナーからの「聞こえた」という電話が放送されている。(WWDXC TP 1245)

Radio Pakistan-Multanの局舎



◎Voice of Vietnamがポータルサイト「Radio Vietnam」開設

 英国のDavid Kernick氏によると、Voice of Vietnamはポータルサイト「Radio Vietnam」を開設した。URLはhttp://www.radiovietnam.vn。58の地方区と5都市のローカル放送のオーディオストリー ミングが聴取できるようになっている。大半は聴取できるが、まだすべてではない。また各局の番組表、宛先、地図、ポッドキャスト等も掲載されている。これ らとは別にVOVの全国ネットで放送される5つのチャンネル(内2つは外国語チャンネル)、2つの交通チャンネル、英語FM放送「VOV 24/7」及び最近放送を開始したFM Cam Xuc(89.0MHz)のストリーミング放送をも聴取できる。http://sonla.radiovietnam.vn/(昔短波で良く受信出来た Son Laの地方局)のように直接地名を指定してもアクセスできる。(WWDXC TP 1245)

各局のロゴが並んでいる


◎AIRが「Listeners Corner」で情報提供
 インドのAlokesh Gupta氏によると、All India Radio(AIR)はHP(http://allindiaradio.gov.in)内に新たに「Listeners Corner」を設けた。このコーナーでは次の情報やサービスが提供されている。
 ①AIRのDRM放送(中波、短波)
 ②海外向・国内向放送のスケジュール
 ③受信報告・フィードバックの送付(登録した人に限り1回だけ)
 ④リスナーの登録
 ⑤ストリーミング放送へのリンク
 ⑥AIR受信用モバイルアプリのダウンロード
(DXLD 1611)

◎Radio Teosロシアから退去させられる
 ロシアのVasily Gulyaev,氏によると、FEBC系のプロテスタント・カトリック合同キリスト教局Radio Teosが4月16日でロシアから撤退せざるを得なくなった。同局はMoscowとSt.Petersburgで中波放送を行っていたが、ロシアの電波当 局は4月16日で免許を失効させると通告して来た。同局はソ連崩壊後のロシアで1993年以降放送を継続し、約2千万人のリスナーを有していた。ロシアで はロシア正教以外のキリスト教は「西側の手先」という考えが強くなり愛国主義の高まりの中で政府中枢から電波当局に圧力がかかったという見方がされてい る。
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によれば、FEBC送信所からの短波放送は継続されており、以下のスケジュールで受信出来る。何れもフィリピンBacaue送信所、100kW、323度。
 00:00-00:30 11650 ロシア語
 00:30-00:40 11650 ブリヤート語
 00:40-01:00 11650 ロシア語
(DXLD 1611) 結局こういう事態になると短波放送しかなくなります。しかしロシアでは中波・短波放送の全面廃止で受信機がなくなっているのでは?

「重要!」 4月17日以降の聞き方を示すRadio TeosのHP



◎IBB Greenville送信所62kWに減力

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、A16スケジュールではIBB Greenville送信所は出力を62kWに減力して送信する。米国のGlenn Hauser氏によれば同送信所からはRadio MartiとVOA radiogramが送信されているが、費用削減のためと老朽化した送信機の負荷を下げて長持ちさせるためと考えられる。同送信所の送信機は元々 250kWだが、最近は1/2の125kWで送信していた。A16からは更に1/2の62kWとなったという訳である。(DXLD 1611)
 Greenville送信所のGlenn Swiderski氏によると、radiogramの送信は元々62.5kWかそれ以下で行われていた。現状の送信機は250kWで継続して使用できない 状況なので、送信を停止して修理が可能になるまでは、送信を安定させるために出力を落として送信せざるを得ない。オバマ大統領訪古(キューバ訪問)の特別 放送は11930kHzで125kWにて送信した。出力を下げてもジャミングは切り抜けられると思っている。(DXLD 1612) Radio Martiもキューバとの復交で重要ではなくなりました。

◎HFCCのA16スケジュール公開される
 米国のStephen Luce氏によると、HFCCのA16スケジュールが3月14日現在公開されている。http://www.hfcc.org/data/a16/よりダウンロード可能。(DXLD 1611)

◎IRCA TIS/HAR LISTの2016年冬版発行
 ABDXのPhil Bytheway氏によると、米国及びカナダのTIS(Traveler's Information Station)/HAR(Highway Advisory Radio Station)のリストがIRCA(International Radio Club of America)から発行された。3月1日現在の周波数、コール、所在地、免許状況、宛先、免許期間等が記載されている。IRCAのwebサイト (http://www.ircaonline.org/TIS_2016.pdf)より無料でダウンロード可能だが、冊子体で欲しい場合は送料 共$16.00をIRCA, 9705 Mary NW, Seattle WA  98117-2334, USAの送金するかPayPal(手数料$1)でphil_tekno @ yahoo.comに送金する。(DXLD 1611) 中波帯を使用している道路情報局を掲載しています。

◎「満洲電信電話株式会社~そのメディア史的研究」刊行
 旧満洲で電信、電話、ラジオ放送を担当する国策会社として1933年に設立された満洲電電の歴史をたどる書籍「満洲電信電話株式会社 そのメディア史的研 究」が創元社より出版(白戸健一郎著、税込 ¥3.888)された。第1章「満州電子電話株式会社の設立と構想」、第2章「満州国における電気通信網の形成過程」、第3章「『帝国ラジオ』システ ム」、第4章「東アジア電気通信網の形成と瓦解」の4章からなり、特に第3章では「多言語放送システムの展開とその意義を解明する」としており、興味深い 内容となっている。 詳細はhttp://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=30067を参 照のこと。(東京都 平原哲也氏) 関連する情報がhttp://www.radioheritage.net/Story5.aspに「Radio in the Puppet State of Manchuria」という題名で掲載されています。英語名はManchuria Telephone and Telegraph Co.(MTCY)で新京(現在の長春)に直営短波局がありました。



A5版252ページである



◎チャドの6165kHz復活
 ドイツのThorsten Hallmann氏によると、同氏はこのところ聞こえていなかったRadio Nationale Tchadienneの6165kHzを3月20日の04:00頃受信した。フランス語およびアラビア語の放送であった。米国やドイツのDXerが現地近 くのSDRで確認したところ05:05にs/offしていた。同局は2013年10月以来QRTしていたので実に2年半ぶりの復活である。(DXLD 1612)
 
◎北朝鮮民間対北放送に対するジャミングを強化
 スペインのJose Miguel Romero氏によると、北朝鮮は3月に入ってから民間対北放送に対するジャミングを強化している。自由朝鮮放送の7515kHzは3月1日より過去には なかった継続的な激しいジャミングが発射され、北朝鮮では受信不可能と見られている。3月15日に放送団体が3台の受信機で調査したところ、近接周波数で はなく送信周波数に正確に同期してジャミングが発射されていることが分かった。時間的には現地時間の22-24時に一番激しくジャミング信号が発せられ、 24時を過ぎると停止するか軽減する。3月17日より周波数を変化させて見たところ、自動的には追従されていない模様で、古い周波数にジャミングが発射さ れていた。局によれば同時に多数の周波数で強力に送信した場合は集中的に妨害することが困難になるため、本当は韓国政府の所有する強力な送信機(特に中波 の高出力送信機)を使用させて欲しいとしている。韓国国家情報院の高官によれば、北朝鮮が躍起になってジャミングを出すことは対北放送が国民に影響を与え ている証拠であり、更に多次元に情報を提供して行く必要があるとしている。(DXLD 1612)

◎Radio Inyabutatu A16で復活
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ルワンダ向秘密局Radio InyabutatuがA16スケジュールより復活する。放送再開は4月3日。Media Broadcast社の仲介で、以下のスケジュールとなる。
 02:00-03:00 17605 Issoudun送信所 100kW 144度 アフリカ南部向 Kinyarwanda語
(DXLD 1612)

◎復興廣播電台の9774kHz復活
 米国のRon Howard氏によると、台湾の復興廣播電台が9774kHzで20:41頃復活しているのが3月21日に確認された。従来は9410kHzのみで聞こえていた。日本のDXerの指摘で受信したもの。(DXLD 1612)

◎BBCがDushanbeからウズベク語放送
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、BBC World ServiceはDushanbeから4790kHzにて22:00-22:30にウズベク語放送の中継を実施している。周波数は下にずれ気味である。 (DXLD 1612) 中国の新疆ウイグル自治区向で激しいジャミングを受けています。

◎米国IBBの状況
 ドイツのKai Ludwig氏によると、米国IBBでは次のような興味深い事象が起きている。
 ・2015年中の廃止が予定されていたRFE/RLのバルカン半島向放送は廃止を免れた。2017会計年度でも400万ドルが充当されることになってい る。中東からの難民が欧州を渡る「バルカンルート」を最初に発見・指摘したのは自分達であると主張した同部門の功績が認められた形である。
 ・RFE/RLのクリミア半島向放送は2015年9月よりウクライナ国営放送NRKUより1日1時間中継されている。既にDonbass地区向に行われているFM放送と同様な形式である。
 ・アゼルバイジャンBakuにあった事務所は閉鎖となった。同国政府からの圧力ではなく単に予算削減のためとされている。
 ・Al-Dhabbaya送信所から1575kHzで行われているRadio Fardaの中波放送には年間240万ドルかかっている。ターゲットであるイランに電波が届きにくい昼間に電波を停止しても削減額は30万ドルに留まる。 そこでこの送信所を地元のAbu Dhabi Mediaに売却する話も持ち上がっている。Radio Fardaの送信は1386kHzのKuwait送信所に移すことも可能ではある。
 ・Botswana中継局は軽装甲車で武装することが認められた。その理由は明かではない。(DXLD 1612)

◎2016 DXer集会開催
 NRC DX News 3/28によると、来る9月9-11日に米国ミズーリ州Kansas Cityにて「DXer集会」が開催される。AM、FM、TVのDXer、NRC、IRCA、WTFDA等の会員が集う。会場はHyatt Place Kansas City Airport。同ホテルの宿泊は+1-816-891-0871で予約できる。8月18日までにNRCのクラブコードGNRCCを言って予約すると割引 価格(1泊$99.00)で宿泊可能。参加費用は$55で事前にNRC(National Radio Club)のErnest J. Wesolowsk氏(13312 Westwood Lane, Omaha, NE 68144-3543, USA)に払い込む。(DXLD 1612)



出典の略称 

   DXLD: DX Listening Digest
   DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
  WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
   HCDX: Hard-Core-DX
   JSWC: Japan Shortwave Club
   NDXC: Nagoya DXers' Circle
   ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
   WRTH: World Radio TV Handbook


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