月刊短波2018年8月号(第2版)
編集 赤林隆仁  時間 JST

◎JSWCハムフェア情報 2版新規
 2018年のハムフェアは8月25-26日に東京ビッグサイトで開催されるが、今年もJSWC(日本短波クラブ)はブース番号J22に 出展する。例年通り放送局グッズ、その他BCLグッズの配布・販売、アンケート調査、BCL相談等を実施する。また今年は「BCLの神様」と言わ れた山田耕嗣氏(JSWC-0931)の逝去10周年に当たるため、「今夜も笑いかわせみ」のCD版の販売(次の記事参照)と特別講演会を行う。 特別講演会「逝去10周年 BCLの神様 山田耕嗣 ~山田耕嗣BCL博物館」(赤林隆仁氏講演)は25日の14:30-16:00にハム フェア会場の外にある会議棟701会議室で行われる。会員向だが、非会員は事前にjswchq @ live.jp宛に申込むか、当日午前中にブースで申込めば受講可能である。(JSWC 大武逞伯理事)

◎JSWCより山田耕嗣著「今夜も笑いかわせみ」全部掲載のCD版発行 
2版新規
 「BCLの神様」と言われJSWCの会員であった山田耕嗣氏(1940-2008)はJSWCの会誌 「SW DX Guide」に1986年6月から絶筆となった2008年9月まで22年間265回に渡ってBCLエピソードを集めた随筆「今夜も笑いかわせみ」 (Laugh Be Kookaburra Also Tonight)を連載した。氏個人の情報や 当時の放送局、関係者の情報等が満載で雑誌記事や単行本で見るのとは異なる氏の一面を知ることができる。掲載開始10年の1996年には第1回~120回 の内容をまとめたものがJSWC(日本短波クラブ)より冊子版(価格\2,700)で発売されたが、JSWCでは今回氏の逝去10周 年を記念して第1回~265回のすべての内容をpdf版とし、氏の獲得したQSLカード等のイメージも含めてCD版として8月25日に発行するこ とになった。プリントアウトして製本すれば冊子にして保存することも可能である。当面JSWC会員向のみに送料共1枚\1,700で通信販売を行 うが、8月25-26日にハムフェアのJ22ブースでは一般向\1,700、会員向\1,500で直接販売を行う。なお特別サービスとして最初の 50枚に限り山田耕嗣氏のJSWC会員シールを同梱する。(JSWC 大武逞伯理事)



◎AWRなどがWINBからDRM放送試験 2版新規
 英国のMike Terry氏によると、Adventist World Radioは8月4日より毎週火曜日と土曜日の01:30-02:00にWINBのRed Lion送信所から15670kHzでDRMの試験放送を行う。またオーストラリアのUnique Radioも同様に8月3/10/17/24/31日の20:00-21:00に15670kHz(場合によって9265kHz)で欧州西部、北アフリカ 向にDRMの試験放送を行う。両試験放送の受信報告はwinb40th @ yahoo.comに送付すれば特別QSLカードを発行する。その際オーディオファイル(Dreamソフトで録音できる)を添付することが望ましい。 (WWDXC TP 1351)

◎VORWが財政危機で送信の一部をキャンセル 2版新規
 米国のVORW (Voice of the Report of the Week) Internationalによれば同局は財政危機に陥り8月以降土曜・日曜の欧州・北米向送信をキャンセルした。今後の放送継続を望むリスナーは vorwinfo @ gmail.comのPayPalでの寄付を求めている。現在は次のスケジュールで放送している。*印はWBCQ、他はWRMI送信。
 木曜日 19:00-20:00 5950 北米西部向 
 金曜日 05:00-06:00 7780 5950 北米向
       07:00-08:00 9955 5950 南米向
       09:00-10:00 7730 北米西部向 9395 北米東部向
       10:00-11:00 5850 7780 北米向 7490* 北米東部向
      13:00-14:00 7730 北米西部向
  土曜日 06:00-07:00 9955 南米向
(WWDXC TP 1351)

◎TDXC 「PROPAGATION」第6版発行
 毎年8月1日に発行している戸塚DXersサークル(TDXC)の会誌「PROPAGATION」第6版が、今年も発刊された。今号の特集はカ ナダからのDXer~Nickさんを招いて」。一作年より交流が始まり昨年来日したNick Hall-Patch氏とTDXCメンバーが共に行なった数々のアクティビティが記されている。今号ではNick氏自身と同じくTDXCメンバーと交流の 深いGary DeBock氏にも投稿を頂いている他、新規参加のKei氏による日本のBCLブームの英文記事など、グローバル化を意識した英文コンテンツを増やしてい る。
 もう一つの特集は恒例の遠征ペディ記事で、3年越しの夢が実現した北海道霧多布湿原での北米中波局受信と周辺観光の様子が描かれている。
 この他の記事では質量共に最早学術論文とも言える力作の中波受信電界強度に関する記事をはじめ、海外・国内受信旅行記、アンテナ・受信機レ ビュー、製作・実験記事、受信機レストア記、インタビュー記事、OM探訪、シャック訪問、書評、そして無線関連まで、17名のメンバーによる過去 最多となる204ページに及ぶバラエティに富んだ記事が満載である。今年は非常に暑さの厳しい夏となっているが、夏休みにエアコンを効かせた部屋 で骨休めするのに最適なお供となることを期待している。http://my-bcl-life.sakura.ne.jp /PROPAGATION.htm よりpdf形式にて無料でダウンロードできる。(TDXC 中川弘夫氏)




◎オーストラリア4KZの終了時刻

 米国のRon Howard氏によると、オーストラリアの4KZ局5055kHzはこのところ毎日05:00-19:00に放送中である。ターゲットは局のあるクインス ランド州Innisfailの周辺1000kmである。なお季節によって送信時間を調整する。但し終了時刻は20:06や21:05の日もあり一 定していないと見られる。(DXLD 1827)

◎Radio Australiaの外国語放送インターネット上でも廃止
 ドイツのKai Ludwig氏によると、短波放送廃止後もインターネット上で残っていたRadio Australiaの外国語放送が「ひっそりと」廃止された。2014年の短波放送終了後もhttp://www.australiaplus.com、 http://www.radioaustralia.net.au上で外国語放送が継続されてきたが、前者はhttp: //www.abc.net.au/news/world/、後者はhttp://www.abc.net.au/radio- australia/に自動転送されるようになり外国語放送へのリンクは消滅した。ABCの外国語部門で働いていた中国人スタッフは全員配転に なったと聞いている。米国のKim Elliott氏によると、http://www.abc.net.au/radio-australia/programs/wantok/のページが 残っており太平洋諸島やパプアニューギニア向ピジン語とその方言のみは残存している。(DXLD 1827) 太平洋向フランス語はアーカイブのみとなっています。

◎海岸局WLO閉局
 米国のKim Elliott氏によると、同国アラバマ州Codenにある海岸局WLOが7月1日で全業務を停止し71年の歴史を閉じた。同局 は8471kHzでRTTY/Navtexの業務を継続していた。(DXLD 1827)



◎カナダ軍航空気象情報局
 米国のKen Zichi氏によると、カナダOntario州TrentonにあるTrenton Military Stationの航空気象情報が5034kHzUSBで06:55に受信された。(DXLD 1828)

◎広州海岸電台の音声放送
 米国のRon Howard氏によると、中国広州海岸電台の音声放送が17398kHzUSBで20:06の終了まで受信された。中国語の女声音声による海上気象情報で あった。(DXLD 1828)



◎Radio Kuwait南アジア向DRM放送を中止
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Radio Kuwaitは14:00-17:00に11970kHzで行っていた南アジア向英語DRM放送を中止し、15530kHzの欧州向英語放送に切り替え た。欧州向のアラビア語DRM放送(18:45-22:25 15110kHz)は継続されている。(DXLD 1828)

◎ペルーにRadio Internacional ”Ecos del Alba"誕生
 ブラジルのDaniel Wyllyans氏はペルーに新局Radio Internacional ”Ecos del Alba"が誕生したのを6月5日の19:00過ぎに発見した。周波数は4920kHz、コールサインはOAZ9Aである。連絡を受けた他の南米・ニュー ジーランドのDXerも受信している。この局はAsociación de Estudiantes de la Bilbia El Albaという名称の宗教団体の経営によるもので、QTHはApartado 1390, Trujillo, Peruである。E-mailは
elalba_asociacion @ hotmail.comである。アンデス風のペルー音楽を放送している。(DXLD 1828) Trujilloは首都リマの北方約500kmに位置する海岸の街です。albaとはカトリックの司祭がミサの時に着る白麻の衣のことです。QTHは Aprtado 1390, Trujillo  PERU。




◎ロシア標準時報局の情報発行
 Rus-DX 7/8によると、ロシア・モスクワ標準時間の意味や標準電波の詳細を記述したロシア物理技術無線計測研究所(FSUE/VNIIFTRI)の最新資料が公 開されている。ロシアにおける標準電波の送信時刻、周波数、出力、コールサイン、所在地等の情報が詳細に記載されている。 ftp://ftp.vniiftri.ru/BULLETINS/V/bull_b16_2018.pdfよりダウンロードできる。(DXLD 1828) 当然のことながらロシア語です。



◎旧Rampisham送信所売却に
 Medium Wave News July/August 2018によると、英国でBBC海外放送用の送信所として2011年まで活躍した旧Rampisham送信所の土地(180エーカー)が現在250万ポン ドで売りに出ている。用途は商業地域及び草原レクリーエーション向である。既に鉄塔類の大半は撤去されているが、ハヤブサの巣用に残されている鉄 塔もある。(DXLD 1828) 技術の粋であった送信所も自然の楽園に戻る訳ですね。

◎BBC「短波での受信はほぼなくなった」と発表
 英国のMike Terry氏によると、BBCが2017/18年に行われた聴取者調査の結果を発表した。それによるとBBC World Serviceの放送聴取者は1940年に発足した頃の1000万人から2億7900万人、BBC Newsの聴取者を入れれば3億4700万人と過去最大数となった。その中で短波による聴取者は消滅しつつあり、パキスタンやナイジェリアでは一人もいな くなったとしている。詳しい数値はhttp://www.bbc.co.uk/mediacentre/latestnews/2018 /bbc-global-audienceを参照のこと。米国のRichard Cuff氏によると、BBC World Serviceの聴取者の25%は15-24歳の年齢層で、彼らの聴取手段はスマホによるインターネット聴取が大半で、短波リスナーの聴き方とは異なる。 米国のJohn Figliozzi氏によると、インターネットによる聴取率は10-15%、現地のFM中継によるものが50-60%となっている。(DXLD 1828) 短波の送信を大幅に削減しているので短波で聞きたくてもやっていないという事実もあります。そうすればインターネットで聞く他ありま せんね。

◎短波VOLMET局も消滅か? ~ New York VOLMETは廃止
 米国のMike Cooper氏はFAAのNew York VOLMETについて質問したところ次のような回答があった。同局は送信を終了しており今後復活することはない。VOLMET放送は費用対効果が少なく、 維持もたいへんなので、今後使用されなくなる。(DXLD 1828) New York VOLMETは3485、6604、10051、13270kHzで放送していましたが、「今年12月まで」の予定で休止状態となっていました。同様 にHonolulu VOLMETも8828kHz以外の周波数(2863、6679、 13282kHz)が「2019年4月まで」の予定で休止状態となっています。また旧ソ連のチェーンの一部やマダガスカル、コンゴも廃止してい ます。

◎Tropical Band Monitorの最新版発行
 BDXCの会誌Communications 7月号によると、Domestic Broadcasting Survey 2018を補完する「Tropical Band Monitor」(Anker Petersen氏編集)が6月5日発行された。旧DSWCIのHP(http://www.dswci.org)より無料でダウンロード可能である。 (DXLD 1828)

◎ABC国外向サービスを原則廃止
 ドイツのKaui Ludwig氏によると、オーストラリアABCは国外向「Australia Plus」のwebサイトを閉鎖してしまい、代わりにABC Newsのサイトに中国語(http://www.abc.net.au/news/chinese/)、インドネシア語(www.abc.net.au /news/indonesian/)、ピジン語(http://www.abc.net.au/news/tok-pisin/)のページを設 けたがそれぞれ、直接入力しないとアクセスできないようになった。また従来あったベトナム語は廃止された。Radio Australiaのwebサイトは英語の他、フランス語、ビルマ語語、カンボジア語のページがあったが、消滅し英語のみになった。Radio Australiaを中継している海外FM局も太平洋地域での英語放送の中継のみが表示されており、例えばカンボジアPhnom Penhで行われていたFM中継の情報も消滅した。 (DXLD 1829) 「短波が嫌い」なのではなく、外に向けて情報を発する意欲が失われたというべきでしょう。

◎Issoudun送信所不調
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、TDFのIssoudun送信所では送信機の不調が続いている。アフリカ中部向にカヌリ語で送信されているDandal Kura Radio(14:00-15:00 7220、15:00-16:00 11910)は音声が歪んでいる。Dandal Kura Radioの03:00-05:00 11830とRFIのアフリカ北部向フランス語放送(05:00-06:00 7205、16:00-17:00 11700、17:00-18:00 15300)の放送にはバズ音が載っている。アフリカ北西部向にフランス語で送信されているRadio Taiwan Internationalのフランス語放送(月曜 04:00-05:00 13835)とアフリカ中東部向RFIフランス語放送(16:00-18:00 17850)は音質が極めて悪い。(DXLD 1829
) カエルの声のする送信機で中継していたこともありました!

◎Channel 292が送信時間格安提供
 ドイツのChannel 292によると、同局は短波送信を行いたい放送局に対してRohbach送信所の1kW送信機(6070kHz)の送信時間を1時間15ユーロ(約 1,950円)で提供する。制作した番組はmp3形式でBropBoxにインターネットにて送付すれば良い。同局ではそのために100MB/sの 回線を準備している。送信スケジュールは相談に応じるので、info @ channel292.comに連絡すること。放送は英国、スペイン、ドイツ、オーストリア、イタリアには確実に、フェーディングを伴うがロシア、ギリシ ア、日本にまで届く。(DXLD 1829)

◎モスクワでのAIR中波中継中止
 RUS-DX 7/15によると、モスクワで外国の放送を738kHzで中波中継しているロシアWRNによると、同局は8月でAll India Radio(AIR)の中継を全面的に中止する。現在まで行っていたのは試験放送だが、今後の継続に関してAIRと合意に至らなかったというのがその理由 である。AIRの中継は毎日モスクワ時間の21:30、03:00、12:00の3回行われていた。(DXLD 1829)

◎復興廣播電台9410kHzがUSBに
 米国のRon Howard氏によると、9410kHzで聞こえている台湾の復興廣播電台がキャリア付USBモードで出ている。21:00ないしは22:00に終了して いる。9745kHzは出ていない。(DXLD 1829) 9410kHzは2017年9月頃より出て来ることがあったとのことです。

◎ZNBCがストリーミング放送完全開始
 英国のDave Kernick氏によると、ザンビアのZNBCは近頃リニューアルされたwebサイト(http://www.znbc.co.zm)上で Radio1,Radio2、Radio4のストリーミング放送を開始している。TV放送のストリーミングは現在のところは行われていない。 National Assemblyの放送はこのサイトではストリーミングされず、議会の会期中のみhttp://www.parliament.gov.zmでストリーミ ングされている。(DXLD 1829) 「Radio3」に当たるのがNational Assemblyの放送です。

Radio1のストリーミング画面


◎WRTH2018夏期サプリメント発行
 英国のMike Terry氏によると、World Radio TV Handbookでは2018年版WRTHの夏期サプリメントを7月13日に発行した。分量は3ページで、http://www.wrth.com上から pdf形式でダウンロードできる。(DXLD 1829)

◎Radio Nacional Republica Arabe Saharauiの新webサイト
 ドイツのHansjoerg Biene博士によると、アルジェリアからスペイン領サハラに向けて1975年より放送している秘密局Radio Nacional Republica Arabe Saharaui(現在は中波1550kHzのみ)のwebサイトhttp://rasdradio.info/は6月で凍結され、https: //www.spsrasd.info/に移行された模様である。(WWDXC TP 1350) 更にhttp://www.rasdradio.info/というページに飛びます。



◎ブータンのQSL発行状況
 New Zealand DX Timesによると、Bhutan Broadcasting Service(6035kHz)のQSL発行状況は良くないが、フォローアップを繰り返せばE-QSLが発行されることがある。E-mailの宛先は request @ bbs.com.btまたはGeneral ManagerのKaka Tshering氏(katatshering @ bbs.bt)に直接送付する。(WWDXC TP 1350)

◎Pridnestrovskiy Radio 999kHzのQSL発行状況
 ロシアのDmitry Kutuzov氏によると、モルドバTransnistria地区のPridnestrovskiy Radioから999kHzで送信されている高出力放送について、Trans World Radioの番組についてはSt.Petersburgにあるsecretary @ twrradio.ruに受信報告を送るとQSLカードが発行される。発行者はMikhail Nevolin氏。またロシアのAnatoly Klepov氏によると、Pridnestrovsky RadioTeleCenterのSergei Omelchenko氏からもE-QSLが発行される。宛先はprtc @ idknet.comである。(WWDXC TP 1350) 後者は同送信所からの短波送信一般に発行されているものと同じです。999kHzは欧州に行けば夜間簡単に受信出来ます。

◎CNRが6030kHzでDRM試験放送実施
 China National Radioは7月24日より2018年いっぱいの予定で6030kHzにてDRMの試験放送を実施する。放送内容は「中国之声」(第5放送)、放送時間は 05:25-03:05だが火曜日の15:00-18:00には検査のため停止する。6030kHzの送信機の元々の出力は100kWであるが、 DRM試験放送は30kWに減力して実施する。送信ターゲットは華北地方だが中国全土で受信出来ると期待されている。なお臨時に停波することがあ る。受信報告はdrmrtprc @ 163.comに。(cahcn的自留地 7/26)

◎オーストラリア中波局のFM化進む
 オーストラリアのGeoff Wolfe氏によると、同国では中波局のFM化が進展している。FM周波数が余っていた1980年代に大量のFM周波数が中波局にも認可されたことがこの 背景にある。FMを補完周波数として使うのではなく中波を廃止してFMに移行してしまうのである。最近FM化した局、FM化決定した局は次のよう になっている。
 西オーストラリア州
  Karratha 1260 kHz → 102.5MHz,
  Exmouth 747 kHz → 102.9MHz
  Paraburdoo 765 kHz→ 94.mhZ,
  Tom Price (Red-FM) 747 kHz →  96.1MHz
  Collie 1089kHz → 101.3MHz
 ビクトリア州
  3YB Warnambool 882 kHz →  94.5MHz (同周波数を使用していた3RPHと周波数交換、882kHzで3RPHが出ている)
 ニューサウスウェールズ州
  2BS Bathurst (1503 kHz) → 95.1MHz(予定),
  2XL Cooma (918 kHz)、2GN Goulburn (1368 kHz)、2LT Lithgow (900 kHz)、2LM Lismore (900 kHz) FM化決定済だが周波数未定
 タスマニア州
  7BU Burnie (558 kHz) → 100.9MHz
  7AD Devonport (900 kHz)→ 98.9MHz   .
(DXLD 1830) だんだんオーストラリア中波DXの機会も減ってゆきますね。

◎ブラジルでもAM局のFM化進む
 ブラジルのRudolf Grimm氏はIRCA DX Monitor 7/21に報告したところによると、ブラジルでは既に404のAM局がFMに完全移行している。(DXLD 1830) AM局の中に短波局が含まれるのかは不明です。

◎RFE/RL ルーマニア・ブルガリア向放送復活に ~但しオンラインのみ
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、RFE/RLは廃止していたブルガリア・ルーマニア向のニュースサービスを復活する決定をした。ブルガリア向放送は2004 年、ルーマニア向放送は2008年に廃止されていた。両国はNATOやEU加盟国の中ではメディアの基盤が弱いための措置だとしている。 RFE/RLは最近バルカン半島諸国やモルドバへの関与を深めている。但し復活すると言っても放送はオンラインのみである。(DXLD 1830)

◎FEBAがKTWRより送信に
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、英国のFEBA RadioはTrincomalee中継であった22:15-22:45の放送をKTWRのGuam送信所中継に変更している。周波数は 11580kHz(200kW、290度、南アジア向)で、前半(22:15-22:30)は月・火がテルグ語、水・木・金・土がマラヤラム語、 日がカナンダ語、後半(22:30-22:45)は月が英語、火・水がタミル語、木・金・土がカナンダ語である。(DXLD 1830) KTWRは宗派を問わず中継を行う模様です。

◎RFE/RLがFacebookに広告 ~米国民も視聴可能
 英国のMike Cooper氏が、Kevin Roosのtwitterとして引用したところによると、RFE/RLが米国国内向の宣伝広告をFacebookに掲載するようになった。NATOの活動 やロシアでの同局の活動を好意的に伝えたり、ワールドカップでのロシアの行動を批判する内容で、Facebookは特にこの広告を政治的なものと は分類していない。。BBGでは特に米国民に向けたものではないので問題ないとしている。しかし米国の法律では対外宣伝メディアは米国国内向に放 送や宣伝を行ってはいけないことになっており、バノン派のMichaek Pack氏が米国BBG長官になったことで、この規制の突破を狙ったとの見方もある。(DXLD 1830) https://mtouch.facebook.com/rferl/で流れているような内容を示すものでしょうか?

◎National Radio Clubがホームページを一新
 NRC DX News July 30によれば、National Radio Club(NRC)はホームページ(http://nationalradioclub.org)の内容を一新した。メンバーシップの更新や出版物の購入 が従来より行いやすくなっている。(DXLD 1830)



◎ブラジル発「QSL Window」最新版発行
 ブラジルのRodolf Grimm氏によると、世界のQSLカードや局の連絡先等を記述した「QSL Window」の2018年7月版が発行された。pdf形式で71ページ、寄稿者は11名で内7名はブラジルである。 https://drive.google.com/file/d/1L7wmpMP1lB9QnxFJMxMcl1QV0YKuqTcV /viewで参照・ダウンロードできる。(DXLD 1830)

◎国立VOA放送博物館がBethany送信所74周年記念行事
 英国のMike Terry氏によると、米国West Chesterの旧Bethany送信所跡に設立されている国立VOA放送博物館(National VOA Museum of Broadcasting)は来る9月22日のBethany送信所設立74周年記念日に「Rock the Radio」の催しを行う。時間は現地時間17:30-22:30で、ディナー形式でCincinatiの有名なロックバンド「Blue Stone Ivory」を招き、冷戦時代から1970年代に至るロックミュージックを演奏する、また1950年代にVOA放送の送信を船上から行った海兵隊 船舶「Courier」に関する特別展示を合わせて行う。参加費用は1名$150。詳細はhttp://www.voamuseum.orgを参 照のこと。(DXLD 1830) VOAは博物館で見るものになってきているのか!?

National VOA Museum of Broadcasting



◎米国無線史のwebサイト

 米国無線史(American Radio History)のwebサイト(https://www.americanradiohistory.com/index.htm)では短波リスナーや DXer、特に「DXing全盛時代」を懐かしむ人々には興味のあるアーカーブを多数公開している。米国の商業雑誌でけでなくDXクラブの会誌や 出版物、海外の雑誌等も収集公開している。DXerに興味のありそうな資料をまとめた冊子が https://medxr.blogspot.com/2018/07/radio-history-website- important.htmlで公開されている。またfacebook(https://www.facebook.com /americanradiohistorycom-207035032673171/)にも興味ある情報や写真が掲載されている。(DXLD 1830)

最初からアーカイブ満載のHP




出典の略称

 DXLD: DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
 HCDX:  Hard-Core-DX
 JSWC:  Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
 WRTH: World Radio TV Handbook



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