月刊短波2018年12月号(第6版)
編集 赤林隆仁  時間 JST


◎Channel292上での年末年始放送 ~100kW送信も! 6 版新規
 英国のAlan Roe氏によると、ドイツのChannel292より次の局が年末年始特別放送を行う。Moosbrunn送信所(100kW)以外の送信は Rohrbach送信所(低出力)から行われる。
 SuperClan Radio:  12/24 12/15 12/26 12/30 12/31 1/1 17:00-18:00 6070 7440       
  Radio Ohne Namen:  12/24 18:00-22:00 6060 7440
  Radio Waves International :  12/25 22:00-23:00 6070 7440
  SM Radio Dessau:  12/26 18:00-19:00 6070(Moosbrunn送信所100kW) 1/1 19:00-20:00 6070
  Radio PowerRumpel:  12/26 19:00-20:00 6070(Moosbrunn送信所100kW)
  Radio Decade AM:  12/26 20:00-21:00 6070(Moosbrunn送信所100kW)
  Radio Klein Paris Int:  12/26 21:00-22:00 6070
  SurfRadio:  12/26 12/27 00:00-01:00 6070
(WWDXC TP 1366) 12/26の18:00-21:00の6070kHzが要注目です。

◎UBMP年末特別放送 6版新規
 英国のAlan Roe氏によると、米国のUBMP(Uncle Bill's Melting Pot)は普段音楽番組を制作しているが、年末に短波で特別放送を実施する。
 12/16 10:00-11:00 WBCQ 5130  米国向クリスマス特別放送
 1/1  03:00-04:00 9400 Kostinbrod送信所 欧州西部向年末特別放送
 1/1 10:00-11:00 WBCQ 5130 米国向年末特別放送
(WWDXC TP 1366)

◎VORW Radio Interenationalクリスマス特別放送 6版新規
 VORW Radio Internationalは12/26の06:00よりWWCR(100kW)から9350kHzでクリスマス特別放送を行う。受信報告等は vorwinfo @ gmail.comに、特別QSLカードが発行される。なおhttps://soundcloud.com/vorw_radio_intで聞くこともで きる。(VORW)

◎スウェーデンSAQがクリスマス送信 5版新規 
 英国のMike Terry氏によると、世界遺産になっているスウェーデンの長波保存海岸局Grimeton Radio/SAQは今年も12月24日に17.2kHzで、当時のAlexandar Altenator(出力200kW)を使用したCW送信を実施する。これは1924年以来行われているものである。同日16:30より試験電波を発射 し、17:00より正式なメッセージを送信する。なお当日同局を訪れて無料で見学することも可能で、コーヒーやクリスマス菓子が振る舞われる。受 信報告はE-mailではinfo @ alexander.n.seに、郵便ではAlexander - Grimeton Veteranradios Vaenner, Radiostationen Grimeton 72, SE-432 98 GRIMETON, Swedenに。 なお同時に同局に設置されたアマチュア無線局も7035kHzCW、14035kHzCW、3755kHzSSBの何れは2波で電波を出すので交信が可能 である。 (DXLD 1850) 詳細はhttp://www.alexander.n.seを参照のこと。

◎World Radio TV Handbook 2019年版発行される ~ 日本で入手可能に 4版修正
 World Radio TV Handbook 2019年版が12月10日に発行された。12月15日現在日本で入手可能となっている。2019年版は、2018年版と同じ672頁 だが、紙質が向上して厚さが約6ミリ増加、その分ページがめくりやすくなっている。例年通り世界中に張り巡らされた情報ネットワークによる内容更 新によって中波、短波、FM放送について最新の情報が集積されている。読み物として「短波用カーテ ンアンテナ」、「平和のための放送」、「V7AB Radio Marshall Islands」、「TWR Bonaire」、「Digital Update」を掲載している。またレビュー・セクションでは、SDR受信機Excalibur Sigma(最優秀受信機に選定)、SDRPlayRSPDuo、Airspy HF+(お買い得SDRに選定)、RDR51’Pocket'、日本でも今話題のBCLラジオ XHDATA D-808、小型スキャナーIcom IC-R30が取上げられている。(赤林)
 IBSジャパンでは例年通り「2019年版日本語解説」(12ページ)も合わせて発行している。日本語版解説ではWRTHの有効性を高めるため の英文ハンドブックの使い方が説明されている他、夏・冬の日本語放送スケジュール、日本のDX界の2018年ハイライトが特別記事として掲載され ている。価格は昨年と同じで以下の通りである。
 ①英語版WRTH2019のみ 送料共\5,299 (本体\4,789+送料\510)
 ②英語WRTH2019+日本語解説 送料共\5,599 (本体\5,089+送料\510)
 申込は郵便振替で番号:00210-7-28136、加入者口座名:IBSジャパンへ。問い合わせはohtaket @ kyp.biglobe.ne.jpへ。現在在庫中のものは即納可能である。 (IBSジャパン 大武逞伯氏) 12月中に限りJSWC会員には割引価格で提供されます。詳細は「月刊短波」のJSWCの項を参照のこと。 WRTH直送の場合の価格は£35(送料共)。英国では12月中旬から冬休みに入るため入手は1ヶ月程度遅れる場合があります。 日本のAmazonでは12月15日現在受け付けていません。

(左)WRTH2019年版 (右)日本語解説
 


◎KTWRがDRMクリスマス特番 3版新規

 インドのAlokesh Gupta氏によると、KTWRはDRMモードでのクリスマス特番を放送する。スケジュールは以下の通り。
 日本向日本語 (ステレオモード B 64 QAM)
   12/15 12/22  20:00-20:30 9910 50kW
    12/16 12/23  21:45-22:15 7500 50kW
  南アジア向英語 (モノラルモード A 16 QAM)
  12/24 12/25  21:45-22:15 9380 75kW
  南太平洋向英語(ステレオモード B 64 QAM)
   12/24 12/25  20:30-21:00  11995 50kW
(DRM Forum 12/12)

◎オランダFRSが年末特番 3版新規 3版新規
 Free Radio Service Hollandは恒例の年末特番を12月30日の17:52-23:00に7700kHz及び58??kHz(何れも出力・送信所非公表)で実施する。欧 州向英語。12月31日には再放送が行われる予定である。期日が近づいたらhttp://www.frsholland.nl上に詳細な情報が発 表される。(DX REMIX NEWS #1102)

◎Moosbrunn送信所からのクリスマス特番 3版 新規
 オーストリアのMoosbrunn送信所から次の各局が12月26日にクリスマス特番を放送する。周波数は6070kHz、出力は100kW。 無指向性送信。すべてドイツ語放送である。
 18:00-19:00  SM Radio Dessau (URL https://www.smradio-dessau.de/)
 19:00-20:00   Radio PowerRumpel (Twitter https://twitter.com/rpowerrumpel)
  20:00-21:00   Radio Decade AM (facebook https://www.facebook.com/RadiodecadeAM/)
  21:00-22:00   Radio Klein Paris (E-mail kunos-radiothek @ web.de)
(Bulgarian DX blog 12/13)

◎Channel 292からの年末特番 3版新規
 ドイツChannel 292はRohrbach送信所より以下の様な年末特番を放送する。出力は10kW、無指向性送信。
 Atlantic 2000 International
    12/15 18:00-19:00 6070 英・仏語
  12/16 18:00-19:00 7440 英・仏語
 Swedish DX Federation
  12/15 18:00-19:00 7440 スウェーデン語
  12/16  21:00-22:00 7440 スウェーデン語
     12/23 21:00-22:00 7440 スウェーデン語
     12/26 21:00-22:00 7440 スウェーデン語
   Radio Waves International
    12/25 22:00-23:00 6070 7440 英・仏語
(Bulgarian DX blog 12/13)

◎Uncle Bill's Rockless新年特別放送 3版新規
 2019年1月1日の03:00-04:00にUncle Bill's Rocklessの新年特別放送がKostrinbrod送信所より9400kHz(100kW、306度)で行われる。欧州西部向英語。この日は Brother Stairの定期放送は行われない。(Bulgarian DX blog 12/13) 米国を拠点にすると見られる「Uncle Bills Melting Pot」という音楽団体が主催する放送で、月曜の08:00-08:30にWBCQから7490kHz、水曜日の05:00-05:30にChannel 292から6070kHzで定期放送を行っています。12/26の10:00-11:00にクリスマス特番、1/1の09:00-10:00に新 年特番を何れもWBCQより5130kHzで米国向にも行う予定とのことです。

◎Sydney-Hobartヨットレース特別気象放送 2版新規
 毎年行われているSydney-Hobartヨットレースが今年も12月26日の11:00に開始され31日まで行われる。参加者に配布される 指示書によると、参加者に向けた警報・注意報が以下の様に行われる。
 Melbourne Radio 06:57 11:57 8176
 Hobart Radio 07:03 2524/4146/6227
  またこの海域向に一般に行われている短波の気象通報は以下の通り。
 Cherleville Meteoのニューサウスウェールズ・ビクトリア州気象通報 08:30 12:30 16:30 4426 8176 12365 16546 同一周波数で毎時に警報
  Cherleville Meteoのタスマニア州気象通報 00:30 04:30 20:30 2201 6507 8176 12365 同一周波数で毎時に警報
  Hobart Radioのタスマニア島南部海域気象通報 05:45 11:45 13:33 17:03 2524 4146 6227
  Western Port Safety Councilのバス海峡気象通報  06:15 10:15 15:10 2524
 Mersey Radio バス海峡タンカー情報 06:20 13:10 2524
(DXLD 1849) モードはSSB。

◎RTBFの中波放送終了に 2版新規
 フランスのRemy Friess氏によると、ベルギーRTBFの中波放送が現地時間12月31日(1月1日08:00)で終了し、ベルギーに中波局は存在しなくなる。廃止さ れるのはWavre送信所の621kHz(国際放送用、300kW)とHoudeng送信所の1125kHz(第一放送用、9kW)。(DXLD 1849) クリスマス等で欧州に出掛ける人は621kHzの最後の声をお聞き下さい。

◎HCJB日本語放送「BCLの日」特集を放送 ~JSWCから特別QSL発行

 「BCLの神様」と言われていた山田耕嗣氏が2008年に死去して今年は10年となる。氏の没後、誕生日の12月17日を「BCLの日」にしよ うとの提案があり、毎年この時期にいくつかの国際放送の日本語放送局が特集番組を組んでいる。HCJB日本語放送では昨年に引き 続 いて今年も山田氏の思い出話を放送する。JSWCの大武逞伯氏と赤林隆仁氏の出演で、山田氏の日頃の生活や、BCLブームの推進役だった頃の努力 の一端等を紹介するとともに、2018年のBCLトレンド情報も提供する。番組は12月1日及び8日(何れも土曜日)のHCJB日本語放送で行わ れる。JSWCではHCJBとは別にこの番組の受信報告に対して特別QSLカードを発行する。受信報告はeQSL希望の場合はE-mailで jswchq @ live.jpに、印刷QSL希望の場合は82円切手を貼り住所氏名を記入した封筒(SASE)と経費分として更に82円切手を同封の上〒 248-8691 鎌倉郵便局私書箱44 号 JSWC QSL係宛に送付する。2回分の受信報告を上記の要領で郵送した場合は別々のQSLカード(2018年の干支カードとJSWC50周年記念 カード)を発行する。氏名にはローマ字のフリガナを明記すること。(JSWC 大武逞伯氏) 放送は07:30-08:00 15410kHz、20:00-20:30 11905kHz。podcastはhttp://japanese.reachbeyond.jp/。

◎NHK World Japanが国内向受信証を特例発行
 NHK国際放送局多言語メディア部が11月20日に発表したところによると、NHK World Japanではラジオの国際放送を海外で聴取して受信報告を寄せたリスナーに対して、受信確認証(ベリカード)を発行しているが、国内での受信については 対象外として受信証の発行は行っていない。現在、同局ではインドキャラバン企画 「Influential India」を実施中だが、その一環として12月7日(金)の12:30-14:00に13780kHzにて印度向特別番組を放送する予定である。使用言 語はヒンディー語、ベンガル語、ウルドゥー語の3言語で言語放送の枠を越えて「相乗り」で進行する。13:00-13:30は、NHK WORLD TV 「Influential India」との同時放送を行い、ラジオ国際放送ではテレビの画面を見ながら3言語のアナウンサーたちがさまざまなトークを繰り広げる。「紅白歌合戦裏 チャンネル解説」の「インドキャラバン版」といった趣向である。その他の時間には、東京のインド人コミュニティーからのリポートや、インドのリス ナーと結ぶ企画を予定している。
 今回、この特集番組をラジオで聴いたリスナー、テレビで視聴したオーディエンス、ネットユーザーから届く受信報告に対して、特別の受信証明を発 行することになった。この特別番組に対する受信報告に限り、国内からの受信報告にも受信証を発行する。受信報告には短波放送とテレビ国際放送、イ ンターネットライブストリーミングのうち、どのメディアを視聴したかを必ず記述すること。宛先は〒150-8001 NHKワールドジャパン  India Special受信報告。宛名には必ず英語で「India Special」とタイトルを記述する。タイトルが書かれていないと特別受信証を発行できないので注意。(アジア放送研究会 山下透氏)
  ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、送信所は八俣(300kW、270度)の可能性が高いが、Tashkent(100kW、163度)となる場合もある。 (WWDXC TP 1363)

◎アイワが「BCLラジオ」発売 ~中国製のOEM
 アイワが11月下旬に「BCLラジオ」を発売すると発表した。発売されるのは「ワールドバンドラジオ モノラル」のAR-MD20、及び「ワー ルドバンドラジオ ステレオ」のAR-MDS25の2機種。価格は双方ともオープンプライスだが、ヨドバシカメラ (http://www.yodobashi.com)ではAR-MD20が\9,690、AR-MDS25が\14,900となっている。(滋賀県 居 松重和氏) アイワ(Aiwa)は以前はソニーの子会社で比較的廉価なオーディオ製品を発売していましたが、2008年に消滅しまし た。現在のアイワはICF-SW7600GR等ソニーブランドのBCLラジオを生産していた「十和田オーディオ」(本社 秋田県小坂町)がソニー からブランドを買い取って2017年に設立した会社です。電源スイッチの色が違う以外AR-MD20は中国Tecsun社製PL-310ET、 MA-MDS25はTecsun PL-398MPと同じ大きさ、パネル配置(Aiwa製のパネルは日本語表示)であるため、双方とも Tecsun社のOEM品であると考えられます。

(上左) Aiwa AR-MD20 (上右) Tecsun PL-310ET 電源ボタンは橙 純然たる BCLラジオ

      
(下左) Aiwa  AR-MDS-25  (下右) Tecsun PL-398MP 上記機種にステレオスピーカーが付属、mp3録音再生等オーディオ機器としても使える
     
◎AIR B18詳細スケジュール発表
 インドのJose Jacob氏によると、同氏はAll India Radioの詳細B18短波放送スケジュールを以下のサイトに公開している。
 短波周波数別国内・海外向放送全スケジュール https://qsl.net/vu2jos/sw/freq.htm
 時間別海外放送スケジュール https://qsl.net/vu2jos/es/time.htm
 言語別海外放送スケジュール https://qsl.net/vu2jos/es/Language.htm
(WWDXC TP 1360)

◎NQ Radioスケジュール変更
 オーストラリアNQ RadioのAussie Tim氏によると、米国WINBから9265kHzで中継放送を行っている同局は11月11日よる次のようにスケジュールを変更する。放送は毎週土曜日の み。
 19:00-20:00 Sounds of your life (Aussie Tim氏担当) 
 20:00-20:30 Hobart Radio International (Rob Wise氏担当)
 20:30-21:00 International Radio Report (Sheldon Harvey、David Asselin氏担当)
 21:00-21:30 World of Radio (Glenn Hauser氏担当)
(DXLD 1844)

◎3375kHzでブラジルRádio Municipal短波送信再開
  ブラジルのDaniel Wyllyans氏らがRádio Municipal(在Amazonas州São Gabriel da Cachoeira)の技術部Jose Pereira氏より受け取ったメールでは、同局は停波していた3375kHzで3.5kWによる送信を10月24日より再開した。 放送時間は16:00-21:00及び07:00-11:00である。米国のArt Delibert氏は回転ビームアンテナにより18:15に同局を確認できた。同局のアンテナ等の写真が
https://dxbrazilsw.blogspot.com/2018/10/exclusivo-fotos-transmissor- 3375-khz.html?m=1に掲載されている。(DXLD 1844)

◎海南東方送信所の現状
  ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、現在11695kHz・15580kHzでDRM送信試験を行っている中国海南省の東方(Dongfang)送信センターは 北緯18度52分19秒93、東経108度40分49秒02の位置にあ り、上空からの写真をhttps://goo.gl/maps/ntSBwvYt2SA2またはhttps://binged.it /2D2PnZ4で観察することができる。上空からは22基のカーテンアンテナを認識することができる。これとは別にAlliss社製アンテナが広く設置 されている場所が北緯18度55分39秒62、東経108度39分37秒78付近及び北緯18度54分38秒81、東経108度41分09秒49 付近にある。上空写真はそれぞれhttps://goo.gl/maps/FE7J1cCan5o、https://goo.gl/maps /seS3G42Kx482。昔からCRI中波・短波送信所として使用されてきた東方#1送信所は北緯18度53分25秒12、東経108度39 分41秒70の位置にあり、元来6基のカーテンアンテナが設置されていたが、2012年に南西の角に無指向性アンテナ1基が追加された。上空写真 はhttps://goo.gl/maps/NJMxkyNbdtsまたはhttps://binged.it/2PSVyBV。更にジャミング 専用の東方#3送信所は北緯18度54分17秒00 N、東経108度39分37度78にあり、11基のカーテンアンテナと7基のマストに支えられたNVISタイプの噴水状無指向性アンテナが設置されてい る。上空写真はhttps://goo.gl/maps/1kZS1MwA1oxまたはhttps://binged.it/2D1xtp。 (DXLD 1844)

◎ドイツShortwave RadioのB18スケジュール
 オーストリアのHerbert Meixner氏によると、Sinsen-Celle送信所から行われているドイツShortwave RadioのB18(11月1日以降)のスケジュールは以下の通りで6160kHzが復活した。放送は毎日。
 3975kHz 17:00-08:00
  6160kHz 17:00-24:00
 詳しい番組内容はhttp://shortwaveradio.de/schedule/を参照のこと。
(WWDXC TP 1361)

◎ドイツのStudio52 Nauen送信所から特別放送
 ドイツのRoger Thauer氏によると、同氏の経営するドイツのHITMIX-Studio52が次の期日にNauen送信所から5970kHz(125kW)で特別放 送を行う。
 11/3 22:00-23:00
 12/1  21:00-23:00
  1/1   21:00-24:00
  1/19  21:00-24:00
 詳細はhttps://studio52radiogroup.jimdo.comを参照のこと。(WWDXC TP 1361)

◎台湾中央気象台
 インドネシアのJawahar Shaikh氏によると、台湾の中央気象台は中国語による気象放送を5170、8113kHzSSBで行っている。同局のwebサイトに受信オーディオ ファイルを添付して受信報告を送ったところ、QSLカードが発行された。(WWDXC TP 1361)

◎AIR-Port Blair増力
 インドのJose Jacob氏によると、AIR-Port Blairの4760kHzが最近強くなったという報告がインドのDXerから多数寄せられている。この件について同局のStation Engineerに問い合わせたところ、従来4kWで出していたのを8kWに増力したとのことであった。本来の公称出力は10kWである。受信報告を歓迎 する。宛先はairportblair @ rediffmail.com。放送のスケジュールは以下のとおりである。中波の648kHzとパラ。なお英語のAWRの放送の中継が水~日曜の 20:00-21:10にある。
 4760kHz 08:55-12:00 19:30-02:00(日・月は02:30)
 7390kHz 12:15-18:00
 なお4760kHzと同一周波数を使用しているAIR-Lehは現在停波中である。(DXLD 1845)

◎アルジェリアからもE-QSL
 ロシアのIvan Zelenyi氏によると、TDF Issoudunから送信されたRadio Coran Algerienne(6050kHz)にfacebook(https://facebook.com/radiocoran.dz)上からフランス語 の受信報告を送ったところ12日後にE-QSLがfacebook上で発行された。(WWDXC TP 1361) 受信報告もSNS上で行う時代になりました。

◎Shortwave Radiogramの放送時間変更
 ドイツのRoger氏によると、ブルガリアKostinbrod送信所から毎週日曜日の01:00-01:30に行われていた Shortwave Radiogramの放送は11月より毎週土曜日の23:00-23:30に変更となる。周波数は9400kHzで同じ。欧州での受信状況を改善すること が目的の変更であるが、アジア・太平洋地域や北米での受信状態改善も期待される。また同じく文字・映像放送を行っているMighty KBCも放送時価名を00:00-01:00から22:00-23:00の変更する。周波数は同じ9400kHz。(DXLD 1845)

◎Radio Centerがラトビアに移転
 Rus-DX 11/4号によると、ロシアのMoscowで1485kHzにて放送していたRadio Center(Радио Центр)はロシア政府の規制で放送を続けることが出来なくなり、やむなくラトビアに移転して放送することとなった。2018年3月22日に24時間放 送の認可を取得し去る10月24日まで元と同じ1485kHzでMoscow及びSt. Petersburg方面に向けて試験送信を行った。本放送は1602kHzで行うことになっている。なお放送はインターネットでも聞くことができる URLはhttp://www.radiocenter.net。(DXLD 1845)

◎ペルーのRadio San Antonio短波放送再開か?
 ブラジルのRudolf Grimm氏によると、ペルーのRadio San Antonioらしきスペイン語局が11月3日以降07:00過ぎに4940kHzで聞こえている。同局の短波放送が復活したものと思われる。(DXLD 1845)

◎BDXCの出版物一斉にアップデート
 B18シーズンを迎えBritish DX Clubで発行している以下の出版物が一斉にアップデートされた。
 ・The DX, Media, Mailbag programme guide 
 ・Africa on Mediumwave and Shortwave 
 ・Broadcasting in Afghanistan 
 ・External Services on Mediumwave: 
 ・Middle East & Caucasus on Mediumwave and Shortwave 
 ・South Asia on Mediumwave and Shortwave 
 ・UK on Shortwave 
 以上はすべてhttp://bdxc.org.uk/上よりpdf版(一部はhtm版)を無料でダウンロードできる。
 また新しい無料出版物としてドイツのHansjoerg Biener博士著「Observations from a listening project on the North Eastern Service of All India Radio Shillong (Meghalaya)」を発行した。これも上記のURLからダウンロード可能。(DXLD 1845)

◎Radio Tirana80周年
 ドイツのMichael Bethge氏によると、アルバニアのRadio Tiranaは1938年11月20日の放送開始から80周年を迎えた。80周年記念記事がhttp://rti.rtsh.al/2018/11/09 /80-years-of-radio-tirana/に掲載されている。(WWDXC TP 1362) 

◎オーストラリア労働党Northern Territory向短波放送の復活を公約
 英国のMike Terry氏によると、オーストラリア労働党は2019年に予定されている総選挙で勝利した場合、ABCに対して200万A$を交付してNorthern Territory Shortwave Serviceを復活させると公約した。ABCは2017年1月に同サービスを廃止したが、その時は「廃止で190万A$が節減できる」としていたが、 Northern Territoryの原住民、牧畜関係者、漁業関係者からは厳しい反発を受けていた。AM・FM放送や携帯電話の電波が届かない地域で働くことの多いこれ らの人々は労働党の公約を歓迎している。(WWDXC TP 1362)
 これに対してABCの経営幹部は「衛星放送で完全にカバーできている」として、予算がついたとしても拒否する構えである。(DXLD 1647) 現在の下院の勢力は全議席150、保守党76、労働党69。短波放送も政争の具となってきている。

◎中国のDRM短波試験送信3送信所より
 11月19日に中国の中央人民広播電台は新たに9655kHz及び13850kHz(試験的に17800kHzも)でDRM試験送信を開始する と発表した。送信所は新疆ウイグル自治区の烏魯木斉で、送信出力は30kW、中国北部及び中国東部向である。これで中国では3送信所からDRM短 波送信試験が実施されることになった。全てのスケジュールは次の通り。受信報告の宛先はE-mailでrmrtprc @ 163.comへ。
 6030 kHz 05:25-03:05 (火曜日の15:00-18:00を除く) 北京送信所 30kW 0度 中国北部向
 9655 kHz 07:00-10:00 17:00-21:00  烏魯木斉送信所 30kW 中国北部・中国東部向
 11695 kHz 10:00-18:00  東方送信所 30kW 41度 中国東部・中国南部向
 13850 kHz 10:00-17:00  烏魯木斉送信所 30kW (17800kHzでも試験を行うことあり) 中国北部・中国東部向
 15580 kHz 10:00-18:00  東方送信所 30kW 16度 中国北部向
(WWDXC TP 1362)

◎Radio Nigeria Kadunaが海外中継開始? ~謀略説も!
 ブルガリアのIva Ivanov氏によると、Radio Nigeria Kadunaが米国Okeechobee送信所及びフランスIssoudun送信所より短波中継を開始した。スケジュールは以下の通り。言語はハウサ語、 アフリカ西部向。
 Okeechobee中継 100kW 87度
  14:00-16:00 11580  16:00-18:00 11580  20:00-24:00 11580  05:00-08:00 11580
  Issoudun中継 150kW 170度
  14:00-16:00 7335  16:00-18:00 13840  20:00-24:00 17690  05:00-08:00 7235
 ドイツのWofgang Bueschel氏によると、WRMIのJeff White社長の仲介で実現したものである。中継資金はEUもしくはフランス・ドイツから出ている模様で、中央政府と鋭く対立している北部のイスラム政権 を支援する目的であろう。フランスにとってはアルジェリアにIssoudun送信所を提供しているのと同じ目的で、西部のサハラ南部地域の安定と フランスの勢力拡大を狙ったものであろう。(WWDXC TP 1362)
 ドイツのKau Ludwig氏によると、Radio Nigeria Kaduna(FRCN Kaduna)は運営資金の不足で自前のJali送信所の保守もできないため、同送信所からの6090kHzは2018年初めから停止したままである。ま た米国のGlenn Hauser氏によると、それでも同局はナイジェリアや周辺諸国でハウサ語を話す人々の間では人気のある情報ソースとなっている。但し資金難でJali送 信所のディーゼル発電機を動かす燃料が調達できず放送時間の縮小や送信の停止を余儀なくされていた。(DXLD 1846) 
 現地の新聞はナイジェリア政府が反政府秘密局Radio Biafra(2015年に放送を中止)の活動を封じるために周波数を買い取ったもので、Kaduna局だけでなくBayelsa、Enugu、 Ibadan局の放送も行う予定であるという。但し現在使用中の周波数はRadio Biafraが使用していたものとは異なっており、真偽は不明である。(DXLD 1647) 中央政府はヨルバ語・英語を使うキリスト教徒中心、北部はハウサ語を使うイスラム教徒中心です。




◎キルギスタンがBBC-WSを中継
 ブルガリアのRumen Pankov氏によると、KyrgyztelekomはBishkekのKrasnaya Rechka送信所から4010kHzでBBC World Serviceの英語番組を中継している。01:00-01:06のBBC World News、19:05-19:09のBBC World Sport Newsが中継されている。(WWDXC TP 1362)  
 
◎2018年EDXC会議の報告書公表
 2018年9月にスロバキアのBratislavaとオーストリアのViennaで開催されたEDXC会議の報告書がBritih DX Clubより公表された。
 第一部 Bratislava編 http://bdxc.org.uk/edxc18a.pdf
 第二部 Vienna編 http://bdxc.org.uk/edxc18b.pdf
(WWDXC TP 1362)

◎IRRS中継最新情報
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、ルーマニアのSaftica送信所(100kW、300度)から欧州西部向に行われているIRRS(Italian Radio Relay Service)ではB18スケジュールで次の局を中継している。
 Radio City(アイルランド)土曜 18:00-19:00 9510 ドイツ語
 EGR/UN Radio 日曜 19:30-22:00 9510 英語
(DXLD 1846)

◎Radio Kiribati情報
 ニュージーランドのBryan Clark氏はMangawhaiにある自宅でRadio Kiribatiを1440kHzにて15:40頃受信しIDを確認した。英国のMartin A Hall氏は同局を受信し、E-mailで
Engineering Network ManagerのBabera Marewenimakin女史にレポートしたところ、返信を得ることができた。(DXLD 1846)

◎Dengê WelatのB18スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、クルド秘密局Dengê WelatのB18スケジュールは次の通り。西アジア向で、言語はクルド語。
 12:20-15:00 9525 Issoudun 250kW 90度
 15:00-00:00 11530 Grigoriopol 300kW 130度
 00:00-01:00 11530 Issoudun 250kW 90度
 01:00-05:00 9525 Issoudun 250kW 90度
 05:00-07:00 9525 Grigoriopol 300kW 116度
(DXLD 1846) 00:00と05:00には同一周波数でシームレスな送信所切換が行われています。



◎キルギスの受信報告先
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、4010kHz等で行われているキルギスBirinchi Radioの受信報告の送り先はE-mailではpublic @ ktrk.kgまたはktrksite @ gmail.comないしはoffice-rrtc @ ktrk.kgである。S-mailではPublic Broadcasting Corporation of the Kyrgyz Republic,59, Jash Gvardiya boulevard.720010 Bishkek,Kyrgyz Republicである。返信はInternational Relations and Protocol Department OfficerであるCholpon Temirbekova女史から来る。女史のE-mailはmontecristoyanni @ gmail.comであるが、http://www.ktrk.kg上から直接送ることもできる。(DXLD 1846)

◎Radio Baltic Wave International
 リトアニアのRimantas Pleikys氏によると、同国Viešintos送信所の1386kHz(75kW)送信機よりB18では次の国際送信が行われている。
 01:30-02:00 Radio Poland ポーランド語
 02:00-02:30 Radio Poland ロシア語
 02:30-03:00 NHK World Japan ロシア語
 03:00-04:00 RFE/RL ロシア語
 04:00-04:30 RFE/RL 白ロシア語
 04:30-12:00 RFE/RL ロシア語
 12:00-12:30 RFE/RL 白ロシア語
 12:30-13:00 NHK World Japan ロシア語
 13:00-14:00 Radio Poland 白ロシア語
(DXLD 1846)

◎Mighty KBC Radio周波数変更
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、オランダのMighty KBC Radioは毎週土曜日の22:00-23:00に9400kHzで行われていた英語放送の周波数を11月10日より11600kHzに変更した。送信所 はKostinbrod、出力100kW、送信方向306度である、FEBCの中国語放送とのQRMを避けるためである。(DXLD 1846)

◎ニカラグアのEl Buen Pescador Pastor健在
 米国のHarold Frodge氏によると、ニカラグア唯一の短波局El Buen Pescador Pastorが8989kHzUSBで08:00過ぎまで受信できる。内容はスペイン語によるキリスト教の説教である。(DXLD 1846)

◎カヌリ語秘密局2局の最新B18スケジュール
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、昨年より同時併行で放送中の、同じ団体によるカヌリ語放送2局の11月6日よりのスケジュールは次のようになっている。
 Dandal Kura Radio International (Media Broadcast社仲介) アフリカ中部向
  14:00-15:00 7315 Nauen 125kW 185度 (B17では5950)
  15:00-16:00 9620 Nauen 125kW 185度 (同7415)
  03:00-04:00 9770 Issoudun 100kW 167度 (同11670)
  04:00-05:00 7455 Issoudun 100kW 167度 (同11670)
 Radio Ndarason International (Babcock社仲介):
  14:00-16:00 5960 Ascension 250kW 65度
  16:00-17:00 13810 Woffweron 250kW 165度
  03:00-06:00 12050 Ascension 250 kW 65度
(DXLD 1862)

◎ノルウェー放送DAB化のその後
 英国のMike Terry氏によると、ノルウェーではFM放送のDAB化した商業放送局で聴取者が減少が続いている。大手のBauer Media(本拠地はドイツ、欧州17カ国で放送)では放送している15放送の合計聴取率が9.7%とライバルのP4(7放送)の22.4%に大きく水を 開けられた。Bauer Mediaでは特に聴取率が悪い(0.3%)のRadio1を廃止する計画があるというが、スタッフは社内で大反対をしている。聴取率が良いのは国営 NRK(10放送)で、聴取率は67.8%に向上、NRK P1は単独で39.1%、P1+は12.5%を確保している。但し他の8放送はどれも4%以下である。ノルウェーではDAB化に反発する聴取者も多く、 カーラジオのDAB装備率は半分に過ぎない。(DXLD 1862)Bauer MediaのRadio Norge、P4のRadio Hele Norge、そしてNRKの3系列の局がすべてDABに移行しています。FM放送のリスナーでDABに移行したのは約半数。首都Osloにもまだ商業FM 局は残っています。

(左) Bauer Media・Radio Norgeのロゴ (右)P4・Radio Hele Norgeのロゴ 双方ともWRTHでは「DAB」とのみ表示、受信対象としていない
 
 


◎Radio Sonder Grenseが短波周波数を変更
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、南アフリカSABCの北ケープ地方向短波放送Radio Sonder Grenseの9560kHzは以下の通りに周波数が変更された。送信所はMeyerton、出力100kW、方向は275度。言語はアフリカーンス語。  
 17:00-00:55 7330
 01:00-02:55 7285
(DXLD 1846)他に同じ送信所から3320kHzで03:00-14:00の放送があります。


◎南アフリカSABCが大幅リストラ
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、South African Broadcasting Corporation(SABC)の経営委員会は大幅な人員削減を従業員に通知した。それによると、正規従業員の1/3、非正規従業員の1/2を解雇す る。債務超過で事実上は倒産状態となっているSABCを安定化させるには人件費のカットしかないからである。2019年1月中に計画の人員を解雇 する予定だが、組合は反対している。組合は倒産状態のSABCで、経営幹部だけには過剰な高給が支給されていることを問題としている。(DXLD 1846) 海外向放送Channel Africaも廃止されてしまうのでしょうか?



◎スーダン9505kHz復活
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、スーダンのVocie of Africa Sudan Radioは11月10日より停波していた9505kHzを復活した。同局の現スケジュールは次の通りである。Omdurman送信所、出力100kW、 210度、アフリカ中部向。
 01:00-04:00 9505 スワヒリ語 ハウサ語
 04:00-07:00 7205 アラビア語(Radio Omdurman)
(DXLD 1846) 

◎カナダ東海岸の新日本語ラジオ番組
 オンタリオ州トロント近郊マークハム市の105.9 FM The Region(CFMS-FM)では2018年6月より「おはよーJapanese Show」を毎週土曜日の20:30-21:00(現地時間06:30-07:00)に放送している。担当しているのは同局でインターンをしている高畑依 実さん。J-POP(ヒット曲、注目ソング、季節の曲)、今週のイベント情報、ニュース、天気予報と盛り沢山の内容である。 http://1059theregion.comでストリーミング放送を聞くことが出来る。https://www.youtube.com /watch?v=EMPbrfxI2KMに番組宣伝ビデオがある。(東京都 平原哲也氏)




◎VORWの最新スケジュール
 米国のVORW Radio Internationalの最新スケジュールは以下の通り。 
  木曜 19:00-20:00 5950 北米西部向
 金曜 06:00-07:00 7780 欧州・北米向
 金曜 08:00-09:00 9955 南米向
 金曜 09:00-10:00 7730 北米西部向
  金曜  10:00-11:00 5850 7780 9395 欧州・北米向
 土曜 07:00-08:00 9955 南米向
 土曜 11:00-12:00 5130 北米向
 日曜 08:00-09:00 9395 北米向
 日曜 10:00-11:00 4840 北米向(11月中のみの予定)
 月曜 07:00-08:00 7570 北米向
 インターネット放送は毎週金曜日の08:00-09:00にhttps://tunein.com/radio/WRMI-9955- s50329/、オンデマンド放送はhttps://soundcloud.com/vorw_radio_int出行われる。受信報告は vorwinfo @ gmail.comへ。(VORW Internartional) 5130kHzはWBCQ、4840kHzはWWCR、他はWRMI中継。

◎中国の甘南PBS短波放送健在 
 ブラジルのRudolf Grimm氏は3990kHzで中国の甘南人民広播電台(甘粛省合作市)を3990kHzで09:30頃受信した。同局はE-mailによる受信報告に対 してeQSLを発行している。(DXLD 1847)

◎ドイツNDRの2018年クリ特スケジュール
 ドイツのKai Ludwig氏によると、Norddeutscher Rundfunkは今年もクリスマス特別番組「Gruss-an-Bord」を短波で放送する。放送は12月25日の04:00-08:00、使用される 周波数と送信所、送信方向は以下の通りである。Gavar送信所以外は前半の周波数/後半の周波数で表示、06:00に周波数の切換を行う。
 Nauen送信所: 6125/5930 125kW 250°欧州西部・北大西洋・カリブ海向、9740/9765 125 kW 130°インド洋向
  Moosbrunn送信所: 9790/9650 100 kW 115°南アジア・東南アジア・豪州向
  Issoudun送信所: 9800/9590 250 kW 156°アフリカ東部・アフリカ南部・インド洋向、11650/9830 250 kW 195°アフリカ西部・南大西洋・南米 向                        Gavar送信所: 6145 100 kW 305°欧州向
(DXLD 1847)

◎AIRのラジオ放送マッピング表示
 インドのJose Jacob氏によると、All India Radioの中波・FM・短波・DRM放送局の地図上マッピングシステムがhttp://prasarbharati.gov.in /stationsmap.phpで提供されている。Glenn Hauser氏によると、短波送信所で記載されていないものもあり不完全である。(DXLD 1847)

◎VOAがリンガラ語放送を開始 2版追加
 Voice of Americaは11月12日よりアフリカ向リンガラ語放送を開始した。これで同局が現在放送中の言語は46となった。リンガラ語はコンゴ民主共和国(約 80%)、アフリカ中部・アンゴラの一部の地域で約6400万人が話している言語である。リンガラ語の国際放送が行われるのはこれが初めてであ る。放送は当面月-金曜日のアフリカ向フランス語放送の番組内で15分間行われる。ニュースやレポートの他、この地域で蔓延している HIV/AIDSやエボラ出血熱に関する啓蒙も行う。コンゴ民主共和国で12月に行われる大統領選挙の結果を見越した措置と言われている。 (DXLD 1847)
 上記記事では「これが初めて」となっているが、以前現ロシア、旧ソ連のモスクワ放送が1980年以前に行っていたことがあり、 WRTH1980、日本BCL連盟発行のDX年鑑1980年版に記述(04:00~04:30 15520 12055 9630)があるので、これは間違いである。(富山県 小林浩氏) WRTHに最初に記載されたのは1965年版で06:00-06:30 41 31 25 19mb 水・土・月放送でした。1982年版DX年鑑には「1980年10月19日に中止された」という記述もあります。従ってRadio Moscowでは1964-1980年にリンガラ語放送を行っていたようです。コンゴ民主共和国では2016年に任期が切れた後も居座っている現カビラ大 統領に対してやっと2018年 12月23日に選挙が実施されることになりました。

◎イタリアのDXerが「思い出のDVD」を発売
 イタリアのGiovanni Sergi氏は、DX会誌Radio Notizie(1981年以降)、QSLコレクション(1972年以降)、放送局の訪問記録を収録したDVD(容量5.89GB)を希望者に販売する。 価格は送料込みで€20。Giovanni Sergi,Via Sibari 34,98149 Messina,Italy宛に為替を送付するか。Paypalでdario_gabrielli64 @ outlook.comに送金、もしくは銀行振替で、IBAN IT 07 S 05036 16500 CC0651321605へ送金する。問い合わせはgsergi5050 @ hotmail.comへ。(DXLD 1847)

◎Radio Oeoemrangの2019年特別短波放送予定
 米国のGayle Van Horn氏がMBR CologneのMichael Puetz氏に確認したところ、ドイツのローカル局Radio Oeoemrangの2019年の短波特別放送は2月22日の01:00-02:00に15215kHzで行われる。送信はTDF Issoudun送信所から行われる。直接のQSLは発行されず、Media Broadcast社が代行発行する。受信報告の宛先はQSL-SHORTWAVE @ mediabroadcast.comである。(WWDXC TP 1363)

◎BBG Northern Mariana Transmitting Stations停止の代替スケジュール発表 ~RFA広東語・朝鮮語は当面短波放送中止 2版追加
 ドイツのKai Ludwig氏によると、台風で壊滅的被害を受けて停止中である米国BBGのSaipan及びTinian送信所を代替するRFAのスケジュールが発表さ れた。詳細はhttps://swldxbulgaria.blogspot.com/2018/11/radio-free- asia.htmlを参照のこと。2つの送信所はKuwait、Lampertheim、Biblisの各送信所で代替されている。広東語と朝鮮語の短波 放送は当面停止されている。朝鮮語放送の大部分は中波で聴取されているので影響は少ないものと考えられる。(WWDXC TP 1363)
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、中止されたのは以下の放送。
 23:00-00:00 RFA広東語 13810(月・水・金) 13675(火・木) 13810(水) 13610(土) 13645(日) 何れもTinian 250kW 287度
 00:00-02:00 RFA朝鮮語 5885 9985(Tinian 250kW 333/329度) 9590(Saipan 100kW 325度)
 02:00-04:00 RFA朝鮮語  5885 9985(Tinian 250kW 333/328度)
 06:00-07:00 RFA朝鮮語 7485 9860 9985(Tinian 250kW 329/325度)
(DXLD 1849)

◎Greenville送信所に「新送信機」設置
 ドイツのKai Ludwig氏によると、米国Greenville送信所に「新しい」(と言っても旧Sri Lanka送信所で使っていたものだが!)送信機が2019年2月に設置されてRadio Marti用に使用されることになった。これに伴いRadio Martiは使用周波数を11月14日より1波増波し、4周波数とすると発表した。(WWDXC TP 1363)

◎ADDXがRMRCと共同で「QSL CALENDAR 2019」発行
 ドイツのHarald Gable氏、Wolfgang Bueschel氏らによると、同国のADDXは2019年の「QSL CALENDAR」を発行した。今回はRMRC(Rhein-Main-Radio-Club)との共同発行となる。ADDXの有する膨大なデーターベー スから過去の貴重なQSLカードをADDXのMichael Schmitz氏とRMRCのHarald Gable氏が厳選してカラー画像を原寸大で掲載している。価格は送料共€15、申込・送金先はADDX, Scharsbergweg 14, 41189 Moenchengladbach, Germany。銀行送金の場合の口座番号はIBAN  DE25 3007 0024 0868 6800 00またはBIC   DEUT DE DB DUE。E-mailでの申込、問合せはredaktion @ radio-kurier.deへ。またRMRCでも取り扱う、送金はPaypalでDrGabler @ t-online.deでも良い。(WWDXC TP 1663)(RMRC)

QSL-CALENDAR 2019の表紙 左は1959年のRadio Sabah(当時英国領北ボルネオ、 現在はマレイシア)のカード





出典の略称

 DXLD: DX Listening Digest
 DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
 WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
 HCDX: Hard-Core-DX
 JSWC: Japan Shortwave Club
 NDXC: Nagoya DXers' Circle
 WRTH: World Radio TV Handbook



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